システム開発会社28選比較。費用相場と大手・ベンチャー別の選び方

システム開発会社への依頼費用は「人月単価×工数」で決まり、10人月未満の小さな開発でも平均850万円かかります。会社の規模によって得意な案件の大きさや保守の体制も変わるため、見積もりを取る前に、案件に合う規模の会社を絞り込んでおく必要があります。

本記事では、

  • 規模別の費用相場と人月単価の目安
  • 大手・中堅・ベンチャーのシステム開発会社の違い
  • 比較するときに確認する4つのポイント
  • タイプ別に分けたシステム開発会社28選

を紹介します。

システム開発会社とは

システム開発会社とは、企業の業務に必要なシステムを企画・設計・開発し、稼働後の運用・保守まで請け負う会社です。基幹システムや業務システム、Webシステム、アプリなどを、顧客の要件に合わせて作ります。

自社でシステム開発する場合、システムエンジニアやプログラマーなどのIT人材や開発ノウハウが必要です。システム開発を専門とする会社に依頼することで、プロの専門的な技術・知識をもとに開発してもらえるうえ、プロジェクトのフェーズ・要件に応じた柔軟なリソース調整が可能となります。

SIerとの違い

システム開発会社は、企業のITシステムを企画・設計・開発・保守まで幅広く手がける会社です。その中でも「SIer(エスアイヤー)」は、システムの設計から開発、運用まで一括して請け負う役割を担います。

ITコンサルやSES(エンジニア派遣)は一部工程や支援が中心ですが、SIerはプロジェクト全体の責任を持つ点が大きな違いです。

たとえば、要件定義や設計、サーバー構築、稼働後の保守までワンストップで対応し、クライアントの課題を包括的に解決します。システム開発を依頼する際は、自社が必要とする支援範囲に合わせて、SIerを選ぶか部分的な支援会社に依頼するかを検討しましょう。

システム開発会社に依頼できる業務

システム開発会社に依頼できる内容は以下のとおりです。

システムの企画顧客へのヒアリングを通じてシステムの要件を定義
設計要件に基づいてシステムの具体的な構造・機能を決定
開発・テストプログラミングを実施して必要な機能を具現化し、システムが意図したとおりに動作するかのテストを実施
保守・運用システムが問題なく動作するように管理

なかには、社内SEの採用・育成を支援してシステム開発の内製化を支援する会社や、メルマガ配信・広告配信といったマーケティング領域まで一気通貫で支援している会社もあります。

システム開発依頼の前に覚えておくべき2つの事項

システム開発は依頼をしても失敗やトラブルが多く、これは開発会社側だけでなく依頼側にも問題があるためです。ここでは、依頼まえに覚えておくべき2つの事項を解説します。

  • 大手企業との取引・実績が安心とは限らない
  • 依頼者側もある程度の知識は必須

大手企業との取引・実績が安心とは限らない

システム開発会社のウェブサイトや資料には「大手企業との豊富な取引実績」や「有名企業の導入事例」が掲載されていることが多いですが、その会社が直接開発を担当しているとは限りません。

実際、システム開発業界は多重下請け構造が一般的で、上位の企業が契約を受注し、実際の開発作業を2次受けや3次受けの会社に委託しているケースが多いです。多重下請け構造とは、以下のような形式を指します。

この構造だと、表面上の実績は立派でも、実際に担当するエンジニアの技術レベルや品質管理体制は担保されないのです。

特に下請け会社の場合、発注者が直接リファレンスチェックを行う機会も少ないため、実際の担当者のスキルや体制を確認できず、納品物の品質に差が生じます。

こうした背景から、取引実績だけを信用せず「実際にどのフェーズをどの会社が担当するのか」を具体的に確認することが大切なのです。

依頼者側もある程度の知識は必須

システム開発は「専門家に任せればうまくいくだろう」と考えがちですが、依頼者側に一定以上の知識がないとプロジェクトの成功は難しいと言われています。

なぜなら、知識がないことから見積りを提示されても、適正価格かどうか判断できずに進めてしまい、結果的に追加開発や仕様変更で予想以上のコストが発生するのです。

引用:PRTIMES

実際に、約4割の企業は「知識不足で見積の妥当性を見極められなかった」と振り返っており、担当者が基本的な費用構造や工数の目安を理解していれば防げたトラブルも多いのが現実です。

開発を依頼する前に、最低限のシステム開発プロセスや相場感を把握し、提案内容が妥当かどうかを主体的に判断する知識が必要と言えるでしょう。

システム開発会社の費用相場

システム開発会社に支払う費用は「人月単価×工数(人月)」で決まり、スクラッチ開発の平均外注コストは10人月未満で850万円、10〜50人月未満で2,951万円です。人月とは、1人が1か月(160時間)働く作業量を指します。

以下は、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)「ソフトウェア・メトリクス調査2025」による、スクラッチ開発の工数規模別の平均です。

開発規模(工数)平均工数平均外注コストシステムの例
10人月未満5人月850万円部門単位の業務システム、予約システム
10〜50人月未満31人月2,951万円販売管理・在庫管理などの全社業務システム
50〜100人月未満70人月7,570万円複数部門をつなぐ基幹システム
100〜500人月未満205人月1億9,381万円全社の基幹システムの刷新
500人月以上1,542人月14億6,901万円金融機関・大企業の大規模システム

この調査の回答は大企業の情報システム部門が中心です。1〜3人月で済む小規模な開発であれば、次の人月単価をかけた100万〜300万円前後が目安になります。

人月単価の目安(PM・SE・PG)

人月単価は、担当者の役割と開発会社の規模で変わります。経済調査会「積算資料」(2021年3月号)をもとにJUASがまとめた発注価格(1人月あたり)は次のとおりです。

開発会社の規模・地域PMSE(リーダー)SE(サブリーダー)PG(メンバー)
1,000人以上・東京158.0万円141.0万円121.2万円98.0万円
500〜1,000人未満・東京125.9万円110.6万円96.9万円83.4万円
500人未満・東京104.6万円91.7万円80.1万円71.0万円
500人未満・大阪103.0万円88.7万円77.5万円66.8万円

同じ役割でも、従業員1,000人以上の会社の単価は500人未満の会社の約1.4〜1.5倍です。2025年の調査では、1人月あたりの平均がスクラッチ開発で96万円、パッケージ開発で144万円でした。

費用が変動する3つの要因

同じ「業務システム」でも、見積もりが数十万円で収まる場合と数百万円に膨らむ場合があります。金額の幅を生んでいるのは主に次の3つです。ここを依頼前に整理しておくと、複数社の見積もりを同じ条件で比較できるようになります。

1. 開発方式(スクラッチ開発かパッケージ活用か)

ゼロから設計するスクラッチ開発は、自社の業務フローにぴったり合わせられる一方で、要件定義から実装まですべてを積み上げるため工数が大きくなります。既存のパッケージ製品やSaaSをカスタマイズする方式であれば、標準機能をそのまま使える範囲だけ開発費を圧縮できます。まず「どこまで自社独自の仕組みが必要か」を切り分けます。

2. 要件の確定度

依頼時点で要件が固まっていないと、開発会社は不確実性を織り込んだ見積もりを出さざるを得ません。逆に、業務フロー図や画面イメージなど、実現したいことを具体的に示せる資料があるほど、見積もりの精度は上がります。要件が固まっていない段階では、いきなり開発を発注せず、要件定義だけを切り出して依頼する進め方もあります。

3. 保守・運用をどこまで含めるか

システムは納品して終わりではなく、稼働後の障害対応・法改正への追随・機能追加が継続的に発生します。保守運用を含まない見積もりと含む見積もりを並べると、金額だけを見て安いほうを選んでしまいがちです。見積もりを取る際は「初期開発費」と「月額の保守運用費」を分けて提示してもらいましょう。

見積もりは工程別の内訳と契約形態で比べる

複数社の見積もりを比べるときは、総額ではなく「要件定義・設計・開発・テスト・保守」の工程ごとに金額と工数を出してもらいます。総額だけを並べると、テストや保守の範囲が会社ごとに違っていても気づけません。

契約形態によっても、同じ金額の意味が変わります。

  • 請負契約:完成した成果物に対して支払う。仕様が固まっている開発に向き、仕様変更は追加費用になりやすい
  • 準委任契約:作業した時間(人月)に対して支払う。要件定義や、仕様を変えながら進めるアジャイル開発に向く

要件定義は準委任、設計以降は請負と、工程ごとに契約を分ける進め方もあります。

システム開発会社の依頼は5つのステップで実施

システム開発会社の依頼は闇雲に探して依頼をしても失敗に終わることがほとんどです。そのため、以下5つのステップで依頼を実施しましょう。

  1. どんな会社・エンジニアに依頼するべきかを知る
  2. 自社の要件に適した候補の会社を探す
  3. 実際に自社の課題を話してみる
  4. 提案依頼書を提出する
  5. 提案を受けて決定する

1.どんな会社・エンジニアに依頼するべきかを知る

システム開発を成功させるためには、「どのような会社にどのようなエンジニアがいるのか」という知識をつけるのが第一段階です。

一口にシステム開発会社といっても、

  • 受託開発を中心に一気通貫で対応するSIer
  • 特定分野だけを支援するSES企業
  • コンサルティングに強みを持つITコンサル会社

など、得意分野や体制は異なります。また、在籍するエンジニアのスキルや経験年数も重要で、提案の質や対応力が変わります。

自社の課題や業務フローを深く理解し、要件定義からリリース後の運用保守まで継続的に支援してくれる会社を選ぶことが、失敗を避けるポイント。そのため、依頼先の体制・エンジニアのプロフィール・プロジェクト実績などを事前に調べ、比較検討しましょう。

2.自社の要件に適した候補の会社を探す

次にステップでは、自社の要件に適した候補の会社を探します。システム開発会社を探す手段はいくつかありますが、単純にネット検索で上位表示された企業を選んだり、営業をかけてきた会社に流されて依頼先を決めてしまうのはリスクが高いと言えます。

確かに公式サイトや広告に情報は多く並んでいますが、対応力や提案力は関わってみなければ見極められない部分も多いです。

その点、最もおすすめなのは、既にその会社を利用したことがある知人や同業者に紹介してもらう方法です。実際の進め方や成果、課題などの具体的な話を聞けるため、表面的な実績や口コミよりも精度の高い情報を得られます。

また、紹介してもらうことで契約後の対応が丁寧になりやすい側面も。自社の要件に合う企業を探す際は、複数の情報を組み合わせ、客観的な評判をしっかり確認しましょう。

3.実際に自社の課題を話してみる

候補となる企業がいくつか絞れたら、まずは見積もりを依頼する前に、自社が抱える業務課題や理想とするシステム像を共有し、相手がどの程度理解できるか確認するステップに移ります。

よくある失敗例として「とりあえず複数社から見積もりを取って比較しよう」という進め方がありますが、これは自社に合わない会社にまで工数を割くことになり、時間も手間も無駄になりがち。

特に、ヒアリングの段階で自社や業界の課題や運用フローを聞いてこない会社は、要件定義や提案内容の精度が低くなりがち。

この段階では、単なる価格の比較よりも「相手がどれだけ自社の事業を理解しようとしているか」を見極めてください。

4.提案依頼書を提出する

課題を共有し、真剣に向き合ってくれる会社が見極められたら、次に行うのが提案依頼書(RFP)の提出です。ここではじめて正式に見積もりを依頼し、提案を受け取る準備を整えます。

提案依頼書は単なる要望の箇条書きではなく、作りたいシステムの目的や背景、解決すべき課題、期待する効果を明確に記載し、誤解のないように伝えることが重要です。

【提案書の例】

引用:経済産業省|産業用ロボット導入ガイドライン

提案依頼書を具体的に書ければ、失敗の可能性を下げることは可能です。

なお、提案依頼書に書く最低限の内容は、

  • 目的
  • 課題
  • 解決策と期待する効果
  • 要求する機能
  • スケジュール
  • 予算

より、具体的に提案依頼書を書くためにもシステム開発における知識をつけておくべきなのです。

5.提案を受けて決定する

提案依頼書を提出すると、各社から見積もりや提案書が送られてきますが、この段階で金額だけを比較して発注先を決めるのは避けてください。

システム開発では、最初に提示された見積もりが安くても、要件定義や設計の段階で「これはオプションです」「追加費用がかかります」といった見落としが頻発し、総額が大幅に膨らむケースが珍しくありません。そのため、比較検討する際は、

  • 企業独自の提案力があるか
  • 設計開発よりも要件定義ができるか
  • 機能追加にも対応する保守体制が構築されているか

といった3つの観点を軸に、依頼する企業を決定しましょう。

システム開発会社を選ぶ際に確認すべき4つの比較ポイント

システム開発会社を比較するときは、次の4つを確認します。後半で紹介する各社の情報表も、この4項目と料金の順に並べています。

  1. 得意な開発領域と実績が自社の案件に近いか
  2. 開発体制と規模が案件の大きさに合っているか
  3. 保守・運用の体制が決まっているか
  4. 既存システムの改修・連携に対応できるか

1. 得意な開発領域と実績が自社の案件に近いか

最初に見るのは、自社と同じ業界・同じ種類のシステムを作った実績があるかです。業界の業務の流れや法規制を知っている会社は、要件定義の段階で聞くべきことを押さえており、手戻りが減ります。

AIやブロックチェーンなどの新しい技術を使いたい場合は、「AI対応可能」という記載だけで判断せず、どの案件で何を実装したかを聞きます。

  • 自社と同じ業界・同じ規模の開発事例があるか
  • 事例のうち、その会社が直接担当した工程はどこか
  • 使いたい技術(クラウド・AIなど)の実装事例があるか

2. 開発体制と規模が案件の大きさに合っているか

開発会社の規模は、任せられる案件の大きさと、自社の案件に付く担当者の顔ぶれに表れます。数百人月の基幹システム刷新は大手の人員がないと回りませんが、数人月の業務システムでは、中小規模の会社の上級エンジニアが直接担当することも多くあります。

体制を確かめるときは、開発会社のPMがプロジェクトのプロセスを説明できるかも聞きます。進捗の報告頻度や、意見が分かれたときの決め方を具体的に答えられるPMであれば、トラブルが起きたときの対応も予想できます。

  • 提案に来た担当者が実際の開発にも入るか
  • 専任か、他案件との兼任か
  • 開発の一部を外部(下請け・オフショア)に出すか

3. 保守・運用の体制が決まっているか

システムは納品後も、障害対応やOS・ライブラリの更新、法改正への対応が続きます。開発と保守を別の会社が担当すると、不具合が起きたときに「開発側の問題か運用側の問題か」の切り分けに時間がかかります。

保守のしやすさは、開発時の設計でも決まります。短納期・低コストを優先して場当たり的に作ると、あとから改修費が膨らむ「技術的負債」がたまるため、将来の機能追加を見込んだ設計をしているかも打ち合わせで確かめます。

  • 保守契約は月額か、都度対応か
  • 障害発生時の一次回答までの時間が決まっているか
  • 開発したエンジニアが保守にも関わるか

4. 既存システムの改修・連携に対応できるか

新しいシステムを作る場合でも、会計システムや販売管理システムなど、社内で動いているシステムとのデータ連携はほぼ必ず発生します。連携部分は見積もりに現れにくく、開発が始まってから工数が膨らみやすい部分です。

長年使っている基幹システムは、設計書が残っていないこともあります。他社が開発したシステムの引き継ぎや、古いシステムを新しい環境へ移す(マイグレーション)実績を聞くと、対応力を判断できます。

  • 他社が開発したシステムを引き継いだ実績があるか
  • 既存システムの調査から請け負えるか
  • データ移行の範囲と費用が見積もりに含まれているか

既存システムとの連携が中心になる場合は、基幹システムに特化した会社も候補になります。

関連記事:基幹システム開発会社おすすめ16選。目的別タイプと選び方を解説

大手・中堅・ベンチャーのシステム開発会社の違い

システム開発会社は、従業員数でおおまかに大手・中堅・小規模(ベンチャー)に分かれ、向いている案件の大きさが違います。本記事では、従業員1,000名以上を大手、100〜999名を中堅、100名未満または設立10年未満を小規模・ベンチャーとしています。

区分向いている案件発注時に確認すること
大手(1,000名以上)数百人月以上の基幹システム刷新、金融・公共など止められないシステム開発の一部を協力会社に出すことが多い。実際に担当する会社と担当者
中堅(100〜999名)10〜100人月規模の業務・基幹システム、特定業界のシステム得意な業界・技術と自社の案件が合っているか
小規模・ベンチャー数人月の業務システム、新規事業のアプリ・試作品(MVP)同時に動かせる人数と、長期の保守体制

大手システム開発会社の特徴と主な会社

大手は、数百人月を超える開発を自社グループで回せる人員と、24時間体制の運用サービスを持っています。案件の規模が小さいと担当者の経験や優先度にばらつきが出ることもあるため、提案に来た担当者が開発にも入るかを確かめます。

本記事で紹介する大手は次のとおりです。

会社名従業員数得意な領域
日立製作所日立グループ社会インフラ・金融などのミッションクリティカルな基幹系
日本電気(NEC)連結104,194名基幹系のクラウド移行・モダナイゼーション
SCSK連結21,015名基幹系と顧客接点系、24時間365日のシステム運用
富士ソフト単体10,153名車載・組込み・医療機器ソフト・AI
伊藤忠テクノソリューションズ単体6,425名クラウド・データ分析・セキュリティ
三菱電機ソフトウエア5,224名電力・鉄道・航空管制などの社会インフラ
Sky4,655名金融・保険・医療の業務系と組込み
オービック連結2,256名自社ERP「OBIC7」の開発と導入
パーソルAVCテクノロジー1,185名組込み・IoT・評価検証

中堅システム開発会社の特徴と主な会社

中堅は、特定の業界や技術に強みを絞り、10〜100人月規模の案件を自社のエンジニアで担当する会社が中心です。上級エンジニアがプロジェクトに直接入ることも多く、業界の業務知識をもとにした提案を受けられます。

会社名従業員数得意な領域
ワークスアプリケーションズ956名大手企業向けERP
システムエグゼ726名保険・生産管理、レガシーシステムの刷新
FBS344名銀行の勘定系・融資・AML
GeNEEグループ303名基幹システムのスクラッチ開発、他社システムの引き継ぎ
グッドパッチ連結286名UI/UXデザインとソフトウェア開発
インプル120名スマートフォンアプリ(React Native・Flutter)
Laboro.AI117名顧客ごとに設計するカスタムAI
スパイスファクトリー連結116名AI・デザインと業務/Webシステム
コアソフト115名業務システム・アプリのスクラッチ開発

小規模・ベンチャーの開発会社の特徴と主な会社

小規模・ベンチャーの会社は、数人月の開発や新規事業の試作品(MVP)を、少人数のチームで素早く作るのが得意です。月額でエンジニアを確保するラボ型の契約に対応する会社も多く、仕様を変えながら進めたい案件に向いています。

発注の前に、最初からフルスクラッチで作る必要があるかを見極めておくと費用を抑えられます。勤怠管理や顧客管理など既製のSaaSで足りる部分を切り分け、自社独自の業務だけを開発対象にできないか相談します。国や自治体の補助金を使う場合は、開発会社が登録事業者でないと申請できない制度もあるため、問い合わせの段階で対象になるかを確認しておきます。

会社名規模得意な領域
ベンジャミン日本41名・ベトナム15名AWSインフラとWeb・業務システム
ココロザシ2019年設立ラボ型開発、Web・アプリ・AWS
Wur2019年設立新規事業のMVP開発、UX/UI

自社に合うタイプの見極め方は、次の「システム開発会社のタイプ別選び方」で解説します。

システム開発会社のタイプ別選び方

システム開発会社を選ぶ際は、自社の規模や業種、開発したいシステムに応じて、以下のタイプから選びます。

  • 受託開発特化型
  • プロダクト提供型
  • 先端技術特化型
  • UI/UX特化型

1. 受託開発特化型

受託開発特化型のシステム開発会社は、要件定義から設計、開発、テスト、納品までを一貫して請負契約で進めるのが特徴です。

こうした会社は工程ごとの管理体制や進行フローが整備されており、中規模以上のプロジェクトを計画どおりに進める力があります。決まったスケジュールで成果物を納品してもらいたい企業に適しています。

例えば、株式会社日立製作所では以下の取り組みを進めています。

  • 生成AIを使った開発フレームワークを構築し、社内検証では詳細設計が完成している場合にソースコードの70〜90%を生成
  • 詳細設計書からコードを自動生成し、受託開発の工程を効率化
  • 株式会社ジェーシービーと、生成AIを使ったシステム開発の検証プロジェクトを実施

受託開発特化型は、プロジェクト管理のノウハウが蓄積されているため、納期や品質を守る仕組みが整っています。

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2. プロダクト提供型

プロダクト提供型のシステム開発会社は、自社で開発したパッケージ製品やSaaSをベースに、クライアントの要望に合わせてカスタマイズして提供するスタイルです。

ゼロから作るフルスクラッチ開発と比べて、標準機能で足りる部分の開発が不要になるため、費用と工期を抑えられます。

例えば、株式会社ワークスアプリケーションズでは以下の特徴・支援を実施しています。

  • 大手企業向けERP「HUE」の開発・提供
  • 国内大手企業2,400社以上への導入実績
  • 専属チームがシステム開発を支援するラボ型の開発にも対応

プロダクト提供型は、限られた予算・期間で標準化された仕組みを整備したい企業に適しています。

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3. 先端技術特化型

先端技術特化型のシステム開発会社は、AIやブロックチェーン、IoTなどの技術を使い、PoC(概念実証)から商用システムへの実装までを行うのが特徴です。

これまでにない仕組みを事業に取り入れたい企業や、新しい技術で先行したいスタートアップに適しています。

例えば、株式会社Laboro.AIでは以下の特徴・支援を実施しています。

  • 顧客ごとに設計する「カスタムAI」を受託で開発
  • 最適化、AIエージェント、生成AIなどの開発を12の業界で実施
  • 2016年設立、従業員117名(2026年6月時点)

先端技術特化型は、過去にどの領域のプロジェクトに関わったか、技術検証の成果をどう商用化したかといった事例を確認すると、信頼性を判断しやすくなります。

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4. UI/UX特化型

UI/UX特化型のシステム開発会社は、機能を実装するだけでなく、利用者が「使いやすい」と感じる画面や操作の流れを作ることを重視しています。

コンセプト設計からユーザーインタビュー、デザイン、プロトタイピング、実装まで一貫して支援する体制があり、プロダクトの利用率やコンバージョンを上げたいプロジェクトに適しています。

例えば、株式会社グッドパッチでは以下の特徴・支援を実施しています。

  • UI/UXデザインからソフトウェア開発、事業開発まで対応
  • 2020年にデザイン会社として初めて東証マザーズに上場
  • クライアントの公式アプリで、リリースから半年で50万ダウンロードを達成

UI/UX特化型は、開発の前にユーザー理解を深めるリサーチや体験設計を行うため、要件定義フェーズに時間をかけるのが特徴です。

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システム開発会社28選一覧比較表

以下は、本記事で紹介するシステム開発会社の一覧比較表です。

サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
インプル
要問い合わせ
受託開発特化型
120名/React Native・Flutterのスマホアプリ開発
日立製作所
要問い合わせ
受託開発特化型
日立グループ/生成AIを使う開発フレームワーク
伊藤忠テクノソリューションズ
要問い合わせ
受託開発特化型
単体6,425名/クラウド・データ分析・セキュリティ
日本電気(NEC)
要問い合わせ
受託開発特化型
連結104,194名/基幹系のクラウド移行・モダナイゼーション
富士ソフト
要問い合わせ
受託開発特化型
単体10,153名/車載・組込み・医療機器ソフト
FBS
要問い合わせ
受託開発特化型
344名/銀行の勘定系・融資・AML
伸和トータルエンジニアリング
要問い合わせ
受託開発特化型
建設業向けの業務システム、ローコード開発
ワークスアプリケーションズ
要問い合わせ
プロダクト提供型
956名/大手企業向けERP「HUE」
オービック
要問い合わせ
プロダクト提供型
連結2,256名/自社ERP「OBIC7」を開発から導入まで自社で対応
Sky
要問い合わせ
プロダクト提供型
4,655名/金融・保険・医療の業務系と組込み
システムエグゼ
要問い合わせ
プロダクト提供型
726名/保険・生産管理、レガシーシステムの刷新
SCSK
要問い合わせ
プロダクト提供型
連結21,015名/基幹系と顧客接点系、24時間365日の運用
シーズウェブ
要問い合わせ
プロダクト提供型
物流・生産管理・送り状発行
三菱電機ソフトウエア
要問い合わせ
プロダクト提供型
5,224名/電力・鉄道・航空管制など11事業分野
Laboro.AI
要問い合わせ
先端技術特化型
117名/顧客ごとに設計するカスタムAI
SOTATEK JAPAN
要問い合わせ(ラボ型は月額固定)
先端技術特化型
グループ1,500名/Web・モバイル・ERP、システム移行
パーソルAVCテクノロジー
要問い合わせ
先端技術特化型
1,185名/組込み・IoT・評価検証
ココロザシ
要問い合わせ
先端技術特化型
2019年設立/ラボ型開発とAWS
GeNEE
要問い合わせ
先端技術特化型
グループ303名/他社開発システムの引き継ぎ
ベンジャミン
要問い合わせ
先端技術特化型
日本41名・ベトナム15名/AWSインフラとWebシステム
コアソフト
要問い合わせ
先端技術特化型
115名/業務システム・アプリのスクラッチ開発
グッドパッチ
要問い合わせ
UI/UX特化型
連結286名/UI/UXデザインとソフトウェア開発
エイチビーソフトスタジオ
月額定額制(金額は要問い合わせ)
UI/UX特化型
フルリモートの少人数チーム
blank canvas
要問い合わせ
UI/UX特化型
フリーランスエンジニアのギルド型チーム
Wur
要問い合わせ
UI/UX特化型
2019年設立/新規事業のMVP開発
クロス・コミュニケーション
要問い合わせ
UI/UX特化型
開発会社の切り替え・引き継ぎ
スパイスファクトリー
要問い合わせ
UI/UX特化型
連結116名/AIを使ったレガシーシステムの刷新
カコムス
要問い合わせ
UI/UX特化型
製造業の基幹・業務システム

【受託開発】に強みを持つシステム開発会社

受託開発に強みを持つシステム開発会社は次の7社です。7社は、得意な業界と、スマホアプリ・基幹系・組込みのどれを主に作るかで分かれます。

株式会社インプル

引用:株式会社インプル

株式会社インプルの強みは、iOSとAndroidのアプリを1つのコードで作るクロスプラットフォーム開発に絞っている点です。金融・ヘルスケア・小売・建設など、業界をまたいでスマートフォンアプリを開発しています。

React NativeとFlutterを使うため、OSごとに別々に作るより開発と改修の手間を抑えられます。アプリ本体に加えて、アプリとつながる管理画面やWebシステム、AWSのサーバー環境までまとめて開発できます。

スマートフォンアプリを軸に新しいサービスを立ち上げたい企業や、既存の業務をアプリにしたい企業に向いています。要件定義から保守・運用までを同じチームが担当し、札幌本社のほか北九州とベトナムにも開発拠点があります。

得意な開発領域と実績スマホアプリ(React Native・Flutter)/Webシステム/AWS。ゴールドウインのアプリ、モリタの積算システム
開発体制と規模120名/札幌本社・北九州・ベトナム子会社
保守・運用の体制開発後の保守・運用まで対応
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社日立製作所

引用:株式会社日立製作所

株式会社日立製作所の強みは、社会インフラや金融のように止めることができない大規模な基幹系システムを作れる点です。長期間にわたって安定して動かすことを前提に、設計から開発までを進めます。

多くの技術者が関わる案件でも品質がそろうよう、標準化された開発基盤とフレームワークを使います。開発工程への生成AIの活用にも取り組んでおり、詳細設計書からソースコードを自動で生成する仕組みを整えています。

全社規模の基幹システムを刷新したい大企業や、長期間の安定稼働が求められるシステムを発注したい企業・団体に向いています。

得意な開発領域と実績社会インフラ・金融の基幹系システム/生成AIを使う開発フレームワーク
開発体制と規模大手(日立グループ)
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

引用:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の強みは、アプリケーションの開発だけでなく、クラウド基盤やセキュリティまでを含めてシステム全体を組み立てられる点です。コンサルティングから運用・保守までの全工程を自社グループで担当します。

クラウド・AI・データ分析・セキュリティの分野に力を入れており、システムの構築とあわせて、インフラの監視やセキュリティの運用まで任せられます。卸売・金融・製造・通信など、幅広い業界の案件に対応しています。

アプリとインフラの発注先を分けず、システム全体を1社にまとめて任せたい企業に向いています。グループ全体で1万人を超える人員がおり、大規模な案件にも対応できます。

得意な開発領域と実績クラウド・AI・データ分析・セキュリティ/卸売・金融・製造・通信
開発体制と規模単体6,425名・グループ12,862名/事業所18か所
保守・運用の体制運用・保守まで一貫対応
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

日本電気株式会社

引用:日本電気株式会社

日本電気株式会社(NEC)の強みは、長く使ってきた基幹システムを、クラウドへ移しながら作り直すモダナイゼーションです。古い技術基盤のまま動いているシステムを、新しい環境で使い続けられる形に整えます。

ERP・販売・生産・金融・CRMなどの基幹系を対象に、データセンターからの移行も含めて請け負います。移行したあとは、複数のクラウドをまとめて管理する運用・保守サービスで、稼働後の運用まで任せられます。

古い基幹システムの保守が難しくなり、作り直しやクラウドへの移行を検討している企業に向いています。2026年10月にNECソリューションイノベータを統合し、官公庁・自治体や企業向けのシステム開発もNECが担っています。

得意な開発領域と実績基幹系(ERP・販売・生産・金融・CRM)のクラウド移行/データセンター移行
開発体制と規模連結104,194名
保守・運用の体制移行後の運用・保守/マルチクラウドの運用サービス
既存システムの改修・連携レガシーシステムのモダナイゼーション
料金要問い合わせ

富士ソフト株式会社

引用:富士ソフト株式会社

富士ソフト株式会社の強みは、自動車や医療機器などの機器の中で動くソフトウェアを開発できる点です。車載ソフトや組込みソフトといった、業務システムとは別の専門知識が必要な領域を得意としています。

ソフトウェアで車の機能を更新していくSDVや、車載ソフトの標準規格AUTOSARへの対応など、自動車分野の新しい開発にも取り組んでいます。AI・ロボットの開発や、業務部門と開発部門が一体で改善を続けるBizDevOpsの支援も行っています。

製品に組み込むソフトウェアや、機器と連動するシステムを開発したいメーカーに向いています。

得意な開発領域と実績車載(SDV・AUTOSAR)/組込み/医療機器ソフト/AI・ロボット
開発体制と規模単体10,153名・連結20,678名
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社FBS

引用:株式会社FBS

株式会社FBSの強みは、銀行の勘定系・預金・為替・融資などの業務システムに専門を絞っている点です。銀行業務の知識を持つエンジニアが設計から開発までを担当します。

近年はマネーロンダリング対策(AML)のシステムにも取り組み、顧客情報をもとにしたリスク評価や、取引情報からのアラート検知の調整に対応しています。銀行以外では、公共システムや医療レセプトのシステムも開発しています。

金融機関や、金融業務に近いシステムを開発したい企業に向いています。業務の専門用語や規制を前提に話を進められるため、要件定義での説明の手間を減らせます。

得意な開発領域と実績銀行(勘定系・預金・為替・融資・国際)/AML/公共/医療レセプト
開発体制と規模344名+パートナー55社167名/東京・神田
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社伸和トータルエンジニアリング

引用:株式会社伸和トータルエンジニアリング

株式会社伸和トータルエンジニアリングの強みは、建設業の業務を知ったうえでシステムを作れる点と、ローコードツールで短期間に開発できる点です。建設コンサルタント業から始まった、大阪のシステム開発会社です。

業務の内容に合わせてゼロから作るスクラッチ開発と、ローコードツールを使った開発を使い分けられます。建設業の人材育成のWebシステムや、試験設備の予約システムなど、現場の業務に近いシステムを手がけています。

建設業の業務システムを作りたい企業や、予算と期間を抑えて社内の業務システムを整えたい中小企業に向いています。導入後の保守・運用に加え、クラウドサーバーの運用代行も任せられます。

得意な開発領域と実績業務系のスクラッチ開発・ローコード開発/建設業の人材育成Webシステム・試験設備の予約システム
開発体制と規模大阪/創業30年以上
保守・運用の体制導入後の保守・運用/クラウドサーバーの運用代行
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

【プロダクト提供】に強みを持つシステム開発会社

自社のパッケージ製品や業界の業務知識をもとに開発する会社は次の7社です。7社は、自社製品をそのまま使うか、業界ごとの業務に合わせて作り込むかで分かれます。

株式会社ワークスアプリケーションズ

引用:株式会社ワークスアプリケーションズ

株式会社ワークスアプリケーションズの強みは、大手企業向けERP「HUE」の標準機能をもとに、会計・購買・人事などの基幹業務を整えられる点です。一から作らず、製品の機能に業務を合わせる進め方が基本です。

個別に作り込む部分が少ないため、導入までの期間と費用を抑えやすい進め方です。製品の導入に加えて、専属チームがシステム開発を支援するラボ型の開発にも対応しています。

グループ会社が多い大企業で、会計や人事の仕組みを統一したい企業に向いています。導入後も伴走型のサポートで運用を支援します。

得意な開発領域と実績大手企業向けERP(会計・購買・人事)/ジェイテクトのグループ17社で同時稼働
開発体制と規模956名/国内6拠点・上海・シンガポール・チェンナイ
保守・運用の体制導入後の伴走型サポート
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社オービック

引用:株式会社オービック

株式会社オービックの強みは、自社開発のERP「OBIC7」を、開発から導入、サポートまで自社の社員だけで担当する点です。製品を作った会社がそのまま導入と運用相談を受けるため、窓口が1つで済みます。

化学・鉄鋼・食品・流通・建設・金融など、業種ごとの業務に合わせてOBIC7を組み立てます。パッケージを土台にするため、ゼロから作るよりも業務に必要な機能をそろえやすい進め方です。

業種に合ったERPを導入し、導入後の相談も同じ会社にまとめたい中堅・大企業に向いています。導入後は運用サポートとサポートセンターで問い合わせに対応しています。

得意な開発領域と実績ERP「OBIC7」/化学・鉄鋼・食品・流通・建設・金融
開発体制と規模連結2,256名/東証プライム
保守・運用の体制運用サポート/サポートセンター(平日9:00〜17:30)
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

Sky株式会社

引用:Sky株式会社

Sky株式会社の強みは、業務系システムと、機器に組み込むソフトウェアの両方を開発できる点です。Dynamics 365やSAPといったパッケージを業務に合わせてカスタマイズする開発にも対応しています。

金融・保険・医療・放送・建設・不動産など、業界ごとの業務システムを30年以上開発してきました。AWS・Azureなどのクラウドを使った開発や、アジャイル開発にも対応しています。

業界固有の業務に合わせたシステムを作りたい企業や、導入済みのパッケージを自社向けに作り込みたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績業務系(金融・保険・医療・放送・建設・不動産)と組込み/保険の新契約業務システム・内視鏡ITシステム
開発体制と規模4,655名/東京・大阪の2本社
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携パッケージ(Dynamics 365・SAP)のカスタマイズ
料金要問い合わせ

株式会社システムエグゼ

引用:株式会社システムエグゼ

株式会社システムエグゼの強みは、保険業務の知識と、メインフレームなどの古いシステムを新しい環境に移すマイグレーションの技術です。販売管理・生産管理・医療・会計のシステムも開発しています。

保険の契約や精算などの業務を長く手がけてきたため、保険業務の流れを前提に要件を詰められます。メインフレームからオープン系、クラウドまで幅広い環境に対応し、古いシステムの刷新やクラウドへの移行を請け負います。

長く使ってきたシステムを新しい環境へ移したい企業や、保険業務のシステムを開発したい企業に向いています。開発後の運用・保守のサービスも提供しています。

得意な開発領域と実績保険・販売管理・生産管理・医療・会計/出光興産のプラント保守業務DX
開発体制と規模726名/東証スタンダード
保守・運用の体制運用・保守サービス
既存システムの改修・連携マイグレーション/レガシー刷新/クラウド移行
料金要問い合わせ

SCSK株式会社

引用:SCSK株式会社

SCSK株式会社の強みは、会計・生産などの基幹系(SoR)と、顧客との接点になるWeb・アプリ(SoE)の両方を1社で開発できる点です。システムを作ったあとは、24時間365日のシステム運用まで任せられます。

ERP・BI・会計などの基幹システムに加えて、クラウドサービスやネットワーク基盤の構築まで手がけています。オンプレミス・クラウド・その組み合わせなど、顧客に合うシステム構成を提案します。

社内の基幹システムと顧客向けのサービスをつなげて整えたい企業や、運用まで長期で任せたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績基幹系(SoR)と顧客接点系(SoE)/顧客約10,000社
開発体制と規模連結21,015名/事業拠点11
保守・運用の体制24時間365日のシステム運用/保守・継続改善
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

シーズウェブ株式会社

引用:シーズウェブ株式会社

シーズウェブ株式会社の強みは、物流と工場の現場業務に絞ったシステム開発です。送り状発行・生産管理・販売管理など、現場で毎日使う仕組みを作ります。

物流業界の企業を主な取引先とし、工場の設備の稼働状況を見える化するIoTシステムも共同で開発しています。通関士や簿記の資格を持つ社員が在籍し、業務の中身を理解したうえで設計します。

物流会社や製造業で、現場の業務に合ったシステムを作りたい企業に向いています。今あるシステムの良いところを残しながら作り直す相談もできます。

得意な開発領域と実績物流・生産管理・販売管理・送り状発行/IoT GO(久野金属工業と共同開発)
開発体制と規模名古屋本社/2009年設立
保守・運用の体制保守・運用/電話受付は平日9〜18時
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

三菱電機ソフトウエア株式会社

引用:三菱電機ソフトウエア株式会社

三菱電機ソフトウエア株式会社の強みは、電力系統・列車・航空管制・人工衛星など、社会インフラを制御するシステムの開発です。FAや防衛を含む11の事業分野で開発を手がけています。

原子力発電の制御や列車の運行管理など、止まると社会に影響が出るシステムを開発してきました。提案から要件定義・設計・構築・テストまでの工程と、インフラ基盤の構築までを一貫して担当します。

高い信頼性が求められる制御システムや、公共性の高いシステムを開発したい企業・団体に向いています。

得意な開発領域と実績電力系統・列車・航空管制・人工衛星・FA・防衛など11事業分野
開発体制と規模5,224名/33拠点
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

【先端技術に特化】したシステム開発会社

AIやクラウドなどの技術に強いシステム開発会社は次の7社です。7社は、AI・クラウド・組込みのどの技術を軸にするかと、開発チームの組み方で分かれます。

株式会社Laboro.AI

引用:株式会社Laboro.AI

株式会社Laboro.AIの強みは、既製のAI製品を使わず、顧客ごとの課題に合わせて専用のAIを設計する「カスタムAI」です。顧客のデータと業務の流れを分析してから、AIの仕組みを決めます。

最適化、AIエージェント、生成AIなど、課題に合わせて使う技術を選び、12の業界で開発を手がけています。

自社固有の業務課題を、既製のツールでは届かない形でAIに任せたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績カスタムAI(最適化・AIエージェント・生成AI)/12業界
開発体制と規模117名/東京・銀座/2016年設立
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社SOTATEK JAPAN

引用:株式会社SOTATEK JAPAN

株式会社SOTATEK JAPANの強みは、日本とベトナムの開発拠点を組み合わせて、開発の人員を確保しやすい点です。Web・モバイルアプリ・ERPの開発に加え、データベースやクラウド、プラットフォームの移行も請け負います。

ITコンサルティングから設計・開発・テスト・保守までを担当し、保守はSLA(サービス品質の取り決め)に沿って続けます。Salesforceの開発にも対応しています。

まとまった人数で継続的に開発を進めたい企業や、既存システムを新しい環境に移したい企業に向いています。月額固定でチームを確保するラボ型の契約も選べます。

得意な開発領域と実績Web・モバイル・ERP/Salesforce/システム移行
開発体制と規模グループ1,500名/東京・大阪・福岡+ベトナム3拠点
保守・運用の体制SLAに沿った継続保守
既存システムの改修・連携データベース・クラウド・プラットフォームの移行
料金要問い合わせ(ラボ型開発は月額固定)

パーソルAVCテクノロジー株式会社

引用:パーソルAVCテクノロジー株式会社

パーソルAVCテクノロジー株式会社の強みは、組込みソフト・IoT・AIから評価検証まで、ハードウェアとソフトウェアにまたがる開発を社内で一貫して行う点です。電機メーカーの製品開発に長く携わってきました。

機器の制御ソフトから、センサーとつながるIoT、AIの組み込みまで手がけてきました。ソフトウェアの評価検証まで社内で行えるため、製品の品質確認までまとめて任せられます。Web・クラウドのシステムも開発から運用・保守まで担当します。

機器とつながるIoTシステムや、ハードウェアとソフトウェアの両方が関わる製品を開発したいメーカーに向いています。

得意な開発領域と実績組込み・IoT・AI・Web/クラウド・評価検証/パナソニック製品の開発40年以上
開発体制と規模1,185名/大阪・高槻本社
保守・運用の体制Web・クラウドは運用・保守まで対応
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社ココロザシ

引用:株式会社ココロザシ

株式会社ココロザシの強みは、顧客ごとに専任のエンジニアチームを組み、一定期間の稼働を確保するラボ型開発です。仕様を固めきらずに、チームと相談しながら開発を進められます。

フロントエンド・サーバーサイド・モバイル・インフラの技術者をそろえ、Webサービスやスマホアプリを開発します。AWS環境の構築から運用・保守、コストの最適化までを支援しており、システムを作ったあとの定着支援まで同じチームが担当します。

新しいサービスを継続的に改善したい企業に向いています。

得意な開発領域と実績Web・スマホアプリ・AWS/ラボ型開発
開発体制と規模東京・南青山/2019年設立
保守・運用の体制保守・サポート・定着支援まで一貫対応
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社GeNEE

引用:株式会社GeNEE

株式会社GeNEEの強みは、在庫・流通・生産管理などの基幹システムをゼロから作るスクラッチ開発と、他社が開発したシステムの引き継ぎです。前の開発会社から保守を引き継ぎ、改修を続ける案件も請け負います。

パッケージを使わず、企業の根幹になるシステムを業務に合わせて一から作ります。企画・調査から設計・開発・保守運用までをまとめて任せられます。

今のシステムの開発会社を変えたい企業や、パッケージでは合わない独自の業務をシステム化したい企業に向いています。東京・大阪・名古屋・福岡・北海道に拠点があります。

得意な開発領域と実績基幹・業務・Webシステム・アプリ・AI/全国2,000店舗の薬局を結ぶ受発注管理システム
開発体制と規模グループ303名/東京・大阪・名古屋・福岡・北海道+海外
保守・運用の体制開発後の継続サポート
既存システムの改修・連携他社開発システムの引き継ぎ
料金要問い合わせ

株式会社ベンジャミン

引用:株式会社ベンジャミン

株式会社ベンジャミンの強みは、AWSのインフラ構築とWeb・業務システムの開発を、同じエンジニアがまとめて担当する点です。インフラとアプリケーションの担当が分かれないため、設計の意図が運用まで伝わります。

AWSを使ったクラウドのWebシステムを得意とし、要件定義から設計、開発後の保守・運用までを一貫して担当します。要望が固まっていない段階でも、ヒアリングを通じて必要な機能を具体的にしていきます。生成AIやSalesforceを使った開発や、既存システムのリニューアルにも対応しています。

クラウドで動くWebシステムを、小規模なチームで素早く作りたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績AWSインフラ・Web/業務システム・生成AI・Salesforce
開発体制と規模日本41名・ベトナム15名/2017年設立
保守・運用の体制開発後の保守・運用
既存システムの改修・連携既存システムのリニューアル
料金要問い合わせ

株式会社コアソフト

引用:株式会社コアソフト

株式会社コアソフトの強みは、システムを使う人の業務の流れを聞き取ってから仕様を決める、スクラッチ開発の進め方です。文書管理やワークフローなど、社内の業務システムを得意としています。

現場の目線で必要な機能を決めながら作り、サーバーの構築から保守までを社内で担当します。運用が始まってからの相談も、開発した会社にそのままできます。

社内の業務に合わせた業務システムやアプリを一から作りたい企業や、既存業務のデジタル化を進めたい企業に向いています。東証スタンダード上場のハイマックスの100%子会社です。

得意な開発領域と実績業務システム・アプリのスクラッチ開発/既存業務のDX支援
開発体制と規模115名/東京・浅草橋・東広島/ハイマックスの100%子会社
保守・運用の体制サーバー構築から保守まで社内で対応
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

【UI/UXに特化】したシステム開発会社

使いやすさの設計から開発までを任せられるシステム開発会社は次の7社です。7社は、デザインから入るか、小さく作って改善を回すか、既存システムの作り直しから入るかで分かれます。

株式会社グッドパッチ

引用:株式会社グッドパッチ

株式会社グッドパッチの強みは、画面や操作の設計から入り、デザイナーとエンジニアが一緒に開発を進める点です。新規事業の立ち上げや、事業の方向性の整理から相談できます。

利用者へのインタビューや体験の設計から始め、画面のデザイン、プロトタイプ、実装までを1つのチームで進めます。リリース後は、データ分析と改善の提案にも専門の担当者が伴走します。

利用者に選ばれるアプリやWebサービスを作りたい企業や、新規事業をデザインの視点から組み立てたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績UI/UXデザイン・事業開発・ソフトウェア開発
開発体制と規模連結286名/東京・大阪/上場
保守・運用の体制要問い合わせ
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ

株式会社エイチビーソフトスタジオ

引用:株式会社エイチビーソフトスタジオ

株式会社エイチビーソフトスタジオの強みは、小さく作って改善を繰り返す進め方と、開発するエンジニアと直接やり取りできる体制です。要望をその場でエンジニアに伝えられるため、細かな調整が早く進みます。

必要な機能から小さく作ってリリースし、使いながら改善を重ねます。AWSなどのクラウドを使った開発を得意とし、モバイルアプリ・Webサービス・業務システムに対応しています。開発が終わったあとは、契約を切り替えて保守に移れます。

予算を月ごとに区切りながらシステムを少しずつ育てたい企業や、エンジニアと直接相談しながら進めたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績AWS・Web/モバイル・業務システム
開発体制と規模フルリモート/1999年設立
保守・運用の体制月額の変更で保守プランへ移行
既存システムの改修・連携既存システムの作り直し
料金月額定額制(金額は要問い合わせ)

株式会社blank canvas

引用:株式会社blank canvas

株式会社blank canvasの強みは、フリーランスのエンジニアが集まるギルド型のチームで、案件に合う技術を持つ人を集めて開発する点です。Web・アプリに加え、AIやブロックチェーンを使った開発にも対応しています。

フリーランスのメンバーが中心のため、平日の夜や土日も稼働でき、短い納期の案件にも対応しやすい体制です。スタートアップの立ち上げ経験者や、個人でアプリを公開しているメンバーが在籍しています。リリース後の保守と継続的な改善も任せられます。

新しい技術を使ったサービスを、必要な人数だけで素早く作りたいスタートアップに向いています。

得意な開発領域と実績Web・iOS/Androidアプリ・AI・ブロックチェーン
開発体制と規模フリーランスエンジニアのギルド型チーム/東京・西新宿
保守・運用の体制保守・継続改善
既存システムの改修・連携要問い合わせ
料金要問い合わせ(工数の目安:Webアプリ1〜15人月、モバイルアプリ0.5〜4人月)

Wur株式会社

引用:Wur株式会社

Wur株式会社の強みは、新規事業の最初の製品(MVP)を、UX/UIの設計から開発まで一気に作る点です。ビジネスモデルの設計やマネタイズの方法も、開発と並行して相談できます。

スタートアップやベンチャー企業のサービス立ち上げを中心に手がけ、React NativeやFlutter、Firebaseなどを使って、少ない工数で最初の製品を形にします。月額でチームを確保するラボ型の開発にも対応しています。

新規事業の仮説を早く形にして検証したい企業に向いています。ほかの開発会社に依頼中の案件について、セカンドオピニオンも受け付けています。

得意な開発領域と実績新規事業・MVP・UX/UI・ラボ型開発
開発体制と規模東京・中野+ベトナム/2019年設立/ハイブリッドテクノロジーズのグループ会社
保守・運用の体制保守・運用に対応
既存システムの改修・連携既存の開発会社へのセカンドオピニオン
料金要問い合わせ

株式会社クロス・コミュニケーション

引用:株式会社クロス・コミュニケーション

株式会社クロス・コミュニケーションの強みは、アプリとWebシステムの開発に、UI/UXの設計とテストまでを組み合わせて請け負う点です。いまの開発会社から乗り換える案件や、他社が作ったシステムの引き継ぎにも対応します。

会員管理・EC・SNS連動など、利用者が直接触れるWebシステムの開発を手がけています。マーケティングリサーチのグループ会社として、利用者のデータをもとにした改善提案や、保守・運用を丸ごと任せるアウトソーシングも提供しています。

既存のアプリやWebサービスの使い勝手を見直したい企業や、保守・運用まで1社に任せたい企業に向いています。

得意な開発領域と実績アプリ・Web・UI/UX・テスト
開発体制と規模東京・札幌/2011年設立/クロス・マーケティンググループ
保守・運用の体制保守・運用のアウトソーシング
既存システムの改修・連携開発会社の切り替え・引き継ぎ
料金要問い合わせ

スパイスファクトリー株式会社

引用:スパイスファクトリー株式会社

スパイスファクトリー株式会社の強みは、動くプロトタイプを早い段階で作り、顧客と画面を確かめながら開発を進める点です。AIを使って古いシステムを分析し、作り直す「AIモダナイゼーション」にも取り組んでいます。

小さな規模でリリースと改善を繰り返すアジャイル開発を基本にしており、仕様の変更や追加に対応しやすい進め方です。リリース後のアクセス解析やコンテンツ改善まで担当します。

完成形のイメージを画面で確かめながら決めたい企業や、古い業務システムを使いやすく作り直したい企業に向いています。

得意な開発領域と実績AI・デザイン・業務/Webシステム
開発体制と規模単体90名・連結116名/東京・大阪・福岡
保守・運用の体制運用・保守・改善
既存システムの改修・連携AIモダナイゼーション(レガシーシステムの診断と刷新)
料金要問い合わせ

カコムス株式会社

引用:カコムス株式会社

カコムス株式会社の強みは、製造業の生産管理・販売管理・会計といった基幹システムと、Accessなどで作られた社内ツールの作り直しです。AccessからPower Platformへの移行や、オンプレミスからクラウドへの移行を手がけています。

.NET・Java・COBOLなど新旧の言語に対応し、ISO9001に基づく品質管理のもとで開発します。古い言語で作られたシステムの改修から、新しい環境への移行までを同じ会社に任せられます。

製造業で、現場が作ってきたツールや古い基幹システムを整理し直したい企業に向いています。企画から運用・保守までを一括で請け負います。

得意な開発領域と実績基幹・業務システム(製造業中心)
開発体制と規模大阪・東京・名古屋・福岡/1971年設立
保守・運用の体制運用・保守までワンストップ
既存システムの改修・連携Access→Power Platform、オンプレミス→クラウドの移行
料金要問い合わせ

まとめ

システム開発会社は、案件の大きさに合う規模の会社を選び、4つの比較ポイントで候補を絞ると、見積もりの比較がしやすくなります。費用は「人月単価×工数」で決まり、10人月未満の開発でも平均850万円が目安です。

まずは、以下の項目にて、自社に合ったタイプを選びましょう。

受託開発特化型要件定義から設計、開発、テスト、納品までを一貫して請負契約で進める
プロダクト提供型自社で開発したパッケージ製品やSaaSをベースに、要望に合わせてカスタマイズして提供
先端技術特化型AIやIoTなどの技術を使い、PoC(概念実証)から商用システムへの実装までを行う
UI/UX特化型利用者が使いやすいと感じる画面や操作の流れを作ることを重視

そのうえで、以下4つの比較ポイントで候補を絞り込みます。

  • 得意な開発領域と実績が自社の案件に近いか
  • 開発体制と規模が案件の大きさに合っているか
  • 保守・運用の体制が決まっているか
  • 既存システムの改修・連携に対応できるか

この記事がシステム開発会社選びの一助になれば幸いです。

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