07 オブジェクトの接合
パワーポイントで複数の図形を1つに合成したい時ってありますよね。パワーポイントには、図形を接合する機能が備わっているので、複数の図形を組み合わせて1つの図形を作成できます。
今回は、
- 図形の結合の基本的な操作方法
- 図形の結合の5つのオプション
について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
図形の結合について
図形の結合は、重なり合う図形を組み合わせて1つの図形を生成できる機能です。重なっている部分のみを削除するなど、オリジナルの図形を作成したい時に使用します。
基本的な操作手順は下記になります。
- 結合させたい図形を選択
- 「図形の書式設定」タブをクリック
- 「図形の結合」をクリック
- 任意の機能をクリック
この図形の結合には、5つのオプションが用意されていますので、順番に解説していきます。
- 接合
- 型抜き/合成
- 切り出し
- 重なり抽出
- 単純型抜き
接合
複数の図形を合成(=接合)させて1つの図形にする機能です。
実際に下記の図形で「接合」を行うと、
下記のような1つの図形を生成できます。
型抜き/合成
複数の図形の重なっている部分を削除(=型抜き)しつつ、1つの図形に合成する機能です。
実際に「型抜き/合成」を行うと、
重なった部分だけが削除され、その他の部分はそのまま1つの図形になりました。
切り出し
複数の図形の重なっている部分を別の図形として切り出す機能です。
実際に「切り出し」を行うと、
重なった部分を新たに図形として利用できるようになりました。
これで「重なっている部分」と「その他の部分」をそれぞれ別の図形として扱えます。
重なり抽出
複数の図形の重なっている部分だけを抽出(=重なっていない部分を削除)する機能です。
実際に「重なり抽出」を行うと、
重なった部分だけが残り、1つの図形として利用できるようになりました。
単純型抜き
複数の図形の重なっている部分が削除(=型抜き)される機能です。「先に選択した図形」を「後に選択した図形」が型抜きします。
実際に「単純型抜き」を行うと、
後に選択した図形部分がまるごと消えました。
まとめ
パワーポイントで複数の図形を合成・切り抜きする方法について解説しました。
デフォルトで用意された図形を使うだけでは、表現方法が制限されてしまいます。もし、オリジナルの図形を用意したい時は、この記事で紹介した5つの方法を適切にお使いください。
- 図形の基本操作 06 オブジェクトのグループ化
- 図形の基本操作 08 SmartArt