LPのファーストビュー設計ガイド。成果が出る5つの条件と参考例9選
LP(ランディングページ)の成果は、ページにアクセスした瞬間にユーザーの目に留まる「ファーストビュー」でほぼ決まります。
実際に、ユーザーの多くは、最初の3秒以内に「このLPが自分にとって有益か、読み進める価値があるか」を直感的に判断するため、ここで興味を引けなければ、その後のCVチャンスはすべて失われてしまいます。
そこで本記事では、LPのコンバージョン率(CVR)を最大化するために、プロのマーケターやデザイナーが必ず実践している設計の「原則」を解説するとともに、LP成果の鍵となる「キャッチコピー」「ビジュアル」「CTA」の3要素ごとの具体的な成功事例を紹介します。
事例を通じて「なぜそのLPは成果が出ているのか」を視覚的に理解し、さらにその後の成果を最大化するための実行可能な4つの改善ステップを学び、あなたのLPを「見てもらえるだけ」から「成果につながる」ページへと変革させましょう。
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LPのファーストビューとは
LP(ランディングページ)のファーストビューとは、ユーザーがページを開いた瞬間に目にする画面の最上部領域のことを指します。

スクロールせずに見える範囲に、ヘッドコピー、サブコピー、ビジュアル、CTAなど、最も重要な情報を配置します。
ファーストビューの重要性は高く、「ユーザーはページを開いて最初の3秒で、興味があるか・行動するかを判断する」と言われています。この3秒で離脱されると、その後どれだけ魅力的なコンテンツがあってもCV(コンバージョン)には結びつきません。
成果が出るLPのファーストビューの5つの必須条件
LPファーストビューは、ただ美しくデザインされているだけでは成果につながりません。実際に成果を上げているLPでは以下の5つの条件を全て満たしています。
1. 誰向けのLPか一瞬でわかる
ターゲットがページを開いた瞬間に「自分向けだ」と認識できるコピーやビジュアルが重要です。ペルソナ像を具体的に示すだけで、離脱を防ぎ、関心を引きやすくなります。
2. 提供価値が1秒で伝わる
ページを開いた瞬間に、「このLPで得られる成果」が理解できる状態にしましょう。抽象的な表現ではなく、数字や具体的成果でメリットを示すと説得力が高まります。
3. ベネフィット × 権威性がセットで視覚的に理解できる
「このサービスで本当に効果があるのか」という疑念を払拭するため、成果・実績・ロゴなどを視覚的に提示しましょう。文章だけでなく、数字やアイコンで見せると直感的に理解されます。
4. 取るべき行動(CTA)が迷いなく見える
CTAは「押すべき場所がすぐ分かる」「文言で行動がイメージできる」ことが大切です。色や配置、文言を工夫して、スクロール前に認識できる位置に置きましょう。
5. スマホ前提での可読性・速度・UIを確保している
スマホでの閲覧を前提に、文字サイズ・行間・ボタンのタップ領域(48×48px以上)、画像圧縮などを最適化します。情報が整理され、親指操作でも迷わず行動できる設計が必須です。
この5つの条件を意識するだけで、ファーストビューは「見てもらえるだけのサイト」から、CV(成果)につながるLPに変わります。
LPファーストビューは3つの要素で成り立つ
ファーストビューは、単に「見た目がきれいな部分」ではありません。ユーザーが最初に目にする情報がここに集約されているため、ページ全体やサービスの印象と行動率を左右する非常に重要な領域となります。
では、具体的にどの要素が集まっているのかを見ていきましょう。
- キャッチコピー(メインコピー・サブコピー)
- 写真・画像(ビジュアル要素)
- CTA(行動喚起ボタン)
1. キャッチコピー(メインコピー・サブコピー)
キャッチコピーは、ファーストビューで最も目を引く文字情報であり、ユーザーに「続きを見たい」と思わせるための重要な導線です。

このキャッチコピーには「メインコピー」と「サブコピー」の2種類があります。

メインコピー
メインコピーは、サービスを利用することで得られる価値や解決できる悩みを簡潔に伝えることが目的です。
たとえば、資料作成代行サービスのLPで「成果に直結する資料を最速のオペレーションで」と書かれていれば、ユーザーは「短期間で効果的な資料を作ってもらえる」とイメージすることができます。
メインコピーを作成する際ののポイントは以下になります。
- 簡潔に短い言葉で価値を訴求する
- 具体的でユーザーが利用後の姿を想像できる
- ユーザーが抱えてるであろう課題を解決できるような内容にする
サブコピー
サブコピーは、メインコピーを補足し、より具体的な利点や条件を伝える役割があります。
前述の例で言えば、「コスパとスピードに優れた資料作成代行で目標達成を支援します」と加えることで、ユーザーは「このサービスなら自分の課題を藍結できそう」と納得しやすくなります。
サブコピーを作成する際のポイントは以下になります。
- メインコピーの内容を具体化する
- 強みや特徴を補足して信頼感を高める
- ユーザーの次の行動(資料請求や問い合わせ)につなげる心理的な橋渡しをする
キャッチコピーは、単に目を引くだけでなく、「このサービスなら自分の課題が解決できる」と直感的に理解させ、次のアクションを促す役割を持っています。
メインコピーで興味を引き、サブコピーで納得させる。この二段構えが、ファーストビューでのコンバージョン率向上に直結します。
2. 写真・画像(ビジュアル要素)
ファーストビューに置かれる写真や画像は、LPの第一印象を決める「顔」のような存在です。文章だけでは伝わりにくいサービスの雰囲気や、ユーザーが手に入れる成果を視覚的に伝えることができます。
たとえば、資料作成代行サービスのLPであれば、作成後の資料イメージを配置するだけで、ユーザーは「こんなデザインで作成してくれるのか」と理解できます。

重要なのは、ユーザーの「体験の未来」を想像できる写真を選ぶことです。抽象的すぎる画像や、サービスと無関係な写真は混乱を招き、離脱につながることがあります。
3. ボタンやCTA
ボタンやCTAは、ユーザーに次の行動を促すための重要な要素です。ファーストビュー内に設置することで、ユーザーが興味を持った瞬間に行動できるようになります。
たとえば、資料作成代行サービス「c-slide」のLPでは、ファーストビューの下部に「まずは相談してみる」と「資料ダウンロード」のCTAボタンを設置しているため、すぐに依頼したい層は「問い合わせ」、比較検討・情報収集層には「資料ダウンロード」とすぐに行動に写せるようになっています。

また、BtoCの場合、電話番号や問い合わせ先を最上部に置くことで、すぐに相談・購入したいユーザーに対応させることも可能です。
CTAは配置・色・文言のすべてが、ユーザーの行動を後押しするための設計になっているかどうかが大切です。
以下では、この3つの要素ごとに、参考になるLPのファーストビューを紹介していきます。
刺さるキャッチコピーの参考例
c-slide(株式会社Cone)

株式会社Coneが提供する、資料作成代行サービス「c-slide」のLPファーストビューは、訪問者がLPに辿り着いた理由(抱えている課題)と、競合他社に勝る強みを瞬時に伝えています。
メインコピー:成果に直結する資料を最速のオペレーションで。
メインキャッチコピーは最も大きな文字で表示され、訪問者に「このサービスが何をしてくれるのか」を明確に表現しています。
| 成果に直結する | 単なる「資料作成」ではなく、「結果」を提供することを明確にすることで、サービスの付加価値を高めています。 |
| 最速のオペレーションで | にこの表現により、スピードが重視されるビジネスシーンにおける、納期への不安を解消し、緊急性の高いニーズに応える姿勢を示しています。 |
サブコピー:コスパとスピードに優れた資料作成代行で目標達成を支援します。
サブコピーでは、メインコピーを補強する形でコストメリットとサービス提供の目的を提示しています。
| コスパとスピードに優れた | メインコピーの「最速」に加えて「コスパ(費用対効果)」という要素を補足することで、「早くいいものができる」という期待を持たせています。 |
| 目標達成を支援します | 顧客の最終目的は資料を作ることではなく、資料を使って目標を達成することなので、単なる代行業者ではなくパートナーとしての役割を強調しています。 |
これらの要素を入れることで、c-slideのキャッチコピーは、「速く、コスパも良く、しかも成果にも繋がる」という、LPに求めるすべての要素を数秒で訪問者に伝えることに成功しています。
MoneyForward クラウド会計(株式会社マネーフォワード)

株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」のLPファーストビューは、訪問者が「会計ソフトの導入・切り替えで解決したい課題」と「ソフトの利用メリット」を明確かつ簡潔に伝えています。
メインコピー:経理業務をまとめて効率化 誰でも使いやすい会計ソフト
メインコピーは最も大きな文字で表示され、訪問者に「このソフトで何が解決できるのか」を端的に示しています。
| 経理業務をまとめて効率化 | 経理担当者が抱える「業務の煩雑さ」というペインに対し、「まとめて」「効率化」という言葉で最も大きな導入メリットを約束しています。 |
| 誰でも使いやすい会計ソフト | 「誰でも使いやすい」という、ソフト導入時に担当者や利用者が懸念する操作性への不安を直接解消しています。 |
サブコピー:会計だけでなく経費や請求書など12のサービスが使える
サブコピーでは、メインコピーの「まとめて効率化」という主張を、具体的な数字で裏付けて補強し、導入のメリットを明確化しています。
| 経費や請求書など12のサービスが使える | 「12のサービス」という具体的な数字で、このソフトが単なる会計機能ではなく、広範なバックオフィス業務をカバーする統合型サービスであることを示しています。 |
これらの要素を入れることで、マネーフォワード クラウド会計のキャッチコピーは、「経理業務をトータルで効率化でき、操作が簡単で、しかも他の業務もカバーする機能が豊富にある」という、利用者の不安解消とメリットの明確化を両立させています。
SBペイメントサービス

SBペイメントサービスが提供する決済プラットフォームのLPファーストビューは、決済サービスを探している企業に対し、「事業成長」と「決済手段の網羅性・信頼性」を軸に価値を訴求しています。
メインコピー:事業成長につながる決済をすべてここに
メインコピーは、決済サービスの導入が単なる支払い手段の追加ではないことを明確に示しています。
| 事業成長につながる決済を | 決済システム導入の目的を「事業成長」という最も上位の、かつ経営層が重視するメリットに結びつけています。 |
| すべてここに | 「すべて」という言葉で、決済に関するあらゆるニーズを一箇所で満たせる網羅性を訴求しています。 |
サブコピー:豊富な決済手段と万全のセキュリティで、売上拡大を実現する決済プラットフォーム。
サブコピーでは、メインコピーの「事業成長」を支える具体的な機能面での強みと信頼性を補足しています。
| 豊富な決済手段と万全のセキュリティで | 「事業成長」を実現するための具体的な手段として、「決済手段の豊富さ」(機会損失の防止)と「万全のセキュリティ」(顧客および企業の安全性の確保)という、二大重要要素を明示しています。 |
| 売上拡大を実現する決済プラットフォーム。 | サービスの具体的な提供価値を「売上拡大」と定義し、LP訪問者が最終的に期待するビジネス成果を約束しています。 |
SBペイメントサービスのキャッチコピーは、「決済手段が豊富で安全性が高く、結果として企業の売上拡大と事業成長に貢献する、包括的なソリューションである」というメッセージを効果的に伝えています。
成果やイメージを持たせるビジュアル参考例
サイボウズOffice

サイボウズ Officeは、中小企業向けのグループウェア(社内情報共有ツール)です。スケジュール管理、掲示板、ファイル共有など、チームの協業と情報共有に必要な機能を提供し、業務効率化と社内コミュニケーションの円滑化を支援しています。
LPのファーストビューでは「ユニークな俳優を起用した、課題を抱える現場」を表現した画像が大きく配置されています。
「デジタル化されていないことによる非効率さ」が漂う職場の状況をリアルに表現することで、「この状況から脱却したい」というユーザーの課題解決ニーズを刺激しています。
ビヨンド入退くん

ビヨンド入退くんは、学習塾、学童、習い事教室などでの利用に最適な入退室管理システムです。QRコードやICカードを認証端末にかざすだけで入退室を記録し、その情報を保護者へ写真付きで自動通知することで、生徒の安全確保とバックオフィスの負担軽減を実現しています。
LPのビジュアルは、従来のBtoBサービスのようなオフィスシーンではなく、教育現場特有の温かい雰囲気と子どもたちの笑顔を中心に、実際の利用イメージをイラストと画像を用いて訴求しています。
情報量は多いものの、LPのファーストビューだけでサービスイメージをイメージできるようなデザインとなっています。
Sansan
Sansan株式会社が提供する「Sansan」は、単なる名刺管理ツールではなく、名刺や企業情報、営業履歴を一元管理して全社で共有できるようにすることで、売上拡大とコスト削減を同時に実現するビジネスデータベースです。
SansanのLPでは、静止画ではなくアニメーションで「名刺が企業の資産として生きる瞬間」を表現しており、機能ではなく顧客が得られるベネフィットに焦点を当てています。
ただの管理画面を見せるよりも、アニメーションを使用するこで、顧客にサービス利用後のイメージを強く持ってもらうことができます。
ユーザーを迷わせないCTAの参考例
楽楽精算

株式会社ラクスが提供する「楽楽精算」は、経費精算システム累積導入社数No.1を誇るクラウドサービスです。
楽楽精算のLPファーストビューは、興味を持ったユーザーの検討段階に応じて、迷うことなく次の行動へ進めるよう、目立つオレンジ色で2つのCTAを配置されています。
メールで資料を受け取る
「サービス概要をまず知りたい」「競合と比較したい」といった、まだ導入を決定していない層をターゲットにしています。
また、「3分でわかる詳しい資料をプレゼント」という具体的なメリットを提示し、個人情報の入力ハードルを下げて潜在顧客のリードを獲得することを最優先しています。
特に、「資料ダウンロード」ではなく「無料メールで資料を受け取る」と記載することで、行動の具体性と無料であることを強調しているいいCTAと言えます。
料金表をもらう
「コスト感を具体的に把握したい」「予算に合うか確認したい」といった、導入の可能性が高い層をターゲットにしています。
最もデリケートな情報である料金を試算できる機会を提供することで、問い合わせ前の最後の不安を取り除き、導入の意思決定を後押ししています。
このように、楽楽精算のLPでは、ユーザーの「まずは情報だけ欲しい」というニーズと「具体的なコストを知りたい」というニーズの両方に対応するCTAを配置することで、ユーザーを迷わせず、効率的にリード獲得へと誘導しています。
formmate

株式会社Coneが提供する「formmate」は、入力フォームを通じて、フォーム送信率を向上させ、問い合わせや資料請求といったコンバージョン数を最大化することに特化したサービスです。
formmateのLPでは、ユーザーの検討段階に応じて、ファーストビューの上部(ヘッダー)と下部(メインエリア)に合計3種類のCTAを配置しています。
まずは画面を見せてもらう(メインエリア)
「機能や操作性を具体的に確認したい」という、導入意欲が高く具体的なアクションを求めるユーザーを対象にしているCTAです。
デモンストレーションを促すことで、営業担当者による個別対応へスムーズに移行させ、導入確度を一気に高めることができます。
資料ダウンロード(ヘッダー / メインエリア)
「まずはサービス概要を網羅的に知りたい」という最も一般的なニーズに対応するために、サービス紹介資料のダウンロードを促すCTAです。
最も敷居の低い行動として資料ダウンロードを提供し、メールアドレスなどのリード情報(見込み客情報)を獲得することを目的としています。
まずは画面を見る(ヘッダー)
「すぐに導入を検討したい」「他のツールと比較したい」という、いますぐ情報を得たいユーザーに対して、ヘッダーにCTAを配置することで、気になる情報が出てきたらすぐに行動できるように工夫されています。
formmateのLPは、顧客のメリット(商談増)を訴求し、「手軽な情報収集(資料DL)」と「具体的な検討(デモ)」という両方のニーズに対応するCTAを配置することで、ユーザーを迷わせない設計となっています。
ペイトナー請求書

ペイトナー請求書は、請求書の発行から回収、振込までのプロセスを自動化することに特化したクラウド請求書プラットフォームです。
ペイトナー請求書のLPでは、ファーストビューの右側エリア全体をフォームとして設計している点が特徴的です。
サービス内容を解説するメインエリアの真横にフォームを配置することで、「メリットを見る」行動と「情報を入力する」行動を分断せず、自然な流れでユーザーを誘導しています。
また、画面右下にも「3分でわかる無料資料」というバナーを配置することで、ユーザーが入力する手間に対して何がすぐに手に入るかを強調しています。
ファーストビューからCVRをさらに高める4つの施策
LPのファーストビューで「キャッチコピー」「ビジュアル」「CTA」という3本柱が揃うと、ユーザーの初速は一気に良くなります。まず興味を持ってもらう、ここまではデザインとコピーの仕事です。
ただし、そこで満足してしまうと、せっかく芽生えた“いい反応”が途中でしぼんでしまうことも少なくありません。
本当に成果につなげていくためには、見た目以外の部分を整える必要がります。
ここでは、技術面の細かな調整や、情報の見せ方の再整理、そして検証を積み重ねながら改善していくプロセスについて解説していきます。
- 読み込み速度を3秒以内に改善する
- 説得力を持たせる要素を追加する
- デバイスごとに最適化する
- ABテスト・改善サイクルを構築する
1. 読み込み速度を3秒以内に改善する
LPのファーストビューは、どれだけデザインが良くても、ページが開くのに時間がかかるだけでユーザーは離れてしまいます。
特にスマホでは待ってくれず、読み込みが3秒を超えると半分以上がページを閉じてしまうと言われているため、「見せたいものを見せる前に帰られている」状態に陥ってしまいます。
つまり、ページを“とにかく早く見えるようにする”ことが大事ということです。
読み込み速度が遅くなる原因のほとんどは画像なので、ここを整えるだけでも読み込み速度は大幅に改善されます。
まずは以下の方法で画像を軽くしましょう。
画像を「圧縮」してサイズ(容量)を抑える
一番オーソドックスな方法は画像を圧縮してサイズを小さくするという方法です。圧縮といっても、荒くして汚くするわけではありません。
ツールが自動で“必要ない部分のデータだけ”をうまく削ってくれるので、ほとんど見た目は変わりません。
画像を圧縮するためには、「Squoosh」を使用します。

Squoosh(スクワッシュ)は、画像を軽くしたいときに使えるオンラインツールです。
元の画像と圧縮後の仕上がりを左右に並べて確認できるため、「どこまで品質を落とさずに軽くできるか」を自分の目で確かめながら調整することができます。

Webサイトの表示速度改善や、LPのファーストビュー用画像を最適化するときにも扱いやすい、シンプルで実用的なサービスです。
まずは、LPのファーストビューに使用する画像サイズを確認し、300KB以上の場合は「Squoosh」で100〜200KB前後に圧縮してあげるとスムーズに表示されるようになります。
WebPにすると、さらに軽く・キレイになる
WebP(ウェッピー)は、Googleが作った新しい画像フォーマットで、
- JPEG → 画質そのままで容量がもっと小さくなる
- PNG → 透明部分を残したまま軽くできる
- 画質が綺麗に保てる
というメリットがあります。
WordPressならプラグインで自動変換できますし、手動でも変換ツールで簡単に作れます。
Lazy Load(遅延読み込み)で“見えていない部分”を後回しにする
ページを開いた瞬間、ユーザーが見るのはファーストビューだけなのに、その下にある大量の画像まで全部読み込もうとすると当然遅くなります。
そこで、Lazy Loadを使うと、
- 画面に見える画像だけ先に読み込む
- スクロールされたタイミングで、初めて下の画像を読む
という仕組みになるため、ファーストビューの読み込み速度を改善することができます。
やり方は本当にシンプルで、
<img src=”example.jpg” loading=”lazy”>
と書くだけなので、ほとんどのCMSでもボタン1つで設定できます。
2. 説得力を持たせる要素を追加する
ファーストビューでサービスの魅力が伝わったとしても、ユーザーはまだ「本当に効果あるの?」という不安を抱えています。その不安を一気にほどくのが、導入実績やレビューといった“他の人の評価”です。
心理学ではこれを社会的証明と呼びますが、難しい話ではなく、単純に「みんなが良いと言っているものは信頼しやすい」という人間の心理を利用した要素となります。
とはいえ、ファーストビューには無限のスペースがあるわけではないので、細かい事例を並べても読まれません。
なので、ここで大事なのは以下のような “インパクト” と “共感できる要素”です。
| 具体的な数字実績 | サービスの信頼性・規模感を示す |
| 導入企業ロゴ | 「実際に選ばれている」事実を視覚で伝える |
| ランキング・受賞歴 | 客観的な権威付け |

特に、導入企業のロゴは多くのサービスLPで使用されていますが、ロゴはたくさん並べれば良いというわけではありません。大切なのは、訪れた人が“自分ごと化”できるかどうかです。
例えばBtoBの場合では、「うちと近い会社が使ってるんだ!」と思えるロゴのほうが安心感につながります。
逆に、BtoCの場合では、誰もが名前を知っているブランドや、サービスの価値を連想しやすいメディアロゴのほうが効果的です。
このような“社会的証明”をCTAの近くに置くことで、ユーザーは「これは信頼できるサービスだ」と腑に落ちた状態でボタンを押せるようになります。
3. デバイスごとに最適化する
現代において、LPはPCだけではなく、スマートフォンやタブレットでも閲覧されています。PCのデザインがどれだけきれいでも、スマホで読み込みが遅い・文字が小さい・ボタンが押しづらいと感じた瞬間に、ほとんどの人が離れてしまいます。
つまり、デバイスごとの最適化は「サイズを変えるだけのレスポンシブ対応」ではなく、使うシーンや操作のしやすさまで含めて整えることが重要になります。
以下は、PCとスマホでのファーストビューの作り方の比較です。
| 要素 | PCの最適化 | スマホの最適化(重要) |
|---|---|---|
| メインビジュアル | 高解像度で世界観を伝える | 縦長の画面でコピーやCTAが埋もれないように見やすくし、画像は軽く圧縮する |
| ヘッドコピー | 太字や視線誘導で印象付け | スクロールせずに要点が読めるように画面幅に合わせて改行を調整する |
| CTAボタン | メッセージのすぐ下に設置 | 親指で押しやすい(画面下)に配置する |
| タップ領域 | 標準的なリンクサイズ | 誤操作を防ぐため48×48px以上のタップ幅を確保する |
| 読み込み速度 | 画像の圧縮やWebP活用 | モバイル回線でもストレスが出ない軽さを最優先する |
例えば、以下のようなPCのレイアウトをそのまま縮小しただけでは、情報も見にくくCTAも押しにくいです。

なので、各情報は適切な大きさにし、それに合わせてビジュアル要素も調節しましょう。

4. ABテスト・改善サイクルを構築する
ファーストビューを改善するときに大事なのは、「一度の修正で完璧を目指す」ことではありません。実際のユーザーの反応を見ながら、少しずつ形を整えていくことが本当のゴールです。
そのために欠かせないのが、ABテストを組み込んだ改善サイクルです。感覚ではなく数字を根拠に判断できるので、無駄がなく確実にCVRを伸ばせます。
そもそもABテストとは、「どっちが成果に繋がるかを比べる仕組み」です。
例えば、LPの一部分だけを変えたものと、元のデザインをユーザーにランダムに見てもらってCVRを比較します。

「ヘッドコピーの言い回し」「CTAボタンの色・文言」「メインビジュアル」などを変更しABテストを行っていきます。
このテストの精度を高めるためには、以下のような「最低限これだけは意識しておくべきこと」があります。
1. 仮説は必ず「理由+期待値」までセットにする
「このコピーを変えたら良くなりそう」ではなく、「今のコピーは抽象的なので、具体的な数字を入れると安心感が生まれ、CVRが5%ほど改善するはず」といった“理由まで言語化”するのが重要です。
2. 変更するのは一度に一つ
コピーも画像も同時に変えると、何が効いたのか判断できないため、勝ち負けがわかるよう、他は触らず1つだけ変えて検証を繰り返しましょう。
3. 十分な期間とデータ量を確保する
アクセスが少ないまま数日で判断すると、ただの偶然に振り回されるケースがあるため、基本は2週間〜1ヶ月間の様子見を行い、統計的に意味のある差が出た時点で採用するようにしましょう。
これらを意識し、ABテストを行いながら改善を繰り返していくことがCVRを向上させる上で重要になります。なお、ABテストを効率的に実施・管理するには、LPOツールの活用が有効です。代表的なツールと選び方は以下の記事で解説しています。
関連記事:LPOツールおすすめ20選比較。料金相場から種類別の選び方まで解説
LPの改善は内製?外注?
ここまでで、
- ファーストビューが満たすべき条件
- 必須となる3つの構成要素と参考例
- CVRを伸ばすための追加改善
を解説してきました。
ただ、実際に実務へ落とし込む段階になると、「これは、社内で作るべき?それとも外注したほうがいい?」と悩む人も少なくないと思います。
ここを間違えると、せっかく良い知識が揃っていても動き出しが遅れたり、改善が止まったり、CVRがなかなか上がらなかったりします。
なので、ここでは“どちらが向いているか”を分かりやすく整理していきます。
内製で制作できる場合
内製が向いているのは、「やるべきことが自社の中ですでに把握できていて、改善の回転率を高めたい」という状況です。
たとえば、社内にデザインツールを扱えるメンバーが揃っているなら、
- Figmaで画像を差し替える
- コピーの行間を調整する
- 広告の反応を見てボタン色を変える
といった細かな改善は、外部に依頼するより内製のほうが圧倒的に早いです。
また、既に訴求の方向性が固まっていて、「何を押すべきか」「どんな価値が刺さるのか」が明確な場合は、説明の手間が少ない内製のほうがストレスなく進行できます。
広告運用チームと特に距離が近い会社では、日々のデータを見ながら即日で改善できるという強みもあります。
内製が向いている場面をまとめると以下になります。
- デザインを扱えるメンバーが社内にいる
- 訴求の方向性が既に固まっている
- スピーディーに改善サイクルを回したい
- 広告運用チームとの連携が密
内製の良さは、何よりも「早くPDCAを回せる」ことなので、改善を重ねる前提でLP運用を行う場合は外部に頼らず、自社で行う方がメリットは多くなります。
外注を活用すべき場合
逆に、外部のプロに任せたほうが結果につながりやすいのは、「そもそもの方向性づくりから助けが必要な状態」です。
ファーストビューは見た目だけで作るものではなく、ターゲットの悩みや競合との違い、提示すべき価値の優先順位など、複数の要素が整理されていないと強いコピーやビジュアルは生まれません。
もし、社内で議論がまとまらなかったり、訴求案が二転三転しているなら、外部の専門家に入ってもらうだけで一気に霧が晴れます。
さらに、社内リソースがひっ迫している場合や、短期間で成果を求められる場面では、専門家の経験値がそのまま成果につながります。内製でじっくり試行錯誤するより、まず勝てる型を外注で作り、その後を内製で改善するほうが、長期的には効率が良いことも多いです。
また、ずっと自社LPを見続けていると、客観的な視点が抜け落ちがちです。外部の視点が入ることで新しい改善ポイントが見つかり、結果的にCVRが伸びることも少なくありません。
外注が向いている場面をまとめると以下になります。
- どんな訴求で勝つべきか整理しきれていない
- コピー・デザインに自信が持てない
- 社内リソースが不足している
- 短期間で成果を求められている
- 客観的な視点が欲しい
つまり、外注は「方向性づくり・突破口づくり・時間短縮」に強いという特徴があります。
以下の記事では、おすすめのLP制作会社をまとめているので、外注を検討している場合は参考にしてみてください。
関連記事:LP制作に強い制作会社16選。費用だけで選んではいけない理由から選び方まで解説
LPのファーストビューは「c-web」におまかせ
もし、
- 「最初の訴求設計から一緒に固めたい」
- 「より強いコピーとデザインのセットを作ってほしい」
- 「ABテスト前提で複数案を出してほしい」
- 「LP全体の改善もまとめて見てほしい」
といった課題を抱えている場合は、弊社Coneが提供する、BtoBサイト制作サービス「c-web」が力になれます。

「c-web」では、単なるデザイン制作だけではなく、LPOを前提としたLP設計や改善のサポートまで一貫して行います。
特に、BtoB企業特有の「複雑な意思決定プロセス」や「ターゲットの多様なニーズ」に対応したファーストビュー設計に強みがあり、1ページ75,000円〜というシンプルな料金体系を採用しています。
「LPから成果を出したい」とお考えの場合は、お気軽にご相談くださいませ。
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