OCRソフトおすすめ15選比較。AI-OCRとの違いから選び方まで解説

「紙やPDFの書類をデータ化したいが、どのOCRソフトを選べばいいかわからない」
「AI-OCRと無料アプリは何が違う?自社にはどこまでの機能が必要なのか知りたい」

OCRソフトは、法人向けの高精度AI-OCRから、PCにインストールする買い切りソフト、スマホで使える無料アプリまで種類が幅広く、価格も無料から月額数十万円まで大きく異なります。そのため「とりあえず有名なものを入れたら、機能が過剰で費用だけかさんだ」「無料アプリを使ったが精度が足りず結局手入力した」といったミスマッチが起こりがちです。

本記事では、OCRソフトを4つのタイプに分類し、それぞれの選び方・費用相場・おすすめ15選を紹介します。料金表だけでは見えない「実質コスト」の考え方まで解説しているので、自社に最適なOCRソフトを判断できる記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。

OCRソフトとは?AI-OCRとの違い

OCR(Optical Character Recognition=光学的文字認識)とは、スキャンした紙の書類や画像、PDFに写った文字を読み取り、編集・検索ができるテキストデータに変換する技術です。OCRソフトを使えば、紙の請求書や申込書、名刺、本などをキーボード入力なしでデータ化できます。

近年は、従来型のOCRに加えて「AI-OCR」と呼ばれるソフトが主流になっています。両者の違いを整理しておきましょう。

従来型OCRとAI-OCRの違い

従来型のOCRは、あらかじめ決められたフォーマット(定型帳票)の決まった位置から文字を読み取るのが得意です。一方でレイアウトが崩れた書類や手書き文字、取引先ごとに様式が異なる非定型帳票には弱いという課題がありました。

AI-OCRは、ディープラーニング(機械学習)によって文字の形や文脈を学習しており、手書き文字や非定型帳票でも高い精度で読み取れるのが特徴です。利用を重ねるほど認識精度が改善されるサービスもあります。大量の帳票を扱う業務の効率化を目的とするなら、AI-OCRを搭載したソフトが有力な選択肢になります。

なお、OCRと混同されやすいのが「PDFのテキスト化」や「会計データの自動入力」です。OCRはあくまで文字をデータに変換する技術であり、変換後のデータを会計・基幹システムへどう流し込むかは、ソフトごとの連携機能によって変わります。

OCRソフトでできること

OCRソフトは「文字を読み取る」だけのツールではありません。読み取り後のデータ活用までを支える機能が備わっています。代表的な機能は以下のとおりです。

文字認識(OCR)活字・手書き・チェックボックスなどを読み取りテキスト化。AI-OCRは非定型帳票にも対応。
検索可能PDF化画像PDFを、文字検索・コピーができるPDFに変換。
ファイル形式変換読み取り結果をWord・Excel・CSV・テキストなどに出力。
帳票仕分け・項目抽出複数種類の帳票を自動で仕分け、必要な項目だけを抽出。
確認・修正補助元画像と読み取り結果を並べて表示し、修正候補を提案。
外部システム連携会計ソフトや基幹システム、RPAとAPI等で連携しデータを自動流し込み。
多言語対応日本語・英語に加え、複数言語の文書を読み取り。

どの機能が必要かは用途によって変わります。経理業務の自動化が目的なら「項目抽出」「会計連携」が、海外資料の翻訳前処理が目的なら「多言語対応」が重要になります。自社の目的に直結する機能から優先して確認しましょう。

OCRソフトの費用相場と「実質コスト」の考え方

OCRソフトの料金は提供形態によって大きく異なります。まずは相場の全体像を押さえましょう。

提供形態初期費用料金の目安主な対象
無料アプリ・ツール0円無料個人・少量の書類変換
デスクトップ買い切りソフト0円約5,000〜20,000円(買い切り)PC1台で手元の書類を変換
クラウドAI-OCR(定額)0〜10万円月額3万〜20万円程度法人の継続的な帳票処理
クラウドAI-OCR(従量)0〜10万円1ページ数円〜数十円処理量に波がある法人

クラウド型は「月額固定制」と「読み取り枚数に応じた従量課金制」の2タイプがあり、処理量が予測できる企業は固定制、帳票量に波がある企業は従量制が向いています。

料金表だけで選ぶと失敗する理由

ここからが、多くの比較記事では触れられていない重要なポイントです。OCRソフトを「月額料金」や「1ページあたりの単価」だけで比較すると、導入後に「思ったほどコストが下がらない」と感じることがあります。理由は、OCRの読み取り精度は100%ではなく、必ず「確認・修正」という人の工数が発生するからです。

たとえば認識精度99%のAI-OCRでも、100項目を読み取れば1項目は誤りが残る計算になります。誤りを見逃せば後工程でトラブルになるため、実務では読み取り結果を人がチェックする工程が欠かせません。つまりOCRソフトの実質コストは、「ソフトの利用料」+「確認・修正にかかる人件費」で考える必要があります。

精度の低い安価なソフトを選ぶと、利用料は安くても確認・修正の工数が膨らみ、トータルでは割高になることがあります。一方で、オペレーターによる目視確認込みでデータ化精度を保証するサービス(経理特化型に多い)は、料金は高めでも社内の確認工数をほぼゼロにできます。「単価×枚数」ではなく「単価×枚数+確認工数の人件費」で比較するのが、失敗しない費用の見方です。

有料AI-OCRに切り替えるべき分岐点

「無料アプリや手入力で十分か、有料のAI-OCRを導入すべきか」は、処理する量で判断するのが基本です。月に処理する書類が少量であれば、無料アプリや買い切りソフト、あるいは手入力でも大きな負担にはなりません。

しかし、毎月数百枚以上の帳票を継続的に処理する場合、手入力やパート人材の人件費は月数万円〜十数万円規模に膨らみます。この水準を超えると、月額のAI-OCRを導入したほうが、人件費の削減・入力ミスの低減・処理スピード向上の効果が利用料を上回りやすくなります。自社の月間処理枚数と、現在その処理にかけている人件費を試算したうえで、導入の是非を判断しましょう。

データ入力そのものを外部に任せる選択肢と比較したい場合は、以下の記事も参考になります。

関連記事:データ入力代行サービスおすすめ13選比較。選び方から正確で安いサービスの見極め方を解説

OCRソフトを選ぶ際に確認すべき4つの比較ポイント

OCRソフトはどれも同じではありません。自社の用途に合わないものを選ぶと、精度や運用面で期待した効果が得られません。選定時に確認すべきポイントは次の4つです。

  • 読み取り精度(手書き・非定型への対応)
  • 対応している書類・帳票の種類
  • 他システム・ファイル形式との連携
  • 確認・修正のしやすさとセキュリティ

読み取り精度(手書き・非定型への対応)

読み取り精度は、OCRソフト選定で最も重要なポイントです。ただし「精度99%」といった数値は、活字のきれいな書類で測った値であることが多く、実際の業務書類で同じ精度が出るとは限りません。

確認すべきは、自社で処理したい書類に「手書き文字」や「非定型帳票」がどれだけ含まれるかです。手書きの申込書やアンケート、取引先ごとに様式が異なる請求書を扱うなら、手書き・非定型に強いAI-OCRが必須になります。逆に、活字中心のきれいな書類が大半であれば、安価なソフトでも十分な精度が得られます。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 自社が扱う書類(手書き/活字/非定型)に対応しているか
  • 無料トライアルで実際の自社書類を読み取って精度を試せるか
  • 精度が公表値ではなく「自社の書類」で十分か

対応している書類・帳票の種類

OCRソフトには、あらゆる書類を汎用的に読み取れるものと、特定の書類に特化したものがあります。請求書・領収書・経費精算など経理書類の処理が目的なら、項目抽出や自動仕訳まで備えた経理特化型が効率的です。

一方、契約書・名刺・本・図面など多様な書類を扱うなら、用途を限定しない汎用型のソフトが向いています。「何を読み取りたいのか」を明確にしてから、それに対応するソフトを選びましょう。

他システム・ファイル形式との連携

読み取ったデータを、その後どう使うかも重要な比較軸です。会計ソフトや基幹システムへデータを自動で流し込みたい場合は、API連携やCSV出力、対象システムとの標準連携に対応しているかを確認します。連携できないと、読み取ったデータを手作業で転記することになり、効率化の効果が半減します。

一方、読み取った文字をWordやExcel、検索可能PDFに変換できれば十分という場合は、買い切りソフトでも要件を満たせます。自社の業務フローの「次の工程」に、データをスムーズに渡せるかを基準にしましょう。

会計ソフト側の選定とあわせて検討すると、連携の相性まで含めて判断できます。

関連記事:会計ソフトおすすめ16選比較。事業規模・目的別の失敗しない選び方を解説

確認・修正のしやすさとセキュリティ

費用相場のセクションで触れたとおり、OCRには確認・修正の工数が必ず発生します。そのため、元画像と読み取り結果を並べて表示できる、修正候補を提案してくれるといった「確認・修正のしやすさ」は、運用負荷を大きく左右します。導入前に、修正画面の使いやすさまでチェックしておきましょう。

また、機密書類や個人情報を含む書類を扱う場合は、セキュリティ体制も欠かせません。クラウド型なら通信の暗号化やデータの取り扱いポリシー、社外秘の書類を扱うならオンプレミス(自社サーバー設置)に対応しているかを確認します。特に本人確認書類などを扱う業務では、セキュリティ要件を満たすサービスを選びましょう。

OCRソフトのタイプ別の選び方

OCRソフトは、目的と利用形態によって大きく4つのタイプに分類できます。ここではタイプごとの特徴と向いている企業を紹介します。

  1. クラウドAI-OCR型 | 手書き・非定型を含む大量の帳票を継続的にデータ化したい場合
  2. 経理・バックオフィス特化型 | 請求書・領収書・経費など経理業務の自動化が目的の場合
  3. デスクトップ買い切り型 | PCにインストールし、ランニングコストなしで手元の書類を変換したい場合
  4. 無料・アプリ型 | コストをかけず、スマホ/ブラウザで手軽に文字起こししたい場合

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

0 / 8 回答済み

Q1 / 主な用途

OCRソフトで処理したい書類について、どちらに近いですか?

Q2 / 処理する量

データ化したい書類の量として、どちらに近いですか?

Q3 / コストの考え方

費用のかけ方について、どちらに近いですか?

Q4 / 無料か有料か

導入のスタンスとして、どちらに近いですか?

Q5 / 書類の種類

データ化する書類について、どちらに近いですか?

Q6 / システム連携

読み取ったデータの使い方として、どちらに近いですか?

Q7 / 利用形態

ソフトの使い方として、どちらを希望しますか?

Q8 / 導入体制

導入の進め方として、どちらに近いですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

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    ① クラウドAI-OCR型 | 手書き・非定型を含む大量の帳票を継続的にデータ化したい場合

    クラウドAI-OCR型は、ディープラーニングを活用して手書き文字や非定型帳票も高精度で読み取れる、法人向けのサービスです。インターネット経由で利用するため初期費用を抑えて導入でき、複数種類の帳票の自動仕分けや、RPA・基幹システムとの連携にも対応しています。

    毎月大量の申込書・アンケート・各種帳票を処理する企業や、取引先ごとに様式が異なる書類を扱う企業に最適です。読み取り結果の確認・修正画面も整っており、業務全体の効率化を見据えた本格導入に向いています。

    このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。

    • 手書きや非定型帳票を含む大量の書類を継続的に処理する企業
    • 帳票の仕分けやシステム連携まで自動化したい企業
    • 精度と運用効率を重視し、月額・従量コストを許容できる企業

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    ② 経理・バックオフィス特化型 | 請求書・領収書・経費など経理業務の自動化が目的の場合

    経理・バックオフィス特化型は、請求書・領収書・経費精算など、経理特有の書類のデータ化に最適化されたサービスです。発行者名・金額・支払期限・登録番号といった経理に必要な項目を自動抽出し、会計ソフトへの自動仕訳や振込データ作成まで一気通貫で対応します。

    オペレーターによる目視確認込みでデータ化精度を保証するサービスもあり、社内の確認・修正工数をほぼゼロにできるのが強みです。改正電子帳簿保存法やインボイス制度に対応した製品が多く、経理部門のペーパーレス化・自動化を進めたい企業に向いています。

    このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。

    • 請求書・領収書・経費精算の処理を自動化したい企業
    • 会計ソフトと連携し、仕訳・支払業務まで効率化したい企業
    • 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応したい企業

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    読み取り対象が領収書・経費書類で、申請から仕訳まで自動化したい場合は、経費精算に特化したAIシステムの比較が効率的です。

    関連記事:AI経費精算システムおすすめ15選比較。タイプ別の選び方と機能を解説

    受領した請求書の発行・管理まで含めて整えたい場合は、請求書作成ソフトの比較もあわせてご覧ください。

    関連記事:請求書作成ソフトおすすめ12選比較。タイプ別の選び方と料金相場まで解説

    OCR単体ではなく、請求書の受け取りからデータ化・保管・支払までを一気通貫で任せたい場合は、請求書受領サービスの比較が効率的です。

    関連記事:請求書受領サービスおすすめ13選比較。タイプ別の選び方と料金相場を解説

    ③ デスクトップ買い切り型 | PCにインストールし、ランニングコストなしで手元の書類を変換したい場合

    デスクトップ買い切り型は、PCにインストールして使う、ランニングコストのかからないOCRソフトです。月額料金は不要で、一度購入すれば継続して利用できます。スキャンした紙書類や画像PDFを、検索可能PDFやWord・Excelに変換する用途に適しています。

    クラウドに書類をアップロードせずオフラインで使えるため、社外に出せない書類の処理にも向いています。多言語に対応した製品もあり、海外資料の文字起こしにも活用できます。大量の帳票処理よりも、手元の書類を必要なときに変換したい個人・小規模利用に最適です。

    このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。

    • PC1台で、手元の書類を必要なときに変換したい企業・個人
    • ランニングコストをかけず買い切りで使いたい場合
    • 機密書類をクラウドに上げず、オフラインで処理したい場合

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    ④ 無料・アプリ型 | コストをかけず、スマホ/ブラウザで手軽に文字起こししたい場合

    無料・アプリ型は、費用をかけずに、スマホやブラウザで手軽に文字起こしができるOCRです。スマホで書類を撮影して検索可能PDF化したり、クラウドストレージにアップした画像の文字を認識したりできます。

    精度や項目抽出・連携機能は法人向けサービスに劣りますが、処理する書類が少量で「とにかくコストをかけたくない」「まず試してみたい」という場合には十分です。本格導入の前に、無料アプリで自社の書類がどの程度読み取れるかを試すという使い方もできます。

    このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。

    • コストをかけず、少量の書類を文字起こししたい個人・企業
    • スマホで撮影してその場でデータ化したい場合
    • 本格導入の前に、無料で精度を試してみたい場合

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    おすすめのOCRソフト一覧比較表

    以下は、本記事で紹介するOCRソフトの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    DX Suite
    40,000円〜/月
    クラウドAI-OCR型
    実データ平均99.6%の高精度。AI-OCRシェアNo.1
    スマートOCR
    要問い合わせ
    クラウドAI-OCR型
    非定型帳票・手書きに強くSaaS/オンプレ両対応
    LINE WORKS OCR
    20,000円〜 / 月
    クラウドAI-OCR型
    世界的な精度コンペ上位。本人確認(eKYC)にも対応
    Tegaki
    要問い合わせ
    クラウドAI-OCR型
    手書き帳票に特化。シンプルなUI設計
    invox受取請求書
    980円〜 / 月
    経理・バックオフィス特化型
    確認ありで99.9%以上のデータ化と自動仕訳
    Bill One
    要問い合わせ
    経理・バックオフィス特化型
    AI+オペレーターで約100%データ化。請求書受領を一元管理
    バクラク請求書
    月額40,000円〜
    経理・バックオフィス特化型
    最大100枚を数秒でデータ化。電帳法対応
    TOKIUM
    要問い合わせ
    経理・バックオフィス特化型
    原本回収代行+オペレーター入力で高精度
    読取革命
    12,980円〜
    デスクトップ買い切り型
    低価格で導入しやすい定番の国産ソフト
    e.Typist
    14,080円
    デスクトップ買い切り型
    58ヶ国語対応のインストール型ソフト
    PDFelement
    9,980円〜
    デスクトップ買い切り型
    PDFの編集とOCRを1本でまかなえる、Wondershare提供の多機能ソフト
    ABBYY FineReader PDF
    要問い合わせ
    デスクトップ買い切り型
    約198言語・高精度。PDF編集機能も充実
    Googleドキュメント
    無料
    無料・アプリ型
    ドライブ経由で画像・PDFを無料で文字認識
    Adobe Scan
    無料
    無料・アプリ型
    スマホ撮影でOCR付き検索可能PDFを作成
    Googleレンズ
    無料
    無料・アプリ型
    スマホのカメラで写した文字を、その場で認識できるGoogleの無料ツール

    【クラウドAI-OCR型】のおすすめOCRソフト

    手書き・非定型帳票を含む大量の書類を高精度でデータ化できる、クラウドAI-OCRを4つ紹介します。

    DX Suite

    引用:DX Suite

    AI-OCR市場で5年連続シェアNo.1の、法人向け高精度AI-OCRです。AI inside株式会社が提供し、3,000件以上の契約実績を持ちます。活字・手書き・チェックボックスなど多様な文字を読み取り、定型・非定型を問わずあらゆる書類フォーマットに対応します。

    自社開発のLLM「PolySphere-4」を実装し、社内テストで実データ平均99.6%という認識精度を記録。さらにAIエージェントがファイル取得・仕分け・読み取り設定・結果チェック・データ保存までを自動化し、OCR前後の作業負荷も軽減します。

    月額費用にプランごとの無料枠が含まれ、超過分は従量課金となる料金体系のため、自社の処理量に合わせて導入しやすいのも特徴です。

    読み取り対応活字・手書き・チェックボックス、定型/非定型に対応
    提供形態クラウド
    連携・出力RPA・各種システム連携、AIエージェントによる自動処理
    料金目安40,000円〜/月

    スマートOCR

    引用:スマートOCR

    非定型帳票や手書き文字の読み取りに強いAI-OCRです。指定したキーワード周辺にある値を抽出する非定型帳票方式を採用し、取引先ごとに様式が異なる書類でも柔軟にデータ化できます。

    ディープラーニングによる認識に加え、OCR結果を自動修正する機能やマルチスレッドによる高速処理で、高い精度と処理速度を両立しています。SaaS・オンプレミスの両方に対応し、API提供により既存システムとの連携も容易。通信の暗号化など、セキュリティ面にも配慮されています。

    読み取り対応手書き・非定型帳票に強い
    提供形態クラウド(SaaS)/オンプレミス
    連携・出力API連携、外部システムとの接続
    料金目安要問い合わせ

    LINE WORKS OCR

    引用:LINE WORKS OCR

    世界的な文字認識精度コンペで上位を獲得した、クラウド型AI-OCRです(旧称:CLOVA OCR)。Webブラウザから手軽に使えるReaderと、自社システムへ組み込めるAPIの両方を提供しています。

    多言語のテキスト検出・文字認識に対応し、基幹システムやアプリ、LINE公式アカウントなど多様な環境に実装できます。CLOVA Face(顔認識)と組み合わせた「LINE eKYC」によるオンライン本人確認にも対応しており、申込書類や本人確認書類を扱う業務でも活用できるのが強みです。

    読み取り対応多言語の活字・帳票に対応
    提供形態クラウド(Reader/API)
    連携・出力API連携、eKYC(本人確認)連携
    料金目安20,000円〜 / 月

    Tegaki

    引用:Tegaki

    手書き書類のデータ化に特化したAI-OCRサービスです。Cogent Labsが提供し、読み取り精度の高さとシンプルなUI設計を特長としています。各種申込書類やアンケートなど、さまざまな手書き書類の読み取りに対応します。

    スキャンして取り込むとデータ化して保存できる分かりやすい操作性で、専門知識がなくても運用を始めやすいのが魅力です。手書きの帳票が業務の中心という企業に適しています。

    読み取り対応手書き帳票に特化した高精度認識
    提供形態クラウド
    連携・出力データ出力・システム連携に対応
    料金目安要問い合わせ

    【経理・バックオフィス特化型】のおすすめOCRソフト

    請求書・領収書・経費など、経理業務の自動化に最適化されたサービスを4つ紹介します。経理部門のアウトソーシングと比較検討したい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

    関連記事:経理代行サービスおすすめ19選比較。料金相場・タイプ別の選び方を解説

    invox受取請求書

    引用:invox受取請求書

    99.9%以上のデータ化精度を保証する、受取請求書のデータ化サービスです。オペレータ確認ありの高精度データ化に加え、AI-OCRによる即時データ化にも対応しています。

    発行者名・請求日・支払期限・支払先口座・請求金額などを自動でデータ化し、事業者登録番号や請求明細まで抽出。明細の品番・品名をもとに自動仕訳ができ、会計ソフトとの連携で経理業務を大幅に効率化します。無料プランも用意されており、まず試してから本格導入する流れにも対応できます。

    読み取り対応請求書(確認ありで99.9%以上のデータ化)
    提供形態クラウド
    連携・出力会計ソフト連携、自動仕訳
    料金目安980円〜 / 月

    Bill One

    引用:Bill One

    Sansan株式会社が提供する、請求書の受領・管理に特化したクラウドサービスです。紙やPDFで受け取った請求書を、AI-OCRとオペレーターによる確認を組み合わせてデータ化し、約100%の精度で情報を抽出します。

    紙の請求書の受領代行にも対応し、受け取った請求書データはクラウドで一元管理。電子帳簿保存法やインボイス制度の要件に対応し、シングルサインオンや2要素認証などセキュリティ面も整っています。請求書の受領から月次決算までを加速させたい企業に適しています。

    読み取り対応請求書(AI+オペレーターで約100%データ化)
    提供形態クラウド(紙の受領代行あり)
    連携・出力会計ソフト連携、電帳法・インボイス対応
    料金目安要問い合わせ

    バクラク請求書

    引用:バクラク請求書

    最大100枚の請求書を同時に数秒でデータ化できる、LayerX提供のサービスです。企業ごとに最適化されていく「パーソナライズドAI-OCR」を備え、使うほど自社の書類に合った精度で読み取れるようになります。

    手入力の手間やミスを軽減し、改正電子帳簿保存法にも対応。タイムスタンプ付与により原本保存が不要になります。Slackとの連携で申請通知を届けられるなど、承認フローまで含めた業務効率化に強みがあります。

    読み取り対応請求書(最大100枚を数秒で処理)
    提供形態クラウド
    連携・出力会計ソフト連携、Slack連携、電帳法対応
    料金目安月額40,000円〜

    TOKIUM

    引用:TOKIUM

    領収書・請求書の原本回収を代行し、オペレーター入力で高精度なデータ化を実現するサービスです。スマホで撮影した書類や郵送された原本を、AI-OCRとオペレーターの組み合わせでデータ化し、入力・確認の負担を社内から切り離せます。

    改正電子帳簿保存法やインボイス制度に対応し、原本の保管まで任せられるため、経理部門のペーパーレス化を一気に進められます。書類の確認・修正工数をできる限り減らしたい企業に向いています。

    読み取り対応領収書・請求書(OCR+オペレーター入力)
    提供形態クラウド(原本回収代行あり)
    連携・出力会計ソフト連携、電帳法・インボイス対応
    料金目安要問い合わせ

    【デスクトップ買い切り型】のおすすめOCRソフト

    PCにインストールして使う、ランニングコストのかからない買い切りソフトを4つ紹介します。

    読取革命

    引用:読取革命

    低価格で導入しやすい、定番の国産OCRソフトです。ソースネクストが提供するWindows向けソフトで、スキャンした書類や画像から文字を読み取り、Word・Excel・テキストなどに変換できます。

    活字中心の書類のデータ化に適しており、買い切りのためランニングコストがかかりません。バージョンアップ版は数千円程度で入手でき、手元の紙書類を手軽にテキスト化したい個人・小規模利用に向いています。

    読み取り対応活字中心の書類
    提供形態デスクトップ(Windows・買い切り)
    連携・出力Word・Excel・テキスト等に変換
    料金目安12,980円〜

    e.Typist

    引用:e.Typist

    世界58ヶ国語に対応した、PCインストール型のOCRソフトです。メディアドライブが提供し、活字書類のデータ化に加え、多言語の文書を読み取れるのが特徴。海外資料の文字起こしにも活用できます。

    ダウンロード版の定価は14,080円(税込)で、買い切りのため継続利用にコストがかかりません。多言語対応のソフトを手元に置いておきたい場合に適しています。

    読み取り対応活字(58ヶ国語対応)
    提供形態デスクトップ(買い切り)
    連携・出力Word・Excel・PDF等に変換
    料金目安14,080円

    PDFelement

    引用:PDFelement

    PDFの編集とOCRを1本でまかなえる、Wondershare提供の多機能ソフトです。スキャンした文書や画像だけのPDFを、OCRエンジンで検索・編集ができるフォーマットに変換できます。日本語と英語が混在した文書を含む多言語に対応し、Windows・Macの両方で利用できます。

    OCRだけでなくPDFの編集・変換・作成・電子署名まで対応するため、PDF業務を1本に集約したい場合に便利です。年間プランに加えて永続ライセンス(買い切り)も用意されており、買い切りならランニングコストがかかりません。

    読み取り対応スキャン文書・画像PDFの多言語OCR
    提供形態デスクトップ(Windows/Mac・永続ライセンスあり)
    連携・出力検索可能PDF・Word・Excel等に変換、PDF編集
    料金目安9,980円〜(永続ライセンス)/年間プランあり

    ABBYY FineReader PDF

    引用:ABBYY FineReader PDF

    約198言語に対応し、99%以上の精度で文字認識ができる高機能OCRソフトです。スキャンした紙文書・PDF・画像から文字を読み取り、検索可能PDF・Word・Excel・CSV・テキストなどに変換できます。

    OCRだけでなくPDFの編集・比較機能も充実しており、多言語のドキュメント業務を1本でカバーできるのが強みです。現在はサブスクリプション形式での提供となっています。多言語かつ高精度を求める企業に適しています。

    読み取り対応約198言語・99%以上の精度
    提供形態デスクトップ(サブスクリプション)
    連携・出力検索可能PDF・Word・Excel・CSV等に変換、PDF編集
    料金目安要問い合わせ

    【無料・アプリ型】のおすすめOCRソフト

    費用をかけず、スマホやブラウザで手軽に文字起こしできる無料OCRを3つ紹介します。

    Googleドキュメント

    引用:Googleドキュメント

    Googleドライブに保存するだけで使える、無料のOCR機能です。画像やスキャンしたPDFをドライブにアップロードし、Googleドキュメントで開くと、写っている文字が認識されて編集・コピーができるテキストに変換されます。

    多言語に対応し、追加のソフト導入も不要。Googleアカウントがあればすぐに使えるため、少量の書類を無料で文字起こししたい場合の手軽な選択肢になります。

    読み取り対応多言語の活字(画像・PDF)
    提供形態クラウド(ブラウザ)
    連携・出力Googleドキュメントで編集・出力
    料金目安無料

    Adobe Scan

    引用:Adobe Scan

    スマホで書類を撮影し、OCR付きの検索可能PDFを作成できる無料アプリです。AIを利用して画像の遠近を自動補正し、紙の文書を読みやすいPDFに変換します。

    OCR技術により、スキャンした文書を編集・検索できるPDFに変換できるのが特徴。App Store・Google Playから無料でダウンロードでき、外出先で受け取った書類をその場でデータ化したい場合に便利です。

    読み取り対応撮影した文書の活字
    提供形態スマホアプリ
    連携・出力検索可能PDFとして書き出し
    料金目安無料

    Google レンズ

    引用:Google レンズ

    スマホのカメラで写した文字を、その場で認識できるGoogleの無料ツールです。書類や看板、本などにカメラを向けるだけで文字を読み取り、テキストとしてコピー・検索・翻訳ができます。

    多言語に対応し、外国語の文書を読み取ってそのまま翻訳することも可能です。Androidでは標準で使え、iPhoneでもGoogleアプリやChromeから無料で利用できます。ファイルをアップロードして変換するというより、目の前の文字を手早くデータ化したい場合に便利です。

    読み取り対応カメラで写した多言語の文字
    提供形態スマホアプリ/Googleアプリ・Chrome
    連携・出力テキストのコピー・検索・翻訳
    料金目安無料

    OCRソフトのよくある質問

    Q. OCRソフトの読み取り精度は100%になりますか?

    いいえ。AI-OCRでも精度は100%ではなく、活字より手書き、定型より非定型のほうが誤認識は増えます。実務では読み取り結果を人がチェックする工程が前提になるため、確認・修正のしやすさまで含めて選ぶことが大切です。

    Q. 無料のOCRと有料のAI-OCRはどう使い分ければよいですか?

    処理する量と精度要件で判断します。少量の書類を手軽に文字起こしするだけなら無料アプリで十分ですが、毎月大量の帳票を処理する、手書き・非定型に高精度で対応したい、会計システムと連携したいといった場合は有料のAI-OCRが向いています。

    Q. 機密書類を扱う場合に注意すべき点はありますか?

    クラウド型は通信の暗号化やデータの取り扱いポリシーを確認しましょう。社外に出せない書類であれば、オンプレミス対応のサービスや、クラウドにアップロードしないデスクトップ買い切り型を選ぶと安心です。

    Q. 紙の契約書の管理を電子化したい場合もOCRで対応できますか?

    過去の紙契約書をデータ化・検索可能にする用途ではOCRが有効です。一方、これから締結する契約を電子化するなら電子契約システムの導入が適しています。

    関連記事:電子契約システム16選比較。契約量別の費用感からタイプ別の選び方まで解説

    まとめ

    本記事では、OCRソフトの選び方・費用相場・おすすめ15選を、4つのタイプに分けて紹介しました。OCRソフトは料金の安さだけで選ぶと、確認・修正の工数で結局割高になることがあります。「単価×枚数+確認工数の人件費」という実質コストの視点で、自社に合うタイプを見極めましょう。

    まずは以下のタイプから、自社の目的に合うものを選びましょう。

    クラウドAI-OCR型手書き・非定型を含む大量の帳票を高精度でデータ化したいタイプ
    経理・バックオフィス特化型請求書・領収書など経理業務の自動化が目的のタイプ
    デスクトップ買い切り型ランニングコストなしで手元の書類を変換したいタイプ
    無料・アプリ型コストをかけず手軽に文字起こしを試したいタイプ

    まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「OCRソフトの選び方」セクションの診断ツールから、自社に最適なタイプを確認してみてください。本記事が、最適なOCRソフト選びの一助になれば幸いです。

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