スライド共有サービス5選。資料請求サイトとの違いと活用場面
資料って作成した後、個人のローカルファイルで眠り続けることが多いですよね。そんなときに大活躍するのがスライド共有サービスです。とはいえ、聞いたことがある人も多いかと思いますので最初の説明はこれくらいにして、本編いきましょう。
スライド共有サービスとは?
スライド共有サービスとは、プレゼンテーション資料やPDFなどのドキュメントをWeb上にアップロードし、URLを通じて他者と共有できるオンラインプラットフォームです。
PDFだとメールに大容量ファイルを添付する必要がありましたが、スライド共有サービスを利用することで、URLリンク一つで資料を共有でき、受け取る側も重いデータをダウンロードする必要がなく、スマートフォンやタブレットからでも気軽に閲覧できるのが嬉しいポイントです。
また、多くのスライド共有サービスでは、アップロードした資料を一般公開することも可能で、セミナーや勉強会で使用した資料を広く共有し、知識の普及やブランディングに活用する企業や個人が増えています。
要するに、ブログサービス「noteの資料版」、動画投稿サービス「YouTubeの資料版」のようなイメージです。
スライド共有サービスの活用場面
スライド共有サービスは、様々なビジネスシーンで活用されています。ここでは代表的な3つの活用場面を紹介します。
- 1to1での送付(URL共有)
- Web上での閲覧(埋め込み)
- 知識・ナレッジの蓄積(アカウントページ)
【1】1to1での送付(URL共有)
営業活動や商談後のフォローアップで最も多い使い方が、URLでの個別共有です。例えば、商談で使用したプレゼン資料を「後で送っておきます」と約束した際、メールにURLを貼り付けるだけで共有完了。相手はクリック一つですぐに資料を確認できます。

また、資料の差し替えが必要になった場合も、同じURLのまま最新版に更新できるため、「最新版はどれだっけ?」という混乱も防げます。
【2】Web上での閲覧(埋め込み)
自社のWebサイトやブログに資料を埋め込んで公開する活用方法です。
セミナーレポートやホワイトペーパーを記事内に埋め込むことで、訪問者はページを離れることなく資料を閲覧できます。サイトの滞在時間が伸び、SEO効果も期待できます。

また、イベント告知ページに登壇資料を埋め込んでおけば、参加を検討している人が内容を事前確認でき、申込率の向上にもつながります。
【3】知識・ナレッジの蓄積(アカウントページ)
企業や個人のアカウントページに資料を蓄積し、「資料ライブラリ」として活用する方法です。
過去のセミナー資料や勉強会のスライドを一箇所に集約することで、その企業や個人の専門性をアピールできます。採用活動では「うちの会社はこんな知見を持っています」というアピールにもなりますし、個人なら登壇実績のポートフォリオとしても機能します。

作って1場面で活用終了だった資料が、蓄積されることで半永久的に価値を発揮するので、このアカウントページもスライド共有サービスを活用する大きな理由のひとつとなっています。
スライド共有サービスと資料請求サイトとの違い
スライド共有サービスと混同されやすいのが「メディアレーダー」「BOXIL」「ITトレンド」などの「資料請求サイト」です。どちらも資料を扱うサービスですが、その目的と仕組みは大きく異なります。
仕組みの違い
最大の違いは「個人情報の取得」にあります。
資料請求サイトは、資料ダウンロードの前に氏名や会社名、メールアドレスなどの入力を求めるのが一般的です。SEOや広告で見込み顧客を代わりに集客し、その見込み顧客情報をベンダーに提供することで収益を得るビジネスモデルだからです。そのため、ダウンロードするまで資料の中身が確認できないという特徴があります。
一方、スライド共有サービスは、基本的に個人情報の入力なしで資料を閲覧できます。URLさえ知っていれば誰でもアクセス可能で、すべてのページをその場で確認できます。リード獲得はできませんが、情報発信やブランディングに重点を置いています。
なお、弊社Coneが運営するBtoBサービス比較サイト「slide lib」は、資料請求サイトのように個人情報を取得する仕組みを持たず、掲載資料を全ページそのまま閲覧できる設計です。比較サイトでありながらスライド共有サービスに近い使い方ができるサービスで、詳しくは後述します。
掲載コンテンツの違い
そのため、コンテンツの性質も変わってきます。
資料請求サイトでは、詳細な製品カタログや価格表、導入事例集など、購買検討に直結する「濃い情報」が中心です。
一方、スライド共有サービスでは、セミナー資料や勉強会のスライドなど、より広く一般的な知識やノウハウを共有するコンテンツが多く見られます。
どちらが優れているということではなく、目的に応じて使い分けることが重要です。すぐに多くの人に情報を届けたいならスライド共有サービス、確度の高い見込み顧客を獲得したいなら資料請求サイトを選ぶとよいでしょう。
BtoBの資料掲載サイトについては以下記事で詳しく紹介しています。
関連記事:BtoBサービス比較サイト14選!ビジネスマッチングサイトとの違いや選び方も解説
スライド共有サービス5選
ここからは、スライド共有サービスを5つ紹介していきます。
- 【汎用】Speaker Deck
- 【汎用】Docswell
- 【汎用】SlideShare
- 【BtoB向け】slide lib
- 【医師・医学生向け】Antaa Slide
【汎用】Speaker Deck

Speaker Deckは、PDFファイルのアップロードに特化しており、シンプルで洗練されたインターフェースが特徴です。
余計な広告や機能がなく、スライドの閲覧に集中できる設計が魅力。エンジニアやデザイナーを中心に人気が高く、技術系カンファレンスや勉強会の登壇資料が多数公開されています。
埋め込み機能も充実しており、ブログへの掲載も簡単。スライドごとに固有のURLが発行されるため、特定のページを直接共有することもできます。無料で利用でき、アップロード容量の制限も緩やかなので、幅広い用途で活用できる定番サービスです。
【汎用】Docswell

Docswellは、日本発のスライド共有サービスです。PowerPoint、PDF、Wordファイルなど幅広い形式に対応し、日本語環境に最適化されているのが特徴です。
国産サービスならではの使いやすさが魅力。日本語での検索精度が高く、国内のビジネス資料や勉強会スライドが豊富に揃っています。アップロード可能なファイル形式が多彩で、PowerPointファイルをそのままアップロードできるため、PDF変換の手間が省けるのも便利です。
スライドの埋め込み機能はもちろん、ダウンロード許可の設定や限定公開機能など、日本のビジネスシーンで求められる細かな配慮が行き届いています。また、資料に「いいね」やコメントを付けられるソーシャル機能もあり、コミュニティ形成にも活用できます。
【汎用】SlideShare

SlideShareは、世界最大級のスライド共有サービスです。ただ、正直最近は広告表示が多かったり、資料閲覧画面もスクロールだったりとユーザー目線では改悪が目立つ印象。なので弊社Coneはあまりおすすめしていません。
【BtoB向け】slide lib

slide libは、弊社Coneが運営するBtoBサービス比較サイトです。各領域のサービス比較記事と、各社のサービス紹介資料を組み合わせて掲載しており、その資料掲載機能はBtoB向けのスライド共有サービスとしても活用できます。
他のスライド共有サービスと同じく、掲載された資料は会員登録やダウンロードなしで、全ページをWeb上でそのまま閲覧できます。そのうえでBtoB向けならではの特徴として、資料ページから自社サイトへの直接リンクを設置できます。資料を読んで興味を持った人を、そのまま自社サイトや問い合わせへ誘導できるため、情報発信だけでなく商談につながる導線もつくれます。
資料の掲載は無料で、会員登録をしてPDFをアップロードするだけでWeb上に公開されます。さらに、「〇〇代行 比較」「〇〇ツール おすすめ」などで上位表示している比較記事の中で、自社サービスを資料付きで紹介してもらうことも可能です(有料)。サービスを比較検討している読者に、記事を読みながら資料まで見てもらえるのが、汎用のスライド共有サービスにはない強みです。
【医師・医学生向け】Antaa Slide

Antaa Slideは、医師・医学生のための専門特化型スライド共有サービスです。医療現場で必要な知識や症例検討、学会発表資料などが豊富に揃う、医療従事者のナレッジ共有プラットフォームとして運営されています。
医療に特化しているからこその専門性の高さが魅力。診療科別、疾患別に整理された資料を探しやすく、臨床現場ですぐに活用できる実践的な内容が中心です。現役医師による質の高い資料が多く、研修医の勉強から専門医の知識アップデートまで幅広く対応しています。
週間ランキングや特集企画など、最新の医療トピックスを把握できる仕組みも充実。医師同士のコミュニティ形成の場としても機能し、スライドを通じて全国の医療従事者とつながることができます。
※ 資料作成代行サービスc-slide

弊社Coneは資料作成代行サービス「c-slide」を運営しています。ビジネスシーンで必要となるサービス紹介資料・会社紹介資料・採用ピッチ資料・ホワイトペーパーなどの作成を代行しています。特にBtoBセールス・マーケティング領域の支援実績が豊富で、構成と活用方法のご提案までセットで行いますので、リソース不足・ノウハウ不足でお困りの方はお気軽にご相談ください。


