フォーム作成ツール10選(無料3と有料7)Googleフォームとの違いと用途別の選び方 | Coneのコンテンツ制作所

フォーム作成ツール10選(無料3と有料7)Googleフォームとの違いと用途別の選び方

Coneの中の人

ビジネスを展開する上で、顧客からの問い合わせ受付、イベント申し込み、アンケート収集、リード獲得など、様々な場面で「フォーム」が必要になります。

ただ、エンジニアがいないとさっとフォームが用意できないですよね。

そんな課題を解決してくれるのが「フォーム作成ツール」です。専門知識がなくても、直感的な操作でプロフェッショナルなフォームを作成でき、回答データの管理や分析も簡単に行えます。

この記事では、フォーム作成におけるよくある以下の疑問について分かりやすくお答えしますので、ぜひ参考にしてください。

  • Googleフォームではだめなの?
  • 無料がいい?有料がいい?
  • おすすめのツールは?

フォーム作成ツールとは?

フォーム作成ツールとは、フォーム構築に必要な機能が揃ったツールのことです。

Q. 自分で作れないの?

問い合わせフォームをつくる方法は主に以下4つです。

  1. Googleフォーム
  2. WordPressプラグイン(Contact Form 7など)
  3. フォーム作成ツール
  4. フォームの自作

フォームを自作することもできますが、フォームのレイアウト作成(HTML/CSS)やPOST送信されたデータの処理、メール送信処理など、エンジニアに依頼しないとできないことばかりです。

そのため、4のフォームの自作ではなく、フォーム作成ツールを活用する方が多くなっています。

※ 2のWordPressプラグインについては、サイトがWordPressで構築されている場合に半自作のような形で用意できる形式です。WordPressサイトにプラグインでフォームを設置する方法は以下の記事で詳しく解説しています。

・関連記事:Contact Form 7の使い方とカスタマイズ方法まとめ!…
・関連記事:お問い合わせフォームの作り方4つ!自作コード(HT…

Q. Googleフォームではダメなの?

正直、Googleフォームで十分です。条件分岐、集計、回答制限、サイトへの埋込コード、などさまざまな機能が”無料ではあり得ないくらいに”充実しているからです。特に、スプレッドシートに連携できて、回答結果を一覧で把握・管理できるのがすごすぎます。

ただ、以下のような制限があります。

  • デザインのカスタマイズ性が低く、企業ブランドに合わせた見た目にするのが困難
  • 回答データの高度な分析機能が限定的
  • 外部システム(CRM、MA、決済システムなど)との連携が難しい
  • セキュリティ設定が限定的で、企業レベルのセキュリティ要件を満たしにくい

「とりあえず簡単なアンケートを作りたい」程度であればGoogleフォームで十分ですが、本格的なビジネス活用を考えているなら、専用ツールの導入がおすすめ。

Q. 無料と有料はなにが違うの?

フォーム作成ツールの無料版と有料版の主な違いは、機能の豊富さと制限の有無です。

項目無料有料
作成できるフォーム数1〜5個程度大幅増加 or 無制限
回答データの保存期間30日程度長期 or 無制限
デザインテンプレートカスタマイズ可
外部連携限定的SFA, MAなど豊富
セキュリティ標準高度
追加機能・顧客管理
・チャットボット
・自動商談打診
・日程調整ツール
・QRコード発行
・市場調査代行
・決済システム連動

など、制限があることに加え、「特定の用途」に合わせた、特徴的な機能が搭載されているのが有料フォーム作成ツールになっています。

おすすめの無料フォーム作成ツール3つ

まずは「無料で使える」フォーム作成ツールを3つ紹介します。この後に「有料で高機能な」フォーム作成ツールの選び方とおすすめツールも紹介していきますので、無料より有料で考えているという方は読み飛ばしてください。

無料で使える主なフォーム作成ツールは以下3つ

  1. Googleフォーム
  2. formrun
  3. フォームメーラー

1. Googleフォーム

引用:Google公式サイト

みんな大好きGoogleフォーム。人気な理由は「完全無料でアンケートに必要な機能がすべて揃っている」という点です。

フォーム項目は、短いテキストやチェックボックスなど基本的な項目に加えて、星印での評価などの特徴のある項目も用意されています。

さらに、収集された回答はリアルタイムで自動でグラフ化されるため、回答結果の確認も一瞬。その回答結果をより詳しく分析したり活用したい場合はスプレッドシート連携して、回答を吐き出し関数を用いて思いのままに。

とにかく、いったんフォームを使いたい、という場合は必ずGoogleフォームから始めましょう。

2. formrun

引用:formrun公式サイト

CMでおなじみのformrunですね。ビジネスで活用するために「カンバンボード形式の顧客管理」や「各種アプリとのAPI連携」などの機能が搭載されているのが特徴のツールですが、これが無料から利用できるのがすごいところ。(無料プランの場合→月間フォーム回答数:30)

しかも、フォームのデザインが良い。Googleフォームだなぁと思われることもなく、高機能・高品質デザインを無料で使える。

個人・法人ユーザー問わず、非常に多くのユーザーに活用されているフォーム作成ツールです。

3. フォームメーラー

引用:フォームメーラー公式サイト

こちらも登録数55万アカウントを誇るメジャーなフォーム作成ツール。フォームメーラーの良い点は無料プランのくせして「フォーム作成数:5」というところ。使えすぎです。

さらに、フォームを作成するだけではなく「フォームページ」のデザインまで可能。写真や見出し、説明文、地図や動画も追加することができ、ホームページのような役割を果たすこともできます。

セキュリティも堅牢で、大企業、教育機関、官公庁にも活用されるほど。

有料フォーム作成ツールは用途で選ぶ(選び方)

先述の通り、フォーム作成ツールは用途に応じて特有の機能がついているため、用途で選ぶのがおすすめです。主な用途は以下の3つになります。

  • イベント等の応募・申込
  • 問い合わせ対応・管理
  • リード獲得・商談獲得

イベント等の応募・申込

イベントの応募・申込フォームでは、参加者情報の収集だけでなく、決済処理や定員管理、参加者への自動通知などの機能が重要になります。

■ 主な機能

決済システム連動フォーム入力から決済完了まで一つの画面で完結できる
定員管理・受付制御イベントの定員に達した時点で自動的に受付を終了したり、
「残り○名」といったリアルタイム表示で参加者の申込意欲を促進
参加者管理・自動通知申込完了と同時に確認メールを自動送信、リマインドメールも。
QRコードを使った当日の受付システムとの連携まで可能

たとえば、「イーベ!」のフォームでは、fincode連携によりページを遷移せずにフォームで決済を完了させることができます。

引用:イーベ!公式サイト

問い合わせ対応・管理

問い合わせ対応では、単に問い合わせを受け付けるだけでなく、その後の対応状況を管理し、チーム全体で効率的に顧客サポートを行うことが求められます。

■ 主な機能

顧客管理機能問い合わせ者の情報を自動的にデータベースに蓄積し、
過去の問い合わせ履歴や対応状況を一元管理
進捗管理ボードカンバン形式のボードで「未対応」「対応中」「完了」「保留」
などのステータスを視覚的に管理
レスポンス自動化よくある質問にはテンプレート回答を設定し、
キーワードに基づいて自動返信できます。

たとえば、「Tayori」ではフォームの作成に加えて、FAQページの作成も可能。作成したFAQはフォームと連動して表示することもでき、さらにそのFAQが蓄積されるとAIチャットボットによる顧客対応まで行うため、お問い合わせ数の削減に。

引用:Tayori公式サイト

リード獲得・商談獲得

営業活動におけるリード獲得では、見込み客の情報収集から商談設定まで、営業プロセス全体を自動化できる機能が重要です。

■ 主な機能

日程調整ツール連携フォーム送信後、見込み客が直接営業担当者のカレンダーから
都合の良い日時を選択することで自動で商談獲得。
リードスコアリングフォーム入力内容や行動履歴に基づいて、リードの購買意欲を
数値化することで優先的にアプローチすべきリードを自動判定。
営業活動自動化フォローアップメール・ステップメールの自動送信などの自動化。
さらに次回アクションのリマインド設定により、営業活動の抜け漏れ防止。

たとえば、「formmate」ではフォーム送信後に、フォームと連動したサンクスページで営業担当の空き日程を表示することで自動でオンライン商談の獲得が可能。また、商談獲得後にヒアリングフォームが表示され、商談前の営業準備まで自動化することができます。

引用:formmate公式サイト

おすすめの有料フォーム作成ツール7つ

おすすめの高機能な有料フォーム作成ツールを7つ紹介します。特徴のあるフォーム作成ツールを厳選し、かっこ内にその機能・特徴を記載していますので参考にしてみてください。

  1. Tayori(問い合わせ対応)
  2. WEBCAS formulator(アンケート回収)
  3. formmate(商談獲得)
  4. HubSpot(顧客 / 取引管理)
  5. イーベ(イベント開催)
  6. Fastask(市場調査)
  7. Stripe(決済フォーム)

1. Tayori(問い合わせ対応)

引用:Tayori公式サイト

株式会社PRTIMESが運営するフォーム作成・顧客対応ツール「Tayori」。プレスリリース配信代行PRTIMESを運営する中でクライアントが「顧客対応に手間取っている」という声から生まれたサービス。

問い合わせ対応をするためのフォーム作成はもちろん、問い合わせを減らすためのFAQページの作成とフォームページとの連動が可能

そのFAQがどんどん蓄積されていくことで、そのデータを活用したAIチャットボットによる顧客対応の自動化もできちゃったり。と顧客対応の効率化の機能が充実しています。

2. WEBCAS formulator(アンケート回収)

引用:WEBCAS公式サイト

アンケートシステムWEBCAS formulatorと名を冠している通り、アンケート用途に有用な機能が充実したツールです。

アンケートフォームの公開スケジュール設定・アンケートの入力条件分岐・リアルタイム集計・回答の一時保存・残数管理など、アンケートを効率的に回収→データ分析に活用が可能。Googleフォーム強化版のようなイメージで利用することができます。

また、同社は「メール配信システム」や「顧客管理システム」なども提供しており、連動して業務・データの管理も可能になっています。

3 formmate(商談獲得)

引用:formmate公式サイト

商談獲得に特化したBtoBフォーム作成ツール。見込み顧客がformmateで作成したフォームを送信すると、サンクスページに営業担当の空き日程が表示され、その場でオンライン商談の予約が可能。待っているだけで営業担当のカレンダーに商談が入る、イメージ。

資料請求フォームならサンクスページで資料と営業担当の空き日程が表示されるなど、フォームの回答項目ごとにサンクスページで表示するコンテンツ(どの資料, だれの日程調整ツール)をカスタマイズできます。

さらに、商談が予約されなかった場合は、その場でアンケートフォームが表示され、見込み顧客が「なぜ予約しなかったのか?」「他にどんな情報がほしいのか」などが回収可能で、追客ヒントが得られるため、それをもとにフォローすることで商談化率向上も期待。

4. HubSpot(顧客 / 取引管理)

引用:Hubspot公式サイト

言わずと知れたMAツールHubSpot。にも、もちろんフォーム機能があります。フォーム送信後には、フォローメール・ステップメールの自動配信。管理側では、見込み顧客情報がコンタクト管理一覧に追加され、顧客データの一元管理が可能です。

また、見込み顧客のセグメントごとに一斉メール配信もでき、開封率やClick率などの計測から、リードの興味関心具合をスコアで示すこともできます。

顧客管理画面では、メール履歴や架電時のメモ・ネクストアクションも記載でき、案件が進行(たとえばリードから商談など)した場合は、取引ステータスまで管理可能な万能ツールです。

5. イーベ!(イベント開催)

引用:イーベ!公式サイト

イベント・セミナー開催向きの機能が揃ったフォームツール。告知・申込・入金・開催当日の受付から顧客管理まで、すべてのプロセスの業務をクラウド上で一元管理できます。

申込みフォームの作成では、イベントがすぐわかるカレンダー表示や、チケットの販売ができる決済システムとのシームレスな連携。オフラインイベントでは、申込み者リストと照合しながら参加管理ができるQRコードでの受付・管理など。特有の機能が揃っています。

セキュリティもISMS認証取得・セキュリティシート公開など、整備されており、自治体や各種組合などにも活用されています。

7. Fastask(市場調査)

引用:Fastask公式サイト

「アンケート調査を実施したいが、する相手がいない」という場合に活躍する調査型のフォーム・アンケートツール。Fastaskは約700万人のモニターを抱えており「性別や年齢だけでなく、特定の商品を購入したことがある人」などに絞ってアンケートを配信することができます。

アンケートフォームは管理画面からさくっと作成することができ、配信前には運営のチェックも入るので安心のサポート体制。

認知度調査・顧客満足度調査・競合調査・調査リリースなど、さまざまな調査をセルフサーブ式で、つまり管理画面から自分で行える利便性が特徴のサービスです。

7. Stripe(決済フォーム)

引用:Stripe公式サイト

世界中で利用されている決済システムStripe。ECやWebサービスなどのオンライン、店舗運営やフィットネスなどのオフラインでも、さまざまなシーンで活用可能。

決済フォームは、自動入力機能やカードブランドの識別機能もなど、支払い情報の入力がスムーズになる機能が充実しています。サイトのデザインに合わせてボタンの色やフォントなどを変更することもできます。

フォームはサイトに埋め込むか、Stripeの決済ページを顧客に送付するだけ。とにかくいち早く決済フォームを導入したい場合はStripeです。(ただ、他のフォームツールでStripeと連携しているツールもありますので、ご確認ください)

さいごに

本記事では、フォーム作成ツールの基礎知識と選び方、おすすめツールを紹介してきました。

以下に当記事の内容を簡潔にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

自分でフォーム作れないの?自作することもできますが、エンジニアへの依頼が必須
Googleフォームではだめ?デザインの変更や、用途に応じた使い方には限界あり
無料?有料?どっちがいい?用途が明確で特有の機能を求める場合は有料がおすすめ
無料のおすすめツールは?・Googleフォーム
・formrun
・フォームメーラー
有料のツールの選び方は?– イベント等の応募・申込
– 問い合わせ対応・管理
– リード獲得・商談獲得
に応じて特有の機能があるため、用途に応じて選ぶ
有料のおすすめツールは?・Tayori(問い合わせ対応)
・WEBCAS formulator(アンケート回収)
・formmate(商談獲得)
・HubSpot(顧客 / 取引管理)
・イーベ(イベント開催)
・Fastask(市場調査)
・Stripe(決済フォーム)

でした!

弊社Coneは、BtoBフォーム作成ツール「formmate」を提供しています。

【1】formmateなら、かんたんフォーム作成

Googleフォームのような感覚でだれでも簡単にフォームを作成することができ、施策実施のスピードを向上。送信ボタンのスタイルや文言の変更も可能。

【2】formmateなら、フォーム送信後に自動で商談獲得

お問い合わせフォーム送信直後に、サンクスページにて日程調整ツールでWeb会議可能日程を表示することで、自動で商談獲得。24時間顧客対応が可能になり、工数削減・商談獲得数増加。

【3】formmateなら、顧客管理機能もついてくる

フォームに回答したリードの一覧が確認できます。商談設定済みかどうか・アンケートには回答しているかどうかまで一目で把握可能。

\formmateのサービス紹介資料ダウンロード/

※ このフォームもformmateで作成されています

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