青色申告ソフトおすすめ12選比較。サブスクと買い切りの違いからタイプ別の選び方

「青色申告で65万円の控除を受けたいけれど、簿記の知識がなくて不安…」
「ソフトを使えばいいと聞くけど、freee・マネーフォワード・弥生の何が違うのか分からない…」

個人事業主やフリーランスにとって、青色申告は最大65万円の特別控除を受けられる大きな節税手段です。しかし、その恩恵を受けるには複式簿記での記帳と、e-Taxまたは電子帳簿保存への対応が必要になります。これを手作業でこなすのは現実的ではなく、そこで欠かせないのが青色申告ソフトです。

とはいえ、青色申告ソフトはクラウド型・インストール型・スマホアプリ型と種類が多く、料金体系も月額制から買い切りまでさまざま。「結局、自分にはどれが合うのか」が分かりにくいのが実情です。

本記事では、青色申告ソフトを3つのタイプに分類し、タイプ別の選び方とおすすめの12ソフトを紹介します。あわせて、「無料ソフトだけで申告できるのか」「サブスクと買い切りは結局どちらが得か」といった、多くの人が気になる疑問にも踏み込んで解説します。

まずは記事内の診断ツールで、自分に合うタイプを確認してみてください。

青色申告ソフトとは

青色申告ソフトとは、日々の取引の記帳から決算書・確定申告書の作成、e-Taxによる電子申告までを支援する会計ソフトです。青色申告に必要な複式簿記の帳簿や、青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)を、簿記の専門知識がなくても作成できるように設計されています。

青色申告そのものは会計ソフトの一機能として提供されることも多く、法人向けも含めた広い意味での会計ソフト選びについては、以下の記事もあわせて参考にしてください。

関連記事:会計ソフトおすすめ16選比較。事業規模・目的別の失敗しない選び方を解説

青色申告ソフトでできること

青色申告ソフトは、単に帳簿をつけるだけでなく、申告書の提出までを一気通貫でサポートします。主な機能は以下のとおりです。

記帳・仕訳日々の取引を入力すると仕訳帳・総勘定元帳などへ自動転記。銀行口座・クレジットカードの連携による自動仕訳に対応するソフトも多数。
決算書の作成青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)を自動集計。65万円控除に必要な複式簿記の書類を作成。
確定申告書の作成所得税の確定申告書B(第一表・第二表)まで作成。控除や所得の入力をナビゲーションで案内。
e-Tax電子申告マイナンバーカード連携などにより、ソフトから直接e-Tax送信。65万円控除の要件を満たせる。
インボイス・消費税対応適格請求書の管理や消費税申告書の作成に対応。課税事業者にも利用しやすい。

青色申告と白色申告の違い(なぜソフトが必要か)

そもそも個人事業主の確定申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。両者の大きな違いは、節税メリットと記帳の手間です。

白色申告は事前申請が不要で、単式簿記による簡易な記帳で済みます。一方の青色申告は、事前に「青色申告承認申請書」を提出したうえで複式簿記による記帳を行うことで、最大65万円の特別控除や、赤字の3年間繰り越し、家族への給与の経費算入といった優遇を受けられます。

つまり、青色申告は手間が増える代わりに節税効果が大きい仕組みです。その「手間」の大部分(複式簿記・決算書作成・電子申告)を肩代わりしてくれるのが青色申告ソフトであり、控除のメリットを最大化するための必須ツールといえます。

青色申告ソフトの費用相場

青色申告ソフトの費用は、タイプによって料金体系が大きく異なります。クラウド型は月額・年額のサブスクリプション、インストール型は買い切り、スマホアプリ型は無料〜低額の月額が中心です。以下に個人事業主向けの料金相場をまとめました。

タイプ料金形態相場の目安
クラウド型月額・年額(サブスク)年額11,000〜24,000円前後(初年度無料キャンペーンあり)
インストール型買い切り5,000〜13,000円前後(別途サポート契約の場合あり)
スマホアプリ型無料〜月額無料〜年額3,000円前後

料金だけを見ればスマホアプリ型やインストール型が安く見えますが、対応できる事業規模や機能が異なるため、価格の安さだけで選ぶと後悔する場合があるので注意しましょう。

無料の青色申告ソフトだけで確定申告はできる?

結論からいえば、無料ソフトでも青色申告は可能ですが、条件を理解して選ぶ必要があります。

クラウド型の「円簿青色申告」は基本機能を無料で使え、スマホアプリの「Taxnote」も無料版で記帳ができます。ただし、無料版は仕訳件数や連携機能に制限があったり、確定申告書の作成・e-Tax提出の部分は外部サービスや手作業が必要だったりするケースがあります。

65万円控除を確実に狙うのであれば、e-Tax電子申告まで自動で完結する有料版(年1万円前後)を使うのが現実的です。控除で戻る税額を考えれば、ソフト代は十分にペイしやすい投資といえます。

【独自試算】サブスク型と買い切り型、結局どちらが安い?

「クラウドの月額はムダに感じる。買い切りの方が得では?」という声は多く聞かれます。そこで、クラウド型(年11,000円想定)と買い切り型(初回1万円+税制改正時に更新想定)を、利用年数別に比較しました。

利用年数クラウド型(年11,000円想定)買い切り型(1万円+改正時に更新想定)
1年目約11,000円(初年度無料なら0円)約10,000円
3年間累計約33,000円約18,000円(途中1回更新想定)
5年間累計約55,000円約26,000円(途中2回更新想定)

単純なコストだけで見れば、同じソフトを3年以上使い続ける前提なら買い切り型が割安になりやすい計算です。

ただし、買い切り型もインボイス制度や税制改正のたびに最新版へ買い替える必要が生じる場合があり、「一度買えばずっと無料」とは限りません。反対にクラウド型は法改正や機能追加に自動で対応し、初年度無料キャンペーンも使えるため、手間とリスクを抑えられます。

つまり、「コスト最優先なら買い切り、手間と安心を優先するならクラウド」と整理して選ぶのがおすすめです。

青色申告ソフトを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント

青色申告ソフトはどれも同じではありません。控除の取りやすさや使いやすさ、サポートの手厚さは製品ごとに差があります。選定前に、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。

  • 65万円控除・e-Tax・インボイス/電子帳簿保存への対応
  • 記帳から確定申告書の作成・e-Tax提出まで完結できるか
  • 簿記知識がなくても使えるか(自動仕訳・銀行/カード連携)
  • 対応デバイス・利用環境(Mac対応・スマホ対応)
  • サポート体制・税理士との連携

65万円控除・e-Tax・インボイス/電子帳簿保存への対応

青色申告ソフトを選ぶ最大の目的は、控除を確実に受けることです。最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式簿記での記帳に加えて、e-Taxによる電子申告か、優良な電子帳簿保存のいずれかが必須要件となります。

そのため、ソフトが複式簿記・青色申告決算書に対応しているのはもちろん、e-Tax送信機能を備えているかを必ず確認しましょう。あわせて、インボイス制度(適格請求書)や消費税申告への対応状況もチェックしておくと、課税事業者になった場合にも安心です。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 複式簿記・青色申告決算書に対応しているか
  • e-Tax電子申告(65万円控除の要件)に対応しているか
  • インボイス・消費税申告に対応しているか

記帳から確定申告書の作成・e-Tax提出まで完結できるか

意外と見落とされがちなのが、「記帳はできても、確定申告書の作成や提出は別」というケースです。帳簿づけまでしか対応していないソフトやアプリだと、最後の申告書作成・提出で別のツールや手作業が必要になり、ここで挫折してしまう人も少なくありません。

理想は、日々の記帳から決算書・確定申告書の作成、e-Taxでの提出までを1つのソフト内で完結できることです。特に初めて青色申告をする方は、「提出までナビゲーションで案内してくれるか」を重視すると、途中でつまずくリスクを大きく減らせます。

簿記知識がなくても使えるか(自動仕訳・銀行/カード連携)

簿記に不慣れな人ほど、入力を自動化できる機能の有無が使い勝手を左右します。銀行口座やクレジットカードを連携すれば、取引明細を自動で取り込み、勘定科目まで自動で提案してくれるソフトもあります。

また、専門用語を極力使わず、質問に答えるだけで記帳・申告が進むガイド機能があるかも重要です。日々の入力のしやすさは継続のしやすさに直結するため、無料お試し期間を使って実際の操作感を確かめておくと失敗しにくくなります。

対応デバイス・利用環境(Mac対応・スマホ対応)

利用したい環境で問題なく使えるかも確認しておきましょう。クラウド型はWindows・Macを問わずブラウザで使え、複数端末やスマホからのアクセスにも対応します。一方でインストール型はWindows専用の製品が多く、Macでは使えないケースがある点に注意が必要です。

外出先やスキマ時間に入力したい場合はスマホアプリの使いやすさも比較対象になります。「メインで使うデバイスは何か」を起点に、対応環境を確認しておくと選定がスムーズです。

サポート体制・税理士との連携

初めての青色申告では、操作や記帳の疑問をすぐ解消できるサポートの手厚さが安心につながります。チャット・メールに加えて、電話サポートや記帳相談に対応しているかを確認しましょう。

さらに、税理士とデータを共有できる機能があると、確定申告を専門家に依頼する場合もスムーズです。将来的に事業が拡大して税理士に任せる可能性があるなら、税理士連携のしやすさも見ておくと安心です。

なお、記帳そのものを外部に任せたい場合は、ソフト導入と並行して記帳代行の利用も選択肢になります。

関連記事:記帳代行サービス11選比較。費用相場から企業タイプ別の選び方まで解説

青色申告ソフトの選び方

青色申告ソフトは、利用環境と料金体系の違いから、大きく3つのタイプに分類できます。ここでは各タイプの特徴と向いている人を紹介します。

  1. クラウド型(オンライン型) | どこでも・自動で・初心者でも使いたい場合
  2. インストール型(買い切り型) | ランニングコストを抑えて長く使いたい場合
  3. スマホアプリ型 | スマホだけで手軽に申告を完結させたい場合

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

0 / 7 回答済み

Q1 / 利用環境

ソフトを使う環境として、どちらに近いですか?

Q2 / 料金の考え方

費用の払い方として、どちらを希望しますか?

Q3 / 事業規模・取引量

日々の取引量について、どちらに近いですか?

Q4 / 簿記知識

簿記の知識について、どちらに近いですか?

Q5 / 口座・カード連携

入力の仕方として、どちらを希望しますか?

Q6 / デバイス

メインで使いたいデバイスはどちらですか?

Q7 / サポート

サポートについて、どちらを重視しますか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのソフトを見る →

    ① クラウド型(オンライン型) | どこでも・自動で・初心者でも使いたい場合

    インターネット経由で利用するタイプで、WindowsでもMacでもブラウザさえあれば使えます。銀行口座やクレジットカードの自動連携、質問に答えるだけで進むガイド機能が充実しており、簿記が苦手な初心者でも申告まで進めやすいのが特徴です。

    料金は月額・年額のサブスク制ですが、法改正や機能追加に自動で対応し、初年度無料のキャンペーンを実施する製品も多くあります。スマホアプリと連携して外出先でも入力できるため、利便性を最優先したい人に向いています。

    このタイプへの利用に向いている人は以下になります。

    • 簿記の知識に自信がなく、自動化とガイドに頼りたい
    • WindowsとMacの両方、または複数の端末で使いたい
    • 常に最新の法改正・インボイスに自動対応してほしい

    このタイプの青色申告ソフトの紹介部分へジャンプ ↓

    ② インストール型(買い切り型) | ランニングコストを抑えて長く使いたい場合

    ソフトをパソコンにインストールして使うタイプで、多くが買い切り型です。一度購入すればランニングコストを抑えやすく、同じソフトを長く使い続けたい人に適しています。オフラインでも動作し、動作が安定している点も安心材料です。

    一方で、Windows専用の製品が多くMacでは使えないことがある点や、税制改正のたびに最新版への買い替えが必要になる場合がある点には注意が必要です。簿記の基礎が分かっていて、自分のペースでしっかり入力したい人に向いています。

    このタイプへの利用に向いている人は以下になります。

    • 月額のサブスク費用を避け、買い切りでコストを抑えたい
    • 決まったPCでオフラインでも安定して使いたい
    • 簿記の知識があり、自分で仕訳を管理できる

    このタイプの青色申告ソフトの紹介部分へジャンプ ↓

    ③ スマホアプリ型 | スマホだけで手軽に申告を完結させたい場合

    スマホだけで記帳から申告までを完結できるタイプです。取引が比較的少ない小規模事業やフリーランスに向いており、家計簿感覚で手軽に入力できるのが魅力です。無料または低額で始められる製品が多いのも特徴です。

    複雑な会計処理や大量の取引には不向きな面もありますが、「まずは負担なく青色申告を始めたい」「スキマ時間で入力を済ませたい」という人には最適です。マイナンバーカードと連携して提出まで完結できるアプリも登場しています。

    このタイプへの利用に向いている人は以下になります。

    • 取引が少なく、スマホだけで手軽に申告したい
    • パソコンでの会計作業に苦手意識がある
    • できるだけ低コスト・シンプルに始めたい

    このタイプの青色申告ソフトの紹介部分へジャンプ ↓

    おすすめの青色申告ソフト一覧比較表

    以下は、本記事で紹介する青色申告ソフトの一覧比較表です。料金は個人事業主向けプランの調査時点の目安であり、最新の金額は各公式サイトでご確認ください。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    freee会計
    月額2,980円〜
    クラウド型
    質問に答える形式で簿記知識がなくても申告可能
    マネーフォワード クラウド確定申告
    月額900円〜
    クラウド型
    他のバックオフィスサービスと連携しやすい
    やよいの青色申告 オンライン
    年額11,800円〜
    クラウド型
    クラウド申告ソフトでシェアNo.1
    円簿青色申告
    無料
    クラウド型
    基本機能を無料で使えるクラウド型
    かんたんクラウド会計
    月額2,160円〜
    クラウド型
    会計事務所大手ミロクのクラウド版
    やよいの青色申告 26
    14,000円〜
    インストール型
    デスクトップの安定性とクラウド連携を両立
    みんなの青色申告
    要問い合わせ
    インストール型
    買い切りで最大15ヶ月無償バージョンアップ
    ジョブカンDesktop 青色申告
    8,140円
    インストール型
    直感的で使いやすいインターフェース
    わくわく青色申告
    要問い合わせ
    インストール型
    個人事業主専用で事業/不動産所得に対応
    ブルーリターンA
    インストール型
    青色申告会が提供、記帳・決算指導が無料
    タックスナップ
    月額980円〜
    スマホアプリ型
    確定申告アプリでApp Storeランキング1位
    Taxnote
    月額292円
    スマホアプリ型
    家計簿感覚の簡単入力

    【クラウド型】でおすすめの青色申告ソフト

    インターネット経由で使える、初心者にもやさしいクラウド型の青色申告ソフトを紹介します。

    freee会計

    引用:freee会計

    簿記知識ゼロからでも申告まで完結できるクラウド会計ソフトです。○×の質問に答えるステップ形式で確定申告書を作成でき、専門用語に不慣れな初心者でも迷わず進められる設計が特徴です。

    銀行口座・クレジットカードを連携すれば取引を自動取得し、勘定科目も自動で提案。スマホアプリだけでレシート撮影から申告・e-Tax提出まで完結できるため、パソコンが苦手な人にも支持されています。事業規模の拡大や法人成りを見据える場合にも対応しやすいのも強みです。

    65万円控除/e-Tax対応(アプリからe-Tax提出まで完結)
    対応環境Windows・Mac・iOS・Android(ブラウザ/アプリ)
    自動連携・自動仕訳銀行・カード・電子マネー連携に対応
    サポートチャット・メール(上位プランで電話・チャット)
    料金目安月額2,980円〜

    マネーフォワード クラウド確定申告

    引用:マネーフォワード クラウド確定申告

    銀行・カード連携による自動化の精度に定評があるクラウド確定申告ソフトです。連携できる金融機関やサービスが幅広く、取引明細の自動取得と自動仕訳で入力の手間を大幅に減らせます。

    請求書・経費・給与など他のマネーフォワードクラウドシリーズと連携でき、事業のバックオフィス全体を効率化しやすいのも魅力です。全プランにチャット・メールサポートが付き、口座数が多い人や連携の自動化を重視する人に特に向いています。

    65万円控除/e-Tax対応(電子申告に対応)
    対応環境Windows・Mac・iOS・Android(ブラウザ/アプリ)
    自動連携・自動仕訳金融機関・サービス連携数が豊富
    サポート全プランでチャット・メール(上位で電話)
    料金目安月額900円〜

    やよいの青色申告 オンライン

    引用:やよいの青色申告 オンライン

    クラウド申告ソフトでシェアNo.1の安心感を持つ定番サービスです。長年の実績に裏打ちされた操作性と安定性に加え、初年度無料で使えるキャンペーンを実施しており、コストを抑えて始めたい人に選ばれています。

    画面の指示に沿って入力するだけで青色申告決算書・確定申告書を作成でき、e-Tax提出にも対応。仕訳相談や操作サポートといったサポートメニューが充実しており、初めての青色申告でも心強い体制が整っています。

    65万円控除/e-Tax対応(電子申告に対応)
    対応環境Windows・Mac・iOS・Android(ブラウザ/アプリ)
    自動連携・自動仕訳銀行・カード・スマホアプリ連携に対応
    サポートプランに応じて電話・メール・仕訳相談
    料金目安年額11,800円〜

    円簿青色申告

    引用:円簿青色申告

    基本機能を無料で使えるクラウド型の青色申告ソフトです。無料ながら複式簿記による記帳や青色申告決算書の作成に対応しており、コストを最優先したい個人事業主に適しています。

    クラウド型のため、インストール不要でWindows・Macを問わず利用でき、データはオンラインで管理されます。まずは費用をかけずに青色申告ソフトを試したい人や、取引量がそれほど多くない人にとって有力な選択肢となります。

    65万円控除/e-Tax複式簿記・決算書作成に対応(要件・最新仕様は要確認)
    対応環境Windows・Mac(ブラウザ)
    自動連携・自動仕訳銀行明細取込などに対応
    サポートメール等(無料サービスのため範囲は要確認)
    料金目安無料

    かんたんクラウド会計

    引用:かんたんクラウド会計

    会計事務所向けシステム大手ミロクが提供するクラウド会計ソフトです。低価格な月額プランで始められ、簿記の知識が少ない人でも扱いやすいシンプルな操作性が特徴です。

    会計事務所とのつながりが強いミロクの製品のため、税理士とのデータ共有・連携がしやすい点が大きな強みです。将来的に確定申告や記帳を税理士に依頼する可能性がある人や、専門家のサポートを受けながら運用したい人に向いています。

    65万円控除/e-Tax対応(電子申告に対応)
    対応環境Windows・Mac・スマホ(ブラウザ/アプリ)
    自動連携・自動仕訳銀行・カード連携に対応
    サポートメール・チャット等(30日無料お試しあり)
    料金目安月額2,160円〜

    【インストール型】でおすすめの青色申告ソフト

    買い切りでコストを抑えたい人に向いた、インストール型の青色申告ソフトを紹介します。

    やよいの青色申告 26

    引用:やよいの青色申告 26

    インストール型で長年の実績を持つ定番の青色申告ソフトです。デスクトップソフトならではの動作の安定性に加え、クラウドサービスとの連携機能も備えたハイブリッドな使い勝手が高く評価されています。

    画面の案内に沿って入力するだけで青色申告決算書・確定申告書を作成でき、e-Taxにも対応。銀行明細やスマホアプリからのデータ取り込みにも対応しており、買い切り型でありながら自動化の恩恵も受けられます。手厚いサポートを受けたい場合は、サポート付きプランを選べます。

    65万円控除/e-Tax対応(電子申告に対応)
    対応環境Windows(デスクトップ)
    自動連携・自動仕訳銀行明細・スマホアプリ連携に対応
    サポートサポート付きプランで電話・メール等
    料金目安14,000円〜

    みんなの青色申告

    引用:みんなの青色申告

    「あんしんの買い切り型」を掲げる個人事業主専用の青色申告ソフトです。一度購入すればずっと使え、購入から最大15ヶ月間は最新製品への無償バージョンアップが受けられるため、ランニングコストを抑えたい人に適しています。

    個人事業主に必要な機能に絞ったシンプルな設計で、簿記に不慣れでも扱いやすいのが特徴です。取引の入力から決算書・確定申告書の作成までをカバーし、インボイス制度にも対応。長く安定して使える買い切りソフトを探している人におすすめです。

    65万円控除/e-Tax対応(電子申告・複式簿記に対応)
    対応環境Windows(デスクトップ)
    自動連携・自動仕訳銀行明細取込などに対応
    サポートサポートサービス(あんしん保守など)あり
    料金目安要問い合わせ

    ジョブカンDesktop 青色申告

    引用:ジョブカンDesktop 青色申告

    旧「ツカエル青色申告」として親しまれてきた低価格の買い切り型ソフトです。手頃な価格帯ながら、青色申告に必要な複式簿記の記帳から決算書・申告書作成までをしっかりカバーします。

    直感的で分かりやすいインターフェースが特徴で、はじめてインストール型ソフトを使う人でも操作に迷いにくい設計です。とにかく費用を抑えて買い切りソフトを導入したい個人事業主にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢となります。

    65万円控除/e-Tax対応(複式簿記・決算書作成に対応)
    対応環境Windows(デスクトップ)
    自動連携・自動仕訳銀行明細取込などに対応
    サポートサポートサービスあり(プランによる)
    料金目安8,140円

    わくわく青色申告

    引用:わくわく青色申告

    個人事業主専用に設計された買い切り型の青色申告ソフトです。事業所得(一般)や不動産所得に対応し、取引を入力すると仕訳帳や元帳などが自動で転記・集計される仕組みになっています。

    消費税・軽減税率にも対応し、電子帳簿保存やe-Taxによる申告で65万円の青色申告特別控除を狙える点も安心材料です。シンプルで必要十分な機能を、買い切り価格で長く使いたい個人事業主に向いています。

    65万円控除/e-Tax対応(e-Tax・電子帳簿保存に対応)
    対応環境Windows(デスクトップ)
    自動連携・自動仕訳取引入力からの自動転記・集計
    サポートサポートサービスあり(プランによる)
    料金目安要問い合わせ

    ブルーリターンA

    引用:ブルーリターンA

    青色申告会が提供する個人事業主向けのパソコン会計ソフトです。50年を超える指導実績をもとに、やさしく分かりやすい操作性を追求している点が特徴で、簿記に不安がある人でも取り組みやすくなっています。

    最大の強みは、ソフトを購入して青色申告会に入会すると、記帳・決算指導などの相談を無料で受けられること。ソフト代と年会費を合わせても年1万円前後で運用でき、無料体験版(仕訳100件まで)も用意されています。人のサポートを受けながら着実に申告したい人におすすめです。

    65万円控除/e-Tax対応(複式簿記・電子申告に対応)
    対応環境Windows(デスクトップ)
    自動連携・自動仕訳取引入力からの自動転記・集計
    サポート青色申告会による記帳・決算指導(入会で無料相談)
    料金目安33,000円

    【スマホアプリ型】でおすすめの青色申告ソフト

    スマホだけで手軽に申告を完結させたい人に向いた、スマホアプリ型の青色申告ソフトを紹介します。

    タックスナップ

    引用:タックスナップ

    「ほぼ丸投げ・スマホで完結」を掲げる確定申告アプリです。2026年の確定申告期間には、大手会計ソフトを含む確定申告アプリの中でApp Storeランキング1位を獲得するなど、スマホ派から高い支持を集めています。

    クレジットカードや口座を連携すると入力作業が自動化され、取引をビジネスかプライベートかに分類するだけで仕訳が完了。必要な情報を入力すれば確定申告書が自動で作成され、マイナンバーカードで提出まで行えます。パソコン作業に苦手意識がある人や、手間を最小限にしたい人に最適です。

    65万円控除/e-Tax対応(マイナンバーカードで提出可能)
    対応環境iOS・Android(スマホアプリ)
    自動連携・自動仕訳カード・口座連携で自動分類
    サポートアプリ内サポート等
    料金目安月額980円〜

    Taxnote

    引用:Taxnote

    家計簿感覚のシンプルな入力が魅力の会計アプリです。青色申告・白色申告の帳簿を手早く入力でき、簿記の知識がなくても直感的に記帳を続けられる設計になっています。

    作成したデータはExcel・弥生会計・freee・マネーフォワードクラウドなどに出力でき、申告書作成は連携先ソフトで行う使い方にも対応します。無料版でも全機能を使えますが仕訳入力が月20件までに制限され、プレミアム登録で入力が無制限になります。まずは無料でスマホ記帳を始めたい人に向いています。

    65万円控除/e-Tax対応ソフトへのデータ出力で申告(提出は連携先で行う)
    対応環境iOS・Android(スマホアプリ)
    自動連携・自動仕訳簡単入力中心(データ出力に対応)
    サポートアプリ内ヘルプ等
    料金目安月額292円

    青色申告ソフトのよくある質問

    最後に、青色申告ソフトを検討する人からよく寄せられる質問に回答します。

    簿記の知識がゼロでも青色申告ソフトで65万円控除まで取れる?

    取れる可能性は十分にあります。クラウド型を中心に、質問に答える形式で複式簿記の帳簿を自動作成し、e-Tax提出まで案内してくれるソフトが増えています。65万円控除にはe-Taxまたは電子帳簿保存が必須のため、電子申告まで完結できるソフトを選ぶことが条件です。

    今まで手書き/Excelだったが、途中からソフトに乗り換え・データ移行できる?

    期の途中からでも導入は可能です。年初にさかのぼって取引を入力すれば、その年分の青色申告決算書を作成できます。Excelの取引データをCSVで取り込める製品もありますが、対応範囲は製品ごとに異なるため、乗り換え前に取り込み可否を確認しておくと安心です。

    確定申告の時期(1〜3月)だけソフトを使うことはできる?

    クラウド型は年額・月額契約のため、契約期間中はいつでも使えますが、日々の記帳を後回しにすると申告直前に負担が集中します。買い切り型は購入すれば期間の縛りなく使えます。いずれのタイプでも、こまめに記帳しておくほうが結果的に楽になります。

    Macでも使える青色申告ソフトは?

    クラウド型はWindowsでもMacでもブラウザで使えるため、Macユーザーはクラウド型かスマホアプリ型が基本の選択肢になります。インストール型はWindows専用の製品が多いため、Macで使いたい場合は事前に対応環境を必ず確認してください。

    税理士に依頼している場合でもソフトは必要?

    日々の記帳を自分で行い、申告だけ税理士に依頼するケースでは、ソフトでデータを整えておくとやり取りがスムーズです。税理士連携に対応したソフトを選ぶと共有が容易になります。記帳自体を任せたい場合は、記帳代行や経理代行の利用も検討するとよいでしょう。

    会計・経理の業務全体を外部に任せたい場合は、以下の記事も参考になります。

    関連記事:経理代行サービスおすすめ19選比較。料金相場・タイプ別の選び方を解説

    まとめ

    本記事では、青色申告ソフトの選び方と、タイプ別のおすすめ12ソフトを紹介しました。青色申告ソフトは、利用環境と料金体系の違いから次の3タイプに整理できます。

    クラウド型| どこでも使えて自動化・ガイドが充実。 初心者や複数端末で使いたい人向け。 —|— インストール型| 買い切りでランニングコストを抑えられる。 PCで長く安定して使いたい人向け。 スマホアプリ型| スマホだけで手軽に完結。 取引が少なくシンプルに始めたい人向け。

    最大65万円の控除を確実に受けるには、e-Taxまで完結できるソフトを選ぶことが重要です。まだ自分に合うタイプが分からない方は、「青色申告ソフトの選び方」セクションの診断ツールから、7つの質問で最適なタイプを確認してみてください。

    本記事が、あなたに合った青色申告ソフト選びの一助になれば幸いです。

    関連記事

    資料一覧 記事一覧 ログイン 資料を掲載(無料) 記事広告への掲載希望