ホワイトペーパーの基本構成とデザインテンプレート。作成時のコツや見本付 | Cone-os ナレッジ

ホワイトペーパーの基本構成とデザインテンプレート。作成時のコツや見本付

代表 / マーケター / デザイナー 佐藤 立樹

いざホワイトペーパーの作成に着手するとなったときに「デザインってどんなものがいいの?」「営業資料と同じようにつくって大丈夫?」と少し不安になりますよね。

そこで、ホワイトペーパーの基本構成を解説し、その構成に沿ったデザインを紹介します。pptx形式でダウンロードできるテンプレートも用意していますので、ご自由にご活用ください。

弊社Coneは資料作成代行サービスを運営しており、ホワイトペーパー制作の実績も多数有しています。ホワイトペーパー制作でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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ホワイトペーパーの基本構成

ホワイトペーパーは営業資料・サービス紹介資料と違い、テーマごとに内容が大きく左右されるため、一定の「会社概要」などのスライド項目がないため、作成する際に少し困ってしましますよね。

しかし、ホワイトペーパーの目的は「見込み顧客の獲得・育成」がメインなので、ある程度一定の型は存在します。その一定の型を基本的な構成としたものが下表になります。

セクション目安ページ数詳細
表紙1pホワイトペーパーのタイトル
はじめに1p内容の概略や読むメリットを記載
コンテンツ(中身)10-20pダウンロードする顧客が知りたいこと
サービス紹介3-5p自社サービスや自社の紹介
CTA1p次のアクションの提示
  • 「表紙」で興味を引き
  • 「はじめに」で読者の姿勢を整え
  • 「コンテンツ(中身)」で読者の課題を解決し
  • 「サービス紹介」でスムーズに自社サービスに興味を持ってもらい
  • 「CTA」で行動を促す。

という流れがホワイトペーパーの基本です。

基本構成に沿ったホワイトペーパーデザインのコツ

上記の基本構成のスライド項目ごとにホワイトペーパーのデザインのコツを解説します。

表紙

表紙

ターゲットが知りたいであろうことをタイトルで表現します。 誰のために・どんなことが書かれているかを簡潔に示します。また、読了後の満足度に影響するため、タイトルとコンテンツを一致させるように意識しましょう。

はじめに

はじめに

このホワイトペーパーではどんなことが書かれているのかを1ページで説明します。 ビジネス書籍の「はじめに」同様、読み進めていく前に読み手の姿勢を整えるページです。

コンテンツ(中身)

見込み顧客が知りたいことに回答するように10~20ページほどで説明します。 構成の組み方はオウンドメディアのような構成を意識しましょう。自社が実施した調査データや事例など「自社しか知らない事実」が入っていると満足度が高くなります。

サービス紹介

3p程度で自社サービスの紹介をします。 これまで説明してきたコンテンツに合わせて紹介がスムーズになるように表現を工夫しましょう。たとえば「Facebook広告とは?」という内容だったとしたら、紹介するのはデジタルマーケティング事業ではなく「Facebook広告運用代行は〇〇社」といったように表現を工夫しましょう。

CTA

最後に、見込み顧客に次の行動を促します。 潜在層がターゲットの中心になるので、「サービスサイトを見てみる」などのハードルの低いCTAを用意しましょう。

ホワイトペーパーのテンプレート

先程解説した基本構成を踏まえたホワイトペーパーのテンプレートになります。先述のとおり、ホワイトペーパーは一定の型は作りづらいですが、少しでもホワイトペーパー作成時間の短縮になれば幸いです。

下記リンクよりpptx形式でダウンロードができますので、そのまま編集してご利用ください。テキストリンクをクリックするとダウンロードが開始されます。

ホワイトペーパーのテンプレート

本メディア運営元の資料作成代行サービス「c-slide」では、デザイン面だけでなく成果の上がる構成の作成などビジネス面から資料作成を支援しています。(c-slideサービスサイト

ホワイトペーパーのデザイン例

ホワイトペーパーのデザインの作り方を見てきましたが、具体例を見た方がよりイメージが掴めるかと思います。

こちらのページから、ホワイトペーパーの参考例一覧がご覧いただけますが、その中から2つ抜粋して紹介します。(SpeakerDeckというスライド共有サービスに公開されているものになりますので、顧客情報の入力を求めるものとは少し特性が異なりますがデザイン参考に)

こちらは、株式会社才流が提供するホワイトペーパー。途中で「転換」のスライド等が入っており、飽きさせないデザインとなっています。

こちらは、株式会社Mobile Order Labが公開しているホワイトペーパー。絵で見えるスライドと文章で説明するスライドがあり、情報量が非常につまった読み応えのあるものになっています。

ホワイトペーパーのデザインについてよくある質問

ホワイトペーパーのデザインに関するご相談でよくある質問とその回答をまとめましたので、参考にしてみてください。

Q. 営業資料と同じようなデザインでいいの?

フォーマットを揃えるという点では、同じスライドマスターで活用しても良いです。しかし、ホワイトペーパーと営業資料では目的が異なりますので注意が必要です。営業資料は商談で主に活用されるため「話す・聞く」がメインの資料です。そのため、資料内の文字数が少なくても良いのが特徴。

その営業資料と同じようなデザインにしてしまうと、読者(見込み顧客)からすると「内容が足りない資料」という印象になってしまう可能性も。ホワイトペーパーはあくまでも「読み物」なので、ある程度読者が満足できる情報量を保有する資料内容・デザインにしましょう。

Q. タイトルの付け方がわかりません。

ホワイトペーパーのタイトルは、基本的に「結論」を言ってしまうことをおすすめします。たとえば「BtoBマーケティングの鉄板とは?」というタイトルより、「BtoBマーケティングの鉄板はリスティング広告×フィスブック広告」などといったイメージ。

ダウンロードされるために興味付けが必要と考える方もいるかもしれませんが、自分の情報(メールアドレス・会社名・氏名)などの入力を迫られるため、基本的には「端的にダウンロードするメリットが記載されている」ことが必要条件になります。

Q. 資料作成に使うツールはどれがいいですか?

パワーポイントでも、イラストレーターでも、Googleスライドでも、なんでも構いません。基本的にPDFでダウンロードされる・送付することになるので、慣れていているツールで作成しましょう。

ただ、社内で「だれでも同じように作成できるようにしておきたい」「量産したい」と考えている場合は、パワーポイントをおすすめします。スライドマスターやフォントの設定がしやすく、型が作りやすいのが特徴です。

まとめ

今回はホワイトペーパーのデザインについて解説し、テンプレートをご提供しました。

また、弊社は資料作成代行サービス「c-slide」を運営しており、ホワイトペーパーの企画段階からデザインのみの制作まで幅広く支援しています。

ホワイトペーパーでお困りの方、そもそも外注を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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代表 / マーケター / デザイナー

佐藤 立樹

立命館大学在学中に、ベンチャー2社でインターンを経験し、卒業と同時に株式会社Coneを設立。資料作成代行サービス「c-slide」を運営。リリース後1年半で支援企業300社を突破。セールス/マーケ領域の資料が得意。

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