LP改善(LPO)の教科書。課題特定チャートとCVRを上げる施策30選で解説 | Coneのコンテンツ制作所

LP改善(LPO)の教科書。課題特定チャートとCVRを上げる施策30選で解説

メディアマーケター 熊本羽那丸

「広告費をかけて集客しているのに、なぜか成果(CV)に結びつかない」

こんな悩み抱えていませんか?

LP(ランディングページ)は、広告や集客施策で集めたユーザーを成果につなげる最後の接点です。どれだけ良い広告を出しても、LPの構成や内容が不十分だと、せっかくのアクセスが成果に結びつきません。

この記事では、LP改善で本当に成果を上げるための方法を「課題特定チャート」と「CVRが上がるLPの改善方法30選」で解説します。

【課題特定チャート】
自分のLPでどこが問題になっているのかを、設問に答えるだけで簡単に把握できるチャートです。ここで改善すべきカテゴリを明確にすることで、無駄な作業を避け、効率的に改善できます。

【CVR向上に直結するLP改善の具体策30選】
ファーストビュー、CTA、フォーム、ページ全体と、各カテゴリごとに、実践ですぐ使える施策を30個まとめて解説しています。これを参考にすれば、何をどこから手をつけるべきか迷わずに改善できます。

広告費を無駄にせず、成果を最大化したいなら、この2つを軸にLP改善を進めてみてください。

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そもそもLP改善(LPO)とは

LP改善、つまりLPO(Landing Page Optimization)とは、訪問者がページを訪れてから目的の行動(問い合わせや購入)に至るまでの導線を最適化することを指します。

具体的には、以下のようなポイントを改善していきます。

ファーストビューページを開いた瞬間に「自分に関係がある」と感じてもらう
CTA(行動喚起)ボタンやリンクを分かりやすく配置して、迷わず行動できるようにする
コンテンツ構成ユーザーの不安を取り除き、メリットを伝える文章・画像・事例を整える
入力フォーム必要以上に長くせず、離脱を防ぐ設計にする

LPOは単なるデザインの改善ではなく、訪問者の心理や行動を理解し、データに基づいて改善を重ねる「CVR向上のための戦略」です。

広告費を無駄にせず、より少ない費用で成果を上げるための必須施策と言えます。

LPOの詳細や改善時に活用できるツールは以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:LPOとは?基礎知識から失敗しない進め方5ステップまで完全解説
関連記事:LPOツールおすすめ20選比較。料金相場から種類別の選び方まで解説

なぜLPの改善をした方がいいのか

LPは広告やSNSなど、すべての集客施策の「受け皿」となります。どんなに集客にお金をかけても、この「受け皿」が機能していなければ、せっかくの訪問者は成果に結びつかず、離脱してしまいます。

BtoBにおける営業プロセス図解

たとえば、いくらLPの訪問者数を増やしても、CVRが低ければ受注数も自ずと少なくなります。

そのため、LP改善は集客施策の効果を最大限に引き上げ、ビジネスを成長させるための最も費用対効果の高い投資の一つと言えます。

LPのパフォーマンスを向上させることで、以下のような具体的なメリットが得られます。

① コンバージョン率(CVR)が上がる

LP改善は、最も成果が数字に表れやすい領域です。

たとえばファーストビューが整理されて「結局このLPは何を提供しているのか」が一瞬で伝わるようになると、ユーザーがページを離れるまでの滞在時間が伸び、自然と読み進めてもらえるようになります。

導線が滑らかになるほど離脱ポイントが減り、最終的にはお問い合わせや資料請求などにつながります。改善前後の差がそのままCVRに反映されるため、施策の“効き”が非常に分かりやすいのが特徴です。

② 広告費の無駄が減り、CPAが改善する

LPのCVRが上がると、広告費の効率も大きく変わります。たとえばCVRが1%のLPを1.5%に改善した場合、CPAは単純計算でも大きく下がります。

同じ広告費でも成果が倍近く増えるケースもあり、広告クリエイティブをいくつ試しても結果が出なかった状況が、一気に改善に向かうことも珍しくありません。広告費を増やすより先にLPを改善すべきだと言われる理由は、この「費用対効果の跳ね返り」が大きいからです。

③ ユーザー体験が向上し、サービスの信頼につながる

LP改善は数字だけでなく、ユーザーの心理にも影響します。読みやすい構成、過不足のない説明、ストレスのないページ読み込みなどの積み重ねは、ユーザーに“この会社は丁寧だ”という印象を与えることができます。

たとえば、必要な情報が整理されていて読み進めやすいだけで、ユーザーは余計な不安を感じなくなり、結果としてコンバージョンにつながりやすくなります。短期・長期どちらの成果にも関わる、大きなメリットと言えます。

自社の課題を瞬時にできるLPの課題発見チャート

LP改善でまず行うことは「課題(ボトルネック)の発見」です。とりあえず書いてることを実施するのではなく、自社の課題にあった改善内容を実施しないと逆効果になる場合があります。

しかし、実際にボトルネックを見つけるのは簡単ではありません。

そこで、設問に答えるだけで自分のLP課題を特定できるチャートを用意しました。下記のチャートに沿って順番に確認することで、改善すべきカテゴリに迷わずたどり着くことができます。

LPの課題発見チャート

また、次章では、ここで見つけた改善箇所ごとに改善すべきポイントを解説しているので、セットでご覧ください。

A. ファーストビューの離脱率が高い(目安:60〜75%以上)

【確認方法】

GA4ランディングページレポートで直帰率・平均滞在時間を確認
ヒートマップファーストビュー直下のスクロール率と滞在時間を確認
  • YES → ファーストビューを改善
  • NO → Bへ進む

B. スクロール率が急落するセクションがある

【確認方法】

GA4セクション到達イベントを設定して確認
ヒートマップセクションごとのスクロール到達率を確認
(50%未満で急落しているセクションがあれば要チェック)
  • YES → コンテンツ・構成を改善
  • NO → Cへ進む

C. フォームには到達してるが完了率が低い(目安:20〜40%以下)

【確認方法】

GA4「フォーム開始」「フォーム送信完了」イベントを確認し到達率と完了率を比較
ヒートマップフォーム入力開始後の離脱ポイントを特定
  • YES → Dへ進む
  • NO → Eへ進む

D. 入力項目や操作負荷が原因か

【確認方法】

GA4フォーム項目ごとの離脱イベントを確認
ヒートマップ入力欄ごとの滞在時間・クリック回数を確認
  • YES → フォームを改善
  • NO → CTA・ボタンを改善

E. ページ内での操作性・視認性に課題がある

【確認方法】

GA4クリック数・コンバージョンイベントの偏りを確認
CTAのクリック率が極端に低い場合、操作性問題の可能性あり
ヒートマップタップやクリックが分散している箇所を確認し、ボタンやリンクの押しやすさや視認性をチェック
  • YES → ページ全体・操作性を改善する
  • NO → 完璧なので、この記事を閉じる

LPを改善してCVRを上げる方法30選

前章の改善チャートで判明したボトルネックをもとに、以下の改善を実施しましょう。ここでは具体的な改善策を30個に分けて解説します。

「解説を見る」をクリックすると対象の改善箇所へジャンプします。

カテゴリ施策名
ファーストビュー

解説を見る⇩
1. 心に刺さるヘッドコピーにする
2. サブコピーで価値を補足する
3. メインビジュアルで直感的に伝える
4. ファーストビュー内にCTAを配置
5. 信頼性を示すロゴ・実績を配置
6. 動画やアニメーションで理解を助ける
7. 視線誘導デザインで行動を導く
CTA・ボタン

解説を見る⇩
1. 行動ベースの文言に変更
2. 色とコントラストで視線を誘導する
3. 複数CTAを用意して関心度に応じた行動を促す
4. ボタンサイズと形状でクリックしやすさを向上させる
5. CTAの近くに安心感・信頼性を示す要素を置く
6. ボタンの配置はスクロールなしで目に入る位置に
コンテンツ・構成

解説を見る⇩
1. 情報を「結論→理由→根拠」の流れで構成する
2.「比較・判断できる情報」を出して迷いをなくす
3. 文章量とビジュアルのバランスを整えて読みやすくする
4, 「証拠」の要素を配置して信頼性を補強する
5, FAQ / よくある質問を追加する
フォーム

解説を見る⇩
1. 入力必須項目を減らし、心理的負荷を下げる
2. リアルタイムエラー表示でストレスをゼロにする
3. できるだけ選択式にして、思考の負担を軽減する
4. スクロールさせず、全体像を一画面で把握させる
5. ヘッダーのリンクを削除し、入力に集中させる
6. CTAとフォームページのタイトルを一致させる
7. 確認画面を省略し、離脱ポイントを減らす
8. サービスサイトの最下部にフォームを埋め込む
ページ全体・表示関連

解説を見る⇩
1. レスポンシブデザイン対応
2. 画像 / 動画の最適化
3. 行間 / 文字サイズ・コントラスト調整
4. 余白 / セクション分けの整理

ファーストビューを改善して訴求力を高める方法

LPのファーストビューは、ユーザーがページを開いた瞬間に目にする最初の情報です。この領域で興味を持ってもらえなければ、どれだけ内容が優れていてもCVRは伸びません。

改善の基本は、「サービスの価値を直感的に伝える」ことと、「次の行動に自然に誘導する」ことです。

ここでは、ファーストビューで特に効果が高い7個の施策を詳しく解説します。

  1. 心に刺さるヘッドコピーにする
  2. サブコピーで価値を補足する
  3. メインビジュアルで直感的に伝える
  4. ファーストビュー内にCTAを配置
  5. 信頼性を示すロゴ・実績を配置
  6. 動画やアニメーションで理解を助ける
  7. 視線誘導デザインで行動を導く

① 心に刺さるヘッドコピーにする

ヘッドコピーは、ページを開いた瞬間にユーザーが最初に目にする文字です。ここで「自分にメリットがある」と直感的に理解できなければ、スクロールすらされません。

たとえば、資料作成代行サービスなら単に「資料作成の最適化を実現」ではなく、「成果に直結する資料を最速のオペレーションで。」とすることで、興味を引く力が大きく変わります。

このコピーは、顧客が求める二大要素を簡潔に伝えているため優れています。

(何を)成果に直結する資料を顧客が欲しい結果(成果)を約束している。
(どうやって)最速のオペレーションで。スピードと効率性という価値を提供している。

資料作成の目的は、顧客獲得、提案の承認、稟議の通過など、常に何らかの「成果」を出すことなので、「きれいな資料」ではなく「成果が出る資料」という最も重要なベネフィットを提示しています。

また、「速い」という漠然とした表現ではなく、「最速のオペレーション」という言葉で、単なる早さではなく仕組みによる再現性のある速さを表現しています。

このコピーは、「何が欲しいか」と「どうやってそれを手に入れるか」という要素が、たった一文でバランスよく構成されているいい例です。

この参考例のような良いヘッドコピーを作りたい場合は以下の質問に答えてみてください。

  • 顧客が最も「避けたい」と思っている結果は何ですか?
  • このサービスを導入した結果、顧客が得られる「究極の感情」は何ですか?
  • あなたのサービスは、競合と比べて「何が」「どれだけ」速い、安い、または簡単ですか?
  • 顧客がこのサービスを友人に勧めるとしたら、どんな「一言」で説明すると思いますか?
  • このサービスを利用する「前」と「後」の状態を、一言で表すとどうなりますか?

これらの質問に答えることで、コピーに含めるべき核となる要素(ペイン、ゲイン、独自性、証拠)が見つかり、具体的で、感情に訴えかけ、信頼できるヘッドコピーが作成できます。

② サブコピーで価値を補足する

ヘッドコピーだけでは伝わりにくい価値や条件は、サブコピーで補足します。ポイントは1〜2行で読みやすく、ヘッドコピーとセットで「次に取るべき行動」をイメージさせることです。

たとえば、先ほどのヘッドコピーの場合、サブコピーで「コストパフォーマンスとスピードに優れた資料作成代行で目標達成を支援します」と加えると、ユーザーは「最速で成果を出せそう」と安心し、CTAへの行動につながります。

これが仮に、「多様なニーズに対応し、包括的なサポートを提供します」だった場合、具体的な価値が曖昧でわかりにくくなってしまいます。

一方で、「コストパフォーマンスとスピードに優れた資料作成代行で目標達成を支援します」の場合、

コスパとスピードに優れたヘッドコピーの「最速」に加えて「コストパフォーマンス」という具体的な利点を提示している。
資料作成代行で提供サービスの種類(資料作成代行)が明確で、何をしてもらえるのかも具体的。
目標達成を支援しますヘッドコピーの「成果に直結する」を「目標達成」という言葉で再定義し、サービスを使う最終目的に焦点を当てている。

のように、価値が明確でわかりやすいです。

サブコピーも先述した「良いヘッドコピーを作るための質問」を参考に作成してみてください。

③ メインビジュアルで直感的に伝える

ファーストビューのメインビジュアルは、文字情報を補完する役割があります。ターゲットが共感できる場面やサービスの価値を、直感的に理解できるイメージにすることで、離脱率が大きく下がります。

たとえば、資料作成なら「実際に作成した資料の参考」を配置することで、ユーザーは「こんな資料が完成するんだ」と直感的にイメージできます。

これがもし、ヘッドコピーやサブコピーの内容と何の関係もないビジュアルを使用すると逆効果になります。

ヘッドコピーが「成果に直結」「最速」と謳っているにもかかわらず、ビジュアルが抽象的な人物イラストや無関係な風景であった場合、訪問者は一瞬で「?」となり、サービス全体への理解に余計な労力を費やすことになります。

LPでは、「見る情報」と「読む情報」は常に連携し、一貫したメッセージを伝えることが重要になります。

④ ファーストビュー内にCTAを配置する

CTAは、訪問者に次に取るべき行動(資料請求、問い合わせ、購入など)を具体的に指示するボタンやリンクです。画面をスクロールせずに最初に見えるファーストビュー内にCTAを配置することは、LPの訴求力を高める上で重要です。

ダメなCTAの例には以下のようなものがあります。

CTAをファーストビュー外に配置する関心を持った瞬間に行動に移す導線がないため、関心度が冷めるか、「どこをクリックすればいいか分からない」というストレスで離脱します。
CTAが目立たないCTAの色が背景と同化していたり、テキストが小さかったりすると、それが「ボタンである」と認識されません。
CTAの文言が曖昧「クリック」「送信」など、行動のメリットが伝わらない文言では、不安を感じてクリックしません。

一方でこのLPは、上記を全て解消しています。

配置場所ヘッドコピーとサブコピーの直下、目立つ位置に配置されており、メッセージを読み終えた最も関心が高まった状態で行動を促すことができます。
色のコントラストCTAボタンの一つ「まずは相談してみる」が、背景や他の要素と異なる青色で目立っていることで、訪問者の視線が自然にCTAに集中します。
明確な文言「まずは相談してみる」:関心度が高い層(いますぐ課題を解決したい層)向け。
「資料ダウンロード」:関心度が低いが情報収集したい層(比較検討層)向け。

このLPのように、ファーストビュー内に目立つ色でメリットが伝わる文言のCTAを配置し、さらに関心度に応じた選択肢(相談 or 資料請求)を提供することで、ファーストビューでの離脱を防ぎ、次のステップへの誘導を最大化できます。

⑤ 信頼性を示す要素を設置する

初見のユーザーは「このサービスは信頼できるのか」を無意識にチェックします。

なので、LPのヘッドコピーやサブコピーで提示した「約束(成果が出る、最速)」が嘘ではないことを証明し、訪問者の不安や懸念を解消するために、ファーストビュー内に客観的な信頼性の証拠を設置することは不可欠です。

ダメなLPの例は以下になります。

主張のみで証拠がない「業界No.1のサービスです」と謳っているが、何の根拠も提示していない。
権威性の利用ミス導入企業名やロゴを載せているが、解像度が低かったり、小さすぎて見えない。
古い情報導入実績が古い情報(例:2010年時点の実績)で更新されておらず、現在の信頼度を示せていない。

このような場合、訪問者は「大げさなことを言っているな」と感じ、サービスへの信頼感が薄れ、特に高額なサービスほど離脱につながります。

解決方法としては、CTAの下やファーストビューの最下部に目立つ形で、効果的な信頼性要素を配置することです。

例えば、CTAの下には「費用対効果満足度 No.1」や「導入者数800社以上」など、競合サービスと差別化できる要素を追加します。

また、その下部にはこれまで支援してきた企業のロゴを並べることで、「自社の業態に近い会社も支援してるのか」と導入意欲を向上させることにも繋がります。

信頼性を示す要素は、単に「すごい」と言うだけでなく、「誰が」「いつ」「何を根拠に」評価したのかを具体的に示すことで、ファーストビューにおけるLPの説得力を飛躍的に向上させます。

⑥ 動画やアニメーションで理解を助ける

ファーストビュー内に短い動画やアニメーションを組み込むことは、テキストや静止画だけでは伝えきれない「動き」「雰囲気」「サービスの簡便さ」を直感的に訴求する上で非常に強力な手段です。

動画やアニメーションの活用は効果的ですが、使い方を間違えると逆効果になります。

たとえば、

  • 自動再生されない、または再生が重い
  • メッセージと無関係な動画
  • 音声が突然流れる
  • 情報過多で長い

のような場合は信頼を失ってしまう可能性もあります。

サービスによっては動画の挿入が難しい場合もあると思いますが、ファーストビューで動的な要素を活用し、訪問者の注意を引き、メッセージを効果的に伝える方法は動画だけではありません。

以下のように、導入企業のロゴをアニメーションでスライドさせるだけでも、十分な効果を発揮します。

静止画のロゴが並んでいるよりも、ロゴがゆっくりと横にスライドしていくアニメーションは、訪問者の目を自然に引きつけるため、信頼性を示す要素が画面の端に追いやられることなく、認知されやすくなります。

また、有名企業や多数のロゴが流れる様子は、「こんなに多くの企業が利用しているのか」「信頼できるサービスだ」という印象を与えることができるため、サービスへの安心感と導入への動機付けに直結します。

⑦ 視線誘導デザインで行動を導く

視線の流れを意識してデザインすることで、ユーザーが自然に読み進め、CTAに到達する確率が上がります。

たとえば、写真の視線や矢印、色のコントラストを使い、ユーザーの目線を「ヘッドコピー」→「価値(ベネフィット)」→「行動(CTA)」の順に誘導すると、クリック率は大きく改善します。

人間の目線は一般的に左上から右へ、そして斜め下に移動します。以下のファーストビューでは、この自然な流れに合わせて情報が配置されています。

  • 左上 → ヘッドコピー「成果に直結する資料を」で注意を引く。
  • 右へ → メインビジュアルの資料へと視線が向かい、視覚的にメッセージを補強。
  • 斜め下 → CTAや信頼要素へと視線が降りてくる。

このように、「ヘッドコピー」→「価値(ベネフィット)」→「行動(CTA)」の順で要素を配置することで、訪問者が自然にCTAに到達する確率を高めることができます。

ファーストビューは、LPの成否を左右する最重要ポイントです。今回紹介した8個の施策を活用すれば、ユーザーに価値を直感的に伝えることができ、自然に次の行動へ導くことができます。

まずは、自社LPのファーストビューを確認し、ヘッドコピー・サブコピー・CTAの配置・信頼性の証拠の4つの観点から改善できる箇所を洗い出してみましょう。

ボタンやCTAの改善で行動を促す方法

LPにおけるCTA(Call To Action)は、ユーザーを次のアクションに導く最も重要な要素です。どれだけファーストビューやコンテンツで興味を引いても、CTAが分かりにくかったり魅力的でなければ、CVRは大きく下がります。

ここでは、CTAで特に効果が高い6の施策を解説します。

  1. 行動ベースの文言に変更
  2. 色とコントラストで視線を誘導する
  3. 複数CTAを用意して関心度に応じた行動を促す
  4. ボタンサイズと形状でクリックしやすさを向上させる
  5. CTAの近くに安心感・信頼性を示す要素を置く
  6. ボタンの配置はスクロールなしで目に入る位置に

① 行動ベースの文言に変更する

ボタンに書かれた文言が抽象的だと、ユーザーはクリックに踏み切れません。単に「送信」や「クリック」と書かれたCTAは行動の動機が伝わらず、離脱につながります。

単にアクションのみを示す文言は、ユーザーに「次は何が起こるのか」「手間はどれくらいかかるのか」という不安を与え、クリックをためらわせます。

ダメなCTA文言の例は以下になります。

送信する / 次へ行動の最終目的が不明確なので、フォーム後のプロセスやメリットが伝わらない。
お申込みハードルが高く、まだ検討段階のユーザーにとっては重すぎるアクションに感じる。
お問い合わせ問い合わせフォームの長さや、その後の営業のしつこさなど、不安要素が多い。

一方で、以下CTAボタンは、関心度の異なるユーザー層に合わせて明確なベネフィットとゴールを示しています。

まずは相談してみるいますぐ課題を解決したい、関心度の高い層に向けた具体的なアクションで、「相談」は「契約」よりも心理的なハードルが低い。
資料ダウンロードまだ検討段階で、情報を集めたい関心度の低い層に向けたアクションで、「ダウンロード」は情報がすぐ手に入ると伝わり、クリックしやすい。

このLPのように、CTA文言に関心度に応じた具体的なメリットと行動のゴールを明示することで、ユーザーは「短時間で何が得られるか」が直感的に分かり、行動に移りやすくなります。

② 色とコントラストで視線を誘導する

CTAは周囲とのコントラストによって自然に目を引くように設計する必要があります。これは、ユーザーに「ここがアクションポイントである」と直感的に伝えるための最も重要な視覚的サインです。

背景と文字、特にボタンの色差を適切に設計することで、重要な要素に自然に視線が集まり、ユーザーをゴールへ誘導できます。

配色が失敗しているCTAは、ユーザーの迷いや混乱を引き起こし、クリック機会を逃します。

ダメなCTAの配色例は以下になります。

CTAの色が背景と同化しているボタンが背景色と同化してしまい、目立たず「ボタンである」と認識されずにクリック率が低下する。
強調色が多すぎる複数の要素に派手な色を使いすぎ、視線が分散し、本当に押してほしいCTAが埋もれてしまう。
読みにくい配色ボタンの色に対して文字の色が薄すぎる、または近すぎるため、文言が読みにくく、ユーザーがクリックをためらう。

一方で、読みやすい・見やすいLPは以下のような特徴があります。

CTAボタン(まずは相談してみる)と、ヘッドコピーの強調部(最速のオペレーションで。)に、コントラストの高い青色を統一して使用していることで、訪問者はこの青色を「このサービスのアクション(またはメリット)を示す色」だと無意識に認識します。

また、CTAだけでなく、メインビジュアルの資料の色や、フッターの信頼性を示すアイコンの色も、同系色の青で統一されているので、ページ全体にプロフェッショナルな印象を与え、視覚的な信頼性が増します。

CTAには、補色(背景色の反対の色)や鮮やかなブランドカラーを使用し、強調色は1〜2箇所に限定することで、ユーザーは迷うことなく、自然な流れでクリックしてくれるようになります。

③ 複数CTAを用意して関心度に応じた行動を促す

全ての訪問者が、LPを訪れた瞬間に同じアクションを取るわけではありません。関心度の高い層(いますぐ相談したい層)と、低い層(まず情報を集めたい比較検討層)でクリックしたいボタンが異なるため、複数の選択肢を提供することが効果的です。

1つのCTAしか置かない場合、ユーザー層の広がりを無視することになり、多くの機会損失が発生します。

単一のCTAのみ「興味はあるけど今は比較検討したい」と思っている関心度の低いユーザーを無視することになり、そのユーザーを逃してしまう。
高ハードルなCTAのみ「いますぐ契約する」など、心理的なハードルが高いアクションだけを求めると、多くの訪問者が離脱する。
場所による変化がないページのどこを見ても同じ「お問い合わせ」ボタンが表示され、その時々でユーザーの関心度に合わせた誘導ができていない。

なのでc-slideでは、ユーザーの関心度と行動のフェーズに合わせた二段階のCTAが配置されているのです。

「まずは相談してみる」【関心度:高】既に課題が明確で、個別具体的な解決策や見積もりを求めている層に対してのアプローチ。
「資料ダウンロード」【関心度:低】 サービスに興味はあるものの、他社と比較検討したい、まず情報だけ見たい層へのアプローチ。
ナビゲーションのCTAヘッダー右上に両方のCTAを常時設置しているため、ページのどこにいても、すぐにどの層でも行動できるように設計している。

つまり、「相談」や「購入」など、最も重要で優先度の高いアクションは目立つ色のボタンとし、「資料請求」や「無料トライアル」など、次に促したいアクションは枠線のみのボタンとして視覚的に区別しているのがポイントです。

④ ボタンサイズと形状でクリックしやすさを向上させる

小さすぎるCTAボタンや、デザイン性重視で押しにくい形状はユーザーにストレスを与え、せっかくの高まった購買意欲を冷ましてしまいます。

特にスマートフォンでの表示では、指でタップしやすい大きさと十分な余白を確保することが重要です。

ダメなボタンサイズと形状の例は以下になります。

小さすぎるボタンスマートフォンで指の腹でタップしにくく、誤操作をしてしまう確率が増える。 特に指が大きいユーザーはストレスを感じやすい。
鋭利な角の形状視覚的に冷たい、あるいは「押しにくい」「固そう」といった印象を与え、心理的にクリックをためらわせる要因になることがある。
余白がないボタンの周囲に十分な余白がなく、他のコンテンツやテキストと密着していると、タップ領域が分かりにくくなり、押すのを躊躇させる。

一方で、良いCTAボタンは上記のような物理的・心理的なクリックの障壁を取り除き、「押せる」という安心感を与える設計が行われています。

具体的な改善ポイントは以下になります。

  • スマートフォンでの標準的な指のサイズを考慮し、最低でも44px × 44px(理想はそれ以上)のタップ領域を確保しましょう。
  • 丸みを帯びた角や、カプセル型に近い形状を採用することで、柔らかく、親しみやすい印象を与え、「押せる」という心理的な安心感を与えることができます。
  • 軽いシャドウやグラデーションをボタンに追加することで、ボタンが背景から浮き上がって見え、物理的なボタンとしての存在感とクリックを促す立体感を演出することができます。
  • PC/スマホともに、セクション幅に対して適切な横幅(例:スマホでは画面幅の90%程度)まで広げ、見つけやすさと押しやすさを向上させます。

CTAボタンは、物理的にクリックしやすいサイズと形状を採用することで、ユーザーは迷うことなく、自然にCV(コンバージョン)というゴールに進むことができます。

⑤ CTAの近くに安心感・信頼性を示す要素を置く

ユーザーはCTAボタンをクリックする直前に「損をしないか」「個人情報は安全か」といった不安を感じます。

この心理的なハードルを下げるため、CTAの近くに安心感・信頼性を示すマイクロコピー(小さな補足文)を配置することが非常に有効です。

ただし、

CTAだけを置く「クリックしたら高額請求されるのでは?」「営業電話がしつこいのでは?」といった不安を勝手に想像し、クリックに至らない可能性がある。
保証情報をページ下部に追いやる返金保証やセキュリティに関する重要な情報を、ユーザーがスクロールしないと見えない位置に置くと、クリック前の不安解消に役立たない。
曖昧な表現「お客様のプライバシーを尊重します」など、抽象的な表現に終始し、具体的な保証がない。

このような不安を解消する情報がないと、クリック率は大幅に低下してしまいます。

一方で、以下のように「かんたん60秒で入力完了!」というマイクロコピーを配置することで、「行動の最大の障壁=手間と時間」をわずか60秒で完了できるという心理的なハードルをげています。

CTAの近くには、「手軽さ(〇〇秒で完了)」「リスクのなさ(無料、個人情報不要)」「保証(全額返金保証)」のうち、そのサービスでユーザーが最も不安に感じている要素を解消するマイクロコピーを必ず配置してあげましょう。

⑥ ボタンの配置はスクロールなしで目に入る位置に

CTAは、ユーザーが迷わず次のアクションを取れる場所に置く必要があります。ユーザーがページを開き、LPの核となるメッセージ(ヘッドコピー、サブコピー)を読み終えた直後こそ、最も関心度が高まっている瞬間です。

ダメなCTAの配置は、ユーザーの関心度がピークに達した瞬間を逃し、大きな機会損失につながります。具体的な失敗例としては、以下のようなケースが挙げられます。

  • CTAがページの長文の下部にしか置かれていない。
  • スマホ表示でCTAが画面外に追いやられてしまう。
  • ヘッダーの小さなボタン以外、スクロールしないと見えない場所にしかCTAがない。

このような配置では、ユーザーが興味を持った瞬間に行動できず、長文を読む間に集中力が途切れて離脱してしまいます。

LPは、メッセージを理解したユーザーが「これだ!」と感じた瞬間に、すぐにアクションに移れるよう、ファーストビュー内で明確なゴールを示す必要があります。

一方で、c-slideのLPでは、「ユーザーが興味を持った瞬間にいつでも行動できる」状態を作るため、関心度に応じた4箇所に設置してます。

◼︎ ファーストビュー直下

ヘッドコピーとサブコピーのメッセージ(「成果に直結」「最速」)を読み終えた直後、画面をスクロールせずに見える位置。

◼︎ グローバルナビゲーション

ページの最上部、ヘッダーの右端に「資料DL」と「お問い合わせ」という2つのボタンを設置することで、ページを読み進めている間も、常に「次の行動」が目に入る。

◼︎ 追従型CTA

PCでスクロールした際、画面の下部(または横)にボタンが常時表示されることで、「やっぱり相談したい」と思ったその瞬間に、画面をスクロールして探しに戻る手間をなくすことが可能。

◼︎ コンテンツの区切部分

長いコンテンツを読み切ったユーザーは、コンバージョンする可能性が最も高いので、サービス紹介セクション、料金セクションなど、ユーザーの不安が解消され、納得感が得られた直後に設置。

つまり、良いCTAの配置箇所は、一つの場所に頼るのではなく、ユーザーのページ内での行動と心理を分析し、「ファーストビュー」「常時表示」「コンテンツの区切り」という複数の段階で、最適なアクションボタンを提示し続けることが効果的です。

また、LPのCTAについては以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:クリックされるLPのCTAボタン戦略。小さな変更で大幅なCVR向上を実現する方法

コンテンツ・構成の改善で信頼と安心感を作る

LPのコンテンツは「商品を説明するため」だけでなく、「訪問者の不安を取り除き、安心して行動できる状態を作るため」に存在しています。同じサービスでも、説明の仕方や情報の並べ方でCVRが大きく変わります。

ここでは、LPの読み手が“自然に”納得しながらスクロールし、最後まで迷いなく進めるようにするための改善施策を5個紹介します。

  1. 情報を「結論→理由→根拠」の流れで構成する
  2. 「比較・判断できる情報」を出して迷いをなくす
  3. 文章量とビジュアルのバランスを整えて読みやすくする
  4. 「証拠」の要素を配置して信頼性を補強する
  5. FAQ / よくある質問を追加する

① 情報を「結論→理由→根拠」の流れで構成する

LPを熟読する人は少ないため、伝えたい情報を遠回しにすると離脱の原因になります。LPのコンテンツは、常に「結論(ベネフィット)→ 理由(サービスの仕組み)→ 根拠(実績や事例)」の構成で組み立てることで、ユーザーの理解度と納得感を高めることができます。

しかし、以下のような場合はユーザーの離脱につながるため避けましょう。

理由・経緯から語り始める「当社の創業の経緯ですが…」や「現在の市場環境では…」など、ユーザーにとって関心の薄い情報から入ると、読み進める気を失い、重要な結論にたどり着く前に離脱する。
根拠のない主張で終わる「このサービスは素晴らしいです」という主張(結論)だけで、それを裏付ける客観的な実績や事例(根拠)がない場合、ユーザーは「信用できない」と感じ離脱する。
要素が混在している料金、事例、機能説明がランダムに配置され、論理的な流れがないため、ユーザーは情報を整理できず混乱し、離脱する。

これを回避するためには以下の流れでLPを構成してあげましょう。

特に料金やプランなど、ユーザーが不安を感じやすい情報は上記の流れで提示すると、納得感が高まり、信頼につながります。

②「比較・判断できる情報」を出して迷いをなくす

LPの訪問者は、何かと比較検討している場合が多いです。それは競合他社かもしれませんし、「そもそも導入するべきか、自社でやるべきか」という自己判断かもしれません。なので、比較材料がないとユーザーは判断できず、情報収集のためにLPから離脱してしまいます。

たとえば、以下のような場合は注意が必要です。

良いとこだけを抽象的に述べる「業界最高水準」「満足度の高いサービス」など、抽象的な表現だけの場合、ユーザーは「他とどう違うのかわからない」と感じ、検討の優先度が下がる。
競合比較を避ける料金や機能など、比較されやすい情報を意図的に隠すと、ユーザーは不信感を抱き、「都合の悪い情報があるのでは」と感じる。
客観的な根拠がない「独自のノウハウ」と謳うだけで、その仕組み(プロセス)を説明しないため、ユーザーは判断材料を得られない。

上記のようにならなたいめには、「なぜこのサービスを選ぶべきか」を論理的に判断できる情報を提供してあげる必要があります。

たとえば、

このように、競合やプランごとの比較を入れ込むことで、ユーザーの迷いは解消され、スムーズに次の行動を起こしやすくなります。

③ 文章量とビジュアルのバランスを整えて読みやすくする

文章だけが延々と続くLPは、読むのに疲れてしまうため、離脱につながります。一方で、画像や図解を多用しすぎると、何が重要なのか、サービスのストーリーが伝わりにくくなります。

ダメな例は以下になります。

単なる文章の羅列アイコンや数字がなく、メリットが長文で説明されているだけだと、読むのが面倒になりスキップされやすい。
抽象的な表現「高品質」「迅速な対応」「充実したサポート」など、数字や根拠のない抽象的な言葉ばかりで、信頼性に欠ける。
デザインの不統一アイコンの色やスタイル、テキストのフォントがバラバラで、プロフェッショナルな印象を与えられない。

上記のポイントに気をつけながら簡潔にわかりやすくまとめることがポイントです。

LPの構成は、「テキストで興味を引き → 図解で理解を助け → 事例で納得させる」という流れを意識し、長文のセクションの前後には必ずビジュアル要素を挟むことで、ユーザーがストレスなくCTAまで読み進められるように設計しましょう。

4.「証拠」の要素を配置して信頼性を補強する

人間は、企業自身が語る情報よりも、第三者の評価や客観的なデータのほうが信頼しやすい傾向にあります。

なので、LPのコンテンツ全体に、認証・導入数・受賞歴・満足度などの“証拠”を随所に散りばめることで、コンテンツ全体の説得力が大きく向上します。これは「根拠を提示された情報は信用しやすい」という心理特性を利用した施策です。

この時に、やってはいけないことは以下になります。

自社の主張だけで終わる「すごいサービスです!」「効果が出ます!」という自社の主張だけで、それを裏付ける客観的な事実やデータがないパターン。
根拠を隠す「業界No.1」と主張するものの、調査機関や調査年などの根拠を明記しないパターン。
抽象的な言葉だけ並べる「圧倒的な実績」「高い評価」など、具体的ではない言葉しか使わず、読み手にサービスの規模や質を正確に伝えられないパターン。

根拠となる要素には以下のようなものがあります。

「根拠」のブロックは、特にサービスの強みを説明した直後や、CTAの直前に配置することが効果的です。なお、数字や評価はできるだけアイコンやバッジを使って視覚化し、文章を読まなくても信頼性が伝わるようにすることが重要です。

⑤ FAQ / よくある質問の追加する

LPを読み進める過程で解消されなかったユーザーの疑問や、共通して抱く不安を最後にまとめて解消するために、「よくあるご質問(FAQ)」は、ユーザーが抱える最後の懸念を取り除き、安心してCTA(フォーム)へ進んでもらうための「安全材料」として機能します。

しかし、以下のようなLPの場合は注意が必要です。

FAQを設置しないユーザーが疑問を解消する最後の機会を奪い、疑問が残ったままフォームに入力するのをためらわせる。
当たり前の質問ばかり誰でもわかるような簡単な質問ばかりで、ユーザーが本当に知りたい「料金」「保証」「納期」といった不安要素に関する質問がない。
回答が曖昧質問(例:「料金はかかりますか?」)に対して、「はい、かかります」だけで終わり、具体的な金額や仕組みの説明がない。

このように、FAQ内容が不十分だと、ユーザーは疑問を残したまま離脱してしまいます。

一方で、c-slideのLP最下部には、よくある質問を6つ用意してます。

たとえば、「Q. サンプル資料を制作してもらうことはできますか?」は、サービスの品質を事前に確認したいというニーズを解消しており、「Q. 積もりの際、ページ単価以外にも費用はかかりますか?」では、最終的にいくらかかるのか、想定外の追加料金がないかという金銭的な不安を解消しています。

FAQは、フォームの直前やコンテンツの最後に配置し、以下の質問を網羅することが重要です。

費用関連料金体系、追加費用、支払い方法 など
リスク関連納期、保証、解約、個人情報の取り扱い など
品質関連サンプル、実績、対応範囲 など

FAQで疑問を完全に解消することで、ユーザーは安心してその後のフォーム(CTA)に進むことができます。

また、LPの本文中に解説できなかった内容をFAQに入れることで、本文がスッキリし、見やすく分かりやすくすることもできます。

入力フォームを改善して離脱を減らす

ファーストビューやCTAが良くても、フォームの内容が悪ければCVRは一気に落ちます。

実際に、弊社が行った調査によると、フォーム入力を離脱したユーザーの62.9%は「入力項目が多すぎた」と回答しています。

調査の全文はこちら

つまり、多くのユーザーは「悩んで離脱する」のではなく、「面倒で離脱する」ため、フォームの改善は「技術的な工夫」×「心理的な負荷の軽減」の両方が重要だと言うことがわかります。

ここでは、実際にCVRを大きく押し上げやすい8個の施策をご紹介します。

  1. 入力必須項目を減らし、心理的負荷を下げる
  2. リアルタイムエラー表示でストレスをゼロにする
  3. できるだけ選択式にして、思考の負担を軽減する
  4. スクロールさせず、全体像を一画面で把握させる
  5. ヘッダーのリンクを削除し、入力に集中させる
  6. CTAとフォームページのタイトルを一致させる
  7. 確認画面を省略し、離脱ポイントを減らす
  8. サービスサイトの最下部にフォームを埋め込む

① 入力必須項目を減らし、心理的負荷を下げる

フォーム改善で最も効果が出やすいのが「項目の削減」です。ユーザーはフォームを見る瞬間に、「これは面倒かどうか」を直感で判断します。

たとえば、名前・メール・電話番号・会社名・部署名・役職・導入予定時期・予算…と並んでいると、読むだけで疲れます。

なので、まずは必須になっている理由をひとつずつ見直し、“本当に最初の接点で必要な情報だけ”に絞ることが大切です。

特に、BtoBなら、最初は名前・メール・会社名程度でも十分で、必要に応じて後からヒアリングできるので、できるだけスッキリさせてあげましょう。

② リアルタイムエラー表示でストレスをゼロにする

送信ボタンを押した後になって、「電話番号を正しく入力してください」と一気に赤字が出てくるフォームは、かなりのストレスです。

ユーザーはエラーの修正だけで気持ちが折れてしまい、そのまま離脱することも珍しくありません。

特に以下のようなエラー表示は逆効果になります。

エラーに気づきにくいエラーが分かりにくいと、どの項目が間違っているかすぐ分からない
エラーをまとめて表示上部にまとめて表示すると、修正箇所が分かりにくく修正意欲が下がる
直し方がわからない修正内容が曖昧だと、ユーザーが何をどう直せばいいか分からず入力が止まる
入力途中でエラー表示入力途中で出るとストレスになる
入力のヒントが少ないヒントがないと考え込ませてしまい、離脱の原因になる

エラー表示は本来、ユーザーにとって役に立つ機能のはずが、やり方を間違えると上記のような離脱の原因となるため、慎重に扱いましょう。

上記の例を改善した例は以下になります。

自社サービスのフォームがこのようなミスを犯していないか今一度確認してみましょう。

③ できるだけ選択式にして、思考の負担を軽減する

フリーテキスト入力は、ユーザーにとって心理的な負担が大きい入力方法です。「問い合わせ内容」や「興味のある資料」などは、できるだけ選択式(ラジオボタンやプルダウン)にしましょう。

選択肢を用意することで、ユーザーは考える時間を減らし、スムーズに入力を進められます。また、企業側にとっても、選択式の回答は後のデータ分析がしやすいというメリットもあります。

④ スクロールさせず、全体像を一画面で把握させる

フォームの入力項目が画面に収まらないと、ユーザーは「まだ入力が続くのか」という終わりの見えない不安や疲労を感じ、離脱につながります。理想としては、フォームをスクロールなしで全体が見える状態(特にPC表示時)です。

最初から全体像が見えることで、ユーザーは入力完了までの正確な時間と労力を把握でき、心理的なハードルを下げて入力を進められます。項目数が多い場合は、ステップ形式や進捗バーを導入して「あと何ステップで終わるか」を表示する工夫も効果的です。

⑤ ヘッダーのリンクを削除し、入力に集中させる

フォームの入力ページでは、ヘッダーのナビゲーションリンクや他のページへのボタンをすべて削除することで、ユーザーが「他の情報も確認したい」と離脱する可能性を最小限に抑えることができます。

フォーム入力という目的に集中させ、ページの選択肢を「入力完了」か「離脱」の二択に絞り込むことが成功の鍵です。

⑥ CTAとフォームページのタイトルを一致させる

CTAボタンのテキストと、遷移先のフォームページのタイトルは一緒にしましょう。

たとえば、サービスサイトのCTAが「無料診断・改善提案」なのにフォームタイトルが「お問い合わせ」では、ユーザーは「話が違う」「目的のページではない」と感じて離脱につながります。

フォームのタイトルは、ユーザーがクリックしたCTAの文言をそのまま踏襲し、期待値のズレを完全に防ぐ必要があります。

⑦ 確認画面を省略し、離脱ポイントを減らす

「入力」→「確認」→「完了」という3ステップのフォームにおいて、確認画面は離脱ポイントを増やすだけであり、現代のEFOでは推奨されていません。ユーザーは入力内容を再確認する手間を嫌い、ここで立ち止まってしまいます。

なので、確認画面を廃止し、リアルタイムエラーチェックで誤入力を防いだ上で、「送信する」ボタンをクリックしたら、そのままサンクスページに遷移する設計にしましょう。入力間違いの確認は、自動返信メールで代替すれば十分です。

⑧ サービスサイトの最下部にフォームを埋め込む

フォームへのページ遷移自体が、ユーザーの離脱を招く大きな要因となるため、サービス情報を見た流れでそのまま入力してもらえるように、サービスサイトの最下部、特に「料金」や「事例」といった納得度の高いセクションの直後にフォームそのものを埋め込んでしまう方法が非常に有効です。

ユーザーはスムーズにアクションできるため、ページ遷移によるストレスがなくなり、高いCVRが期待できます。

フォームはLPの中でも特にCVに近い位置にある要素です。ただ情報を入力させるだけの場所にするのではなく、ユーザー目線に立ち、入力しやすいフォーム作成を心がけましょう。

以下の記事では、入力フォームの改善方法やデザインパターンについて詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

関連記事:BtoBサイトのフォーム改善10の方法。設置場所やCV後の対応のポイントも
関連記事:入力フォームのデザイン・UX改善ポイント20選!図解・作例付きで解説
関連記事:入力フォームを最適化(EFO)する5つのステップ!項目が多い時の対策も解説

ページやスマホ表示の改善で読みやすさを向上させる

LPの成果は、コンテンツの良さだけでなく「見やすさ・操作しやすさ」にも大きく左右されます。特にスマホでの閲覧が増えた現在、表示やUIの最適化はCVR向上に直結します。

ここでは、ページ表示・スマホ表示の改善で特に重要な4つの施策を解説します。

  1. レスポンシブデザイン対応
  2. 画像 / 動画の最適化
  3. 行間 / 文字サイズ・コントラスト調整
  4. 余白 / セクション分けの整理

① レスポンシブデザイン対応

レスポンシブデザインとは、PC、スマホ、タブレットなど、閲覧するデバイスの画面サイズに応じてページのレイアウトや要素が自動で調整される設計です。LPがレスポンシブ化されていない場合、スマホで閲覧すると文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくくなり、ユーザーは簡単に離脱します。

たとえば、PCで見れば問題ないフォームも、スマホ表示では入力欄が狭かったり、ボタンが画面の端に寄ってしまったりすると誤タップが発生しやすくなります。

その結果、フォーム送信までたどり着けないユーザーが増え、CVRは低下します。

また、PC用レイアウトをそのまま縮小表示しただけのLPもごく稀に存在します。これでは、タップ可能な要素が小さく、誤操作が頻繁に発生してしまいます。

改善策としては、画面幅に応じてフォントサイズ、ボタンサイズ、画像の表示幅が自動調整される設計です。加えて、スマホでは縦スクロール中心で読み進めることを前提に、重要なCTAや価値提示を画面上部に配置すると効果的です。

② 画像・動画の最適化

ページに使用する画像や動画が重いと、表示速度が低下し、読み込み途中で離脱されやすくなります。特にスマホユーザーでは、回線速度が不安定な環境だと待ち時間が長くなり、その結果CVRが落ちやすくなります。

ダメな例としては、カメラから書き出したままの未圧縮・高解像度画像(例:4000px以上のJPEG)や、数十MBある長尺動画をそのままページ内に埋め込んで自動再生させているケースです。

Googleの調査によると、モバイルページの表示に3秒以上かかると、53%以上のユーザーが離脱するというデータもあり、メディアの重さが直に機会損失につながることが分かっています。

参照:53% of mobile users abandon sites that take over 3 seconds to load

改善策としては、以下のような施策が有効です。

対応内容方法・ポイント
画像を適切なサイズにリサイズデザイン上の上限(例:横幅1200px)でPhotoshop / Figmaなどでリサイズ → JPEG品質70〜80%で書き出し
編集ソフトなしで圧縮TinyPNG / Squoosh / ImageOptim にドラッグ&ドロップ → 出力された軽量ファイルに差し替え
ロゴ・アイコンの最適化可能ならSVGで書き出し。ビットマップが必要な場合はPNGで書き出してから圧縮ツールで軽量化
WordPressで自動最適化ShortPixel / EWWW Image Optimizer / Smush を導入 → 「アップロード時の自動圧縮・WebP化・複数サイズ生成」を有効化
動画の軽量化YouTube埋め込みを“直接iframe”にしない → サムネイル画像+クリック時に動画ロードする方式に変更

このように、「どのツールで・どのように画像を変換するか」まで含めて仕組み化することで、ユーザーはストレスなくページを読み進められ、スマホ環境でもCVRの低下を防ぎやすくなります。

③ 行間・文字サイズ・コントラストの調整

文章が詰まっていたり文字が小さいと、ユーザーは読むのを諦めてしまいます。特にスマホでは画面が小さいため、文字サイズや行間が不適切だと、スクロールしても内容が頭に入りにくくなり、結果としてコンバージョンにつながりにくくなります。

ダメな例としては、スマホ表示で文字サイズが12px程度、行間が1.2倍程度に詰まっているLPが挙げられ、こうした場合は読むのが疲れて途中で離脱しやすいです。

改善策としては、以下のようにレスポンシブデザインを取り入れてCSSで調整することが有効です。

  • 文字は、スマホでは16px以上にし、PCでは14~16px程度を目安に設定する。
  • 行間幅は読みやすさ確保のため1.5~1.8倍程度に設定する
  • 背景色と文字色のコントラストを明確にし、重要箇所を強調する

これらの改善により、LP全体の視認性が大幅にアップし、ユーザーはストレスなく読み進められるようになります。

④ 余白・セクション分けの整理

情報が詰まりすぎているLPは、ユーザーが「どこから読めばいいの?」と迷い、重要な情報を見逃しやすくなります。

ダメな例は、文章・ボタン・画像がくっついたまま並んでいるデザインです。これでは、目が疲れてどこに注目すればいいか分からなくなってしまいます。

改善策はシンプルに「スペースを空けて、塊ごとに分ける」ことです。

  • 見出しの下やブロックの間には、画面の5〜10%くらいの空白を入れる。
  • 同じ話題の文章・画像はくっつけて、違う話題の間だけ広く空ける。
  • 大きな見出しの下に少し空白を入れ、申込ボタン周りは周りを広く空けて「ここ押して!」と目立つようにする。
  • セクションごとに背景を薄いグレーなどにしたり、線を引くと「ここまでが1つの話」と分かりやすくなる

余白や区切りが適切なLPでは、ユーザーが重要な情報に自然に注目し、CTAまでスムーズに誘導される効果があります。

LP改善を成功させるために越えるべき「3つの壁」

これまで、LP改善を成功させるための具体的な30の施策と、成果を再現するためのPDCAサイクルを解説しました。これらのノウハウをすべて実行すれば、理論上、CVRは向上します。

しかし、多くの企業がこれらのノウハウを知っていながらも、継続的な成果が出せずにいます。その理由は、LP改善が「知っている」ことと「実行し、成果を出す」ことの間にある、3つの壁に阻まれるからです。

  1. どの施策を優先すべきか?
  2. 高度な技術と膨大な工数を要する「実行力」の壁
  3. BtoB特有の「信頼と複雑性」の壁

壁1:どの施策を優先すべきか?

LP改善は「あれもこれも」と手当たり次第に施策を打っても、リソースと時間の無駄遣いになるだけです。

30もの施策の中から、自社のLPにおいて「最も改善インパクトが大きく、かつ実行コストが低い」施策(クイックウィン)を特定し、優先順位を決定することは、専門的な戦略判断が必要になります。

GA4やヒートマップで「離脱率が高い部分」が分かっても、「なぜ離脱しているのか」というユーザー心理に基づいた原因仮説を立てることは、データ分析の経験とマーケティング戦略の知見が不可欠です。

また、キャッチコピーの変更(低コスト)と、EFOのシステム改修(高コスト)を比較した場合、投資対効果が最大になる順序で実行計画を立てる必要があります。

壁2:高度な技術と膨大な工数を要する「実行力」の壁

LP改善の施策の多くは、ただの文章修正だけではなく、デザイン、コーディング、システム設定といった専門的な実行力が必要となります。

これを自社のリソースだけでこれを継続的に行うことは、大きな負担となります。

たとえば、「リアルタイムエラー表示」や「確認画面の省略」といったEFO対策 、画像の圧縮やサーバー設定による「表示速度の改善」 は、専門的な開発スキルを必要とし、片手間では実行できません。

また、施策を打つたびに、テスト環境の構築、統計的有意性が確保されるまでのデータ収集 、そしてその後の恒久化という一連のプロセスを、本業と並行して継続するのは極めて非効率です 。

壁3:BtoB特有の「信頼と複雑性」の壁

BtoBビジネスにおけるLP改善は、一般的なECサイトやサービスLPよりも難易度が高くなります。それは、商材が複雑で、かつ検討期間が長く、関与者が多いというBtoB特有の性質によるものです。

BtoBでは、高額な投資判断を促すために、単なるメリットではなく客観的な「証拠」(導入事例、権威ある受賞歴、業界特化の実績)を論理的に、かつ徹底的に配置する必要があります 。

また、複雑なソリューションやサービスフローを、専門知識のない決裁者にも「一瞬でわかる」図解や構成で示す必要があります。この複雑な情報をシンプルに伝える「構成力」がBtoB LPの成否を分けます。

LP改善は専門家に任せるのも一つの手

BtoBにおけるLP改善には3つの障壁があることは理解できたと思います。この壁を自社だけで乗り越えるには人的リソースや膨大な時間が必要となり、最悪の場合成果に結びつかないこともあります。

そんな時はLP制作を専門的に行う会社へ依頼することが効果的です。

LP制作会社を活用することで、上記3つの壁を乗り越えることができます。

壁1:どの施策を優先すべきか?

LP制作会社は、優先順位付けのために、改善インパクトとコストを軸とした四象限分析を実践し、最も効率の良い改善から着手するロードマップを作成します。

壁2:高度な技術と膨大な工数を要する「実行力」の壁

LP制作会社は、デザイン・開発リソースと、ABテストツールをシームレスに連携させる体制を持っているため、仮説立てから実行、検証、そして成果の最大化までを一貫して高速で提供することができます。

壁3:BtoB特有の「信頼と複雑性」の壁

LP制作会社の中には、単なるテクニックではなく、ビジネスモデルやターゲットの購買プロセスを深く理解し、高額な意思決定を後押しする信頼感と論理性を備えたBtoBサイト制作・改善を支援してくれる会社もあります。

LP制作会社を活用することで、効率的にLPの成果を上げれることは理解できたと思いますが、無数にある制作会社の中から、自社に適した会社を選ぶことは簡単ではありません。

そこで、以下の記事では、LP制作会社の費用相場から選び方、おすすめの会社までわかりやすく解説しています。

LP制作会社を活用してLP改善を行いたいとお考えの場合はぜひ参考にしてみてください。

関連記事:LP制作に強い制作会社16選。費用だけで選んではいけない理由から選び方まで解説

弊社Coneが運営する、BtoBサイト制作サービス「c-web」では、LPの設計からCTA改善、運用までワンストップで支援しています。

c-webのサービスサイトはこちら

「c-web」では、単なるデザイン制作ではなく、LPOを前提としたLP設計や改善のサポートまで一貫して行います。

「改善しても成果が思うように出ない…」「社内リソースが足りない…」と悩んでいる場合は、お気軽にお問い合わせください。

BtoBサイト制作サービス「c-web」問い合わせフォーム

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熊本羽那丸

自社オウンドメディアのコンテンツ制作を中心に、メディアマーケターとしてSEO戦略から記事設計、執筆まで幅広く担当。数字やデータをもとに改善を重ねながら、読者にとって本当に役立つ情報を届けることを大切にしています。 文章ひとつで人の心を動かす、その可能性を信じながら日々コンテンツと向き合っています。

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