Dify導入支援会社おすすめ12選比較。費用相場とタイプ別の選び方を解説
「Difyを触ってみたものの、社内展開の進め方がわからない」
「セキュリティ要件を満たすDify環境を、どう用意すればいいのか」
Difyはノーコードで生成AIアプリを構築できるプラットフォームですが、実際に業務へ組み込もうとすると、環境の準備・社内データの整備・既存システムとの連携といった、ノーコードだけでは片づかない工程が必ず出てきます。この段階でつまずき、PoCのまま止まってしまう企業は少なくありません。
そこで選択肢になるのが、Dify導入支援会社です。本記事では、Dify導入支援の費用相場と支援会社の選び方を解説したうえで、タイプ別におすすめの12社を紹介します。自社に合った依頼先を選べる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
Dify導入支援とは?自社導入との違い
Dify導入支援とは、Difyを使った生成AIアプリの企画から、環境構築・アプリ開発・運用保守・社内教育までを代行・伴走してもらえるサービスです。
Dify自体はノーコードで操作できるため、「わざわざ外部に頼まなくても自社でできるのでは」と考える方もいます。実際、個人利用や部署内での試用であれば自社だけで十分に始められます。判断が分かれるのは、業務データを扱い、複数部門に展開する段階です。
| 項目 | 自社だけで導入する場合 | 支援会社に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 環境の準備 | Dify Cloudにサインアップすればすぐ使える | 自社クラウドやオンプレへのセルフホスト構築まで対応 |
| セキュリティ設計 | SSO・IP制限・監査ログの設計を自社で行う必要あり | 要件定義から設計・実装まで代行 |
| 業務への適用 | どの業務をAI化するかを自社で見極める | 業務プロセスのヒアリングからAI化ポイントを特定 |
| 運用・バージョンアップ | 頻繁に出る新バージョンへの追随を自社で対応 | 監視・障害対応・バージョンアップ対応を保守に含められる |
| 向いている企業 | 一部門で試用する段階の企業 | 業務データを扱い、全社展開を見据える企業 |
つまり「試す」だけなら自社で完結しますが、「業務で使い続ける」段階に入ると外部の手が必要になるというのが実態です。まずは自社がどちらの段階にいるかを見極めることが、支援会社選びの出発点になります。
Difyに限らず生成AIの導入全般を外部に相談したい場合は、より広い範囲を扱う支援会社も選択肢になります。
関連記事:生成AI導入支援サービス15選比較。費用相場からタイプ別の選び方まで
Dify導入支援会社に依頼できる業務
Dify導入支援会社には、以下のような業務を依頼できます。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 環境構築・セットアップ | Dify Cloudの初期設定、またはAWS・Google Cloud・Azure・オンプレへのセルフホスト構築 SSO連携・IP制限・監査ログなどのセキュリティ設計を含む |
| AIアプリ・ワークフロー開発 | チャットボット・ワークフロー・AIエージェントの設計と実装 RAG(社内文書検索)の知識ベース設計もここに含まれる |
| 既存システム・SaaS連携 | Google Workspace・Microsoft 365・Slack・基幹システムなどとのAPI連携開発 |
| 運用保守・バージョンアップ対応 | 稼働監視、障害対応、Difyの新バージョンへの追随、プロンプトや検索精度の改善 |
| 研修・内製化支援 | 社員向けハンズオン研修、推進担当者の育成、社内展開用マニュアルの整備 |
依頼範囲は会社によって大きく異なり、環境構築だけを請け負う会社もあれば、業務の棚卸しから研修まで一貫して対応する会社もあります。まずは自社に足りていない工程がどこかを整理してから、その工程をカバーできる会社を探すのが近道です。
なお、Difyはノーコードツールの一種です。ほかのノーコードツールとの棲み分けを整理しておくと、Difyで作るべきものと別ツールで済ませるべきものが切り分けられます。
関連記事:ノーコードツール比較16選。タイプ別の選び方とおすすめを解説
Dify導入支援の費用相場
Dify導入の費用は「支援会社への委託費」だけではありません。ここを分けずに見積もると、稟議に出した金額と実績が合わなくなります。まずは費用の構造から整理します。
費用は「Dify本体」と「支援会社」の二層で発生する
Dify導入にかかる費用は、Dify本体にかかる費用と支援会社に払う費用の二層に分かれます。支援会社の見積書に載るのは後者だけなので、前者は自社で足し込む必要があります。
| 層 | 費目 | 支払先 | 目安 |
|---|---|---|---|
| Dify本体 | Difyライセンス費 | Dify社または国内の販売パートナー | Dify Cloudは Professional が590ドル/ワークスペース/年 Team が1,590ドル/ワークスペース/年 セルフホストのCommunity版は無償 |
| Dify本体 | LLMのAPI利用料 | OpenAI・Anthropic・Googleなどのモデル提供元 | 利用量に応じた従量課金 Difyのライセンス料には含まれない |
| Dify本体 | クラウドインフラ利用料 | AWS・Google Cloud・Azureなど | セルフホストの場合のみ発生 |
| 支援会社 | 初期構築・開発費 | 支援会社 | 一括払い 構築範囲とセキュリティ要件で変動 |
| 支援会社 | 運用保守費 | 支援会社 | 月額 バージョンアップ対応を含むかで変動 |
| 支援会社 | 研修・内製化支援費 | 支援会社 | 受講人数×単価が一般的 |
リコーも公式サイトで「LLM利用料金はDifyライセンス料に含まれない」と明記しているとおり、ライセンス費とAPI利用料は必ず別建てで考える必要があります。
支援内容別の費用相場
本記事で紹介する支援会社のうち、公式サイトに料金を掲載している会社の記載をもとに整理すると、支援内容別の目安は以下のとおりです。
| 支援内容 | 費用の目安 | 概要 |
|---|---|---|
| セルフホスト環境の初期構築 | 40万円〜 | 自社クラウド上へのDify構築、SSO・IP制限・監査ログなどのセキュリティ設計、運用手順書の整備 |
| PoC支援(2〜4週間) | 80万円〜 | 業務テーマの整理と優先度付け、ワークフローの実装、効果検証レポートまで |
| 運用保守(月額) | 月10万円〜 | 稼働監視、障害対応、Difyのバージョンアップ対応 |
| 伴走支援(月額) | 月30万円〜 | アプリの追加・改善を継続的に伴走。横展開テンプレートの整備を含む場合もある |
| 研修(1名あたり) | 基礎編 5万円〜/応用編 10万円〜 | ハンズオン形式。オンライン実施は半額が目安 |
多くの支援会社は料金を公開せず個別見積もりとしているため、上記はあくまで最小構成の目安として捉えてください。実際の金額は、次に挙げる3つの要因で大きく動きます。
費用が変動する3つの要因
見積もりが会社ごとに何倍も違って見えるのは、この3つの前提が揃っていないからです。それぞれについて「どれくらい効くか」と「見積もり時にそのまま聞ける確認質問」をセットで押さえておきましょう。
1. Difyクラウド版を使うか、セルフホストするか
この選択だけで、費用の構造そのものが変わります。クラウド版はライセンス費だけで完結しますが、セルフホストは「初期構築費」「クラウドインフラ利用料」「運用保守費」の3つが別立てで発生します。Dify Cloudの Professional が年590ドルで始められるのに対し、セルフホストは初期構築40万円〜に加えて運用保守が月10万円〜かかる、という差になります。
見落としやすいのがバージョンアップの負担です。DifyはGitHub上で公開されているリリース履歴を見ると、v1.16.0(2026年7月17日)→ v1.16.1(7月28日)→ v1.17.0(8月25日)と月1回以上のペースで新バージョンが出ており、セルフホストではこの追随作業が毎回発生します。保守契約に含まれているかどうかで、実質の月額が変わります。
確認質問
「バージョンアップ対応は月額保守に含まれますか。年間で何回の対応を想定していますか」
2. RAGに使う社内文書が、そのまま読み込める状態か
見積もりが跳ね上がる原因は、Difyの構築そのものよりも、その手前にあるデータ整備であることがほとんどです。スキャンしただけのPDF、書式がバラバラのExcel台帳、更新が止まった社内Wikiは、前処理を挟まないと検索精度が出ません。この工程は数十万円から数百万円まで振れ幅が大きく、見積書の差が最も出る費目です。
自社のドキュメントがテキスト化されていない、または部署ごとにフォーマットが違うという心当たりがある場合は、必ず見積もり前に確認してください。
確認質問
「この形式のファイルの前処理は見積もりに含まれますか。含まれない場合、追加でいくらかかりますか」
3. LLMのAPI利用料は、支援会社への費用とは別に増え続ける
委託費が固定であるのに対し、API利用料だけは使われるほど増える唯一のコストです。しかも精度を上げるために上位モデルへ切り替えると、同じ利用回数でも単価が数倍になります。「社内展開したら想定の何倍になった」という事態が起きるのは、ほぼこの費目です。
確認質問
「想定利用回数でのAPI費の試算を出してもらえますか。上位モデルに切り替えた場合の差額も知りたいです」
この3つを踏まえると、Dify導入の実質コストは次の式で見るのが正確です。
実質コスト = 支援会社への委託費(初期+月額×12) + Difyライセンス費 + LLM API利用料 + 社内担当者の工数
支援会社の見積書に載るのは1項目目だけです。残りの3つを自分で足さないと、稟議に出した金額と実績が合わなくなります。
そしてもう一点、2年目以降の費用は「内製化支援を受けたかどうか」で分かれます。アプリの追加や改修を外部に依頼し続ける場合は伴走費が毎年発生しますが、社内に作れる人を育てておけば、2年目以降は運用保守だけに絞れます。初年度の見積額だけで比べると、この差が見えません。後述するタイプ分類で内製化・研修を重視する会社を別枠にしているのは、この理由からです。
導入規模別の初年度総額イメージ
前提条件を揃えて、初年度に支援会社へ支払う総額を試算すると以下のようになります。
前提
・セルフホスト構成/DifyはCommunity版(無償)を利用
・LLMのAPI利用料とクラウドインフラ利用料は別途
・公式サイトに料金を掲載している支援会社の記載をもとに算出
| 進め方 | 初期費用 | 月額 | 初年度の委託費合計 |
|---|---|---|---|
| ① 最小構成:環境を作ってもらい、運用は自社主導 | 初期構築 40万円〜 | 運用保守 10万円〜 | 160万円〜 |
| ② 標準構成:PoCから伴走してもらう | PoC支援 80万円〜 | 運用保守+伴走 40万円〜 | 560万円〜 |
| ③ 全社構成:ライセンスごと任せて全社展開する | 要問い合わせ | 要問い合わせ | Enterpriseライセンス費が加わるため要問い合わせ |
①と②の差は約400万円です。この差額の大半は「業務の棚卸しとPoCを誰がやるか」で決まります。社内に推進担当を置けるなら①、置けないなら②が現実的な選択肢になります。
Dify導入支援会社を選ぶ際に確認すべき4つの比較ポイント
Dify導入支援会社は、サービス名が似ていても対応範囲がまったく異なります。後述するタイプ別の選び方に入る前に、どの会社にも共通して確認しておきたい4つのポイントを押さえておきましょう。
- 対応できる支援範囲
- Dify環境の提供形態
- 既存システム・SaaSとの連携
- 内製化・社内定着の支援
対応できる支援範囲
Dify導入は「業務の棚卸し → 環境構築 → アプリ開発 → 運用保守 → 社内展開」という流れで進みます。支援会社によって、この工程のどこを引き受けるかが違います。
インフラに強い会社は環境構築と運用保守が中心で、業務のどこをAI化するかは自社で決める前提になっていることがあります。逆にコンサル起点の会社は上流の整理が得意な一方、セルフホストの構築は他社に任せる場合があります。自社に足りない工程と、支援会社が引き受ける工程がずれていると、結局もう1社探すことになります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 業務の棚卸し・PoCテーマの選定から相談できるか
- 環境構築のあと、運用保守まで同じ会社が担当するか
- 対応しない工程がある場合、どこまでが範囲かが明示されているか
Dify環境の提供形態
Difyには、Dify社が提供するクラウド版と、自社のサーバーやクラウド上に構築するセルフホスト版があります。扱うデータの機密性によって、どちらを選ぶかは自動的に決まります。
顧客情報や設計データなど社外に出せない情報を扱うなら、セルフホストが前提になります。この場合、AWS・Google Cloud・Azureのうち自社が使っているクラウドに対応しているか、オンプレミス構築に対応しているかが選定条件になります。加えて、SSO連携・IP制限・監査ログといった要件を設計段階から扱えるかも確認が必要です。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 自社が利用しているクラウド(AWS/Google Cloud/Azure)に対応しているか
- オンプレミス環境への構築に対応しているか
- SSO・IP制限・監査ログなどのセキュリティ要件を設計に含められるか
既存システム・SaaSとの連携
Difyで作ったアプリが単体で完結することは、実際にはほとんどありません。社内の情報がどこにあるかによって、必要な連携先が決まります。
たとえば社内文書がGoogle Workspaceにあるならドライブとの連携が、問い合わせ対応に使うならSlackやLINEとの連携が必要になります。基幹システムのデータを参照させたい場合は、API開発ができる体制があるかが分かれ目です。ノーコードだけでは届かない部分をコードで実装できるかどうかで、実現できる範囲が変わります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 自社が使っているグループウェア・SaaSとの連携実績があるか
- 基幹システムとのAPI連携開発に対応できるか
- ノーコードで足りない部分のコード実装まで引き受けられるか
Dify以外の選択肢も含めて開発を相談したい場合は、AI開発会社の比較も並行して検討すると判断材料が増えます。
関連記事:AI・人工知能開発会社20選比較!外注先の選び方と相場。
内製化・社内定着の支援
前述のとおり、2年目以降の費用は内製化できたかどうかで大きく変わります。Difyを選ぶ理由の多くが「非エンジニアでも作れること」である以上、社内で作れる状態にたどり着けるかが投資回収を左右します。
研修を用意している会社は多いものの、内容は基本操作を教えるレベルから、推進担当者を育てて社内展開まで支援するレベルまで幅があります。研修後に自社だけで作れず結局外注に戻る、という事態を避けるには、研修後のフォロー体制まで含めて確認しておくことが必要です。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 研修が階層別(初級・中級・上級)に用意されているか
- 研修後の質問対応やフォロー期間が設定されているか
- 社内展開用のマニュアル・テンプレートが成果物に含まれるか
社内のAIリテラシー底上げから始めたい場合は、Dify専門ではないAI研修会社も選択肢になります。
関連記事:AI研修おすすめ13選を徹底比較!タイプ別の選び方・費用相場・助成金活用まで解説
Dify導入支援会社の選び方
ここまでの比較ポイントを踏まえたうえで、自社の状況に合ったタイプを見極めましょう。Dify導入支援会社は、依頼する目的に応じて大きく以下の4つのタイプに分けられます。
- 伴走コンサル・PoC型 | 何をAI化するかの整理から相談したい場合
- セルフホスト基盤構築型 | 機密データを自社環境の中だけで扱いたい場合
- システム連携・開発型 | 既存の業務システムやSaaSと繋ぎたい場合
- 公式パートナー・全社展開型 | ライセンスと社内教育まで一括で任せたい場合
1. 伴走コンサル・PoC型 | 何をAI化するかの整理から相談したい場合
業務プロセスのヒアリングからAI化すべきポイントの特定までを引き受け、小さく試して効果を確かめながら進めるタイプです。Difyそのものの構築よりも、「そもそも何を自動化すべきか」を一緒に決めるところに価値があります。
PoCは2〜4週間、本番導入までは1〜3か月というスケジュールを提示している会社が多く、成果を見ながら段階的に投資を判断できます。社内にAI推進の専任者がいない企業でも、伴走してもらいながら進められる点が特徴です。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 生成AIを使いたいが、どの業務から手をつけるべきか決まっていない
- 大きな投資判断の前に、小さく試して社内に成果を示したい
- AI推進の専任担当を置けず、進め方から相談したい
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
株式会社バイタリフィ | 要問い合わせ | 伴走コンサル・PoC型 | 簡易プロトタイプ2〜3週間、本格導入1〜2か月 | |
株式会社SORAMICHI | 要問い合わせ | 伴走コンサル・PoC型 | 業務プロセスのヒアリングからAI化ポイントを特定する上流コンサルが起点 | |
株式会社5Minutes | 運用伴走 月100,000円〜 | 伴走コンサル・PoC型 | 運用伴走の月額と障害時の初動SLOを公式サイトに公開 |
2. セルフホスト基盤構築型 | 機密データを自社環境の中だけで扱いたい場合
自社が契約しているクラウド(AWS・Google Cloud・Azure)やオンプレミス環境にDifyを構築し、その後の運用保守まで担うタイプです。SSO連携・IP制限・監査ログといったセキュリティ設計と、Difyのバージョンアップ追随がこのタイプの中心的な仕事になります。
Difyは更新頻度が高いため、構築して終わりではなく、稼働監視・障害対応・アップデート対応を継続的に引き受けてもらえるかが選定の決め手になります。情シス部門やインフラ担当が窓口になるケースが多いタイプです。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 顧客情報や設計データなど、社外に出せない情報をDifyで扱う
- セキュリティ部門の審査を通すために、環境の設計書が必要
- 自社クラウドをすでに運用しており、その上にDifyを載せたい
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
株式会社Elcamy | 初期構築 400,000円〜/運用保守 月100,000円〜 | セルフホスト基盤構築型 | 構築・PoC・研修の3領域すべての料金を公開。3クラウドでの本番構築実績あり | |
株式会社ディーネット | 要問い合わせ | セルフホスト基盤構築型 | AWSに特化。環境監視・障害対応・AWS請求代行まで含む24時間365日体制 | |
株式会社Omluc | 要問い合わせ | セルフホスト基盤構築型 | セルフホスト製品がデジタル化・AI導入補助金2026の対象ITツールに採択 |
3. システム連携・開発型 | 既存の業務システムやSaaSと繋ぎたい場合
Google WorkspaceやMicrosoft 365、Slack、基幹システムなどとDifyを接続し、既存の業務フローの中でAIが動く状態を作るタイプです。ノーコードだけでは届かない部分をコードで実装できる開発体制を持っているかが、他タイプとの違いになります。
社内の情報がすでに複数のSaaSに分散している企業では、Difyを単体で使ってもデータを取りに行けず効果が出ません。どのシステムから何を参照させるかの設計と、その接続開発をまとめて任せられるのがこのタイプです。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 参照させたい社内データがグループウェアや基幹システムに入っている
- 問い合わせ対応など、既存のチャネル上でAIを動かしたい
- 作りたいものは決まっているが、開発リソースが足りない
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
株式会社サテライトオフィス | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | Google Workspace・Microsoft 365と社内システムをまたぐ連携設定に対応 | |
株式会社スクーティー | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | ベトナム拠点の開発体制。ノーコードで足りない部分のコード実装まで引き取れる | |
GMOペパボ株式会社 | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | 問い合わせ対応に用途を絞った構成。解約金・違約金なしを公式に明示 |
4. 公式パートナー・全社展開型 | ライセンスと社内教育まで一括で任せたい場合
Difyの公式パートナーとしてEnterpriseなどの有償ライセンスを取り扱い、環境構築・技術伴走・社員教育までをワンストップで提供するタイプです。ライセンスの契約窓口と技術支援の窓口が同じになるため、全社導入時の調整コストが下がります。
数百人規模で使う場合は無償のCommunity版では要件を満たせないケースが多く、ライセンス選定そのものが検討事項になります。階層別の教育プログラムを持つ会社も多く、全社展開と社内定着をセットで進めたい企業に向いています。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 全社・複数部門への展開を前提に、有償ライセンスを検討している
- ライセンス契約と技術支援の窓口を一本化したい
- 社員向けの階層別研修まで含めて任せたい
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
TDSE株式会社 | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | Community/Essential/Standard/Enterpriseの4ライセンスを取り扱う国内窓口 | |
JTP株式会社 | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | 国内大手中心に生成AI導入140社以上。教育をBasic・Advanceの2段階で用意 | |
株式会社リコー | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | ライセンス提供から活用可視化ダッシュボードの構築までを自社実践をもとに提供 |
Dify導入支援会社おすすめ12選一覧比較表
以下は、本記事で紹介するDify導入支援会社の一覧比較表です。
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
株式会社バイタリフィ | 要問い合わせ | 伴走コンサル・PoC型 | 簡易プロトタイプ2〜3週間、本格導入1〜2か月 | |
株式会社SORAMICHI | 要問い合わせ | 伴走コンサル・PoC型 | 業務プロセスのヒアリングからAI化ポイントを特定する上流コンサルが起点 | |
株式会社5Minutes | 運用伴走 月100,000円〜 | 伴走コンサル・PoC型 | 運用伴走の月額と障害時の初動SLOを公式サイトに公開 | |
株式会社Elcamy | 初期構築 400,000円〜/運用保守 月100,000円〜 | セルフホスト基盤構築型 | 構築・PoC・研修の3領域すべての料金を公開。3クラウドでの本番構築実績あり | |
株式会社ディーネット | 要問い合わせ | セルフホスト基盤構築型 | AWSに特化。環境監視・障害対応・AWS請求代行まで含む24時間365日体制 | |
株式会社Omluc | 要問い合わせ | セルフホスト基盤構築型 | セルフホスト製品がデジタル化・AI導入補助金2026の対象ITツールに採択 | |
株式会社サテライトオフィス | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | Google Workspace・Microsoft 365と社内システムをまたぐ連携設定に対応 | |
株式会社スクーティー | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | ベトナム拠点の開発体制。ノーコードで足りない部分のコード実装まで引き取れる | |
GMOペパボ株式会社 | 要問い合わせ | システム連携・開発型 | 問い合わせ対応に用途を絞った構成。解約金・違約金なしを公式に明示 | |
TDSE株式会社 | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | Community/Essential/Standard/Enterpriseの4ライセンスを取り扱う国内窓口 | |
JTP株式会社 | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | 国内大手中心に生成AI導入140社以上。教育をBasic・Advanceの2段階で用意 | |
株式会社リコー | 要問い合わせ | 公式パートナー・全社展開型 | ライセンス提供から活用可視化ダッシュボードの構築までを自社実践をもとに提供 |
上記で自社に合うタイプの会社・サービスを絞り込みたい方は、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。
自社に合うDify導入支援会社タイプ診断
7つの質問に答えるだけで、自社に最適な依頼タイプがわかります。
【伴走コンサル・PoC型】のDify導入支援会社
何をAI化するかの整理から相談したい企業におすすめの3社を紹介します。
AIエージェントDRIVE(株式会社バイタリフィ)

企画から効果検証までをパッケージ化した伴走型のDify導入支援です。専用クラウド環境の提供、伴走型PoCパッケージ、保守パッケージの3つを軸に構成されており、どこから相談しても入口になるよう設計されています。
伴走型PoCパッケージでは、業務の可視化とAI対応業務の策定から始まり、企画・開発・効果検証・運用までをワンストップで支援します。専門チームが実装まで入るため、社内にAI開発の経験がなくても進められる体制です。開発期間の目安として、簡易プロトタイプで2〜3週間、本格導入で1〜2か月となっています。
保守パッケージにはサーバー保守・一次対応に加えて、Dify操作のヘルプデスク、精度改善のアドバイス、バージョンアップデートの代行まで含まれます。導入後に社内から出てくる操作の質問を引き受けてもらえる点は、専任担当を置けない企業にとって現実的な選択肢になります。
| 支援範囲 | 企画・PoCから開発・効果検証・運用までワンストップ |
| 環境の提供形態 | 専用クラウド環境の提供、または自社環境内への構築に対応 |
| 既存システム連携 | API連携やシステム周辺開発までワンストップで対応 |
| 内製化支援 | Dify操作ヘルプデスク・精度改善アドバイスを保守パッケージに含む |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Dify・AIアプリ導入支援(株式会社SORAMICHI)

業務フローのAI化コンサルティングを起点にしたDify導入支援です。現在の業務プロセスをヒアリングしたうえでAI化による効率化ポイントを特定するところから始まるため、AI化するテーマ自体が固まっていない段階から相談できます。
支援は環境構築・業務フローAI化コンサル・アプリケーション開発・運用保守の4本立てです。環境構築では利用目的とセキュリティ要件をヒアリングしたうえで、Dify環境のセットアップから社内システム連携までを担当します。アプリケーション開発ではSlackなど既存ツールとの連携も対象になります。
運用フェーズではプロンプトの改善提案、外部ツールとの接続管理、エラー対応までをサポートします。マーケティング・営業・カスタマーサポート・人事総務・経営企画・法務と幅広い部門での対応実績が公開されており、部門を横断して展開したい企業にも合います。
| 支援範囲 | 業務フローのAI化コンサルから開発・運用保守まで |
| 環境の提供形態 | 利用目的とセキュリティ要件をヒアリングしたうえでセットアップ |
| 既存システム連携 | 社内システム連携、Slackなど既存ツールとの接続に対応 |
| 内製化支援 | プロンプトの改善提案・外部ツール接続管理を運用支援に含む |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Dify導入・開発支援(株式会社5Minutes)

運用フェーズの費用とサポート水準を公開している数少ない支援会社です。PoCから本番運用までを扱いながら、運用伴走(マネージド)プランの月額を100,000円〜で提供しています。
支援範囲は要件定義とPoC計画から、RAG・知識ベースの設計、ワークフローやエージェントのツール連携、セルフホストのインフラ設計とSSO・RBACまでを含みます。導入後も評価とABテスト、ログ・監査・ダッシュボードによる可観測性の確保、運用Runbookの整備まで対応します。
運用体制についても、受付時間を平日10:00〜18:00 JST、初動SLOをP1は2時間・P2は4時間・P3は1営業日と公開しています。障害時にどれくらいで反応が返ってくるかが事前にわかるため、業務で使い続ける前提の稟議を通しやすい点が特徴です。
| 支援範囲 | 要件定義・PoCから開発・評価・運用Runbook整備まで |
| 環境の提供形態 | セルフホストのインフラ設計、SSO・RBACの設計に対応 |
| 既存システム連携 | ワークフロー・エージェントのツール連携に対応 |
| 内製化支援 | 内製化支援・ドキュメント整備・トレーニングを提供 |
| 料金目安 | 運用伴走(マネージド)月100,000円〜/PoC・初期導入は個別見積 |
【セルフホスト基盤構築型】のDify導入支援会社
機密データを自社環境の中だけで扱いたい企業におすすめの3社を紹介します。
株式会社Elcamy

本番構築・PoC・研修の3領域すべてについて料金を公開しているDify導入支援会社です。セルフホスト版DifyをGoogle Cloud・AWS・Azureの各環境に構築し、SSO・IP制限・監査ログといったセキュリティ設計から運用までを担当します。
本番構築では、部門や用途ごとに環境を分けるマルチ環境構築にも対応し、成果物として構成案・セキュリティ設計書・本番環境一式・運用手順書・監視/バックアップ設計が提示されます。セキュリティ部門の審査に出せる設計書が成果物に含まれている点は、社内稟議を通す立場から見ると実務的な価値があります。
導入実績として、電子機器製造大手でのAzure環境における本番基盤構築・運用、食品製造大手でのGoogle Cloud環境におけるPoCから本番構築・運用、造船・重工業グループでのAWS環境における複数環境構築と内製化支援が公開されています。研修も基礎編・応用編の2階層で用意され、1か月間のQAサポートと社内展開用マニュアルが成果物に含まれます。
| 支援範囲 | 本番構築・運用、PoC・業務アプリ開発、研修・内製化の3領域 |
| 環境の提供形態 | セルフホスト版をGoogle Cloud・AWS・Azureに構築。マルチ環境構築にも対応 |
| 既存システム連携 | ワークフロー実装と横展開テンプレート化に対応 |
| 内製化支援 | 基礎編・応用編の2階層研修、1か月間のQAサポート、社内展開用マニュアル |
| 料金目安 | 初期構築 400,000円〜/運用保守 月100,000円〜/PoC支援 800,000円〜/研修 1名50,000円〜 |
Cloud Assist(株式会社ディーネット)

AWS上でのDify構築と運用に特化した支援サービスです。AWS環境に専用のDifyを構築し、各種LLMとの接続設定までを行ったうえで、その後のAWS環境とDifyの保守運用を一括で引き受けます。
保守運用には環境監視、障害対応、設定変更に加えて、Difyの定期・不定期のバージョンアップ対応が含まれます。前述のとおりDifyは更新頻度が高いため、この追随作業を継続して任せられる体制があるかどうかは、セルフホストを選ぶうえでの実質的な判断材料になります。24時間365日体制でのサポートが提供されています。
AWS環境の請求代行にも対応しており、クラウド費用の管理をまとめられる点も特徴です。同社自身がChatGPT Teamを1年間使用したのちDifyへ完全移行しており、その際に70%のコスト削減を実現したと公開しています。自社で運用した経験をそのまま支援に持ち込んでいる点が、他社との違いになっています。
| 支援範囲 | Dify環境のセットアップから保守運用、活用支援まで |
| 環境の提供形態 | AWS上への専用Dify構築。ユーザー認証機能を備える |
| 既存システム連携 | OpenAI・Anthropic・Googleなど複数LLMとの接続設定に対応 |
| 内製化支援 | 社内活用ノウハウの共有によるDify活用支援 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Dify導入支援サービス(株式会社Omluc)

クラウドとオンプレミスの両方に対応し、研修まで内包したDify導入支援会社です。AWS・Azure・Google Cloud・オンプレミスのいずれにも対応し、セキュリティ設計、認証設計、アクセス制御を含めた専用環境を構築します。
支援メニューは環境構築・研修・コンサルティング/ワークフロー開発・保守運用・オンライン学習プログラム(Difyラーニング)の5本立てです。研修は社員のレベルに合わせて初級から上級までの3段階のハンズオンが用意されており、構築だけでなく社内に使える人を増やすところまでを一社で完結できます。
保守運用では頻繁に行われるDifyのアップデートや障害対応をサポートするほか、開発元へのエスカレーション対応の窓口も持っています。同社の「Difyセルフホスト・プライベート」はデジタル化・AI導入補助金2026の対象ITツールとして採択されており、補助金の活用を前提に検討できる点も選択肢になります。
| 支援範囲 | 環境構築・コンサル/ワークフロー開発・保守運用・研修 |
| 環境の提供形態 | AWS・Azure・Google Cloud・オンプレミスに対応。セキュリティ設計と認証設計を含む |
| 既存システム連携 | 課題ヒアリングをもとにした最適なワークフローの開発・提供 |
| 内製化支援 | 初級から上級までの3段階ハンズオン研修とオンライン学習プログラム |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【システム連携・開発型】のDify導入支援会社
既存の業務システムやSaaSと繋ぎたい企業におすすめの3社を紹介します。
Dify導入支援(株式会社サテライトオフィス)

グループウェアとの連携設定を得意とするDify導入支援会社です。Google Workspace、Microsoft 365、社内システムとの連携を前提に、Difyのセットアップとカスタマイズを行います。
支援内容にはシステム設定と導入、アプリケーションの構築支援、プロンプトの作成・設定、システムの保守・運用支援が含まれます。AIチャットボット、テキスト生成AI、AIエージェント、ワークフローという4つの用途それぞれについて構築を支援する構成です。
すでにGoogle WorkspaceやMicrosoft 365を全社で使っている企業にとっては、社内文書の置き場所とDifyを繋ぐ工程が最初のハードルになります。そこを既存のグループウェア導入支援の延長として引き受けられる点が、このサービスの位置づけです。
| 支援範囲 | セットアップ・カスタマイズからアプリ構築支援、保守・運用支援まで |
| 環境の提供形態 | 要問い合わせ |
| 既存システム連携 | Google Workspace・Microsoft 365・社内システムとの連携に対応 |
| 内製化支援 | プロンプトの作成・設定支援 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Dify導入支援サービス(株式会社スクーティー)

ベトナム拠点のオフショア開発体制を持つDify導入支援会社です。ノーコードでの開発に加えて、コードによるカスタマイズまで引き受けられるため、Difyの標準機能では実現できない要件がある場合の受け皿になります。
支援範囲は環境構築・運用保守、AIアプリケーション開発、セキュリティ強化、運用・保守支援、Dify活用研修の5領域です。環境構築はAWS・Azure・Google Cloudなどのクラウドとオンプレミスの双方に対応し、各種AIモデルとの接続設定まで行います。
セキュリティ面ではSSO連携、IPアドレス制限、デバイス制限、アクセスログ監視に対応し、セキュリティポリシーの策定やインシデント対応まで支援対象に含まれます。開発リソースが社内に足りず、要件だけは固まっているという状況で最も効きます。
| 支援範囲 | 環境構築・アプリ開発・セキュリティ強化・運用保守・研修 |
| 環境の提供形態 | AWS・Azure・Google Cloudなどのクラウドとオンプレミスに対応 |
| 既存システム連携 | ノーコード開発とコードによるカスタマイズの両方に対応 |
| 内製化支援 | 基本操作から応用・AIアプリ開発までのDify活用研修 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
GMO即レスAI(GMOペパボ株式会社)

問い合わせ対応という用途に絞ったDify導入支援会社です。Webサイト・LINE・Slackなど複数チャネルに対応したAIチャットボットを構築し、24時間365日の自動応答を実現します。
カスタマーサポート向けの「GMO即レスAI for CS」では、AI回答の自動化に加えて有人対応への切り替え機能、ナレッジの改善、対応分析、統一管理画面が提供されます。導入して終わりではなく、応答ログをもとにナレッジを改善していく運用まで設計されている点が特徴です。
支援はヒアリングから導入・運用改善までの伴走に加え、社内向け説明会の実施や社内資料の作成支援まで含まれます。実績値として有人対応の50%削減、電話対応時間の80%削減が公開されており、解約金・違約金がないことも明示されています。
| 支援範囲 | ヒアリングから導入・運用改善までの伴走支援 |
| 環境の提供形態 | 要問い合わせ |
| 既存システム連携 | Webサイト・LINE・Slackなど複数チャネルへの対応 |
| 内製化支援 | 組織に合わせたカリキュラムのAI研修、社内向け説明会と資料作成支援 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【公式パートナー・全社展開型】のDify導入支援会社
ライセンスと社内教育まで一括で任せたい企業におすすめの3社を紹介します。
TDSE株式会社

Difyのライセンス提供と技術支援を一体で行う国内の窓口です。Dify Community、Dify Essential/Standard、Dify Enterpriseの各ライセンスを取り扱っており、利用規模に応じたライセンス選定の段階から相談できます。
技術支援としては環境構築、アプリケーション/エージェントの構築、技術伴走支援、研修・教育を提供しています。ライセンスの契約窓口と技術支援の窓口が同じになるため、全社導入時に発生しがちな社内調整と外部折衝の二重管理を避けられます。
Dify以外にも、Copilot Studio、Power Automate、Azure OpenAI、LangChainなどの技術支援に対応しているため、社内で使う生成AI基盤全体を相談したい場合の選択肢になります。
| 支援範囲 | ライセンス提供、環境構築、アプリ/エージェント構築、技術伴走、研修 |
| 環境の提供形態 | Community/Essential/Standard/Enterpriseの各ライセンスに対応 |
| 既存システム連携 | Copilot Studio・Power Automate・Azure OpenAI・LangChainの技術支援にも対応 |
| 内製化支援 | 研修・教育プログラムを提供 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Third AI Dify構築支援ソリューション(JTP株式会社)

Dify公式パートナーとして、ライセンス提供から定着支援までをワンストップで行うソリューションです。Dify Enterpriseライセンスの公式販売パートナーとして、商用・組織利用向けのエディションを提供しています。
利用環境構築支援では、顧客が契約しているクラウド環境上にセキュアなDify利用環境を構築します。ワークフロー構築支援は「小さく試し、素早く形にし、現場に根づかせる」という考え方で、PoCから運用・改善まで伴走する設計です。
教育支援はBasic(入門編:基礎と業務への当てはめ方)とAdvance(実践編:作成と実行体験)の2段階で用意されています。国内大手企業を中心に140社以上へ生成AI導入を推進してきた実績が公開されており、大企業での導入プロセスに慣れている点は、稟議や情報システム部門の審査を通す局面で効いてきます。
| 支援範囲 | ライセンス提供、利用環境構築、ワークフロー構築、教育支援 |
| 環境の提供形態 | 顧客契約のクラウド環境上へのセキュアなDify環境構築 |
| 既存システム連携 | PoCから運用・改善まで伴走するワークフロー構築支援 |
| 内製化支援 | Basic(入門編)とAdvance(実践編)の2段階の教育支援 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Difyサービス(株式会社リコー)

ライセンスの提供から利用状況の可視化までを揃えたDifyサービス群です。公式の販売・構築パートナーとして、Community、Essential、Standard、Enterprise、Enterpriseアカデミックの各ライセンスを取り扱っています。
ライセンスは規模に応じて選べる構成になっており、Essentialはワークスペース3・ユーザー20名、Standardはワークスペース10・ユーザー100名という区切りが公開されています。技術支援としてはDify構築サービス(環境構築・LLM設定)、技術伴走支援(メールサポート、チャット支援、専任チームとのミーティング)、初級者・中級者向けの利用教育支援が提供されます。
特徴的なのが「Dify活用可視化ダッシュボード構築サービス」です。全社展開したあとに「誰がどれだけ使っているか」が見えないという問題は必ず起きますが、リコーグループ自身の実践から生まれたこのサービスで利用状況を可視化できます。
| 支援範囲 | ライセンス提供、環境構築、技術伴走支援、利用教育支援、活用可視化 |
| 環境の提供形態 | Community/Essential/Standard/Enterprise/Enterpriseアカデミックに対応 |
| 既存システム連携 | 環境構築時のLLM設定に対応(LLM利用料は別途) |
| 内製化支援 | 初級者・中級者向けの利用教育支援 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Dify導入支援に関するよくある質問
Difyは無料で使えますか?
Dify Cloudには無料のSandboxプランがあり、セルフホスト版のCommunityエディションもオープンソースとして無償で利用できます。ただしSandboxはメッセージクレジットやアプリ数に制限があり、Communityエディションは個人利用やPoC、非商業目的向けという位置づけです。組織で本格的に使う場合は有償ライセンスの検討が必要になります。
支援会社を使わず、自社だけで導入できますか?
一部門での試用であれば自社だけで十分に始められます。判断が分かれるのは、社外に出せないデータを扱う場合と、複数部門に展開する場合です。セルフホスト環境のセキュリティ設計と、Difyのバージョンアップへの継続的な追随を自社で担えるかが分岐点になります。
導入までどれくらいの期間がかかりますか?
支援会社が公開している目安では、簡易的なプロトタイプで2〜3週間、PoCで2〜4週間、本番導入まで1〜3か月程度です。ただし社内文書の整備に時間がかかるケースが多いため、RAGを使う予定がある場合はデータ整備の期間を別途見込んでおくと安全です。
セルフホストとクラウド版はどちらを選ぶべきですか?
扱うデータの機密性で決まります。顧客情報や設計データなど社外に出せない情報を扱うならセルフホスト、一般的な社内文書が中心ならクラウド版で始めるのが現実的です。セルフホストを選ぶ場合は、初期構築費とクラウドインフラ利用料、運用保守費が別立てで発生する点を予算に織り込んでおきましょう。
チャットボットを作りたいだけの場合も、Dify導入支援に依頼すべきですか?
問い合わせ対応の自動化だけが目的であれば、専用のAIチャットボットサービスのほうが早く立ち上がる場合があります。Difyが向くのは、チャットボット以外のワークフローや社内向けアプリも含めて共通基盤として使いたいケースです。用途がチャットボットに限定されるなら、まず専用サービスと比較してから判断することをおすすめします。
関連記事:AIチャットボットおすすめ15選比較。無料プランとの違いからタイプ別の選び方まで
まとめ
Dify導入支援会社を選ぶ際は、自社に足りていない工程と支援会社の対応範囲を突き合わせることが重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
費用は二層で見る
支援会社への委託費に加えて、Difyライセンス費・LLMのAPI利用料・クラウドインフラ利用料が別途発生します。見積書に載るのは委託費だけです。
提供形態は機密性で決まる
社外に出せないデータを扱うならセルフホストが前提になり、初期構築費と運用保守費が別立てで発生します。
バージョンアップ対応の有無を確認する
Difyは月1回以上のペースで新バージョンが出るため、追随作業が保守契約に含まれるかで実質の月額が変わります。
2年目以降は内製化できたかで分かれる
社内に作れる人を育てておけば、2年目以降は運用保守だけに絞れます。初年度の見積額だけで比べないようにしましょう。
まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「Dify導入支援会社12選一覧比較表」の下にある診断ツールから確認してみてください。
生成AIの活用をDifyに限定せず、DX全体の推進体制から見直したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

