営業ツールおすすめ16選比較。費用相場とタイプ別の選び方を解説

営業活動の効率化や成約率向上を図る営業ツール。しかしSFAやCRM、MA、商談解析AI、DSRなど種類が多岐にわたり、「費用相場がわからない」「結局どれを選べばいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

営業ツールは種類によって強みを持つプロセスが異なるため、自社の課題に合わないタイプを選んでしまうと、導入しても期待した効果が得られないまま終わってしまいます。

本記事では営業ツールを目的別に4タイプに分類し、おすすめ16選を一覧比較表で紹介します。カテゴリ別の費用相場、無料トライアルの有無、選ぶ際の4つの比較ポイントまで解説し、7つの質問に答えるだけで自社に最適なタイプがわかる診断ツールも用意しました。ツール選定の参考にしてください。

営業ツールとは

営業ツールとは、営業活動の効率化や成果向上を目的として導入するITツールの総称です。顧客情報の管理、商談の記録・分析、見込み顧客へのアプローチ自動化など、営業プロセスのあらゆる場面を支援します。

かつては口頭・紙・エクセルで管理していた営業活動も、営業ツールを活用することで情報の一元化や業務の自動化が実現し、営業担当が本来注力すべき顧客とのコミュニケーションに時間を使えるようになります。

営業ツールは、「リード獲得→商談→受注→既存顧客フォロー」という営業プロセスのどこを支援するかによって、大きく以下のカテゴリに分類されます。

SFA(営業支援システム)案件・商談・行動データの管理と可視化
CRM(顧客関係管理)顧客情報の一元管理・関係構築
MA(マーケティングオートメーション)リードの育成・スコアリング・自動配信
インサイドセールスツール架電・メール・Webチャットの効率化
セールスインテリジェンス企業リスト作成・興味関心データの活用
商談解析AI商談録画・文字起こし・BANT自動抽出
セールスイネーブルメントツールナレッジ共有・営業人材育成
DSR(デジタルセールスルーム)商談後の顧客向け検討ページ作成
資料トラッキングツール送付資料の閲覧行動の可視化
インバウンド商談獲得ツール問い合わせ後の即時商談化・日程調整
オンライン商談ツール商談特化のWeb会議・トーク支援
名刺管理ツール名刺情報のデータ化・人脈可視化

これらは目的や営業プロセスのフェーズによって使い分けるものであり、すべてを導入する必要はありません。自社の営業課題がどのプロセスにあるかを起点に、必要なタイプを選定することが重要です。

SFA・CRM・MAについては、機能が重なる部分もあり混同されがちです。次のセクションでそれぞれの違いと使い分けを整理します。

SFAとCRMのどちらを先に導入すべきか迷っている方は、SFA単体の比較記事も参考にしてください。

関連記事:SFA(営業支援)ツール比較10選。特徴・企業規模別におすすめを紹介

SFA・CRM・MAの違いと使い分け

営業ツールの代表格であるSFA・CRM・MAは、機能が一部重なるためしばしば混同されますが、「営業プロセスのどこを主軸に支援するか」が根本的に異なります。

SFACRMMA
目的営業活動の効率化・可視化顧客との長期的な関係構築見込み顧客の育成・スコアリング
主な対象商談・案件既存顧客・リピーター見込み顧客(リード)
主な利用部門営業部営業部・カスタマーサクセスマーケティング部
中心機能案件管理・営業日報・ダッシュボード顧客情報管理・購買履歴・問い合わせ履歴フォーム作成・メール配信・スコアリング
代表的なツールMazrica Sales、eセールスマネージャーSales Cloud、Zoho CRMHubSpot、Marketo

SFAは「案件のステータス管理」、CRMは「顧客との関係性管理」、MAは「リードの商談化に向けたアクション」を担うと整理すると分かりやすいでしょう。

近年はSFAとCRMの機能を両方搭載したオールインワン型のツールも多く、「Sales Cloud」「HubSpot」「Mazrica Sales」などは両機能を兼ねています。このため、厳密に分けて複数ツールを導入するのではなく、自社の主課題にフィットする1本を選び、不足機能があれば連携で補うのが現実的な選び方です。

MAツールの詳細や導入事例については、以下の記事で解説しています。

関連記事:MAツール比較16選。導入で売上が上がった企業から学ぶ選び方

営業ツールの費用相場

営業ツールの費用は、カテゴリによって大きく異なります。SFA・CRMは1ユーザーあたり月額3,000〜15,000円が相場ですが、MAや商談解析AIなど機能が限定的なツールは「システム利用料+従量課金」の体系が多く、別の計算が必要です。

以下は主要カテゴリの費用相場です。初期費用・月額費用の目安としてご活用ください。

カテゴリ初期費用月額費用の相場
SFA・CRM0〜100万円3,000〜15,000円 / ユーザー
MA0〜30万円30,000〜150,000円 / アカウント
インサイドセールス系0〜10万円5,000〜30,000円 / ユーザー
商談解析AI0〜10万円10,000〜30,000円 / ユーザー
DSR・資料トラッキング0〜5万円5,000〜20,000円 / ユーザー
名刺管理0〜10万円要問い合わせ(規模別)

相場を見ると幅があると感じるかもしれません。費用に関して確認すべき点は以下の3つです。

最低いくらから始められるか

無料プランや低価格帯のツールを使えば、月額0〜5,000円/ユーザーから営業ツールを導入することが可能です。HubSpotのSmart CRMは無料版を提供しており、Zoho CRMも3ユーザーまで無料で利用できます。まずは最低限の案件管理・顧客管理から始めたい場合は、こうした無料プランの活用が現実的です。

ただし、無料プランは機能制限があり、本格的な営業組織運用には物足りなくなるケースが多いです。10〜20人規模の営業組織でSFAを本格導入する場合、月額5〜15万円程度の予算感を見ておくのが妥当でしょう。

無料トライアル

多くの有料営業ツールが無料トライアルを用意しています。Sales Cloud(Salesforce)は30日間、Musubuは30日間、formmateとslidemateは14日間のトライアルが可能です。Sales Hub(HubSpot)は2ユーザーまで永年無料のプランがあり、クレジットカードの登録も不要です。契約前に実際の営業フローで試すことで、操作性や自社との相性を確認できます。

ただしトライアル期間中にデータを大量に登録してしまうと、不採用になった際の移行が煩雑になるため、「お試し用の少数データ」で現場の営業メンバーに触ってもらうのが推奨される使い方です。

導入後に発生しがちな追加費用

月額費用以外に、初期設定費・カスタマイズ費・API連携費・オプション機能費が発生することがあります。特にSalesforceの大規模カスタマイズでは、導入支援会社への委託費用として数百万円が別途発生するケースもあります。

見積もりを取る際は「月額費用以外に発生する費用はあるか」「既存ツールとの連携に追加費用が発生しないか」を必ず確認しましょう。

営業ツールを選ぶ際に確認すべき4つの比較ポイント

営業ツールを選ぶ際は、機能や料金だけで比較してしまいがちですが、実際には導入後に使いこなせるか・組織に定着するかという観点が、ツール選定の成否を大きく左右します。

具体的なツールを比較検討する前に、以下の4つのポイントを判断軸として押さえておきましょう。この4つは、後述する各ツールの情報表にそのまま同じ並びで載せています。

  • 対象企業規模・業種との適合性
  • サポート体制の「期間」と「密度」
  • 既存ツールとの連携可否
  • 無料トライアルの有無

対象企業規模・業種との適合性

営業ツールの中には、大企業向けに設計されたものと中小企業・スタートアップ向けに設計されたものがあります。大企業向けのツールは機能が豊富な反面、設定や運用に専任担当が必要なケースも多く、小規模な組織では使いこなせないことがあります。

契約の最低ID数が決まっているツールもあり、少人数の営業組織では条件を満たせないことがあります。自社の従業員規模や営業メンバーの人数、ITリテラシーのレベルに合ったツールを選ぶことが、定着・活用の観点で重要です。

確認したいのは次の3点です。

  • 想定されている企業規模・業種が自社と合っているか
  • 契約に最低ID数・最低ユーザー数の条件があるか
  • 導入実績のある企業の規模と業種

サポート体制の「期間」と「密度」

ツール大量時代において、どのツールも機能自体は遜色なくクオリティが高くなっています。しかし、その機能が使いこなせなければツールを導入したとしても、当初の目的を達成することはできません。

そこで重要になるのが、ツールを提供しているベンダーのサポート体制です。チェックポイントは「期間」と「密度」の2つです。期間が長いほどベンダーのサポートが手厚いことの裏返しになり、密度とはサポート期間中にベンダーとクライアントが実施する項目の粒度の細かさと数を指します。

確認したいのは次の3点です。

  • 導入支援が契約期間中ずっと続くのか、初期の数か月だけか
  • 専任担当がつくのか、問い合わせ窓口のみか
  • 利用開始までの手順とステップが事前に明示されているか

既存ツールとの連携可否

すでにSFAやCRM、MAなどを導入している場合、新たに追加するツールがそれらと連携できるかどうかは重要な確認ポイントです。連携が取れないと、ツール間でデータを手動で転記する手間が発生し、導入目的である工数削減の効果が薄れてしまいます。

連携そのものが有料オプションになっているツールもあるため、連携の可否だけでなく、追加費用が発生するかまで確認しておく必要があります。

確認したいのは次の3点です。

  • 自社が使っているSFA・CRM・MAの名前が連携先に挙がっているか
  • 連携が標準機能か、有料オプションか
  • 連携方法が標準機能かAPI経由か

無料トライアルの有無

実際に使ってみなければ、操作性や自社の営業フローとの相性はわかりません。無料トライアルが用意されているツールであれば、契約前に実際の業務で試すことができるため、導入後のミスマッチを防ぐことができます。

営業ツールは年間契約・一括払いが条件になっているものも少なくありません。合わなかったときにすぐ解約できない契約形態のツールほど、トライアルで見極めておく価値が大きくなります。

確認したいのは次の3点です。

  • トライアルの期間と、申し込みにクレジットカード登録が必要か
  • 本番と同じ機能が使えるのか、機能制限があるのか
  • 契約期間の縛り(月契約か、年間契約の一括払いか)

営業ツールの選び方

営業ツールは「どの営業プロセスに課題があるか」によって、選ぶべきタイプが変わります。大きく「リード→商談」フェーズと「商談→受注」フェーズの2つに分かれ、さらに以下の4タイプに分類されます。

タイプフェーズ向いている課題
① アプローチ拡大型リード→商談新規商談のリード獲得数が足りない
② 問い合わせ活用型リード→商談流入はあるが商談につながっていない
③ 商談品質改善型商談→受注担当者によって成約率にばらつきがある
④ 案件管理・可視化型商談→受注営業状況が見えずマネジメントできない

以下は、自社に合うタイプがすぐに分かる診断ツールなので、確認してみてください。

6つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の課題に最適な営業ツールのタイプが診断されます。

0 / 6 回答済み

Q1 / 課題のフェーズ

営業活動において、最も課題を感じているのはどちらのフェーズですか?

Q2 / リード獲得の課題

リード獲得・商談数の不足について、より当てはまるのはどちらですか?

Q3 / 営業スタイル

自社の主な営業スタイルはどちらに近いですか?

Q4 / 商談・受注の課題

商談〜受注フェーズで最も困っているのはどちらですか?

Q5 / 組織の情報共有

営業組織の情報共有について、より当てはまるのはどちらですか?

Q6 / 優先したい改善

ツール導入で最優先したいのはどちらですか?

① アプローチ拡大型 | 新規商談のリード獲得に課題がある場合

アウトバウンド営業において、アプローチリストの数と質は永遠のテーマです。アプローチリストが枯渇してしまうことで商談数が不足したり、質が悪いことでなかなか商談につながらなかったりといった課題が生じます。

そういった課題に対して強みを持つのが「BtoBセールスインテリジェンス」や「営業リスト作成ツール」といったツールです。膨大な企業リストから企業規模や業界などで絞り込みができ、アプローチまで自動で実施できるツールや、興味関心データまで閲覧できるツールも。

また、リスト作成ではなく、架電時のログを記録してAIが解析、その解析データを組織に共有することで、組織的に「成果が出やすい営業活動」を実施できるようにするツールもあります。

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② 問い合わせ活用型 | 流入はあるが商談化できていない場合

インバウンド営業は、基本的に問い合わせや資料請求といった見込み顧客からのアクションを起点に商談打診するという営業形態です。せっかく問い合わせが発生しているにも関わらず、アクションが遅れたり、資料請求後の情報提供が適切ではないがために商談機会を逃しているケースがあります。

そういった商談機会の損失という課題に対して強みを持つのが「商談自動獲得ツール」です。問い合わせ発生後のサンクスページで打ち合わせの日程打診を自動で行ってくれるため、夜間の問い合わせにも自動で対応することができ、商談機会の損失を防ぐことができます。

また、Webサイトへ訪問した見込み顧客に対して、その場でアプローチができ、商談機会の「創出」ができるツールも。通常問い合わせ発生後にしかアクションができなかったインサイドセールスも、このタイプのツールを用いれば「本来なかった商談」が生み出せる可能性があります。

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③ 商談品質改善型 | 担当者によって成約率にばらつきがある場合

成果に直結する商談というフェーズ。このプロセスは特に営業担当によってブレが生じがちです。Aさんは受注率が高いがBさんは低い、という営業組織の属人化という課題を多くの企業が抱えています。

そんな課題に対して強みを持つのが「商談議事録AIツール」や「ナレッジ共有クラウド」です。商談議事録AIツールでは、商談の議事録を自動で記録し、BANT情報などの成約につながる情報をAIが録画から自動で抜き出してくれます。ナレッジ共有クラウドでは、成約した商談で活用した資料などを営業組織に共有することができ、営業組織全体で成約率の高いコンテンツや商談フローを実施できるようになります。

また、商談後に送付した資料の閲覧状況をリアルタイムでトラッキングし、見込み顧客の関心が高まったタイミングで即座にアプローチできる資料トラッキングツールもこのタイプに分類されます。担当者の勘に頼らず、顧客の行動データをもとにフォローのタイミングと内容を最適化できるため、商談後の受注率向上に有効です。

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④ 案件管理・可視化型 | 営業状況が見えずマネジメントが感覚頼りな場合

顧客情報や商談記録、売上見込み金額など、営業活動や案件に関わる情報を口頭や紙、メールやエクセルなどの複数のツールで記録するのが一般的でしたが、情報の整合性の確認時間やそもそも情報入力の工数が発生してしまいます。また、捉えるべき「商談数」や「受注数」といった数値が記録・共有されていないことで、営業活動のどこに課題があるのかも見えていないというケースも。

そういった課題に強みを持つのがSFAやCRMといったツールです。顧客情報や商談記録などを一元管理ができ、一度入力した案件情報が他のメンバーもすぐに閲覧できるため、これまでのような「このお客さんってどんな感じ?」「前なんて言ってたっけ?」というような無駄なコミュニケーションを省略することができるようになります。

案件管理なら取引ステータスが管理しやすいSFAを、顧客管理なら企業単位で情報をグルーピングしやすいCRMの導入がおすすめです。

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営業ツールおすすめ一覧比較表

以下は、本記事で紹介する営業ツールの一覧比較表です。

サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
Sales Marker
要問い合わせ
アプローチ拡大型
Webの検索行動データから自社サービスのカテゴリに興味関心がある見込み顧客を判別
Musubu
月額160,000円〜200,000円
アプローチ拡大型
「今求人を出している企業」などリアルタイム性の高い項目で絞り込める企業データベース
Miitel Phone
初期費用0円〜/月額は要問い合わせ(ID課金)
アプローチ拡大型
AIの音声解析でトップセールスの話し方の特徴を分析し可視化するトーク解析
formmate
月額30,000円〜
問い合わせ活用型
フォーム送信直後のサンクスページで日程調整を表示し、その場で商談予約まで完結
OPTEMO
要問い合わせ
問い合わせ活用型
サイト訪問者が見ている画面を確認しながら、その場でチャットや音声通話ができる
immedio
要問い合わせ
問い合わせ活用型
問い合わせ後にポップアップで日程調整を提示し、見込み顧客自身が打ち合わせを予約
ACES Meet
要問い合わせ
商談品質改善型
話者識別と独自用語の学習に対応し、商談の会話を分類して振り返りと次アクションを支援
amptalk
要問い合わせ
商談品質改善型
商談と電話の両方を自動で文字起こし・解析し、コーチングまで一気通貫で支援
Knowledge Work
要問い合わせ
商談品質改善型
ナレッジ共有から社内教育プログラムの作成までを備えたセールスイネーブルメント基盤
Mazrica DSR
要問い合わせ
商談品質改善型
検討に必要な情報を一元化した顧客専用ページを作成できるデジタルセールスルーム
slidemate
月額 10,000円〜
商談品質改善型
送付した営業資料の閲覧行動をリアルタイムで可視化する資料トラッキング
Mazrica Sales
初期費用無料/月額70,000円〜
案件管理・可視化型
顧客・案件・行動・名刺をまとめて管理し、AIが次のアクションを示唆
SALESCORE
要問い合わせ
案件管理・可視化型
SFAへの入力工数を削減しながら、KPIダッシュボードで営業プロセスを可視化
Sales Hub(HubSpot)
月額2,400円〜(1シート)
案件管理・可視化型
取引ステータス別にパーソナライズされたメールの自動送信とフォローアップを実施
Sales Cloud(Salesforce)
月額3,000円〜(1ユーザー・年間契約)
案件管理・可視化型
顧客情報や商談などのデータをひとつのプラットフォーム上でまとめて管理
Sansan
要問い合わせ
案件管理・可視化型
名刺を起点に社内の接点情報を集約し、企業データベースと組み合わせて営業活動を管理

【アプローチ拡大型】におすすめの営業ツール

アプローチ拡大型の営業ツールは次の3つです。

Sales Marker

引用:SalesMarker公式サイト

自社サービスを欲しい企業がわかる、インテントセールスSaaSです。Webの検索行動データから自社サービスのカテゴリに興味関心がある見込み顧客の判別が可能で、受注につながる商談機会を増やすことができます。

設定したキーワードを検索している企業を通知するため、ニーズが発生するタイミングまで把握することができます。「欲しいタイミングでの営業活動」を実現できる点が最大の強みです。

また企業名のみではなく部署・人物情報まで把握することができるため、担当者に繋いでもらえない・話を聞いてもらえないというケースにも最適です。

対象企業規模スタートアップ〜大手企業
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携Salesforce/名寄せ機能
無料トライアルデモあり(トライアルは要問い合わせ)
料金要問い合わせ

Musubu

引用:Musubu公式サイト

通算導入利用社数10万社以上を誇る営業リスト作成ツールです。企業リストはスクレイピングやクローリングに加えて、人の目と手で確認し詳細の情報を取得しています。

そのリストから、企業規模や業界などの項目での絞り込みはもちろん、「今求人を出している企業」などのリアルタイム性の高い項目での絞り込みも可能で、精度の高い営業リストを作成することができます。

また、絞り込んだ営業リストに対して営業メールを送信できるメール配信機能や、アプローチしてから取引ステータスの管理ができる営業管理機能なども搭載しています。

対象企業規模要問い合わせ
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携Salesforce(月額50,000円・税別のオプション)
無料トライアル30日間無料(アカウント数無制限)
料金初期費用なし/月額200,000円(6ヶ月プラン)・160,000円(12ヶ月プラン)いずれも税別・1アカウント。CSVダウンロードと企業情報付与は1件ごとのクレジット従量

Miitel Phone

引用:Miitel Phone公式サイト

AIの音声解析により、トップセールスの話し方の特徴を分析し可視化できるトーク解析AIツールです。いわゆるクラウドPBXの部類で、各営業メンバーのビジネスフォンとして利用可能です。

すべての電話内容を録音し、URLで簡単に共有することができます。話す速度、ラリー回数、被せ率などAIが話し方を定量評価し、営業担当が自分で分析したりフィードバックに活用することも可能です。

また、組織としては一人ひとりの架電数・通電数・商談化数などを可視化し、日付や担当といった項目でフィルタリングすることもできるため組織単位での分析も実現できます。情報共有の手間を省くためのSFA・CRMとの連携機能も備えています。

対象企業規模インサイドセールス/コールセンター/カスタマーサポート部門
サポート体制オンボーディング支援/カスタマーサクセス/ユーザーコミュニティ「&MiiTel」
既存ツール連携楽テル/BALES CLOUD/Zoho CRM/FastHelp5 ほか
無料トライアル要問い合わせ
料金初期費用0円〜/月額は要問い合わせ(1IDあたりの課金)

【問い合わせ活用型】におすすめの営業ツール

問い合わせ活用型の営業ツールは次の3つです。

formmate

引用:formmate公式サイト

BtoB企業のためのフォーム作成ツールです。日程調整ツール×フォーム作成ツールが特徴で、見込み顧客がフォームを送信するとサンクスページで営業担当の日程調整ツールが表示され、見込み顧客はその場で商談予約が可能です。

商談が入った見込み顧客に対しては「商談前ヒアリングフォーム」、商談が入らなかった見込み顧客に対しては「離脱前アンケートフォーム」を”その場で”表示し、商談準備と追客フォローの質を向上させることができるツールとなっています。

また、資料ダウンロードフォームであればサンクスページで資料コンテンツ+日程調整ツールを表示したり、フォームの回答項目別にサンクスページに表示するコンテンツや自動返信メールを設定できるため、見込み顧客のニーズに合わせたアプローチが自動で実施可能になります。

対象企業規模要問い合わせ
サポート体制トライアル期間中も機能説明・使い方サポートあり
既存ツール連携要問い合わせ
無料トライアル14日間無料(クレジットカード登録不要)
料金ライト月額30,000円/スタンダード月額55,000円/ハイエンド月額80,000円(1アカウント定額)

OPTEMO

引用:OPTEMO公式サイト

Webサイト上でそのまま商談獲得できるインサイドセールスツールです。Webサイトへ訪問した顧客が見ている画面を確認しながら、その場でチャットや音声通話を行うことができるため、本来アクションがなかったかもしれない顧客に対してアポイントを取らずにその場での商談機会を創出できます。

また、訪問者のなかでも温度感の高い顧客がWebサイトに訪問したタイミングで営業担当に通知が届くため、優先順位をつけて新規リードへのアクションを行うことができます。

対象企業規模BtoB SaaS/不動産/専門サービス
サポート体制専任担当が導入から改善まで伴走
既存ツール連携GA4/Google広告/Marketo/HubSpot/Account Engagement
無料トライアル要問い合わせ
料金要問い合わせ(個別プラン)

immedio

引用:immedio公式サイト

ターゲット顧客との商談を自動で獲得するインバウンド商談クラウドです。問い合わせが発生した後に打ち合わせの日程調整のポップアップを表示し、見込み顧客が自分で打ち合わせ日程を予約することができるため、最も温度感の高い状態での商談打診により、夜間に発生したリードでも商談獲得が可能です。

その設定される商談は、フォームの入力情報をもとに自社の最適な営業担当に自動で割り振られるため受注率の平準化まで期待できます。

また、資料請求リードなどのすぐに商談が入らない見込み顧客に対しては、BANT情報などをアンケートで回収することができるため、次回のアプローチの参考情報まで蓄積することができます。

対象企業規模スタートアップ〜エンタープライズ
サポート体制24時間対応のヘルプセンター/カスタマーサクセス
既存ツール連携Salesforce/HubSpot/Marketo/Pardot/formrun/Zoom/Slack/Googleカレンダー/Microsoft365
無料トライアル要問い合わせ
料金要問い合わせ(機能とユーザー数により変動)

【商談品質改善型】におすすめの営業ツール

商談品質改善型の営業ツールは次の5つです。

ACES Meet

引用:ACES Meet公式サイト

商談内容を文字起こし・要約・解析する商談解析AIツールです。文字起こしをするだけではなく、会議参加者の「顔向き」「話し方」「会話の割合」や、商談の振り返りで欠かせないBANTC情報やアイスブレイク、質疑応答、説明、クロージング等、どのような会話がされていたかをACES AIアシスタントが分類します。

これにより、商談の振り返りや次回アクションの決定までスムーズに行うことが可能です。属人化しがちな商談スキルを組織のデータ資産として蓄積できます。

対象企業規模営業部門/人事部門
サポート体制要問い合わせ(セキュリティ資料の提供・API導入支援あり)
既存ツール連携Zoom/Salesforce/API経由で自社CRM
無料トライアルあり(期間は要問い合わせ)
料金要問い合わせ

amptalk(amptalk株式会社)

引用:amptalk

商談と電話の両方を、同じ基準で解析できる営業支援ツールです。オンライン商談だけでなく、スマートフォンや固定電話での通話も自動で文字起こし・解析の対象にできるため、インサイドセールスとフィールドセールスの会話を分断せずに一本の営業プロセスとして振り返ることができます。

話した割合や質問の数といった会話の指標を自動で算出し、商談の内容をCRMへ連携できます。属人的だった「うまくいった商談の型」を指標として共有できるため、マネージャーのフィードバックが感覚ではなく会話データに基づくものになります。

最低10ユーザーからの提供となっており、一定規模の営業組織でチーム全体の会話を横並びで比較したい場合に適しています。

対象企業規模10ユーザー以上の営業組織
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携要問い合わせ(携帯キャリア連携はオプション)
無料トライアル要問い合わせ
料金要問い合わせ(プラン料金×ユーザー数。最低10ユーザー・年間契約で12ヶ月分を一括払い)

Knowledge Work

引用:Knowledge Work公式サイト

ナレッジの共有から社内教育プログラムの作成といったセールスイネーブルメントに必要な機能を搭載したクラウドサービスです。営業資料・動画、過去提案書、営業ノウハウをチームで共有することができます。

資料に関してはGoogle Driveのようなフォルダ分けではなく、フィルタリングをかけるとアクセスしたい資料をすぐに見つけることができ、資料探索時間の削減を実現しています。また、顧客に資料や動画を共有し、閲覧状況をトラッキングすることもできるため対顧客にも活用できるツールです。

さらに、資料や動画を教材とした学習コースを手間をかけずに短時間で作成することができ、テストも用意することができるため、社内の営業メンバーの教育までひとつのツールで実現可能です。

対象企業規模大企業〜エンタープライズ
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携Salesforce(カスタムオブジェクトへの自動書き込み)
無料トライアル要問い合わせ
料金要問い合わせ(モジュール「AI商談記録」は1ユーザー2,500円/月)

Mazrica DSR

引用:Mazrica DSR公式サイト

検討に必要な情報が一元化された顧客向け検討Webページを作成できるデジタルセールスルームです。今まで顧客とメールやチャットなどで商談に関連する資料やデータのやり取りを行っていたものをひとつのページに集約することで、営業担当と顧客双方の「検討推進」を支援します。

顧客の「だれが・いつ・どこに・どれくらい」興味を持っているのかの資料閲覧データをトラッキングすることも可能です。

さらに商談の進め方をテンプレート登録することができるため、商談後だけではなく商談前の営業組織のアクションの平準化という効果も期待できます。

対象企業規模要問い合わせ
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携SFA・CRMへ内容を自動転記
無料トライアルあり(期間は要問い合わせ)
料金要問い合わせ

slidemate

引用:slidemate

送付した営業資料の閲覧行動をリアルタイムで可視化できる資料トラッキングツールです。資料の開封・特定ページへの到達・読了・再閲覧などのタイミングで営業担当に通知が届くため、見込み顧客の関心が高まった瞬間にピンポイントでアプローチすることができます。

どのページを何秒見ているか・どこで離脱しているかを顧客単位で把握できるため、次回フォローの内容を仮説立てした上で実施できます。また、一度失注と判断した見込み顧客が資料を再閲覧した際も自動でリスト化されるため、埋もれていた商談機会の掘り起こしにも有効です。

資料作成代行サービス「c-slide」の運営元が提供しているため、契約後はc-slideのディレクターによる月1回の利用状況モニタリングと資料改善の伴走支援が受けられる点も特徴です。

対象企業規模要問い合わせ
サポート体制全プランでメールサポート/スタンダード以上はモニタリングと伴走支援
既存ツール連携要問い合わせ
無料トライアル14日間無料(本番環境のまま利用可)
料金ライト月額10,000円/スタンダード月額25,000円/ハイエンド月額50,000円(いずれも税抜・ユーザー数無制限)。リード10,000件超は10,000件ごとに月額5,000円を加算

【案件管理・可視化型】におすすめの営業ツール

案件管理・可視化型の営業ツールは次の5つです。

Mazrica Sales

引用:Mazrica Sales公式サイト

現場ファーストで使いやすい国産のSFAです。営業活動に必要な顧客、案件、行動、名刺などのすべての情報を一元管理でき、各営業担当の案件の進捗状況を直感的に共有できる案件ボードで、取引ステータスの管理が可能です。

また、売上進捗や推移、着地見込みなどの数値データをわかりやすいダッシュボードで把握できるため、アクションの改善やカスタムレポートの作成など、今後の営業活動に役立てることができます。ダッシュボードはカスタマイズの必要はなく最初から標準搭載されているため、はじめてSFAを導入する営業組織でも使いやすいツールとなっています。

また、AIが案件のリスク分析や類似案件の抽出などを行ってくれるため、営業の確度把握にも有効です。

対象企業規模10ID以上の中堅〜大企業
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携Sansan/マネーフォワード/freee/Marketo/BI・CTI/Workato/Biztex/Yoom
無料トライアルあり(期間は要問い合わせ)
料金初期費用・開発費用は無料/Starter 月額70,000円(1ID 6,500円)・Growth 月額130,000円(1ID 12,500円)・Unlimited 月額190,000円(1ID 18,500円)。いずれも10ID以上・年間契約の一括払い。Sales Agentは5,000円/組織

SALESCORE

引用:SALESCORE公式サイト

SFAと連携し、データの収集から売れる仕組みの解明、実行をリードするセールスイネーブルメントSaaSです。KPI管理や記録効率化など、SFAを導入したものの使いこなせないというニーズに合わせた機能とUIを実装しています。

また、直感的な使い慣れたエクセル / スプレッドシートのようなUIで、一度に複数のデータをまとめて入力することができます。効率的なデータ入力の実現で入力工数を削減し、本来の営業業務に注力する時間を最大化します。

分析に特徴を持つプロダクトと、営業経験の豊富なメンバーによる現場の活用を見越した支援体制が特徴で、営業組織の営業標準化を支援しています。

対象企業規模成長企業〜1,000名規模の営業組織
サポート体制営業経験者によるコンサルティングと導入支援
既存ツール連携Salesforce ほかSFA
無料トライアルデモあり(トライアルは要問い合わせ)
料金初期費用あり(セットアップ・データ連携・オンボーディング/金額は要問い合わせ)/月額は利用ユーザー数に応じた見積もり。最低1名から・年間契約

Sales Hub(HubSpot)

引用:Sales Hub公式サイト

マーケティングオートメーショントップシェアのHubSpotが提供するSFA製品です。獲得したリードを営業活動管理ワークスペースに移動させて、案件の進捗管理が可能です。取引ステータス別に、パーソナライズされたメールの自動送信やフォローアップを実施できるため、工数減と商談化率向上が見込めます。

また、毎日のコールの優先順位付け、発信、記録、自動記録を実施してくれるため、入力の手間をかけずに営業活動の記録・共有ができます。

さらに、日程調整ツール・送付資料のトラッキング・見積書作成など営業活動に必要な機能を取り揃えているため、それぞれに特化したツールを導入する必要がなくHubSpotに1本化することができます。

対象企業規模個人〜エンタープライズ
サポート体制プランに応じたサポート(要問い合わせ)
既存ツール連携HubSpotプラットフォーム全体/多数の外部アプリ
無料トライアル無料版あり(2ユーザーまで永年無料・クレジットカード登録不要)
料金無料版0円/Starter 月額2,400円(1シート)/Professional 月額12,000円(1シート・年次契約、別途オンボーディング180,000円)/Enterprise 月額18,000円〜(1シート、別途オンボーディング420,000円)

Sales Cloud(Salesforce)

引用:Sales Cloud公式サイト

世界トップシェアのSFA / CRMです。顧客情報や商談などの様々なデータをひとつのプラットフォーム上でまとめて管理することで、営業活動に必要な情報を簡単に社内共有可能です。

顧客データの統合に強みを持つプラットフォームであり、マーケティングやカスタマーサクセスなど、他の部署と連携して顧客データを共有・管理できるよう、様々なサービス展開をしているのが特徴です。

また、様々な他のクラウドサービスとの連携にも強みをもっており、Salesforceと連携している国内クラウドサービスも多数あるため、Salesforce上で自社が契約済みのクラウドサービスを活用することができ、ツール間の移動といった面倒な作業も短縮できる可能性があります。

対象企業規模中小企業〜エンタープライズ
サポート体制エディション別(要問い合わせ)
既存ツール連携AppExchange経由で多数
無料トライアル30日間無料
料金Free Suite 0円/Starter Suite 3,000円/Pro Suite 12,000円/Core 23,400円/Advanced 47,400円/Max 66,000円(いずれも1ユーザーあたり月額・年間契約)

Sansan

引用:Sansan公式サイト

業界・業種を問わず、9,000社もの企業に利用されている、法人向けのクラウド型名刺管理ツールです。AI技術とオペレーターの手入力を組み合わせ、名刺の情報を99.9%の精度でデータ化することで、企業名やアドレスの入力だけで名寄せ(該当企業の他の情報:企業規模や業界などの結びつけ)が可能で入力工数削減に寄与します。

また、全社の人脈が一括で管理でき、「接点管理」もできるため、顧客が抱える課題に対して精度の高い仮説が立てられ、営業の確度を上げられるのも特徴です。

対象企業規模中小企業〜大企業(全社利用が前提)
サポート体制要問い合わせ
既存ツール連携Contract One ほか
無料トライアルあり(期間は要問い合わせ)
料金要問い合わせ(Lite/Standard/Advancedの3プラン・見積もり依頼制)

営業ツールが定着しない5つの理由と回避策

営業ツールは導入して終わりではなく、現場に定着してこそ成果につながります。しかし実際には、導入後に使われなくなるケースが少なくありません。ここでは、営業ツールが定着しない代表的な5つの理由と回避策を解説します。

  1. 導入目的が現場と共有されていない
  2. 機能過多で使いこなせない
  3. 既存ツールと連携せず二重入力が発生している
  4. 入力負荷が営業の実務時間を圧迫している
  5. 運用改善する担当者が決まっていない

1. 導入目的が現場と共有されていない

最も多い失敗パターンが、経営層や管理職がトップダウンで導入を決めてしまい、現場の営業メンバーに「なぜこのツールを導入するのか」が伝わっていないケースです。現場からすると「入力の手間が増えただけ」と感じ、定着が進みません。

回避策は、導入前に現場メンバーも巻き込んで「このツールで何を解決したいのか」「導入後に営業担当自身にどんなメリットがあるのか」を言語化することです。現場の課題ヒアリングを経て導入したツールは、同じ機能のツールでも圧倒的に定着率が高くなります。

2. 機能過多で使いこなせない

「どうせ導入するなら高機能なものを」と最上位プランを選んだ結果、機能が多すぎて現場が使いこなせず、標準機能しか使わない状態に陥るケースです。特にSalesforceのような大企業向けツールを中小企業が導入すると、この現象が起きやすくなります。

回避策はスモールスタートです。最初は「案件管理」「顧客管理」など最小限の機能から始めて、現場に定着してから段階的に機能を広げていきましょう。自社の営業プロセスの成熟度に合ったツール・プランを選ぶことが、定着の最短ルートです。

3. 既存ツールと連携せず二重入力が発生している

新しく導入したツールと、既存のExcel・メール・他のSaaSが連携していないと、同じ情報を複数箇所に入力する二重入力が発生します。営業メンバーからすると「ツールが増えて作業が増えた」という本末転倒な状態です。

回避策は、導入前に「既存のどのツールと連携できるか」を必ず確認することです。SalesforceやHubSpotはAPI連携の選択肢が豊富なので、既存環境との接続性を基準に候補を絞り込みましょう。

4. 入力負荷が営業の実務時間を圧迫している

SFAやCRMに詳細なデータを求めすぎて、1日の営業業務のうち入力作業に1〜2時間が取られるようになると、営業担当のモチベーションが下がり、入力の質も落ちていきます。最終的には「入力されないツール」になってしまいます。

回避策は、入力項目を最小限に絞り込むことと、音声入力・AI自動記録機能のあるツールを選ぶことです。商談解析AIやMiitel Phoneのようなツールを組み合わせると、自動で記録される情報が増え、営業担当の手入力負荷を大幅に下げられます。

5. 運用改善する担当者が決まっていない

導入直後は使われていても、運用改善やデータ活用を推進する担当者がいないと、数ヶ月後には単なる記録ツールになってしまいます。せっかく蓄積したデータが分析されず、経営判断に活かされない状態です。

回避策は、導入時に必ず「ツール運用責任者」を任命することです。営業部長・マネージャー・営業企画担当など、役割は組織によって異なりますが、データを分析し改善アクションを組織に提案する担当者が不可欠です。ベンダーのカスタマーサクセス担当と定期ミーティングを設定するのも効果的です。

営業ツールに関するよくある質問(FAQ)

営業ツール選定時によく寄せられる質問をまとめました。

Q. 営業ツールは無料で使えるものもありますか?

はい、無料プランを提供している営業ツールは多数あります。代表的なのはHubSpotのSmart CRM(無料版)とZoho CRM(3ユーザーまで無料)です。最低限の案件管理・顧客管理から始めたい場合は、こうした無料プランから試すことをおすすめします。

ただし無料プランは機能制限があり、営業組織が10人を超えると物足りなくなるケースが多いため、本格運用を見据える場合は有料プランへの移行を前提に選ぶと良いでしょう。

Q. 中小企業でもSFAは必要ですか?

従業員数や営業メンバーの人数によります。営業メンバーが5人未満かつ商談数が月数十件規模であれば、エクセル・スプレッドシートでも十分対応可能です。一方で、営業メンバーが10人を超えたり、複数拠点で営業活動を行うようになると、情報共有の非効率さが顕在化するため、SFA導入の検討時期と言えます。

「エクセルやスプレッドシートを使いこなせない組織にSFAは定着しない」という考え方もあります。まずはエクセルで営業プロセスを回せるようにしてから、SFAに移行する方が結果的に定着率は高くなります。

Q. ChatGPTなどの生成AIは営業ツールとして使えますか?

はい、生成AIは営業ツールの一部として活用できます。具体的な用途として、メール文面の下書き・提案書のたたき台作成・議事録の要約・競合調査などが挙げられます。

ただし、生成AIは単体では営業プロセスを管理できないため、SFAや商談解析AIといった専用ツールと組み合わせて使うのが実用的です。最近はSFAに生成AI機能が組み込まれた製品(Mazrica SalesのAI機能、HubSpotのBreezeなど)も増えており、専用AIツールを別途導入しなくても済むケースが増えています。

Q. SFAとCRMはどちらを先に導入すべきですか?

営業フェーズの効率化が課題ならSFAから、既存顧客の関係性強化が課題ならCRMから導入するのが基本です。ただし、近年の主要ツール(Sales Cloud、HubSpot、Mazrica Salesなど)はSFAとCRMの両機能を兼ねているため、厳密に分けて別々に導入する必要はありません。

自社の主課題にフィットする1本を選び、使いながら必要な機能を追加していくのが現実的な進め方です。

Q. 導入してから定着するまでどのくらいかかりますか?

一般的には3〜6ヶ月が目安です。最初の1〜2ヶ月は初期設定と社内周知に充てられ、3ヶ月目以降で現場の入力習慣が形成され始めます。完全な定着には半年〜1年を見ておくと良いでしょう。

定着期間を短縮するには、導入前の現場ヒアリング、段階的な機能展開、運用責任者の任命の3つが鍵となります。

まとめ

今回は営業ツールについて、種類・費用相場・選び方・おすすめサービス16選・定着のコツまで解説してきました。

営業ツールは自社が課題に感じているプロセスに応じてタイプを選ぶことが、導入成功の第一歩です。まずは以下の4タイプのどれが自社の課題に対応するかを確認しましょう。

タイプ向いている課題
① アプローチ拡大型新規商談のリード獲得数が足りない
② 問い合わせ活用型流入はあるが商談につながっていない
③ 商談品質改善型担当者によって成約率にばらつきがある
④ 案件管理・可視化型営業状況が見えずマネジメントできない

タイプが決まったら、サポート体制・契約期間・既存ツールとの連携可否・無料トライアルの有無・対象企業規模の5つの比較ポイントをもとに候補を絞り込み、必ずデモや無料トライアルで使用感を確認した上で本導入に進みましょう。

まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「営業ツールの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。

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