車両管理システムおすすめ16選比較。料金相場とタイプ別の選び方

「車両管理システムの料金相場を知りたい」
「種類が多く、自社に合うタイプが分からない」

車両管理システム(車両管理ソフト・社用車管理システムとも呼ばれます)は、社用車・営業車・配送車の予約、アルコールチェックの記録、現在地の把握、運転日報、配車計画までをクラウドで管理するシステムです。スマホアプリだけで始められるもの、AIドラレコを取り付けるもの、運送業の配車を組むものまで性格が大きく異なり、料金も1台あたり月額0円から3,000円台まで幅があります。

本記事では、車両管理システムのおすすめ16選を、社用車管理・コンプライアンス強化型/AIドラレコ・安全運転管理型/動態管理・リアルタイム位置情報型/配車・運行最適化型の4タイプに分けて比較します。デバイスタイプと設置工事、主な機能、対応ナンバー、無料枠・トライアルの4つの比較ポイントと、料金相場もあわせて解説します。

車両管理システムとは?

車両管理システムとは、業務で使用する車両(社用車・営業車・配送車・トラックなど)に関する情報を一元的に管理し、車両管理業務の効率化と安全運転・コンプライアンス対応を支援するクラウドサービス です。

従来は紙やExcelで管理されていた車両台帳・運転日報・アルコールチェック記録・走行データなどを、スマホアプリやドライブレコーダー、シガーソケット型デバイスなどから自動で取得・蓄積できる点が特徴です。

緑ナンバーの運送・物流業はもちろん、白ナンバーの営業車・社用車を保有する一般企業でも、アルコールチェックの義務化以降は導入が一気に進んでいます。

車両管理システムでできること

車両管理システムを導入すると、たとえば以下のような業務を1つのシステム上で完結できます。

紙やExcelに分散していた情報をデジタル化し、抜け漏れリスクを減らしながら管理業務の工数を削減できる点が最大のメリットです。

  • 車両台帳・車検・保険・リース契約の一元管理
  • 運転免許証の有効期限管理とアラート通知
  • アルコールチェック記録の自動取得・保管
  • 運転日報・日常点検記録のデジタル化
  • 車両のリアルタイム位置情報・走行軌跡の把握
  • 危険運転(急加速・急ブレーキ・わき見・居眠り)の自動検知
  • 配車計画・ルート最適化の自動作成
  • 稼働率データに基づく車両台数の最適化

車両管理システムが注目される背景

車両管理システムの市場が拡大している背景には、法規制対応の負担増と事故コスト・人手不足への危機感という2つの圧力があります。

2022年4月、道路交通法の改正により、白ナンバー事業者でも一定台数(乗車定員11人以上の車両1台以上または乗用車5台以上)を保有する場合、安全運転管理者によるアルコールチェックが義務付けられました。さらに2023年12月からは検知器を用いた測定と1年間の記録保管が必要となり、対象となる企業の管理業務は紙運用では限界に達しています。

加えて、社用車事故は修理費や保険料の増加だけでなくブランド毀損にも直結するため、AIドラレコによる事故の未然防止や、データに基づく安全運転指導への投資意欲が高まっています。配送・物流業界では2024年問題(時間外労働の上限規制)への対応として、配車・ルート最適化による生産性向上も急務です。

ドライバーの労務管理まで含めて一気通貫で整理したい場合は、勤怠管理システムとの連携も合わせて検討するとよいでしょう。

関連記事:勤怠管理システムおすすめ17選比較。導入費用や課題別の選び方を解説

エクセル・紙の台帳による車両管理との違い

多くの企業が、車両管理を最初はエクセルや紙の台帳で始めます。台数が10台程度までであれば、車検の期日と保険の満期を一覧にしておくだけで運用できてしまうためです。

問題が出るのは、管理する項目が増えたときです。アルコールチェックの記録は1年間の保存が義務づけられ、運転日報は運転者ごとに毎日発生し、車検・免許証・保険はそれぞれ更新日が異なります。エクセルでこれらを扱うと、入力する人と確認する人が分かれ、最新版がどのファイルか分からなくなります。

エクセル・紙の台帳車両管理システム
記録の入力帰社後にまとめて手入力走行データ・位置情報を自動取得
アルコールチェック用紙に記入し1年間ファイリング検知器と連携して自動記録・自動保存
期限管理目視で確認/更新漏れが起きる車検・免許証の期限をアラート通知
現在地の把握電話で確認地図上でリアルタイム表示
複数拠点での共有ファイルの版が分かれる全拠点が同じ画面を参照
費用0円(人件費は別)月額0〜3,500円程度/台

エクセルでの管理が向いているのは、車両が数台で、アルコールチェックの対象外であり、現在地の把握も必要ない場合です。それ以外のケースでは、記録の正確性よりも「誰かが入力し続けなければ成立しない」という運用の脆さのほうが先に問題になります。

車両管理システムの主な機能

車両管理システムの機能は多岐にわたります。すべての機能を1つのシステムで網羅する必要はなく、自社の課題に直結する機能だけを過不足なく満たせるか が選定の出発点です。

代表的な機能を、車両管理業務のレイヤー別に整理しました。

車両台帳管理車種・ナンバー・所有区分・車検期限・保険期限・リース契約の一元管理。
期限切れアラートも自動通知。
ドライバー・労務管理免許証情報・点呼記録・拘束時間・労務時間管理。
顔認証によるなりすまし防止に対応するシステムも。
アルコールチェック検知器とBluetooth連携した測定結果の自動記録・保管。
義務化対応の中心機能。
動態管理(位置情報)GPSによる現在地のリアルタイム把握・走行軌跡表示・到着予測。
配送先への位置共有も可能。
安全運転支援急加速・急ブレーキ・わき見・居眠りなどの危険運転をAIが自動検知。
ドラレコ映像のクラウド保存。
配車・ルート最適化AIによる配車計画自動作成・ルート最適化・条件付きルート設定
(時間帯規制・車格制限など)。
運転日報・運行管理走行データから日報を自動作成。CSV出力・基幹システムへのAPI連携にも対応。
デジタルキー・予約管理スマホで車両の予約・解錠・施錠が可能。
鍵の受け渡し業務を省略し、稼働状況も自動集計。

① 車両台帳・車検・免許証の期限管理

車両ごとの車検満了日、自動車保険の満期、ドライバーの免許証有効期限をシステム上で一元管理し、期日が近づくとアラートで通知します。免許証をスマホで撮影して読み取り、有効期限を自動登録できるサービスもあります。更新漏れは行政処分に直結するため、どのタイプにも共通で搭載されている基本機能です。

② アルコールチェックの記録と保存

検知器の測定結果を、日時・測定者・数値とセットで自動記録します。2022年4月に白ナンバー事業者へ確認が義務づけられ、2023年12月からは検知器の使用が義務化されました。記録は1年間の保存が必要です。検知器と連携して数値を自動で取り込むタイプと、測定者が数値を手入力するタイプがあり、なりすまし防止のために顔写真の同時撮影に対応するサービスもあります。

③ 動態管理(リアルタイム位置情報)

車両が今どこを走っているかを地図上に表示します。取引先からの「今どこですか」という問い合わせに、管理画面を見て即答できるようになります。到着予定時刻の自動算出、指定エリアへの出入りの通知、走行ルートの履歴表示まで対応するサービスもあります。位置情報の取得間隔はサービスによって数秒〜数分と幅があるため、用途に合わせて確認してください。

④ 運転日報の自動作成

出発時刻・到着時刻・走行距離・訪問先を、走行データから自動で日報化します。ドライバーが帰社後に手書きやエクセルで作成していた作業がなくなります。訪問先の名称をあらかじめ登録しておけば、住所ではなく取引先名で日報が出力されます。労働時間の集計や、走行距離に応じた燃料費・経費の按分に使えるサービスもあります。

⑤ 安全運転診断・AIドラレコによる危険運転の検知

急ブレーキ・急加速・速度超過といった運転挙動を点数化し、ドライバーごとに安全運転のスコアを出します。AI搭載のドライブレコーダーを使うタイプでは、わき見・車間距離不足・一時不停止などを走行中に検知し、その場で音声警告を出します。検知した場面の映像が自動で保存されるため、月次の安全運転指導で「この場面です」と具体的に指導できます。

⑥ 車両予約・デジタルキーによる鍵の管理

社用車の予約をWeb上で受け付け、誰がいつどの車を使うかを可視化します。ホワイトボードや台帳での予約管理をなくす機能です。デジタルキーに対応したサービスでは、予約した本人のスマホが鍵になり、鍵の受け渡しと管理そのものが不要になります。拠点をまたいだ車両の稼働率を見て、遊んでいる車を減らす用途にも使えます。

車両管理システムの費用相場

車両管理システムの料金は、「導入するデバイス」と「契約台数」 で大きく変わります。月額料金は「車両1台あたり」または「ユーザー1人あたり」で課金されるケースが一般的です。

① デバイスタイプ別の月額費用の相場

デバイスタイプ月額の目安
スマホアプリ型0〜1,500円/台
シガーソケット・OBD-II型1,000〜2,000円/台
ドライブレコーダー型2,000〜3,500円/台
デジタコ・運行管理連携型3,000円/台〜

月額はデバイスで決まります。スマホだけで完結するアプリ型が最も安く、車両に機器を設置するドラレコ型・デジタコ型ほど高くなります。機能の多さより先に、どのデバイスで運用するかを決めるほうが、費用の見当がつきます。

② 初期費用とアルコール検知器などの周辺コスト

項目目安
初期費用(ドラレコ設置型)1台あたり10,000〜30,000円程度
初期費用(アプリ型・シガーソケット型)無料のことが多い
アルコール検知器(別途購入)5,000〜30,000円程度

見落とされやすいのが、アルコール検知器が車両管理システムの料金に含まれないことです。検知器は別途購入し、システムと連携させる形が一般的です。ドラレコ設置型では取り付け工賃が別途かかるサービスもあるため、見積もりの段階で「機器代・取付費・月額」の3つに分けて出してもらうと比較しやすくなります。

③ 無料で使える車両管理システムはあるか

「無料で使えるものはないか」は、車両管理システムを検討する際に最も多く聞かれる質問です。結論から書くと、永年無料で使えるサービスは存在しますが、数は多くありません。本記事で紹介している16サービスを、無料で使える範囲によって2段階に分けました。

区分サービス条件
永年無料AI-Contact フリート初期費用・月額とも0円。
サポートプランは月250円の有料オプション(最低契約1年・50名以上)
無料トライアルKIBACO新規申込から3ヶ月間、全機能が無料
無料トライアルLINKEETH3週間無料
無料トライアルODIN動態管理14日間無料
無料トライアルTCloud for SCMトライアルあり(期間は要問い合わせ)

無料で始める場合に確認しておきたい点が3つあります。

  • 無料の範囲がどこまでか
    「管理者が見る画面は無料、ドライバーが使う機能は有料」という分け方をしているサービスがあります
  • アルコールチェックの記録が無料枠に入るか
    義務化対応が目的であれば、ここが有料オプションだと無料では要件を満たせません。
  • 台数が増えたときの料金
    無料枠に台数上限があるサービスでは、増車のタイミングで有料に切り替わります。

なお「無料デモ」「無料相談」「無料セミナー」は、担当者による説明を無料で受けられるという意味で、製品を試用できる無料トライアルとは別のものです。上の表には含めていません。

④ 車両5〜20台の中小企業が導入する場合の費用イメージ

車両が5〜20台規模の企業であれば、アプリ型・シガーソケット型で十分に運用できることがほとんどです。その前提で費用を積むと、次のようになります。

項目10台で導入した場合の目安
初期費用0円(アプリ型・シガーソケット型)
月額0〜20,000円(0〜2,000円/台 × 10台)
アルコール検知器50,000〜300,000円(5,000〜30,000円 × 10本)

初年度でいちばん大きい支出は、システムの月額ではなくアルコール検知器の本体代になることが少なくありません。検知器は営業所ごとに常時有効なものを備えればよく、車両1台ごとに1本必要というわけではないため、必要本数を先に確定させると総額が下がります。

台数が20台を超え、事故削減や配送効率の改善まで踏み込む段階になると、ドラレコ型・デジタコ型が選択肢に入ってきます。その場合は月額が2,000〜3,500円/台に上がるため、削減できる保険料や燃料費と並べて判断してください。

車両管理システムを選ぶ際に確認すべき4つの比較ポイント

車両管理システムはどれも同じではありません。デバイスや機能、対応する業務、試せる範囲によって、導入後の運用負荷も投資対効果も大きく変わります。比較する際に必ずおさえておきたいポイントは以下の4つです。

  1. デバイスタイプと設置工事
  2. 主な機能
  3. 対応ナンバー(白ナンバー or 緑ナンバー)
  4. 無料枠・トライアル

1. デバイスタイプと設置工事

車両管理システムは、どのデバイスから走行データを取るかでサービスの性格が大きく変わります。設置工事の負担と取得できる情報の精度はトレードオフの関係にあるため、自社が許容できる導入負荷を最初に決めておくことが重要です。

スマホアプリ型は工事不要で最も手軽ですが、ドライバーがアプリを起動し忘れると記録が残らないという弱点があります。シガーソケット型・OBD-II型は工事不要でありながら自動で走行データを取得でき、コストとデータ精度のバランスが良い選択肢です。ドライブレコーダー型は設置工事が必要ですが、AI危険運転検知や映像保管といった安全運転管理機能の精度は最も高くなります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 自社で工事可能か、それとも工事不要が必須か
  • 必要なデータ(位置情報のみか、運転挙動・映像まで必要か)を取得できるか
  • 車種・年式に対応しているか(OBD-II型は古い車両に対応しないことがある)

2. 主な機能

車両管理システムの機能は 「広く浅く」と「狭く深く」 の2軸で見るのが分かりやすいです。

たとえば社用車予約・アルコールチェック・台帳管理を中心としたコンプライアンス強化型のシステムは、動態管理や安全運転支援機能は弱い傾向があります。一方でAIドラレコ特化型は危険運転検知の精度が高い反面、車両予約や免許証期限管理といった社用車運用機能は限定的です。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 自社の課題(コンプライアンス/事故防止/位置把握/配車)に直結する機能が標準で入っているか
  • アルコールチェックの記録と1年間の保存に対応しているか
  • 欲しい機能がオプション扱いになっていないか

機能が多いほど料金は上がるため、自社の課題に直結する機能だけを過不足なくカバーするシステムを選ぶことが、コストパフォーマンスを最大化するコツです。

3. 対応ナンバー(白ナンバー or 緑ナンバー)

車両管理システムは、白ナンバー向けに最適化されたサービスと、緑ナンバー(運送・配送業)向けに最適化されたサービス に大別されます。既存業務との適合度を最も左右するのがこの違いです。

白ナンバー向けは、アルコールチェック・社用車予約・運転日報・台帳管理など「社用車の運用ルール徹底」が機能の中心になります。一方の緑ナンバー向けは、配車計画・運行管理・拘束時間管理・点呼など、運送業固有の法令と業務フローに踏み込んだ機能を備えています。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 自社の車両が「営業車・社用車中心」か「配送・運送業務中心」か
  • 白ナンバーと緑ナンバーが混在する場合、1つのシステムで両方を管理できるか
  • 同業種の導入事例があるか

営業活動全体の効率化まで視野に入れる場合は、営業ツール系の比較記事も合わせて確認するとよいでしょう。

4. 無料枠・トライアル

車両管理システムは、管理者だけでなく 現場のドライバーが日常的に使う ことが定着の鍵です。アプリのUIが分かりにくいと記録の入力漏れが発生し、結局Excelとの二重管理に戻ってしまうケースも珍しくありません。本格導入の前に、無料枠やトライアルでドライバーの反応を確かめることをおすすめします。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 永年無料の範囲か、期間限定のトライアルか(期間は2週間〜3ヶ月とサービスで異なる)
  • アルコールチェックの記録など、自社が必要な機能が無料の範囲に入っているか
  • トライアル後の料金と、増車したときの料金

なお「無料デモ」「無料相談」は担当者の説明を受けられるという意味で、製品を試用できる無料トライアルとは別のものです。

料金は各社の情報表の最終行にまとめています。月額料金が安くても、デバイス購入費・設置工事費・アルコール検知器・オプション機能料が積み上がり、トータルコストが大きく変わることがあります。初期費用にデバイス代・設置工事費が含まれるか、課金単位が「車両1台あたり」か「ユーザー1人あたり」かもあわせて確認しましょう。

車両管理システムのタイプ・選び方

車両管理システムは導入目的によって最適なサービスが大きく異なります。ここでは車両管理システムを4つのタイプに分類し、それぞれの特徴と向いている企業をご紹介します。

  1. 社用車管理・コンプライアンス強化型(白ナンバーで予約・アルコール・台帳の効率化を優先したい場合)
  2. AIドラレコ・安全運転管理型(事故防止と運転品質の向上を最重視したい場合)
  3. 動態管理・リアルタイム位置情報型(営業先・配送先への到着時間や現在地を可視化したい場合)
  4. 配車・運行最適化型(配車計画やルート最適化で運送・配送業務を効率化したい場合)

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

7つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の目的に最適な車両管理システムのタイプが診断されます。

0 / 7 回答済み

Q1 / 車両の種類

自社で管理している車両として、どちらに近いですか?

Q2 / 解決したい主課題

車両管理で最も解決したい課題はどちらですか?

Q3 / 位置情報の必要性

車両の現在地把握について、どちらに近いですか?

Q4 / 配車・ルート最適化

配車・運行計画について、どちらに近いですか?

Q5 / デバイス設置

導入時のデバイスについて、どちらを優先しますか?

Q6 / 予算感

予算感として、どちらに近いですか?

Q7 / 重視する成果

導入で重視する成果はどちらですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのサービスを見る →

    ① 社用車管理・コンプライアンス強化型(白ナンバーで予約・アルコール・台帳の効率化を優先したい場合)

    白ナンバーで営業車・社用車を保有する企業向けに、アルコールチェック・車両予約・運転日報・免許証期限管理など「社用車運用の業務効率化とコンプライアンス遵守」 に強みを持つタイプです。

    工事不要のアプリ型・スマホ型が中心で、初期費用を抑えて短期間で導入できます。AIドラレコや動態管理のような高度な機能はオプションのことが多い反面、デジタルキー機能で鍵の受け渡しを完全に省略できたり、稼働状況の集計から減車によるコスト削減まで踏み込めるなど、社用車の運用全体を1つのアプリで完結させたい場合に最も相性が良いタイプです。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 営業車・社用車を主に保有しており、アルコールチェック義務化の運用が現場任せで負担が大きい企業
    • 車両予約・鍵の受け渡し・日報提出のための「管理部署への立ち寄り」をなくしたい企業
    • 紙やExcelで管理していた免許証・車検・保険期限を一元化し更新漏れを防ぎたい企業

    このタイプの車両管理システムを見る⇩

    ② AIドラレコ・安全運転管理型(事故防止と運転品質の向上を最重視したい場合)

    AI搭載のドライブレコーダーで危険運転をリアルタイム検知し、データに基づく安全運転指導まで踏み込める タイプです。事故削減と保険料抑制を経営課題として強く意識する企業に向いています。

    わき見運転・居眠り・車間距離不足・一時不停止などをAIが自動で検知し、ドライバーへ即時警告。映像はクラウドに自動保存され、ヒヤリハットマップやドライバー別スコアリングなど、事故予防の仕組みを組織的に構築できます。設置工事と月額料金は他タイプより高めですが、事故1件あたりのコスト(修理費・保険料増・ブランド毀損)と比較すれば回収しやすい投資です。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 社用車事故が減らず保険料の増加とブランド毀損リスクに悩んでいる企業
    • ベテランドライバーの主観的な指導から、客観データに基づく安全教育に切り替えたい企業
    • ヒヤリハット映像を教育教材として活用したい運送・タクシー・営業車保有企業

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    ③ 動態管理・リアルタイム位置情報型(営業先・配送先への到着時間や現在地を可視化したい場合)

    GPSによる現在地のリアルタイム把握と、到着予測・取引先への位置情報共有 に強みを持つタイプです。「今どこ?」「いつ着く?」の問い合わせ対応に追われている企業に最適です。

    数秒〜数十秒単位で位置情報が更新され、走行軌跡や停車時間まで自動記録。取引先にURLで現在地を共有すれば、配送先からの電話問い合わせを大幅に減らせます。シガーソケット型・スマホアプリ型の手軽なデバイスから、ドラレコと組み合わせた高機能タイプまで、規模に応じて選択肢が広いのも特徴です。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 営業・配送・サービスメンテナンスで、ドライバーの現在地把握が業務効率に直結する企業
    • 取引先からの「到着時刻」問い合わせ対応を削減したい配送・物流業
    • スモールスタートで動態管理を始めたい中小〜中堅企業

    このタイプの車両管理システムを見る⇩

    ④ 配車・運行最適化型(配車計画やルート最適化で運送・配送業務を効率化したい場合)

    配車計画の自動作成・AIルート最適化・運行管理に強み を持つ、緑ナンバーの運送・配送業向けのタイプです。配車担当者の属人化解消と、訪問件数の最大化を実現します。

    ホワイトボードで管理されていた配車表をデジタル化し、車格制限・時間帯規制・ドライバーのスキル・拘束時間といった複雑な条件を反映した運行計画を自動作成可能。改善基準告示への対応や、デジタコ・基幹システムとのデータ連携にも踏み込めるサービスが揃っています。配送業務の生産性向上だけでなく、2024年問題(時間外労働の上限規制)対応の中核となるタイプです。

    このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。

    • 配車担当者の属人化を解消し、配車・運行計画の作成業務を自動化したい運送・物流業
    • 訪問件数の増加と配送ルートの最適化で1台あたりの生産性を高めたい配送業
    • 改善基準告示・2024年問題への対応として運行管理を高度化したい企業

    このタイプの車両管理システムを見る⇩

    物流全体の最適化を視野に入れる場合は、物流管理システム(WMS/TMS)との組み合わせも検討するとよいでしょう。

    関連記事:物流管理システム18選比較。費用シミュレーションとタイプ別の選び方を解説

    車両管理システム一覧比較表

    以下は、本記事で紹介する車両管理システムの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    Bqey
    要問い合わせ(1台・1ヶ月から契約可)
    社用車管理・コンプラ強化
    スマホがデジタルキーになり鍵の受け渡しが不要
    Booking Car
    550円〜/台
    社用車管理・コンプラ強化
    社用車専用のクラウド予約。登録台数10,000台突破
    KIBACO
    管理者機能0円/オプション550円
    社用車管理・コンプラ強化
    点呼・日報・安全動画まで。3ヶ月全機能無料
    AI-Contact フリート
    0円
    社用車管理・コンプラ強化
    初期費用・月額とも無料のスマホアプリ
    DRIVE CHART
    要問い合わせ
    AIドラレコ・安全運転管理
    契約車両10万台突破。AI顔認識で運転者を特定
    LINKEETH
    660〜3,080円/台
    AIドラレコ・安全運転管理
    ドラレコ・GPS・スマホの3方式。3週間無料
    Offseg
    2,530円〜/台(機器買取プラン)
    AIドラレコ・安全運転管理
    約360°録画と全23イベントの検知
    Nauto
    要問い合わせ
    AIドラレコ・安全運転管理
    国内700社以上。わき見・眠気・スマホ利用を検知
    Cariot
    要問い合わせ(最低15台から)
    動態管理・リアルタイム位置情報
    3秒に1回の位置情報取得
    SmartDrive Fleet
    要問い合わせ
    動態管理・リアルタイム位置情報
    シガー型・ドラレコ・アプリから選べる
    ODIN動態管理
    1,500円/1ドライバー
    動態管理・リアルタイム位置情報
    スマホアプリのみで完結・導入3,000社
    ロジこんぱすLite
    買取1,400円/車両、レンタル2,750円/車両
    動態管理・リアルタイム位置情報
    OBDⅡ型とシガーソケット型。挿すだけで工事不要
    TCloud for SCM
    月額1,250円/台〜
    動態管理・リアルタイム位置情報
    温度管理・検品・納品先カルテまで物流向け
    Tradiss
    要問い合わせ
    配車・運行最適化
    配車板のデジタル化と拘束時間管理
    DRIVEBOSS
    要問い合わせ
    配車・運行最適化
    送迎計画の自動作成と自動配車
    ビジネスナビタイム輸配送管理クラウド
    要問い合わせ
    配車・運行最適化
    大型車向けナビと自動配車・動態管理

    【社用車管理・コンプライアンス強化型】の車両管理システム

    白ナンバー企業向けに、アルコールチェック・予約・台帳管理を効率化する車両管理システムを紹介します。

    Bqey(株式会社東海理化電機製作所)

    引用:Bqey

    自動車部品メーカーの東海理化が開発した、デジタルキー連動型の社用車管理システム です。スマホが車のキーになるため、鍵の受け渡しや管理部署への立ち寄りが要らなくなります。

    車両予約・デジタルキーでの施解錠・アルコールチェック・運行記録・日常点検を1つのアプリで管理でき、アルコール・インターロックを組み合わせれば、チェックを済ませないと運転を始められない仕組みまで作れます。1台・1ヶ月から契約でき、導入社数は650社以上です。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリ(デジタルキー)/設置工事の要否は要問い合わせ
    主な機能車両予約/デジタルキーでの施解錠/アルコールチェック/アルコール・インターロック/運行記録・日常点検
    対応ナンバー白ナンバー(社用車)
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ(ライト・スタンダード・インターロックの3プラン)
    1台・1ヶ月から契約可
    イト・スタンダードは初期費用なし

    Booking Car(トヨタモビリティサービス株式会社)

    引用:Booking Car

    社用車専用に開発された、クラウド型の予約・管理サービス です。社用車の予約から運行記録の自動生成、利用状況のダッシュボードまでをスマホとPCで扱えます。

    アルコールチェック結果の管理者承認を必須にする設定ができるため、社内ルールを運用で徹底しやすいのが特徴です。オプションのキーボックスを使えば、鍵を無人で受け渡せます。従業員数に上限がなく1台から導入でき、登録台数は10,000台を突破しています。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリ/専用機器の設置不要(キーボックスはオプション)
    主な機能社用車の予約管理/運行記録の自動生成/ダッシュボード/鍵の無人受け渡し/アルコールチェック管理
    対応ナンバー白ナンバー(社用車)
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安月額550円(税込)/台〜/1台から・従業員数無制限/初期費用は要問い合わせ

    KIBACO(キムラユニティー株式会社)

    引用:KIBACO

    スマホ・PC・タブレットで使える、クラウド型の車両管理システム です。専用機器を使わず、車両データの一括管理から点呼・アルコールチェック・日報までを1つの画面にまとめられます。

    交通安全動画や事故情報の管理など、安全運転管理者の業務に沿った機能をそろえているのが特徴です。新規申込から3ヶ月は全機能を無料で試せるため、紙・Excel管理からの切り替えを小さく始めたい企業に向いています。

    デバイスタイプと設置工事スマホ(iOS/Android)・PC・タブレット/専用機器不要
    主な機能車両データの一括管理/点呼/アルコールチェック/日報/交通安全動画/事故情報の管理
    対応ナンバー要問い合わせ
    無料枠・トライアル新規申込から3ヶ月は全機能無料
    料金目安標準機能の初期費用0円・月額は要問い合わせ
    オプション1アカウント550円(税込)月
    申込は10アカウント5,500円〜
    導入支援オプション11万円(税込)

    AI-Contact フリート(ジェネクスト株式会社)

    引用:AI-Contact フリート

    初期費用・月額費用ともに無料で使える、スマホアプリ型の車両管理システム です。ドライバーのスマホにアプリを入れるだけで、端末の購入や設置なしに使い始められます。

    運行管理・動態管理・車両管理・日報作成に加えて、アルコールチェックの電子記録まで無料の範囲でカバーしています。まずは費用をかけずに紙の記録から切り替えたい白ナンバー企業に向いています。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリ/端末の購入・設置不要
    主な機能運行管理/動態管理/車両管理/日報作成/アルコールチェックの電子記録
    対応ナンバー白ナンバー
    無料枠・トライアル初期費用・月額とも無料
    料金目安0円/サポートプランは月250円(最低契約1年・50名以上)

    【AIドラレコ・安全運転管理型】の車両管理システム

    事故防止・運転品質向上を最重視する企業向けに、AIドラレコ搭載の車両管理システムを紹介します。

    DRIVE CHART(GOドライブ株式会社)

    引用:DRIVE CHART

    前方と車内の2カメラを備えたAIドラレコで、リスク運転を自動検知する次世代AIドラレコサービス です。8種類のリスク運転を検知し、危険な場面の動画を自動でピックアップしてWebレポートにまとめます。

    AI顔認識で「誰が運転しているか」を自動で特定できるため、共用車でもドライバー別に運転傾向を振り返れます。タクシー・物流の緑ナンバーから営業車の白ナンバーまで導入が広がっており、契約車両は10万台を突破しています。

    デバイスタイプと設置工事AIドラレコ(前方・車内の2カメラ)/取付は自社の整備士または提携業者
    主な機能リスク運転8種の検知/AI顔認識による運転者の特定/危険場面の動画ピックアップ/Webレポート
    対応ナンバー白ナンバー・緑ナンバーの両方
    無料枠・トライアル対応外
    料金目安要問い合わせ(機器購入プラン/機器レンタルプランは初期費用0円・2年契約)

    LINKEETH(NTTドコモビジネス株式会社)

    引用:LINKEETH

    通信型ドラレコ・GPS端末・スマホの3方式から選べる、NTTドコモビジネスのテレマティクスサービス です。安全運転評価・リアルタイムの位置情報・走行履歴・映像一覧を1つの管理画面で確認できます。

    スマホ版なら取付工事なしで始められ、ドラレコ版では映像まで含めた安全運転管理に広げられます。運送向けのメニューも用意しており、シリーズの導入実績は10万台・3,000社超です。

    デバイスタイプと設置工事通信型ドラレコ/GPS端末/スマホの3方式・スマホ版は取付工事不要
    主な機能安全運転評価/リアルタイム位置情報/走行履歴/映像一覧/点検結果/故障検知
    対応ナンバー白ナンバー・緑ナンバーの両方
    無料枠・トライアル3週間の無料お試し
    料金目安スマホ版660円
    GPS 1,760円
    Safety・Location 各1,980円
    セット3,080円・ドラレコ本体は別途

    Offseg(株式会社デンソーテン)

    引用:Offseg

    約360°の録画と全23イベントの検知で、死角を減らした安全管理を行う通信型ドライブレコーダー です。23イベントのうち12シーンはAIが自動で検出し、ドライバーへの警告と管理者への通知につなげます。

    蓄積した映像から日報・月報とe-learning教材を自動で作成できるため、安全運転教育を仕組みにしたい企業に向いています。アルコール検知器との連携にも対応し、貨物の緑ナンバーを中心に幅広い業種で使われています。

    デバイスタイプと設置工事通信型ドラレコ(約360°録画)/設置作業あり・費用は別途見積
    主な機能約360°録画/全23イベントの検知(AIによる12シーンの自動検出)/日報・月報の自動作成/e-learning教材の自動生成/アルコール検知器連携
    対応ナンバー緑ナンバー(貨物)中心・幅広い業種で導入
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安月額2,530円(税込)〜/台(機器買取プラン)

    Nauto(Nauto Japan合同会社)

    引用:Nauto

    AIを搭載したドラレコで運転中のリスクをリアルタイムに警告する、安全運行管理プラットフォーム です。衝撃・わき見・眠気・スマホ利用・あおり運転を自動で検知し、その場でドライバーに警告します。

    2018年に国内販売を始め、導入は国内700社以上です。2026年9月に米国本社が統合して新会社が発足しましたが、国内の法人・契約・サポート体制は変わらないとしています。

    デバイスタイプと設置工事AIドラレコ/取付方法は要問い合わせ
    主な機能衝撃・わき見・眠気・スマホ利用・あおり運転の自動検知/リアルタイム警告
    対応ナンバー要問い合わせ
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ

    【動態管理・リアルタイム位置情報型】の車両管理システム

    現在地把握・到着予測・取引先への位置共有を重視する企業向けに、動態管理に強みを持つ車両管理システムを紹介します。

    Cariot(株式会社キャリオット)

    引用:Cariot

    3秒に1回の位置情報取得で、車両の現在地をほぼリアルタイムに把握できる車両動態管理サービス です。車載器・ドラレコ・スマホアプリの3種類から、車両や用途に合わせてデバイスを選べます。

    位置情報に加えて、運転日報の自動作成・アルコールチェック・デジタル車両管理台帳・制限速度超過の検知までを1つのサービスで扱えます。営業車・配送車・ごみ収集運搬車・送迎バス・工事車両と、白ナンバーと緑ナンバーの両方で導入されています。

    デバイスタイプと設置工事車載器(GPS Logger)/ドラレコ/スマホアプリ・アプリは取付不要・ドラレコは取付工事が別料金
    主な機能3秒ごとの位置情報/運転日報の自動作成/アルコールチェック/デジタル車両管理台帳/制限速度超過の検知
    対応ナンバー白ナンバー・緑ナンバーの両方
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ(初期費用0円・デバイス送料は別/月額は台数とアカウント数による従量・最低15台から)

    SmartDrive Fleet(株式会社スマートドライブ)

    引用:SmartDrive Fleet

    シガーソケット型・ドラレコ・スマホアプリの3種類から選べる、クラウド型の車両管理システム です。リアルタイムの位置情報や走行履歴に加えて、運転診断・運転日報・車両予約・アルコールチェックまでを1つの管理画面で扱えます。

    白ナンバー事業者の日報・アルコールチェック対応を中心に、物流向けのメニューも用意しています。大塚製薬・第一生命・KDDI・キリンなどの導入事例があり、提供元のスマートドライブは東証グロース市場に上場しています。

    デバイスタイプと設置工事シガーソケット型/ドラレコ/スマホアプリ・工事の要否は要問い合わせ
    主な機能リアルタイム位置情報/走行履歴/運転診断/運転日報・月報/車両予約/アルコールチェック/ジオフェンス
    対応ナンバー白ナンバー中心(物流向けメニューあり)
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ

    ODIN動態管理(株式会社オンラインコンサルタント)

    引用:ODIN動態管理

    スマホアプリだけで動態管理を始められる、工事不要の動態管理アプリ です。複数のドライバーの位置を地図に表示し、走行記録から運転日報を自動で作成します。

    歩行と運転を自動で判別し、長く止まっている車両を検知してアラームで知らせる機能も備えています。配送・運送、建設、訪問サービス、卸、小売など12業種以上で使われており、導入は3,000社です。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリのみ(iOS/Android)/工事不要
    主な機能GPS位置の記録・地図表示/運転日報の自動生成/歩行と運転の自動判別/停滞検知アラーム/メッセージ送信
    対応ナンバー白ナンバー・緑ナンバーの両方
    無料枠・トライアル14日間の無料トライアル
    料金目安月額1,500円(税込)/1ドライバー・初期費用無料

    ロジこんぱすLite(株式会社システック)

    引用:ロジこんぱすLite

    OBDⅡ型とシガーソケット型の2種類から選べる、挿すだけで使えるクラウド型の動態管理システム です。端末から自動で送られる現在位置・走行軌跡・急加減速・速度超過のデータを、Web画面から確認できます。

    OBDⅡ型では運転日報と運転評価表を自動で出力でき、オプションで地点への接近・離脱の通知(ジオフェンス)にも対応します。車載器は買取とレンタルから選べ、レンタルなら初期費用0円で始められる、白ナンバーの社用車向けの製品です。

    デバイスタイプと設置工事OBDⅡ型/シガーソケット型・挿すだけで工事不要
    主な機能現在位置の表示/走行軌跡/運転日報・運転評価表の自動出力(OBDⅡ型)/急加減速・速度超過の検知/ジオフェンス(オプション)
    対応ナンバー白ナンバー(社用車)
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安シガー型:買取 初期32,800円+月1,400円〜/レンタル 初期0円+月2,750円〜
    OBDⅡ型:買取 初期48,000円+月1,650円〜/レンタル 初期0円+月3,200円〜

    TCloud for SCM(都築電気株式会社)

    引用:TCloud for SCM

    スマホ1台で動態管理から配送実務までを扱える、物流向けのクラウドサービス です。Android端末のアプリで位置情報と運行状況を取得し、到着予測時刻を荷主や納品先に公開できます。

    ナビ・納品先カルテ・温度管理・検品といった、配送現場の実務に直結する機能をそろえているのが特徴です。1台から導入でき、提供元の都築電気は物流業・物流部門へ20年以上、500社超の導入実績を持っています。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリ(Android10以上)/工事不要
    主な機能リアルタイム動態管理/ナビ/納品先カルテ/温度管理/検品/到着予測時刻の公開
    対応ナンバー緑ナンバー(物流)
    無料枠・トライアルトライアルあり(期間は要問い合わせ)
    料金目安月額1,250円〜/スマホ1台・初期費用無料・1台から/契約期間は3〜5年から選択

    【配車・運行最適化型】の車両管理システム

    配車計画・ルート最適化で運送・配送業務を効率化したい企業向けに、配車最適化に強みを持つ車両管理システムを紹介します。

    Tradiss(日本情報システム株式会社)

    引用:Tradiss

    ホワイトボードの配車表を電子ボードに置き換える、デジタル配車板システム です。車両に機器を付けて走行データを取るのではなく、配車を組む側の業務をデジタル化するツールです。

    配車板の表示に加えて、運行計画(配送計画)の自動作成・拘束時間管理・点呼簿出力・予実管理までを扱えます。配車担当者の不在時や引き継ぎ時にも配車状況を共有できるため、緑ナンバーの運送業で配車の属人化を解消したい場合に向いています。

    デバイスタイプと設置工事電子ボード・PC表示のクラウド型(車載器なし)/工事の要否は要問い合わせ
    主な機能デジタル配車板/運行計画(配送計画)の自動作成/拘束時間管理/点呼簿出力/予実管理
    対応ナンバー緑ナンバー(運送業)
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ

    DRIVEBOSS(パナソニック カーエレクトロニクス株式会社)

    引用:DRIVEBOSS

    送迎・巡回・訪問・配送の計画づくりと自動配車に対応した、パナソニックの車両管理システム です。送迎計画を自動で作成し、車両とドライバーへの割り当てまでをシステムで行えます。

    テレマティクス機能で走行速度・距離・ルートや、立ち寄り先・作業の内容も記録できるため、計画と実績を同じシステムで突き合わせられます。介護送迎・物流・営業と、白ナンバーと緑ナンバーの両方で使われています。

    デバイスタイプと設置工事通信型/SDカード式/PCソフト版の3タイプ・工事の要否は要問い合わせ
    主な機能送迎計画の自動作成/自動配車/走行速度・距離・ルートの記録/立ち寄り先・作業の記録
    対応ナンバー白ナンバー・緑ナンバーの両方
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ

    ビジネスナビタイム動態管理ソリューション(株式会社ナビタイムジャパン)

    引用:ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

    ナビタイムの地図とルート検索の技術を使った、輸配送業務向けのクラウドサービス です。2026年6月に「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」から現在の名称に変わりました。

    ドライバーはスマホアプリ、管理者はクラウドの画面を使い、自動配車・リアルタイムの動態管理・大型車向けのナビ・検品・運転日報の作成までを扱えます。緑ナンバーの運送業を中心に社用車にも対応しており、朝日新聞社・武蔵野ロジスティクス・信濃運輸などが導入しています。

    デバイスタイプと設置工事スマホアプリ(ドライバー)+クラウド(管理者)/工事不要
    主な機能自動配車/リアルタイム動態管理/大型車向けナビ/検品/運転日報の作成
    対応ナンバー緑ナンバー中心・社用車も可
    無料枠・トライアル要問い合わせ
    料金目安要問い合わせ

    車両管理システムのよくある質問

    Q. 白ナンバーでも車両管理システムは必要ですか?

    白ナンバー企業でも、社用車・営業車を保有していれば導入を検討する価値があります。2022年4月の改正道路交通法施行で、白ナンバーでも乗用車5台以上または乗車定員11人以上の車両1台以上を保有する企業は、安全運転管理者によるアルコールチェックが義務付けられました。2023年12月からは検知器を用いた測定と1年間の記録保管が必要です。

    紙やExcelでの記録管理は工数負担が大きく、ヒューマンエラーによる記録漏れリスクも高まります。アルコールチェックや車両予約、運転日報を1つのアプリでまとめて管理できる「社用車管理・コンプライアンス強化型」のシステムが、白ナンバー企業の導入入り口として最適です。

    Q. スマホアプリだけで運用できますか?

    「社用車管理・コンプライアンス強化型」と「動態管理・リアルタイム位置情報型」の一部サービスは、スマホアプリだけで運用可能です。Bqey、Booking Car、KIBACO、AI-Contact フリート、ODIN動態管理などが該当します。

    ただし、AIによる危険運転検知・360°録画など、ドライバーの運転品質を映像レベルで管理したい場合はドラレコ型の導入が必要です。動態管理においても、スマホGPSは「アプリ起動忘れで記録漏れが起きる」リスクがあるため、確実性を求めるならシガーソケット型・OBD型を選択するとよいでしょう。

    Q. 導入までどれくらいの期間がかかりますか?

    SaaS型(アプリ型)のシステムであれば、契約後1〜2週間程度で運用開始できるケースが多くなっています。シガーソケット型のデバイスも、シガーに挿すだけなので大規模工事は不要です。

    一方、ドライブレコーダー型は設置工事が必要で、車両台数や工事業者の対応スピードによっては1〜2か月程度かかる場合もあります。本格運用前にはテスト運用・ドライバーへの周知が欠かせないため、導入決定から運用定着までを見越して2〜3か月の余裕を持って計画するのが安全です。

    Q. 無料で使える車両管理システムはありますか?

    あります。ただし数は限られます。本記事の16サービスのうち、初期費用・月額ともに永年無料なのはAI-Contact フリートの1つです。このほか KIBACO(新規申込から3ヶ月)、LINKEETH(3週間)、ODIN動態管理(14日間)などが無料トライアルを用意しています。無料で始める場合は、アルコールチェックの記録が無料の範囲に含まれるかを先に確認してください。

    Q. 車両管理システムの費用相場はいくらですか?

    デバイスで決まります。スマホアプリ型が月額0〜1,500円/台、シガーソケット・OBD-II型が1,000〜2,000円/台、ドライブレコーダー型が2,000〜3,500円/台、デジタコ・運行管理連携型が3,000円/台〜が目安です。初期費用はアプリ型・シガーソケット型で無料のことが多く、ドラレコ設置型で1台あたり10,000〜30,000円程度かかります。アルコール検知器はシステムの料金と別に5,000〜30,000円程度が必要です。

    Q. エクセルでの車両管理と何が違いますか?

    いちばんの違いは、記録が自動で残るか、誰かが入力し続けなければ残らないかです。エクセルでも車検や保険の期限を管理することはできますが、アルコールチェックの1年間保存、毎日発生する運転日報、リアルタイムの現在地までを扱うと、入力と確認の手間が現場に集中します。車両が数台でアルコールチェックの対象外であれば、エクセルでも運用は可能です。

    Q. 車両が10台程度の中小企業でも導入できますか?

    できます。1台・1ヶ月から契約できるサービスや、初期費用0円で始められるアプリ型が複数あります。10台規模であれば、月額0〜20,000円程度が目安です。ただしアルコール検知器の本体代が別途かかるため、初年度の総額ではこちらのほうが大きくなることがあります。検知器は車両1台ごとではなく営業所単位で備えればよいため、必要本数を先に確定させると総額を抑えられます。

    まとめ

    本記事では、車両管理システムを 導入目的別の4タイプ(社用車管理・コンプラ強化/AIドラレコ・安全運転管理/動態管理・リアルタイム位置情報/配車・運行最適化) に分類し、おすすめのサービスをご紹介しました。

    タイプ向いている企業
    社用車管理・コンプライアンス強化型白ナンバーで予約・アルコール・台帳の効率化を優先したい企業
    AIドラレコ・安全運転管理型事故防止と運転品質向上を最重視したい企業
    動態管理・リアルタイム位置情報型営業先・配送先への到着時間や現在地を可視化したい企業
    配車・運行最適化型配車計画やルート最適化で運送・配送業務を効率化したい企業

    車両管理システムは、機能・料金・デバイスの3軸でどれも同じではありません。まずは自社の課題(コンプラ/事故防止/位置把握/配車最適化)を整理し、自社に合ったタイプを把握することが重要です。

    まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「車両管理システムの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。本記事が、最適な車両管理システムを選ぶ一助になれば幸いです。

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