【2024】WordPressのSEO対策プラグイン9選 | 無料かつ日本語対応のみ紹介 | Cone-os ナレッジ

【2024】WordPressのSEO対策プラグイン9選 | 無料かつ日本語対応のみ紹介

Coneの中の人

WordPressサイトでは、プラグインを利用することで様々なSEO対策が可能です。ただし、どのプラグインを導入すればいいか分からないですよね。

そんな方向けに、この記事では以下について詳しくご紹介していきます。

  • SEOプラグインは何ができるのか?
  • どうやって選べばいいか?
  • みんなが使うプラグインはどれか?おすすめは?

また、今回ご紹介するのは、すべて無料かつ日本語対応の人気プラグインのみとなっています。

誰も使わないようなプラグインは一切紹介しておりませんので、安心して最後までご覧いただければ幸いです。

WordPressのSEOプラグインとは?

インストールすることで、SEO対策向けの機能を追加できるツールのようなものです。WordPressには、様々なSEOプラグインが用意されており、具体的には以下の対策が可能となります。

  • titleタグの設定
  • meta descriptionの設定
  • SNSシェア(OGP対策)
  • ページ表示速度向上
  • Googleサービスとの連携
  • サイトマップ送信 など

これらの機能すべてを実装しているテーマは少ないため、自分の目的に合ったプラグインをインストールして対応している方が多いんですよね。

ただし、便利だからといってプラグインをいくつもインストールすれば良いわけではありません。サイトの状況に合わせて必要なものだけを利用することが大切です。

WordPressのSEOプラグインの選び方

あれもこれもとプラグインを入れてしまうと、サイトが重くなったり、機能が干渉したり、セキュリティリスクが高まる可能性があります。

そのため、SEO対策の目的に応じて、必要なプラグインだけをインストールすることが大切です。以下にプラグインを選ぶ時のポイントをまとめましたので、参考に選定してください。

  • テーマとの相性を確認
  • 総合的な対策か?特化型か?
  • 頻繁に更新されているか

テーマとの相性を確認

まず最初に確認すべきなのは、テーマとプラグインの相性です。相性の良し悪しはどうやって決めるの?に関しては、両方に同じ機能が備わっているかどうかで判断しましょう。

どちらにも同じ機能が備わっている場合は、相性が悪い可能性が高いです。

例えば、meta descriptionタグを設定できるテーマで、同じ機能のプラグインをインストールしたらどうなるでしょうか?なんと、どちらのタグも出力されてしまいます。

これはマークアップ的に問題ですし、どちらのタグが評価されているかも分からなくなってしまいます。SEOにマイナスに働くことは間違いありません。

このような事態を防ぐためにも、今利用しているテーマにはどんな機能が備わっているのか?逆に足りない機能は何か?を調べることが大切です。

総合的な対策か?特化型か?

SEOプラグインを大きく分類すると、以下の2タイプに分かれます。導入予定のプラグインがどちらのタイプなのかは必ず確認してください。

総合対策型SEO対策に関する様々な機能が1つのプラグインに備わっているタイプ
例)All in One SEO
metaタグやOGP、GAなどの連携、サイトマップ送信など、多岐にわたる機能を利用可能
特化対策型SEO対策の中でも一部に特化した機能が備わっているタイプ
例)XML Sitemap Generator for Google
サイトマップ送信のみ利用可能

総合対策型の場合は、それ1つで大抵のSEO対策が可能なため、他のプラグインと併用する必要はほとんどありません。多機能が故にテーマやその他プラグインと干渉しやすいデメリットがあります。

特化対策型の場合は、足りない機能を補う形で導入してきます。テーマ+特化型プラグイン、総合型プラグイン+特化型プラグインなどの組み合わせで使うと良いでしょう。これらは複数使用が前提となりますが、多機能の干渉する可能性は低くなります。

頻繁に更新されているか

WordPressの各プラグインは、最後に更新された日付を確認できます。この最終更新日付があまりにも古ければ導入するのを見送りましょう。

更新されていないプラグインは、WordPressやPHPの新しいバージョンに対応していないため、導入時にエラーが発生したり、セキュリティリスクを高める原因となってしまいます。

また、公開が停止され、利用できなくなる可能性もあるので、できる限りアクティブなプラグインを選びましょう。(有名なプラグインはだいたい更新されています。)

WordPressのおすすめSEOプラグイン9選

それでは、WordPressでSEO対策できるプラグインを用途に応じて9つご紹介します。

ここで紹介しているのは、どれも無料で使える日本語対応の人気プラグインです。先ほど述べたポイントも合わせて解説してますので、ご自身の環境に合ったプラグインをお使いください。

プラグイン名利用用途
All in One SEO総合的なSEO対策
Yoast SEO総合的なSEO対策
SEO SIMPLE PACK総合的なSEO対策
Converter for Mediaページ速度向上
Autoptimizeページ速度向上
Redirectionリダイレクト
Broken Link Checkerリンク切れチェック
XML Sitemap Generator for Googleサイトマップ送信
Site Kit by Googleサイト分析

All in One SEO

All in One SEO
出典:All in One SEO

WordPressのSEOプラグインの中で最も有名なのが、「All in One SEO」です。非常に多くの機能が備わっており、このプラグイン1つでほぼすべてのSEO対策を行える点が人気な理由の1つといえます。

ただし、多機能が故に利用テーマの機能と干渉して、本来の機能を損ねる可能性も高いので、導入する際には注意が必要です。(有料テーマの場合は、制作会社などに問い合わせるとよいでしょう。)

All in One SEOの利用を前提として作られたテーマや自分で開発している場合は、SEO周りの機能をすべて丸投げできるのでおすすめです。

目的SEO総合対策
できることmetaタグ
noindex設定
GA/GSC連携
サイトマップ送信
シェア(OGP対策)
など
テーマとの相性
※干渉する可能性高い
日本語対応
料金無料(一部有料)

Yoast SEO

Yoast SEO
出典:Yoast SEO

次に有名なSEOプラグインが「Yoast SEO」です。「All in One SEO」と同じような機能が備わっており、総合的にSEO対策を行えます。(海外ではこちらの方が人気)

「All in One SEO」とどっちがいいか?に関しては、完全に好みの世界になります。厳密にいうと、必要な機能が揃っている方を選ぶべきですが、本当に細かい違いしかありません。SEO上級者以外は、触ってみて使いやすい方を選ぶといいかもしれません。

なお、こちらも多機能なため、利用テーマの機能と干渉する可能性がある点にご注意ください。

目的SEO総合対策
できることmetaタグ
noindex設定
GA/GSC連携
サイトマップ送信
シェア(OGP対策)
など
テーマとの相性
※干渉する可能性高い
日本語対応
料金無料(一部有料)

SEO SIMPLE PACK

SEO SIMPLE PACK
出典:SEO SIMPLE PACK

これからSEO対策を始めたい方にオススメなのが「SEO SIMPLE PACK」です。metaタグやOGPなど、必須機能だけが備わっているシンプルな機能のプラグインになります。

「All in One SEO」や「Yoast SEO」ほど多機能ではありませんが、その分どんな機能があるか把握しやすく、非常に使いやすいプラグインといえます。

また、「SEO SIMPLE PACK」の開発者は日本人なため、海外製プラグインのように翻訳に違和感もありません。WordPressやSEO対策の初心者に最適です。

目的SEO総合対策
できることmetaタグ
noindex設定
GA/GSC連携
シェア(OGP対策)
など
テーマとの相性
※干渉する可能性若干高い
(テーマのmetaタグの重複出力に注意)
日本語対応◎(日本製)
料金無料

Converter for Media

Converter for Media
出典:Converter for Media

サイト内に使った画像のファイル形式を「WebP」や「AVIF」に変換して、容量を軽くできるプラグインです。もともと画像を軽量化するためには、ツールを使って容量を削減してからサイトにアップロードするのが主流でした。

このプラグインは、メディアライブラリにアップロードする時に自動で変換してくれるので、その手間が必要ありません。ワンクリックで一括変換できる機能も備わっているので、どんなサイトでもすぐに利用できる手軽さがあります。

サイトの表示スピードが遅い方は、これ一つで改善する可能性があるので、ぜひ試してみてください。

目的ページ速度向上
できることサイト内画像の軽量化
→ページの読み込み速度向上
テーマとの相性
※干渉する可能性低い
日本語対応
料金無料(一部有料)

Autoptimize

Autoptimize
出典:Autoptimize

サイトを表示するために必要なソースコード(HTML/CSS/JS)から、不要な記述を削除して、ファイルサイズを軽量化できるプラグインです。具体的には、改行や余白などを詰める、ファイル同士を連結させるなどで容量を削減します。

ただし、このプラグインはテーマと干渉する可能性が非常に高いです。さらに利用したにもかかわらず、ページ表示速度が落ちる可能性もあるので、利用する時は絶対に注意してください。

最近のサーバーや有料テーマには、すでにこの機能が備わっていますので、そちらを優先的にお使いください。

目的ページ速度向上
できることHTML/CSS/JSの最適化
→ページの読み込み速度向上
テーマとの相性
※干渉する可能性高い
日本語対応
料金無料(一部有料)

Redirection

Redirection
出典:Redirection

WordPressの管理画面からリダイレクトを設定できるプラグインです。Webサイトを長年運用していると、コンテンツの一部移行や記事リライトによるページ結合などを行う機会が増えます。

この時、旧ページから新ページへのリダイレクトを正しく設定することで、検索エンジンからの評価を保つことができるんですね。

URLを入力するだけで簡単に設定できるので、必要なタイミングが来たらインストールしましょう。

目的リンク管理
できることリダイレクト
テーマとの相性
※干渉する可能性低い
日本語対応
料金無料

Broken Link Checker

Broken Link Checker
出典:Broken Link Checker

サイト内のリンク切れを自動で確認して、通知してくれるプラグインです。このプラグインは非常に便利なため、多くのWordPressサイトで導入されています。

メディアを運営していると、ページのURL変更によって、内部・外部かかわらず、リンク切れが起こる可能性があります。せっかく参考URLや内部リンクを掲載していても、切れていては意味がありませんよね。

これらを定期的に手動でチェックするのは、非常に大変なので、導入をオススメします。

目的リンク管理
できることリンク切れの管理
テーマとの相性
※干渉する可能性低い
日本語対応
料金無料

XML Sitemap Generator for Google

XML Sitemap Generator for Google
出典:XML Sitemap Generator for Google

自動でXMLサイトマップを作成して、定期的に送信してくれるプラグインです。

検索エンジンでは、どのサイトをどの順番で出すか決めるためにクローラーと呼ばれるロボットが巡回しています。このクローラーがサイトを認識しやすくなるための「ヒント」を与えるのが、このプラグインの役割になります。

ただし、このプラグインをインストールしなければ、検索エンジンに認識されない訳ではありません。あくまで認識してもらうためのお手伝いをするプラグインになりますので、必要と感じたらインストールしてください。

目的クローラーの巡回効率UP
できることサイトマップ送信
テーマとの相性
※干渉する可能性低い
日本語対応
料金無料

Site Kit by Google

Site Kit by Google
出典:Site Kit by Google

Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどの、Google系サービスと連携して、管理画面から確認できるようになるプラグインです。

各種公式サイトにアクセスして確認するのは面倒と思う方にとっては非常に便利ですよね。逆に導入するメリットはそれだけなので、そこまで重要なプラグインではありません。

プラグインを極力減らしたい方は、インストールする必要はないでしょう。

目的サイトの分析
できることGoogle系サービスとの連携
テーマとの相性
※干渉する可能性低い
日本語対応
料金無料

SEOプラグイン導入にあたっての注意点

ここまでSEOプラグインの選び方やおすすめのプラグインを紹介してきました。これらを導入することで、様々な対策が可能となりますが、注意すべきことも何点か存在します。

  • プラグインの管理方法
  • アンインストールに注意する(再入力の手間)
  • すべての対策をプラグインで対応しない

プラグインを管理方法

プラグインを管理する際には、必ず以下の2点に注意してください。

  • プラグインを常に最新版に保つ
  • プラグインを増やしすぎない

プラグインは、バグ修正や機能追加などで、定期的にアップデートを行っています。このバージョンを常に最新に保つことで、不具合やセキュリティホールの発生を防ぐことができます。(WordPressやテーマ、サーバーも同様です。)

また、使わないプラグインがあれば、すぐに削除するようにしましょう。プラグインが増えすぎると、サイトのパフォーマンスを落とす原因になります。こちらも注意してください。

プラグインのアンインストールは慎重に

プラグインを削除する際は、必ずバックアップを取ってから行うようにしてください。というのも、プラグインによっては、アンインストール時にデータベースを削除するものが存在するからです。

例えば、各記事のmetaタグをすべて入力していたのに、プラグインを消したら全部データ消えちゃった、などとなってしまうと、もう一度再入力しなければなりません。

このようなプラグインは少ないとは思いますが、消えてしまった時に取り返しがつかないので、念の為、バックアップを取っておくと安心です。

すべての対策をプラグインで行わない

SEO対策にも様々な種類があります。特に以下のような対策は、プラグインではなくテーマ側ですべき対応になります。

  • 内部リンクの最適化
  • パンくずリスト
  • モバイルユーザビリティ など

もしこれらの対策を行うなら、テーマを変更することも検討してください。

弊社が販売しているオウンドメディア用テーマは、SEO内部対策に加え、販売促進のためのCTAなども簡単に実装できますので、以下よりご覧いただけますと幸いです。

まとめ

WordPressのSEO対策が可能なプラグインをご紹介しました。最も大切なのは、どのプラグインを利用するか?です。必ず以下の3点を確認して、必要なものだけを導入してください。

  • テーマとの相性を確認
  • 総合的な対策か?特化型か?
  • 頻繁に更新されているか

その選択肢に関しては、当記事で紹介した9つの中から選べば間違いないでしょう。どれも多くのサイトで使われている人気プラグインです。

All in One SEO総合的なSEO対策
Yoast SEO総合的なSEO対策
SEO SIMPLE PACK総合的なSEO対策
Converter for Mediaページ速度向上
Autoptimizeページ速度向上
Redirectionリダイレクト
Broken Link Checkerリンク切れチェック
XML Sitemap Generator for Googleサイトマップ送信
Site Kit by Googleサイト分析

個人的には、「SEO SIMPLE PACK」+特化型プラグインが非常におすすめです。当記事を参考にSEOに強いサイトを構築してください。

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