ファイル共有サービスおすすめ12選比較。タイプ別の選び方・費用相場まで

社内ファイルサーバーの維持コスト、テレワークで増える「メール添付できないサイズの大容量データ」、取引先との機密ファイルのやり取り。ファイル共有まわりの課題は、働き方の多様化とセキュリティ要件の高まりによってここ数年で一気に複雑化しています。

しかし実際にファイル共有サービスを検討してみると、

「Box・Dropbox・Google Drive・国産サービスなど選択肢が多すぎて違いがわからない…」
「ユーザー課金と容量課金、どちらの料金体系が自社に合うのか判断できない…」
「セキュリティと使いやすさのバランスを取るには何を基準に選べばいいのか…」

といった悩みを抱える企業は少なくありません。

そこで本記事では、ファイル共有サービスを「利用目的×料金体系」の観点から3つのタイプに分類し、タイプごとにおすすめのサービスをご紹介します。 さらに、自社に最適なタイプが分かる診断ツールも用意していますので、ぜひ選定の参考にしてください。

ファイル共有サービスとは

ファイル共有サービスとは、インターネット経由で複数のユーザーが同じファイルにアクセス・編集・配布できる仕組みを提供するクラウドサービスです。社内メンバー同士のファイル共有はもちろん、取引先や顧客へのファイル送信にも利用されます。

これまでオフィスに設置されていた「ファイルサーバー」をクラウド化したサービスとも捉えられ、テレワーク化の進展に伴い導入企業が急増しています。

ファイル共有サービスの基本機能

ファイル共有サービスの基本機能は、ファイルの「保管」「共有」「送信」「権限管理」の4つに整理できます。これらに加えて、各サービスは共同編集機能やワークフロー機能などの付加機能で差別化を図っています。

クラウド上にファイルを置くことで、社内・社外を問わず、PCやスマートフォンから同じファイルにアクセスできるため、メール添付の容量制限や、USBメモリでのデータ受け渡しなどの非効率を解消できます。

オンラインストレージ・ファイル転送との違い

「ファイル共有サービス」「オンラインストレージ」「ファイル転送サービス」は、いずれもクラウド上でファイルを扱う仕組みですが、想定される使い方が異なります。

名称主な目的特徴
オンラインストレージファイルの保管・バックアップクラウド上にファイルを保存することが主目的。共有機能は付加的
ファイル共有サービス複数ユーザー間でのファイル共有・共同利用権限管理・共同編集を前提とした設計
ファイル転送サービス一時的な大容量ファイルの送信URL発行型・保存期間付き。受信側は登録不要なものが多い

現在は3つの境界が曖昧になっており、1つのサービスで保管・共有・転送すべてを担えるオールインワン型が主流です。本記事では、これら3カテゴリを包含する広義の「ファイル共有サービス」を取り上げます。

ファイル共有サービスの導入と合わせて、社内コミュニケーションのデジタル化を検討する企業も増えています。社内のやり取りそのものを整理したい場合は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

関連記事:ビジネスチャットツールおすすめ12選。導入シェアランキングもご紹介

ファイル共有サービスでできること

ファイル共有サービスは、単純なファイル置き場にとどまらず、業務効率化やセキュリティ強化に直結する機能を多数備えています。代表的な機能を整理しました。

ファイル保管・フォルダ管理クラウド上に階層構造でファイルを格納。容量無制限プランも多数
ファイル共有・URL発行共有リンクを発行して社外メンバーにも安全に配布。有効期限・パスワード設定が可能
大容量ファイル送信メール添付では送れない数GB単位のファイルを安全に送受信
アクセス権限管理フォルダ・ファイルごとに閲覧・編集・ダウンロード等の権限を細かく設定
バージョン管理過去のバージョンを履歴として保持。誤上書き時の復元が可能
共同編集複数人が同じファイルを同時に編集できる(OfficeやGoogle系との連携が中心)
送信ワークフロー取引先へのファイル送信前に上長承認を必須化。誤送信や情報漏洩を防止
ログ管理・監査誰がいつどのファイルにアクセスしたかを記録。内部統制・監査対応に活用
暗号化・二要素認証通信・保存データの暗号化、二要素認証などのセキュリティ機能
外部システム連携Microsoft 365・Google Workspace・SSO等との連携

これらの機能はサービスごとに搭載範囲が異なります。後述の「比較ポイント」で、自社に必要な機能の見極め方を解説します。

ファイル共有サービスの費用相場

ファイル共有サービスの費用は、料金体系のタイプによって大きく異なります。主な料金体系は次の3つです。

料金体系相場概要
ユーザー課金1ユーザー月額500円〜2,000円利用人数に応じて課金。少人数・部署単位での導入に向く
容量課金(ユーザー数無制限)月額1.5万円〜10万円(容量100GB〜数TB)容量で課金され、ユーザー数は無制限。全社展開・大規模利用に向く
従量課金(転送特化)送信量・利用量に応じた従量制取引先との大容量送信が中心の用途向け

なお、無料プランや無料サービスも存在しますが、法人利用では「セキュリティ要件」「サポート」「ログ管理」の観点から有料プランが事実上の選択肢となります。

費用が変動する3つの要因

1. 料金体系(ユーザー課金 vs 容量課金)

利用想定人数によって最適な料金体系が変わります。10〜30名程度の少人数で利用するなら、1ユーザー単位で契約できるユーザー課金型がコスト効率に優れます。一方、100名以上の全社展開を想定するなら、ユーザー数無制限の容量課金型を選ばないと、利用者が増えるたびに費用が膨らみ続けます。同じ「月額2万円」でも、ユーザー課金型では10〜20名分、容量課金型では数百〜数千名分のアカウントを発行できる、という違いがあるためです。

2. セキュリティオプションの範囲

二要素認証・IP制限・送信ワークフロー・監査ログといった高度なセキュリティ機能は、上位プランに含まれる場合が多くあります。また、ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)への登録サービスは、要件を満たすために設計コストがかかっており、結果として料金も高めに設定されています。自社の業界・取引先のセキュリティ要件を踏まえて、必要なオプションを見極めることが重要です。

3. サポート・カスタマイズ要件

導入時のキックオフ支援、運用後のヘルプデスク対応、自社システムとのAPI連携やSSO実装といったカスタマイズ要件は、別途オプション費用が発生する場合があります。情シス部門のリソースが限られる中堅・中小企業ほど、サポートが充実したサービスを選ぶことで、結果的に総コストを抑えられるケースもあります。

ファイル共有サービスを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント

ファイル共有サービスはどれも同じではありません。自社の利用目的とミスマッチなサービスを選んでしまうと、「機能が足りない」「コストが想定の数倍になった」といった事態に陥ります。比較すべき5つのポイントは次のとおりです。

  • 自社の利用目的・ユースケース
  • 料金体系と利用人数のバランス
  • セキュリティ機能・認証
  • 既存グループウェアとの連携性
  • サポート体制・運用支援

自社の利用目的・ユースケース

最優先で明確にすべきは「何のためにファイル共有サービスを導入するのか」です。同じファイル共有サービスでも、用途によって最適なサービスはまったく異なります。

代表的なユースケースは次の3つに大別できます。

  • 社内全員でファイルを保管・共有したい(脱ファイルサーバー)
  • 取引先・顧客との機密ファイルを安全にやり取りしたい
  • M365やGoogle Workspaceと組み合わせてリアルタイム共同編集をしたい

導入前に「主な用途」「副次的な用途」を社内で言語化しておくことで、その後の機能比較が一気に進みやすくなります。

料金体系と利用人数のバランス

ファイル共有サービスの料金体系は大きく「ユーザー課金型」「容量課金型」「従量課金型」に分かれます。利用人数の見込みによって、最適な体系は変わります。

特に注意すべきは、スモールスタートで導入後に全社展開した結果、ユーザー課金型の料金が膨らみすぎて見直しを迫られるケースです。3年程度の中期視点で、利用人数の伸びを試算してから料金体系を選ぶことをおすすめします。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 現状の利用人数と1年後・3年後の見込み人数
  • ユーザー追加・容量追加時の追加コスト
  • 最低契約期間・解約条件

セキュリティ機能・認証

ファイル共有サービスは「機密情報を扱う」サービスです。自社の業界規制や取引先からの要求水準に合ったセキュリティ機能・第三者認証を備えているかを必ず確認しましょう。

特に金融・医療・公共系の業界では、ISMAPやISO27017といった認証取得が要求条件になることも多くなっています。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 通信・保存データの暗号化方式
  • 取得している第三者認証(ISMAP・ISO27001・ISO27017・Pマーク等)
  • アクセス権限管理・操作ログ・二要素認証の有無

既存グループウェアとの連携性

すでにMicrosoft 365やGoogle Workspaceを全社導入している場合、それぞれとネイティブに連携できるサービスを選ぶことで、運用負担とログイン操作が大幅に減らせます。SSO(シングルサインオン)、Officeファイルの共同編集、メール添付の自動アップロードなど、連携の深さはサービスごとに異なります。

逆に、特定のグループウェアに依存しない独立したサービスを選びたい場合は、後述の「容量・全社共有型」「セキュリティ・ワークフロー特化型」の方が運用しやすい場面もあります。

サポート体制・運用支援

情シス部門が手薄な企業ほど、ベンダー側のサポート体制が運用品質を大きく左右します。導入時のキックオフ支援、運用フェーズでのヘルプデスク、トラブル時のレスポンス時間、日本語サポートの有無などをチェックしましょう。

特に海外発のサービスでは、サポートが英語のみ・対応時間が日本時間と合わない、といったケースもあるため、必ず確認が必要です。

なお、社内に情シス専任がいない・足りない場合は、運用そのものをアウトソースする手段もあります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

関連記事:情シスアウトソーシング14選比較。費用相場から選び方まで解説

ファイル共有サービスの選び方

ファイル共有サービスは、上記の比較ポイントの優先度によって最適なサービスが変わります。ここではファイル共有サービスを3つのタイプに分類し、特徴と向いている企業をご紹介します。

  1. 容量・全社共有型
  2. グループウェア統合型
  3. セキュリティ・ワークフロー特化型

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

0 / 6 回答済み

Q1 / 主な利用シーン

クラウドストレージを導入するにあたり、最も重視するシーンはどちらですか?

Q2 / コスト・料金体系の希望

社内のアカウント運用において、理想の料金プランはどちらですか?

Q3 / 業務の進め方・編集機能

ファイルを使った日々の業務において、求める作業スタイルはどちらですか?

Q4 / 既存ツール環境

現在、社内で基盤として利用しているグループウェアはありますか?

Q5 / ガバナンス・セキュリティ強度

組織として求められるコンプライアンスやセキュリティの基準はどちらですか?

Q6 / システムの操作感(UI)

利用ユーザー(社員)に提供したい、最も馴染みやすい操作環境はどちらですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのファイル共有サービスを見る ⇩

    1. 容量・全社共有型

    社内のファイルサーバーをクラウド化し、全社員が単一のクラウドストレージにアクセスできる環境を構築するタイプ。ユーザー数無制限の定額制(容量課金)を採用していることが多く、社員数が増えても月額費用が変わらないのが最大のメリットです。

    国産サービスが多く、Windowsエクスプローラーに近い操作感や、フォルダ階層・アクセス権管理など、従来のファイルサーバーから移行しやすい設計になっています。100名以上の全社展開や、ファイルサーバーのリプレースを目的とする企業に向いています。

    このタイプに該当するファイル共有サービスを見る⇩

    2. グループウェア統合型

    Microsoft 365やGoogle Workspaceといったグループウェアとネイティブに統合され、Word・Excel・スプレッドシート等のリアルタイム共同編集を中心とした業務に最適化されたタイプ。すでにグループウェアを全社導入済みの企業にとっては、SSOやチャット連携によって運用負荷を最小化できます。

    料金体系は基本的にユーザー課金型で、利用人数に応じてスケールする設計。グローバルSaaSが中心ですが、いずれも日本語UI・国内データセンター・日本語サポートに対応しているため、安心して導入できます。

    このタイプに該当するファイル共有サービスを見る⇩

    3. セキュリティ・ワークフロー特化型

    社外との機密ファイルの送受信に特化し、上長承認・宛先制限・操作ログ・暗号化などのセキュリティ機能とワークフロー機能を厚く備えたタイプ。金融・医療・公共系など、機密性の高い情報を扱う業界での導入実績が豊富です。

    純国産サービスが中心で、データセンターも国内に設置。ISMAPなどの政府認定を取得しているサービスもあり、コンプライアンス要件が厳しい企業の選択肢となります。社内共有よりも「対外的なファイル送受信」を主目的とする企業に向いています。

    このタイプに該当するファイル共有サービスを見る⇩

    おすすめのファイル共有サービス一覧比較表

    以下は、本記事で紹介するファイル共有サービスの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    DirectCloud
    月額30,000円〜
    容量・全社共有型
    上長承認ワークフロー・全文検索を標準搭載
    セキュアSAMBA
    月額15,000円〜
    容量・全社共有型
    中小企業向け定額制でNo.1シェア
    Fileforce
    月額30,000円〜
    容量・全社共有型
    Windowsエクスプローラー型UIで移行が容易
    使えるファイル箱
    月額21,230円〜
    容量・全社共有型
    1TB〜大容量プランが豊富
    Box Business
    1ユーザー月額1,980円〜
    グループウェア統合型
    7段階のアクセス権限・大企業向けガバナンス
    Dropbox Business
    1ユーザー月額1,500円〜
    グループウェア統合型
    スマートシンクで端末容量を節約
    Google Drive
    1ユーザー月額800円〜
    グループウェア統合型
    Google Workspaceに含まれリアルタイム共同編集が強み
    OneDrive for Business
    1ユーザー月額749円〜
    グループウェア統合型
    Teams・SharePointと一体運用可能
    GigaCC ASP
    月額30,000円〜
    セキュリティ・ワークフロー特化型
    純国産・上長承認/宛先制限ワークフロー
    Fleekdrive
    1ユーザー月額600円〜
    セキュリティ・ワークフロー特化型
    純国産・共同編集とワークフロー両対応
    Bizストレージ ファイルシェア
    月額15,000円〜
    セキュリティ・ワークフロー特化型
    NTTコミュニケーションズ運営
    クリプト便
    要問い合わせ
    セキュリティ・ワークフロー特化型
    ISMAP認定・最大10GB暗号化送信

    【容量・全社共有型】のファイル共有サービス

    中堅〜大企業の全社展開・脱ファイルサーバーに向いた、ユーザー数無制限・容量課金型のファイル共有サービスを紹介します。

    DirectCloud

    引用:DirectCloud

    ユーザー数無制限・国産・上長承認ワークフロー対応の法人特化型ファイル共有サービスです。株式会社ダイレクトクラウドが提供する純国産サービスで、2,000社以上の導入実績を持ち、情報通信業・製造業・サービス業を中心に幅広く採用されています。

    最大の特徴は、ユーザー数無制限の定額制プランと、Amazon OpenSearchを採用した高速全文検索機能。大量のドキュメントから必要なファイルを即座に取り出せます。また、上長承認や第三者承認を組み込んだファイル共有ワークフロー機能を標準搭載しており、社内統制を効かせながら共有を進められます。

    セキュリティ面では、IDS/ファイアウォールによる不正アクセス防止、パスワード暗号化、二要素認証、デバイス認証など法人向けに必要な機能を網羅。SSO連携やAPI連携も充実しており、既存システムとの統合がスムーズです。

    提供形態クラウド(SaaS)
    料金体系容量課金(ユーザー数無制限)
    セキュリティ認証ISO27001/プライバシーマーク
    主要機能上長承認ワークフロー/全文検索/SSO/監査ログ
    料金目安月額30,000円〜(3TBプランは月額90,000円〜)

    セキュアSAMBA

    引用:セキュアSAMBA

    従業員100人未満のオンラインファイル共有市場で3年連続シェアNo.1を獲得した国産サービスです。株式会社kubellストレージ(旧Starlay)が運営し、累計2,500社以上・200万ユーザーの導入実績を持ちます。中小企業を中心に、官公庁や大企業まで幅広く支持されています。

    操作性は外付けハードディスク感覚で、難しいIT知識を必要としない設計。Windowsエクスプローラーに近いUIで、これまでファイルサーバーを使っていた現場の社員もスムーズに移行できます。アクセス経路とすべてのファイルが暗号化され、24時間365日の監視体制と二段階認証も標準搭載されています。

    スモールプランを除く有料プランはユーザー数無制限で、社員数が増えても料金が変わらない明朗会計。月額15,000円のライトプラン(100GB)から始められるため、中小企業にとって導入ハードルが低い点も大きな魅力です。

    提供形態クラウド(SaaS)
    料金体系容量課金(ユーザー数無制限/スモールプランは5ユーザー制限)
    セキュリティ認証ISO27001/プライバシーマーク
    主要機能アクセス権限管理/監査ログ/二段階認証/暗号化
    料金目安ライト月額15,000円/ビジネス月額35,000円

    Fileforce

    引用:Fileforce

    純国産・国内データセンター運用の法人向けクラウドストレージです。株式会社Fileforceが提供し、開発・運用・データ保存をすべて国内で完結。ユーザー数無制限プランや容量買い切りプラン、必要なID数のみを契約するプランなど、企業の実情に合わせた料金体系を選べます。

    最大の特徴は、Windowsエクスプローラーと完全統合された「Drive機能」。ローカルディスクと同じ感覚でクラウド上のファイルを操作できるため、社内研修なしでも全社展開が可能です。これにより、ファイルサーバーからの移行時に業務フローを変える必要がほぼありません。

    セキュリティ面では、IPアドレス制限・二要素認証・操作ログ・暗号化を標準搭載。また、Office365との連携やSSO、API連携などエンタープライズ向けの機能も完備しています。

    提供形態クラウド(SaaS/国内データセンター)
    料金体系容量課金(ユーザー数無制限)/ID課金プランも選択可
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/プライバシーマーク
    主要機能Windowsエクスプローラー統合/SSO/IP制限/監査ログ
    料金目安月額30,000円〜(500GBプラン)

    使えるファイル箱

    引用:使えるファイル箱

    「ユーザー数無制限×大容量×24時間365日サポート」を低価格で実現した国産ファイル共有サービスです。使えるねっと株式会社が提供し、中小企業を中心に多数の導入実績があります。

    最大の特徴は、ユーザー数無制限プランが月額21,230円〜と業界最安級の価格帯にあること。1TB、3TB、10TBと大容量プランも豊富にラインナップされており、データ量の多い企業でもコストを抑えて全社展開が可能です。また、日本国内のデータセンターで運用され、サポート窓口も国内拠点で24時間365日対応します。

    セキュリティ面では、SSL通信・データ暗号化・二要素認証・IP制限・操作ログを標準搭載。さらに、Active Directory連携やSSOなど、エンタープライズ向けの認証連携にも対応しており、情シスの運用負荷を抑えながら全社展開できます。

    提供形態クラウド(SaaS/国内データセンター)
    料金体系容量課金(ユーザー数無制限)
    セキュリティ認証ISO27001
    主要機能SSL暗号化/二要素認証/監査ログ/AD連携/24時間365日サポート
    料金目安月額21,230円〜(1TBプラン)

    【グループウェア統合型】のファイル共有サービス

    Microsoft 365やGoogle Workspaceとネイティブに統合され、リアルタイム共同編集を強みとするファイル共有サービスを紹介します。

    Box Business

    引用:Box Business

    世界66万社・国内大手企業でも導入が進む、エンタープライズ向けクラウドコンテンツ管理プラットフォームです。米Box社の日本法人が運営し、日本語UI・国内DC・日本語サポート完備。政府機関も採用する高度なセキュリティで、コンプライアンス要件が厳しい大企業・中堅企業を中心に支持されています。

    7段階にも及ぶ詳細なアクセス権限設定、HIPAAやFedRAMPなど世界水準の認証取得、Microsoft 365とGoogle Workspaceの両方とネイティブ連携できる点が最大の強み。1ユーザーあたり月額1,980円から無制限ストレージを利用できる料金体系で、ユーザー数が多くデータ量も大きい企業にもコスト効率良く対応します。

    また、Box AIによる文書要約・検索や、1,500を超える外部アプリ連携も用意。「ファイル共有」を超えた業務基盤として活用できる点も大企業から評価されています。

    提供形態クラウド(SaaS/国内DC利用可)
    料金体系ユーザー課金
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/ISO27018/HIPAA/FedRAMP等
    主要機能7段階アクセス権限/無制限ストレージ/M365・Google両連携/Box AI
    料金目安Business 1ユーザー月額1,980円〜(無制限ストレージ)

    Dropbox Business

    引用:Dropbox Business

    直感的なUIと高速同期で世界中の中小企業〜大企業に利用されているクラウドストレージです。米Dropbox社が運営し、日本語UI・日本語サポートに対応。スマートシンク機能により、端末のローカル容量を消費せずにクラウド上のファイルにアクセスできる点が特徴です。

    ファイル同期速度は業界最速級で、大容量ファイルを扱うクリエイティブ業界・制作会社で特に高い評価を獲得。Microsoft 365・Google Workspace・Slack・Zoom等、主要なビジネスツールとシームレスに統合できる豊富な連携機能も強みです。

    Dropbox Replayによる動画レビュー、Dropbox Signによる電子署名、Dropbox DocSendによる商談資料の追跡など、付加サービスも年々拡充。社内共有だけでなく取引先との協業基盤として活用できます。

    提供形態クラウド(SaaS)
    料金体系ユーザー課金(最低3ユーザーから)
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/ISO27018/SOC2
    主要機能スマートシンク/高速同期/電子署名/豊富な外部連携
    料金目安Standard 1ユーザー月額1,500円〜(9TB/チーム共有)

    Google Drive

    引用:Google Drive

    Google Workspace(旧G Suite)に含まれる、リアルタイム共同編集を強みとするクラウドストレージです。Googleが提供し、世界最大級のシェアを誇ります。日本語UI・日本語サポート完備で、国内導入企業も急増しています。

    最大の強みは、Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドとのシームレスな共同編集。複数人が同時に同じファイルを編集でき、変更履歴も自動保存されるため、メール添付による「最新版どっち問題」が完全に解消します。検索精度も極めて高く、ファイル名・本文・画像内文字まで横断検索が可能です。

    Google WorkspaceにはGmail・Google Meet・Calendarも含まれており、コミュニケーション・スケジュール管理・ファイル共有を1つの契約で完結できる点が、特にスタートアップ・中小企業から支持されています。

    提供形態クラウド(Google Workspaceの一部)
    料金体系ユーザー課金
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/ISO27018/SOC1・2・3
    主要機能リアルタイム共同編集/横断検索/Gmail/Meet統合/豊富な外部連携
    料金目安Business Starter 1ユーザー月額800円〜(30GB/ユーザー)

    OneDrive for Business

    引用:OneDrive for Business

    Microsoft 365に含まれる、Officeアプリと完全統合された法人向けクラウドストレージです。マイクロソフトが提供し、日本国内でもM365導入企業の標準ファイル共有基盤として広く利用されています。

    最大の強みは、Word・Excel・PowerPointとのシームレスな共同編集と、Teams・SharePointとの一体運用。Officeファイルを開いた状態のままクラウド保存・共同編集・コメント追加ができ、社内コラボレーションを大幅に効率化します。

    Microsoft Entra IDによる認証・条件付きアクセス、機密ラベルによるDLP(情報漏洩対策)、Microsoft Purviewによる監査・統制など、エンタープライズ向けセキュリティ機能も充実。すでにM365を導入している企業は、OneDriveを別途契約せずとも標準機能として利用できる点も大きなメリットです。

    提供形態クラウド(Microsoft 365の一部)
    料金体系ユーザー課金(M365プランに同梱)
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/ISO27018/SOC1・2
    主要機能Office共同編集/Teams統合/条件付きアクセス/DLP
    料金目安Microsoft 365 Business Basic 1ユーザー月額749円〜

    【セキュリティ・ワークフロー特化型】のファイル共有サービス

    取引先との機密ファイルの送受信、上長承認や宛先制限などのワークフロー機能、ISMAP等の高度な認証取得を強みとするファイル共有サービスを紹介します。いずれも国産・国内データセンター運用です。

    GigaCC ASP

    引用:GigaCC ASP

    累計1,000社以上の導入実績を持つ、純国産の企業間ファイル共有・転送サービスです。日本ワムネット株式会社が運営し、開発・提供・サポート・データ保管をすべて国内で完結。日本企業特有の承認ワークフローや慎重な情報統制ニーズに合致した設計が特徴です。

    主要機能は、ホワイトリスト・ブラックリストによる宛先制限、ファイル送信時の上長承認ワークフロー、認証パスワード必須化、ZIP強制暗号化など。送信ミスや情報漏洩を仕組みで防ぐ運用が可能で、金融・製造・公共系での導入実績が豊富です。

    利用者・取引先側にITリテラシーを求めないシンプルなUIも特徴で、テレワーク支援機能や上司承認フローを組み合わせれば、社内外を問わず安全な情報共有環境を構築できます。

    提供形態クラウド(SaaS/国内データセンター)
    料金体系プラン制(容量・機能で選択)
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/プライバシーマーク
    主要機能上長承認ワークフロー/宛先制限/ZIP暗号化/監査ログ
    料金目安月額30,000円〜(プランによる)

    Fleekdrive

    引用:Fleekdrive

    「セキュリティ × 共同編集 × 自動化ワークフロー」を一気通貫で提供する純国産クラウドストレージです。株式会社Fleekdriveが運営し、世界190ヵ国で利用されています。1ユーザー月額600円〜と、セキュリティ特化型としては抜きん出たコストパフォーマンスを実現しています。

    特徴は、共同編集・プロジェクト管理・ワークフロー・自動化機能を1つのサービスに集約している点。ファイルアップロード時の自動メール通知、特定フォルダへの自動振り分け、外部送信時の上長承認など、日本企業の業務プロセスに合わせた機能が標準搭載されています。

    また、Salesforce連携を強みに持っており、営業現場でのファイル管理・共有を効率化したい企業に最適。グローバル拠点間でのファイル共有にも対応します。

    提供形態クラウド(SaaS/国内データセンター)
    料金体系ユーザー課金
    セキュリティ認証ISO27001/ISO27017/プライバシーマーク
    主要機能共同編集/ワークフロー/自動化/Salesforce連携
    料金目安Team 1ユーザー月額600円〜/Business 月額1,500円〜

    Bizストレージ ファイルシェア

    引用:Bizストレージ ファイルシェア

    NTTコミュニケーションズが提供する、1,100社以上で導入される法人向けファイル共有サービスです。NTT品質のインフラと運用ノウハウを背景に、稼働率100%(2024年4月〜2025年3月実績)の高い信頼性を実現しています。

    特徴は、1サービスで「ファイル送受信」と「共有フォルダ」の両機能を提供すること。最大2GBのファイルを取引先に送信でき、共有メンバーのアクセス権限は8種類から選択可能。プロジェクト単位・取引先単位のファイル管理がしやすい設計になっています。

    料金はID数課金で、1GBプランなら1,000IDまで月額15,000円。10GBプランは10,000IDで月額65,000円と、1IDあたりの単価を圧倒的に抑えられるため、大人数で取引先連携が発生する企業にコストメリットがあります。

    提供形態クラウド(SaaS/NTTコミュニケーションズ運営)
    料金体系容量+ID課金(最大1万ID)
    セキュリティ認証ISMS/プライバシーマーク/ASP・SaaS安全・信頼性認定
    主要機能ファイル送受信/共有フォルダ/8種アクセス権限/監査ログ
    料金目安1GB/1,000ID 月額15,000円〜

    クリプト便

    引用:クリプト便

    NRIセキュアテクノロジーズが提供する、政府機関・金融機関向けに設計されたセキュアファイル送受信サービスです。「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」に認定登録されており、金融・公共・医療系を中心に高度なセキュリティ要件を持つ企業から長年支持されています。

    最大の特徴は、最大10GBの大容量ファイルを暗号化してWebメール感覚で安全に送受信できる点。送信ファイルには保存期限やダウンロードパスワードを設定でき、誤送信・情報漏洩を仕組みで防止します。端末認証や証明書による二要素認証にも対応します。

    2025年12月には、普段通りメールに添付して送信するだけで、添付ファイルが自動分離されクリプト便経由で安全に送付される「メール連携オプション」が追加。ユーザー側の運用変更を最小限に抑えながらセキュリティを底上げできるため、現場の負担を増やさずに導入できます。

    提供形態クラウド(SaaS/国内データセンター)
    料金体系プラン制+従量課金(メール連携・ファイル共有はオプション)
    セキュリティ認証ISMAP登録/ISO27001/ISO27017
    主要機能暗号化送受信/最大10GB/メール連携/オートパイロット
    料金目安要問い合わせ

    まとめ

    本記事では、ファイル共有サービスを「容量・全社共有型」「グループウェア統合型」「セキュリティ・ワークフロー特化型」の3つのタイプに分類し、おすすめの12サービスを紹介してきました。まずは以下の項目で、自社に最適なタイプを選びましょう。

    容量・全社共有型中堅〜大企業で全社のファイルサーバーをクラウド化したい・社員数100名以上
    グループウェア統合型M365やGoogle Workspaceとセットでリアルタイム共同編集を活発に行いたい
    セキュリティ・ワークフロー特化型取引先との機密ファイル送受信が中心・上長承認や宛先制限が必須

    また、その中でも5つの比較ポイントで絞り込みます。

    • 自社の利用目的・ユースケース
    • 料金体系と利用人数のバランス
    • セキュリティ機能・認証
    • 既存グループウェアとの連携性
    • サポート体制・運用支援

    まずは自社に合うタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「ファイル共有サービスの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。

    ファイル共有サービスと併せて、契約書のやり取りもデジタル化したい企業には電子契約システムの併用がおすすめです。詳しくは以下の記事も参考にしてください。

    関連記事:電子契約システム16選比較。契約量別の費用感からタイプ別の選び方まで解説

    本記事が、最適なファイル共有サービスを選ぶ一助になれば幸いです。

    資料一覧 記事一覧 ログイン 資料を掲載(無料) 記事広告への掲載希望