社内にデザイナーを抱えるAlphaDrive/NewsPicksは、なぜ資料作成だけは外注したのか? | シースラ!!

社内にデザイナーを抱えるAlphaDrive/NewsPicksは、なぜ資料作成だけは外注したのか?

資料作成代行サービス「c-slide」はこの度、AlphaDrive/NewsPicksさんサービス紹介資料作成社内資料の統一化を担当しました。

ユーザベースグループの株式会社アルファドライブは、2019年に事業統合した株式会社ニューズピックスとの法人向け事業を2021年10月にリブランディングし、AlphaDrive/NewsPicksが立ち上がりました。

AlphaDrive/NewsPicksさんは、「ビジネスに鼓動を。」をタグラインに掲げ、人材育成・組織活性化・新規事業開発に特化した「人と企業の変革ドライブカンパニー」として様々な事業を展開しており、定期的に様々なビジネス資料の依頼を頂いています。

シンプルで洗練されたクリエイティブのイメージがあるAlphaDrive/NewsPicksさんですが、迅速に制作を行うために社内にデザイナーが多くいらっしゃいます。

その中で、「なぜ資料作成を外注をしたのか?」「資料作成に求めたものは何か?」について、AlphaDrive/NewsPicksのクリエイティブディレクター 村木淳之介さんにお話をお伺いしました。

担当の村木さん
株式会社アルファドライブ「人と企業の変革ドライブカンパニー」 クリエイティブディレクターの村木さん

株式会社アルファドライブ
Creative Director 村木 淳之介
東京造形大学卒業。広告制作会社にてデザイナーとしてキャリアをスタート。主にマス広告のグラフィックデザインを手掛ける。その後、2つの事業会社で上場に際してのクリエイティブ、コーポレートブランディングを経験。2019年9月よりNewsPicksに参画。2020年1月からはAlphaDriveにおけるクリエイティブも兼務。ビジネスにデザイン思想を組み込んだ、事業成長や組織活性に紐づくクリエイティブの創出に従事する。

外注を検討した理由

業務効率の向上のために、資料作成外注を検討し始めました。

c-slide

AlphaDrive/NewsPicksさんが立ち上がってから2ヶ月ほどで資料作成を依頼頂きましたが、どのような課題を感じられていたのですか?

村木さん

本格的にAlphaDrive/NewsPicksの名前で事業が走り出したのは昨年の10月ですが、実は事業自体は2019年から存在していました。

新規事業創出の伴走支援を行う株式会社アルファドライブは2019年にユーザーベースグループに参加し、そのタイミングで株式会社ニューズピックスの法人事業と事業統合しました。

ビジネスリーダーを中心とした読者層とメディアが持つ多彩なコンテンツ、編集力、クリエイティブ力を駆使したソリューションを開発し、様々な事業を展開していたのですが、事業が多い分、デザイナーもすべてのクリエイティブに対応することが難しく、各事業部のメンバーが各々資料を作っている状態でした。

しかしながら、弊社のターゲットはエンタープライズの経営層になるため、提案資料の内容とデザインの両軸がかなり重要になってきます。

規模が大きくなればなるほど、ナレッジも溜まっていき提案の質は向上していましたが、事業ごとに自由に資料を作っていたため、資料の一部を使い回すようなことができず、毎回フォーマットに合わせてイチから作り直す工数が発生してしまってましたね。

c-slide

ナレッジは溜まっている、共有する仕組みはあるのに、いざ活用しようとなるととても時間がかかってしまう。。ということが課題だったんですね。

村木さん

おっしゃるとおりです。
事業を横断して提案することが非常に多いので、仕組みを改善して業務効率を上げていきたいと思っていました。

おしゃれスペースでインタビュー

c-slideへの依頼の決め手

表層を整えるだけがデザインではない。そこを理解してくださっていると感じました。

c-slide

業務効率を上げていくために、資料の外注を検討されたとのことですが、最終的にc-slideを選んで頂いた決め手は何だったんですか?

村木さん

1つはコミュニケーションのスムーズさですね。

役割上、いろんな外部の企業と連携してプロジェクトを進めることが多いのですが、コミュニケーションも制作も「時間がかかるなぁ。。」と思う企業様もやはりいらっしゃいます。

コミュニケーションに時間を割いてしまって、他業務がおざなりになってしまうと良いクリエイティブができないですし、本末転倒です。

だからこそ、コミュニケーションも制作もスピーディに対応してくれる企業さんを探していました。

複数社話を聞きましたが、理解が早く、その場で提案をもらえたのはc-slideさんだけだったのでその場で依頼をすることに決めていました。(笑)

c-slide

そういうことだったんですね。複数社話を聞いているとお話していたのに、その場で具体的に話が進んでいたので内心少し驚いていました。(笑)他には決め手はありましたか?

村木さん

もう一つは、構造的なデザインに徹底的にこだわっている点ですね。

これはぼくのデザインに対する考え方で、社内でもしつこく話をしているのですが、デザインは表層を整える作業ではない。見た目をきれいにすることが目的ではなくて、伝えたい想いや情報があって、その伝えたいことを読み手に伝えやすくするための手段としてデザインがあるだけなんです。

だから、社内のコミュニケーションでも「体裁だけ整えてほしい。」「内容は何も変えないでほしい。」と言われると、平気で断ったりもします。(笑)

インタビュー風景

c-slide

とても共感できます。内容や構成に違和感を抱きながらデザインはできないですよね。

村木さん

本当にそうですね。

なので、やるなら構成や情報の精査、全体設計からやらせてもらってデザインに起こしていくんですが、そうしてると本当にキリがないので。。(笑)

c-slide

そうなりますよね。(笑)だから資料作成の外注を検討された、ということもあるんですかね?

村木さん

そうですね、もう見ないなら見ないで、外注先の企業さんにすべてお任せしたいなと思っていました。

そんな意味でも、c-slideさんは初回の打ち合わせからデザインの話は一切せずに、構成や活用方法の提案をくださったので「求めていた企業さんだ!」と思いました。(笑)

c-slide

ちなみに、依頼される際に不安とかってなかったですか?
クリエイティブにこだわっていると思うので、トンマナが崩れないかな、とか。。

村木さん

多少はありましたが、デザイン面の不安もそこまでなかったですね。

c-slideのサービスLPを見た後に、どんな会社が運営しているのだろうと思って会社のホームページにも飛んだんです。

とてもかっこいいデザイン性の高いホームページになっていて、トンマナも似ていたので根拠はないですが大丈夫だろうと思っていました。(笑)

インタビュー風景

納品資料の活用方法

複数のサービス紹介資料の組み合わせで提案資料を作成。デザインを整える必要がないので、業務効率が格段に上がっています。

c-slide

最初に、全資料のフォーマットとしてAlphaDrive/NewsPicksのサービス紹介資料を制作させて頂きました。どのような形で活用できていますか?

村木さん

基本的には営業資料として活用させていただいています。

AlphaDrive/NewsPicksと聞いた時に、「新規事業の支援をしている会社」となんとなく理解されている方がほとんで、サービス内容まで理解されてる人はほとんどいないんですよね。

AlphaDrive/NewsPicksは、株式会社アルファドライブの新規事業支援と株式会社ニューズピックスのメディアを使ったソリューション提供をかけ合わせた事業なので、ただただ「コンサル的に新規事業創出を支援しますよ。」ではなく、経営課題を解決するために様々なソリューションを持っていて、課題に合わせてサービスを提供しているんです。

c-slide

ぼくもお恥ずかしながら資料を作らせてもらうまで「何をやっている会社なの?」という疑問はあったので、とても共感できます。

村木さん

そうですよね。だからこそ、

  • どんなサービスを展開しているのか?
  • どんな課題を解決できるのか?
  • どうやって解決するのか?

をわかりやすく伝えることが重要になってくるのですが、サービスの種類・特徴・内容がしっかりと伝わる資料にしていただいて、非常に使いやすいです。

サービスラインナップ2

このページで話をしながら、当てはまる課題やニーズなどのヒアリングをすることが多いです。

c-slide

その他、制作させて頂いたサービス紹介資料はどのような形で活用できていますか?

村木さん

もちろん各サービス説明のときにも使っていますが、それ以上にクライアントごとにカスタマイズした提案資料を作成する際に有効活用させてもらっています。

c-slide

冒頭でお話をされていた、各サービス紹介資料の一部ページを組み合わせるという活用ですか?

村木さん

はい、おっしゃるとおりです。

先程お話した通り、クライアントさんの課題に合わせ、サービスを組み合わせて提案を行っています。

なので、自身の担当事業だけの提案で終わることはほとんどなく、他事業の説明ページも提案資料の中に入れ込んだりします。

c-slide

今までは担当の方が、事業説明の参考資料を引っ張ってきて、提案資料のトンマナに合わせてリデザインして資料を作っていたんですよね?

村木さん

はい、事業ごとにフォーマットがバラバラだったのでトンマナやデザインを提案資料に寄せる必要があって、資料作成時間がかなり増えてしまってしました。

一方で、c-slideさんに資料フォーマットを整えてもらってからは、デザインを整える必要がなく、必要なページのコピー&ペーストだけで提案資料が完成するので、資料作成の時間を大幅に削減できています。

c-slideによる解決

本来時間をかけるべきことは資料作成ではなく、提案の内容をブラッシュアップすることなので、フォーマットを統一化することでコア業務に集中することができています。

とてもシンプルなフォーマットにして頂いているので、テキストやレイアウトを少しだけ調整したい場合も、トンマナやデザインを崩すことなく調整できています。

都度、提案資料作成を依頼することもできますが、直前で内容が変わったり、そもそもコストがかかってしまうのでクオリティ高い資料が自分たちで作れるのがとても便利です。

資料キャプチャ

社内の巻き込み方

Slackだけの連絡で依頼ができ、管理工数も発生していないです。

c-slide

社内の資料を同じフォーマットに合わせるとなると、社内での共有やデータの収集が難しそうだなと思ったのですが、実際どうでしたか?

村木さん

c-slideにおいては、各事業部のメンバーが各自で依頼する形をとっているので、何の煩わしさもなかったですね。

各事業部のメンバーが集まる会議で「社内の資料は、c-slideさんと連携して作ることもできます!」と共有しましたので。(笑)

c-slide

ほんとですか!?めちゃくちゃうれしいです。(笑)

村木さん

共有した後は、各事業部の責任者をc-slideさんとのチャンネルに追加するだけで終わりました。

通常、外注先への依頼の場合は足の長い案件が多いので事業部ごとにチャンネルを作成するんですが、もうチャンネル数が200~300個くらいになって情報を追うことができないんですよね。。

Slack以外でもTeamsとかも使ったりしていますね。

インタビュー風景

c-slide

少し逸れますが、以前NewsPicksアプリとTeams連携のマニュアル資料も作成させてもらいましたね!

村木さん

そうですね、その説はありがとうございました。(笑)

とにかく、通常だとコミュニケーションコストがかかるのですが、c-slideさんの場合だとスピーディに対応してくださるのでチャンネルが1つで済む手軽さが非常にありがたいです。

先程お話したとおり、ぼく自身が見始めるととことんこだわってしまうので、信頼してお任せすることができていて全員の工数を削減することができている気がします。

c-slide

ちなみに1点ご紹介させて頂くと。。slideboxという新しいサービスを作りまして、よりコミュニケーションを減らすことができるんです。(笑)

slidebox
資料作成発注サービス「slidebox」

村木さん

ほんとですか!?どうやって削減してるんですか??

c-slide

slidebox上で依頼したい資料をアップロードするだけで、希望納期までにリデザインされた資料が返ってくる。そんな仕様になってます。

村木さん

すごい、魔法みたいですね。(笑)是非、お話聞かせてください!

c-slide

ありがとうございます!話を逸してしまいすみません。(笑)

笑顔の写真

今後の構想

最初は超シンプルな資料で土台を作る。次の段階でビジュアルをアップデートしていこうと思っています。

c-slide

今後もまだまだ資料は増え続けるとは思いますが、フォーマットの統一化とは別軸で、c-slideに期待していることはありますか?

村木さん

そうですね、よりビジュアルをアップデートしていきたいなぁと漠然と思っています。

c-slide

シンプルなデザインから、より伝わる形にしていく、ということですか?

村木さん

そうですね、より伝わりやすい形にアップデートしていきたいと思っています。

僕の中で、フォーマットの統一化は第一段階だと思っています。はじめは超シンプルで、誰が使っても同じトンマナの資料になる、ということがゴールでした。

最初から色を多用したり、ルールが決まっていなかったりすると収集つかない自体になって結局ワークしないので。

デザインルールまで踏襲してくださったc-slideのおかげもあって、今では資料作成の考え方が統一化されています。

c-slide

スライドマスターで、使うであろう全ページとカラーの設定まで行ってほしいとおっしゃっていましたもんね!お役に立ててよかったです。

村木さん

次はより情報が伝わりやすい形に、複雑な情報の図解や、読み手の体験のアップデートをしていきたいと思っているので、その際は是非力を貸してください!

c-slide

もちろんです!ご協力させてください!!

インタビュー実施後
左:AlphaDrive 村木さん / 右:CONE 湯浅

今年の7月に、本社を東京都千代田区丸の内2丁目にある「三菱ビル」へ移転したAlphaDrive/NewsPicksさん。

細部にまでこだわりが詰まっている新しいオフィスを見学させてもらいました。

エントランス
エントランス入口
踊り場
1階フロアの踊り場
作業スペース
2階の作業スペース
ソファ
良い革の香りのするソファにてインタビューを実施
おしゃれ標識
まるでおしゃれホテルのような案内図

さいごに

社内にデザイナーを抱えるAlphaDrive/NewsPicksさんが資料作成を外注した理由は、決して「時間がない」「外注したほうが早い」のようなネガティブな理由ではなく、「業務効率化」を行い、コア業務に集中できる環境を作った上で成果にこだわるというポジティブな理由でした。

取材を通して、AlphaDrive/NewsPicksさんの現状の課題を打破する姿勢や成果へのこだわりを感じ、刺激を受けました。

インタビューでもお聞きしたとおり、新規事業創出伴走支援を行うAlphaDrive/NewsPicksは、経営課題を解決する様々なサービスラインナップがあります。

  • 新規事業のアイデアが出てこない。。
  • アイデアが生み出される仕組みがない。。
  • 上層部の意識が新規事業に向いていない。。

など、新規事業創出に関して課題を感じられている方は、約6,800件の企業内新規事業アイデア数、約58社の新規事業創出支援社数、約33件の事業化、会社化実績を誇るAlphaDrive/NewsPicksさんのサービス紹介資料を覗いてみてください。

企画・インタビュー・執筆:湯浅 春樹
撮影:Takeshi Oshima(ポートフォリオ

ビジネス資料に関することなら、資料作成代行サービス「c-slide」にご相談ください。

資料作成代行サービスは「c-slide」は、シンプルでわかりやすい資料作成を代行するサービスです。

2021年5月にリリースし、1年で200社以上の資料作成を支援、「費用対効果満足度」「納品スピード満足度」「品質満足度」の3部門で、業界No.1を獲得しています。

リデザインはもちろん、資料の目的や場面に即した構成の提案も可能です。

資料作成に関することは、c-slideサービスサイトからお気軽にお問い合わせください。

資料作成代行サービス「c-slide」
運営会社:株式会社CONE

湯淺春樹

映像制作会社にて法人営業やディレクター、広告運用を経験した後、株式会社オリエンタルランドにて商品販売管理を経験。2021年に株式会社CONEの取締役/COOに就任し、資料作成代行サービス「c-slide」を立ち上げ、リリース1年で200社以上の企業の資料作成を支援。