WordPressの有料テーマおすすめ6選 | 使い回しできる企業サイト向けテーマもご紹介
Webサイトを作りたいけど、どんなWordPressテーマを選べばいいの?
WordPressには、様々なテーマが存在しているので、どうしても悩んでしまいますよね。
この記事では、失敗しない有料テーマの選び方についてご紹介します。
あなたがより自分に合ったテーマを選べるよう、以下について具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
- 無料より有料がいいのか?
- どんな基準でテーマを選べばいいのか?
- おすすめの人気テーマは何か?
目次
WordPressのテーマとは?
Webサイトの見た目や構成などを変更できるデザインテンプレートです。
本来、Webサイトを1から作るためには、HTMLやCSS、JavaScriptなど様々なプログラミング言語が必要になります。このテンプレートを利用すれば、初心者でも簡単にサイトを作ることができるんですね。
WordPressでは、このテンプレートを「テーマ」と呼び、無料〜高い金額のものまで、様々な種類が用意されています。
ただし、どんなデザインになって、どんな機能が備わっているのか?は、ほとんどテーマに依存します。
どのテーマを使うかで「できること」と「できないこと」が変わってきますので、自分が作りたいサイトとマッチしたテーマを選ぶことが大切です。
WordPressで有料テーマを使うメリット3つ
WordPressテーマには、「無料」と「有料」の2つが存在しますが、初心者におすすめなのは、圧倒的に有料テーマです。
というのも、有料テーマの方が、無料テーマに比べて圧倒的にデザインや機能が充実しているからです。
WordPress上級者であれば、無料テーマをうまくカスタマイズして、完全に自分好みのサイトを作れますが、初心者はそうはいきません。
そんな有料テーマを使うメリットを3つご紹介します。
- 美しいデザイン
- 充実した機能
- 手厚いサポート
美しいデザイン
無料と有料で最も異なるのが「デザイン」の美しさです。
WordPressで作られたサイトの全体的なデザインは、ほとんどテーマに依存します。逆にここをプラグインなどでカスタマイズするのは難しいので、初心者は特に完成されたデザインのテーマを選ぶべきです。
さらに、デザイン部分をテーマに任せることで、自分でデザインを組む作業時間を短縮できるメリットもあります。
ただし、無料テーマのデザインは、非常にシンプルなものが多いので、自分で装飾を加えやすい利点があります。自分で自由にデザインを組みたい方は、無料テーマを選ぶのもありです。
充実した機能
テーマには、サイトの見た目を一部変更したり、広告を入れるスペースがあったりと、様々な機能が備わっています。
このような機能も、無料テーマよりも有料テーマの方が充実しています。
WordPressには、プラグインと呼ばれる拡張機能があるので、たくさん追加すれば、様々な機能追加できるんじゃ?と思う方も多いでしょう。
ただし、プラグインは、テーマとの相性が存在するので、何でも確実に動作する訳ではありません。動作したとしても、自分で調整する作業が発生することもあります。(たくさん導入することで、管理しにくい、セキュリティに悪影響などのリスクが発生)
そのため、初心者の方ほど、すでに多くの機能が備わっている有料テーマを選んだ方がスムーズにサイトを制作できます。
手厚いサポート
無料テーマの場合、何か困った時に問い合わせるサポートが存在しないことが多いです。
国産のテーマであれば、その代わりに掲示板のようなフォーラムサイトを用意しており、そこで質問した内容を見て自分で問題解決するような流れになることが多いです。
有料テーマの場合は、フォーラムサイトかメールサポートを用意していることが大半のため、テーマで困ったとしても相談しやすい環境になります。
また、テーマにも不具合は必ず存在するので、その対応も有料テーマの方が早い可能性が高いです。
WordPressでWebサイトを作る場合、CMSとテーマの両方の操作方法を学習する必要があります。サポートが存在していなければ、初心者にとってサイト公開までかなり苦戦するかもしれません。
WordPressの有料テーマを選ぶポイント5つ
いまや、大抵の有料テーマがレスポンシブ、SEO対策を施しているため、そこはあまり気にする必要はありません。(よっぽど外れを引かない限りは)
それでは、自分に合った有料テーマを選ぶには何に気をつけるべきか?気になりますよね。
以下に選ぶポイントを5つまとめましたので、参考にしてください。
- テーマは日本製か海外製か?
- 作るサイトはブログ型?企業サイト型?
- 料金体系はどうなってるの?
- ライセンスは?使い回しできる?
- サポート体制は?マニュアルはある?
テーマは日本製か海外製か?
まず最初に確認してほしいのが、日本のテーマかどうかです。こだわりがなければ絶対に「日本製」のテーマを選ぶようにしましょう。
日本製を選ぶべき理由は、設定画面やマニュアル、サポートなどすべて日本語に対応しているからです。
WordPressでサイトを制作する際には、様々な知識が必要となるので、必ずトラブルが発生します。そんな時に日本語を利用できないのは、非常に致命的です。(挫折する可能性が非常に高い)
逆にWordPressの知識に自身のある方は、より種類の多い、海外製テーマを選んでもいいかもしれません。
作るサイトはブログ型?企業サイト型?
作るWebサイトが「ブログ型」なのか「企業サイト型」なのかで選ぶテーマは変わります。どんなサイトが分類されるか以下に具体例を記載しておきますので、参考にしてください。
ブログ型 | 企業サイト型 |
---|---|
・ブログ ・メディア ・ポータルサイト ・ニュースサイト ・アフィリエイトサイト など | ・コーポレートサイト ・採用サイト ・サービスサイト ・店舗サイト ・ポートフォリオサイト など |
ブログ型の場合は、ブログがメインとなるため、それ以外のページを作る機能があまり用意されておりません。トップページもブログ記事の一覧を主に出力するシンプルなものになります。
企業サイト型の場合は、ブログ記事以外にも、お知らせや実績、事業紹介など、様々なページが必要になります。よって、トップページもブログ以外の様々な要素が表示される必要があります。
このようにタイプによって、仕上がりが全然異なることを覚えておきましょう。
料金体系はどうなってるの?
テーマを購入する上で「いくらかかるのか?」は言うまでもなく重要です。
ただし、それ以上に大切なのが、どのような料金体系になっているかです。基本的には、以下の3タイプに分かれています。
買い切り | 最初にすべての料金を支払えばずっと利用可 |
サブスク | 利用し続けるには、月額や年額でずっと料金が発生 |
+ 機能拡張 | 一部機能を使うためには、有料プラグインの導入が必要 (買い切りもサブスクもあり) |
買い切りは、最初に支払って終わりですが、サブスクの場合は、利用料金が購入後もかかります。
さらに、テーマによっては、一部機能を使うために別途有料プラグインを購入する必要があるので、このあたりは購入する前に必ず確認しましょう。
ライセンスは?使い回しできる?
自分のサイトを1つ作る上だけなら、ライセンスを気にする必要はありません。ただし、複数サイトの制作に1つのテーマを使い回す場合は、成約が設けられていることがあります。
有料テーマには、大抵の場合以下の2つのライセンス形態が存在します。
100%GPL | 使い回し可能(制限無し) |
スプリットライセンス | 使い回しには制限あり (使い回し不可の場合も) |
100%GPLのテーマは、1度購入すれば、誰のサイトをいくつ作っても問題ありませんが、スプリットライセンスの場合は、自社サイトのみ制作可能などの制限が発生します。(制限内容はテーマによる)
もしあなたが、有料テーマを使って誰かのサイトを制作するなら、必ずライセンスを確認しましょう。
サポート体制は?マニュアルはある?
ほとんどの有料テーマには、サポートが存在します。このサポートの形態が、フォーラムなのか、メールサポートなのかは必ず確認しましょう。
特にWordPress初心者の方で操作方法が不安な方は、メールサポートを選んだ方がトラブルを解決しやすいです。(電話サポートはほとんどありません。)
また、大抵のテーマに用意されていますが、どんなマニュアルが用意されているのかもチェックすると良いでしょう。
おすすめの有料テーマ6つ
それでは、国産テーマかつ使い回しOKなおすすめ有料テーマを6つご紹介します。
どれも人気で非常に使いやすいテーマとなっておりますので、ぜひ参考にしてください。
SWELL | 人気のブログテーマ |
Snow monkey | デザインにこだわれるテーマ |
TCDシリーズ | 美しいデザインで様々な用途に特化したテーマ |
SANGO | 初心者におすすめのブログテーマ |
JIN:R | 初心者におすすめのブログテーマ |
Emanonシリーズ | 事業者向けのテーマ |
SWELL
いまや様々なサイトで使われている人気なテーマが「SWELL」です。最大の特徴は、ブロックエディタの操作性の良さです。
記事を装飾する様々なパーツが用意されており、直感的に使えるよう設計されているため、ブログやメディアを運営する方には最適のテーマといえます。
また、シンプルなデザインとなっているため、自分好みにカスタマイズしやすい利点もあります。手軽にブログを始めたい方に非常におすすめです。
テーマ名 | SWELL |
利用用途 | ブログ型(企業型サイトも可) |
料金 | 買い切り型 ¥17,600 |
ライセンス | 100%GPL(使い回し制限無し) |
サポート | フォーラム マニュアル |
Snow Monkey
ブログやコーポレートサイトなど、1つのテーマで様々なサイトを構築できるテーマです。
拡張性が非常に高いため、決められたデザインのサイトを作るというより、テーマの機能を駆使して、自分好みのサイトを作りたいという方におすすめです。
テンプレートというより、ノーコードツールに使いようなテーマになりますので、「こだわりたい」方に非常に最適なテーマといえます。デザイナーとの相性は抜群です。
テーマ名 | Snow Monkey |
利用用途 | ブログ型も企業型もOK |
料金 | サブスク型(年払い) スタンダード:¥16,500 プロ:¥55,000 |
ライセンス | 100%GPL(使い回し制限無し) |
サポート | フォーラム マニュアル |
TCDシリーズ
用途に応じた80種類以上のテンプレートを販売している、美しいデザインが特徴的な株式会社デザインプラスの有料テーマです。
1つのテーマで様々なサイトを構築するのではなく、コーポレートサイト向けのテーマ、ブログ向けのテーマといったように、作りたいサイトに特化したテーマを選ぶ形になります。
このように用途に特化しているため、設計されたデザインや機能通りに作りたい人にオススメです。各デモサイトをみると、どんなサイトを作れるか非常にイメージしやすいので参考にすると良いでしょう。
テーマ名 | 様々な名称のテーマを複数提供 |
利用用途 | ブログ型も企業型もOK (選ぶテーマによる) |
料金 | 買い切り型 金額はテーマによって異なる |
ライセンス | スプリットライセンス 自社サイトのみ使い回しOK 第三者サイトの制作には別途料金が発生 |
サポート | メールサポート マニュアル |
SANGO
Webサイト「サルワカ」の運営者が開発したブログ向け有料テーマです。「サルワカ」は、1年で最大250万PV/月間まで育てた個人メディアで、メディア担当者で知らない人はいないくらい有名です。
このサイトで使われていた様々なノウハウが詰め込まれているので、同じようなサイトを作りたい人には非常におすすめです。
また、設定画面も非常にユーザーフレンドリーに作られているため、WordPress初心者の方は非常に操作しやすいかもしれません。
テーマ名 | SANGO |
利用用途 | ブログ型(企業型サイトも可) |
料金 | 買い切り型 ¥14,800 |
ライセンス | スプリットライセンス 自社サイトのみ使い回しOK |
サポート | フォーラム マニュアル |
JIN:R
有名アフィリエイターの「ひつじさん」が開発した有料テーマです。もともとブログ向けテーマで有名だった「JIN」がより強化されたのが「JIN:R」になります。
「JIN:R」は、ブログだけでなく、企業型サイトも作れるように設計されており、デモサイトと同じようなサイトであれば、1クリックで導入できるようになっています。
非常に親切な設計となっているので、WordPress初心者にオススメのテーマです。
テーマ名 | JIN:R |
利用用途 | ブログ型(企業型サイトも可) |
料金 | 買い切り型 ¥19,800 |
ライセンス | スプリットライセンス 自社サイトのみ使い回しOK |
サポート | フォーラム マニュアル コミュニティ |
Emanonシリーズ
株式会社イノ・コードが開発している企業向けWordPressテーマです。3つの有料テーマを提供しており、企業サイトとオウンドメディア向けで用途が分かれています。
事業者向けに作られれいるため、個人ブログというより、企業メディアやコーポレートサイト、店舗サイトなどに適した設計となっています。
また、100%GPLとなっているので、クライアントワークで利用したい場合は、ぜひとも持っておきたいテーマになります。
テーマ名 | Emanon Premium Emanon Business Emanon Pro |
利用用途 | 企業型サイト向け |
料金 | 買い切り型 Emanon Premium:¥27,800 Emanon Business:¥12,800 Emanon Pro:¥9,800 |
ライセンス | 100%GPL(使い回し制限無し) |
サポート | マニュアル よくある質問 ユーザーサポート(承認制) |
まずは無料テーマで始めるのもOK
ここまで有料テーマの使い方について解説しましたが、本当にこのテーマでいいのか?悩みますよね。そんな時は、とりあえず無料テーマをインストールして触ってみるのがオススメです。
特に有料テーマの場合は、お試し用の無料テーマを提供していることがあります。
同じ開発者が作成しているので、どんな操作画面なのか?などを確認するためにも、無料版をインストールして触ってみるとミスマッチが防げるかもしれません。
また、WordPressを触ったことがない方は、管理画面のイメージが湧きにくいので、何でもいいので無料テーマをインストールして操作してみてください。
きっと、作成〜運用までをイメージしやすいはずです。
まとめ
WordPressの有料テーマの選び方についてご紹介しました。テーマによって仕様が異なるので、自分の用途や費用を考慮して選ぶことが大切です。
有料テーマを選ぶ上で大切なポイントを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
どんな人向け? | 初心者の人ほどオススメ デザイン/機能/サポートどれも充実しているため、 構築がスピーディかつトラブルにも強い 手始めに無料テーマを触ると◯ |
選ぶポイントは? | 5つの基準で選ぼう ・日本製を選ぶ ・ブログ型か企業サイト型かで変わる ・料金は買い切りかサブスクか ・使い回しできるか ・サポートがあるか |
おすすめテーマ | ブログ型におすすめ ・SWELL ・SANGO ・JIN:R 企業サイト型におすすめ ・Snow Monkey ・TCDシリーズ ・Emanonシリーズ |