電子帳票システムおすすめ15選。現場向き・経理向きをタイプ別で比較

紙やExcelでの帳票運用は、今や多くの現場で限界を迎えています。製造や建設の現場では点検表・作業日報・検査記録の記入と転記に膨大な時間がかかり、経理部門では請求書や納品書の印刷・封入・郵送に追われ続けています。さらに電子帳簿保存法やインボイス制度への対応も加わり、「帳票をどう電子化するか」は業種を問わず避けて通れないテーマになりました。

そこで導入が進んでいるのが電子帳票システムです。ただし、ひとくちに電子帳票システムといっても、「現場の点検・日報をタブレットで電子化するもの」と「取引帳票を作成・配信・保管するもの」ではまったく別の製品群になります。自社の課題に合わないタイプを選ぶと、機能過多で使いこなせなかったり、逆に必要な機能が足りなかったりします。

本記事では、電子帳票システムを4つのタイプに分類し、タイプ別におすすめサービスを紹介します。まずは診断ツールで自社に合うタイプを確認し、費用相場や比較ポイントを押さえたうえで、最適な一本を見つけてください。

電子帳票システムとは

電子帳票システムとは、これまで紙やExcelで扱っていた帳票を、電子的に作成・配信・保管するためのシステムです。ここでいう帳票には、請求書・納品書・見積書・注文書といった取引帳票だけでなく、製造・建設現場で使う点検表・作業日報・検査記録なども含まれます。

帳票を電子化することで、印刷や郵送、ファイリング、保管棚での検索といった手作業がなくなり、業務効率化とコスト削減、そして情報の一元管理が実現します。請求書などの帳票は法律で7年間の保存が義務付けられており、電子帳簿保存法・インボイス制度への対応という観点からも、電子化のニーズが急速に高まっています。

注意したいのは、電子帳票システムは大きく分けて「現場帳票」を扱う製品と「取引帳票」を扱う製品に分かれる点です。

現場帳票取引帳票
だれが使う?製造や建設の現場経理・情シス部門
何を電子化する?点検表・作業日報・検査記録請求書・納品書・見積書・注文書

前者は製造や建設の現場でタブレット・スマートフォンから記録を入力するもの、後者は経理・情シス部門が取引帳票を作成・発行・保存するもので、選ぶべき製品がまったく異なります。この違いを踏まえたタイプ分類と選び方は、後半の「電子帳票システムの選び方」で詳しく解説します。

電子帳票システムでできること

電子帳票システムでできることは、扱う帳票のタイプによって異なります。以下の表は、4つのタイプごとに実現できることを整理したものです。

タイプ主な対象帳票できること(代表例)
現場帳票ペーパーレス型点検表・作業日報・検査記録紙・Excel帳票のレイアウトを保ったままタブレット入力。
写真添付、アラートによる記入漏れ防止、記録データの自動集計・分析
帳票作成・出力型請求書・納品書・帳簿類基幹・販売管理データからの帳票設計・自動生成、
PDF/Excel/プリンタへの大量・高速出力
帳票配信・発行型請求書・納品書・支払通知書Web配信・メール添付・郵送代行・FAXの自動発行、
印刷・封入・投函の代行
帳票保管・管理型取引書類全般電子帳簿保存法に準拠した保存、タイムスタンプ付与、
全文検索、アクセス権管理

いずれのタイプも、共通して「手作業の削減」「ミスの防止」「情報の一元化」という価値を持ちます。一方で、現場帳票型が記録データの現場改善への活用を重視するのに対し、取引帳票を扱う3タイプは事務工数とコストの削減、法対応を重視するという違いがあります。自社がどの帳票を、どの目的で電子化したいのかを明確にすることが、システム選定の出発点になります。

電子帳票システムの費用相場

電子帳票システムの費用は、提供形態(クラウド型/オンプレミス・パッケージ型)と、扱う帳票の量によって大きく変わります。以下は代表的な相場です。

提供形態初期費用の目安月額・運用費の目安特徴
クラウド型0〜10万円程度月額2.5万〜5万円程度
+従量課金
短期間で導入可能。
郵送やデータ化は従量課金が加算される
オンプレミス
・パッケージ型
数十万〜数百万円保守費用が別途買い切りでカスタマイズ性が高い。
基幹連携や大規模運用向け
現場帳票型
(クラウド)
要問い合わせ〜最小5〜10ユーザーで
月額3.75万〜4万円程度〜
ユーザー数に応じた課金。
タブレット等の端末費用は別

月額基本料が安く見えても、郵送代行(1通あたり約170〜210円)やオペレーター確認付きのデータ化(1枚あたり約50〜100円)といった従量課金が積み重なります。

月間の帳票枚数が多い企業では、基本料より従量課金のほうが総額を左右することも珍しくありません。導入前に、自社の月間発行・受領枚数をもとに総額を試算しておくことが重要です。

電子帳票システムを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント

電子帳票システムは、製品によって得意領域がまったく異なります。以下の5つのポイントを押さえて比較すると、自社に合うシステムを見極めやすくなります。

  1. 電子化したい帳票(現場帳票か・取引帳票か)
  2. 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応
  3. 既存システムとの連携
  4. 提供形態と料金体系
  5. 現場での使いやすさ・帳票の出力量

1. 電子化したい帳票(現場帳票か・取引帳票か)

最初に決めるべきは、「どの帳票を電子化したいのか」です。製造・建設現場の点検表や作業日報を電子化したいのであれば現場帳票ペーパーレス型を、請求書や納品書などの取引帳票を扱いたいのであれば作成・配信・保管のいずれかのタイプを選びます。ここを取り違えると、必要な機能がそろわないまま導入してしまうことになります。

会計・経理まわりの電子化を検討している場合は、あわせて会計ソフトとの役割分担も整理しておくと選定の解像度が上がります。

会計まわりの電子化を並行して検討している方は、以下の比較記事も参考にしてください。

関連記事:会計ソフトおすすめ16選比較。事業規模・目的別の失敗しない選び方を解説

2. 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応

取引帳票を扱う場合、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応は必須の確認項目です。タイムスタンプの付与、検索要件への対応、JIIMA認証の有無などをチェックしましょう。特に保管・管理型を選ぶ場合は、帳簿・書類・スキャナ保存・電子取引のどこまでに対応しているかを確認することが重要です。

電子契約や電子署名まで含めて業務を電子化したい場合は、電子契約システムとの連携可否も見ておくとよいでしょう。

契約書の電子化もあわせて検討したい方は、以下の記事が参考になります。

関連記事:電子契約システムおすすめ16選比較。契約量別の費用感からタイプ別の選び方まで解説

3. 既存システムとの連携

基幹システム、販売管理システム、会計システム、あるいはSalesforceやkintoneといった既存のツールと、どこまでスムーズにデータ連携できるかは重要な比較軸です。API連携や CSV連携が難しいと、追加開発や手作業が発生し、コストと運用負荷が増えます。特に帳票作成・出力型は、基幹データをそのまま帳票に反映できるかどうかが導入効果を左右します。

4. 提供形態と料金体系

クラウド型は初期費用を抑えて短期間で導入できる一方、オンプレミス・パッケージ型はカスタマイズ性が高く大規模運用に向きます。料金体系も、月額固定・ユーザー数課金・帳票枚数の従量課金など製品ごとに異なります。前述のとおり、郵送やデータ化の従量課金が総額を大きく左右するため、自社の運用量に照らして試算することが欠かせません。

5. 現場での使いやすさ・帳票の出力量

現場帳票型では、現場作業者がタブレットで迷わず入力できる操作性が、定着の成否を分けます。導入前にデモやトライアルで実際の操作感を確認しましょう。一方、作成・出力型では、月間数万通規模の帳票を高速・安定して出力できるかが重要になります。自社の帳票量と利用者のITリテラシーに合わせて選定してください。

電子帳票システムのタイプ・選び方

ここまで見てきたとおり、電子帳票システムは扱う帳票と目的によって最適な製品が変わります。本記事では、電子帳票システムを次の4つのタイプに分類しました。自社がどの課題を解決したいのかを意識しながら読み進めてください。

  1. 現場の点検・日報・検査記録を電子化したいなら「現場帳票ペーパーレス型」
  2. 基幹データから取引帳票を設計・大量出力したいなら「帳票作成・出力型」
  3. 請求書などの発行・送付を効率化したいなら「帳票配信・発行型」
  4. 電子帳簿保存法に対応して帳票を保存・管理したいなら「帳票保管・管理型」

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

8つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の目的に最適な電子帳票システムのタイプが診断されます。

0 / 8 回答済み

Q1 / 電子化したい帳票

電子化したい帳票として、どちらに近いですか?

Q2 / 利用シーン

帳票を扱うシーンとして、どちらに近いですか?

Q3 / 一番の目的

もっとも実現したいことは、どちらに近いですか?

Q4 / 帳票の作り方

帳票フォーマットについて、どちらに近いですか?

Q5 / 発行・送付

発行・送付の課題として、どちらに近いですか?

Q6 / 法対応・保存

電子帳簿保存法・インボイスへの対応として、どちらに近いですか?

Q7 / 出力量・スピード

帳票の出力量として、どちらに近いですか?

Q8 / 決め手

最終的な決め手として、どちらに近いですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのサービスを見る →

    ①現場帳票ペーパーレス型(現場の点検・日報・検査記録を電子化したい場合)

    製造・建設・設備保全などの現場で、紙やExcelの点検表・作業日報・検査記録に限界を感じている場合は、現場帳票ペーパーレス型がおすすめです。タブレットやスマートフォンから直接入力でき、写真添付やアラートによる記入漏れ防止、記録データの自動集計・分析まで対応します。

    紙の記録をなくして転記の二度手間を解消したい、記録データを品質改善や生産性向上に活かしたいという企業に特に向いています。

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    ②帳票作成・出力型(基幹データから取引帳票を設計・大量出力したい場合)

    基幹システムや販売管理システムのデータから、請求書や納品書などの帳票そのものを設計・生成したい場合は、帳票作成・出力型が適しています。帳票のレイアウトを自由にデザインでき、PDF・Excel・プリンタなど多様な形式へ、大量かつ高速に出力できます。

    月間数万通規模の帳票を扱う、基幹システムの刷新にあわせて帳票基盤を整えたいといった、情シス部門主導のプロジェクトで選ばれることが多いタイプです。

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    帳票作成に特化したツールは以下記事で詳しく解説・紹介しています。

    関連記事:帳票作成ツール15選比較。部署別の分類でおすすめ紹介&費用相場も解説

    ③帳票配信・発行型(請求書などの発行・送付を効率化したい場合)

    請求書・納品書の印刷、封入、郵送やメール送付の手間とコストに悩んでいる場合は、帳票配信・発行型が有効です。作成済みの帳票データをアップロードするだけで、Web配信・メール添付・郵送代行・FAXなど、取引先に合わせた方法で自動発行できます。

    郵送コストや発行工数を削減したい経理・営業事務部門に向いており、導入後に発送業務が大幅に軽減された事例が多く見られます。

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    ④帳票保管・管理型(電子帳簿保存法に対応して帳票を保存・管理したい場合)

    電子帳簿保存法やインボイス制度に確実に対応し、帳票を保存・検索・管理したい場合は、帳票保管・管理型を選びましょう。タイムスタンプの付与、全文検索、アクセス権管理などにより、法要件を満たしながら過去帳票を安全に管理できます。

    紙とデータが混在した帳票をまとめて管理したい、法改正への対応を確実にしたいという、バックオフィス全般の課題に向いたタイプです。

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    電子帳票システム一覧比較表

    以下は、本記事で紹介する電子帳票システムの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    i-Reporter
    月額42,000円〜(5ユーザー)
    現場帳票ペーパーレス型
    現場帳票シェアNo.1。Excel帳票をそのまま電子化
    XC-Gate
    月額40,000円〜(10ユーザー)
    現場帳票ペーパーレス型
    製造業推奨No.1。Excelだけで画面設計、Webアプリで端末を選ばない
    tebiki現場分析
    要問い合わせ
    現場帳票ペーパーレス型
    記録の「作成・記録・承認・分析」まで。画像データの活用に強い
    カミナシ レポート
    要問い合わせ
    現場帳票ペーパーレス型
    17,000現場で導入。ノーコードで現場帳票をアプリ化
    SVF Cloud
    月額50,000円〜
    帳票作成・出力型
    帳票市場シェアNo.1。基幹連携と大量・高速出力に強い
    Create!Form
    要問い合わせ
    帳票作成・出力型
    各種言語対応で組み込みやすい帳票エンジン。基幹改修なしで導入可
    帳票DX for Salesforce
    初期+月額(要問い合わせ)
    帳票作成・出力型
    Salesforceデータから帳票を自動出力。全プラン出力数無制限
    楽楽明細
    初期100,000円〜/月額25,000円〜
    帳票配信・発行型
    電子請求書発行シェアNo.1。郵送代行1通198円〜
    FNX e-急便WEB発行サービス
    要問い合わせ
    帳票配信・発行型
    Web・メール・郵送・FAXを取引先ごとに選択。30年超のノウハウ
    @Tovas
    従量課金(要問い合わせ)
    帳票配信・発行型
    コクヨ提供。最短5日導入、電子配信と郵送代行を組み合わせ可能
    楽楽電子保存
    月額17,000円〜
    帳票保管・管理型
    AI-OCRとタイムスタンプで電帳法対応。ドラッグ&ドロップ保存
    ClimberCloud
    月額900円〜
    帳票保管・管理型
    JIIMA認証取得。帳簿・書類・スキャナ・電子取引すべてに対応
    楽々Document Plus
    オンプレ180万円〜/クラウド90,000円〜
    帳票保管・管理型
    高速全文検索と生成AI連携。契約書・ISO文書管理まで対応
    Bill One
    要問い合わせ
    帳票保管・管理型
    請求書の受取〜データ化〜保管に強い。紙もスキャンして電子化

    【現場帳票ペーパーレス型】でおすすめの電子帳票システム

    はじめに、製造・建設現場などの点検表・作業日報・検査記録を電子化する、現場帳票ペーパーレス型のサービスを紹介します。

    i-Reporter(株式会社シムトップス)

    引用:i-Reporter

    現場帳票システムのシェアNo.1で、4,500社超・22万ユーザー以上に導入されている現場帳票電子化システムです(現場帳票シェア46.5%/2024年・数量ベース)。紙帳票のレイアウトをそのままの見た目で電子化できるのが特徴です。

    現場のノウハウが詰まったExcel帳票を、レイアウトを崩さずに電子帳票へ置き換えられるため、現場作業者が違和感なく移行できます。入力したデータはそのままデータベース化され、検査記録や日報の集計・分析に活用できます。

    「ConMas Gateway」により基幹システムや外部システムとリアルタイムにデータを送受信でき、IT部門と現場の双方から支持されています。

    対応業務現場帳票(点検表・作業日報・検査記録)の電子化
    電帳法・インボイス対応現場記録が主用途(取引帳票の保存用途とは別)
    既存システム連携ConMas Gatewayで基幹・外部システムと連携
    提供形態クラウド版/自社サーバープラン
    料金目安クラウド版 月額42,000円〜(最小5ユーザー)

    XC-Gate(株式会社テクノツリー)

    引用:XC-Gate

    製造業関係者が推奨するDX推進ツールNo.1の現場帳票電子化ソリューションです。紙帳票をそのままのイメージで電子化し、ペーパーレス化と業務の見える化を実現します。

    最大の特徴は、電子帳票の作成にExcelだけを使う点です。使い慣れたExcelで帳票を設計でき、帳票作成補助のGUIツールも用意されています。ブラウザで操作するWebアプリのためインストールが不要で、タブレット・PCなどさまざまな端末で利用できます。

    トヨタ車体やダイハツ工業、AGCなど大手製造業を中心に採用されており、日報作成を480分から180分へ短縮した事例もあります。ネットワークのない場所でもオフラインモードで利用でき、1か月間の無料トライアルも用意されています。

    対応業務現場帳票(点検・日報・品質記録)の電子化
    電帳法・インボイス対応現場記録が主用途
    既存システム連携連携システム・連携機器(設備・センサー等)に対応
    提供形態クラウド版(3プラン)/オンプレミス版(買い切り)
    料金目安クラウド版 月額40,000円〜(最小10ユーザー)

    tebiki現場分析(Tebiki株式会社)

    引用:tebiki現場分析

    製造日報・設備点検表の「作成・記録・承認・分析」をワンストップで実現するクラウド型の現場帳票システムです。これまで紙やExcelで行っていた作業を、専門知識なしでペーパーレス化できます。

    記録したデータは専門知識不要で分析でき、生産性・品質・安全・設備保全など、現場の改善活動にすぐ活用できます。単に記録を電子化するだけでなく、記録から改善につなげる分析機能を備えている点が強みです。

    写真・画像データの共有・分析にも対応しており、現場の状況を視覚的に把握しながら品質向上に取り組めます。

    対応業務製造日報・設備点検表などの記録・承認・分析
    電帳法・インボイス対応現場記録が主用途
    既存システム連携データ出力・連携に対応
    提供形態クラウド
    料金目安要問い合わせ

    カミナシ レポート(株式会社カミナシ)

    引用:カミナシ レポート

    チェック表などの現場帳票を、ノーコードでアプリにできる現場DXプラットフォームです。手書き情報のデータ化から集計・報告まで、紙やExcelで行っていた作業をデジタル化します。

    ITに不慣れな方でも、現場に最適化されたデジタル帳票を簡単に作成できます。データは自動でExcel/CSVに集計・出力されるため転記の手間とミスを解消でき、アラート機能や抜け漏れ防止機能で記入精度のばらつきも防げます。

    全国47都道府県・17,000以上の現場で導入されており、製造・食品製造・ホテル・飲食・物流など30を超える業界で利用されています。スマートフォン・タブレットでの利用を前提に設計されています。

    対応業務チェック表・日報・記録などの現場帳票の電子化
    電帳法・インボイス対応現場記録が主用途
    既存システム連携Excel/CSV出力・データ連携に対応
    提供形態クラウド
    料金目安要問い合わせ

    【帳票作成・出力型】でおすすめの電子帳票システム

    次に、基幹・販売管理システムのデータから取引帳票を設計・生成し、大量・高速に出力する、帳票作成・出力型のサービスを紹介します。

    また、帳票作成に特化したツールは以下記事で詳しく解説・紹介しています。
    関連記事:帳票作成ツール15選比較。部署別の分類でおすすめ紹介&費用相場も解説

    SVF Cloud(ウイングアーク1st株式会社)

    引用:SVF Cloud

    帳票市場シェアNo.1の帳票作成・運用基盤です。SVFシリーズは累計21,400社を超える企業・公共機関で利用されており(日立の帳票ソフト「EUR」の資産を統合)、帳票の生成・保管・流通をワンプラットフォームで提供します。

    基幹システムやワークフローシステムと連携し、ノンプログラミングで帳票を設計できます。PDF・Excel・プリンタ出力など多様な出力形式に対応し、大量帳票の高速出力にも強みがあります。

    スクウェア・エニックスがSAP S/4HANAへの基幹刷新にあわせて導入した事例や、鉄の総合商社が月間2万通を超える請求書・納品書の発行・郵送を効率化した事例など、大規模な帳票運用で採用されています。

    対応業務取引帳票・帳簿類の設計・生成・出力
    電帳法・インボイス対応invoiceAgent等との組み合わせで対応
    既存システム連携基幹・ワークフローシステムと幅広く連携
    提供形態クラウド(SVF Cloud)/オンプレミス
    料金目安SVF Cloud 月額50,000円〜

    Create!Form(インフォテック株式会社)

    引用:Create!Form

    最小工数で思いどおりの帳票を設計・出力できる帳票ツールです。マウス操作による簡単なレイアウト設計に加え、既存の帳票をインポートしてデザインしたり、レイアウトとデータを自動マッピングしたりできます。

    PDF・HTML・Excelへの出力や大量高速印刷に対応し、Java・Python・C#・PHPなど各種言語のサンプルコードが公開されているため、既存システムへ組み込みやすいのが特徴です。AS/400・Linux・クラウドなど多様な環境に対応します。

    基幹システムを改修せずに帳票環境を刷新した事例(三守鐵鋼)、印刷時間を5分の1に短縮した事例(デザインフィル)、年間80万枚の帳票処理を10分の1以下に短縮した事例(フィスメック)など、幅広い業種で導入されています。30日間の無料体験も利用できます。

    対応業務取引帳票・各種帳票の設計・出力
    電帳法・インボイス対応帳票出力が主用途(保存は連携先で対応)
    既存システム連携各種言語サンプルコードで基幹・自社システムへ組み込み
    提供形態パッケージ版/クラウド版(Create!Form Cloud)
    料金目安要問い合わせ

    帳票DX for Salesforce(株式会社オプロ)

    引用:帳票DX for Salesforce

    Salesforceに蓄積したデータから帳票を自動出力できるクラウド帳票サービスで、2,000社超に導入されています。Salesforce上のクリック操作だけで帳票を出力でき、転記作業とミスをなくせます。

    ノーコードとAIアシスト機能で帳票設計を現場で内製化でき、複数のオブジェクトにまたがるデータもひとつの帳票に集約できます。すべてのプランで帳票ファイルの出力数が無制限のため、出力規模が読めなくても安心して利用できます。

    帳票の作成だけでなく、メール・FAX・郵送・SMSでの配信や保管、電子署名までを一気通貫で自動化できる点も特徴です。日本郵政コーポレートサービスが給与明細のWeb化で10万件の集中アクセスにも安定稼働した事例や、パソナが紙コストを約45%削減した事例があります。電子帳簿保存法にもクラウドストレージ連携で対応します。

    対応業務Salesforceデータからの取引帳票・報告書類の出力
    電帳法・インボイス対応クラウドストレージ連携で対応可能
    既存システム連携Salesforce(標準・カスタムオブジェクト横断)
    提供形態クラウド(4プラン・年間契約)
    料金目安要問い合わせ

    【帳票配信・発行型】でおすすめの電子帳票システム

    次に、作成済みの請求書・納品書などをWeb・メール・郵送・FAXで発行する、帳票配信・発行型のサービスを紹介します。

    楽楽明細(株式会社ラクス)

    引用:楽楽明細

    電子請求書発行システムでシェアNo.1、累計14,000社以上に導入されているサービスです。請求書・納品書・支払明細などの帳票をWeb上で発行でき、印刷・封入・発送の手間を削減します。

    発行方法は「WEB受取」「メール添付」「郵送代行」「FAX」の4つから、取引先に合わせて自動で選べます。郵送代行はデータをアップロードするだけで印刷・三つ折り・封入・投函まで代行し、1通あたり198円〜(紙代・郵送費込み)で利用できます。

    月に約1,300件の請求書を発行していた企業が、導入により月50時間・年間で約600時間の作業時間と郵送費など約300万円のコストを削減した事例もあります。電子帳簿保存法にも対応しています。

    対応業務取引帳票(請求書・納品書等)のWeb発行・郵送代行
    電帳法・インボイス対応対応
    既存システム連携販売・会計システムとのデータ連携
    提供形態クラウド
    料金目安初期100,000円
    月額25,000円〜/郵送代行1通198円〜

    FNX e-急便WEB発行サービス(株式会社ネクスウェイ)

    引用:FNX e-急便WEB発行サービス

    請求書・納品書・支払通知書などの発行業務を自動化するクラウドサービスです。発行手段はWeb発行だけでなく、メール添付・郵送・FAXと、取引先の要望に合わせた方法を選べます。

    基幹システムから帳票データをAPI連携または手動アップロードで取り込み、帳票発行の手間を大幅に削減できます。取引先ごとに最適な発行方法を割り当てられるため、紙とデジタルが混在する取引環境でもスムーズに移行できます。

    1988年のサービス提供開始以来、30年以上にわたって帳票発行業務を支援してきたノウハウを活かし、運用フローの設計から最適なソリューションを提案してもらえる点も強みです。

    対応業務取引帳票の発行(Web・メール・郵送・FAX)
    電帳法・インボイス対応対応
    既存システム連携基幹システムとAPI連携・手動アップロード
    提供形態クラウド
    料金目安要問い合わせ

    @Tovas(コクヨ株式会社)

    引用:@Tovas

    電子配信・FAX・郵送代行を組み合わせて帳票を届けられる電子帳票配信システムです。紙の帳票を電子化することで、郵送費・印刷費・人件費といった業務コストの削減に貢献します。

    最短5日で導入でき、操作画面も直感的なため、ITに不慣れな担当者でも扱いやすいのが特徴です。入稿データをもとに印刷から郵送までを代行する郵送機能と、電子配信・FAX送信機能を組み合わせることで、社内の発行業務負担を大きく減らせます。

    料金は取引帳票の件数にもとづく従量課金モデルで、使った分だけ無駄なく利用できます。電子帳簿保存法にも対応しています。

    対応業務取引帳票の電子配信・FAX・郵送代行
    電帳法・インボイス対応対応
    既存システム連携データ入稿・システム連携に対応
    提供形態クラウド
    料金目安要問い合わせ

    【帳票保管・管理型】でおすすめの電子帳票システム

    最後に、電子帳簿保存法に対応して帳票を保存・検索・管理する、帳票保管・管理型のサービスを紹介します。

    楽楽電子保存(株式会社ラクス)

    引用:楽楽電子保存

    電子帳簿保存法の要件を満たして帳票を電子保存できるシステムです。ラクスのクラウドサービス(累計導入108,000社)の一つとして提供されており、シンプルな画面設計で誰でも使えます。

    AI-OCRによる自動読み取りやタイムスタンプの自動付与、シングルサインオンなどの機能を搭載しています。初期設定時の事前準備も不要で、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで簡単に保存できます。

    料金はアップロード数に応じた従量課金ですが、同社の「楽楽明細」で受け取った帳票は課金対象外になるため、楽楽シリーズと組み合わせて使うとコストを抑えやすくなります。

    対応業務取引書類の電子保存・管理
    電帳法・インボイス対応対応(タイムスタンプ自動付与)
    既存システム連携楽楽明細など自社サービスと連携
    提供形態クラウド
    料金目安月額17,000円〜

    ClimberCloud(株式会社NTTデータ)

    引用:ClimberCloud

    電子帳簿保存法・インボイス制度に幅広く対応した電子データ保存サービスです。帳簿・書類・スキャナ保存・電子取引のすべてに対応し、タイムスタンプにも対応しています。

    JIIMA認証の「電子帳簿ソフト法的要件認証」と「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」の両方、およびASPIC認定を取得しており、法要件への準拠を重視する企業でも安心して利用できます。

    月々900円から電子帳簿保存法のすべてに対応でき、システム連携も容易です。NTTファイナンスが「楽々クラウド電子帳簿保存サービス」としてOEM提供するなど、導入形態の選択肢が豊富な点も特徴です。

    対応業務帳簿・書類・スキャナ保存・電子取引の保存・管理
    電帳法・インボイス対応対応(JIIMA認証・ASPIC認定取得)
    既存システム連携システム連携に対応
    提供形態クラウド
    料金目安月額900円〜

    楽々Document Plus(住友電工情報システム株式会社)

    引用:楽々Document Plus

    文書の保管から承認・検索までをオールインワンで行える文書管理・情報共有システムです。導入企業は1,000社を超え、契約書管理やISO文書管理、電子帳簿保存法対応など幅広い業務に対応します。

    自社製エンタープライズサーチ「QuickSolution」を標準搭載しており、ファイル名だけでなく添付ファイルの内容まで含めた高速・高精度な全文検索ができます。生成AI連携やAI-OCRにより、探す・入力するといった作業の自動化も進められます。

    導入形態はクラウド・オンプレミスから選べ、組織の規模や運用方法に合わせて最適化できます。改正電子帳簿保存法対応を契機にシステムを統合した事例(サザビーリーグ)など、帳票にとどまらない全社的な文書管理基盤として活用されています。

    対応業務取引書類・契約書・ISO文書などの保管・検索・管理
    電帳法・インボイス対応対応(電子帳簿保存法対応・全般)
    既存システム連携ERP・基幹システムと連携(AI-OCR・生成AI連携)
    提供形態オンプレミス/クラウド
    料金目安オンプレ180万円〜/クラウド 100ユーザー 90,000円〜/月

    Bill One(Sansan株式会社)

    引用:Bill One

    請求書の受け取りからデータ化、保管までを一元管理できる電子帳簿保存法対応サービスです。取引先から届く請求書をBill Oneで受領し、紙の場合はスキャンしてデータ化します。

    発行側だけでなく受領側の帳票を電子化できる双方向のプラットフォームで、あらゆる形式・送付方法で届く請求書をオンライン上に集約できます。これにより、月次の請求書処理や保管業務を大幅に効率化できます。

    受領した請求書の保管・管理に強みがあるため、発行系のシステムと組み合わせて、受け取りから保存までを含めた帳票業務全体の電子化を進めたい企業に向いています。

    対応業務請求書の受取・データ化・保管・管理
    電帳法・インボイス対応対応
    既存システム連携会計・販売管理システムと連携
    提供形態クラウド
    料金目安要問い合わせ

    電子帳票システムのよくある質問(FAQ)

    Q. 電子帳票システムと会計ソフトは何が違いますか?

    会計ソフトが仕訳や決算などの会計処理を担うのに対し、電子帳票システムは請求書・納品書などの帳票そのものの作成・配信・保管を担います。両者を連携させることで、帳票発行から会計処理、電子保存までを一気通貫で効率化できます。経理業務全体のアウトソースを検討している場合は、経理代行サービスの活用も選択肢になります。

    経理業務全体の見直しを検討している方は、以下の記事も参考にしてください。

    関連記事:経理代行サービスおすすめ19選比較。料金相場・タイプ別の選び方を解説

    Q. 電子帳簿保存法に対応していれば、どの帳票でも保存できますか?

    対応範囲は製品によって異なります。帳簿・書類・スキャナ保存・電子取引のどこまでに対応しているか、JIIMA認証を取得しているかを確認しましょう。特に保管・管理型を選ぶ際は、自社が保存したい帳票の種類に合致しているかのチェックが欠かせません。

    Q. 現場帳票型と取引帳票のシステムは、1つにまとめられますか?

    現場帳票型と取引帳票を扱うシステムは設計思想が異なるため、無理に1本化せず、それぞれに適したシステムを選ぶのが一般的です。ただし、いずれもExcel/CSV連携やAPI連携に対応する製品が多く、データを集約して活用することは可能です。

    Q. 小規模でも導入できますか?

    クラウド型であれば初期費用を抑えて小規模から始められる製品が多くあります。まずは無料トライアルやデモで操作感を確認し、スモールスタートで導入するのがおすすめです。

    まとめ

    電子帳票システムは、「現場帳票ペーパーレス型」「帳票作成・出力型」「帳票配信・発行型」「帳票保管・管理型」の4タイプに大きく分かれ、自社が電子化したい帳票と目的によって最適な製品が変わります。

    • 現場の点検・日報・検査記録を電子化し、記録を改善に活かしたい → 現場帳票ペーパーレス型
    • 基幹データから取引帳票を設計し、大量・高速に出力したい → 帳票作成・出力型
    • 請求書などの印刷・郵送・送付の手間とコストを削減したい → 帳票配信・発行型
    • 電子帳簿保存法に対応し、帳票を保存・検索・管理したい → 帳票保管・管理型

    システム選びで失敗しないために最も大切なのは、機能の多さや価格よりも先に、「自社が電子化したいのはどの帳票で、何を解決したいのか」を見極めることです。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「電子帳票システムの選び方」セクションの診断ツールから、自社に合うタイプを確認してみてください。

    そのうえで、気になった2〜3サービスに絞り、無料トライアルやデモで実際の操作感と自社システムとの連携を確かめることが、最適なサービスに出会うための確実な第一歩になります。

    現場のDX全体を見直したい場合は、以下の記事も参考になります。

    関連記事:DX支援会社おすすめ19選比較。費用相場・課題別の選び方を徹底解説

    この記事が、貴社にとって最適な電子帳票システム選びの一助になれば幸いです。

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