ホワイトペーパーの代表的な5つの種類を解説。実例資料全ページと配信結果を大公開
BtoBマーケティングで成果を出すための施策として、多くの企業が注目しているホワイトペーパー。
しかし、いざ作ろうと思っても「どのような種類があるのかわからない」「自社に合ったタイプがどれなのか迷う」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、代表的なホワイトペーパーの種類を5個に分類し、それぞれの特徴や活用法を詳しく解説します。
また、あなたの目的に最適なタイプが見つかる診断チャートや、弊社がこれまでに公開したホワイトペーパーから見えた種類ごとのダウンロードのされやすさ・商談へのつながりやすさも実際の数値を交えながら解説します。
この記事を最後まで読めば、ホワイトペーパーの種類を完全に理解し、成果につながる施策をスタートできるでしょう。
弊社Coneは資料作成代行サービス「c-slide」を運営しています。ホワイトペーパーの制作でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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ホワイトペーパーの2つの目的
BtoB事業で効果的なマーケティング施策の一つに度々名前が挙がるホワイトペーパーですが、本来は「政府が発行する公的な書類である白書」のことです。
一方で、マーケティング用語としてのホワイトペーパーは、「課題の解決方法やノウハウ等、見込み顧客にとって役に立つ情報をPDFにまとめた資料」のことを指します。(本記事では、こちらの意味でホワイトペーパーについて解説します。)
ホワイトペーパーを作る目的は、主に以下の2つがあります。
- 見込み顧客の獲得(リードジェネレーション)
- 見込み顧客の育成(リードナーチャリング)
見込み顧客の獲得(リードジェネレーション)
ホワイトペーパーのダウンロードと引き換えに、会社名やメールアドレス等をお問い合わせフォームに入力してもらうことで、見込み顧客の情報を取得します。
お問い合わせには至らないが、自社の商材に興味を持っている見込み顧客と接点を持つことができれば、中長期で信頼関係を作り、顧客へと育てることができます。
このように、リーチしきれていない潜在層や準顕在層のリードを獲得できるのは、ホワイトペーパーの大きな強みといえます。
見込み顧客の育成(リードナーチャリング)
過去に何らかのリード獲得施策(ホワイトペーパー・セミナー・展示会など)で獲得した見込み顧客に対して、課題の解決方法やノウハウなどのお役立ち情報を提供することで、自社への興味を醸成し、商談に繋げることができます。
また、商談後に自社の持つノウハウ等を提供することで、商談済み顧客からの信頼の獲得や検討度の引き上げに寄与し、サービス購入に繋げることができます。
ホワイトペーパーといえば、「潜在層向けのリード獲得手段」として捉えられがちですが、このように、「顕在層を商談に繋げる」「顕在層をサービス導入検討や購入へ繋げる」といったリードナーチャリング施策としても効果を発揮します。
代表的なホワイトペーパーの種類5選
ホワイトペーパーは、その目的やターゲットのフェーズによってさまざまな種類があります。ここでは、代表的な5種類をご紹介し、それぞれの特徴と活用法まで解説します。

まずは上記の表にて、5種類それぞれの主な目的・ターゲット層などをご確認ください。各種類の詳細についてはこの後のセクションで個別に解説していきます。
また、この後のセクションでは、それぞれの種類ごとに参考事例として弊社のホワイトペーパーを全ページ公開していますので、各種類の特徴や違いの理解にお役立ていただけますと幸いです。
なお、種類を把握したうえで実際の制作手順まで知りたい方は、テーマ設定から構成・デザイン・配信・商談化までを解説した「ホワイトペーパーの作り方6ステップ」もあわせてご覧ください。
ノウハウ・課題解決系
ノウハウ・課題解決系のホワイトペーパーは、自社の持つ専門知識や解決手法を体系化し、読者の課題に対する具体的な解決策として提示するタイプです。
多くの人がホワイトペーパーと聞いて最初に思い浮かべるのがこのタイプであり、実際に弊社が運営する資料作成サービス「c-slide」にご依頼いただくホワイトペーパーの半数以上がこのタイプに該当します。
「リードナーチャリングの効果的な進め方」「商談化率が伸び悩む原因と打開策」のように、読者の業務課題に直結するテーマで構成されることが特徴です。
読者の潜在的な課題を言語化したうえで解決策を提示するため、「この会社は自分たちの課題をわかってくれている」という信頼感の獲得につながります。
また、解決策として自社サービスを自然に紹介することで、サービスの認知や、検討フェーズに入ったときの第一想起にもつなげられます。
主なターゲットは潜在層〜準顕在層で、自社サイト内の資料一覧ページやSEO記事のCTA、Meta広告配信によるリード獲得だけでなく、メルマガ配信によるリードナーチャリングなど、幅広いチャネルで活用できるのも特徴です。
一方、自社の知見を体系化する工程があるため、作成難易度は少し高めになります。
▪️弊社のノウハウ・課題解決系ホワイトペーパー例
実際に弊社が活用しているホワイトペーパー「潜在リードを商談化に導くホワイトペーパー戦略のすべて」を例にご紹介します。
このホワイトペーパーで意識しているのは、以下の2点です。
- 読者がホワイトペーパー施策で抱えがちな課題を冒頭で提示
- P7,8「ホワイトペーパー施策で陥りがちな勘違い」にて、ホワイトペーパー施策でよくある誤解を正し、本編の解決策を「自分ごと」として読み進めてもらえる構成にしています
- 解決策の最後に自社サービスを自然に位置づける
- P32「株式会社Coneの提供サービス」で、それまでに解説してきた課題(最適なホワイトペーパー作成・興味度判別・商談打診)と、弊社が提供する3サービス(c-slide / formmate / contentswork)を1対1で対応させることで、サービス紹介を「課題に対する解決策」として提示しています
▪️他社のノウハウ・課題解決系ホワイトペーパー例
中堅・中小企業向けのデジタルマーケティング支援を展開するブランディングテクノロジー株式会社は、自社の運用実績を活かしたノウハウ系ホワイトペーパーを数多く公開しています。
同社の資料ダウンロードページはこちら

例えば、上記「【WEB担当者向け】SNS動画広告で成果を出すための5つのポイント」では、WEB担当者という具体的な読者を設定し、当社のデジタル広告運用実績から得られた知見を「5つのポイント」というシンプルな構造に落とし込んでいます。
読者の悩みを冒頭で言語化し、その解決策を提示する構成は、ノウハウ・課題解決系の典型的な型といえます。
▪️ノウハウ・課題解決系ホワイトペーパーのまとめ
| ターゲット層 | 潜在層〜準顕在層(特定の課題に絞ってリーチすることで質の高いリード獲得を狙える) |
| 主な目的 | 課題解決・信頼獲得 |
| 作成難易度 | ★★☆(自社の知見を体系化する工程が必要) |
| 主な活用方法 | ・リード獲得:自社サイト内への設置 / 自社SEO記事内への設置 / Meta広告配信 ・リードナーチャリング:メルマガ送付 |
資料作成代行サービス「c-slide」では、ヒアリングを通じて貴社のノウハウを抽出し、ホワイトペーパーの構成設計からデザイン制作までを一貫してサポートいたします。ホワイトペーパー制作でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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テンプレート・チェックリスト系
テンプレート・チェックリスト系のホワイトペーパーは、読者がそのまま業務で使えるフォーマットやひな形、チェック項目を提供するタイプです。
「営業資料テンプレート」「マーケティング予算計画シート」「サイトリニューアル前のチェックリスト」のように、読者がダウンロード後すぐに手を動かせる構成になっているのが特徴です。
「役に立つ情報を配信してくれる会社」というポジティブな印象を持ってもらえるため、自社の信頼性向上やブランド認知に貢献します。また、テンプレート・チェックリストを実際に使うたびにロゴや出典が目に入るため、業務のなかで繰り返し自社が想起される仕組みを作ることもできます。
主なターゲットは潜在層〜準顕在層で、ダウンロードのハードルが低いぶんリーチを広げやすい一方、「便利だから取っておく」という軽い動機での獲得も多く、リードの質にはばらつきが出やすいタイプです。
顧客の支援をする際に自社が実際に使用しているテンプレートやチェックリストが既にある場合はそれを流用可能なため、作成難易度はノウハウ・課題解決系に比べると低めですが、どこまで自社のノウハウを盛り込めるかで完成度が大きく変わります。
▪️弊社のテンプレート・チェックリスト系ホワイトペーパー例
実際に弊社が公開している「営業資料テンプレート」を例にご紹介します。
このテンプレートは、弊社のSEO記事「営業資料の作り方と必須4ページ。構成やデザインも解説(テンプレート付)」の中に挿入する形で公開しており、以下のように記事内でフォーム入力なし・PPT形式で誰でも自由にダウンロードできるようにしています。

弊社の場合、こちらのテンプレートはダウンロード時にリード情報を取得していません。 にもかかわらず、「実際に使ってみたが自分では作りきれなかった」「テンプレートを参考にしたが社内のリソースが足りず依頼したい」というように、このテンプレートをきっかけにした商談が毎月数件は継続的に発生しています。
リード獲得を直接の目的にせず、テンプレートを使ってもらったうえで困ったタイミングで自然に自社を思い出してもらい、問い合わせや商談につなげるルートをつくっているのが、このホワイトペーパーの狙いです。
▪️他社のテンプレート・チェックリスト系ホワイトペーパー例
採用代行(RPO)サービスを提供する株式会社アールナインは、採用担当者向けのホワイトペーパーを業務シーンに即したチェックリスト形式で公開しています。

例えば、上記の「会社説明会後のフォローチェックリスト」では、会社説明会後のフォローという具体的な業務シーンに絞り、確認項目をそのままチェックできる形式に落とし込んでいるのが特徴です。読み終えた瞬間から手を動かせる設計は、テンプレート・チェックリスト系の典型的な型といえます。
▪️テンプレート・チェックリスト系ホワイトペーパーのまとめ
| ターゲット層 | 潜在層〜準顕在層(ダウンロードのハードルが低く幅広い層にリーチできるがリードの質はバラつく) |
| 主な目的 | リーチ拡大・第一想起の獲得 |
| 作成難易度 | ★☆☆(自社に既にあるものを流用可能) |
| 主な活用方法 | ・リード獲得:自社サイト内への設置 / 自社SEO記事内への設置(←おすすめ) / Meta広告配信 ・リードナーチャリング:メルマガ送付 |
資料作成代行サービス「c-slide」では、BtoBに精通した担当者がヒアリングを通じて貴社の目的・ターゲット・課題を整理した上で、ホワイトペーパーの構成設計からデザイン制作までを一貫してサポートいたします。ホワイトペーパー制作でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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レポート系
レポート系のホワイトペーパーは、独自のアンケートや市場調査の結果、業界の最新トレンドをまとめたタイプです。他社にはない一次情報を発信できるため、認知拡大やブランディングを目的に活用されることが多いタイプといえます。
「BtoB企業のSNS活用実態調査」「中小企業の生成AI導入実態」「2026年のWebマーケティングトレンド」のように、独自データを軸にテーマが設計されることが特徴です。
調査結果やトレンドという「自社にしかない情報」を発信することで、専門性のアピールや業界内での認知の獲得につながります。
主なターゲットは潜在層であり、独自調査による一次情報はニュース性を持たせやすいため、プレスリリース配信やSNSでの拡散と相性が良い傾向があります。自社サイトやSEO記事への設置以外のチャネル(Meta広告やPRTIMESでの配信など)も有効であり、他のタイプと比べて広いリーチが見込めます。
一方、調査の企画・実施・分析というプロセスが必要になるため、作成難易度はホワイトペーパーのなかで最も高くなります。
▪️弊社のレポート系ホワイトペーパー例
実際に弊社が運営するBtoBサービス比較サイト「slide lib」で公開している、記事作成の外注経験のある165名を対象とした「企業の記事作成における外注活用の実態調査」を例にご紹介します。
このホワイトペーパーでは、記事作成の外注における課題や成功・失敗要因、成果につながりやすい依頼内容や費用帯などを、実際の調査データをもとに整理しています。
一般的なノウハウをまとめるだけではなく、一次情報をもとに業界の実態を可視化することで、自社の専門性や発信力を示すコンテンツとしても機能しています。
また、弊社ではこの調査データをホワイトペーパー単体で終わらせず、SEO記事やプレスリリースにも展開しています。客観的な数値データを含むことでコンテンツの信頼性が高まり、SEO記事の品質向上や、他メディアからの引用につながりやすくなるためです。

⇨調査データをもとにしたSEO記事はこちら

⇨調査データをもとにしたプレスリリースはこちら
実際に弊社事例では、リード獲得や認知拡大だけでなく、被リンクの獲得や指名検索の増加といった二次的な効果にもつながっています。ホワイトペーパーとしての活用にとどまらず、SEO・PR施策にも横展開しやすい情報資産になる点が、レポート系の大きな魅力です。
本事例のような「調査の企画・実施から、ホワイトペーパー・SEO記事・プレスリリースまでの一貫制作」は、弊社が運営するリサーチ代行サービス「c-slide lab」で支援しています。
アンケート調査による一次データの収集だけでなく、収集したデータを「どのように活用するか」を前提に設計し、プレスリリース作成から検索流入を狙ったSEO記事制作・リード獲得を狙ったホワイトペーパー制作までワンストップで対応しているため、レポート系ホワイトペーパーを起点に認知拡大・リード獲得まで設計したい方は、ぜひご相談ください。
⇨c-slide lab について詳しくはこちら
▪️他社のレポート系ホワイトペーパー例
法人向け生成AIチャットサービス「ナレフルチャット」を提供するCLINKS株式会社は、自社サービスの提供を通じて得られた知見や業界の動向を活かし、トレンドをまとめたレポート系のホワイトペーパーを公開しています。
同社の資料ダウンロードページはこちら

例えば、上記の「今年のトピック振り返り!2025年の生成AIトレンド総まとめ」では、企業のAI活用が「チャットでの会話」からAIエージェントの活用等に大きく変化している動きを、年間のトピックとして整理しています。
「企業のAI活用がいま実際どうなっているのか知りたい」というニーズに対し、業界の第一線で生成AIサービスを提供する立場から動向を発信する構成は、レポート系ホワイトペーパーのひとつの型といえます。
▪️レポート系ホワイトペーパーのまとめ
| ターゲット層 | 潜在層〜準顕在層(プレスリリースとの連動でリーチが大きく広がる) |
| 主な目的 | 認知拡大・PR |
| 作成難易度 | ★★★(調査企画・実施・集計・分析といった資料作成前のフローが必要) |
| 主な活用方法 | ・リード獲得:自社サイト内への設置 / 自社SEO記事内への設置 / Meta広告配信 / プレスリリース配信(←おすすめ) |
資料作成代行サービス「c-slide」では、貴社の課題の整理やホワイトペーパーのターゲットの整理から、一次情報の調査・構成作成・デザイン制作まで一貫してサポートいたします。ホワイトペーパー制作でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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事例紹介系
事例紹介系のホワイトペーパーは、自社サービスの導入企業や支援先での成果・取り組みをまとめ、読者に活用イメージを具体的に伝えるタイプです。
「導入事例集」「活用ストーリー」「業界別の成功事例」のように、複数の顧客事例を1冊に集約した構成が多いですが、1社の顧客事例を深掘りしたようなパターンもあります。
サービスの提供価値を「導入企業がどんな課題を抱え、どう解決し、どんな成果を得たのか」というストーリーで伝えるため、サービスの説明だけでは伝わりにくい活用イメージや効果を、読者にリアルに想起してもらえるのが大きな特徴です。 すでに自社サービスを認知している顕在層にとっては、導入後の姿をイメージするための材料になり、検討フェーズの後押しに直結します。
主なターゲットは準顕在層〜顕在層で、サービス検討中の読者の比較・意思決定を支える材料として機能します。営業現場で商談時や商談後のフォローに活用されるケースも多く、マーケティング部門だけでなく、営業部門と連動して使える点も事例紹介系の強みです。
一方、顕在層向けの色合いが強いため、潜在層へのリーチや新規認知獲得には向きにくい傾向もあります。
作成難易度は、顧客への取材や成果数値の確認など外部とのやり取りが発生するぶん中程度になりますが、すでに自社内に事例記事や顧客インタビューの文字起こしなどが存在する場合は、その内容を再構成・転載するだけで作成できるため難易度は低めになります。
▪️弊社の事例紹介系ホワイトペーパー例
実際に弊社が活用している、資料作成代行サービス「c-slide」の「営業資料作成 ~支援実績と支援フローについて~」を例にご紹介します。
このホワイトペーパーは、「営業資料」という1ジャンルに絞り、Chatworkストレージテクノロジーズ様・ブリヂストン様・EXIDEA様の3社の事例を共通フォーマットで並べています。
各事例は「抱えていた課題 → 提案内容 → 得られた成果」という同じ構成で整理しており、読者が「自分の課題に近いケース」を見つけやすくしています。さらに各事例で実際の納品資料の一部も掲載することで、「依頼した場合のデザインイメージ」を持ってもらえる設計にしています。
さらに、本資料では事例紹介だけでなく、支援フローや料金プランまでを1つの資料に集約しているのが特徴です。事例紹介系のホワイトペーパーは検討フェーズの読者がターゲットになるため、「事例を見て興味を持った直後に、料金や進め方が確認できる」状態を1つの資料で完結させることで、商談化への導線をスムーズにしています。
また、共通フォーマットで構成することで、自社内での作成工数を抑えることにもつながっています。
一度フォーマットが固まれば各事例の差し込みは要素ごとの埋め込み作業で完結するため、商談前のお客様に同じ業界の事例を送る/商談後のお客様に同じ課題の事例を送るといった用途別の活用に合わせて、必要なタイミングで事例を追加・差し替えしやすくなっています。
▪️他社の事例紹介系ホワイトペーパー例
インテントセールスSaaSを提供する株式会社Sales Markerは、自社サービスの導入企業の成果を1冊にまとめた成功事例集を公開しています。
同社の資料ダウンロードページはこちら

例えば、上記の「Sales Marker導入事例(HRBrain様、アイリスチトセ様)」では、新規アポイント獲得率の向上や商談化率アップなど、複数社の具体的な成果を1冊に集約しています。
「他社がどのような取り組みで成果を出しているのか知りたい」「導入後のイメージを具体的に持ちたい」といった、検討フェーズの読者のニーズに正面から応える構成は、事例紹介系の典型的な型といえます。
▪️事例紹介系ホワイトペーパーのまとめ
| ターゲット層 | 準顕在層〜顕在層(サービスを認知し検討フェーズにある顧客) |
| 主な目的 | 導入後の支援イメージ形成 |
| 作成難易度 | ★★☆(事例記事など既にある場合は★☆☆) |
| 主な活用方法 | ・リード獲得:自社サイト内への設置 / Meta広告配信 ・リードナーチャリング:メルマガ送付 / 商談前後の顧客への送付(適宜カスタマイズして送付) |
資料作成代行サービス「c-slide」では、インタビュー事例記事や既存資料の内容をもとに、最短2営業日で事例紹介系のホワイトペーパーを作成することが可能です。事例紹介のホワイトペーパーをマーケ・営業で有効活用したい方は、お気軽にご相談ください。
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サービス比較系
商品・サービス比較系のホワイトペーパーは、自社サービスと競合他社のサービスを比較し、自社の優位性をアピールするタイプです。
「主要MAツール比較ガイド」「〇〇代行サービス比較10選」「内製と外注の比較ガイド」のように、比較対象を明示したうえで、機能・料金・サポート体制などの軸で整理する構成が一般的です。
検討フェーズに入った読者は「自社にとってどの製品・サービスが最適か」を判断する材料を求めているため、比較軸が明確で読み手の判断を後押しできる内容になっていれば、そのまま商談化やサービス導入の決定打になります。
すでに比較検討を始めている顕在層を一気に商談に引き上げられる点が、このタイプの最大の特徴です。
主なターゲットは準顕在層〜顕在層で、自社サイト内のサービスページや料金ページからの導線、商談前後でのフォロー資料、Meta広告など顕在層向けのチャネルとの相性が良いタイプです。
また、商談後のフォロー資料として送付する場合、顧客側でそのまま社内稟議の資料として活用してもらえたり、自分で比較検討する手間を省けたりと、顧客にとってのメリットも大きく、結果的に商談の前進や受注確度の向上にもつながります。
一方、自社の優位性を強調しすぎるとポジショントークと受け止められて逆効果になるため、客観性とのバランスを取る難しさがあります。作成難易度は、比較軸の設計と各サービスの情報収集に手間がかかるため中程度になります
▪️弊社のサービス比較系ホワイトペーパー例
弊社が実際に制作した「資料作成代行サービス10選 比較・選び方ガイド」を例にご紹介します。
本資料では、競合他社との比較に入る前に「選び方の2ステップ」「3つのタイプ別の特徴」「4つの比較ポイント」を先に解説し、読者が自社の目的に合ったサービスを選定できる構成を意図しています。
比較表では自社(c-slide)の情報を先頭行に配置しつつ、10社分の料金・タイプ・修正回数・特徴などを一覧で開示することで、読者が一度に全体像を把握できる設計になっています。その後、1ページあたり2社ずつ詳細に解説するページを設けることで、比較検討の解像度をさらに高める構成になっています。
▪️他社のサービス比較系ホワイトペーパー例
マーケティングオートメーションツールを提供するSATORI株式会社は、自社ツールを含む競合各社を網羅的に比較したサービス比較系のホワイトペーパーを公開しています。
同社の資料ダウンロードページはこちら

例えば、上記の「MAツール10社比較・選び方」では、月額費用目安・対象・導入社数・特徴を一覧化した比較表を掲載し、自社(SATORI)を含む10社を横並びで提示しています。
さらに、マーケティングを「獲得」「育成」「商談」の3フェーズに分けたファネル図を用いて、各フェーズの目的・施策と、対応するツール(広告/MA/SFA)の関係を整理することで、自社が注力したいフェーズや課題に合ったツールを選べる流れになっています。
「検討中の各サービスを横並びで比較したい」「自社のフェーズに合うツール・サービスを見極めたい」といった、検討フェーズの読者の意思決定・比較検討に寄り添う構成は、サービス比較系の典型的な型といえます。
▪️サービス比較系ホワイトペーパーのまとめ
| ターゲット層 | 顕在層(比較検討フェーズに入った顧客) |
| 主な目的 | 比較検討のサポート |
| 作成難易度 | ★★☆(比較軸の設計と情報収集に手間がかかる) |
| 主な活用方法 | ・リード獲得:自社サイト内への設置 / Meta広告配信 ・リードナーチャリング:メルマガ送付 / 商談前後の顧客への送付 |
資料作成代行サービス「c-slide」では、ホワイトペーパー施策の目的を整理した上で、貴社に最適なホワイトペーパーの種類の提案から、構成作成・デザイン制作まで一貫して対応しております。ホワイトペーパー制作でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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【自社事例】5種類のホワイトペーパーの実績数値を公開
ここまで5種類のホワイトペーパーを解説してきましたが、「実際にどのタイプがどんな成果につながるのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。
弊社Coneでは、これまで紹介した5種類すべてのホワイトペーパーを実際に運用してきました。ここでは、それぞれのタイプのビュー数・ダウンロード数・商談数の月平均値を公開し、各タイプの特性を実数値で比較解説します。
なお、本セクションにおける「ビュー数」とは、SpeakerDeck上でホワイトペーパーを誰でも自由に閲覧できる状態で公開していた期間に記録された閲覧数を指します。リード情報の入力と引き換えに提供する形式(=ダウンロード)とは異なり、フォーム入力なしで誰でもページを閲覧できる状態でのデータです。
「ダウンロード数」は、自社サイト内にフォーム付きで設置していた期間に取得した数値で、ビュー数とは別時期に計測したものになります。
「商談数」は、そのホワイトペーパーをダウンロードした顧客が商談化した数になります。
▪️5種類のホワイトペーパー実績比較表
| タイプ | ビュー数(月平均) | ダウンロード数(月平均) | 商談数(月平均) | 商談化率 |
|---|---|---|---|---|
| ノウハウ・課題解決系 | 約1,100 | 18.3件 | 1.8件 | 約9.8% |
| テンプレート・チェックリスト系 | 約4,400 | 15.2件 | 1.4件 | 約9.2% |
| レポート系 | 約2,600 | 4.2件 | 0.2件 | 約4.8% |
| 事例紹介系 | 約350 | 12.6件 | 3.0件 | 約23.8% |
| サービス比較系 | 約280 | 14.8件 | 1.6件 | 約10.8% |
5種類それぞれのホワイトペーパーを完全に同じ期間・同じ条件で運用していたわけではないため、完全な比較ではありませんがタイプごとに明確な違いが見えたため、ここからそれぞれ解説します。
- ノウハウ・課題解決系:すべての指標で安定したバランス型
- テンプレート・チェックリスト系:圧倒的なリーチ力で第一想起を獲得
- レポート系:認知拡大と二次効果に強み
- 事例紹介系:高い商談化率で顕在層を引き上げる
- サービス比較系:比較検討の決め手として機能する
ノウハウ・課題解決系:すべての指標で安定したバランス型
ビュー数・ダウンロード数・商談数のいずれも中位〜上位で、突出した数値はないものの、すべての指標で安定した成果を出しているのがノウハウ・課題解決系です。
潜在〜準顕在層に幅広くリーチしつつ、リード獲得・商談化の両方に寄与するため、どの目的でホワイトペーパー施策を始める場合でも一定の成果が見込めるタイプといえます。
テンプレート・チェックリスト系:圧倒的なリーチ力
ビュー数は最大値、ダウンロード数も上位を記録しているのがテンプレート・チェックリスト系です。
「すぐ業務に使える」という分かりやすい価値がダウンロードや閲覧のハードルを下げており、リーチを広げる施策としては最も強いタイプといえます。なお、弊社の場合は「営業資料の作り方」のような検索流入の多いSEO記事内にテンプレートを設置する形で公開していることが、ビュー数増加につながっています。
商談化率自体は約9%と他タイプより低めですが、これはダウンロードのハードルが低いぶん幅広い層にリーチできているためであり、ネガティブな数値ではありません。
むしろ、テンプレートやチェックリストを業務で繰り返し使ってもらうことで自社のロゴや社名が読者の目に入り続け、検討フェーズに入ったときの第一想起獲得に大きく寄与していると考えられます。
レポート系:認知拡大と二次効果に強い
レポート系もビュー数が高く出ていますが、ダウンロード数は4.2件、商談化率は約5%と他タイプと比べて低めの傾向を示しています。これは、レポート系の主な役割がプレスリリースやSNS拡散による認知拡大、指名検索の増加といった二次効果にあるためです。
そのため、リード獲得や商談数といった直接的な指標ではなく、プレスリリース経由のメディア掲載数、指名検索数の推移、SNSでの引用・シェア数といった指標で評価するのが適しています。
弊社の場合も、本記事内で紹介した「企業の記事作成における外注活用の実態調査」では、ホワイトペーパー単体の数値以上に、調査データを引用したSEO記事の検索順位向上や、他メディアからの被リンク獲得といった二次効果に大きな価値を感じています。
事例紹介系:高い商談化率で顕在層を引き上げる
ダウンロード数も中位以上を確保しつつ、商談化率は約24%と他のどのタイプよりも高い数値を記録しているのが事例紹介系です。
これは、事例紹介系のターゲットがすでに自社サービスを認知している顕在層であるためです。
「導入後のイメージを具体的に持ちたい」という明確な検討意欲を持った読者がダウンロードしてくれるため、そのまま商談に進むケースが多くなります。検討フェーズの後押しに最も強いタイプといえます。
サービス比較系:比較検討の決め手として機能する
サービス比較系は、ダウンロード数も中〜上位で、商談化率も約11%と高めの水準を維持しています。
比較検討中の読者が「自社にとってどのサービスが最適か」を判断する材料としてダウンロードしてくれるため、ダウンロードした時点で検討フェーズに深く入っていることが多く、商談化につながりやすい構造になっています。
事例紹介系と並び、顕在層の意思決定を後押しする役割を担うタイプといえます。
このように、ホワイトペーパーは種類によって果たせる役割と数値の出方が大きく異なります。
「自社にはどのタイプが合うのか」を判断するために、次章ではいくつかの質問に答えるだけで最適なタイプが見つかる診断ツールを用意しているので、ぜひご活用ください。
自社に最適なホワイトペーパーの選び方
ここまで5種類のホワイトペーパーについて解説してきましたが、「結局、自社にはどのタイプが合うのか」を判断するのは難しい方も多いかと思います。
そこで、以下の8つの質問に答えるだけで、最適なホワイトペーパーのタイプを診断できるツールをご用意しました。制作工数・重視する指標・ターゲット層など、複数の観点から、あなたの状況に合ったタイプを提案します。ぜひお試しください。
Q1 / 制作工数
ホワイトペーパー制作にかけられる工数はどれくらいですか?
Q2 / ターゲット層
メインで届けたい相手はどちらですか?
Q3 / 重視する指標
ダウンロード数と商談数、どちらを重視しますか?
Q4 / 成果のタイミング
いつ成果が出てほしいですか?
Q5 / 手元の素材
ホワイトペーパーのネタとなる素材はありますか?
Q6 / 想定する活用シーン①
想定する主な活用シーンはどちらに近いですか?
Q7 / 想定する活用シーン②
想定する主な活用シーンはどちらに近いですか?
Q8 / 訴求軸
自社の強みとして打ち出したい方向はどちらに近いですか?
ホワイトペーパーの制作ならc-slide
本記事で解説してきたように、ホワイトペーパーは種類ごとに役割や成果の出方が大きく異なります。自社の目的やターゲットに合ったタイプを選び、構成・デザイン・活用設計まで一貫して作り込むことで、はじめてリード獲得や商談化につながる施策になります。
とはいえ、「自社のリソースだけでホワイトペーパーを企画・制作・運用まで進めるのは難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
弊社Coneが運営する資料作成代行サービス「c-slide」では、本記事で紹介した5種類すべてのホワイトペーパー制作を支援しています。

BtoBに精通した担当者が、ヒアリングを通じて貴社の目的・ターゲット・課題を整理した上で、最適なタイプの選定から構成設計、デザイン制作までを一貫してサポートいたします。
「リード獲得を強化したい」「商談化につながるホワイトペーパーを作りたい」「レポート・事例集など複数タイプを並行して制作したい」といったご相談を、目的に合わせて柔軟にお受けしています。
ホワイトペーパー制作でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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まとめ
本記事では、代表的なホワイトペーパーの種類を5つに分類し、それぞれの特徴・活用法・実績数値・選び方を解説しました。
ホワイトペーパーは「作ること」自体が目的ではなく、自社のマーケティング課題に応じて適切なタイプを選び、適切なチャネルで届けることではじめて成果につながります。
まずは自社の目的と現状のリソースを整理し、優先度の高いタイプから1つ作ってみることをおすすめします。テーマ設定から構成・デザイン・配信・商談化までを解説した「ホワイトペーパーの作り方6ステップ」の解説記事もございますので、ホワイトペーパーの制作を進める際にはぜひご覧ください。
本記事が、あなたのホワイトペーパー施策の第一歩を後押しするものになれば幸いです。


