勤怠管理システムおすすめ17選比較。導入費用や課題別の選び方を解説
「勤怠管理をデジタル化したいけれど、結局どれが自社に合うのかわからない…」
「今のExcel管理やタイムカードでは、働き方改革関連法の遵守が限界に近い…」
「機能が多すぎて、何を基準に比較すればいいかわからない」
多くの人事・労務担当者がこのような悩みを抱えています。現在、勤怠管理システムは100種類以上存在し、機能や料金体系も複雑です。安さだけで選ぶと「設定が難しくて使いこなせない」、高機能すぎると「現場が打刻してくれない」といった失敗に陥りかねません。
本記事では、主要な勤怠管理システムから実績・信頼性の高い17選を厳選し、4つのタイプに分類して解説します。費用シミュレーション・比較ポイント・診断ツールも用意しているため、自社に最適なシステムをすぐに絞り込めます。
勤怠管理システムとは
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤時刻や労働時間、残業、有給休暇の取得状況などを一元的に管理するためのシステムです。タイムカードやExcelで行ってきた勤怠管理をデジタル化し、打刻から集計、確認、保存までを自動化できる点が大きな特徴です。
もともと勤怠管理は「毎月の給与計算に必要だから」という理由で行われることがほとんどでしたが、近年では働き方改革関連法をはじめとした法改正が続き、労働時間を正確に把握・記録し、適切に管理すること自体が企業の義務になっています。
クラウド型・オンプレミス型・パッケージ型の違い
勤怠管理システムには大きく3つの導入形態があります。導入形態によってコスト・運用負担・柔軟性が異なるため、自社の状況に合った形態を選ぶことが重要です。
| 形態 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| クラウド型 | インターネット経由で利用。 初期費用が低く導入が早い。 法改正対応はベンダーが自動更新 | 中小企業・スタートアップ・IT環境がシンプルな企業 |
| オンプレミス型 | 自社サーバーにインストール。 高いカスタマイズ性・セキュリティ。 初期費用が高い | 独自の就業規則が複雑な大企業・高いセキュリティが必要な業種 |
| パッケージ型 | ソフトウェアを購入してPCにインストール。 買い切り型で月額不要なものも | 初期投資でランニングコストを抑えたい企業・インターネット環境が限られる現場 |
現在の主流はクラウド型です。導入コストが低く、テレワーク・マルチデバイス対応が充実しており、法改正時もベンダーが自動でアップデートするため、管理者側の負担が最も少ないのが特徴です。本記事で紹介するサービスはすべてクラウド型です。
勤怠管理システムの効率化と並行して、給与計算や労務手続き全体もアウトソーシングしたい場合は、以下の比較記事も参考にしてください。
関連記事:労務代行会社17選比較!選び方と比較ポイントをご紹介。
勤怠管理システムを導入することで得られる効果
勤怠管理システムを導入することで以下の効果が期待できます。導入を検討している場合は、自社のどの課題が最も深刻かを整理した上で比較を始めましょう。
| 課題 | 得られる効果 |
|---|---|
| 月末の勤怠集計に時間がかかる | 打刻から集計まで自動化されることで、 集計作業の工数が減り、残業や締め日の負担が軽くなる |
| 打刻漏れや申請漏れが発生する | 打刻記録が自動で残り、申請フローが統一できるので、 守成作業が減る |
| 残業時間が正確に把握できていない | 残業・深夜・休日労働を自動計算できるので、 36協定の違反リスクが減り、労務リスクを下げられる |
| 法改正に対応できるか不安 | 法令に沿った集計・通知機能が使えるので、 法改正時の設定変更や計算見直しの負担が減る |
| 給与計算と勤怠が別管理で手間 | 勤怠データがそのまま給与へ連携できるので、 転記ミスや確認作業が減り、締め日の業務が楽になる |
| 残業が多い部署を早期に把握できない | 残業推移や傾向を可視化できるので、 業務偏りの発見・人員配置の改善につながる |
勤怠管理システムは「打刻のデジタル化」だけでなく、勤怠に関わる業務を“まとめて改善するツール”です。特に、月末の集計負担や法令対応の不安を抱えている企業ほど、導入効果が大きく出やすいのが特徴です。
勤怠管理システムの主な機能
勤怠管理システムは単に出退勤を記録するだけのツールではなく、現場での打刻から勤務時間の集計、申請・承認、法令対応や外部システム連携までを一貫して管理することで、勤怠業務全体を支える仕組みです。
主要な機能を役割ごとに4つのカテゴリに整理して解説します。
打刻・勤怠実績の記録管理
勤怠管理の起点となるのが「打刻」と「勤務実績の記録」です。どれだけ高機能なシステムでも現場で正しく使われなければ意味がないため、打刻方法の選択肢やシフトとの連動可否は重要な比較ポイントになります。
| PC・スマホ打刻 | ブラウザやアプリから出退勤を記録し、勤務実績を自動で蓄積します。 |
| ICカード・生体認証 | 社員証や生体認証で打刻でき、現場での操作を最小限に抑えられます。 |
| GPS/Wi-Fi制限 | 打刻できる場所を限定し、不正打刻や誤打刻を防ぎます。 |
| 打刻修正履歴 | 修正内容と修正者を履歴として残し、監査や労務対応に備えられます。 |
| シフト作成・変更 | あらかじめ勤務パターンを設定し、シフト管理を効率化します。 |
| シフト実績連動 | シフトと実際の勤怠を突合し、差分を自動で集計します。 |
打刻機能は「便利そう」よりも「現場で確実に使えるか」が最優先です。スマホ打刻が向いていない現場や、シフト変更が頻繁な職場では、打刻方式とシフト連動の有無が運用の成否を分けます。
勤怠集計・勤務時間の自動計算
勤怠管理システムの価値が最も発揮されるのが労働時間や残業時間の自動計算です。手作業ではミスが起きやすい計算処理をシステム化することで、管理部門の負担を大きく削減できます。
| 労働時間自動計算 | 出退勤データから実労働時間を自動で算出します。 |
| 残業・深夜・休日計算 | 時間帯や勤務日に応じて、区分ごとの時間を自動判定します。 |
| 変形労働時間制対応 | 週・月・年単位の変形労働時間制に沿った集計が可能です。 |
| フレックスタイム対応 | コアタイムや清算期間を設定し、過不足時間を自動計算します。 |
| 申請内容の自動反映 | 承認された残業や休暇を勤怠データに自動で反映します。 |
勤怠集計は“制度通りに計算できるか”が最重要です。制度上は対応していても、設定が複雑で運用が崩れるケースが多いので、無料トライアルで自社の勤務パターンを試しておくと失敗しにくいです。
休暇・申請・承認管理
有給や欠勤、代休などを一元管理できると、管理部門の作業が大幅に減ります。休暇管理が整っていると、法令対応の面でも安心感が増します。
| 有給・休暇管理 | 有給の付与日数や残日数を自動計算し、一元管理します。 |
| 欠勤・遅刻・早退管理 | 勤怠区分を整理し、集計結果に自動反映します。 |
| 残業・休暇申請 | 申請から承認・差戻しまでをオンラインで完結できます。 |
| 承認ルート設定 | 部署や役職ごとに承認者を設定できます。 |
| 承認期限管理 | 未承認の申請を放置しない運用を支援します。 |
申請フローが複雑すぎると、現場が使わなくなり形骸化しがちです。「最低限のルールで回せるか」という視点で、承認フローの柔軟性を確認しておくことが重要です。
法令対応・分析・外部連携
勤怠管理システムは、法令遵守と業務改善を両立するための基盤でもあるため、管理・分析・連携の機能が整っているほど、導入効果を長期的に高められます。
| 36協定・残業上限チェック | 上限超過を検知し、アラートで注意喚起します。 |
| 勤務間インターバル管理 | 退勤から次の出勤までの休息時間を管理します。 |
| 法改正対応 | 法改正時に計算ルールや設定をアップデートできます。 |
| 分析・レポート | 残業推移や部署別状況を可視化し、改善に活かせます。 |
| CSV出力 | 勤怠データを外部ツールで活用できます。 |
| 給与・労務ソフト連携 | 給与計算や労務管理への転記を自動化します。 |
| 組織・権限管理 | 拠点や役職ごとに閲覧・操作権限を制御します。 |
これらの機能は日常的に触るものではありませんが、トラブルが起きた時に重要になります。特に法令対応と外部連携は後からの変更が難しいため、比較段階で必ず確認しておきましょう。
勤怠管理システムの費用相場
勤怠管理システムを検討する際、多くの人が最初に気になるのが「結局、いくらかかるのか?」という点です。費用の内訳と相場を把握した上で、自社の規模に合わせてシミュレーションしましょう。
主な費用項目と相場は以下の通りです。
| 項目 | 相場 | 内容の詳細 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円〜10万円程度 | アカウント発行、初期設定、データ登録などの導入時作業。クラウド型は無料のケースが多い |
| 月額基本料金 | 0円〜5,000円程度 | システム利用の基本料金。企業単位で発生する場合と、無料プランが用意されている場合がある |
| ユーザー課金 | 1人あたり200円〜600円/月 | 打刻・勤怠集計を行う従業員数に応じて発生する料金 |
| 機能オプション | 1,000円〜数万円/月 | シフト管理、休暇管理、残業アラート、ワークフロー機能などの追加機能 |
| サポート費用 | 無料〜数万円/月 | 電話・チャットサポート、専任担当による運用支援、設定代行など |
| 連携オプション | 無料〜数万円/月 | 給与計算ソフト、人事労務システム、API連携など |
勤怠管理システムの費用は、「月額基本料金+利用人数分の従量課金」がベースになります。そのうえで、シフト管理や給与ソフト連携などを追加すると、月額費用が段階的に上がっていく仕組みです。
小規模であれば月数千円に収まるケースもありますが、人数や管理項目が増えるほどコストも増えるため、自社に必要な機能だけを見極めて選ぶことが重要になります。
勤怠管理システムの費用は「月額基本料金+利用人数分の従量課金」がベースです。機能や管理項目が増えるほどコストも増えるため、自社に必要な機能だけを見極めて選ぶことが重要です。
料金体系の2つのパターン
どちらの料金体系かで、同じ従業員数でも月額が大きく変わるため、比較の際はここを最初に押さえておくと失敗しにくくなります。
| 料金体系 | 特徴 |
|---|---|
| 従業員数課金型 | 登録している従業員数に応じて月額料金が増減。少人数なら安く始めやすいが、増員に伴いコストが上昇 |
| プラン課金型 | 機能やサポート範囲ごとにプランが分かれている。人数制限が緩い・または無制限の場合もある |
| 併用型 | 基本プラン料金に従業員数の従量課金が加わる |
「今いくらか」ではなく、「数年後にいくらになるか」まで見据えて料金体系を選ぶことが失敗しないコツです。
企業規模別の費用シミュレーション
「月額◯円/人」という表記だけでは、年間トータルがイメージしにくいですよね。以下では、よくある条件を揃えた上で、会社規模ごとの年間費用をシミュレーションします。
前提条件:クラウド型・月額300円/人・初期費用10万円・基本機能のみ
| 従業員規模 | 月額費用 | 年間月額 | 年間総額 |
|---|---|---|---|
| 20名 | 6,000円 | 72,000円 | 172,000円 |
| 100名 | 30,000円 | 360,000円 | 460,000円 |
| 300名 | 90,000円 | 1,080,000円 | 1,180,000円 |
| 1,000名 | 300,000円 | 3,600,000円 | 3,700,000円 |
20名規模では初期費用が年間コストの大半を占め、ランニングコストはほぼ気にならない水準です。100名規模になると業務効率化効果とコストが釣り合いやすくなります。300名以上になると法令遵守・安定性・サポート体制まで含めた総合判断が重要になります。
なお、これはあくまで試算例です。機能オプション・サポート費用・連携費用が加わると実際の費用は変わるため、複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。
勤怠管理システムの比較ポイント
勤怠管理システムは、どれも似たような機能を備えているように見えますが、自社の働き方や運用体制に合っているかどうかで使いやすさ・定着率は大きく変わります。
ここでは、選定時に必ず確認すべき比較ポイントを解説します。
- 自社の勤務形態への適合性
- 法改正への対応スピードと機能
- 現場での操作性
- サポート体制
自社の勤務形態への適合性
勤怠管理システム選びで最初に確認したいのが、自社の働き方をそのまま再現できるかどうかです。例えば、毎日ほぼ同じ時間に出社・退社する会社であればシンプルな設定でも問題ありませんが、フレックスタイム制や変形労働時間制を採用している場合、設定次第で集計結果が大きく変わってしまいます。
実際によくあるのが、「制度上は対応していると書かれていたが、実際に設定してみると計算が合わない」というケースです。特に月末や締め日に、残業時間が想定より多く出てしまい、原因を探すのに時間がかかることもあります。
なので、比較する際は「対応しているか」ではなく、「自社の勤務パターンを無理なく運用できそうか」という視点で見ることが重要です。無料トライアルがある場合は、最も複雑な勤務形態の社員を先に登録して試してみると、導入後のズレを防ぎやすくなります。
法改正への対応スピードと機能
勤怠管理は、残業時間の上限規制や36協定など、法改正の影響を強く受ける業務です。現在は問題なく運用できていても、法改正をきっかけに一気に管理が追いつかなくなるケースも少なくありません。
なので、システム選定時には「今の法律に対応しているか」だけでなく、法改正があった際に、どのような形でシステムに反映されるのかを確認しておくことが重要です。アップデートが自動で反映されるのか、管理者側で設定変更が必要なのかによって、実際の運用負担は大きく変わります。
また、残業時間が上限に近づいた段階で通知が出たり、上限を超える申請を防ぐ仕組みがあると、「知らないうちに違反していた」というリスクを抑えやすくなります。初めて勤怠管理システムを導入する場合ほど、法改正時の対応イメージを持てるかどうかが、安心して使い続けられるかの分かれ目になります。
現場での操作性
どれだけ高機能なシステムでも、現場で使われなければ意味がありません。実際に「ログインが面倒」「どこを押せばいいかわからない」といった理由で、打刻漏れが発生することも珍しくありません。
例えば、PCを日常的に使わない職場では、スマホやICカードでワンタッチ打刻できる方が定着しやすくなります。逆にオフィスワーク中心の企業では、ブラウザからすぐ打刻できるシンプルな画面の方がストレスなく使われます。
比較時には、管理画面の見やすさだけでなく、「従業員側が迷わず使えそうか」という視点も大切です。初めて使う人が、説明を見なくても感覚的に操作できるかどうかをイメージしながらチェックしてみてください。
サポート体制
勤怠管理システムは、導入して終わりではありません。初期設定の段階でつまずいたり、締め日の集計で数字が合わずに焦る場面は、ほぼ確実に訪れます。
そのとき、チャットだけで完結するサポートなのか、電話や有人対応があるのかで、安心感は大きく変わります。特に初導入の場合、「何がわからないのかもわからない」状態になることが多いため、気軽に相談できる窓口があるかは重要な判断材料です。
料金の安さだけで選んだ結果、サポートが最低限で、結局社内で調べ続けることになった、というケースも少なくないため、トラブル時にどこまで支援してもらえるのかは、事前に必ず確認しておきたいポイントです。
勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムは、どれが一番高機能かではなく、「今の課題にどれが一番フィットするか」で選ぶのが正解です。
ここでは、導入検討時によくある課題別に、5つのタイプに分けて解説します。
- オールインワン型|就業規則が複雑・将来の拡張性も重視したい企業向け
- スモールスタート型|少人数・立ち上げ期・まず最低限から始めたい企業向け
- バックオフィス統合型|勤怠と給与が分断されていて転記作業が多い企業向け
- 現場特化型|打刻漏れが多い・PCを使わない現場がある企業向け
複数のタイプに当てはまる場合は、後述の診断ツールで優先度を整理すると選びやすくなります。
Q1 / 勤務形態の複雑さ
自社の勤務形態はどちらに近いですか?
Q2 / 従業員規模
現在の従業員数はどちらに近いですか?
Q3 / 現在の管理方法
現在の勤怠管理の方法はどちらですか?
Q4 / 給与との連携
給与計算との連携についての希望はどちらですか?
Q5 / 現場の打刻環境
現場での打刻環境はどちらに近いですか?
Q6 / 予算感
導入の予算感はどちらに近いですか?
Q7 / 拡張性・将来性
システム選定で最も重視することはどちらですか?
1. オールインワン型|就業規則が複雑・将来の拡張性も重視したい企業向け
フレックス制、変形労働時間制、部署ごとに異なる勤務ルールなど、就業規則が一筋縄ではいかない企業に向いているのがオールインワン型です。
このタイプの企業では、「制度は整っているのに、勤怠集計は毎月手作業で修正している」という状態になりがちです。システム側がルールを理解できないため、結局人が合わせにいく形になってしまいます。
オールインワン型の勤怠管理システムは、細かい勤務条件を前提に設計されており、例外的な働き方があっても自動集計が崩れにくいのが特徴です。将来的に制度変更や人員拡大があっても、仕組みを作り直さずに対応できる点も安心材料になります。
2. スモールスタート型|少人数・立ち上げ期・まず最低限から始めたい企業向け
従業員数がまだ少なく、まずは最低限の勤怠管理を整えたい企業には、スモールスタート型が適しています。このフェーズでよくあるのが、「いずれ必要だから」と多機能なシステムを導入した結果、設定が複雑すぎて誰も使いこなせない、という失敗です。
スモールスタート型は、出退勤の記録や基本的な集計に機能を絞っているため、導入時の設定負担が少なく、すぐに運用を始められます。事業が成長したタイミングで上位プランに切り替えたり、別システムに移行しやすい点も、立ち上げ期には大きなメリットです。
3. バックオフィス統合型|勤怠と給与が分断されていて転記作業が多い企業向け
勤怠管理と給与計算を別々のツールで行っている企業に多いのが、「毎月CSVを出して、貼り付けて、確認して…」という作業に時間を取られているケースです。
バックオフィス統合型は、勤怠データがそのまま給与計算や労務管理に連携されるため、転記ミスや確認作業を大幅に減らせます。特に締め日が近づくと残業が増えてしまう管理部門にとっては、作業時間そのものを削減できるのが大きな魅力です。単に便利になるだけでなく、「人の手を介さない運用」に近づけたい企業に向いています。
4. 現場特化型|打刻漏れが多い・PCを使わない現場がある企業向け
飲食店や建設現場、工場など、PCを使わない従業員が多い職場では、「打刻されていない」「後からまとめて修正している」という問題が起きやすくなります。現場特化型の勤怠管理システムは、ICカードや専用端末、スマホでのワンタッチ操作など、考えなくても使える打刻方法を重視しているのが特徴です。
操作がシンプルな分、従業員への説明や教育の手間も少なく、結果として打刻漏れや修正作業が減っていきます。勤怠管理を「管理するもの」ではなく「自然に記録されるもの」にしたい企業に向いています。
おすすめの勤怠管理システム比較一覧表
以下は本記事で紹介する勤怠管理システムの一覧です。
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
ジョブカン勤怠管理 | 200円〜 / 月 | オールインワン型 | あらゆる就業規則に対応しており、機能の拡張性が高い | |
KING OF TIME | 300円 / 月 | オールインワン型 | 市場シェア高く、多彩な打刻手段と安定した運用が可能 | |
TeamSpirit | 24,000円〜 / 月 | オールインワン型 | 工数管理・経費精算まで連動し、経営の可視化に強い | |
Universal勤次郎 | 要問い合わせ | オールインワン型 | 複雑なシフト管理に加え、健康管理機能も統合 | |
HRMOS勤怠 | 100円〜 / 月 | スモールスタート型 | シンプルな設計で、少人数なら無料プランから開始可能 | |
ジンジャー勤怠 | 300円〜 / 月 | スモールスタート型 | 抜群のUI/UXを採用しており、申請・承認フローの使い勝手が良い | |
スマレジ・タイムカード | 2,420円〜 / 月 | スモールスタート型 | 店舗運営に特化してり、低コストで打刻管理をデジタル化可能 | |
楽楽勤怠 | 30,000円~ / 月 | スモールスタート型 | 紙・Excelからの脱却に最適で、導入サポートが手厚い | |
freee人事労務 | 300円〜 / 月 | バックオフィス型 | 勤怠から給与計算・労務手続きまで一気通貫 | |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 2,480円〜 / 月 | バックオフィス型 | MFシリーズとの強力なデータ連携で転記ミスをゼロに | |
manage | 400円 / 月 | バックオフィス型 | 中堅企業向け。給与・人事システムとの親和性が高い | |
CYBER XEED | 330円~ / 月 | バックオフィス型 | 多拠点・大人数でも安定しており、企業の運用に合わせ柔軟設計可能 | |
ラクロー | 500円/月/人 | バックオフィス型 | 打刻レス・PCログで客観的労働時間管理・IPO準備企業に最適 | |
CAERU勤怠 | 7,500円 / 月 | 現場特化型 | 現場目線の「迷わない打刻」で、ミスを防ぐアラート機能も完備 | |
KING OF TIME Edition | 330円〜 / 月 | 現場特化型 | 休憩や外出が重なる現場でも正確に記録・集計可能 | |
SmartHR勤怠 | 要問い合わせ | 現場特化型 | 人事・労務データと完全連動しており、現場の運用が即コンプラに | |
使えるくらうど建設勤怠 | 要問い合わせ | 現場特化型 | 建設現場単位での管理に特化しており、現場別の人件費を可視化 |
【オールインワン型】の勤怠管理システム
オールインワン型は、就業規則が複雑で将来の拡張性も重視したい企業向けのタイプです。フレックス・変形労働・複数の勤務ルールが混在する企業や、人員拡大・制度変更を見越した堅牢なシステムを選びたい企業におすすめの4社です。
ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理は、制度や就業規則が複雑な企業ほど導入メリットが出やすい勤怠管理システムです。変形労働時間制・フレックス・裁量労働制・シフト勤務など、会社ごとに異なる制度を「ルールとして登録できる」点が強みです。
制度を紙やExcelで管理している企業では、毎月の勤怠集計で「制度は適用しているはずなのに数字が合わない」という問題が起きやすいですが、ジョブカンはルールを仕組みとして組み込めるため、集計ズレを減らしやすい設計です。
また、勤怠単体での運用だけでなく、必要な機能をモジュールとして追加できるため、成長フェーズの企業に向いています。例えば、最初は勤怠だけ導入し、後からシフト管理や給与連携、採用管理などを追加していく運用がしやすい構造です。導入時の初期設定や運用ルールの設計に不安がある場合も、オプションで支援を受けられるため、立ち上げ時の負担を軽減できます。
| 自社の勤務形態への適合性 | 変形労働時間制・フレックス・シフト・裁量労働制など、制度を細かく設定できる |
| 法改正への対応スピードと機能 | 36協定・時間外上限などのアラート機能で運用ミスを防ぎやすい |
| 現場での操作性 | スマホ打刻・ICカード・GPS打刻など複数打刻方式を用意し、現場の負担を下げる |
| サポート体制 | 電話・チャット・メールでのサポートがあり、必要に応じて導入支援も利用可能 |
| 料金 | 200円〜 / 月 / 人(無料プランあり) |
KING OF TIME

KING OF TIMEは、打刻方式の多様さと運用実績の豊富さが特徴の勤怠管理システムです。
顔認証や交通系ICカード、PCログオン、スマホ打刻など、現場の働き方に合わせた打刻方式を選べるため、現場スタッフが多い企業でも導入しやすい設計です。特に、現場が複数拠点に分かれていたり、PCが使えない環境がある場合に適しています。
また、勤怠データをリアルタイムに集計し、残業時間や休日出勤の状況を可視化できるため、月末の集計作業を軽減しつつ、労務リスクを早期に発見できます。法改正対応についても、定期的なアップデートで機能改善が行われるため、運用の安定性を重視する企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | 夜勤・シフト・変形労働時間制・フレックスなど、多様な勤務体系を設定できる |
| 法改正への対応スピードと機能 | 定期アップデートにより、法改正対応の機能改善が行われる |
| 現場での操作性 | 顔認証・ICカード・GPS・PCログオンなど、多様な打刻方式を標準で提供 |
| サポート体制 | 電話・チャット・セミナーなどのサポートを提供し、運用の立ち上げを支援 |
| 料金 | 300円 / 月 / 人 |
TeamSpirit

TeamSpiritは、勤怠データを工数管理や経費精算、原価管理と連動させたい企業に向いた勤怠管理システムです。
勤怠の打刻データがそのままプロジェクトの工数に反映され、さらに経費精算や原価計算まで一連でつながるため、プロジェクト単位での人件費・利益率の把握がしやすくなります。結果として、月次の集計や報告の工数が減り、経営判断のスピードが上がる点が強みです。
また、SmartHRなどの人事システムと連携することで、社員情報の同期や更新を自動化できるため、、社員の入退社や部署異動が多い企業でも、管理工数を抑えた運用が可能です。プロジェクト型の事業で、勤怠を経営の可視化に直結させたい企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | 勤怠だけでなく工数・経費も統合し、プロジェクト単位の管理がしやすい |
| 法改正への対応スピードと機能 | 36協定・年休取得などをリアルタイムに集計・アラート表示できる |
| 現場での操作性 | スマホ打刻・PC打刻・GPS打刻など、現場の使い勝手を重視した設計 |
| サポート体制 | 導入支援やサポートが充実しており、運用開始をスムーズにできる |
| 料金 | 24,000円〜 / 月 |
Universal勤次郎

Universal勤次郎は、勤怠管理に加えて健康管理や複雑シフトの運用までまとめて管理したい企業に向いたシステムです。
複雑なシフト体系を登録できるため、医療・介護・製造業など、勤務形態が多様でシフトが頻繁に変わる業界に適しています。さらに、勤怠データと健康診断やストレスチェックなどのデータを紐づけることで、過重労働の兆候を早期に把握しやすくなる点が特徴です。
また、法定帳票の自動生成や、拠点ごとのカレンダー管理など、複数拠点の運用にも対応しています。勤怠管理だけでなく、健康面や法令順守を含めた「働き方改革の実務」を一気通貫で整えたい企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | 複雑シフト・変形労働時間制・複数拠点の運用に対応 |
| 法改正への対応スピードと機能 | 36協定や勤務間インターバルなどのチェック・アラート機能がある |
| 現場での操作性 | スマホ・ICカード・指紋など複数打刻方式に対応し、現場の導入負担を下げる |
| サポート体制 | 電話・メール対応に加え、設定代行などの支援が可能 |
| 料金 | 要問い合わせ |
【スモールスタート型】の勤怠管理システム
スモールスタート型は、少人数・立ち上げ期の企業向けのタイプです。初期費用を抑えてすぐに導入できる・シンプルな機能から始めたい・将来的な移行もしやすい企業におすすめの4社です。
HRMOS勤怠

HRMOS勤怠は、初期導入のハードルが低く、最小構成で運用を始められる点が強みの勤怠管理システムです。
無料プランや低価格帯のプランがあり、従業員数が少ない企業でも導入しやすい設計です。勤怠管理の基本機能(打刻・集計・申請承認)を押さえつつ、将来的に人事システム(HRMOS)との連携を見据えた運用も可能です。
特に、従業員数が少ない段階では「まず勤怠をデジタル化して管理の土台を作る」ことが重要ですが、HRMOS勤怠はその目的に合致します。操作画面もシンプルで、勤怠管理に慣れていない管理者でも導入後の運用を回しやすいのが特徴です。
| 自社の勤務形態への適合性 | 複雑な制度は上位プランや別製品で補う |
| 法改正への対応スピードと機能 | 基本的な法令対応に対応し、管理者の負担を軽減 |
| 現場での操作性 | スマホ打刻・PC打刻に対応し、現場の負担を少なく導入可能 |
| サポート体制 | オンラインサポート中心だが、導入支援オプションも利用可能 |
| 料金 | 100円〜 / 月 / 人(無料プランあり) |
ジンジャー勤怠

ジンジャー勤怠は、勤怠管理に必要な機能を必要十分に揃えつつ、操作のしやすさを重視した勤怠管理システムです。
勤怠管理の基本機能はもちろん、休暇管理や申請・承認ワークフローも標準で備わっているため、紙やExcelでの申請運用をやめたい企業に向いています。特に、管理者側の承認作業が増えがちな企業では、承認フローの可視化や差戻し機能が便利です。
また、初期設定が比較的簡単で、導入後すぐに運用を始められる点も魅力です。小規模企業が「勤怠管理の基礎を整える」ことを目的に導入するケースが多く、運用が定着しやすい設計です。
| 自社の勤務形態への適合性 | シンプル〜中程度の勤務体系に対応。シフト制にも対応可能 |
| 法改正への対応スピードと機能 | 36協定などの基本機能に対応し、アラートで未対応を防ぐ |
| 現場での操作性 | スマホ・PC打刻が中心で、現場の操作が簡単 |
| サポート体制 | 電話・チャット・メールでのサポートがあり、運用の不安を解消 |
| 料金 | 300円〜 / 月 / 人 |
スマレジ・タイムカード

スマレジ・タイムカードは、打刻のシンプルさと現場導入のしやすさを重視した勤怠管理システムです。
スマレジのPOSや店舗運営の導入実績を背景に、店舗スタッフの出退勤管理を効率化する設計が強みです。スマホやタブレット、ICカードなどの打刻に対応しており、現場の運用に合わせて選べます。
また、勤怠データはクラウドで一元管理され、月次集計や欠勤管理など基本機能が揃っています。特に、店舗や小規模事業者で「まずは打刻と集計をデジタル化したい」場合に適した選択肢です。
| 自社の勤務形態への適合性 | 店舗・現場のシフト管理に適しており、簡易な勤務体系に向く |
| 法改正への対応スピードと機能 | 基本的な勤怠集計や残業計算に対応し、運用上のミスを減らせる |
| 現場での操作性 | スマホ・タブレット・ICカード打刻など、現場で使いやすい設計 |
| サポート体制 | スマレジのサポート体制を活用でき、導入時の相談がしやすい |
| 料金 | 2,420円〜 / 月(無料プランあり) |
楽楽勤怠

楽楽勤怠は、「勤怠管理の基礎を低コストで整え、運用の手間を減らす」ことに特化した勤怠管理システムです。
打刻・勤怠集計・休暇申請・承認など、勤怠管理に必要な機能を標準で備えており、導入後すぐに運用を開始できます。特に、申請承認のワークフローが整っているため、紙やメールでの申請が多い企業では、業務フローの改善効果が出やすい設計です。
また、勤怠データをCSV出力できるため、給与計算や人事システムとの連携が必要な場合でも、データの受け渡しがしやすい点が強みです。導入時に複雑な設定が不要で、現場に負担をかけずに運用を開始したい企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | シンプルな勤務体系から中程度の制度まで対応。運用の柔軟性が高い |
| 法改正への対応スピードと機能 | 36協定・残業上限など、基本的な法令対応機能を提供 |
| 現場での操作性 | スマホ・PC打刻が中心で、現場の操作が簡単 |
| サポート体制 | 電話・メール・チャットでのサポートがあり、運用を支援 |
| 料金 | 30,000円~ / 月 |
【バックオフィス型】の勤怠管理システム
バックオフィス統合型は、勤怠と給与・労務が分断されている企業向けのタイプです。勤怠データをそのまま給与計算・労務管理に連携させ、転記ミスや月末の集計工数をゼロに近づけたい企業におすすめの5社です。
freee人事労務

freee人事労務は、勤怠・給与・労務を一気通貫で管理できるクラウド型バックオフィス統合ツールです。
勤怠データがそのまま給与計算に反映されるため、毎月の転記作業が不要になります。さらに、年末調整や社会保険手続きなど、労務に関する業務も同じ画面で管理できるため、バックオフィス業務をまとめて効率化できます。
また、freeeは中小企業の利用が多く、初期導入の負担を抑えながら、運用が定着しやすい設計が特徴です。勤怠管理を「単体のツール」としてではなく、給与計算や労務手続きとセットで改善したい企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | シンプル〜中程度の勤務体系に対応 |
| 法改正への対応スピードと機能 | 労務・給与の法改正に合わせたアップデートがあり、制度変更時の負担を軽減 |
| 現場での操作性 | スマホ・PC打刻に対応し、打刻・申請・承認を一元管理できる |
| サポート体制 | 電話・チャット・メールのサポートがあり、運用相談もしやすい |
| 料金 | 300円〜 / 月 / 人 |
マネーフォワード クラウド勤怠

マネーフォワード クラウド勤怠は、勤怠データがマネーフォワードの給与・人事とシームレスに連携できる点が最大の特徴です。勤怠入力や申請承認の運用はもちろん、給与計算に必要な勤怠データが自動で反映されるため、月次の処理時間が大幅に短縮できます。
さらに、マネーフォワードの他サービス(給与・会計・経費精算)との連携により、バックオフィス業務全体を同じプラットフォームで管理できるため、データの一元化と業務の標準化が進みます。
特に、給与計算の手間が大きい企業や、バックオフィスをクラウド化したい企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | シンプル〜中程度の勤務体系に対応 |
| 法改正への対応スピードと機能 | 給与・労務の法改正に合わせたアップデートがあり、運用の安心感が高い |
| 現場での操作性 | スマホ・PC打刻、申請・承認の操作が直感的で現場の定着がしやすい |
| サポート体制 | 電話・チャット・メールでのサポートを提供。導入支援も相談可能 |
| 料金 | 2,480円〜 / 月(無料トライアルあり) |
manage

manageは、勤怠管理を中心に、給与・人事・労務のデータ連携を前提とした統合型の勤怠管理システムです。勤怠データの入力・承認・集計がシンプルで、給与計算に必要な勤怠データを漏れなく連携できる点が強みです。
特に、中小企業〜中堅企業で「勤怠と給与の分断を解消したい」「データ連携の手間をなくしたい」企業に向いています。
また、シンプルな操作性と、管理者が必要な情報にすぐアクセスできる画面設計により、導入後の定着率も高いのが特徴です。
| 自社の勤務形態への適合性 | 必要な機能を絞って運用できる |
| 法改正への対応スピードと機能 | 法令変更時のアップデートがあり、運用負担を軽減 |
| 現場での操作性 | 打刻・申請・承認が直感的で、現場の負担が少ない |
| サポート体制 | チャット・メール中心だが、運用相談に対応可能 |
| 料金 | 400円 / 月 / 人 |
CYBER XEED

CYBER XEEDは、勤怠・給与・人事を含むバックオフィス業務を統合し、企業の運用に合わせて柔軟に設計できる勤怠管理システムです。
特に中堅企業以上で、複数拠点や多様な勤務形態を抱える企業に適しており、勤怠データを給与計算・人事評価・勤怠分析まで一気通貫で活用できます。
また、導入時の設定や運用設計を支援する体制が整っているため、社内の運用ルールが未整備でも、導入プロセスの中で整理しながら運用を作っていける点が強みです。バックオフィスの業務を「仕組み化して標準化したい」企業に向いています。
| 自社の勤務形態への適合性 | 複数拠点・複雑勤務体系にも対応し、運用ルールに合わせて設定可能 |
| 法改正への対応スピードと機能 | 法令対応機能が充実しており、運用の安定性が高い |
| 現場での操作性 | スマホ・PC打刻対応。現場の運用に合わせて画面設計が可能 |
| サポート体制 | 導入支援・運用支援が充実しており、運用定着まで伴走 |
| 料金 | 330円~ / 月 / 人 |
ラクロー

ラクローは、「打刻レス」を実現した唯一無二の勤怠管理サービスです。従来の打刻方式ではなく、PCログオン・オフ、メール送信履歴、Slack、GitHub、入退室ログなどの客観的な記録をもとに労働時間を自動算出します。厚生労働省が適法性を確認しており、労働安全衛生法における「客観的な方法による労働時間把握義務」にも対応しています。
上場・IPO準備・ベンチャー企業を中心に、DeNA・SmartHR・KINTOなど成長企業での導入実績が豊富です。打刻修正の手間がなくなり、管理者の打刻確認・リマインド工数が最大80%削減できたという事例もあります。SmartHR・freee・Slack・GitHubとのAPI連携にも対応しており、バックオフィス全体とシームレスに連携できます。
| 自社の勤務形態への適合性 | フレックス・変形労働・フルリモート環境に特に強い |
| 法改正への対応 | 36協定・残業上限アラート・客観的労働時間把握義務に対応 |
| 現場での操作性 | 打刻レス(PCログ自動取得)で打刻作業が不要 |
| サポート体制 | メール・Slack・Web会議での専任CSチームによる伴走支援 |
| 料金 | 500円/月/人(最低利用料5,000円/月・工数管理追加200円/月/人) |
【現場特化型】の勤怠管理システム
現場特化型は、PCを使わない現場スタッフが多い企業向けのタイプです。ICカード・生体認証・GPS打刻など現場での確実な打刻を実現し、打刻漏れや後からのまとめ修正をなくしたい企業におすすめの4社です。
CAERU勤怠

CAERU勤怠は、現場でよく起きる「打刻の遅れ」「打刻のズレ」「申請の滞り」を前提に設計された勤怠システムです。現場スタッフがスマホで打刻する際、打刻画面がシンプルで、操作が迷いにくいため、打刻忘れや誤打刻が起きにくいのが特徴です。
また、管理者側は「打刻忘れが出た時点でアラートが出る」「申請が未承認だと翌月に集計が進まない」など、現場運用の“破綻ポイント”を防ぐ仕組みが用意されています。
例えば、工場や店舗のように出退勤が多い現場でも、打刻ミスが発生した時に現場担当者がすぐ修正申請できるため、管理者の手戻りを減らし、月次の勤怠締めが安定します。現場の人数が多い会社ほど「運用が回る設計」になっているのが強みです。
| 現場での打刻のしやすさ | スマホ/タブレット打刻が中心で、画面が直感的 |
| 現場運用の柔軟性 | シフト変更・遅刻申請・早退申請など現場の申請フローを柔軟に設定可能 |
| 集計・分析機能 | 現場ごとの勤怠集計が簡単で、店舗・拠点ごとの稼働把握に強い |
| 管理者の運用負担 | 申請・修正が現場側で完結しやすく、管理者の手戻りを減らせる |
| 料金 | 7,500円 / 月 / 拠点 |
KING OF TIME Edition

KING OF TIME Editionは、現場の打刻方式の多様性を最優先にしたシステムです。現場ごとに「スマホで打刻する」「ICカードで打刻する」「PCで打刻する」「顔認証で打刻する」といった運用が混在する場合でも、同じ管理画面で一元管理できるのが強みです。
KING OF TIME Editionは、打刻が複数回に分かれる現場(例:休憩が多い店舗、現場移動が多い建設、夜勤が混在する工場)でも、休憩・外出・仮眠・中抜けなどを正確に記録できるため、集計の精度が高いです。
また、管理者側は「残業の見える化」「36協定超過のアラート」「未打刻の追跡」などが標準機能として揃っているため、現場が多い企業でも運用が崩れにくい設計になっています。
| 現場での打刻のしやすさ | 多様な打刻方式に対応し、現場の実態に合わせて運用できる |
| 現場運用の柔軟性 | 休憩・中抜け・夜勤・シフト運用など複雑な現場ルールにも対応 |
| 集計・分析機能 | 36協定超過・未打刻などをリアルタイムに把握できる |
| 管理者の運用負担 | 未打刻や残業超過を早期に検知し、運用崩れを防ぐ |
| 料金 | 330円〜 / 月 / ID |
SmartHR勤怠

SmartHR勤怠は、現場の勤怠運用と「労務・人事の連携」をセットで改善したい会社に向いています。現場スタッフの打刻データが、そのまま人事情報と連動していくため、勤怠の修正が給与や労務処理に影響しにくい構造です。
例えば、現場のスタッフが「残業申請を忘れた」「休暇申請が遅れた」場合でも、SmartHR上で承認フローを設計でき、現場の申請を後からまとめて処理できる仕組みが整っています。
また、労務の観点で重要な「年次有給休暇の取得状況」や「残業時間の上限」も、勤怠データと自動連動するため、現場の運用がそのまま労務コンプライアンスに繋がるのが強みです。現場の人数が多く、勤怠と労務の処理が煩雑になっている企業ほど、SmartHR勤怠の価値が出ます。
| 現場での打刻のしやすさ | スマホ打刻に対応し、現場の操作を簡略化 |
| 現場運用の柔軟性 | 申請・承認フローを現場に合わせて設計可能 |
| 集計・分析機能 | 勤怠データが人事・労務と連動し、管理の一元化が可能 |
| 管理者の運用負担 | 勤怠→労務→給与の連携がスムーズで管理工数を減らせる |
| 料金 | 要問い合わせ |
使えるくらうど建設勤怠

使えるくらうど建設勤怠は、建設現場の「現場単位の勤怠管理」に特化したシステムです。建設現場では、現場ごとに出勤・退勤の時間が異なり、同じ従業員でも現場が変わると勤務ルールが変わることが多いですが、現場ごとに勤怠ルールを設定できるため、現場ごとの運用をそのまま反映できます。
さらに、現場単位での作業時間や工事単位の稼働を集計できるため、現場の生産性や人件費を現場別に見える化できます。
現場の担当者が、現場ごとの勤怠集計をそのまま提出できるため、管理者の集計作業も大幅に減らせます。建設業における「現場単位の管理」をそのままシステム化できるのが最大の強みです。
| 現場での打刻のしやすさ | 現場ごとの打刻に最適化され、現場移動が多い環境でも運用しやすい |
| 現場運用の柔軟性 | 現場別・工事別の勤怠ルールを設定でき、建設業の実態に合う |
| 集計・分析機能 | 現場別・工事別の勤怠集計で稼働・人件費を可視化できる |
| 管理者の運用負担 | 現場担当者の集計がそのまま運用でき、管理者の負担が減る |
| 料金 | 要問い合わせ |
勤怠管理システムのよくある質問
Q1. クラウド型とオンプレミス型はどちらが良いですか?
A. 現在の中小〜中堅企業のほとんどにはクラウド型がおすすめです。初期費用が低く導入が早い上、法改正時の対応もベンダー側が自動で行うため管理者の負担が最小限になります。一方、高度なカスタマイズやセキュリティ要件が厳しい大企業・特定業種では、オンプレミス型やパッケージ型が適しているケースもあります。
Q2. 勤怠管理システムの導入はどのくらいの期間がかかりますか?
A. クラウド型であれば、最短で1〜2週間程度で基本的な運用を開始できます。ただし、就業規則が複雑だったり、従業員数が多い場合は、初期設定・マスタ登録・テスト運用に1〜2ヶ月程度かかることもあります。無料トライアルを活用して事前に自社の勤務形態が再現できるかを確認しておくと、本導入後のつまずきを防ぎやすくなります。
Q3. 既存の給与計算ソフトと連携できますか?
A. 多くのクラウド型勤怠管理システムは、freee・マネーフォワード・弥生・PCAなどの主要給与計算ソフトとCSVまたはAPI連携に対応しています。ただし、対応している給与ソフトはサービスごとに異なるため、契約前に必ず「自社が使っているソフトに対応しているか」を確認しましょう。
Q4. 36協定の管理もシステムでできますか?
A. はい、多くの勤怠管理システムで対応しています。36協定の上限時間に近づくと管理者・本人にアラートを送る機能や、申請段階で上限超過を防ぐ機能を持つサービスが増えています。ただし、設定が必要なケースもあるため、導入時に設定サポートを受けることをおすすめします。
Q5. 小規模(10名以下)でも導入できますか?
A. はい、10名以下の企業でも利用できるサービスが多数あります。HRMOS勤怠の無料プラン・ラクローの最低利用料金5,000円/月など、少人数から始めやすいサービスが揃っています。ただし、従業員数によっては月額が割高に感じることもあるため、人数の見込みを踏まえた上でシミュレーションすることをおすすめします。
まとめ
勤怠管理システムは、オールインワン型・スモールスタート型・バックオフィス統合型・現場特化型の4タイプに分かれており、自社の就業規則の複雑さ・従業員規模・バックオフィスの統合ニーズ・現場の打刻環境によって最適な選択が異なります。
就業規則が複雑ならオールインワン型、まず手軽に始めたいならスモールスタート型、給与・労務との一本化を進めたいならバックオフィス統合型、打刻漏れが課題なら現場特化型が第一候補です。
まだ診断ツールを試していない方は、「選び方」セクションの診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。
なお、本記事ではタイプ別に各システムの特徴を整理していますが、 実際の利用者の口コミや評価点数、導入事例まで踏み込んで比較したい方は、 独自アンケート調査をもとにまとめられた以下の記事も参考になります。
関連記事:【徹底比較】勤怠管理システムおすすめ20選(全36選)を比較!中小企業向けや無料システムも【2026年】
給与計算全体のアウトソーシングも視野に入れている場合は、以下の比較記事も参考にしてください。
関連記事:給与計算アウトソーシング21選比較。規模別費用相場から4タイプの選び方まで解説
関連記事:労務管理システムおすすめ16選比較。費用相場から課題別の選び方まで解説




