09 ピラミッド図の作り方
パワーポイントで資料を作る時、
- ピラミッド状の図表を入れ込みたい!
- でも、作り方が分からない、、、
といった悩みを持ったことはありませんか?
この記事では、パワーポイントでピラミッドを作成する方法を2パターン紹介していきます。
SmartArtを用いた作成方法
1つ目のパターンは、「SmartArt」という機能を用いた作成方法です。
ピラミッドの新規作成
「挿入」タブの「スマートアート」をクリックします。
「ピラミッド」にカーソルを合わせると、ピラミッドの種類が表示されます。
任意の形式をダブルクリックすると、スライド上にピラミッドのテンプレートが挿入されます。今回は一番左の『基本ピラミッド』を選択しています。
ピラミッドの作成が完了しました。
ピラミッドの編集
次は作成ピラミッドのデザインを変更していきます。今回は、基本となる下記3つについてご紹介します。
- テキストを入力
- 階層の増減
- 色・スタイル
テキストを入力
ピラミッドの左のプルダウンをクリックすると、SmartArtテキストが表示されます。
テキストを入力するとピラミッドに反映されます。(ピラミッドに直接入力することも可能です。)
階層の増減
「SmartArtテキスト」の+マーク、−マークを用いると、ピラミッドの階層の増減が可能です。
色・スタイル
ピラミッド選択時に表示される「書式」タブから、文字色の変更や階層ごとの色の変更などが可能です。
今回は、階層の色を上から順に『オレンジ』『緑』『青』、文字色は『白』にしました。
ピラミッド選択時に表示される「SmartArtのデザイン」タブから、ピラミッド全体の色やスタイルの変更などが可能です。
今回は、色をグラデーション、スタイルを3Dに変更しました。
オブジェクトを用いた作成方法
2つ目のパターンは、三角形と長方形のオブジェクトを用いた作成方法です。
まずは、「挿入」タブの「図形」から「二等辺三角形」を選択します。
「図形」をクリックすると表示される図形一覧から、「二等辺三角形」をクリックします。
ピラミッド全体の大きさに合わせた三角形を作成します。
三角形の高さは、『階層の数 × 階層の高さ + 階層の数-1 × 余白の高さ』に設定してください。今回は、『階層の数[3] × 階層の高さ[5] + 階層の数-1[2] × 余白の高さ[0.5] = 16』で作成します。
三角形を階層の数だけコピー&ペーストします。
三角形を選択した状態で『⌘ + C』 を入力するとコピーできます。
コピーした後に『⌘ + V』 を入力するとペーストできます。
三角形を全て選択します。
『Shiftを押しながらクリック』で図形の複数選択ができます。
三角形を全て選択できたら、「図形の書式設定」タブ内の「整列」をクリックします。
「整列」内の「左右中央揃え」 「上下中央揃え」をそれぞれクリックします。
3つの三角形がぴったり重なります。
次に、階層の高さに合わせた長方形を作成します。(今回は高さ5、幅は三角形の底辺より長くする)
三角形の作成と同様に、「挿入」タブの「図形」から「長方形」を選択します。また、「図形の書式設定」タブをクリックし、高さを『5』にします。
長方形を階層の数だけコピー&ペーストします。
三角形の頂点と底辺のそれぞれに長方形の辺を合わせます。中央の長方形を動かす必要はありません。
長方形を全て選択し、「図形の書式設定」タブ内「整列」の「上下に整列」をクリックします。
3つの長方形が上下に等間隔で整列します。
いよいよ、ピラミッドの各階層の作成に取り掛かっていきます。
長方形と三角形をひとつずつ選択し、「図形の書式設定」タブの「図形の結合」をクリックします。
「図形の結合」内の「重なり抽出」をクリックします。
三角形と長方形の重なっている部分のみが抽出されます。
1層目が完成しました。
同様の手順で、2層目、3層目を作成します。
文字を各階層に直接入力したら完成です。
以上が、オブジェクトを用いたピラミッドの作成方法になります。
ピラミッドの編集は、「図形の書式設定」タブから行います。
各階層の色の変更、枠線の設定などが可能です。
まとめ
パワーポイントでピラミッドを作成する方法を2パターン紹介しました。
- SmartArtを用いた作成方法
- オブジェクトを用いた作成方法
本記事で、ピラミッドの作り方に関する悩みを解消できれば幸いです。
最後までお目を通していただき、ありがとうございました!
- 図形の基本操作 08 SmartArt
- 図形の基本操作 10 フローチャートの作り方