LINE顧客管理(CRM)システム16選比較。商材タイプ別の選び方と費用相場

開封率の高さと顧客との距離の近さから、LINEは今や顧客管理(CRM)の主戦場になりつつあります。

しかし、いざLINEで顧客管理を始めようとすると、

「LINE公式アカウントだけでは、顧客一人ひとりの情報が管理しきれない」
「過去のやり取りや検討状況を記録して、個別にフォローしたい」
「友だちが増えすぎて、手作業の配信では限界がある」

といった壁に突き当たる企業は少なくありません。そして、これらの悩みは扱う商材によってまったく異なります。不動産のように一人の顧客を深く追客したい企業と、ECのように大量の顧客へ自動でアプローチしたい企業では、選ぶべきLINE顧客管理(CRM)システムが正反対だからです。

本記事では、LINE顧客管理(CRM)システムを 商材タイプ別の3分類で整理し、自社に合うタイプがわかる診断ツールとあわせて、おすすめのサービスを紹介します。費用相場や選び方の比較ポイントまで解説するので、ツール選定の判断材料にしてください。

LINEにおける顧客管理システム(CRM)とは

LINEにおける顧客管理システムとは、LINE公式アカウントを通じて顧客情報を蓄積・管理し、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを行う顧客関係管理(CRM)の手法、またはそれを実現するツールの総称です。

顧客の属性や行動履歴、購買履歴、過去のやり取りといった情報をLINE上で一元管理し、その情報をもとにメッセージ配信や接客、フォローを行います。メールやWebよりも開封率・到達率が高く、顧客との接点を日常的に持てるため、リード育成からリピート促進まで幅広く活用されています。

LINE広告から友だちを集めて顧客管理につなげたい場合は、広告運用の外注先選びもあわせて検討するとスムーズです。

関連記事:LINE広告運用代行おすすめ15選比較。自社運用より代理店委託が効果的な理由も

LINEで顧客管理を行う2つの方法

LINEで顧客管理を行う方法は、大きく2つに分かれます。自社の状況に応じて、どちらの方法が適しているかを把握しておきましょう。

1. LINE公式アカウントの標準機能を使う

LINE公式アカウントには、友だちへの一斉配信や簡単なタグ付け、1対1のチャットといった基本的な機能が備わっています。さらにLINEヤフーは、顧客情報を管理する「CRMオプション」も提供しており、LINEを軸とした顧客管理の裾野は広がっています。まずコストをかけずに始めたい小規模事業者に向いた方法です。

ただし、属性や行動履歴にもとづく細かいセグメント配信、ステップ配信、顧客ごとの検討状況の管理、外部システムとのデータ連携といった本格的な顧客管理には、標準機能だけでは対応しきれない場面が多くあります。

2. 専用のLINE顧客管理(CRM)システムを連携させる

外部の専用ツール(LINE顧客管理(CRM)システム)をLINE公式アカウントと連携させる方法です。高度なセグメント配信・ステップ配信・顧客カルテ・外部システム連携などが可能になり、LINEを「配信チャネル」から「顧客一人ひとりと関係を深める基盤」へと進化させられます。本記事では、この専用ツールを中心に紹介します。

なお、2026年4月にはLINE顧客管理ツールを提供するソーシャルデータバンク・アローリンク・Maneqlが経営統合するなど、業界の再編も進んでおり、LINEを軸とした顧客管理の重要性は年々高まっています。

LINE顧客管理(CRM)システムでできること

LINE顧客管理(CRM)システムでは、顧客情報の管理から配信、接客、分析までを一通りカバーできます。主な機能は以下のとおりです。

顧客情報の管理友だちごとに属性・タグ・購買/来店履歴・対応メモを蓄積し一元管理。
担当者間での情報共有も可能。
セグメント配信属性や行動履歴で友だちを分類し、対象を絞ったメッセージを配信。
ブロック率を抑えつつ精度の高い訴求が可能。
ステップ配信友だち登録や特定の行動を起点に、あらかじめ用意したメッセージを自動で順次配信。
育成・追客を自動化。
1to1チャット・自動応答個別の問い合わせ対応やチャットボットによる自動応答。予約受付・FAQ対応にも活用。
リッチメニュー出し分け顧客の属性やステータスに応じてトーク画面下のメニューを出し分け、最適な導線を提示。
クーポン・ポイントLINE上でのクーポン発行やポイント管理で、来店・購買・リピートを促進。
効果測定・分析開封率・クリック率・友だち追加経路などを可視化し、配信や導線の改善に活用。
外部システム連携CRM/CDP・基幹システム・ECカートとID連携し、社内の顧客データとLINEの行動を統合。

これらの機能をすべて使う必要はありません。後述のとおり、自社の商材に応じて重視すべき機能は変わります。

また、マーケティング(集客・販売)に特化したツールをお探しの方は以下記事をご覧ください。

関連記事:LINEマーケティングツール比較14選。料金レンジ別・商材別の選び方

LINE顧客管理(CRM)システムの費用相場

LINE顧客管理(CRM)システムの費用は、配信数・友だち数・利用機能・連携範囲によって変動します。おおまかな相場は以下のとおりです。

料金タイプ相場概要
無料・低価格プラン・初期0円
・月額0〜1万円
基本的なタグ管理・チャット・シナリオ配信。
配信数や友だち数に上限あり。
標準プラン・初期0〜5万円
・月額1〜3万円
セグメント/ステップ配信・効果測定など本格的な顧客管理。
中小〜中堅の主力帯。
高機能・統合プラン・初期5万円〜
・月額数万円〜
外部システム連携・データ統合・大量配信・運用代行。
大手・多店舗向け。
完全成果報酬型・初期0円
・成果に応じて課金
CV獲得など成果が出た分だけ支払う。
EC/WebのCV改善ツールに多い。

なお、LINE顧客管理(CRM)システムの料金とは別に、配信メッセージ数に応じたLINE公式アカウント本体の利用料がかかる点には注意が必要です。トータルコストは「LINE公式アカウント本体料金+ツール料金+初期費用+オプション」で試算しましょう。

LINE顧客管理(CRM)システムを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント

LINE顧客管理(CRM)システムはどれも同じではありません。自社の商材や運用体制に合わないツールを選ぶと、機能を持て余したり、逆に必要な管理ができなかったりします。以下の5つのポイントを確認しましょう。

  1. 顧客単価と検討期間
  2. 顧客数・配信規模
  3. 必要な管理機能
  4. 料金体系とコスト
  5. サポート・運用代行/導入のしやすさ

1. 顧客単価と検討期間

最初に確認すべきは、自社の商材が「高単価で検討期間が長い」のか「低〜中単価で反復購入される」のかです。これによって、LINE CRMに求める役割が根本的に変わります。

高単価・長期検討の商材(不動産・住宅・保険・BtoBなど)では、顧客一人ひとりの検討状況を記録して個別に追客する機能が重要です。一方、低〜中単価で繰り返し買われる商材(EC・日用品など)では、多数の顧客へ効率よく自動配信する機能が重要になります。

2. 顧客数・配信規模

次に、管理する顧客(友だち)の規模を確認します。少数の顧客を一人ずつ深く対応するのか、数万〜数十万規模の顧客にまとめてアプローチするのかで、適したツールが異なります。

少数を深く対応するなら顧客カルテや対応履歴の管理が手厚いツールを、大量の顧客を扱うならパーソナライズ自動配信や大量配信に耐えるツールを選びましょう。

3. 必要な管理機能

商材と規模が決まれば、必要な機能も見えてきます。顧客カルテ・対応履歴・検討ステータスの記録を重視するのか、Web接客・自動配信・ABテスト・クーポンを重視するのか、それとも予約・会員・ポイント管理を重視するのか。

自社が「顧客とどう関わりたいか」から逆算して、過不足のない機能を備えたツールを選ぶことが失敗を防ぐコツです。

4. 料金体系とコスト

料金体系はツールによって大きく異なります。月額固定で始めやすいもの、友だち数に応じた従量課金、成果が出た分だけ支払う完全成果報酬型などがあります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 現在の友だち数・配信数で月額がいくらになるか
  • 友だちが増えたときに料金がどう上がるか
  • 初期費用やオプション費用が別途かかるか

5. サポート・運用代行/導入のしやすさ

LINE CRMは導入して終わりではなく、シナリオ設計や効果改善を継続できるかが成果を左右します。社内に運用リソースがない場合は、シナリオ設計や運用代行、コンサル伴走を提供するツールが安心です。

そもそもLINE運用代行会社は最適なツール選定から導入支援、運用代行まで一気通貫で支援してくれる業者がほとんどです。知識が不足している場合は、まず代行会社に相談するのもひとつの手です。

関連記事:LINE運用代行おすすめ14選徹底比較!業者と個人の依頼先を迷った際の確認事項も解説

逆に自社で内製運用したい場合は、業種別のテンプレートが用意され、専門知識なしですぐ使えるツールが向いています。

LINE顧客管理(CRM)システムの選び方(商材タイプ別診断)

LINE顧客管理(CRM)システムは、自社の商材特性によって最適なタイプが変わります。本記事では、扱う商材と顧客との関わり方をもとに、LINE顧客管理(CRM)システムを3つのタイプに分類しました。

① 高単価・検討型不動産・住宅・保険・BtoBなど、顧客ごとの検討状況を記録して1to1で追客したい場合
② EC・通販型EC・D2C・アパレル・コスメなど、多数の顧客にWeb接客・自動配信・クーポンで購買を促したい場合
③ 店舗・予約型飲食・美容・サロン・クリニック・ジムなど、予約・会員管理で来店リピートを増やしたい場合

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

7つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の商材に最適なLINE顧客管理(CRM)システムのタイプが診断されます。

0 / 7 回答済み

Q1 / 商材特性

扱う商材の特性として、どちらに近いですか?

Q2 / 主な接点

顧客との主な接点は、どちらに近いですか?

Q3 / 顧客数

管理したい友だち(顧客)の規模は、どちらに近いですか?

Q4 / 欲しい管理機能

最も必要な管理機能は、どちらに近いですか?

Q5 / 配信スタイル

理想の配信スタイルは、どちらに近いですか?

Q6 / 成果の出し方

重視する成果の出し方は、どちらに近いですか?

Q7 / 導入で重視すること

導入で重視することは、どちらに近いですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのサービスを見る →

    ① 高単価・検討型(不動産・住宅・保険・BtoBなどの場合)

    不動産や住宅、保険、自動車、BtoB、人材紹介、高額スクールのように、一件あたりの単価が高く検討期間が長い商材に向いたタイプです。

    顧客数はそれほど多くない一方で、一人ひとりの重みが大きいため、過去のやり取り・予算・検討中の商品といった情報を顧客カルテとして記録し、検討状況に応じて担当者が個別にフォローする使い方が中心になります。タグや詳細なステップ配信で「いま追うべき顧客」を逃さない設計が強みです。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 顧客ごとに検討状況や過去のやり取りを記録して追客したい
    • 少数の見込み客に、担当者から1to1で丁寧にフォローしたい
    • 検討期間が長い商材で、離脱を防ぎながら関係を維持したい

    このタイプのLINE顧客管理(CRM)システムを見る ⇩

    高単価・検討型は検討期間が長く、見込み度合いに応じた分岐配信の設計がそのまま成果を左右します。この設計部分を外部に任せたい場合の依頼先は、以下の記事でタイプ別に比較しています。

    関連記事:Lステップ構築代行15選比較。費用相場と失敗しない選び方を解説

    ② EC・通販型(EC・D2C・アパレル・コスメなどの場合)

    EC・通販・D2C・アパレル・コスメのように、顧客数が多く商品が繰り返し買われる商材に向いたタイプです。

    友だち数が膨大で個別対応が現実的でないため、Webサイトでの接客、行動データにもとづくパーソナライズ自動配信、一斉送信、ABテスト、クーポン配布、カゴ落ち対策などで「全体の購買率」を底上げする使い方が中心です。外部のECカートや顧客データと連携し、購買履歴を活かした配信ができるツールが力を発揮します。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 多数の顧客にパーソナライズした自動配信を行いたい
    • カゴ落ちやサイト離脱を防いでCVを増やしたい
    • 購買履歴・行動データを使ったクーポンやおすすめ配信をしたい

    このタイプのLINE顧客管理(CRM)システムを見る ⇩

    国内ECでLINE顧客管理を回せるようになると、次の成長先として海外市場が視野に入ってきます。販路を国外へ広げる際は、国ごとの事情に精通した運営代行を頼ると立ち上げがスムーズです。

    関連記事:越境EC運営代行おすすめ18選比較。国別戦略に強い企業を見極めるポイントまで紹介

    ③ 店舗・予約型(飲食・美容・サロン・クリニック・ジムなどの場合)

    飲食店・美容サロン・クリニック・ジム・スクールのように、来店という接点を軸にリピートを積み上げる商材に向いたタイプです。

    LINE上での予約受付・予約リマインド・会員/ポイント管理・スタンプカードなどで、来店サイクルを回しリピーターを増やす使い方が中心になります。予約システムや店舗運営機能が一体化しており、専門知識がなくてもすぐに運用を始められるツールが多いのも特徴です。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • LINEで予約受付からリマインドまで自動化したい
    • 会員・ポイント・スタンプカードで来店リピートを促したい
    • 複数店舗の顧客・予約をまとめて管理したい

    このタイプのLINE顧客管理(CRM)システムを見る ⇩

    来店客のリピートをLINEで支える一方で、新規の来店を増やすには地図検索からの導線づくりも欠かせません。Googleマップ上での見え方を整える施策は、店舗ビジネスの集客の土台になります。

    関連記事:MEO対策代行サービスおすすめ13選比較。費用相場から業種別の選び方まで解説
    関連記事:MEOコンサル会社おすすめ12選比較。タイプ別選び方と費用相場を解説

    LINE顧客管理(CRM)システム一覧比較表

    以下は、本記事で紹介するLINE顧客管理(CRM)システムの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    Lステップ
    初期無料・月額5,000円〜
    高単価・検討型
    詳細タグ/顧客カルテとステップ配信で追客に強い定番
    L Message
    初期無料・月額10,780円〜
    高単価・検討型
    友だち情報にPDF・予約日等を紐付け、無料プランあり
    Liny
    要問い合わせ
    高単価・検討型
    ソーシャルデータバンク提供。中堅〜大手/自治体に強い
    KUZEN
    要問い合わせ
    高単価・検討型
    AI×1to1チャットとCRM連携、コンサル伴走
    hachidori
    月額10万円〜
    高単価・検討型
    ノーコードでチャットボット構築、接客自動化に強い
    プロラインフリー
    無料プランあり
    高単価・検討型
    無料で使えるLINE集客・販売自動化。ステップ配信に強い
    MAAC
    要問い合わせ
    EC・通販型
    クーポン/データ取得/ゲーム機能でファン化
    DMMチャットブーストCV
    完全成果報酬
    EC・通販型
    Web接客と離脱/カゴ落ち対策、CPA保証
    DECA for LINE
    要問い合わせ
    EC・通販型
    データ/ID連携でパーソナライズ配信、1,500社超
    b→dash
    要問い合わせ
    EC・通販型
    CDP/MA/BI統合で大量の顧客データを活用
    CRM PLUS on LINE
    無料〜
    EC・通販型
    ソーシャルPLUS提供。ShopifyとID連携し購買データで配信
    Mico Engage AI
    要問い合わせ
    EC・通販型
    旧MicoCloud。大手ブランド向けオールインワン、5,500社超
    RE:RE
    初期無料・月額9,800円〜
    店舗・予約型
    予約/電子カルテ/決済、サロン・ジム・クリニック向け
    マジリピ
    要問い合わせ
    店舗・予約型
    スタンプカード/会員証でリピート促進
    COMSBI
    月額5,000円〜
    店舗・予約型
    複数店舗アカウントの一元管理・横断配信
    LOYCUS
    要問い合わせ
    店舗・予約型
    データ連携でロイヤル顧客を育成、リピート促進

    【高単価・検討型】でおすすめのLINE顧客管理(CRM)システム

    高単価・検討型に向いたLINE顧客管理(CRM)システムを紹介します。顧客カルテや対応履歴の管理、検討状況に応じた追客に強いサービスを集めました。

    Lステップ(株式会社Maneql)

    引用:Lステップ

    LINE CRMのなかで最も普及している定番ツールで、「機能の細かさ」と「情報量の多さ」が最大の特徴です。友だちごとの属性・行動をタグで細分化し、条件に応じたセグメント配信・ステップ配信・回答フォーム・流入経路分析までを一つで完結できます。他ツールと比べて設定できる項目が多く、複雑な追客シナリオを作り込みたい企業に選ばれています。

    一方で機能が豊富な分、設計には一定のノウハウが必要です。この点をカバーするのが、全国の「認定サポーター」や構築代行会社が充実したエコシステムで、自社で作り込むことも、専門家に構築を外注することも選べます。

    不動産・スクール・BtoBなど検討期間が長く、見込み客を長期にわたって取りこぼさず追客したい企業に最適です。

    対応チャネル/業種不動産・スクール・BtoBなど検討期間が長い業種全般
    主な機能詳細タグ管理・ステップ配信・流入経路分析・回答フォーム
    サポート・運用代行構築代行・認定サポーター制度あり
    料金目安初期無料・月額5,000円〜(税込)

    L Message(エルメ/株式会社ミショナ)

    引用:L Message

    「無料から始められる高機能ツール」という位置づけで、Lステップと近い機能を低コストで使える点が魅力です。月1,000通までの無料プランがあり、まずコストをかけずにステップ配信や自動応答を試したい個人事業主〜小規模事業者に向いています。

    差別化ポイントは、友だち情報の管理粒度の細かさです。契約書などのPDFや画像、予約日・購入日といった「年月日データ」を友だちアカウントに紐付けて管理できるため、契約や来店のタイミングを起点にした追客がしやすくなっています。

    士業・スクール・小規模BtoBなど、顧客一人ひとりの情報を記録しながら、できるだけ費用を抑えて追客の仕組みを作りたい企業に適したツールです。

    対応チャネル/業種小規模事業者・士業・スクール・BtoBなど
    主な機能友だち情報管理(PDF/画像/年月日紐付け)・ステップ配信・自動応答
    サポート・運用代行導入サポート・オンライン相談あり
    料金目安初期無料・月額10,780円〜(税込)/無料プランあり

    Liny(ソーシャルデータバンク株式会社)

    引用:Liny

    同じ高単価・検討型でも、Lステップ/L Messageが個人〜中小向けなのに対し、Linyは「組織・大規模での本格運用」に軸足を置いたツールです。7省庁・36都道府県・142自治体などの公的機関を含む導入実績を持ち、セキュリティ・権限管理・API連携といったエンタープライズ要件への対応力が最大の強みです。

    複数担当者での顧客対応や、部署をまたいだ権限設定、基幹システムとのデータ連携がしやすく、一定規模の見込み客を組織として管理・追客する用途に適しています。

    2026年4月の経営統合により、LinyはLステップの上位(エンタープライズ)プロダクトとして位置づけられました。中堅〜大手企業や自治体など、ガバナンスを効かせながら大規模に運用したい組織向けの選択肢です。

    対応チャネル/業種中堅〜大手・自治体・組織的に顧客管理する業種
    主な機能属性収集・セグメント/ステップ配信・権限管理・分析
    サポート・運用代行導入支援・運用サポートあり
    料金目安要問い合わせ

    KUZEN(株式会社クウゼン)

    引用:KUZEN

    タグ管理型のツールと違い、「AIチャットボット×1to1チャット」で会話しながら顧客対応を高度化する点が特徴のLINE顧客管理(CRM)システムです。生成AIを活用した自動応答やレコメンドに対応し、問い合わせ対応から購買までを会話ベースで自動化できます。

    もう一つの強みが、LINE専門コンサルによる伴走支援です。シナリオ設計やクリエイティブ制作まで任せられるため、「ツールを入れても運用しきれない」という失敗を避けやすく、導入700社超・月次継続率99%(2026年3月時点)という定着率の高さにもつながっています。

    自社に運用ノウハウがなくても、AIと専門家の支援で高度なパーソナライズ配信を実現したい企業に向いたツールです。

    対応チャネル/業種新規獲得〜既存育成まで幅広い業種
    主な機能AIチャットボット・パーソナライズ配信・CRM連携
    サポート・運用代行専任コンサルによる設計・改善提案の伴走支援
    料金目安要問い合わせ

    hachidori(hachidori株式会社)

    引用:hachidori

    配信・追客ツールというより、「チャットボットによる接客・問い合わせ対応の自動化」に特化しているのが他との違いです。累計7,000超のチャットボット構築実績を持ち、ノーコードで複雑な会話シナリオを組めるため、よくある質問対応や条件分岐のヒアリングをLINE上で自動化できます。

    自動応答だけでなく、必要な場面で有人チャットへスムーズに切り替えられる設計のため、一次対応はボット・重要な対応は人、という運用がしやすい点も強みです。

    問い合わせ数が多く一次対応の負荷を減らしたい企業や、BtoBでリードのヒアリング・接客をLINEで仕組み化したい企業に向いています。

    対応チャネル/業種BtoB・問い合わせ対応・接客自動化を行う業種
    主な機能ノーコードチャットボット構築・シナリオ自動化・有人切替
    サポート・運用代行構築支援・運用サポートあり
    料金目安法人向け 月額10万円〜(税別)

    プロラインフリー(データマーケティング株式会社)

    引用:プロラインフリー

    最大の特徴は「無料プランの機能が充実している」ことです。フリープランでも多くの機能を使え、配信数の上限も緩やかなため、他ツールでは有料になりがちなステップ配信やLP作成を、コストをかけずに始められます。導入アカウント数が非常に多いのもこの手軽さゆえです。

    集客から販売までの導線づくりに強く、LP作成・回答フォーム・ステップ配信を組み合わせて、申込・購入までを自動化できます。とくにコーチ・コンサル・スクールといった検討期間のある情報型ビジネスでの活用が中心です。

    まず費用をかけずにLINEでの集客・販売の仕組みを作りたい個人事業主〜中小企業に向いた選択肢です。

    対応チャネル/業種コーチ・コンサル・スクールなど集客/販売自動化を行う業種
    主な機能ステップ配信・LP作成・回答フォーム・タグ管理
    サポート・運用代行オンラインサポート・マニュアルあり
    料金目安無料プランあり(上位機能は有料)

    【EC・通販型】でおすすめのLINE顧客管理(CRM)システム

    EC・通販型に向いたLINE顧客管理(CRM)システムを紹介します。多数の顧客へのパーソナライズ自動配信や、Web接客・CV改善に強いサービスを集めました。

    MAAC(株式会社クレッシェンド・ラボ)

    引用:MAAC

    EC向けのなかでも「顧客のファン化・エンゲージメント向上」に強みを持つツールです。台湾発で世界700ブランド超に導入されており、クーポンの受け取り・使用データやプロフィール情報を起点に、顧客の関心に合わせたマーケティングを展開できます。

    差別化ポイントは、ゲームやクイズ、抽選といったゲーミフィケーション機能の豊富さです。単なる一斉配信ではなく、顧客が自発的に参加したくなる仕掛けで友だちのアクティブ度を高められるため、キャンペーンでファンを増やしたいEC事業者に向いています。高精度の商品レコメンド配信にも対応します。

    「配信して終わり」ではなく、顧客との継続的な関係づくりでリピーターを育てたいEC・D2C事業者に適したツールです。

    対応チャネル/業種EC・通販・D2Cなど多数顧客を抱える業種
    主な機能セグメント/トリガー配信・クーポン・ゲーミフィケーション
    サポート・運用代行データ活用の提案・運用支援あり
    料金目安要問い合わせ

    DMMチャットブーストCV(株式会社Algoage)

    引用:DMMチャットブーストCV

    本記事のなかで唯一「完全成果報酬型」を採用している点が最大の差別化です。月額固定ではなく成果が出た分だけ支払うため、初期投資やCPA高騰のリスクを抑えて導入でき、平均110%のCV純増を実現するとうたっています。

    仕組みも独特で、LPで離脱しそうなユーザーとLINE上でAIがチャットを行い、疑問や不安をその場で解消してコンバージョンにつなげます。「広告で集めたのに申込につながらない」という課題をチャット接客で解決するアプローチです。

    DMMグループのAlgoageが提供するLINEヤフー認定サービスで、費用対効果を重視しながらWeb/ECのCV獲得を確実に伸ばしたい企業に向いています。

    対応チャネル/業種EC・Webサービス・CV改善を重視する業種
    主な機能Web接客チャット・離脱/カゴ落ち対策・CV計測
    サポート・運用代行運用込みの成果報酬型で提供
    料金目安初期無料・完全成果報酬(CPA保証)

    DECA for LINE(デカ・フォー・ライン/株式会社ギブリー)

    引用:DECA for LINE

    「データ・ID連携」と「カスタマイズ開発」に強いオールインワン型で、自社の顧客データとLINEを本格的に統合したい企業向けのツールです。外部データやWeb行動データを活用したパーソナライズ配信・顧客管理ができ、計測・分析を通じた施策改善まで一気通貫で行えます。

    差別化ポイントは、LINE公認テクノロジーパートナーとしての開発力です。会員証や予約などのLINEミニアプリ開発を含む柔軟なカスタマイズに対応し、累計1,500社以上の支援実績を持ちます。パッケージ機能だけでなく、自社要件に合わせた作り込みができる点がMAACやCRM PLUS on LINEとの違いです。

    すでに顧客データ基盤を持ち、それをLINE施策に活かして本格的にデータ活用したいEC・通販企業に向いています。

    対応チャネル/業種EC・通販・データ活用を重視する業種
    主な機能データ/ID連携・パーソナライズ配信・顧客管理・分析
    サポート・運用代行カスタマイズ開発・DX支援に強い体制
    料金目安要問い合わせ

    b→dash(株式会社データX)

    引用:b→dash

    LINE専用ツールというより、「CDP・MA・BIを統合したデータ基盤」であり、その一機能としてLINE施策を回せるのが他との根本的な違いです。社内に散在する顧客データをノーコードで連携・統合できる独自技術を持ち、LINE単体では完結しない全社的なデータマーケティングに対応します。

    大量の購買・行動データをもとにセグメントを自動生成し、LINEだけでなくメール・SMSなど多チャネルへ横断的に配信できます。DECA for LINEが「LINE起点のデータ連携」なのに対し、b→dashは「全社データ基盤の一部としてのLINE」という位置づけです。

    LINE施策だけでなく、データ基盤ごと整備して全社のマーケティングを高度化したい中堅〜大手のEC・通販企業に向いています。

    対応チャネル/業種中堅〜大手のEC・通販・多チャネル事業
    主な機能CDP/MA/BI統合・データ連携・セグメント自動生成・配信
    サポート・運用代行導入〜運用の伴走支援あり
    料金目安要問い合わせ

    CRM PLUS on LINE(株式会社ソーシャルPLUS)

    引用:CRM PLUS on LINE

    「Shopify特化」という明確なポジションを持つLINE顧客管理(CRM)システムです。Shopifyの顧客・購買データとLINEの友だちをID連携させ、購買履歴にもとづくセグメント配信や、LINEログインによるスムーズな会員獲得を実現します。汎用ツールと違い、Shopify運用に最適化されている点が選ばれる理由です。

    料金が公開されており、ID連携ユーザー数に応じた段階制で無料から始められるため、導入のハードルが低いのも特徴です。スモールスタートして、EC成長に合わせて拡張できます。

    ShopifyでECを運営しており、既存の購買データを活かしてLINEで再購入・リピートを促したい事業者に最適なツールです。

    対応チャネル/業種Shopifyを利用するEC・D2C事業者
    主な機能ShopifyとのID連携・購買データ配信・LINEログイン会員獲得
    サポート・運用代行導入サポートあり
    料金目安無料〜(ID連携ユーザー数に応じた段階制)

    Mico Engage AI(株式会社Mico)

    引用:Mico Engage AI

    大手ブランドでの導入実績が豊富なオールインワン型のLINEマーケティング・CRMツールです(旧称「MicoCloud」、提供元は旧Micoworks株式会社)。5,500ブランド超で利用され、LINE公式テクノロジーパートナーとして、とくに美容・医療業界での活用が目立ちます。

    差別化ポイントは、顧客理解のためのデータ収集の手厚さです。行動履歴・アンケート回答・チャットログを自動で蓄積し、Salesforceなど外部システムとも連携できるため、集めたデータをもとに高度なセグメント配信や1to1コミュニケーションを設計できます。

    同じEC・通販型でも、Shopify特化のCRM PLUS on LINEや基盤寄りのb→dashと異なり、「大手ブランドがLINEマーケティングを本格運用するための統合ツール」という位置づけです。多くの顧客データを扱い、伴走支援も受けながら運用したい中堅〜大手企業に向いています。

    対応チャネル/業種中堅〜大手ブランド・美容/医療など
    主な機能行動/アンケート/チャットログ収集・セグメント配信・外部システム連携
    サポート・運用代行導入・運用の伴走支援あり
    料金目安要問い合わせ

    【店舗・予約型】でおすすめのLINE顧客管理(CRM)システム

    店舗・予約型に向いたLINE顧客管理(CRM)システムを紹介します。予約受付・会員/ポイント管理・来店リピート促進に強いサービスを集めました。

    RE:RE(株式会社REシステムズ)

    引用:RE:RE

    店舗向けのなかでも「予約+顧客情報の一元化」に強いツールです。LINE公式アカウントから24時間の予約受付を自動化するだけでなく、顧客管理・電子カルテ・オンライン決済・商品販売までを1つでまとめて扱えるのが特徴で、予約システムとCRMが分かれている状態を解消できます。

    とくに、施術履歴やカウンセリング内容を残せる電子カルテを備える点が、単なる予約ツールとの違いです。予約と顧客情報が紐づくため、来店ごとの記録を踏まえた案内やリピート促進がしやすくなります。

    外部予約サイトやGoogleカレンダーとの連携にも対応し、サロン・整体・クリニック・ジムなど、予約と施術記録を結びつけて来店リピートを高めたい店舗に向いています。

    対応チャネル/業種サロン・ジム・クリニックなど予約型店舗
    主な機能予約受付・電子カルテ・会員管理・オンライン決済
    サポート・運用代行導入・運用サポートあり
    料金目安初期無料・月額9,800円〜

    マジリピ(DOTZ株式会社)

    引用:マジリピ

    RE:REが予約軸なのに対し、マジリピは「デジタルスタンプカード・会員証による来店促進」に特化した店舗向けツールです。LINEミニアプリ上で紙のスタンプカードや会員証を電子化でき、来店ごとにスタンプが貯まる仕組みで再来店の動機づけを行います。

    来店回数や会員データに応じた自動メッセージ配信ができるため、「一度来たきりの顧客」を常連客へ育てる運用がしやすい点が強みです。専用アプリのインストールが不要で、顧客はLINEだけで会員証・ポイントを使えるため定着しやすいのも特徴です。

    紙のスタンプカードやポイント管理をLINEに置き換えて、手軽に来店リピートを増やしたい飲食店・小売店に向いています。

    対応チャネル/業種飲食店・小売店など来店型店舗
    主な機能スタンプカード・会員ランク・自動配信・ポイント管理
    サポート・運用代行導入サポートあり
    料金目安要問い合わせ

    COMSBI(株式会社ソニックムーブ)

    引用:COMSBI

    単店舗向けのマジリピと異なり、COMSBIは「複数店舗・商業施設の一元管理」に特化した店舗向けツールです(旧「COMSBI SaaS」から改称)。複数のLINE公式アカウントを横断して配信・管理でき、店舗ごとにバラバラになりがちな顧客データや配信を本部でまとめてコントロールできます。

    ポイントカード・クーポン・スタンプラリー・紹介キャンペーンなど、複数店舗の回遊や送客を促す機能が揃っている点も特徴です。外部サイトやLINE内の行動履歴を使ったセグメント配信・自動化にも対応します。

    チェーン展開・フランチャイズ・商業施設・モールなど、多店舗の顧客と配信を横断的に管理し、店舗間の送客まで狙いたい企業に向いています。

    対応チャネル/業種複数店舗・チェーン・FCなど
    主な機能複数アカウント一元管理・横断配信・セグメント配信
    サポート・運用代行導入支援あり
    料金目安月額5,000円〜(+LINE公式アカウント費用)

    LOYCUS(Loycus株式会社)

    引用:LOYCUS

    「ロイヤル顧客の創出」というテーマを前面に打ち出したLINE顧客管理(CRM)システムです。新規獲得よりも、既存顧客との関係を深めてリピート・ファン化を促すことに軸足を置いており、顧客データを連携したCRM・MA機能でLTV(顧客生涯価値)の最大化を支援します。

    スタンプカード中心のマジリピや予約中心のRE:REと違い、購買・行動データにもとづくパーソナライズ配信で「一度きりの顧客を継続的なリピーターへ育てる」設計思想が特徴です。店舗・ECのどちらでも、既存顧客の育成に活用できます。

    すでに一定の顧客基盤があり、そこからの再来店・再購入を増やしてLTVを高めたい事業者に適したツールです。

    対応チャネル/業種リピート育成・ロイヤル顧客創出を重視する店舗・EC
    主な機能データ連携・CRM/MA・パーソナライズ配信
    サポート・運用代行導入・運用支援あり
    料金目安要問い合わせ

    LINE顧客管理(CRM)システムのよくある質問

    LINE公式アカウントの標準機能だけでは顧客管理できませんか?

    一斉配信・簡単なタグ付け・1対1チャットなど基本的な管理は可能で、LINEヤフーの「CRMオプション」も提供されています。ただし、属性・行動履歴にもとづく細かいセグメント配信やステップ配信、顧客カルテによる検討状況の管理、外部システムとのデータ連携といった本格的な顧客管理には、専用のLINE顧客管理(CRM)システムの導入が必要になる場面が多くあります。

    無料で使えるLINE顧客管理(CRM)システムはありますか?

    あります。L Messageやプロラインフリーなどは無料プランを用意しており、小規模での試験運用に向いています。ただし配信数・友だち数・機能に上限があるため、規模拡大時は有料プランへの移行を検討しましょう。

    費用はどのくらいかかりますか?

    ツール料金は、無料〜低価格プランで月額0〜1万円、標準プランで月額1〜3万円、高機能・統合プランで月額数万円〜が目安です。加えて、配信数に応じたLINE公式アカウント本体の利用料が別途かかります。トータルコストで比較することが大切です。

    どのタイプのツールを選べばよいですか?

    自社の商材特性で選ぶのが失敗しないコツです。高単価・長期検討の商材なら顧客カルテ・追客に強い「高単価・検討型」、多数の顧客を抱えるECなら自動配信・Web接客に強い「EC・通販型」、来店リピートが軸の店舗なら予約・会員管理に強い「店舗・予約型」が基本の指針です。本記事の診断ツールで自社に合うタイプを確認できます。

    運用リソースがなくても導入できますか?

    できます。シナリオ設計や運用代行、コンサル伴走を提供するツール(KUZENなど)を選べば、社内に専任担当がいなくても運用できます。ツール選定から運用まで任せたい場合は、LINE運用代行会社に相談する方法もあります。

    まとめ

    LINE顧客管理(CRM)システムは、配信機能の強み別ではなく、自社の商材特性で選ぶと失敗しません。高単価・長期検討なら「高単価・検討型」、多数の顧客を抱えるECなら「EC・通販型」、来店リピートが軸の店舗なら「店舗・予約型」が基本の指針です。

    タイプ向いている商材重視する機能
    高単価・検討型不動産・住宅・保険・BtoB・人材など顧客カルテ・対応履歴・検討状況の記録、1to1追客
    EC・通販型EC・D2C・アパレル・コスメなどWeb接客・パーソナライズ自動配信・AB/クーポン
    店舗・予約型飲食・美容・サロン・クリニック・ジムなど予約・会員・ポイント管理、来店リピート促進

    まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「LINE顧客管理(CRM)システムの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。

    本記事が、自社の商材に最適なLINE顧客管理(CRM)システムを選ぶ一助になれば幸いです。

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