IR資料のデザイン参考20選。決算説明・中計・統合報告書を種類別に解説
IR資料とは、企業が投資家・株主・アナリストに対して自社の経営状況・戦略・財務情報を伝えるための資料の総称です。
一口にIR資料といっても、法律で提出が義務付けられたものから、デザインの自由度が高いものまで、多くの種類が存在します。本記事では特にデザインの重要度が高い資料に注目して、デザインの参考例を紹介していこうと思います。
IR資料とは?種類と目的
IR資料とは、企業が投資家や株主に向けて経営状況・財務情報・将来戦略を伝えるための資料の総称です。その種類は大きく「開示義務があるもの」と「任意で開示するもの」に分かれます。

法定開示資料(出さないと違法)
金融商品取引法・会社法・取引所規則で義務づけられているものになります。
| 資料名 | 提出先 | 頻度 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 決算短信 | 東京証券取引所 | 四半期ごと | 売上・利益などの財務数値を速報で開示。数値中心で速報性重視 |
| 有価証券報告書 | 金融庁 | 年1回 | 事業内容・財務諸表・リスク情報などを網羅した最も詳細な法定資料 |
| コーポレートガバナンス報告書 | 東京証券取引所 | 随時(変更時) | 取締役会の構成・役員報酬・株主との関係など企業統治の体制を開示 |
【決算短信】

【有価証券報告書】

決算短信と有価証券報告書はよく混同されますが、役割が異なります。決算短信は「速報」、有価証券報告書は「詳報」と理解すると整理しやすいです。
【コーポレートガバナンス報告書】

コーポレートガバナンス報告書は比較的認知度が低いですが、ガバナンス体制の変更があるたびに更新が求められる義務書類です。
上記の開示義務のある資料は、デザインよりも「正確性・網羅性」が最優先で、テキストと表が中心の資料です。
任意開示資料(出す義務はないが、出すのが慣行 or 戦略)
ここが「IRデザイン」の世界。さらに目的で3つに分かれる。
- 「業績」を伝える資料:決算説明資料
- 「戦略」を伝える資料:中期経営計画書・成長可能性資料
- 「会社」を伝える資料:統合報告書
| 資料名 | 頻度 | 読者 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 決算説明資料 | 通期&四半期ごと | 機関投資家・アナリスト ・個人投資家 | 決算数値をわかりやすく解説するスライド資料。 グラフや図解を多用し視覚的に整理 |
| 中期経営計画書 | 3〜5年に1回 | 機関投資家・アナリスト ・従業員 | 数年先の経営ビジョン・成長戦略・財務目標を示す。 投資家への中長期の約束文書 |
| 統合報告書 | 年1回 | 機関投資家・一般向け | 財務情報とESG(環境・社会・ガバナンス)などの 非財務情報を統合した企業価値の総合報告書 |
| 成長可能性資料 ※ グロース | 年1回以上 | 機関投資家・個人投資家 | 実績が乏しい新興企業がビジネスモデル・市場規模 ・成長KPIの開示するための資料 |
【決算説明資料】

【中期経営計画書】

任意開示の中でも「決算説明資料」と「中期経営計画資料」は上場企業のほぼすべてが公表しており、事実上の慣行となっています。
【統合報告書】

統合報告書は、従来のアニュアルレポートが財務情報中心だったのに対し、ESGや人的資本といった非財務情報も含めて「企業の長期的な価値がどこから生まれるか」を説明する資料として、特に機関投資家やESG投資家から注目されています。
すべての上場企業が作成するわけではなく、トヨタやファーストリテイリングなど、社会課題解決系のビジネスモデルとESGとの親和性が高い企業(基本的にはプライムのBtoC企業)が主に作成・公開している資料となっています。
【成長可能性に関する説明資料】

「成長可能性に関する説明資料」は、グロース市場上場企業の義務となっています。実績よりも将来性で上場している企業が多いグロース市場では、投資家保護の観点から東証が「事業計画及び成長可能性に関する事項」を継続的に開示することを求めており、年1回以上の頻度で開示が必要です。
一方、プライム・スタンダード市場の企業には義務はありません。ただし、東証が2023年3月にPBR1倍割れ企業の続出を背景に「資本コストや株価を意識した経営」の実現を全上場企業へ要請したことで、同様の内容を開示する企業が急増しています。
しかし、グロース市場上場企業のように「成長可能性に関する事項」として新規資料を作成するのではなく、コーポレートガバナンス報告書への記載が基本です。
【column】トヨタが中計を出さない理由
トヨタは意図的に中期経営計画を公表していません。その理由として豊田章男前社長(現会長)が繰り返し説明しているのは、「3〜5年先の数値目標を約束することで、足元の正しい意思決定が歪む」という考え方です。
代わりにトヨタは統合報告書・アニュアルレポート・各種説明会資料の中で「経営の方向性」を示す形をとっています。
ただし、中期経営計画を公表することが「悪い経営」を意味するわけではありません。むしろ多くの上場企業にとって、中計は投資家との信頼関係を築く重要なコミュニケーションツールです。「3年後にこの数字を目指す」と明言することで、投資家は企業の本気度を測ることができ、長期保有の判断材料にもなります。
IR資料の参考デザイン例20選
「デザインが重要になる資料」と「テキスト・数値中心の資料」は分かれます。
- デザイン重視系:決算説明資料・中期経営計画書・統合報告書・成長可能性に関する資料
- テキスト・法定重視系:有価証券報告書・決算短信・コーポレートガバナンス報告書
ということで、本記事ではIR資料の中でも「デザインが重要になる資料」のデザイン参考を種類別に20個紹介していきます。
| 決算説明資料 (該当部までジャンプ↓) | ・Sansan株式会社 ・ソフトバンク株式会社 ・日本マクドナルドホールディングス株式会社 ・株式会社セプテーニ・ホールディングス ・カバー株式会社 | ・プライム:2025/05時点 ・プライム:2025/05時点 ・スタンダード:2025/12時点 ・スタンダード:2025/12時点 ・グロース:2025/11時点 |
| 中期経営計画書 (該当部までジャンプ↓) | ・TDK株式会社 ・株式会社ブリヂストン ・東映アニメーション株式会社 ・IMV株式会社 ・株式会社スマレジ | ・プライム:2024/05時点 ・プライム:2024/01時点 ・スタンダード:2025/10時点 ・スタンダード:2025/11時点 ・グロース:2024/09時点 |
| 統合報告書 (該当部までジャンプ↓) | ・日清食品ホールディングス株式会社 ・株式会社ファーストリテイリング ・トヨタ自動車株式会社 ・株式会社アシックス ・丸紅株式会社 | ・プライム:2025/03時点 ・プライム:2025/08時点 ・プライム:2026/02時点 ・プライム:2024/12時点 ・プライム:2025/03時点 |
| 成長可能性に関する説明資料 (該当部までジャンプ↓) | ・株式会社タイミー ・株式会社GA technologies ・ベースフード株式会社 ・株式会社フツパー ・セーフィー株式会社 | ・グロース:2024/12時点 ・グロース:2025/12時点 ・グロース:2025/05時点 ・グロース:2025/12時点 ・グロース:2025/03時点) |
決算説明資料の構成・デザイン参考例
| 頻度 | 四半期ごと |
| 読者 | 機関投資家・アナリスト・個人投資家 |
| 用途 | 決算発表後の説明会・IR担当のプレゼン・Web公開 |
| 特徴 | IR資料の中で、最も作成頻度が高く、デザイン性が必要とされる資料 |
決算説明資料は「過去〜直近の実績を投資家に正確かつわかりやすく伝える」ことが最大の目的です。数字が主役のため、グラフ・表を活用し、視覚的に業績のトレンドを伝える努力をします。
そのため、主な構成は以下のようになります。
| ① エグゼクティブサマリー | ・ハイライト・サマリー | 当期の最重要ポイントを3〜5点に絞って冒頭に提示。 |
| ②財務実績 | ・PL(損益計算書) ・BS(貸借対照表) ・CS(キャッシュフロー計算書) ・利益変動要因(ブリッジ) | 決算説明資料の本体。 「今期いくら稼いだか」を3つの財務諸表で多角的に示す。 |
| ③事業KPI | ・KPI一覧 ・コホートチャート ・収益構造 | 財務数値だけでは見えない「事業の健康状態」を示すパート。 ARRやチャーンレートなどが財務数値の予測に |
| ④業績予想 | ・業績予想 ・業績予想修正 | 投資家が最も関心を持つ「次期はいくら稼ぐか」の見通しを示すパート。 修正の有無・修正幅が株価に直接影響 |
| ⑤株主還元 | ・株主還元方針 | 配当・自社株買いの方針と実績。 「稼いだ利益をどう株主に還元するか」を明示 |
Sansan株式会社(プライム:2025/05時点)

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情報が端的にまとまったきれいな資料になっています。カラーは、基本的に濃淡だけで強弱をつけて見やすく、かつ事業別に色を使い分け「今どの事業の話をしているのか」もわかりやすい。構成は、これまで・これからのセクションにわかれていて理解がしやすい。
エグゼクティブサマリー

※ 本記事に添付している画像は1枚ですが、実際は複数枚にまたがって説明していることが多いため、詳細は「全ページはこちら(別タブで開く↗)」からご覧ください
財務実績

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事業KPI

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業績予想

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株主還元

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ソフトバンク株式会社(プライム:2025/05時点)

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有名なソフトバンクの決算説明資料。「左にグラフ|右にデカ文字」の一瞬で理解できるスライド構成が特徴。デザイン性というよりも伝わりやすさを主眼においた資料になっています。
エグゼクティブサマリー

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財務実績

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事業KPI

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業績予想

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株主還元

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日本マクドナルドホールディングス株式会社(スタンダード:2025/12時点)

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全ページ22枚と非常に少ないながら、決算資料としての必要最低限以上の情報が掲載されているシンプル・イズ・ザ・ベスト。財務実績などの必要情報に加え、飲食特有のKPIの説明などがそれ。また、中扉のあしらいもポテトでおしゃです。
エグゼクティブサマリー

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財務実績

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事業KPI

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業績予想

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株主還元

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株式会社セプテーニ・ホールディングス(スタンダード:2025/12時点)

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全体的にレッド×ブルーのコーポレートカラーで統一された、見た目にまとまりのある資料。グラフや表が多用されているものの、ごちゃつかずすっきりしているのは、余白の取り方が上手いから。「Non-GAAP営業利益」という独自指標を一貫して使っているため、ページをまたいでも迷わず数字を追えます。
エグゼクティブサマリー

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財務実績

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事業KPI

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業績予想

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株主還元

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カバー株式会社(グロース:2025/11時点)

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白×スカイブルーの落ち着いたトーンで統一された資料で、VTuber企業らしいポップさはあえて抑えられています。財務スライドの中にライブ写真やゲームのキービジュアルが差し込まれていて、数字の背景にあるコンテンツの実態が見えやすい構成。また、一般的な決算資料では見かけない「限界利益」を営業利益と並べて独自の指標として開示しており、グッズ販売や物流コストが絡む事業構造を正確に見せようとしているのが伝わってきます。
エグゼクティブサマリー

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財務実績

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事業KPI

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業績予想

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株主還元

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※ カバー株式会社の決算説明資料は一部、弊社サービス「c-slide」にて制作しています。IR資料の作成にお困りの方はお気軽にご相談ください(⇒ c-slideサービス資料DLはこちら)
中期経営計画書の構成・デザイン参考例
| 頻度 | 3〜5年に1回(期末または中間地点でアップデート) |
| 読者 | 機関投資家・アナリスト・従業員 |
| 用途 | 投資家向け説明会・社内方針共有・ Webサイト掲載 |
| 特徴 | IR資料の中で最もボリュームが大きく、デザイン性も必要 |
中期経営計画書は「未来への約束文書」です。決算説明資料が過去の実績を報告するのに対し、中計は「3〜5年後にどこへ向かうのか」を示す戦略書。定性情報(ビジョン・戦略)と定量情報(KPI・財務目標)が混在するため、構成設計とデザインの両方に高いスキルが求められます。
構成は大きく5つのグループに分かれます。決算説明資料と大きく異なるのは「戦略・施策」のパートが中心を占める点です。
| ①現状認識 | ・マクロ環境 ・業界構造 ・市場規模 ・社会課題 ・中期経営計画振り返り | 「なぜ今この中計を出すのか」の文脈を作るパート。 外部環境の変化を示すことで、次に続く戦略の必然性を投資家に納得させる |
| ②競争優位性 | ・競争優位性 ・収益構造 | 「なぜ市場の成長を自社が享受できるのか」を説明するパート。 ①で示した市場機会と、自社の強みを接続する役割を持つ。 |
| ③戦略・施策 | ・中期経営計画(ビジョン) ・成長戦略 ・ポートフォリオ戦略 ・M&A戦略 | 中計の核心部分。「3〜5年後にどこを目指し、何をするか」を 定性・定量の両面で示す。 |
| ④KPI・財務目標 | ・KPI目標 ・中長期財務見通し | 戦略を「数字の約束」に落とし込むパート。 投資家が最も注目する数値が並ぶ。 |
| ⑤財務・資本戦略 | ・財務戦略全般 ・資本コスト・株価 ・キャッシュアロケーション ・BSマネジメント ・株主還元 | 「稼いだキャッシュをどう使うか」を示すパート。 成長投資・株主還元・財務健全性のバランスを明示する。 |
TDK株式会社(プライム:2024/05時点)

各事業をROAと事業将来性の2軸で並べ、「伸ばす事業」「立て直す事業」をカラーで色分けする構成が特徴的。「どこに力を入れるか」が一枚のスライドで把握できます。KPIページも売上目標だけでなくCO2排出量まで同じ表にまとめていて、財務と環境指標を対等に扱っているのが伝わります。
現状認識

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競争優位性

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戦略・施策

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KPI・財務目標

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財務・資本戦略

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株式会社ブリヂストン(プライム:2024/01時点)

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白×赤×黒というブリヂストンのブランドカラーで統一されており、重要な数字や達成できなかった指標には赤テキストが使われるため、どこを見ればいいかが自然と目に入るデザインになっています。
現状認識

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競争優位性

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戦略・施策

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KPI・財務目標

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財務・資本戦略

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東映アニメーション株式会社(スタンダード:2025/10時点)

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白×赤×ダークグレーのシンプルな配色で、ドラゴンボールやワンピースを持つ会社とは思えないほど落ち着いたビジネス資料に仕上がっています。右上に「はじめに/成長戦略/財務戦略/事業基盤」のタブが常に表示されていて、今どのセクションを読んでいるかが一目でわかる設計になっているのも親切。
現状認識

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競争優位性

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戦略・施策

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KPI・財務目標

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財務・資本戦略

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IMV株式会社(スタンダード:2025/11時点)

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事業概要のスライドでは、振動試験装置が社会のどこに使われているかをイラストの街並みで表現しており、BtoBメーカーとしては珍しいとっつきやすい入口になっています。中計の構成としては、前の中計の達成・未達をセクションとして独立させて先に整理してから新計画に入る流れで、「何ができて何が残ったか」が明確になっています。
現状認識

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競争優位性

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戦略・施策

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KPI・財務目標

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財務・資本戦略

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※ IMV株式会社の決算説明資料は一部、弊社サービス「c-slide」にて制作しています。IR資料の作成にお困りの方はお気軽にご相談ください(⇒ c-slideサービス資料DLはこちら)
株式会社スマレジ(グロース:2024/09時点)

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ブランドカラーで統一された、とにかく「重さ」のない中計資料。本文スライドも白背景に青の見出しで揃えられており、ブランドとIR資料が完全に同化しています。ターゲット層の説明には同じピラミッド図が繰り返し登場し、「中規模89万店舗を狙う」というメッセージだけは何度でも視覚的に刷り込んでくる構成になっています。
現状認識

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競争優位性

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戦略・施策

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KPI・財務目標

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財務・資本戦略

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統合報告書の構成・デザイン参考例
| 頻度 | 年1回(3月期決算企業なら6〜9月頃発行が多い) |
| 主な読者 | 機関投資家・一般向け |
| 用途 | 長期投資家へのエンゲージメント・ブランディング・採用 |
| 特徴 | 財務情報と非財務情報(ESG)を統合した「会社の総合的な価値」を伝える資料。近年急増中 |
統合報告書は「企業価値の総合的な説明書」です。PL・BSに代表される財務情報だけでなく、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みや、人的資本・知的資本といった非財務情報を統合して伝えます。
統合報告書の制作コストが高く(外注が一般的)、小規模企業には負担が大きいため、上場企業の中でも、社会課題解決系のビジネスモデルとESGとの親和性が高い企業(基本的にはプライムのBtoC企業)の作成・公開が多くなっています。
構成例は以下。
| ① 企業価値の全体像 | ・ハイライト・サマリー ・ビジネスモデル ・CEO / CFOメッセージ | 「この会社はどんな価値を社会に提供しているか」を 冒頭で示すパート。 |
| ② 成長戦略 | ・価値創造ストーリー ・成長戦略・中計との接続 | 統合報告書ならではのパート。数値を含め 「なぜこの戦略か」という経営哲学 |
| ④ 非財務戦略 (ESG) | ・サステナビリティ戦略 ・人的資本経営 ・社会・地域貢献 | 他のIR資料にはない統合報告書固有の中核パート。 GHG削減目標・人材育成投資・ダイバーシティ指標など |
| ⑤ ガバナンス | ・取締役会構成 ・リスクマネジメント | 経営の透明性・健全性を示すパート。 スキルマトリクスや独立社外取締役比率、気候関連リスクへの対応 |
| ⑥ データ | ・財務サマリー ・非財務サマリー | 詳細は有価証券報告書に委ね、こちらはサマリー。 |
日清食品ホールディングス株式会社(プライム:2025/03時点)

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ユニークなCMを繰り出す企業とは思えないくらいに整理された、お手本のような統合報告書。デザインは赤をベース・アクセントで使用し強調部がわかりやすく、構成も「現状→成長戦略→非財務戦略」とスムーズに読み進められる。また、社外取締役のパネルディスカッションを写真付きで誌面化していて、ガバナンスを「対話の記録」として見せているのが統合報告書らしい工夫。
企業価値の全体像

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成長戦略

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非財務戦略(ESG)

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ガバナンス

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データ

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株式会社ファーストリテイリング(プライム:2025/08時点)

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「LifeWearが世界を変える」というコピーを表紙に掲げ、財務情報の前にCEOメッセージを長尺で置く構成が特徴。柳井正氏自身の言葉で「新しい服の時代」という大きな文脈を語ってから数字に入るため、投資家向けというより読み物に近い体験になっています。かっちょえぇ。ちなみに「縦版」「横版」があるので、見たい方で見れるうれしさ。
企業価値の全体像

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成長戦略

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非財務戦略(ESG)

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ガバナンス

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データ

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トヨタ自動車株式会社(プライム:2026/02時点)

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「価値創造の源流」「価値創造のストーリー」「価値創造の経営基盤」という3部構成で、財務情報は最後のセクションに収められており、数字の前に「トヨタとは何か」を徹底的に語ってから投資判断の材料を渡す設計になっています。165ページという圧倒的なボリュームながら、中計を出さないことで有名なトヨタらしく、数値目標より思想と現場の話が中心を占めているのも際立っています。
企業価値の全体像

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成長戦略

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非財務戦略(ESG)

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ガバナンス

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データ

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株式会社アシックス(プライム:2024/12時点)

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「Section 01〜05」という英語のセクション番号を右サイドに常時表示するナビゲーション設計が特徴的で、PDF上でも「今どこにいるか」が把握しやすい構造になっています。内容面では、CEOだけでなくCOO・CFOそれぞれのメッセージを独立したページで掲載しており、経営陣それぞれの視点から会社を語る構成になっているのが珍しい。
企業価値の全体像

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成長戦略

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非財務戦略(ESG)

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ガバナンス

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データ

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丸紅株式会社(プライム:2025/03時点)

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冒頭に「投資家からよく寄せられるQ&A」形式のナビゲーションを置き、「ROEについて知りたい方はp.○○へ」「資本配分について知りたい方はp.○○へ」と読者が自分の関心に応じて読み進められる設計になっています。統合報告書を一冊通読するものではなく、投資家が目的のページに直接アクセスする「リファレンスブック」として設計しているのが特徴です。
企業価値の全体像

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成長戦略

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非財務戦略(ESG)

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ガバナンス

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データ

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事業計画及び成長可能性に関する説明資料の構成・デザイン参考例
| 頻度 | 新規上場時に初回開示 → 以降、年1回以上(事業年度終了後3か月以内)の更新 |
| 読者 | 機関投資家・個人投資家 |
| 用途 | 上場維持基準への適合説明・投資家向け個別ミーティング |
| 特徴 | 財務実績よりも「将来の成長性」を示すことが目的の、グロース市場固有の開示資料 |
成長可能性に関する説明資料はグロース市場上場企業の義務です。実績よりも将来性で上場している企業が多いグロース市場では、東証が投資家保護の観点から「事業計画及び成長可能性に関する事項」の開示を義務づけており、年1回以上の更新が必要です。
また、単に「年1回出せばいい」ではなく、事業計画の見直しや事業内容に大幅な変更があった場合には随時更新することも求められており、会社の状況が変わるたびに開示内容を見直す必要があります。
この資料では、「なぜこの会社は成長できるのか」「成長計画は合理的か」を投資家に論理立てて示すことが求められます。
| ① 現状分析 | ・ハイライト・サマリー | 資料全体の要点を冒頭に整理。 「この会社は今どこにいて、どこへ向かうか」 |
| ② 市場・環境 | ・市場規模・成長性 ・業界構造・競合環境 ・社会課題との接続 | 「自社が戦う市場にどれだけの成長余地があるか」 を外部データで裏付けるパート。 |
| ③ 事業・成長戦略 | ・ビジネスモデル ・競争優位性 ・成長戦略・ロードマップ | 「なぜこの会社が市場の成長を取れるのか」を 示す資料の核心部分。 |
| ④ KPI・進捗 | ・事業計画と進捗 ・主要KPI推移 ・コホートチャート | 財務実績が乏しい段階の企業が多いため、 非財務KPIで成長の蓋然性を示すことが重要。 |
| ⑤ 業績予想・財務見通し | ・業績予想 ・中長期財務見通し ・資金計画・調達方針 | 黒字化のタイミングや損益分岐点、 上場で調達した資金の使途を明示 |
株式会社タイミー(グロース:2024/12時点)

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「ハイライト→市場→成長戦略→KPI・進捗→業績予想・財務」の、成長可能性に関する説明資料のお手本のような構成に、タイミーのブランドカラーとブランドイメージを守るポップなデザイン感と完璧とも言える資料になっています。また、独自のKPIを随所に配置しており、プラットフォームの健全性を数字で証明することに力点が置かれているのも尊敬ですね。
現状分析

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市場・環境

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事業・成長戦略

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KPI・進捗

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業績予想・財務見通し

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株式会社GA technologies(グロース:2025/12時点)

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KPI進捗表では、達成済み項目に「ACHIEVED」バッジを貼るデザインで、一覧を眺めるだけで成果の多さが伝わってきます。構成はRENOSY・ITANDI・グローバルという事業軸でKPIを縦に並べており、「どの事業が計画通りか」をセグメント別に追える作りになっているのも特徴です。
現状分析

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市場・環境

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事業・成長戦略

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KPI・進捗

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業績予想・財務見通し

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ベースフード株式会社(グロース:2025/05時点)

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イエロー×グレーで統一されており、グラフの棒や数字の強調色がすべてブランドカラーに揃っています。KPIページはLTVと解約率を左右に並べた2軸構成で、サブスクビジネスの健全性を示す指標に絞り込んでいるのが特徴。解約率グラフには「過去最低記録」の吹き出しが添えられており、数字の意味を一言で補足するデザインになっています。
現状分析

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市場・環境

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事業・成長戦略

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KPI・進捗

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業績予想・財務見通し

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株式会社フツパー(グロース:2025/12時点)

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「最新テクノロジーを確かな労働力へ」というミッションを最初に置き、製造現場の人手不足という社会課題から入って自社サービスへ誘導する構成。財務テーブルでは過去の赤字数値を赤テキストで表示しており、黒字転換のタイミングが一目で把握できる設計になっています。
現状分析

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市場・環境

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事業・成長戦略

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KPI・進捗

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業績予想・財務見通し

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セーフィー株式会社(グロース:2025/03時点)

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財務実績が乏しい段階の企業が多いグロース市場ですが、セーフィーは実績が多いので、そこを全面に出す設計で「グラフ+強調数値」のページが多くなっています。建設業界の売上上位30社中29社に導入済みという数字は、業績スライドではなく「セーフィーの強み」セクションに置かれており、財務指標より先に参入障壁の証拠を積み上げてから数字を見せる順序にこだわりが感じられますね。
現状分析

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市場・環境

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業績予想・財務見通し

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IR資料のデザイン制作はc-slideへ
ここまで紹介してきた企業のIR資料には、「伝わる構成」と「見やすいデザイン」が必ず両立していました。財務データを正確に伝えるだけでなく、投資家に会社の思想や成長ストーリーを届けるには、内容を理解したうえでスライドを設計できる制作パートナーが必要です。
c-slideは、BtoB企業のスライド制作に特化したサービスです。決算説明資料・中期経営計画・成長可能性資料など、IR資料の制作実績も豊富にあります。「資料の構成から相談したい」「デザインだけ依頼したい」どちらのニーズにも対応しています。
IR資料の制作・リニューアルを検討されている方は、まずはお気軽にご相談ください。
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■ カバー株式会社様のIR資料作成事例↓(メインは営業資料でIR資料については少々の言及)
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また、今回は全体のデザイン感のみピックして紹介しましたが、ページ単位でのデザインをひとつずつ参考にしたいという場合は以下ギャラリーサイトを覗いてみてください。資料種類やページ単位などでフィルタリングして、参考にしたいページデザインを探すことができます。
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