ローコードツールおすすめ15選比較。タイプ別の選び方から費用相場まで解説
「現場の業務改善を進めたいけど、情シスに依頼すると半年待ち…」
「Excel運用が限界。でもシステム開発を発注するほどの予算はない」
「ローコードツールが気になるが、種類が多すぎて自社に合うものがわからない」
こんな悩みを抱える事業部門の業務改善担当者は少なくありません。
そこで本記事では、業務改善を内製化したい企業向けに、ローコードツールを3つのタイプに分類し、それぞれのタイプで代表的なおすすめ15製品を紹介します。さらに、自社に合うタイプがわかる診断ツール、費用相場、比較ポイントまで一気通貫で解説します。
ローコードツールとは
ローコードツールとは、ソースコードの記述を最小限に抑え、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)上の視覚的な操作でアプリケーションを開発できるツールです。あらかじめ用意された部品をドラッグ&ドロップで組み合わせ、必要に応じて少量のコードを追加することで、業務アプリやWebアプリを短期間で構築できます。
従来のシステム開発では、要件定義から実装・テストまで数ヶ月単位の工期がかかるのが一般的でした。ローコードツールを使えば、現場の業務担当者でも数日〜数週間でアプリを立ち上げられるため、「IT人材不足の解消」「DX推進の加速」「業務改善のスピードアップ」といった経営課題への有力な解決策として注目されています。
ノーコードツールとの違い
ローコードと混同されがちな概念に「ノーコード」があります。両者の違いは以下のとおりです。
| ローコード | ノーコード | |
|---|---|---|
| コーディング | 必要に応じて少量のコード記述あり | 一切不要 |
| カスタマイズ性 | 高い(独自ロジックの実装可) | 限定的(用意された機能の範囲内) |
| 想定ユーザー | IT知識のある業務担当者・開発者 | プログラミング未経験の業務担当者 |
| 開発できる規模 | 中〜大規模アプリまで対応可能 | 小〜中規模が中心 |
| 連携・拡張性 | API連携・外部システム統合に強い | 標準コネクタの範囲内 |
ノーコードはコードを書かず直感的に開発できる手軽さが強みですが、複雑な業務要件や既存システムとの連携には限界があります。一方ローコードは、少量のコーディングを許容することで、業務アプリから基幹システムレベルの開発まで幅広く対応できる点が特徴です。
ローコードツールでできること
ローコードツールで開発できるアプリは多岐にわたります。代表的なものは以下のとおりです。
| 開発対象 | 用途例 |
|---|---|
| 業務アプリ | 顧客管理・案件管理・勤怠管理・申請承認ワークフロー |
| 社内ポータル | 情報共有・社内手続き・ナレッジ管理 |
| データ集計・可視化 | 売上ダッシュボード・在庫管理・KPIモニタリング |
| 顧客向けWebアプリ | 予約システム・問い合わせフォーム・会員ページ |
| モバイルアプリ | 現場作業支援・営業活動記録・社内向け業務アプリ |
ローコードツールを使えば、エンジニアが少ない事業部門でも、現場の課題に直接アプローチするアプリを内製で作成できます。
DX全体の進め方や外部支援を検討している場合は、以下の記事も参考になります。
関連記事:DX支援会社おすすめ19選比較。費用相場・課題別の選び方を徹底解説
ローコードでは難しい独自のAI機能や高度なアルゴリズムを組み込みたいときは、専門の開発会社に外注したほうが確実なケースもあります。内製と外注の判断材料として、AI開発会社の比較も押さえておくとよいでしょう。
関連記事:AI・人工知能開発会社20選比較!外注先の選び方と相場。
ローコードツールの費用相場
ローコードツールの料金体系は大きく「ユーザー数課金型」と「アプリ数・容量課金型」に分かれます。
導入規模別の費用相場の概観は以下のとおりです。
| 利用規模 | 月額相場 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 小規模(〜10ユーザー) | 1万円〜3万円 | 部署単位の業務改善・PoC |
| 中規模(10〜100ユーザー) | 5万円〜30万円 | 複数部署横断・全社展開の初期 |
| 大規模(100ユーザー以上) | 50万円〜数百万円 | 全社展開・基幹システム内製 |
初期費用は無料〜数十万円程度のサービスが中心ですが、エンタープライズ向け製品は導入支援費用として数百万円規模になる場合もあります。
ユーザー課金型の相場
ユーザー数に応じて月額料金が決まる体系で、kintone・Power Apps・AppSheetなど業務改善型のツールに多く採用されています。1ユーザーあたりの月額目安は以下のとおりです。
| プラン帯 | 月額/ユーザー | 主な対象 |
|---|---|---|
| ライト | 500円〜1,500円 | 基本機能のみ・小規模利用 |
| スタンダード | 1,500円〜3,000円 | 標準機能・中小企業の業務改善 |
| プレミアム | 3,000円〜5,000円 | 拡張機能・大規模利用 |
利用人数が増えるほど1ユーザー単価が下がるボリュームディスカウントが適用されるケースもあります。
アプリ数・容量課金型の相場
開発するアプリ数や利用するデータ容量に応じて料金が決まる体系で、Power Apps(アプリ単位プラン)やエンタープライズ製品の一部で採用されています。
| プラン帯 | 月額目安 | 主な対象 |
|---|---|---|
| アプリ単位プラン | 1アプリあたり数百円〜数千円/ユーザー | 限定的なアプリ利用 |
| プラットフォーム包括プラン | 月額10万円〜数十万円 | 複数アプリの全社利用 |
| エンタープライズライセンス | 月額数十万円〜数百万円 | 大規模・基幹システム内製 |
外部ベンダーに導入支援や運用代行を依頼する場合は、別途月額5〜20万円程度の保守費用が発生するケースが一般的です。
ローコードツールを選ぶ際の4つの比較ポイント
ローコードツールはツールごとに得意分野・対象規模・カスタマイズ性が大きく異なります。「導入したものの現場で使われない」「基幹システムと連携できない」といった失敗を避けるため、以下4つのポイントを必ず確認しましょう。
- 想定する開発規模・対象ユーザー
- 必要な機能・カスタマイズ性
- 他システムとの連携・API対応
- サポート体制・国産/外資の違い
想定する開発規模・対象ユーザー
最初に確認すべきは、「誰が」「どのくらいの規模のアプリを」開発するかです。現場の業務担当者が自分で業務改善アプリを作りたいのか、情シスや開発部門が基幹システム規模のアプリを内製化したいのかで、選ぶべきツールは大きく変わります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- アプリを作る人のITリテラシー(プログラミング知識の有無)
- 利用ユーザー数(部署単位か全社規模か)
- 業務クリティカル性(基幹業務か周辺業務か)
業務担当者が主体ならkintoneやAppSheetなどの市民開発型、情シス主導ならOutSystemsや楽々Framework3などのエンタープライズ型が候補になります。
必要な機能・カスタマイズ性
ローコードツールには「ドラッグ&ドロップで完結する手軽なもの」から「JavaScriptやJavaで本格的にカスタマイズできるもの」まで幅があります。実装したい機能が標準機能で対応できるか、できない場合にどこまで拡張可能かを事前に確認することが重要です。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 標準で提供される機能・テンプレートの豊富さ
- カスタムコードでの拡張可否(JavaScript・REST APIなど)
- UI・デザインのカスタマイズ自由度
業務アプリ自体は標準機能で十分でも、将来的に独自ロジックを組み込みたい可能性があるなら、拡張性のあるツールを選んでおくのが安全です。
他システムとの連携・API対応
既存の基幹システム(ERP・SFA・MAなど)や、Excel・データベースとの連携可否は導入成否を左右する要素です。社内に蓄積したデータをローコードアプリから活用できなければ、業務改善効果は限定的になります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 主要SaaS(Salesforce・HubSpot・kintoneなど)への標準コネクタの有無
- REST API・Webhookによる外部連携の対応
- 既存社内システム(ERP・データベース)への接続可否
営業・マーケ系のデータと連携したい場合は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
関連記事:SFA(営業支援)ツール比較10選。特徴・企業規模別におすすめを紹介
関連記事:MAツールおすすめ20選比較。独自調査でわかった売上が上がる企業の特徴から選び方まで
サポート体制・国産/外資の違い
ローコードツールは国産製品(kintone・楽々Framework3・WebPerformerなど)と外資系製品(OutSystems・Mendix・Power Appsなど)に大別され、サポート体制やドキュメントの充実度が異なります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 日本語サポートの対応時間・対応範囲
- 導入支援・トレーニングの提供有無
- ユーザーコミュニティ・ナレッジベースの充実度
情シスのリソースが限られている事業部門が導入する場合は、日本語マニュアル・電話サポートが手厚い国産ツールが安心です。逆にグローバル展開を見据えるなら多言語対応の外資系ツールを検討する価値があります。
ローコードツールの選び方
ローコードツールは、開発するアプリの目的や利用者層によって最適なタイプが変わります。本記事ではローコードツールを3つのタイプに分類して紹介します。
- 業務改善・市民開発型
- エンタープライズ開発型
- Webアプリ・特定領域特化型
まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。
Q1 / 開発者層
ローコードツールを使う人として、どちらに近いですか?
Q2 / 開発規模
開発したいアプリの規模として、どちらに近いですか?
Q3 / 開発対象
主に作りたいものとして、どちらに近いですか?
Q4 / コーディング前提
プログラミングへの関与として、どちらに近いですか?
Q5 / 既存システム連携
既存システム(ERP・SFAなど)との連携は必要ですか?
Q6 / サポート体制
求めるサポート体制として、どちらに近いですか?
Q7 / 料金感覚
想定する月額予算として、どちらに近いですか?
① 業務改善・市民開発型
業務改善・市民開発型は、現場の業務担当者(市民開発者)が自分で業務アプリを構築できることを重視したタイプです。プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップやテンプレートの組み合わせで顧客管理・案件管理・申請ワークフローなどのアプリをすぐに立ち上げられます。
部署単位での業務改善や、Excel運用からの脱却を目指す中小〜中堅企業に特に向いています。月額1,000円〜数千円/ユーザーの料金帯が中心で、初期投資を抑えながら導入できる点も魅力です。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 現場の業務担当者が主体でアプリを作りたい企業
- Excel運用や紙ベースの業務をデジタル化したい企業
- 部署単位で小さく始めて、効果を見ながら全社展開したい企業
せっかく作ったアプリも、現場に定着しなければ効果は限定的です。操作ガイドを画面上に表示して利用を後押しするデジタルアダプションツールを併用すると、内製アプリの活用度を高められます。
関連記事:デジタルアダプションツール12選比較。タイプ別の選び方と費用相場を解説
② エンタープライズ開発型
エンタープライズ開発型は、情シス・開発部門が中心となり、基幹システムや全社規模の業務システムを内製化することを目的としたタイプです。Java・JavaScriptなどでの本格的なカスタマイズが可能で、既存ERPやデータベースとの連携、ワークフロー基盤、IDマネジメントといったエンタープライズ機能が標準搭載されています。
大規模アプリの開発・運用・統制までを一体的にカバーできるため、中堅〜大企業の基幹システム刷新やレガシーシステムの内製化プロジェクトに採用されることが多くなっています。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 基幹システム・全社規模の業務システムを内製化したい企業
- 既存ERP・データベースとの密な連携が必須の企業
- 情シス・開発部門が主導で大規模開発を進める企業
大規模なアプリを安定稼働させるには、土台となるクラウド基盤の設計・構築も重要になります。AWSの構築を専門会社に任せる選択肢もあわせて検討しておくと、開発と運用の両面で安心です。
関連記事:AWS構築代行おすすめ15選比較。費用相場と会社の正しい選び方
③ Webアプリ・特定領域特化型
Webアプリ・特定領域特化型は、顧客向けWebサービス・モバイルアプリの開発や、CRM・BPMといった特定業務領域に特化した開発を得意とするタイプです。SaaS型のWebサービスから業務プロセス自動化、Salesforceエコシステム連携まで、用途に合わせた高度な開発環境が提供されます。
自社サービスをWebアプリとして立ち上げたい企業や、既存CRM基盤の上で独自業務アプリを構築したい企業に向いています。料金帯はサービスごとに幅が大きく、月額数万円のSaaS型から数百万円規模のエンタープライズライセンスまでさまざまです。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 自社の顧客向けWebサービス・モバイルアプリを開発したい企業
- Salesforceなど特定CRM基盤の上で独自アプリを構築したい企業
- BPM・プロセス自動化など特定業務領域に強いツールを探している企業
業務に応じて、システム開発会社やアプリ開発会社に外注する選択肢も検討する価値があります。
関連記事:システム開発会社28選比較!タイプ別の選び方と5つの依頼ステップ
関連記事:アプリ開発会社おすすめ22選比較。開発費用や目的別の選び方まで解説
おすすめのローコードツール 一覧比較表
以下は、本記事で紹介するローコードツールの一覧比較表です。
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
kintone | 月額1,000円〜/ユーザー | 業務改善・市民開発 | ・100種類以上の業務アプリテンプレート ・現場主導の業務改善に強み | |
Power Apps | 月額1,799円〜/ユーザー | 業務改善・市民開発 | ・Microsoft 365との強力な連携 ・大規模展開も視野に拡張可能 | |
Google AppSheet | 月額5ドル〜/ユーザー | 業務改善・市民開発 | ・Googleスプレッドシートから即アプリ化 ・モバイル業務アプリに強み | |
CELF | 月額1,800円〜/ユーザー | 業務改善・市民開発 | ・Excelライクな操作感 ・脱Excelを支援する純国産ツール | |
Forguncy | 要問い合わせ | 業務改善・市民開発 | ・Excel資産を活用したWebアプリ化 ・オンプレ・クラウド両対応 | |
Pleasanter | 無料(OSS版)/有償版は要問い合わせ | 業務改善・市民開発 | ・OSSで無料利用可能 ・国産で日本語サポートあり | |
OutSystems | 要問い合わせ | エンタープライズ開発 | ・大規模基幹システム開発に強み ・Web/モバイル両対応 | |
Mendix | 月額€918〜 | エンタープライズ開発 | ・グローバル大企業の採用実績 ・モデル駆動開発 | |
intra-mart Accel Platform | 要問い合わせ | エンタープライズ開発 | ・ワークフロー基盤で17年連続シェアNo.1 ・10,000社以上の導入実績 | |
楽々Framework3 | 要問い合わせ | エンタープライズ開発 | ・純国産・基幹システム対応 ・住友電工系の安心ベンダー | |
WebPerformer | 要問い合わせ | エンタープライズ開発 | ・キヤノンITソリューションズ提供 ・1,000社以上の導入実績 | |
Agentforce 360 Platform | 月額3,000円〜/ユーザー | Webアプリ・特定領域特化 | ・Salesforceエコシステム上で開発 ・CRM拡張に最適 | |
Bubble | 月額59ドル〜 | Webアプリ・特定領域特化 | ・Webアプリ・スタートアップ向け ・コードなしでSaaSを構築 | |
GeneXus | 要問い合わせ | Webアプリ・特定領域特化 | ・マルチプラットフォーム対応 ・自動コード生成が強み | |
Pega Platform | 要問い合わせ | Webアプリ・特定領域特化 | ・BPM・プロセス自動化に特化 ・金融・保険業界の導入多数 |
【業務改善・市民開発型】のローコードツール
業務改善・市民開発型のローコードツールは次の6製品です。
kintone(サイボウズ株式会社)

現場主導の業務改善に最も普及した国産ローコードツールです。サイボウズが提供するkintoneは、ITの専門知識がなくてもドラッグ&ドロップで業務アプリを作成でき、顧客管理・案件管理・勤怠管理・申請ワークフローなど幅広い業務に対応します。
100種類以上の業務アプリテンプレートが用意されており、業種別・業務別に最適化されたサンプルから自社用にカスタマイズして即運用できる点が大きな特徴です。スレッド機能で社内コミュニケーションも一体的に管理でき、アプリ間連携やプラグインによる機能拡張にも対応します。
| 開発対象 | 業務アプリ・社内ポータル・申請ワークフロー |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/JavaScriptでの拡張も可 |
| 既存システム連携 | REST API・標準コネクタ多数 |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 月額1,000円〜/ユーザー |
Power Apps(マイクロソフト株式会社)

Microsoft 365エコシステムと強力に連携するローコードプラットフォームです。Power Appsは、Excel・Teams・SharePoint・OutlookといったMicrosoft 365製品とシームレスに連携し、既存の社内データを活用した業務アプリを素早く構築できます。
Power Automate(ワークフロー自動化)・Power BI(データ可視化)と組み合わせることで、業務アプリから業務プロセス自動化、データ分析まで一気通貫で実現可能。市民開発から大規模エンタープライズ開発まで幅広く対応できる拡張性も魅力です。
| 開発対象 | 業務アプリ・自動化ワークフロー・モバイルアプリ |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/Power Fx言語で高度な拡張可 |
| 既存システム連携 | Microsoft 365・主要SaaS数百種への標準コネクタ |
| サポート体制 | 外資・日本語サポートあり |
| 料金目安 | 月額1,799円〜/ユーザー(無料プランあり) |
Google AppSheet

Googleスプレッドシートから即アプリ化できるノーコード/ローコードツールです。AppSheetは、既存のGoogleスプレッドシート・Excel・データベースを参照するだけで、自動的にモバイル対応のアプリを生成できる手軽さが最大の特徴です。
オフラインでも動作可能なため、現場作業・点検・営業活動などのモバイル業務アプリに特に強みを発揮します。AIによるアプリ自動生成機能(Gemini連携)も搭載され、自然言語の指示でアプリ骨格を作成できるなど、市民開発のハードルを大きく下げています。
| 開発対象 | モバイル業務アプリ・現場系業務アプリ |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/式言語で高度なロジック可 |
| 既存システム連携 | Google Workspace・主要DBへの接続対応 |
| サポート体制 | 外資・日本語ドキュメントあり |
| 料金目安 | 月額5ドル〜/ユーザー |
CELF(SCSK株式会社)

Excelライクな操作感で業務アプリを作れる純国産ローコードツールです。CELFは、Excelに慣れた業務担当者なら違和感なく使えるインターフェースを採用し、関数や計算式の知識を活かして業務アプリをWeb化できます。
「脱Excel」を進めたい企業に最適で、複数人での同時編集・データの一元管理・スマートデバイス対応など、Excel運用では実現できない機能を取り込めます。SCSK社が国内で開発・提供しており、日本企業特有の業務フローへの理解が深いサポート体制も強みです。
| 開発対象 | 業務アプリ・脱Excel・申請ワークフロー |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/Excel関数ベース |
| 既存システム連携 | REST API・標準コネクタ |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 月額1,800円〜/ユーザー(無料トライアルあり) |
Forguncy(メシウス株式会社)

Excel資産を活用してWebアプリ化できるローコードプラットフォームです。Forguncyは、既存のExcelファイルやスプレッドシート業務をそのままWebアプリに移行できる仕組みを持ち、データ集計・帳票出力・ワークフローまでカバーします。
オンプレミス版とクラウド版の両方を提供しており、データを社外に出せない業種でも導入可能。グラフ・ピボット・条件付き書式といった高度な機能をローコードで扱える点も、Excel運用の延長で利用したい企業に評価されています。
| 開発対象 | 業務アプリ・帳票・データ集計アプリ |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/JavaScriptでの拡張可 |
| 既存システム連携 | REST API・データベース直接接続 |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 要問い合わせ(無料トライアルあり) |
Pleasanter(株式会社インプリム)

無料で使えるOSS型のローコード/ノーコード業務アプリ作成ツールです。Pleasanterはオープンソースソフトウェアとして公開されており、自社サーバーにインストールすれば無料で利用可能。コストを抑えて業務アプリを内製化したい企業にとって有力な選択肢になります。
商用サポート(クラウド版・有償サポートプラン)も提供されており、OSS版でスモールスタートして実績を作ってから有償版に移行するアプローチもとれます。プロジェクト管理・案件管理・問い合わせ管理など、業務テンプレートも充実しています。
| 開発対象 | 業務アプリ・プロジェクト管理・案件管理 |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/JavaScript・C#で拡張可 |
| 既存システム連携 | REST API・標準連携あり |
| サポート体制 | 国産・OSSコミュニティ+有償サポートあり |
| 料金目安 | 無料(OSS版)/有償版は要問い合わせ |
【エンタープライズ開発型】のローコードツール
エンタープライズ開発型のローコードツールは次の5製品です。
OutSystems(OutSystems Japan株式会社)

大規模・基幹系システムの内製化に強みを持つエンタープライズローコードプラットフォームです。OutSystemsはWeb・モバイル・タブレット・デスクトップとマルチデバイス対応のアプリを高速開発でき、世界中の大企業で基幹システム刷新・レガシー移行プロジェクトに採用されています。
モデル駆動開発による高い生産性と、エンタープライズグレードのセキュリティ・スケーラビリティを両立しています。Single Page Application(SPA)対応・Angularコード生成機能・DevOps連携など、開発者目線の機能が充実しており、情シス・開発部門が中心の大規模プロジェクトに最適です。
| 開発対象 | 基幹システム・Web/モバイル大規模アプリ |
| カスタマイズ性 | コード拡張・独自モジュール対応 |
| 既存システム連携 | ERP・データベース・主要SaaS連携 |
| サポート体制 | 外資・日本法人あり |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Mendix(メンディックス・ジャパン株式会社)

金融・製造・公共などグローバル大企業の採用実績豊富なエンタープライズローコードプラットフォームです。Siemens傘下のMendixは、モデル駆動開発と協調開発機能を備え、ビジネス部門と開発部門が共同でアプリを作るスタイルに対応します。
クラウドネイティブな設計でAWS・Azure・SAPなど主要クラウドとシームレスに統合でき、マイクロサービスアーキテクチャでの大規模アプリ開発にも対応。Industrial IoT・製造業向けソリューションとの統合実績も豊富です。
| 開発対象 | エンタープライズWeb/モバイルアプリ・IoT連携 |
| カスタマイズ性 | モデル駆動+Java・JavaScript拡張 |
| 既存システム連携 | SAP・主要クラウドへの連携 |
| サポート体制 | 外資・日本法人あり |
| 料金目安 | 月額€918〜 |
intra-mart(株式会社NTTデータイントラマート)

ワークフロー基盤で17年連続シェアNo.1の純国産エンタープライズローコード基盤です。intra-martは10,000社以上の導入実績を持ち、社内のあらゆる業務をプラットフォーム上で統合管理できる点が最大の強みです。
ワークフロー・BPM・人事・経理・購買などのエンタープライズ機能が標準搭載されており、散在していた業務システムを一つの基盤に統合したい企業に選ばれています。情報システム部門が主導して全社的なDX基盤を構築するケースに特に適しています。
| 開発対象 | ワークフロー・基幹業務・全社ポータル |
| カスタマイズ性 | コード拡張・独自モジュール開発可 |
| 既存システム連携 | ERP・SaaS・既存社内システム連携豊富 |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
楽々Framework3(住友電工情報システム株式会社)

チームレベルから基幹システムまで対応できる純国産ローコードプラットフォームです。住友電工情報システムが提供する楽々Framework3は、Webアプリの開発生産性とエンタープライズ向けの堅牢性を両立し、大手企業の基幹システム内製化に多数採用されています。
Java・JavaScriptでの本格的なカスタマイズが可能で、グローバルなマルチ言語対応・帳票出力・データベース連携など、エンタープライズ向け機能が標準で揃っています。住友電工グループという安心感のある国産ベンダーであることも、選定理由として挙げられることが多いポイントです。
| 開発対象 | 基幹システム・Web業務アプリ |
| カスタマイズ性 | Java・JavaScriptで高度な拡張可 |
| 既存システム連携 | ERP・データベース・主要SaaS連携 |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
WebPerformer(キヤノンITソリューションズ株式会社)

短納期・高品質・低コストをコンセプトに掲げる純国産ローコード開発プラットフォームです。キヤノンITソリューションズのWebPerformerは累計1,000社以上の導入実績を持ち、既存のアプリケーション資産・データ資産を活用したシステム統合に強みを発揮します。
設計情報からJavaソースを自動生成する仕組みにより、開発生産性を大きく向上できる点が特徴。基幹系システムや業務システムのリプレースプロジェクトでの採用が多く、安定性・実績を重視する大企業に選ばれています。
| 開発対象 | 基幹システム・Web業務アプリ |
| カスタマイズ性 | Java自動生成+独自拡張可 |
| 既存システム連携 | 既存資産・データベースとの統合に強み |
| サポート体制 | 国産・日本語サポート充実 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【Webアプリ・特定領域特化型】のローコードツール
Webアプリ・特定領域特化型のローコードツールは次の4製品です。
Agentforce 360 Platform(株式会社セールスフォース・ジャパン)

Salesforceエコシステム上で独自業務アプリを構築できるローコードプラットフォームです。世界最大級のCRM「Salesforce」のプラットフォームを開発基盤として活用でき、CRMデータと連携した独自アプリやプロセスを構築できます。
Lightning App Builderによるドラッグ&ドロップ開発、Flow Builderによる業務プロセス自動化、Apex(Javaライク言語)による高度なカスタマイズまで対応。AppExchangeで数千種類のサードパーティ製アプリを組み合わせて拡張できる点も、エコシステムの大きな強みです。
| 開発対象 | CRM拡張アプリ・営業/サポート業務アプリ |
| カスタマイズ性 | ノーコード+Apex/JavaScriptで高度な拡張可 |
| 既存システム連携 | Salesforce CRM・主要SaaSへの連携 |
| サポート体制 | 外資・日本法人サポート充実 |
| 料金目安 | 月額3,000円〜/ユーザー |
Bubble(Bubble Group, Inc.)

コードを書かずにWebアプリ・SaaSを構築できるノーコード/ローコードプラットフォームです。Bubbleはスタートアップやプロトタイプ開発で世界的に普及しており、ドラッグ&ドロップだけで本格的なWebアプリケーションを構築できる柔軟性が特徴です。
データベース・ユーザー認証・決済連携・APIワークフローなど、SaaS構築に必要な機能が一式揃っており、MVPを短期間でリリースしたいスタートアップに広く採用されています。事業部門が新規Webサービスを立ち上げる際の検証ツールとしても有力です。
| 開発対象 | Webアプリ・SaaS・プロトタイプ |
| カスタマイズ性 | ノーコード中心/プラグイン・APIで拡張可 |
| 既存システム連携 | REST API・主要SaaS連携 |
| サポート体制 | 外資・英語中心(日本語コミュニティあり) |
| 料金目安 | 月額59ドル〜(無料プランあり) |
GeneXus(ジェネクサス・ジャパン株式会社)

マルチプラットフォーム対応の自動コード生成型ローコードプラットフォームです。GeneXusは設計モデルからJava・C#・JavaScriptなど複数言語のソースコードを自動生成でき、Web・モバイル・デスクトップ・スマートデバイスへの同時展開が可能です。
「ワンソース・マルチプラットフォーム」の思想で、開発資産を将来の技術トレンドに合わせて再展開できる点が大きな特徴。中堅・中小企業から大企業まで、長期保守を見据えたシステム開発に採用されています。
| 開発対象 | Web・モバイル・基幹システム(マルチプラットフォーム) |
| カスタマイズ性 | モデル駆動+自動コード生成 |
| 既存システム連携 | データベース・主要SaaS連携 |
| サポート体制 | 外資・日本法人サポートあり |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Pega Platform(Pegasystems Inc.)

BPM(業務プロセス管理)と意思決定自動化に特化したエンタープライズローコードプラットフォームです。Pegaは複雑なビジネスプロセスのモデル化と自動化を得意とし、金融・保険・ヘルスケア・通信業界の大手企業で多数の導入実績を持ちます。
AIによる意思決定支援機能(Pega AI)を標準搭載し、顧客対応プロセスやワークフローの最適化を高度なレベルで実現できる点が他のローコードツールとは一線を画す特徴です。プロセス自動化を本格的に進めたい企業に向いています。
| 開発対象 | BPM・プロセス自動化・カスタマーサービス基盤 |
| カスタマイズ性 | モデル駆動+AI連携 |
| 既存システム連携 | エンタープライズシステム・主要SaaS連携 |
| サポート体制 | 外資・日本法人サポートあり |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
まとめ
本記事では、事業部門の業務改善担当者が「自社に合うローコードツール」を選べるよう、3つのタイプ別におすすめ15製品を紹介しました。
| 業務改善・市民開発型 | 現場担当者が自分で業務アプリを内製化したい場合に最適 |
| エンタープライズ開発型 | 情シス主導で基幹システム・全社規模アプリを開発したい場合に最適 |
| Webアプリ・特定領域特化型 | 顧客向けサービス・特定業務領域の高度な開発をしたい場合に最適 |
ローコードツールは「どれが優れているか」ではなく、「自社の体制・規模・目的に合うか」で選ぶことが成功のカギです。
まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「ローコードツールの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。
外部のシステム開発会社や情シスのアウトソーシングを併用するアプローチも、内製と並行して検討する価値があります。
関連記事:情シスアウトソーシング14選比較。費用相場から選び方まで解説
関連記事:ITコンサルティング会社16選比較。費用相場や失敗しない選び方を解説
本記事が、最適なローコードツール選びの一助になれば幸いです。
