採用ピッチ資料とは?会社紹介資料との違いやメリット、構成について解説 | シースラ!!

採用ピッチ資料とは?会社紹介資料との違いやメリット、構成について解説

オンライン採用が当たり前となった今、新たな採用ツールとして注目を集めているのが、採用ピッチ資料です。

今回は、採用ピッチ資料のメリットや構成等についてご紹介しますので、これから作ろうとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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採用ピッチ資料とは何か?会社紹介資料との違い

企業が採用候補者に対して、自社をアピールするための資料です。

これだけ聞くと、会社紹介資料と何が違うの?と思う方が多いと思います。一般的には、下記の違いがあります。

採用ピッチ資料会社紹介資料
目的会社・採用条件等の理解を深める会社の理解を深める
内容会社沿革や理念、事業の将来性、採用条件等会社の理念や事業内容、強み等
活用場面採用面談、説明回、Web上に掲載商談・採用面談、Web上に掲載

基本的に、採用ピッチ資料は、より採用に特化した会社紹介資料だと思ってください。

採用ピッチ資料を作成するメリット3つ

一般的には、採用場面において、下記3つのメリットがあります。

  • 認知の拡大
  • ミスマッチの回避
  • 面談にかける時間の削減

認知の拡大

採用ピッチ資料を作成し、スライド共有サービス等に掲載することで、自社をより多くの人に知ってもらえるようになります。

例えば、株式会社SmartHRは、Speaker Deckに採用ピッチ資料を公開することで、応募数が5.3倍に増えたそうです。

公開前と比較して、なんと5.3倍に増えました。すごーい。
こんなに応募が増えたのは完全に予想外で、うれしい誤算でした。

宮田昇始(SmartHR創業者)のブログ

他にも、株式会社メルカリのエンジニア採用ピッチ資料をSpeaker Deckに公開したところ、半年で11万PVの獲得につながっています。

この施策を行うことで、必ずしも応募者が増えるわけではありませんが、採用ピッチ資料を公開する価値は十分にあるといえます。

ミスマッチの回避

採用ピッチ資料は、よりリアルな会社の情報を伝えれるので、企業と求職者の理解の「ズレ」を無くし、採用のミスマッチを減らすことができます。

採用サイトだけでは、その会社を深く知り、理解することが難しいので、求職者が「思っていたの違った、、」と感じ、選考を辞退する可能性があります。

この機会損失を減らすことで、その他の求職者により多くの時間を割けるようになります。

面談にかける時間の削減

メール等で、求職者に採用ピッチ資料を送付することで、求職者の会社理解度が深まり、よりスムーズな面談が可能となります。

資料に詳細な情報が記載されているので、不要なやり取りや質問等を減らすことができるんですね。

また、資料の読み込み具合を見て、志望の本気度を確かめることもできるので、面談コストの削減に繋がります。

採用ピッチ資料の構成

どんな構成で作れば自社を効果的にアピールできるのか?気になりますよね。

今回は、弊社がオススメする採用ピッチ資料の基本的な構成を以下の4つのセクションに分類してみました。

  • 会社について
  • 事業について
  • 組織について
  • 採用について

セクション毎に入れる項目を参考スライド付きで順番に解説していきますので、ぜひ真似してみてください。

きっと素敵な採用ピッチ資料に仕上がるはずです。

各テーブルの太字で示した箇所が必須の項目です。

会社について

どんな想いをもっているか、今までに辿ってきた歴史等、いわば会社の簡単な自己紹介を行います。

項目内容
会社概要自社の基本的な情報
会社沿革売上推移や組織規模の推移を示し、成長していることを示す
グラフで挿入し、補足説明としてオフィス移転などのイベント事を入れてもOK
MVVどんな想いをもった会社なのかを示す
メンバー紹介どんな人が会社をやっているのかを示す(社風に直結)

様々な情報を記載するのではなく、重要なものだけを選別して掲載することで、より読み手の理解が深まります。

事業について

どんな事業・サービスを展開しており、どんな強みを持っているのか等、事業の理解を深めるためのセクションです。

項目内容
事業紹介MVVに紐付いた、展開している事業をすべて紹介
各事業の説明各事業のビジネスモデルや強み、競合優位性等を紹介
実績紹介会社(or 事業)の実績を紹介
ロゴを並べてもいいし、成果物を並べてもOK
今後の展望将来に対してワクワクしてもらう必要があるので、
目指している今後の事業の展開を紹介して共感を促す

複数のサービスを展開している場合は、サービスを一覧で確認できるスライドを見せた後に各事業の説明に入ると、読み手に伝わりやすいです。

組織について

どんな雰囲気の会社なのか、どんな人が働いているのか等、実際に会社で働く自分をイメージしてもらうためのセクションです。

項目内容
働き方会社のイベントの紹介や仕事風景とかを挿入
働く上での考え方の共有でもOK
オフィス風景オフィスの写真を挿入
福利厚生福利厚生・手当を提示
社員の声どんな会社なのか?を等身大に伝えるために、社員インタビュー

自社の魅力をアピールする場でもありますが、採用のミスマッチを起こさないための重要な箇所になりますので、より詳細な情報を記載するとよいでしょう。

採用について

自社がどんな人材を求めているのか、選考までの流れ等、具体的な採用情報を記載するセクションです。

項目内容
募集ポジションどのポジションを募集しているか
募集ポジションの仕事内容も一緒に示せるとよい
どんな人と働きたいかスキルや思いなど、欲しい人材の条件を提示
採用フロー内定までのフローを提示
候補者へ一言代表メッセージなど、候補者にささるメッセージ

これが最後のセクションになりますので、採用候補者がアクションを起こしやすいように、採用フロー等は具体的に記載しておきましょう。

まとめ

今回は、採用ピッチ資料についてご紹介しました。自社を広め、採用時のコストを削減してくれる、いまや強力な採用ツールです。

再度構成をまとめましたので、ご確認ください。(太字で示した箇所は必須の項目です。)

セクション項目
会社会社概要 / 会社沿革 / MVV / メンバー紹介
事業事業紹介 / 各事業説明 / 実績紹介 / 今後の展望
組織社風 / オフィス風景 / 福利厚生 / 社員の声
採用募集ポジション / どんな人と働きたいか / 採用フロー / 候補者へ一言

この構成を元に採用ピッチ資料を作成すれば、以下のように様々な用途に使えます。

  • Web上への公開
  • スカウトメールへの添付
  • 面接前交付

情報のアップデートは必要ですが、1度作成すれば大きな資産になります。せっかく作るのであれば、納得のいくまで作り込んだほうがよいかもしれませんね。

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