セールスイネーブルメントツール12選比較。標準化の手法別におすすめを紹介

「営業担当者によって成果の差が大きい」「トップセールスのやり方がチームに広がらない」といった営業の属人化を、資料・商談データ・育成の仕組みで解消するのがセールスイネーブルメントツールです。

セールスイネーブルメントツールは、得意分野によって「スキルのマネジメント・定着に強いタイプ」「コンテンツの分析・管理に強いタイプ」「アクションの可視化・実行に強いタイプ」の3タイプに分かれます。本記事では12のツールをこの3タイプ別に整理し、比較する4つのポイントと選び方を解説します。

セールスイネーブルメントツールとは?

セールスイネーブルメントツールとは、営業組織の脱属人化を図り全員が売れる営業組織を構築するためのツールです。

そもそもセールスイネーブルメントとは、「いままで営業担当によってバラバラだった営業方法を整備してデータ化し、だれがやっても効率よく成果が出せるようにしよう」という取り組みのことです。

近年のテクノロジーの変化により、顧客のニーズや状況が複雑で多種多様になってきました。その顧客のニーズや状況を「管理」して最適な行動を取ることで売上を最大化するために、SFA/CRMが登場しました。

しかし「商談から受注できるかどうかは営業担当次第」になってきます。その”営業担当次第”を”だれもが同じように成果を出せる”ようにするツールがセールスイネーブルメントツールということになります。

セールスイネーブルメントの実践3手法

ツールを導入する前に、具体的に「セールスイネーブルメントとはどのようなことをするものなのか」を知っておく必要があります。その3つの手法を紹介します。

  • 活用コンテンツの標準化
  • 実施アクションの標準化
  • 標準化のための教育・マネジメント

活用コンテンツの標準化

営業組織が活用するコンテンツの「使い方」を成果の出る方法に統一しよう、という取り組みです。たとえば、トップセールスの営業資料の使い方を商談録画等で確認し「スライドにはないが、顧客に合わせた導入事例を紹介している」などトップセールスのみが行っているような行動を全体の営業資料に落とし込むことで全員が同じ商談を行えるように。

また、これまで各人が各タイミングで顧客向けに作成していた提案資料やお役立ち資料などを共有することで、成果の上がるコンテンツ内容や送付タイミングの分析ができたり、とコンテンツ面から営業の標準化を実現していきます。

実施アクションの標準化

架電・メール・商談での「トーク」や「ヒアリング」といった最も人それぞれやり方が違うアクションを成果の出る方法に統一しよう、という取り組みです。こちらも、トップセールスが商談を獲得する架電の内容を共有することで、他のメンバーも同様のトークができるようにしたりするなどして営業の標準化を行います。

また、商談のヒアリングで得たBANT情報からのアクションが営業担当によってバラバラな場合、成果が出ているケースのアクションのパターンを分析し、全員が同じ顧客フォロー方法を取れるようにしていくなどもこの実施アクションの標準化に含まれます。

標準化のための教育・マネジメント

コンテンツの活用・アクションの実施は一朝一夕で統一化・標準化できるものではありません。資料の活用方法の浸透をしたり、架電方法の教育を行ったりする必要があります。

結局実践するのは各営業担当になるため、強み・弱みやスキルの習得スピードも異なり、各人に合わせた教育やマネジメントが必要になります。また、コンテンツも「こういう使い方をしよう」と周知するだけではなく「このタイミングでこのコンテンツを送付する」や「〇〇業界の場合はこのスライドを活用する」などのルール整備をする、といったことも必要になります。

セールスイネーブルメントツールの比較項目

セールスイネーブルメントツールを比較する際には以下の4つのポイントを確認してみてください。

  1. サポート・実務支援の充実度
  2. SFA/CRMとの連携有無・しやすさ
  3. データの取得方法・精度
  4. UIの使いやすさ

1. サポート・実務支援の充実度

セールスイネーブルメントは成功基準があいまいで、かつ中長期的な取り組みです。そのため、自社内にイネーブルメントの概念を理解している人材がいない限り、自社で完結することは難しいのが事実。

そのため、ツールを提供しているベンダーのサポート体制や実務支援が充実しているかは重要なチェックポイントとなります。コンテンツ分析・管理タイプなら、そもそもコンテンツの作成支援やアドバイス等があるのか?アクション可視化・実行なら改善までのマイルストーンや改善案の提示があるのか?などがサポート内容に含まれているベンダーを選びましょう。

2. SFA/CRMとの連携有無・しやすさ

セールスイネーブルメントツールはそれひとつで完結せず、SFA/CRMと併用するケースが多くなります。そのため、SFA/CRMとの連携がスムーズに行えるツールを選ぶようにしましょう。

商談の書き起こしができるツールならBANT情報を自動でSFA/CRMに登録してくれたり、SFA/CRMの同一画面上からアクセスできるコンテンツ管理ツールもあります。

自社が活用しているSFA/CRMと”業務負担が軽減できる連携”を実現しているツールを選びましょう。

3. データの取得方法・精度

セールスイネーブルメント自体が「いままで営業担当によってバラバラだった営業方法を整備してデータ化し、だれがやっても効率よく成果が出せるようにしよう」という取り組みであり、データの活用が重要になってきます。

顧客とのメールのやりとりの内容や商談動画の顧客行動から検討度合いをスコアリングするツールや、顧客が資料を開封したタイミングや資料のどのページを何回・何秒ずつ閲覧したかまで計測できるツールなど、データの取得方法は様々です。データ・情報の精度が自社が求めている水準にあるかどうかを確認しましょう。

4. UIの使いやすさ

最後はインターフェイス(画面)の使いやすさです。これはデモ依頼などで触ってみることでしか確認ができませんが、重要な比較項目となります。どのツールにも言えることですが「現場が使いにくい」ツールでは導入後に浸透せず、導入目的が達成できません。

資料コンテンツの管理・整備が目的なら、管理がしやすく探しやすいものを選ぶようにしましょう。コンテンツの関連付けができ管理・検索が楽になるツールや、該当資料の上にカーソルを合わせるとクリックせずとも資料がめくれて内容が把握できるような画面設計になっているツールも。

セールスイネーブルメントツールの分類・選び方

上記3つの手法別にセールスイネーブルメントツールを分類した選び方を紹介します。

  1. スキルのマネジメント・定着に強み
  2. コンテンツの分析・管理に強み
  3. アクションの可視化・実行に強み

まずは以下のツールを活用して、自社に合うタイプを見つけてみてください。

6つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の課題に最適なセールスイネーブルメントツールのタイプが診断されます。

0 / 6 回答済み

Q1 / 最大の課題

現在の営業活動で最も解決したい課題はどちらですか?

Q2 / 改善したい業務

ツールで改善したい業務として、より当てはまるのはどちらですか?

Q3 / 組織の課題

営業組織の課題として、どちらに近いですか?

Q4 / 優先したいこと

ツール導入で最も優先したいのはどちらですか?

Q5 / マネジメントの関心

マネージャーとして最も重視していることはどちらですか?

Q6 / 導入の目的

ツール導入の目的として、どちらに近いですか?

1. スキルのマネジメント・定着に強み

各営業担当の営業数値の可視化やそれに伴う教育・マネジメントの機能に強みを持つタイプ。資料や動画などのデータから簡単に学習プログラムを作成し、学習コースごとにテストやレポート提出を用意することで、各人のスキル習熟度を図れるツール。営業メンバーの強みや課題を定量データで可視化し、どこを伸ばせば良いのかの示唆を与えてくれるツール。

こういったツールには、先述のコンテンツ分析やアクション分析のツールが有する機能が含まれているケースも多く、営業組織を全体的に改善していきたい場合におすすめです。

このタイプに該当するツールの紹介部分へジャンプ ↓

2. コンテンツの分析・管理に強み

営業活動で利用する資料の管理・活用・分析に強みを持つタイプ。資料をひとつのクラウド上に集約することができ、タグ付けやカテゴリー分けすることで、場面に応じて瞬時に必要な資料にアクセスが可能。また、資料を顧客に送付する際は、Webページ化することで、顧客のだれが・どこを・どれくらいの時間見たのかのトラッキングまで可能なツールも。

直近で利用されていない資料がわかったり、新たに活用するべき資料がクラウド上にアップロードされた際は、営業担当各人に使い方も一緒に通知することができるツールもあるため、資料の使い方の統一化も実現可能。

このタイプに該当するツールの紹介部分へジャンプ ↓

3. アクションの可視化・実行に強み

架電・商談内容の文字起こしやメール送付の自動化などのアクション面に強みを持つタイプ。架電・商談内容の文字起こしができるツールは、その後のアクションのヒントとなるBANT情報までAIが商談動画から自動で抽出するため、商談後の確認作業の手間を削減することができます。

さらに、AIがトップセールスの架電・商談の特徴を分析し、成果が出やすいトークのコツを可視化してくれるツールや商談録画から顧客の検討度をAIが自動で判断し、フォローメールまで自動で実施してくれるツールも。

このタイプに該当するツールの紹介部分へジャンプ ↓

セールスイネーブルメントツール一覧比較表

サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
AIプラストーク
要問い合わせ
スキルのマネジメント・定着に強い
対話を全文テキスト化しAIが自動採点。評価のばらつきを解消。最短1カ月で運用開始
SALESCORE
要問い合わせ
スキルのマネジメント・定着に強い
SFAとの連携により、データ収集から売上の仕組みの解析、実行までを主導するセールスイネーブルメントSaaS
Brain Plus for Sales
要問い合わせ
スキルのマネジメント・定着に強い
AIロープレから商談中のサジェスト、商談後の振り返りまでをAIで支援
KnowledgeWork
要問い合わせ
コンテンツの分析・管理に強い
営業資料や動画などの社内コンテンツ・ノウハウをクラウド上に集約して、チームで共有することができる
slidemate
月額 10,000円〜
コンテンツの分析・管理に強い
資料のどのページを何秒見ているか・どこで離脱しているかをレポートで確認できる
Mazrica DSR
要問い合わせ
コンテンツの分析・管理に強い
資料・議事録などをひとつのWebページに集約して顧客に送付することで、顧客の検討・購買を推進
riclink
初期20万円+月額10万円〜
コンテンツの分析・管理に強い
資料登録のアップデート情報をメンバーに通知することができたり、活用状況をログで確認
SalesDoc
初期10万円+月額3万円〜
コンテンツの分析・管理に強い
資料を見ている顧客に自動でアポ打診のポップアップが表示されるなど、アクションまで実施
formmate
月額30,000円〜
アクションの可視化・実行に強い
問い合わせ・資料請求が起きたら「自動で」商談獲得してくれるフォームツール
Miitel Phone
要問い合わせ
アクションの可視化・実行に強い
各営業担当のビジネスフォンとして利用可能な音声解析AIを搭載したトーク解析ツール
ailead
要問い合わせ
アクションの可視化・実行に強い
Web会議・IP電話・対面の商談を自動で記録し、SFA/CRMへ書き戻す
Magic Moment Playbook
要問い合わせ
アクションの可視化・実行に強い
最適な営業オペレーションを組織に実装し大量行動が可能になるAI営業プラットフォーム

スキルのマネジメント・定着に強いセールスイネーブルメントツール

スキルのマネジメント・定着に強いセールスイネーブルメントツールを紹介します。

AIプラストーク

商談ロープレをAIが相手役として担い、営業スキルの標準化と定着を支援する対話トレーニングツールです。トップセールスの商談履歴やトークスクリプトをもとに顧客ペルソナとシナリオを自動生成し、AIが音声・チャットで商談相手を演じます。価格交渉や競合比較といった難易度の高い場面も、時間や相手を選ばず何度でも反復練習できるのが特徴です。

対話内容は全文テキスト化・自動要約されたうえで、自社が重視するスキル項目に沿って定量・定性の両面から採点されるため、指導者によって評価がばらつく問題を解消できます。ロープレ相手として上司の時間を押さえる必要がなくなり、マネジメント側の負担を抑えながら育成サイクルを回せます。既存の商談データがない状態でも、業務シーンを指定するだけで開始できます。ロープレ相手を務める上司の時間が足りず、新人や若手の商談練習の回数を増やしたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:○
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:-
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:○
  • 料金:要問い合わせ

SALESCORE

引用:SALESCORE公式サイト

SFAとの連携により、データ収集から売上の仕組みの解析、実行までを主導するセールスイネーブルメントSaaS。SFAを導入しているもののKPI管理や記録の効率化に課題を感じている企業向けに、直感的で使いやすいUIや必要な機能を備えています。

エクセルやスプレッドシートのような操作感で、複数のデータを一括入力できるため、効率的なデータ入力を可能にし、営業担当者がより本質的な業務に専念できる時間を確保できます。

プロダクトに加え、営業経験の豊富なコンサルタントによる支援体制が特徴で、営業組織の営業標準化を支援するサービスです。SFAに入力したデータをKPI管理や営業会議に使い切れていない企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:要問い合わせ

Brain Plus for Sales

Brain Plus for Salesの画面
引用:Brain Plus for Sales公式サイト

顧客役のAIと商談を練習するAIロープレを中心に、商談前・商談中・商談後の各場面をAIで支援するセールスイネーブルメントツールです。営業支援を手がけるソフトブレーン・サービスの営業ノウハウと評価基準をもとに、株式会社pluszeroが開発しています。ロープレは評価基準に沿って採点され、その場で改善点のフィードバックを受けられます。

商談前は過去の商談履歴をもとに話す内容を整理する商談準備支援AI、商談中は会話を解析して提案や質問のヒントを出すリアルタイムサジェスト、商談後は録音からの文字起こし・議事録・SFA/CRMへの登録情報の作成を自動化する商談振り返りAIを備えています。新人の育成を早めたい企業や、ロープレと実商談の評価基準を揃えたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:-
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:-
  • 料金:要問い合わせ

コンテンツの分析・管理に強いセールスイネーブルメントツール

コンテンツの分析・管理に強いセールスイネーブルメントツールを紹介します。

KnowledgeWork

引用:KnowledgeWork

営業資料や動画などの社内コンテンツ・ノウハウをクラウド上に集約して、チームで共有することができるツール。営業資料の活用状況を把握・データ分析できたり、社内で展開するだけではなく、顧客に資料を共有する機能もあり、共有した資料の閲覧状況をトラッキングすることができます。

また、資料や動画などのコンテンツを教材とし、学習コースを作成することもでき、その受講状況をデータで把握可能。営業資料や動画が部署や個人のフォルダに散らばっており、育成用の教材づくりも同じ場所で進めたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:要問い合わせ

slidemate

引用:slidemate

slidemateは、送付した営業資料の閲覧行動を顧客単位で可視化できる資料トラッキングツールです。どのページを何秒見ているか・どこで離脱しているかをレポートで確認できるため、刺さっているコンテンツと離脱が多いコンテンツを定量データで把握し、資料の改善サイクルを回すことができます。

また資料の更新・追加をトリガーに、特定の取引ステータスや閲覧資料で絞り込んだリストへメール一斉配信が可能なため、コンテンツを更新するたびにナーチャリングの機会が生まれる設計になっています。

資料作成代行サービス「c-slide」の運営元が提供しているため、契約後はc-slideのディレクターによる月1回の利用状況モニタリングと資料改善の伴走支援が受けられる点も特徴です。送付した資料のどのページが読まれているかを根拠に、営業資料を作り直したい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:-
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:10,000円〜 / 月

Mazrica DSR

引用:Mazrica DSR

資料・議事録などをひとつのWebページに集約して顧客に送付することで、顧客の検討・購買を推進するツール。だれが・いつ・どこに・どれくらい興味を持っているのかがわかる資料閲覧データのトラッキングが可能。

対顧客だけではなく、資料をクラウド上に格納することができ、フォルダ分けもできるためGoogleドライブのような感覚で資料の管理をすることができます。

また、「商談」という営業プロセスを営業担当だれでも同じように進めるための、商談の進め方をテンプレート登録する機能も。複数の決裁者が関わる商談で、資料や議事録を顧客と1か所で共有したい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:-
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:-
  • 料金:要問い合わせ
引用:riclink公式サイト

営業資料や動画などのナレッジをクラウド上で管理をすることができるツール。クラウド上の資料は、関連付けができるため管理が楽になり、かつサムネイルから探すことができるため営業担当が該当資料を探す時間も削減することができます。

また、資料登録のアップデート情報をメンバーに通知することができたり、活用状況をログで確認することができるため、営業組織全体で資料活用の文化の浸透を実現することができます。

その資料や動画をルームと呼ばれるひとつのWebページに登録でき、顧客に送付することができます。動画に関しては「インタラクティブ動画」というものを作成することができ、動画内にさまざまなURLボタンを設置できるため、顧客が求める情報をひとつの場所に集約することができます。資料と動画をまとめたページをノーコードで作り、社内共有と顧客への提案の両方に使いたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:-
  • データの取得方法・精度:-
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:初期費用200,000円+月額100,000円〜(6ヶ月〜)

SalesDoc

引用:SalesDoc公式サイト

送付した資料の閲覧状況をトラッキングできる追客ツール。送付した資料の「どのページをどれくらい見られているか」がわかるのはもちろん、資料を見ている顧客に自動でアポ打診のポップアップが表示されるなど、アクションまで実施してくれるツールです。

また、自動に任せるだけではなく、資料が閲覧されたタイミングでリアルタイムでの通知が届くため架電のタイミングを最適化していくことで通電率UPも期待できます。

さらに、優秀な営業担当者の「商談現場」を動画にして共有することができ、チームでのナレッジ共有も可能。資料を送った後の追客のタイミングを、閲覧通知で判断したいインサイドセールス部門に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:-
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:-
  • 料金:初期費用100,000円+月額30,000円〜(ライトプラン・10ユーザーまで)

アクションの可視化・実行に強いセールスイネーブルメントツール

アクションの可視化・実行に強いセールスイネーブルメントツールを紹介します。

formmate

引用:formmate公式サイト

問い合わせ・資料請求が起きたら「自動で」商談獲得してくれるフォームツール。フォームが送信されたら、サンクスページにポップアップで営業担当の空き日程を表示することで、顧客は自分でオンライン会議の予約が可能。

資料請求が発生したら見込み顧客が回答した項目に応じて資料を表示することができたり、商談が入らなかった見込み顧客には自動でアンケートを回収してくれるため、追客ヒントを得ることができます。また、再度顧客が資料を見に来たタイミングなども察知可能で、最適なアプローチのタイミングも把握することができます。

商談を獲得するというインサイドセールスの段階で、セールスがやらないといけない業務をフォームが代わりに実行してくれるツールとなっています。問い合わせや資料請求の後、商談化までの日程調整や追客に手が回っていない企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:-
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:月額30,000円〜

Miitel Phone

引用:Miitel Phone公式サイト

各営業担当のビジネスフォンとして利用可能な音声解析AIを搭載したトーク解析ツール。トップセールスの話し方の特徴をAIが分析し、可視化することで成果が出やすいトークを全員ができるように。話す速度、ラリー回数、被せ率などの話し方をAIが定量評価し、営業担当が自身で改善に活用したり、メンバーへのフィードバックにも。一人ひとりの架電数・通電数・商談化数まで可視化できるため、組織単位での分析・改善まで可能です。

また、SalesforceやkintoneなどのSFA/CRMとの自動連携が可能で、情報共有の手間を省くことでスムーズな営業活動を実現。電話での営業が中心で、架電の内容と件数をデータで振り返りたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:◯
  • 料金:要問い合わせ

ailead

aileadの画面
引用:ailead公式サイト

商談や会議の録画・録音を自動で集めて文字起こしし、AIが内容を構造化して営業データとして活用できるようにするツールです。Zoom・Microsoft Teams・Google MeetのWeb会議に自動で参加して録画するほか、Zoom PhoneやDialpadの通話、対面商談の録音ファイルも取り込めます。

文字起こしの結果はSalesforceやHubSpotの商談情報へ自動で書き込めるため、商談後の入力作業を減らせます。すべての商談にAIがフィードバックを返す機能もあり、営業だけでなく採用面接や1on1の記録にも使えます。利用は15名からで、商談の記録とSFA入力を組織単位で整えたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:-
  • 料金:要問い合わせ(初期費用+月額)

Magic Moment Playbook

引用:Magic Moment Playbook公式サイト

最適な営業オペレーションを組織に実装し大量行動が可能になるAI営業プラットフォーム。商談を進めるためのヒアリング項目の型化ができ、そのヒアリングができているかどうかを、ダッシュボードで確認できるため、だれでも同じように商談が進められるように。

顧客の行動をもとに、今最も優先すべき案件を提示してくれるため、フォロー業務がAIによって標準化されます。また、顧客フォローやお礼などの定型連絡は、顧客の状況に応じて効果的なタイミングで自動実行されるためタスクの抜け漏れリスクを低減すると同時に、活動量の向上を実現。案件数が多く、どの顧客を優先して追うかの判断を担当者ごとに揃えたい企業に向いています。

  • サポート・実務支援の充実度:◯
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ:◯
  • データの取得方法・精度:◯
  • UIの使いやすさ:-
  • 料金:要問い合わせ

セールスイネーブルメントはツールよりまずは資料改善から

セールスイネーブルメントの取り組み方は、以下の3つの手法でした。

  • 活用コンテンツの標準化
  • 実施アクションの標準化
  • 標準化のための教育・マネジメント

それをサポートするのがセールスイネーブルメントツールですが、すべてを網羅することは難しく営業部全員かつマーケティングチームも巻き込んで取り組む必要があり、なにから始めればよいかが難しいところです。

そこで、弊社が提案するのはセールスイネーブルメントの第一歩として「まずは営業資料を改善しよう」ということです。改善するにしても、最も売上にインパクトが大きい受注に近いプロセスから着手していくのがおすすめです。

営業資料の改善方法は以下の通りです。

  1. 前提の整理
  2. トップセールスの商談を録画
  3. 商談の流れを文字起こし
  4. 共通部分の洗い出し
  5. 現資料と照らし合わせ
  6. 構成作成・デザイン
  7. 改善・追加

詳細は以下の記事で解説していますので、気になる方はご覧ください。

セールスイネーブルメントツールのよくある質問

Q1. セールスイネーブルメントツールとSFA/CRMの違いは?

SFA/CRMは、顧客情報や商談の進み具合を記録・管理するためのツールです。セールスイネーブルメントツールは、その記録や営業資料・商談データを使って、どの営業担当者も同じ水準で商談を進められるようにする育成・標準化のためのツールで、SFA/CRMと連携して併用するケースが多くあります。

Q2. セールスイネーブルメントツールはどう選べばいい?

まず、営業の属人化が「スキル」「資料」「商談後の行動」のどこで起きているかを決め、スキルのマネジメント・定着、コンテンツの分析・管理、アクションの可視化・実行のうち合うタイプを選びます。そのうえで、サポート・実務支援の充実度、SFA/CRMとの連携、データの取得方法と精度、UIの使いやすさの4点で候補を比べます。

Q3. セールスイネーブルメントツールの費用相場は?

料金を公開しているツールでは月額1万円台から10万円程度までの幅があり、初期費用として10万〜20万円かかるものもあります。ユーザー数やID数で月額が増える料金体系が多いため、営業人数をかけて総額を見積もります。AIロープレや商談解析を備えたツールは、料金が要問い合わせのものが中心です。

Q4. セールスイネーブルメントツールはどんな企業に向いている?

営業担当者によって受注率の差が大きい企業や、トップセールスのやり方が資料やトークとして共有されていない企業に向いています。新人の立ち上がりに時間がかかる企業は育成機能を持つタイプ、資料を送った後の追客に課題がある企業は資料の閲覧を計測できるタイプから検討すると絞り込みやすくなります。

まとめ

今回はセールスイネーブルメントツールを紹介してきました。

選び方のポイントは、

  • コンテンツの分析・管理に強み
  • アクションの可視化・実行に強み
  • スキルのマネジメント・定着に強み

のうち、自社が着手したい改善手法に合わせて選ぶこと。

また、その中でも複数のツールを比較する際は、以下4つの項目を比較していきましょう。

  • サポート・実務支援の充実度
  • SFA/CRMとの連携有無・しやすさ
  • データの取得方法・精度
  • UIの使いやすさ

本記事が、貴社のセールスイネーブルメントの第一歩となることを願っています!

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