ECパッケージおすすめ16選比較。販売モデル別の選び方と導入費用を解説

「ASPカートでは要件が満たせず、ECサイトをリプレイスしたい」
「ECパッケージとクラウドECの違いがわからず、候補を絞り込めない」

一定の売上規模までECが育つと、こうした壁に必ずぶつかります。商品点数が増え、実店舗や基幹システムとの連携が必要になり、ASPカートの標準機能では業務が回らなくなるためです。

経済産業省の調査によると、2024年の日本のBtoC EC市場規模は26.1兆円、物販系分野だけでも15兆2,194億円に達しています。市場が拡大するほど、事業の成長に耐えられるシステム基盤が競争力そのものになります。

一方で、ECパッケージの選定は簡単ではありません。提供形態・カスタマイズ範囲・保守費用の考え方が製品ごとに大きく異なり、他社の比較記事では提供会社名やサービス名が古いままのケースも少なくありません。

本記事では、ECパッケージの基本から費用相場・比較ポイントまでを整理したうえで、販売モデル別の4タイプに分類したECパッケージ製品を紹介します。

ECパッケージとは

ECパッケージとは、ECサイトの運営に必要な機能をあらかじめ一式そろえたうえで、自社の業務に合わせて作り込めるECサイト構築システム です。商品管理・受注管理・在庫管理・会員管理・決済連携といった標準機能が搭載されており、そこに自社独自の要件をカスタマイズで追加していきます。

ASPカートのように「用意された機能をそのまま使う」のではなく、パッケージという土台の上に自社の業務フローを乗せていくのがECパッケージの考え方です。そのため、実店舗の在庫と連動させたい、基幹システムから商品マスタを流し込みたい、独自の会員ランク制度を設けたいといった要件に対応できます。

導入するのは、EC年商が数億円を超え、ASPカートの標準機能では業務が回らなくなった事業者が中心です。提供各社も想定規模を公開しており、たとえばSI Web Shoppingは「EC年商数十億円以上を目指す中規模・大規模EC事業者」、eltexDCは「年商規模20〜200億円の大手・中堅事業者様」を対象として明示しています。

ECサイトの構築そのものを外部に委託したい場合は、制作会社の比較も並行して進めると選定の精度が上がります。

関連記事:ECサイト制作・構築会社おすすめ20選比較。費用相場・構築方法・失敗しない選び方

ASP・クラウドEC・フルスクラッチとの違い

ECサイトの構築方法は、大きく4つに分けられます。ECパッケージがどの位置にあるのかを、他の3方式と比べて整理します。

構築方法特徴カスタマイズ性費用感
ASP(カートASP)ベンダーが提供する既製サービスをそのまま利用。
サーバー不要
低い。
標準機能の範囲内
初期数万円〜、
月額数万円〜
ECパッケージ標準機能を土台に自社仕様へ作り込む。
オンプレミス/クラウドの両方あり
高い。
ソースコード開示の製品もあり
初期数百万〜数千万円
クラウドECパッケージ相当の機能をクラウドで提供。
バージョンアップはベンダー側で実施
中〜高。
製品により差が大きい
初期数十万〜数百万円、
月額数万〜数十万円
フルスクラッチゼロから独自開発。
既存の枠組みに縛られない
最も高い初期数千万〜億円規模

ECパッケージとクラウドECの最大の違いは、バージョンアップの扱いにあります。 従来型のECパッケージは、導入時のバージョンで固定されるため、数年ごとにリプレイスや大規模改修が必要になり、そのたびに費用が発生します。対してクラウドECは、ベンダー側が継続的にアップデートを行うため、システムが陳腐化しにくい構造になっています。

たとえばebisumartは「継続的な無料アップデート」で年間107回の機能追加、メルカートは「自動バージョンUP」で年240件の無料更新を公式に掲げています。この差が、5年・10年単位で見たときの総コストを大きく左右します。

ECパッケージでできること(主な機能)

ECパッケージには、ECサイトの運営に必要な機能が標準で搭載されています。製品ごとに強弱はありますが、共通して押さえられているのは次の機能です。

商品・在庫管理商品マスタ・SKU・価格・在庫数を一元管理。実店舗在庫との連動や複数倉庫の在庫按分にも対応
受注・出荷管理注文の受付から与信・出荷指示・配送伝票発行までを管理。倉庫管理システムとの連携も可能
会員・顧客管理会員情報・購買履歴・会員ランクを管理。ランク別の価格表示やポイント付与を自動化
決済連携クレジットカード・コンビニ払い・後払い・キャリア決済など複数の決済手段に対応
販促・マーケティングクーポン・セール・レコメンド・メール配信・カゴ落ち対策などの施策機能
分析・レポート売上・商品別実績・顧客分析をダッシュボードで可視化
サイト構築・CMS商品ページ・特集ページの作成、デザインテンプレートの編集
外部システム連携基幹システム・WMS・MA・CRMとのAPI連携やデータ連携

決済手段をどこまでそろえるかは、カゴ落ち率に直結する論点です。ECサイトに導入すべき決済の種類から検討したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:EC決済代行サービスおすすめ15選比較。手数料・タイプ別の選び方と導入メリットを解説

ECパッケージのメリット・デメリット

ECパッケージは万能な選択肢ではありません。ASPカートやクラウドECと比べたときの得手不得手を、あらかじめ把握しておく必要があります。

ECパッケージのメリット

最大のメリットは、自社の業務フローにシステムを合わせられる点 です。ASPカートでは「システムに合わせて業務を変える」ことになりますが、ECパッケージであれば独自の受注処理や価格設定ルールをそのまま実装できます。

次に、基幹システムとの連携のしやすさが挙げられます。EC-ORANGEは「REST APIの活用により、あらゆる基幹システム、国内外の在庫管理システム、販売管理・会計・決済システムとの、処理性能・安全性を兼ね備えたシステム連携が可能」と公式に明記しており、SI Web Shoppingも「基幹システムやマーケティングシステムとの柔軟な連携」を掲げています。在庫や受注を全社で一元管理したい企業にとっては、この点が決定打になります。

また、ソースコードやデータベース構造を開示する製品を選べば、ベンダーロックインを避けられます。SI Web Shoppingは「プログラムソースやデータベース構造を公開」しており、将来的に開発会社を変更したり、内製化に切り替えたりする選択肢を残せます。

ECパッケージのデメリット

一方でデメリットは、初期費用が高額になりやすいこと です。eltexDCは公式FAQで「平均的には、初期費用の総額で9,500万円程度です」と明示しており、大規模なオンプレミス型パッケージでは数千万円規模の投資が前提になります。

導入期間の長さも見落とせません。eltexDCは「プロジェクトをキックオフしてから10ヶ月程度でシステム導入いたします」と公表しています。要件定義から設計・開発・テスト・データ移行まで工程が多く、半年から1年程度を見込む必要があります。

さらに、カスタマイズを重ねるほど改修の自由度が下がる点も注意が必要です。独自実装が増えると、バージョンアップのたびに追加の改修費用が発生し、結果として塩漬け状態になるケースもあります。導入前にTCO(総保有コスト)で比較する視点が欠かせません。

初期投資が事業規模に見合わないと感じた場合は、月額数千円から始められるカートシステムで立ち上げ、規模が出てから移行する進め方もあります。

関連記事:ECカートシステム18選比較。事業フェーズ別の選び方と費用相場を解説

ECパッケージの費用相場

ECパッケージの費用は、提供形態によって桁が変わります。まずは全体像を押さえてください。

提供形態初期費用月額費用想定規模
クラウドEC
(低価格帯)
20万円〜100万円5万円〜20万円EC年商1億円〜10億円
クラウドEC
(中〜大規模)
300万円〜1,000万円25万円〜EC年商10億円〜100億円
ECパッケージ
(オンプレミス)
1,000万円〜9,500万円程度保守費として別途発生EC年商数十億円以上
定期通販
・D2C特化カート
要問い合わせ〜5万円〜単品リピート通販・サブスク
BtoB EC8万円〜1,500万円1万円〜15万円卸・代理店向け受発注

金額の幅が広いのは、同じ「ECパッケージ」でも導入の進め方が製品ごとに違うためです。実際に公式サイトで金額を公開している製品は限られており、多くは「カスタマイズの内容や導入規模によって価格が変動する」として個別見積もりの扱いになっています。

自社でサーバーを持つオンプレミス型は、サーバー費用・ミドルウェアのライセンス費用・監視費用を自社で負担するため初期費用が跳ね上がります。一方クラウド型は、インフラをベンダー側が用意するため初期投資を抑えられます。ebisumartは「初期導入費用300万円、月額費用25万円程度から可能」、メルカートは初期190,000円・月額49,000円からと公式に公開しており、オンプレミス型とは1桁以上の差があります。

また、初期費用の大部分を占めるのは開発工数です。アラジンECは公式の料金ページで、小規模カスタマイズが初期400〜800万円・月額7〜10万円、中規模が初期800〜1,500万円・月額10〜15万円、大規模が初期1,500万円〜・月額15万円〜というモデルケースを公開しています。カスタマイズ範囲がそのまま金額に反映される構造が読み取れます。

ECパッケージを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント

ECパッケージは「どれも同じ機能を持つシステム」ではありません。同じカテゴリの製品でも、想定している事業モデルと運用体制がまったく異なります。選定時に必ず確認すべきポイントは次の5つです。

  1. 提供形態とソースコード開示の範囲
  2. 自社の販売モデルに標準対応しているか
  3. 基幹システム・外部サービスとの連携方式
  4. バージョンアップと保守の費用負担
  5. 想定事業規模とTCO(総保有コスト)

1. 提供形態とソースコード開示の範囲

まず確認すべきは、オンプレミスとクラウドのどちらで提供されるか、そしてソースコードが開示されるかです。ソースコードとデータベース構造が公開されていれば、開発会社を変更したり将来的に内製化に切り替えたりする道が残ります。逆に開示されない製品では、改修のたびに必ず提供ベンダーへ依頼することになり、価格交渉の余地が狭まります。

SI Web ShoppingやEC-ORANGEはソースコードの開示を公式に打ち出しており、ベンダーロックインを避けたい企業にとって有力な選択肢になります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • オンプレミス/クラウドのどちらを選べるか
  • ソースコード・データベース構造の開示範囲はどこまでか
  • 提供ベンダー以外の開発会社でも改修できるか

2. 自社の販売モデルに標準対応しているか

ECパッケージ選定で最も失敗が起きやすいのがここです。都度購入の総合通販、定期購入のサブスク、卸・代理店向けのBtoB取引では、必要な機能がまったく異なります。

定期購入であればお届け周期の変更・スキップ・引き上げオファーが標準で必要になり、BtoB取引であれば取引先別の掛け率単価や掛売り決済が不可欠です。これらを総合通販向けパッケージにカスタマイズで載せると、開発費が膨らむうえに運用も複雑になります。自社の販売モデルに最初から特化した製品を選ぶほうが、結果的に安く早く立ち上がります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 定期購入・頒布会の管理が標準機能にあるか
  • 取引先別価格・掛売り・与信に標準対応しているか
  • 将来別の販売モデルを追加する予定があるか

3. 基幹システム・外部サービスとの連携方式

ECを全社の在庫・受注と一元管理するなら、基幹システムとの連携方式を必ず確認してください。API連携なのかCSVのバッチ連携なのか、リアルタイムか日次かで、実現できる運用が変わります。在庫の同期が日次バッチだと、実店舗との在庫連動や欠品対応に限界が出ます。

倉庫管理システム(WMS)やMA・CRMとの連携実績も確認しておきたい項目です。定期通販系のカートではロジザードZEROやLOGILESSといったWMSとのAPI連携を公式に打ち出している製品があり、出荷業務の自動化まで見据えられます。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 基幹システムとの連携方式はAPIかバッチか
  • 在庫・受注の同期頻度はリアルタイムか日次か
  • 自社が利用中のWMS・MA・CRMとの連携実績があるか

基幹システム側の刷新も同時に検討している場合は、以下の記事も参考になります。

関連記事:基幹システム開発会社おすすめ16選。目的別タイプと選び方を解説

4. バージョンアップと保守の費用負担

システムは導入した時点から古くなっていきます。セキュリティ要件も決済の規格も数年で変わるため、アップデートを誰がどの費用で行うのかは、契約前に必ず詰めておくべき条件です。

クラウドEC型では、アップデートが月額費用に含まれるケースが一般的です。GMOクラウドECは「EC本体機能とセキュリティは常に最新へ自動アップデート」、メルカートは年240件の無料更新を公式に明示しています。一方、オンプレミス型パッケージでは、メジャーバージョンアップが別見積もりになることが多く、その費用と頻度を導入前に確認しておく必要があります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • バージョンアップは月額費用に含まれるか別費用か
  • セキュリティパッチの適用は誰が行うか
  • カスタマイズ部分はアップデート時にどう扱われるか

5. 想定事業規模とTCO(総保有コスト)

各社は想定する事業規模を公開しています。W2 Commerceは公式FAQで利用企業の多くが年商50億円以上であることに触れ、SI Web Shoppingは「EC年商数十億円以上を目指す中規模・大規模EC事業者」、メルカートは料金プランで〜1億円/1〜10億円/10億円以上とレンジを明示しています。自社の現在地と3年後の目標が、その製品の想定レンジに収まっているかを確認してください。

そのうえで、初期費用だけでなく5年間のTCOで比較します。初期費用・月額費用・カスタマイズ費用・バージョンアップ費用・インフラ費用を合算すると、初期が安い製品のほうが総額で高くつくケースもあります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 公式が明示する想定規模に自社が収まっているか
  • 5年間の総額でいくらになるか試算したか
  • 事業成長時に上位プランへ移行できるか

ECパッケージの選び方

ECパッケージは、自社の販売モデルとシステムの持ち方によって最適な製品がはっきり分かれます。ここではECパッケージを4つのタイプに分類し、それぞれの特徴と向いている企業を紹介します。

  1. 大規模カスタマイズ型(基幹連携と独自要件を作り込みたい場合)
  2. クラウドEC型(保守・バージョンアップ込みで運用負荷を抑えたい場合)
  3. 定期通販・D2C特化型(定期購入・サブスクが売上の柱になる場合)
  4. BtoB EC特化型(卸・代理店向けの受発注をWeb化したい場合)

①大規模カスタマイズ型(基幹連携と独自要件を作り込みたい場合)

オンプレミスまたは専有環境で提供され、ソースコードレベルでの作り込みができるタイプです。要件定義から設計・開発・テストまで工程を踏むため導入期間は長くなりますが、既存の基幹システムや実店舗のオペレーションに合わせてシステムを設計できます。

想定されるのはEC年商数十億円以上の規模で、初期費用は数千万円規模になることも珍しくありません。その代わり、ECを自社の業務基盤の一部として組み込めるため、在庫・受注・顧客データを全社で一元管理する体制を構築できます。

このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

  • 基幹システムや実店舗POSとリアルタイムで連携させたい企業
  • 業界特有の商習慣や独自の受注フローをそのまま実装したい企業
  • ベンダーロックインを避け、将来の内製化も視野に入れたい企業
サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
ecbeing
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
国内EC構築市場で18年連続シェアNo.1、構築実績1,600サイト超
SI Web Shopping
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
プログラムソース・DB構造を公開し内製化にも対応
コマース21
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
国内EC売上TOP100社のうち12社に導入
eltexDC
初期費用 平均9,500万円程度
大規模カスタマイズ型
EC・TV・カタログ・コールセンターの受注を統合管理
EC-ORANGE
検証ライセンス 200万円(税別)
大規模カスタマイズ型
ヘッドレスコマース対応。BtoBtoC・会員制ECも構築可能

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②クラウドEC型(保守・バージョンアップ込みで運用負荷を抑えたい場合)

パッケージ相当の機能をクラウドで提供し、バージョンアップやセキュリティ対応をベンダー側で継続的に実施するタイプです。サーバーの調達・監視が不要なため、初期投資を抑えながら中〜大規模のECを立ち上げられます。

このタイプの強みは、システムが陳腐化しにくいことです。従来型パッケージのように数年ごとのリプレイスを前提とせず、月額費用の中で最新の状態を保てるため、5年・10年単位で見たときの総コストを抑えやすくなります。情報システム部門の人員が限られている企業に適しています。

このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

  • サーバー運用・保守を自社で抱えたくない企業
  • 数年ごとのリプレイス費用を発生させたくない企業
  • 中〜大規模のECを比較的短期間で立ち上げたい企業
サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
ebisumart
初期 300万円〜/月額 25万円程度〜
クラウドEC型
年間107回の無料アップデート。クラウドEC9年連続シェアNo.1
メルカート
初期 190,000円〜/月額 49,000円〜
クラウドEC型
初期費用・月額を全プラン公開。年240件の無料バージョンアップ
W2 Commerce
要問い合わせ
クラウドEC型
1,000以上の標準機能。SaaS型とPaaS型を選択可能
GMOクラウドEC
要問い合わせ
クラウドEC型
ヘッドレスコマース・モール型ECの構築に対応

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③定期通販・D2C特化型(定期購入・サブスクが売上の柱になる場合)

化粧品・健康食品・食品などの単品リピート通販やサブスクリプションに特化したタイプです。お届け周期の設定・スキップ・変更、頒布会、同梱物の出し分け、アップセル・クロスセルといった定期通販固有の機能が標準搭載されています。

このタイプはCRM・ステップメール・LTV分析まで一体で提供されることが多く、外部のCRMツールを別途導入しなくても引き上げ施策を回せるのが特徴です。総合通販向けのパッケージに定期機能をカスタマイズで追加するより、はるかに低いコストで運用に乗せられます。

このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

  • 定期購入・サブスクが売上構成の中心になる企業
  • 商品点数は少なく、LTV向上に投資を集中させたい企業
  • 引き上げ・解約抑止の施策をシステム側で回したい企業
サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
ecforce
要問い合わせ
定期通販・D2C特化型
導入企業1,500社超・利用継続率99.7%。総合通販にも対応
サブスクストア
月額 49,800円〜(税抜)
定期通販・D2C特化型
導入1,000アカウント超・年間取引総額1,200億円超
リピストX
要問い合わせ
定期通販・D2C特化型
チャット形式の購入フォームと代理注文管理を搭載
スマレジEC・リピート
月額 49,800円〜
定期通販・D2C特化型
RFM分析・ステップメールを標準搭載したCRM一体型

このタイプのECパッケージを見る ⇩

④BtoB EC特化型(卸・代理店向けの受発注をWeb化したい場合)

代理店・卸先など企業間取引の受発注をWeb化するタイプです。経済産業省の調査では、2024年の日本のBtoB EC市場規模は514.4兆円、EC化率は43.1%と、BtoC EC(26.1兆円・9.8%)を大きく上回っています。それでも電話・FAXでの受注が残っている業界は多く、この領域の効率化余地は依然として大きいままです。

取引先ごとの掛け率単価・ランク別価格・掛売り決済・与信管理・最低注文数量の制御など、BtoC向けパッケージにはない機能が標準で必要になります。既存の販売管理システムとの連携を前提に設計されている製品が多いのも特徴です。

このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

  • 電話・FAXでの受注業務が残っており工数を削減したい企業
  • 取引先ごとに価格や公開商品を出し分ける必要がある企業
  • 基幹の販売管理システムと受発注を連動させたい企業
サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
アラジンEC
初期 400万円〜/月額 7万円〜
BtoB EC特化型
料金をモデルケースで3段階公開。20以上の業種に対応
Bカート
初期 80,000円/月額 9,800円〜(税別)
BtoB EC特化型
導入2,500社超。7プランの価格表を全公開
スマレジEC・B2B
要問い合わせ
BtoB EC特化型
AI-OCRでFAX注文書を自動読み取り

このタイプのECパッケージを見る ⇩

BtoB特化のECシステムは以下記事で紹介しています。

関連記事:BtoB ECシステム比較20選。商材・業種別の選び方も解説

ECパッケージ一覧比較表

以下は、本記事で紹介するECパッケージの一覧比較表です。

サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
ecbeing
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
国内EC構築市場で18年連続シェアNo.1、構築実績1,600サイト超
SI Web Shopping
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
プログラムソース・DB構造を公開し内製化にも対応
コマース21
要問い合わせ
大規模カスタマイズ型
国内EC売上TOP100社のうち12社に導入
eltexDC
初期費用 平均9,500万円程度
大規模カスタマイズ型
EC・TV・カタログ・コールセンターの受注を統合管理
EC-ORANGE
検証ライセンス 200万円(税別)
大規模カスタマイズ型
ヘッドレスコマース対応。BtoBtoC・会員制ECも構築可能
ebisumart
初期 300万円〜/月額 25万円程度〜
クラウドEC型
年間107回の無料アップデート。クラウドEC9年連続シェアNo.1
メルカート
初期 190,000円〜/月額 49,000円〜
クラウドEC型
初期費用・月額を全プラン公開。年240件の無料バージョンアップ
W2 Commerce
要問い合わせ
クラウドEC型
1,000以上の標準機能。SaaS型とPaaS型を選択可能
GMOクラウドEC
要問い合わせ
クラウドEC型
ヘッドレスコマース・モール型ECの構築に対応
ecforce
要問い合わせ
定期通販・D2C特化型
導入企業1,500社超・利用継続率99.7%。総合通販にも対応
サブスクストア
月額 49,800円〜(税抜)
定期通販・D2C特化型
導入1,000アカウント超・年間取引総額1,200億円超
リピストX
要問い合わせ
定期通販・D2C特化型
チャット形式の購入フォームと代理注文管理を搭載
スマレジEC・リピート
月額 49,800円〜
定期通販・D2C特化型
RFM分析・ステップメールを標準搭載したCRM一体型
アラジンEC
初期 400万円〜/月額 7万円〜
BtoB EC特化型
料金をモデルケースで3段階公開。20以上の業種に対応
Bカート
初期 80,000円/月額 9,800円〜(税別)
BtoB EC特化型
導入2,500社超。7プランの価格表を全公開
スマレジEC・B2B
要問い合わせ
BtoB EC特化型
AI-OCRでFAX注文書を自動読み取り

上記で自社に合うタイプの会社・サービスを絞り込みたい方は、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

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    【大規模カスタマイズ型】でおすすめのECパッケージ

    基幹連携と独自要件の作り込みに対応する大規模カスタマイズ型のECパッケージは次の5製品です。

    ecbeing(株式会社ecbeing)

    引用:ecbeing

    国内EC構築市場で18年連続シェアNo.1のECパッケージ です。富士キメラ総研「ソフトウエアビジネス新市場」を出典として2008年から2025年度までの連続シェアNo.1を公式に掲げており、構築実績は1,600サイトを突破しています。

    BtoC・BtoBの両方に対応し、AI接客・AI検索、パーソナライズ/CDP(Sechstant)、OMO・オムニチャネルまでを自社グループのプロダクト群でカバーしています。SAP連携やマイクロサービス連携にも言及があり、大規模なシステム構成の中にECを組み込む前提で設計されています。

    導入企業はSHIPS、コーセー、ヤッホーブルーイング、ニトリなど、ファッション・化粧品・食品・生活雑貨と幅広い業種にわたります。東証プライム上場のソフトクリエイトホールディングスのグループ企業であり、体制面の安定性も選定材料になります。

    提供形態カスタマイズ型パッケージ+クラウド(SaaS/PaaS)
    対応する販売モデル総合通販・BtoB・オムニチャネル
    基幹・外部連携SAP連携・マイクロサービス連携に対応
    バージョンアップ・保守24時間365日監視サービスを月額費用の項目として明示
    料金目安要問い合わせ(プラン構成のみ公開)

    SI Web Shopping(株式会社DGビジネステクノロジー)

    引用:SI Web Shopping

    プログラムソースとデータベース構造を公開し、制限なくカスタマイズできるECパッケージ です。1996年のリリースから30年の歴史を持ち、導入実績は1,100サイトを超えています。

    最大の特徴はソースコードの全面公開です。これにより「制限なく簡単にカスタマイズが可能」となり、提供ベンダー以外の開発会社でも改修できるため、ベンダーロックインのリスクを抑えられます。基幹システムやマーケティングシステムとの柔軟な連携にも対応し、オンプレミスと「SI Web Shopping on AWS」のクラウド構成を選択できます。

    公式に対象を「EC年商数十億円以上を目指す中規模・大規模EC事業者」と明示しており、年商数百億円規模・アイテム数百万点のECサイトにも対応します。導入企業は虎の穴、ピーチ・ジョン、クオカード、UCCホールディングスなど。なお提供会社は2023年にDGコマースへ、2025年4月にDGビジネステクノロジーへと変わっており、他社の比較記事では旧社名のままのケースが多い点に注意が必要です。

    提供形態オンプレミス/クラウド(AWS)の両対応
    対応する販売モデル総合通販・BtoB・ネットスーパーなど業種別モデル
    基幹・外部連携基幹システム・マーケティングシステムとの連携に対応
    バージョンアップ・保守ソース・DB構造を公開し他社での改修も可能
    料金目安要問い合わせ

    コマース21(株式会社コマースニジュウイチ)

    引用:コマース21

    国内EC売上TOP100社のうち12社に導入されている大規模EC向けのソリューション です。国内大手大規模ECへの導入社数は300社を超え、導入ECの流通総額は3,200億円超と公式に公開しています。

    自社パッケージ「3S」に加え、SaaS型の「ECo2」を提供しており、要件定義から開発・運用保守までをワンストップで支援します。データ蓄積・活用基盤の構築とバリューチェーンの最適化を軸に据えており、単なるサイト構築ではなくロイヤルカスタマー育成のためのDX支援として位置づけられています。

    導入事例はアンドエスティホールディングス、F・O・インターナショナル、DCMホールディングス、GDO、アルペンなど、アパレル・服飾雑貨・ホームセンター・スポーツ領域の大手が中心です。BtoB取引や基幹連携についても「何でもご相談ください」と幅広く受けています。

    提供形態自社パッケージ「3S」+SaaS型「ECo2」
    対応する販売モデル総合通販・BtoB・オムニチャネル
    基幹・外部連携基幹連携に対応。バリューチェーン全体の最適化を支援
    バージョンアップ・保守要件定義から開発・運用保守までワンストップで対応
    料金目安要問い合わせ

    eltexDC(株式会社エルテックス)

    引用:eltexDC

    EC・TV・ラジオ・新聞・カタログ・DMの受注を1つに統合できる通販/EC統合パッケージ です。オンラインのECとオフラインのコールセンターを横断して、顧客・在庫・受注データを一元管理できる点が他製品との大きな違いになります。

    対象を「年商規模20〜200億円の大手・中堅事業者様」と明示しており、化粧品・健康食品・菓子食品・雑貨の通販事業者を中心に導入されています。定期・頒布会といったリピート通販の管理機能に加え、AIによる商品コピー生成やLP作成、販促設定の支援機能も搭載されています。

    費用を公式FAQで公開している数少ない製品でもあります。初期費用の総額は平均9,500万円程度、導入期間はキックオフから10ヶ月程度と明記されており、サブスク型・従量課金型の提供は行っていないことも公式に示されています。導入企業は森永製菓、ニコリオ、ハーブ健康本舗など。

    提供形態クラウド/オンプレミスの両対応(近年はクラウドが多数)
    対応する販売モデル総合通販・定期/頒布会・カタログ/TV通販
    基幹・外部連携基幹システムとのEDI・API連携に対応
    バージョンアップ・保守自社開発パッケージのため各種カスタマイズに対応
    料金目安初期費用 平均9,500万円程度(サブスク・従量課金の提供なし)

    EC-ORANGE(株式会社エスキュービズム)

    引用:EC-ORANGE

    ヘッドレスコマースとAPI中心アーキテクチャで、多様な商流に対応できるECパッケージ です。一般的なBtoC ECだけでなく、ショッピングモール型EC、BtoB調達・受発注、BtoBtoC、BtoE、会員制ECといった構成を1つの基盤で構築できます。

    基幹連携についての記述が具体的で、「REST APIの活用により、あらゆる基幹システム、国内外の在庫管理システム、販売管理・会計・決済システムとの、処理性能・安全性を兼ね備えたシステム連携が可能」と公式に明記しています。ソースコードも開示されるため、内製化の基盤としても利用できます。

    導入事例はカクヤス(モール型EC)、小田急百貨店(店舗連携オムニチャネル)、ビューティガレージ(美容業界向け卸)、ファミリア、コナミエンタテインメントなど。マイクロサービス化されたスクラッチフレームワークはAWS FTR認証を取得しています。

    提供形態オンプレミス/クラウド(サーバレス環境にも対応)
    対応する販売モデル総合通販・モール型・BtoB・BtoBtoC・会員制EC
    基幹・外部連携REST APIで基幹・在庫・販売管理・会計・決済と連携
    バージョンアップ・保守ソースコードを開示。年次ライセンスモデル
    料金目安検証ライセンスパッケージ 200万円(税別)/導入費用は要問い合わせ

    【クラウドEC型】でおすすめのECパッケージ

    保守・バージョンアップ込みで提供されるクラウドEC型のECパッケージは次の4製品です。

    ebisumart(株式会社インターファクトリー)

    引用:ebisumart

    フルオーダーカスタマイズができるクラウドECプラットフォーム です。クラウド型ECサイト構築サービスで9年連続シェアNo.1、累計導入800サイト以上、年間流通総額2,045億円という実績を公式に公開しています。

    クラウドEC最大の利点である継続的なアップデートを前面に打ち出しており、年間の機能追加数は107回。カスタマイズを加えたうえでアップデートを受け続けられる構造のため、独自要件を実装しながらシステムの陳腐化を防げます。BtoC・BtoBの両対応に加え、オムニチャネル・越境EC・マルチドメインにも対応しています。

    料金体系は従量課金・固定料金・レベニューシェア(成果報酬型)の3種類から選べます。初期構築費用は300万円から、レベニューシェアプランは1,000万円からと公式に明示されています。導入企業はジョンブル、象印マホービン、ゼンリン、ファイテンなど。

    提供形態クラウド型ECプラットフォーム(SaaS)
    対応する販売モデル総合通販・BtoB・越境EC・オムニチャネル
    基幹・外部連携API連携に対応。豊富な外部ツール連携を掲載
    バージョンアップ・保守継続的な無料アップデート(年間107回の機能追加)
    料金目安初期構築費用 300万円〜/月額 25万円程度〜

    メルカート(株式会社メルカート)

    引用:メルカート

    初期費用と月額費用を全プラン公開している、価格の透明性が高いクラウドEC です。ecbeingで培われた機能をSaaS型で提供しており、東証プライム上場のソフトクリエイトホールディングスグループとして2025年10月に株式会社メルカートとして分社化しました。

    料金は立ち上げプランが初期190,000円・月額49,000円(〜年商1億円)、おすすめプランが初期190,000円・月額99,000円(年商1億円〜10億円)、DXプランが初期690,000円・月額199,000円(年商10億円以上)と、想定年商レンジまで明示されています。決済手数料が発生せず、月間20万PVまで追加料金がかからない点も公開されています。

    年240件の無料バージョンアップにより、月額費用の中で最新の状態が保たれます。標準外部連携・公開API・開発外部連携の3段階で既存システムとの連携に対応。導入企業はアサヒ飲料、牛乳石鹸共進社、河合楽器製作所などです。

    提供形態クラウド型SaaS
    対応する販売モデル総合通販(中堅・成長企業〜大手企業向け)
    基幹・外部連携標準外部連携・公開API・開発外部連携の3段階に対応
    バージョンアップ・保守自動バージョンUP(年240件の無料更新・追加費用なし)
    料金目安初期 190,000円〜/月額 49,000円〜199,000円

    W2 Commerce(W2株式会社)

    引用:W2 Commerce

    1,000以上の標準機能を備え、SaaS型とPaaS型を選択できるECプラットフォーム です。導入構築実績は1,100以上。大規模ECサイト向けのカスタマイズ型と、短期間で立ち上げられるSaaS型の両方を用意している点が特徴です。

    製品ラインナップが販売モデル別に分かれており、総合通販向けの「W2 Commerce Unified」、定期通販向けの「W2 Commerce Repeat」、BtoB向けの「W2 Commerce BtoB」、越境向けの「W2 Commerce Asia」から選択できます。1つのベンダーで複数の商流をカバーできるため、事業拡大に合わせた移行がしやすい構成です。

    公式FAQでは中堅〜大手企業を中心に、利用企業の多くが年商50億円以上であること、小規模の新規立ち上げから年商100億円超の高負荷運用まで対応することを明示しています。2026年上半期だけで44機能の開発・アップデートを実施したことも公表されています。導入企業はイシグロ、4℃(エフ・ディ・シィ・プロダクツ)、アルペンなど。

    提供形態SaaS型/PaaS型の両方
    対応する販売モデル総合通販・定期通販・BtoB・越境ECを製品別にカバー
    基幹・外部連携基幹システムなど外部システムとのAPI連携に対応
    バージョンアップ・保守2026年上半期で44機能を開発・アップデート
    料金目安要問い合わせ(簡易見積もりシミュレーターを公開)

    GMOクラウドEC(GMOメイクショップ株式会社)

    引用:GMOクラウドEC

    ヘッドレスコマースに対応した中堅・大手向けの統合コマースソリューション です。クラウド型とパッケージ型の両形式を提供し、通常のECサイトに加えてBtoB EC、モール型EC、サブスク・レンタル・オークションサイトの構築にも対応します。

    EC本体機能とセキュリティが常に最新へ自動アップデートされる構造で、コア機能のアップデートは無料と公式に明記されています。基幹システム(ERP)、倉庫管理システム(WMS)、POS、MAツールとのシームレスなデータ連携にも対応し、実店舗とECを横断するOMO構築を前提とした設計になっています。

    導入企業はサッポロビール、中日新聞社、グループセブ ジャパン、大戸屋、エスエスケイなど。料金はカスタマイズや構築規模により変動するため、個別見積もりでの提示となっています。

    提供形態クラウド型・パッケージ型の両形式
    対応する販売モデル総合通販・BtoB・モール型・サブスク・レンタル
    基幹・外部連携ERP・WMS・POS・MAツールとシームレスに連携
    バージョンアップ・保守コア機能とセキュリティを自動・無料でアップデート
    料金目安要問い合わせ(初期構築費用+月額ライセンス・保守費用)

    【定期通販・D2C特化型】でおすすめのECパッケージ

    定期購入・サブスクを軸にした販売に強い定期通販・D2C特化型のECパッケージは次の4製品です。

    ecforce(株式会社SUPER STUDIO)

    引用:ecforce

    導入企業1,500社超・利用継続率99.7%を公式に掲げるAIコマースプラットフォーム です。定期通販向けと総合通販向けの両方に専用ページを用意しており、単品リピート通販から商品点数の多い総合通販まで対応範囲が広いのが特徴です。

    定期通販の機能が充実しており、複数SKUをセット化して顧客が組み合わせを選べるセット販売、定期回数ごとに異なる商品を配送する頒布会機能、定期回数ごとの同梱物設定などに対応します。会員ランク・特典・ポイント管理を使った顧客セグメント別の販促施策も標準で回せます。

    自社プロダクト群として、マーケティングオートメーションの「ecforce ma」、データ統合の「ecforce AIdp」、データ分析の「ecforce bi」を展開しており、AIがデータにアクセスしてシステム実行まで行う基盤を打ち出しています。導入企業は天藤製薬、カルビー、キューサイ、再春館製薬所、ロート製薬など。契約期間は利用開始日から1年間です。

    提供形態クラウド型ECプラットフォーム
    対応する販売モデル定期通販・単品通販・総合通販
    基幹・外部連携外部サービスとのシステム・API連携に対応(CRM・OMS・WMS・決済)
    バージョンアップ・保守契約期間は利用開始日から1年間(自動更新)
    料金目安要問い合わせ(初期費用+月額費用+オプション)

    サブスクストア(テモナ株式会社)

    引用:サブスクストア

    導入1,000アカウント以上・年間取引総額1,200億円以上のサブスク特化カートシステム です。定期通販に特化したシステムであることを公式に打ち出しており、サブスク・D2C・定期通販/単品通販の領域で業界シェアNo.1の導入実績を掲げています。

    引き上げ施策に直結する機能が標準搭載されているのが強みです。アップセル/クロスセル機能、顧客継続回数向上機能に加え、コンバージョン率を高めるLP一体型フォーム、同梱処理の一覧管理、広告分析機能、キャンペーン管理までを1つのシステムでカバーします。

    プランはスタンダード/プレミアム/エキスパートの3段階で、月額49,800円(税抜)からと公開されています。API・Webhookに対応し、イー・ロジットのWMSとの連携実績もあります。関連プロダクトとして掛け率設定・自動見積書発行に対応した「サブスクストア B2B」も提供されています。導入企業は三ツ星ファーム(イングリウッド)、e-oyster(ゼネラル・オイスター)など。

    提供形態クラウド型カートシステム
    対応する販売モデル定期通販・サブスク・単品通販・D2C
    基幹・外部連携API・Webhookに対応。WMS連携の実績あり
    バージョンアップ・保守3プラン制(スタンダード/プレミアム/エキスパート)
    料金目安月額 49,800円〜(税抜)

    リピストX(株式会社リピスト)

    引用:リピストX

    15年・累計1,700社以上の伴走支援で得たノウハウをもとに開発されたD2C/総合通販カートシステム です。旧「リピスト」の後継プロダクトとして提供が開始され、50以上の機能がアップデートされています。

    特徴的なのはチャット形式の購入フォーム「リピストChat」で、対話形式で購入を進められるため入力の負担を減らせます。加えて、複数商品を組み合わせて販売できる「よりどり販売機能」、アップセルにあたる「グレードアップオファー機能」、お届け周期を柔軟に設定できる「変動サイクル設定」を搭載し、LTVの最大化を打ち出しています。

    コールセンター専用の受注画面である「代理注文管理」を備えている点も実務上の利点です。電話受注や代行入力の業務をシステム内で完結させられます。外部連携はatone(後払い決済)、ロジザードZERO(WMS)、ルミーズのMOTOソリューション(カード情報非保持化対応)などに対応。導入事例はファインベース、9LIFE、raciné、eponoなど。

    提供形態クラウド型カートシステム
    対応する販売モデル定期通販・単品通販・頒布会・総合通販
    基幹・外部連携後払い決済・WMS・コールセンターソリューションと連携
    バージョンアップ・保守旧「リピスト」からの後継プロダクトとして50以上の機能を刷新
    料金目安要問い合わせ

    スマレジEC・リピート(株式会社スマレジ)

    引用:スマレジEC・リピート

    CRM・ステップメールを標準搭載した、リピート通販・D2C特化型のカートシステム です。2025年11月に「楽楽リピート」から現在の名称へ変更されました。カート・CRM・ステップメール・受注管理・顧客対応までを一気通貫で扱える点を公式に打ち出しています。

    分析機能が充実しており、RFM分析、顧客別リピート集計、顧客別リピート率集計、顧客別ABC分析を標準搭載しています。LTVを把握してリピーターを獲得するためのCRMシステムとして設計されているため、外部のCRMツールを別途導入せずに引き上げ施策を回せます。ポイント、アップセル・クロスセル、定期押し上げシステムといった売上拡大の機能も備えています。

    料金はライトプランが月額49,800円からと公開されており、スタンダード・エキスパートプランは要問い合わせです。オープンAPIを公開しているほか、LINE連携、倉庫管理システム、LOGILESS(OMS・WMS一体型)、不正検知のASUKAとの連携に対応します。想定商材はコスメ・サプリなどの美容系、ファッション・アパレル系です。

    提供形態クラウド型カートシステム(プラン別に共用/専用サーバー)
    対応する販売モデル定期通販・単品通販・D2C
    基幹・外部連携オープンAPI公開。LINE・WMS・不正検知システムと連携
    バージョンアップ・保守CRM・ステップメールを標準搭載し外部CRMに依存しない構成
    料金目安ライトプラン 月額 49,800円〜(他プランは要問い合わせ)

    【BtoB EC特化型】でおすすめのECパッケージ

    卸・代理店向けの受発注をWeb化するBtoB EC特化型のECパッケージは次の3製品です。

    アラジンEC(株式会社アイル)

    引用:アラジンEC

    5,000社以上のBtoB企業支援実績を持つWeb受発注システム です。東証プライム上場の株式会社アイルが提供しており、料金を規模別のモデルケースとして公式に公開している数少ないBtoB ECです。

    取引先別の価格設定がきめ細かく、得意先別掛け率単価、得意先別商品分類別掛け率単価、得意先ランク別単価、得意先別商品別単価、納品先別単価の自動表示に対応します。決済も得意先ごとに制御でき、A社とB社は掛売り、C社は代引または前入金といった個別設定が可能です。品番入力発注・JANコード読取発注・複数商品の一括投入により、FAX・電話受注の置き換えを進められます。

    基幹連携は同社の強みで、自社の基幹業務システム「アラジンオフィス」との連携に加え、「基幹システムの開発・販売の経験・ノウハウがあるからこそ、どのような基幹システムでもスムーズな連携を実現」と明記しています。対応業種はアパレル、食品・飲料、理美容品、医療機器、建築資材など20以上。導入事例はバートル、カーシーカシマ、フードライナー、菊星など。

    提供形態カスタマイズ型のWeb受発注システム
    対応する販売モデルBtoB(卸・代理店向け受発注)
    基幹・外部連携「アラジンオフィス」をはじめ各種基幹システムと連携
    バージョンアップ・保守月額費用にサポートを含む(規模別3段階)
    料金目安初期 400万円〜1,500万円〜/月額 7万円〜15万円〜(モデルケース)

    Bカート(株式会社Dai)

    引用:Bカート

    導入企業2,500社以上・発注企業延べ135万社のBtoB EC専用カートシステム です。7つのプランすべての価格を公式に公開しており、月額9,800円から始められる価格帯の広さが特徴です。

    料金は初期費用80,000円(税別・初回のみ)で、ライトプランが月額9,800円(商品500点/会員50社)、プラン100が月額49,800円(商品10,000点/会員10,000社)、プラン300が月額79,800円(商品30,000点/会員30,000社)という構成です。SKUは全プラン無制限で商品数にカウントされず、月額にサーバー・サブドメイン・SSL利用料が含まれます。

    BtoB取引に必要な取引先別価格設定、掛売り、取引先ごとの商品公開範囲の制御に対応し、「FAX・電話受注で起こりやすい聞き間違いや誤入力などの人為的ミスがなくなります」と受注業務の正確性向上を打ち出しています。基幹システムとのAPI連携、ERP連携、CRM連携にも対応。導入事例はスタンザインテリア、坂ノ途中、ラブリー・ペット商事など。

    提供形態クラウド型BtoB ECカート(SaaS)
    対応する販売モデルBtoB(卸売業・商社・メーカー)
    基幹・外部連携基幹システムとのAPI連携・ERP連携・CRM連携に対応
    バージョンアップ・保守月額にサーバー・サブドメイン・SSL利用料を含む
    料金目安初期 80,000円/月額 9,800円〜79,800円(税別)

    スマレジEC・B2B(株式会社スマレジ)

    引用:スマレジEC・B2B

    AI-OCRでFAX注文書を自動読み取りできるBtoB受発注システム です。2025年11月に「楽楽B2B」から現在の名称へ変更されました。メールやFAXでの受注が多く残る卸売業・工業用品業界・食品飲料業界を主な対象としています。

    最大の特徴は移行期への配慮です。「FAX注文が一部残ってしまっても、AI-OCRで自動取り込みが可能」と公式に明記しており、取引先の全社がWeb発注に移行できない場合でも受注業務を一本化できます。受注処理のステータスを画面で管理してミスを削減し、24時間365日オンラインで受注を受け付けられる体制を構築できます。

    取引先別価格は掛け率(上代の8掛け、65%など)、卸金額指定、大量ロット注文時の割引卸価格設定に対応します。掛売り決済はNP掛け払い・マネーフォワード掛け払いとの外部連携で提供されます。プランは受発注機能のみのStandardと、ECカタログ機能を含むProfessionalの2種類。導入事例はワタミ、KINUJO、トルク、小松製菓などで、「受注業務時間が4分の1に」といった効果が掲載されています。

    提供形態クラウド型BtoB受発注システム
    対応する販売モデルBtoB(卸売業・工業用品・食品飲料)
    基幹・外部連携OpenAPI対応。掛売り決済は外部サービスと連携
    バージョンアップ・保守2プラン制(Standard/Professional)。ユーザー追加は月額980円
    料金目安要問い合わせ

    ECパッケージのよくある質問

    ECパッケージの検討時によく挙がる疑問をまとめました。

    Q. ECパッケージとクラウドECは何が違いますか?

    A. 最も大きな違いはバージョンアップの扱いです。従来型のECパッケージは導入時のバージョンで固定されるため、数年ごとにリプレイスや大規模改修の費用が発生します。クラウドECはベンダー側が継続的にアップデートを行うため、月額費用の中で最新の状態を保てます。ただし近年はパッケージ側もクラウド提供に対応しており、境界は曖昧になっています。提供形態の名称ではなく、アップデートの実施主体と費用負担で判断してください。

    Q. 導入までにどのくらいの期間がかかりますか?

    A. 規模によって大きく異なります。大規模なオンプレミス型パッケージでは、eltexDCが公式に「キックオフしてから10ヶ月程度」と公開しています。クラウドEC型であれば数ヶ月、BtoB EC向けの低価格帯カートであればさらに短期間で立ち上げられるケースもあります。データ移行の量とカスタマイズの範囲が期間を左右します。

    Q. ASPカートからECパッケージへ移行すべきタイミングは?

    A. 標準機能では業務が回らなくなったときが判断基準になります。具体的には、実店舗の在庫と連動させたい、基幹システムから商品マスタを連携したい、取引先別の価格を出し分けたい、といった要件が出てきた段階です。あわせて、EC年商が数億円を超えたタイミングも1つの目安になります。

    Q. 料金が「要問い合わせ」の製品が多いのはなぜですか?

    A. カスタマイズの範囲・データ移行量・想定トラフィックによって金額が大きく変動するためです。本記事では公式サイトに金額の記載がある製品のみ具体的な数値を掲載し、記載がない製品は「要問い合わせ」としています。相見積もりを取る際は、初期費用だけでなく5年間のTCOで比較してください。

    Q. 構築後の運用まで外部に任せられますか?

    A. 可能です。EC運営代行会社に、受注処理・在庫管理・商品ページ作成・広告運用までを委託できます。社内の運用体制が整っていない場合は、システム選定と並行して代行会社の検討を進めるのが現実的です。

    関連記事:EC運営代行おすすめ23選比較。費用相場と月商別の選び方

    まとめ

    本記事では、ECパッケージの基本から費用相場・比較ポイント、そして販売モデル別の4タイプに分けた製品を紹介してきました。まずは以下の表で、自社に最適なタイプを確認してください。

    大規模カスタマイズ型オンプレミス/専有環境で提供され、ソースコードレベルの作り込みと基幹連携に対応するタイプ
    クラウドEC型パッケージ相当の機能をクラウドで提供し、バージョンアップと保守をベンダー側が継続して行うタイプ
    定期通販・D2C特化型定期購入・サブスクの管理機能とCRM・引き上げ施策を標準搭載したタイプ
    BtoB EC特化型取引先別価格・掛売り・与信に対応し、卸や代理店向けの受発注をWeb化するタイプ

    そのうえで、以下の5つの比較ポイントで候補を絞り込みます。

    • 提供形態とソースコード開示の範囲
    • 自社の販売モデルに標準対応しているか
    • 基幹システム・外部サービスとの連携方式
    • バージョンアップと保守の費用負担
    • 想定事業規模とTCO(総保有コスト)

    まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「ECパッケージ一覧比較表」の下にある診断ツールから確認してみてください。

    システム選定と並行して、ECの売上を伸ばすための戦略設計から相談したい場合は、コンサルティング会社の比較も参考になります。

    関連記事:ECコンサル会社おすすめ15選比較。費用相場からタイプ別の選び方まで解説

    本記事が、最適なECパッケージを選ぶ一助になれば幸いです。

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