WordPressの企業(コーポレート)サイトの作り方!事例やおすすめテーマもご紹介! | Coneのコンテンツ制作所

WordPressの企業(コーポレート)サイトの作り方!事例やおすすめテーマもご紹介!

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WordPressで企業サイト(コーポレートサイト)を作りたいけど、

  • 企業サイトを作るのに必要なものは?
  • どんな作り方があるの?
  • 企業サイト向けのテーマのおすすめは?

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、WordPressで企業サイトを構築するために必要なものから〜おすすめのテーマまで具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

WordPressで企業サイトを作るために必要なもの

最初に、WordPressで企業サイトを構築する際に必要なものをご紹介します。

以下は、どの作り方でも共通して必要になりますので、ぜひ目を通しておいてください。

  • 企業サイトの目的を考える
  • 必要なページ構成を考える
  • サーバー / 独自ドメインの契約
  • WordPressのインストール

制作会社など、プロの方に外注する場合は、ある程度お任せすることができますが、自作メインで考えている方は、自分で準備する必要があります。

企業サイトの目的を考える

最初に考えるべきは、「企業サイトを作る目的」を明確にすることです。

とりあえず企業サイトを作りたい、のように曖昧な目的のまま制作すると、どんな内容を掲載して、どんなページが必要かなどが分からなくなります。

そこで、以下のように「企業サイトを作って何がしたいのか?」を考えてみてください。

  • 資料請求などのリードを獲得したい
  • ブランドイメージを向上したい
  • 採用を強化したい など

1つでも複数でも構いませんので、できる限り具体的に洗い出すことで、今後の制作がよりスムーズになります。

いまいち具体化できない場合は、競合や見本にしているサイトを確認して、どんな企業サイトを運営しているのか見てみるといいかもしれません。

必要なページ構成を考える

次は、企業サイトに必要なページの種類や数などを考えていきます。

一般的な企業サイト(非上場)の場合、以下のような構成で作られることが多いので、参考にしてみてください。(WordPressにデフォルトで備わっている「投稿」は企業ブログに利用すると仮定します。)

トップページホームページの入口
サービス(事業) / 製品サービス(事業)・製品を紹介するページ
一覧ページ・個別ページが必要
※サービスの数が少なければ1ページに集約も可
導入事例 / 実績過去の導入事例や実績を紹介するページ
一覧ページ・個別ページが必要
お知らせお知らせを発信するページ
一覧ページ・個別ページが必要
※「投稿」でお知らせを発信する場合もあり
会社概要会社の代表者や所在地など基本的な情報を記載
1ページで作成することが多い(固定ページ利用)
※代表メッセージや沿革などを別ページに分ける場合も
お問い合わせお問い合わせフォームを設置するページ
1ページで作成することが多い(固定ページ利用)
※資料請求など、フォーム毎にページを作る場合も
採用募集要項や応募フォームなどを設置するページ
小規模だと1ページ、中規模以上だと別途採用サイトを用意
※採用サービスなど外部サービスで済ませる場合も
個人情報保護方針問い合わせフォーム等で個人情報を扱う場合に必要
1ページで作成することが多い(固定ページ利用)

ただ、上記は必ずしもすべて必要なものではありません。採用に関するページは、Wantedlyなどで構築しても構いませんし、最初はお知らせ無しで進めても問題ありません。

可能であれば、ワイヤーフレームまで用意できると、制作をスムーズに進められます。

サーバー / 独自ドメインの契約

WordPressでWebサイトを運営するためには、サーバーと独自ドメインが必須になります。これらはどちらもネット上で契約することが可能です。

それぞれ詳細は以下になりますが、WordPressサイトの場合は、レンタルサーバーが安く、導入が手軽なので、おすすめです。

サーバー企業サイトのデータや画像などを保管する場所
WordPressの場合は、レンタルサーバーがおすすめ
費用:月額1,000円程度
独自ドメイン企業サイトの場所を示す(インターネット上の住所)
「example.com」のようにURLに使われるもの
費用:年額1,500円程度

また、最近のレンタルサーバーには、独自SSL含め、WordPressサイトを簡単にセットアップできる機能が備わっているので、初心者の方はそのようなサポート付きのサーバーを選ぶと良いでしょう。

WordPressのインストール

最後の準備として必要なのが、WordPressのインストールです。こちらが済めば、WordPressサイトに自分が契約した独自ドメインにアクセスできるようになります。

レンタルサーバーをお使いの場合は、サーバーの管理画面からボタンをクリックするだけで、WordPressをインストールすることが可能です。

ここで注意が必要なのが、WordPressは以下の2種類存在するということです。

WordPress.org自分でサーバーにインストールして利用するもの CMSの利用に料金は発生しない
WordPress.comAutomatticが運営しているブログサービス 機能制限が多く、月額利用料が発生

今回準備するのは「WordPress.org」で、一般的に使われているのも「WordPress.org」です。

間違えて、「WordPress.com」を利用していないかだけ注意しましょう。

WordPressの企業サイトの作り方は3パターン!

WordPressで企業サイトを作る方法は、大きく分けて以下の3つになります。順番に解説していきます。

クラシックテーマで自作テンプレート型のテーマを購入して自作
テンプレを使って気軽に低コストで作りたい人向け!
ブロックテーマで自作フルサイト編集のテーマを購入して自作
独自のデザインのサイトを低コストで作りたい人向け!
制作会社に依頼制作会社に独自テーマを制作してもらう
コストよりも独自性や品質を優先したい人向け!

とにかく費用を抑えたいなら自作、費用をかけれるなら制作会社をおすすめします。最初は自作から始めて、育ったら制作会社に依頼してリニューアルするのも良いかもしれません。

なお、すでにテーマで自作する方法を検討されている場合は、以下にテーマの選び方について解説してますので、参考にしてください。

クラシックテーマで自作

販売されているクラシックテーマを購入して、自分で企業サイトを制作する方法です。

クラシックテーマは、最も普及しているWordPressテーマのことで、以下の特徴があります。

特徴従来からある一般的なテーマ
ほとんどがクラシックテーマなので選択肢も多い
費用無料で使えるテーマあり
有料テーマは、1万円〜数万円程度
自由度レイアウトはある程度固定(テンプレートに近い)
独自のデザインを求める場合には不向き
難易度WordPress初心者だとやや難しい
※自分で学習しながら制作する必要があり
※サポートがメールやフォーラムなど簡素

すでに用意された状態から設定して、サイトを作り上げていくので、コストを抑えて手軽に企業サイトを作りたい方におすすめの方法です。

企業サイトを作れるクラシックテーマは数多く存在しますが、以下の3つがおすすめです。

  • TCD
  • OLTANA
  • Emanon

TCD

出典:TCD

様々な用途に特化した80種類以上のテンプレートを販売している、美しいデザインが特徴的な株式会社デザインプラスのWordPressテーマです。

企業サイト向けのテーマも数多く存在し、ベンチャー向け、中小企業向け、大企業向けなど、様々な規模
・業種が用意されているので、多くの選択肢から選ぶことが可能です。

用途に特化しているため、設計されたデザインや機能通りに作りたい人にオススメです。各デモサイトをみると、どんなサイトを作れるか非常にイメージしやすいので参考にすると良いでしょう。

料金買い切り型
1万円〜(数万円程度が多め)
ライセンスクライアントワーク利用時は別途料金が発生
サポートマニュアル
メールサポート

OLTANA

出典:OLTANA

「トップページ1枚で見せる」というコンセプトに特化したシンプルで多様なデザインのサイトを作れる株式会社CROOVERのWordPressテーマです。

様々なデザインの企業サイト向けテーマが用意されており、用意されているデモデータをインポートすれば、1つのテーマで様々な雰囲気に仕上げることが可能です。

また、価格はどれも19,800円のため、シンプルな企業サイトを低価格で短納期で制作したい方におすすめのテーマとなっています。

料金買い切り型
どのテーマも19,800円(税込)
ライセンスクライアントワーク利用時は1サイトにつき1テーマ
サポートマニュアル
メールサポート

Emanon

出典:Emanon

株式会社イノ・コードが開発している企業向けWordPressテーマです。3つの有料テーマを提供しており、企業サイトとオウンドメディア向けで用途が分かれています。

企業サイトや士業サイト・個人事業主サイトでデザインパターン通りのフロントページが欲しい場合は「Emanon Business」、本格的なWeb集客と自由度の高いデザインで企業サイトや士業サイト、個人事業主サイトを制作したい場合、ブロックエディタに完全対応した「Emanon Premium」が推奨されています。

また、ライセンスが100%GPLのため、1テーマ持っておけば、自社サイトやクライアントワークなど、様々な用途に利用できます。

料金買い切り型
Emanon Premium:¥27,800
Emanon Business:¥12,800
ライセンス100%GPL(使い回し制限無し)
サポートマニュアル
ユーザーサポート(承認制)

ブロックテーマで自作

販売されているブロックテーマを購入して、自分で企業サイトを制作する方法です。

ブロックテーマは、WordPress5.9から登場した新しい形式のテーマで、以下の特徴があります。

特徴2022年2月に登場した新形式のテーマ
WordPressのフルサイト編集に対応
クラシックテーマに比べ選択肢は少ない
費用0円〜
有料テーマは年額制が多め
自由度レイアウトの自由度はかなり高め(ノーコードツールに近い)
自分で好きなデザインを作りたい場合におすすめ
難易度難しい
※自分で学習しながら制作する必要があり
※フルサイト編集の情報がまだ少ない
※サポートがメールやフォーラムなど簡素

ブロックテーマの場合は、ブロックエディタを使ってベースのレイアウトから編集できる仕様のため、自分好みに仕上げたい方、ある程度デザインができる方におすすめのテーマです。

まだ、国産のブロックテーマは少ないですが、以下の2つがおすすめです。

  • Unitone
  • X-T9

Unitone

出典:Unitone

有料テーマ「Snow Monkey」の制作者が開発しているシンプルで美しいデザインの無料で使えるブロックテーマです。(無料利用時は機能に制限があります。)

豊富なブロックパターンやブロックスタイルが用意され、ブロック毎のカスタマイズ性も高いため、あらゆるデザインをノーコードで再現することができます。

コードは書きたくないけど、柔軟なレイアウトでサイトを作りたい人におすすめのテーマです。

料金無料利用可能(制限あり)
制限無し利用:11,000 円 / 年
ライセンス100%GPL(使い回し制限無し)
サポートフォーラム(有料利用者のみ)

X-T9

出典:X-T9

WordPressの公式ディレクトリに登録されている株式会社ベクトルのブロックテーマです。公式に登録されているので、管理画面から無料でインストールして利用することが可能です。

より高品質なサイトを作りたい場合は、様々な有料プラグインがパッケージとなった「Vektor Passport」を利用することで、様々なPro板ブロックやプレミアムパターンを使えるようになります。

無料のページテンプレートやパターンも複数用意されているので、まずは試しにインストールしてみると良いかもしれません。

料金無料
Vektor Passport:11,000 円 / 年
ライセンス100%GPL(使い回し制限無し)
サポートフォーラム
コミュニティ
プライベートサポート(チケット制)

制作会社に依頼

制作会社に依頼して、独自のWordPressテーマを作成してもらう方法です。自作よりも費用は高額になりますが、最も確実な方法になります。

特徴相談しながら制作可能
既存サイトのリニューアル、WordPress移行に強い
費用50万円〜
保守・管理費も発生
自由度制限無し(予算次第)
難易度プロに相談できるので最も簡単

特に既存サイトをWordPress化したい、リニューアルしたい、カスタマイズしたい、といった場合は、制作会社に依頼した方が間違いないといえます。

WordPressの制作に強い制作会社を以下にまとめましたので、参考にしてください。

WordPressで作られた有名企業サイトの事例(調べ方あり)

実際にどんな企業サイトでWordPressが使われているのか気になりますよね。

実は、みなさんが知ってるような有名企業のサイトでもWordPressは使われています。以下に日本企業をいくつかピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

ただし、どのサイトがWordPressを使って作られているのか、どうやって知ればいいの?とお考えの方も多いと思います。

そんな方は、以下のサービスにアクセスして、気になるサイトのURLを入力してみてください。WordPressで作られているかどうか、どんなプラグインを使っているかまで閲覧できるのでおすすめです。(公開情報から取得するので正確じゃない場合もあります。)

まとめ

今回は、WordPressで企業サイトを作る方法について解説しました。この方法は、サイト制作にどれくらい費用をかけれるか、で異なります。

自作なら低コストで済みますが、自分で調べながら進める学習コストが発生します。外注ならプロに相談しながら進めれますが、どうしてもコストが高くなってしまいます。

筆者的には、サイト制作にかけれる予算が10万円以内だったら自作、それより大きいなら制作会社に依頼するのが良いかもしれません。

また、制作会社に依頼する場合でも、ページ数を最小構成にしたり、アニメーションを実装しない、公開作業は自分で行うなどの工夫を行うことで、費用を抑えることは可能です。

まずは、与えられた予算内でどこまでできるのか、相談してみるのが良いかもしれませんね。

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