人事管理システムおすすめ16選比較。目的や規模別の選び方【診断ツール付】
「人事管理システムを比較したいが、数が多すぎて違いがわからない」
「労務系で十分なのか、評価まで含めるべきなのか、自社規模に合うシステムが選べない」
「初期費用や月額料金の比較軸がバラバラで、結局いくらかかるのかつかめない」
人事管理システムを検討すると、こんな壁にぶつかる企業は少なくありません。
クラウド型だけでも数十サービスが乱立し、しかも労務管理に強いタイプ・タレントマネジメントに強いタイプ・大企業向けの統合HCM型など、設計思想がまったく異なる製品が同じカテゴリに並んでいます。比較サイトの一覧を眺めても、自社にどのタイプが必要なのかが判断できないまま終わってしまうケースもあります。
そこで本記事では、主要な人事管理システム16サービスを4つのタイプに分類し、自社の課題・規模・予算に合うシステムを選べるようにご紹介します。記事内には7問で診断できる無料の診断ツールも用意しているので、まずは自社のタイプを把握してから、該当タイプのサービスだけを比較する流れで読み進めてください。
人事管理システムとは
人事管理システムとは、従業員の基本情報・雇用契約・評価・スキル・配置などの人事データを一元的に管理し、入社手続きや年末調整、人事評価といった人事業務を効率化するシステムのことです。
従来はエクセルや紙で管理されていた従業員情報を、クラウド上のデータベースに集約することで、手続きのデジタル化・人事データの可視化・人材活用の高度化を同時に進められるのが特徴です。
近年は法令対応(マイナンバー・社会保険手続き・年末調整の電子化)に加えて、スキル情報や評価データを活用したタレントマネジメント・配置最適化のニーズが高まっており、システム選定の幅も広がっています。
人事管理システムと労務管理システム・タレントマネジメントシステムの違い
人事管理システムと混同されやすい言葉に「労務管理システム」「タレントマネジメントシステム」があります。それぞれ得意領域が異なるので、整理しておきましょう。
| システム名 | 主な目的 | 主な機能 |
|---|---|---|
| 人事管理システム | 従業員情報を一元管理し、 人事業務全体を効率化 | 従業員DB・組織管理・評価・配置・労務手続きなど 人事領域全般 |
| 労務管理システム | 入退社・年末調整・社保など 労務手続きを電子化 | 雇用契約・年末調整・社会保険手続き・給与連携 |
| タレントマネジメント システム | スキル・評価・配置データを 活用した人材活用 | スキル管理・1on1・サーベイ・後継者管理・配置シミュレーション |
実際には、人事管理システムを軸に労務管理機能やタレントマネジメント機能を統合する設計が主流になっており、製品ごとに「どこに強みを置くか」で立ち位置が変わります。本記事では、強み別に4つのタイプに分類してご紹介します。
労務管理に絞って比較したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:労務管理システムおすすめ16選比較。費用相場から課題別の選び方まで解説
人事管理システムの主な機能
人事管理システムでカバーできる主な機能は以下の通りです。製品によって搭載範囲が大きく異なるため、自社で必要な機能から逆算して候補を絞り込みましょう。
| 従業員データベース | 氏名・所属・雇用形態・スキル・資格などを一元管理。組織変更や異動にも柔軟に対応。 |
| 入退社・労務手続き | 雇用契約・社会保険・住民税・マイナンバーなどの電子化。年末調整も完結。 |
| 人事評価 | 評価シートの作成・配布・集計・フィードバックを自動化。MBO・OKR・360度評価にも対応。 |
| 組織図・配置管理 | 組織変更や人事異動をシミュレーション。複数法人やグループ会社の階層も管理可能。 |
| スキル・タレント管理 | 保有スキル・資格・経歴・適性を可視化し、配置や育成計画に活用。 |
| サーベイ・1on1 | エンゲージメントサーベイ・1on1記録などをシステム上で実施。 |
| 給与・勤怠連携 | 既存の給与計算ソフト・勤怠管理システムと連携し、人事情報を自動反映。 |
| 申請ワークフロー | 住所変更・各種申請をオンライン化。承認フローの設定も可能。 |
すべての機能を1つのサービスで完結させる必要はありません。自社にとって優先順位の高い機能を3〜4個に絞り、その領域に強みを持つサービスから比較するのが効率的です。
人事管理システムの費用相場
人事管理システムは、提供形態によって料金体系が大きく異なります。代表的な「クラウド型」と「オンプレミス型」それぞれの相場を確認しておきましょう。
クラウド型の費用相場
クラウド型は初期費用が低く、月額のユーザー課金で利用するのが一般的です。スタートアップ・中小企業から中堅企業まで幅広く採用されており、近年の主流です。
| プラン | 費用相場 | 概要 |
|---|---|---|
| 労務管理中心 | 1ユーザー 300〜500円/月 | 入退社・年末調整・社保手続きなど労務系業務に絞ったプラン |
| 人事評価・タレマネ中心 | 1ユーザー 500〜800円/月 | 評価シート・スキル管理・1on1などをカバーするプラン |
| 統合プラン (労務+評価+配置) | 1ユーザー 800〜1,500円/月 | 労務〜タレマネまで一気通貫で利用するフルパッケージ |
| 初期費用 | 0〜数十万円 | 無料の製品も多いが、データ移行・初期設定込みのプランは別途発生 |
従業員100名規模の場合、月額3〜10万円程度が一般的なクラウド型の相場感です。利用機能の幅と従業員数で費用がスライドする設計が多いため、必要最小限の機能から始めて段階的に拡張するのが定石になっています。
オンプレミス型の費用相場
オンプレミス型は自社サーバーへ導入するため、初期費用が大きく、運用・保守コストも発生します。多法人グループや高度なカスタマイズが必要な大企業を中心に採用されています。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 初期費用(ライセンス・構築) | 100万〜数千万円 |
| 月額運用・保守費用 | 数十万〜数百万円 |
| 追加カスタマイズ費用 | 個別見積もり |
従業員1,000名以上の規模では、初期費用だけで500万〜数千万円規模になることもあります。クラウド型と比べてコストは高いものの、法令対応の柔軟性・グループ管理・既存システムとの密結合といった面で優位性があります。
給与計算業務を含めて社外リソースを活用したい場合は、以下の記事も参考になります。
関連記事:給与計算アウトソーシング21選比較。規模別費用相場から4タイプの選び方まで解説
人事管理システムを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント
人事管理システムは「どれも同じ」ではなく、設計思想・機能・対応規模が大きく異なります。次の5つのポイントで、自社の要件にマッチするか確認しましょう。
- 解決したい人事課題と機能のマッチ度
- 機能のカバー範囲
- 既存システム(給与・勤怠)との連携性
- 従業員の使いやすさ・スマホ対応
- 導入後のサポート体制
1. 解決したい人事課題と機能のマッチ度
最初に確認すべきは「自社の人事課題のうち、どれをシステムで解決したいのか」です。労務手続きの効率化が最優先なのか、人事評価やタレントマネジメントを強化したいのか、優先順位によって選ぶべきタイプが変わります。
例えば、入社手続きや年末調整の電子化が目的であれば労務管理に強いSmartHRやfreee人事労務、スキル・評価データを活用した戦略人事を進めたい場合はカオナビやタレントパレットといった具合に、目的とシステムの強みが一致しているかを最初に見極めることが選定精度を高める鍵になります。
確認すべきポイントは次の3つです。
- 自社で最も時間を取られている人事業務は何か
- 経営層が人事システム導入に期待している成果は何か
- 既存の業務フローのうち、システム化すべき範囲はどこまでか
2. 機能のカバー範囲
「労務管理だけで十分か」「人事評価まで含めて一元化したいか」「将来的にグループ会社まで管理を広げる予定があるか」によって、選ぶべき製品の機能カバー範囲が変わります。
労務系に特化したシンプルな製品は導入が早くコストも抑えやすい反面、評価・配置・育成など人材活用の領域は別ツールが必要になります。逆に、統合型・ERP型は機能が豊富な分、導入難易度や費用も上がります。
将来的な拡張余地まで見越して、「いま必要な機能」と「3年後に必要になる機能」を分けて整理すると判断しやすくなります。
3. 既存システム(給与・勤怠)との連携性
すでに給与計算ソフトや勤怠管理システムを導入している企業がほとんどです。人事管理システムを新規導入する際は、既存ツールとの連携可否・連携方法(API・CSV・SAML)を必ず確認しましょう。
連携が弱いと、社員情報の二重入力や、月次でのCSV出力・取り込み作業が発生し、せっかくの効率化効果が薄れます。主要ベンダーは標準コネクタを用意していることが多いので、自社が使っている給与・勤怠システムの名前を伝えて連携実績の有無を確認してください。
4. 従業員の使いやすさ・スマホ対応
人事管理システムは、人事担当者だけでなく全従業員が日常的に使うツールです。住所変更・年末調整・申請承認などの操作がスマホで完結できるかは、定着率を大きく左右します。
特に多拠点・外勤・現場系の従業員が多い企業では、PCログインを前提とした製品だと利用率が伸びず、結局紙とエクセルに戻ってしまう失敗例も少なくありません。従業員側の画面のシンプルさ・スマホ対応・通知機能まで含めて評価しましょう。
5. 導入後のサポート体制
人事管理システムは導入して終わりではなく、法改正への対応・運用ルールの設計・社員からの問い合わせ対応など、継続的な運用が必要なシステムです。
導入時のキックオフ支援・データ移行支援・専任カスタマーサクセスの有無・チャットサポートの応答スピードなど、伴走型の支援が手厚いかどうかは、定着スピードと運用の安定性に直結します。中堅以下の企業ほど、社内に人事DXに詳しい人材が少ないため、サポート体制を選定の最重要項目に据えるのも有効な選び方です。
人事管理システムの選び方
人事管理システムは、強みの置き方によって以下の4タイプに分類できます。
- 労務管理・手続き効率化型(労務系業務の効率化が最優先の場合)
- タレントマネジメント・人事評価型(人材データを活用したい場合)
- 統合人事管理型(中堅規模で人事業務を一元化したい場合)
- 大企業向け統合HCM/ERP型(グループ管理や高度な人事プロセスが必要な場合)
まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。
7つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の目的に最適な人事管理システムのタイプが診断されます。
Q1 / 主課題
社内で最も解決したい人事課題は、どちらに近いですか?
Q2 / 企業規模
従業員規模はどちらに近いですか?
Q3 / 業務範囲
人事システムで何までカバーしたいですか?
Q4 / 既存ツール連携
既存の給与・勤怠ツールとの関係は、どちらに近いですか?
Q5 / データ活用
人事データの使い道として、どちらを重視しますか?
Q6 / 柔軟性
求める柔軟性は、どちらに近いですか?
Q7 / 予算感
予算感はどちらに近いですか?
①労務管理・手続き効率化型(労務系業務の効率化が最優先の場合)
「労務管理・手続き効率化型」は、入退社手続き・年末調整・社会保険・マイナンバー管理など、企業規模を問わず必ず発生する労務業務をクラウドで完結できることに強みを持つタイプです。
クラウド型のSaaSとして月額のユーザー課金で利用できる製品が多く、導入のハードルが低いため、スタートアップ・中小企業の最初の人事システムとして選ばれやすいのが特徴です。スマホで手続きが完結するUXが整っているサービスも多く、従業員の入力負荷を大幅に下げられます。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 紙やエクセルでの労務手続きを早急に電子化したい
- 入退社・年末調整・社保手続きの工数を削減したい
- まずは小さく導入し、評価・タレマネは別ツールに任せる方針
②タレントマネジメント・人事評価型(人材データを活用したい場合)
「タレントマネジメント・人事評価型」は、従業員のスキル・評価・配置・キャリア情報を可視化し、データドリブンな人材活用や戦略人事を進めたい企業向けのタイプです。
評価シートの設計・運用、1on1記録、サーベイ、後継者管理、配置シミュレーションなどを得意としており、すでに労務系のシステムを導入済みで「次に評価・タレマネを強化したい」というフェーズの企業に選ばれます。社員数100名以上の中堅企業で導入が進んでいる領域です。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 評価制度の運用がエクセル・紙で属人化している
- スキル・配置・育成データを経営判断に活用したい
- すでに労務系SaaSを導入しており、人事領域を拡張したい
このタイプを検討している場合、評価や配置の判断材料としてスキル情報をどこまで持たせるかが論点になります。スキル管理に特化したシステムとの機能の重なりが気になる方は、以下の比較記事もあわせて確認してください。
関連記事:スキル管理システム16選比較。目的別4タイプの選び方と費用相場を解説
③統合人事管理型(中堅規模で人事業務を一元化したい場合)
「統合人事管理型」は、労務手続きから人事評価・配置まで、中堅企業の人事業務を1つのシステムで一気通貫に管理したい場合に向いているタイプです。
労務管理に強みを持つ製品と、タレントマネジメントに強みを持つ製品の中間に位置し、両方の機能を一定水準でカバーします。複数のSaaSを組み合わせる手間を避け、1つのベンダーに統合したい中堅企業から人気が高まっています。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 労務〜評価・配置までを1サービスに集約したい
- 中堅規模(数百〜千名)で導入とサポートをしっかり受けたい
- 統合データベースで人事情報を経営に活用したい
④大企業向け統合HCM/ERP型(グループ管理や高度な人事プロセスが必要な場合)
「大企業向け統合HCM/ERP型」は、多法人・グループ会社のマネジメント、複雑な人事制度、高度なカスタマイズが必要な大企業向けの基幹HRシステムとして位置づけられるタイプです。
採用・教育・評価・配置・労務・給与までを単一プラットフォームで統合し、グローバル企業の人事プロセスにも対応します。導入には数ヶ月〜1年規模のプロジェクトが必要なケースが多く、初期費用も大きくなりますが、長期的な運用効率や経営データ統合のメリットを得られます。
このタイプへの依頼に向いている企業は以下になります。
- 従業員1,000名以上で多法人・グループ会社を管理する必要がある
- 既存の基幹システムからのリプレイスを検討している
- グローバル拠点の人事データを統合したい
人事管理システム一覧比較表
以下は、本記事で紹介する人事管理システムの一覧比較表です。
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
SmartHR | 要問い合わせ | 労務管理・手続き効率化型 | 労務クラウド市場シェアNo.1。60,000社以上の導入実績で年末調整・電子契約をワンストップ | |
ジンジャー人事労務 | 1ユーザー400円/月〜 | 労務管理・手続き効率化型 | 統合データベースで勤怠・給与・経費まで一元化できるオールインワン設計 | |
マネーフォワード クラウド人事管理 | 要問い合わせ | 労務管理・手続き効率化型 | 55,000社超導入・継続率99.6%。給与・会計まで含むMFクラウド連携が強み | |
freee人事労務 | 月額3,000円〜+人数課金 | 労務管理・手続き効率化型 | 給与計算と労務手続きの一体型。中小・スタートアップで定番のシンプル設計 | |
ジョブカン労務HR | 1ユーザー400円/月〜 | 労務管理・手続き効率化型 | 勤怠・経費・採用などジョブカンシリーズと連携可能。コスト最適化に強い | |
カオナビ | 要問い合わせ | タレントマネジメント・人事評価型 | タレマネシェアNo.1。顔写真ベースの人材データベースでスキル・配置を可視化 | |
タレントパレット | 要問い合わせ | タレントマネジメント・人事評価型 | 大手・中堅向け統合タレマネ。データ分析に基づく科学的人事に強み | |
HRMOSタレントマネジメント | 要問い合わせ | タレントマネジメント・人事評価型 | ビズリーチ運営。評価・1on1・配置を一気通貫で支援 | |
HRBrain | 要問い合わせ | タレントマネジメント・人事評価型 | 累計4,000社以上の導入。評価・労務・サーベイ4領域をカバー | |
あしたのクラウドHR | 要問い合わせ | タレントマネジメント・人事評価型 | 人事評価特化で4,000社超。中小企業向けの評価制度構築サポートに定評 | |
One人事 | 要問い合わせ | 統合人事管理型 | 労務・勤怠・給与・タレマネまでワンストップ統合 | |
ヒトマワリ | 月額10,000円〜 | 統合人事管理型 | 初期費用無料・伴走サポートに強み。中小〜中堅向けの一元管理 | |
総務人事奉行クラウド | 要問い合わせ | 統合人事管理型 | OBC提供。法令対応の堅牢性と給与・会計連携の強み | |
COMPANY | 要問い合わせ | 大企業向け統合HCM/ERP型 | 大手1,200社導入・継続率98%。日本の大手企業3社に1社が利用する基幹HCM | |
POSITIVE | 要問い合わせ | 大企業向け統合HCM/ERP型 | 2,700社以上の導入実績。グループ管理・複数法人対応に強み | |
Workday HCM | 要問い合わせ | 大企業向け統合HCM/ERP型 | グローバル基準のクラウドHCM。Fortune500の30%以上が採用 |
【労務管理・手続き効率化型】のおすすめ人事管理システム
労務管理・手続き効率化型でおすすめの人事管理システムは次の5社です。
SmartHR

労務クラウド市場シェアNo.1で、60,000社以上が導入する労務手続きの定番です。雇用契約・入社手続き・年末調整・社会保険手続きをクラウド上で完結でき、紙とエクセルで属人化していた労務業務を抜本的に効率化できます。
スマホアプリにも対応しており、従業員自身が情報入力・申請を行える設計のため、人事担当者の確認・転記作業を大幅に削減できます。電子申請(e-Gov連携)にも標準対応しており、行政手続きまでオンラインで完結する点が大きな強みです。
中小〜大企業まで幅広い業界で導入実績があり、API連携先も豊富。労務領域から人事DXを始めたい企業の最有力候補と言えます。
| 想定企業規模 | スタートアップ〜大企業(〜数万名規模対応) |
| 機能カバー範囲 | 雇用契約・年末調整・社保手続き・人事DB・タレマネ拡張 |
| 既存システム連携 | 100以上の外部サービスとAPI連携。SAML SSO対応 |
| 従業員のUX | スマホアプリ対応。申請・確認は従業員主導で完結 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
ジンジャー人事労務

人事労務・勤怠・給与・経費・評価など10以上のサービスを統合データベースで一元管理できるオールインワン型の人事管理システムです。1ユーザー400円/月から始められる料金体系で、必要なモジュールだけを選んで段階的に拡張できる柔軟性が特徴です。
統合データベース設計のため、勤怠データや給与情報が人事DBに自動反映され、複数SaaSを組み合わせる際に発生しがちなデータの二重入力や連携エラーを防げます。
また、専任のサポート担当が初期設定から運用定着まで伴走するため、人事DXのノウハウが少ない企業でも安心して導入を進められます。
| 想定企業規模 | 中小〜中堅(10名〜1,000名規模) |
| 機能カバー範囲 | 労務・勤怠・給与・経費・評価・ワークフロー |
| 既存システム連携 | 統合DBで全モジュール標準連携。外部API連携も可能 |
| 従業員のUX | スマホ対応・直感的なUI |
| 料金目安 | 1ユーザー400円/月〜 |
マネーフォワード クラウド人事管理

55,000社超が導入し、継続率99.6%を誇るクラウド人事管理サービスです。マネーフォワード クラウドシリーズの一部として、給与計算・勤怠管理・会計までを1つのIDで連携できるため、バックオフィス全体のデジタル化を進めたい企業に最適です。
入退社・社会保険・年末調整・マイナンバー管理を電子化でき、Web給与明細・年末調整アンケートなど従業員側の作業もスマホで完結します。会計・給与計算とのシームレスな連携により、給与計算結果が会計に自動反映される運用が可能です。
中小・スタートアップ向けと思われがちですが、実際には数千名規模の中堅企業まで採用実績があり、規模拡大時の拡張性も担保されています。
| 想定企業規模 | 中小〜中堅(数十〜数千名) |
| 機能カバー範囲 | 雇用契約・労務手続き・年末調整・マイナンバー・給与連携 |
| 既存システム連携 | MFクラウド給与・会計とのシームレス連携、外部システムAPI対応 |
| 従業員のUX | スマホ対応・Web給与明細あり |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
freee人事労務

給与計算と労務手続きを一体化した中小・スタートアップ向けの定番サービスです。給与計算・勤怠管理・労務手続き・年末調整がワンストップで完結し、freee会計と連携することで会計仕訳まで自動化できます。
シンプルなUIと低価格な料金体系が特徴で、初めて人事システムを導入する企業でも迷わず使い始められる設計です。30日間の無料お試し期間があるため、自社での運用イメージを掴んだ上で本格導入できます。
複雑な制度設計には不向きな部分もありますが、「シンプルな運用で給与計算と労務をまとめて効率化したい」という中小企業のニーズには的確に応えてくれるサービスです。
| 想定企業規模 | スタートアップ〜中小(5〜数百名) |
| 機能カバー範囲 | 給与計算・勤怠・労務手続き・年末調整 |
| 既存システム連携 | freee会計と標準連携。外部勤怠ツール連携も可 |
| 従業員のUX | スマホ対応・直感的UI |
| 料金目安 | ミニマム3,000円/月〜+利用人数課金 |
ジョブカン労務HR

ジョブカンシリーズと連携可能な、コスト最適化に強い労務管理システムです。労務手続き・年末調整・電子契約・マイナンバー管理など、労務業務に必要な機能を低価格で提供しています。
ジョブカン勤怠管理・経費精算・採用管理などのシリーズ製品と組み合わせることで、勤怠から人事労務までを統一されたUIで運用できます。シリーズ間のデータ連携が標準で備わっているため、バックオフィスSaaSをジョブカンで統一したい企業に向いています。
無料プランや低価格プランが用意されているため、コストを抑えつつ段階的に導入範囲を広げたい中小企業におすすめです。
| 想定企業規模 | 中小〜中堅(10〜1,000名規模) |
| 機能カバー範囲 | 雇用契約・労務手続き・年末調整・マイナンバー |
| 既存システム連携 | ジョブカンシリーズ標準連携。外部システムAPI連携も対応 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 1ユーザー400円/月〜 |
【タレントマネジメント・人事評価型】のおすすめ人事管理システム
タレントマネジメント・人事評価型でおすすめの人事管理システムは次の5社です。
カオナビ

タレントマネジメントシステムの国内シェアNo.1サービスです。顔写真ベースの人材データベースを軸に、従業員のスキル・評価・経歴・キャリアを可視化し、配置・育成・抜擢の判断をデータドリブンに進められます。
評価シートのカスタマイズ性が高く、MBO・OKR・360度評価・コンピテンシー評価など、自社の評価制度をそのままシステム化できる柔軟性が魅力です。3,500社以上の導入実績があり、業界・規模問わず採用されています。
「顔写真とデータが結びつく」UIは現場マネジャーや経営層にも直感的にわかりやすく、人事データを部門横断で活用する文化を社内に根付かせたい企業に向いています。
| 想定企業規模 | 中小〜大企業(100〜数千名) |
| 機能カバー範囲 | スキル・評価・1on1・サーベイ・配置シミュレーション |
| 既存システム連携 | 主要労務SaaS・SSOと連携。API公開あり |
| 従業員のUX | スマホ対応・直感的なUI |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
タレントパレット

大手・中堅向けの統合型タレントマネジメントシステムで、データ分析に基づく科学的人事を強みとしています。テキストマイニング・離職予測・配置シミュレーションなど、AIや統計的手法を駆使した分析機能が豊富に搭載されています。
評価・スキル・サーベイ・1on1・後継者管理・採用管理まで、人事領域全般を1サービスでカバーできるため、複数のタレマネツールを統合したい大手企業の選択肢として有力です。データ分析の専門性が高く、人事データを経営判断に直結させたい企業に向いています。
24年度シェアNo.1の実績があり、大手企業の戦略人事を支える基幹タレマネとしての地位を確立しています。
| 想定企業規模 | 中堅〜大企業(500〜数万名) |
| 機能カバー範囲 | 評価・スキル・サーベイ・1on1・採用・配置・離職予測 |
| 既存システム連携 | 主要HCM・労務SaaSと連携。API・SAML対応 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
HRMOSタレントマネジメント

ビズリーチが提供する、評価・1on1・配置を一気通貫で支援する人材活用システムです。評価シートの作成・運用、1on1記録、組織サーベイ、配置シミュレーションを統合し、人事データを経営判断につなげます。
ビズリーチが運営する採用領域のHRMOS採用とシームレスに連携できるため、採用から入社後の育成・評価・配置までを一元管理したい企業に最適です。データドリブンな人材戦略を実装したい中堅〜大手企業を中心に採用が進んでいます。
評価制度のテンプレートも豊富で、自社で評価制度の運用に課題を抱えている場合のリプレース先としても選ばれやすいサービスです。
| 想定企業規模 | 中堅〜大企業(300〜数万名) |
| 機能カバー範囲 | 評価・1on1・サーベイ・配置・スキル管理 |
| 既存システム連携 | HRMOS採用と標準連携。主要労務SaaSとAPI連携 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
HRBrain

累計4,000社以上が導入する、人事評価・タレントマネジメント・労務管理・サーベイの4領域をカバーする人事管理システムです。評価シートの設計から集計・フィードバックまでを自動化でき、評価業務の工数を大幅に削減できます。
タレントマネジメントだけでなく労務手続き機能も持つため、複数SaaSを統合して人事領域を一元化したい中堅企業に選ばれています。サーベイ機能でエンゲージメント可視化まで一気通貫で実施できる点も特徴です。
伴走型のカスタマーサクセス支援が手厚く、人事DXのノウハウが少ない企業でも導入後の定着までサポートを受けられます。
| 想定企業規模 | 中小〜大企業(50〜数千名) |
| 機能カバー範囲 | 評価・タレマネ・労務・サーベイ・1on1 |
| 既存システム連携 | 主要労務SaaS連携。API・SAML対応 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
あしたのクラウドHR

人事評価特化型で4,000社以上が導入する、中小企業向けの評価制度構築サポートに定評のあるサービスです。評価シートのテンプレート提供だけでなく、評価制度そのものの設計・運用コンサルティングも併せて提供している点が他社にない強みです。
ツール導入と並行して、評価制度・目標設定・1on1運用の整備までサポートを受けられるため、「評価制度がそもそも整っていない」企業でも、システム導入と制度設計を同時に進められます。
中小企業の経営層に強く支持されており、評価制度を再構築したい成長フェーズの企業にとって有力な選択肢です。
| 想定企業規模 | 中小〜中堅(30〜1,000名) |
| 機能カバー範囲 | 人事評価・目標管理・1on1・コンサルティング支援 |
| 既存システム連携 | 主要労務SaaS連携 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【統合人事管理型】のおすすめ人事管理システム
統合人事管理型でおすすめの人事管理システムは次の3社です。
One人事

労務・勤怠・給与計算から人事評価・タレントマネジメントまでを一気通貫で実現する統合型クラウド人事システムです。「ワン人事」というブランド名の通り、人事業務全体を1つのサービスに集約できる設計が最大の特徴です。
シンプルで操作性の良いUIにより、人事担当者だけでなく現場マネジャーや一般社員も直感的に利用できます。カスタマイズ性も高く、自社独自の評価制度や組織階層をシステムに反映しやすい点も評価されています。
クラウド版だけでなくオンプレミス版も提供されているため、情報セキュリティ要件が厳しい企業や、独自運用が必要な企業にも対応できます。
| 想定企業規模 | 中堅〜大企業(100〜数千名) |
| 機能カバー範囲 | 労務・勤怠・給与・評価・タレマネ・配置 |
| 既存システム連携 | 主要SaaS連携。API・SAML対応 |
| 従業員のUX | シンプルUI・スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
ヒトマワリ

初期費用無料・月額10,000円から始められる、中小〜中堅向け統合人事管理システムです。労務・勤怠・人事評価・タレントマネジメントを1サービスでカバーし、コストを抑えながら人事業務を一元化できます。
特に評価が高いのが献身的な伴走型サポートで、導入時のキックオフから運用定着、制度設計の相談まで、専任担当者が継続して支援してくれます。人事DXに詳しい人材が社内にいない中小〜中堅企業から強く支持されています。
機能の網羅性とコストパフォーマンスのバランスが良く、「大手SaaSは費用が高すぎるが、機能は十分に欲しい」というニーズにちょうど適しています。
| 想定企業規模 | 中小〜中堅(30〜1,000名) |
| 機能カバー範囲 | 労務・勤怠・評価・タレマネ・配置 |
| 既存システム連携 | 主要SaaS連携 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 月額10,000円〜(初期費用無料) |
総務人事奉行クラウド

OBCが提供する総務人事業務のデジタル化に特化した統合型クラウドシステムです。法令対応の堅牢性と、奉行シリーズ(給与奉行・勘定奉行)との緊密な連携が最大の強みです。
入社・退社・年末調整・労働保険・社会保険などの労務業務に加え、法令文書や社内向け文書をワンクリックで作成できるなど、行政・法務まわりの厳密さが求められる業務に強みを発揮します。OBC独自の品質基準で法改正対応が迅速な点も、コンプライアンスを重視する企業から評価されています。
奉行シリーズの給与計算・会計を既に利用している企業にとっては、人事データの一気通貫運用を最も自然に実現できる選択肢です。
| 想定企業規模 | 中堅〜大企業(100〜数千名) |
| 機能カバー範囲 | 労務・人事DB・申請・年末調整・帳票作成 |
| 既存システム連携 | 給与奉行・勘定奉行など奉行シリーズと標準連携 |
| 従業員のUX | スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【大企業向け統合HCM/ERP型】のおすすめ人事管理システム
大企業向け統合HCM/ERP型でおすすめの人事管理システムは次の3社です。
COMPANY

日本の大手企業1,200社が導入し、3社に1社が利用する大企業向け統合HCMの定番です。継続利用率98%・平均継続利用年数12年と、長期にわたって基幹HRとして使われ続ける信頼性が最大の特徴です。
人事管理・給与計算・勤怠管理・タレントマネジメントの主要業務を標準機能でカバーし、複雑な人事制度やグループ会社の運用にも対応できます。日本企業特有の人事プロセス(出向・配転・組合管理など)への深い対応力が、海外製HCMにはない強みです。
500万人以上の従業員データが管理されており、国内大手の基幹HRとして圧倒的な実績を持つサービスです。
| 想定企業規模 | 大企業(1,000名〜数万名) |
| 機能カバー範囲 | 人事・給与・勤怠・タレマネ・組織管理(基幹HCM) |
| 既存システム連携 | 主要ERP・基幹システム連携。カスタマイズ可能 |
| 従業員のUX | Web・スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
POSITIVE

2,700社以上の導入実績を持つ統合HCMソリューションで、グループ管理・複数法人対応に強みがあります。人事・給与・就業・タレントマネジメントを1つのプラットフォームに統合し、グループ会社のシェアードサービス運用にも対応します。
マルチカンパニー機能・多通貨対応・複雑な権限管理など、大規模企業ならではの要件を標準機能でカバーしているため、複数法人を持つ持株会社や海外拠点を含むグループ企業に向いています。
電通総研・スミセイ情報システム・NECソリューションイノベータなど、複数の販売パートナーが導入支援を提供しており、業種特性に合わせた構築サポートを受けられます。
| 想定企業規模 | 大企業(1,000名〜数万名・グループ会社含む) |
| 機能カバー範囲 | 人事・給与・就業・タレマネ・グループ管理 |
| 既存システム連携 | ERP・既存基幹システムと密結合 |
| 従業員のUX | Web・スマホ対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
Workday HCM

グローバル基準のクラウドHCMで、Fortune500の30%以上が採用する世界的な大企業向けプラットフォームです。採用・教育・人事評価・人材配置・給与・就業時間管理を単一アプリケーションに統合し、グローバル企業の人事プロセスを統一的に運用できます。
クラウドネイティブ設計により、複数拠点・多通貨・多言語に対応し、海外子会社の人事データを本社で一元的に把握できます。AI・機械学習を活用した人材分析機能も豊富で、グローバルレベルでの人材戦略を支えます。
国内オンプレミス型からのリプレースニーズや、海外展開を進める日本企業の基幹HCM刷新先として採用が進んでいます。
| 想定企業規模 | 大企業(1,000名〜数十万名・グローバル拠点) |
| 機能カバー範囲 | 採用・人事・給与・タレマネ・配置・分析 |
| 既存システム連携 | グローバル基幹システム・ERPと連携 |
| 従業員のUX | Web・スマホ対応・多言語対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
まとめ
本記事では、人事管理システムを4タイプに分類して16サービスをご紹介しました。まずは、以下の項目から自社に最適なタイプを選びましょう。
| タイプ | 向いている企業 |
|---|---|
| 労務管理・手続き効率化型 | 入退社・年末調整など労務系業務の効率化が最優先の場合 |
| タレントマネジメント・人事評価型 | スキル・評価・配置データを活用し人材戦略を進めたい場合 |
| 統合人事管理型 | 中堅規模で労務〜評価まで人事業務を一元化したい場合 |
| 大企業向け統合HCM/ERP型 | グループ管理・複雑な人事プロセスに対応する基幹HRが必要な場合 |
その上で、以下の5つの比較ポイントで最終候補を絞り込みます。
- 解決したい人事課題と機能のマッチ度
- 機能のカバー範囲
- 既存システム(給与・勤怠)との連携性
- 従業員の使いやすさ・スマホ対応
- 導入後のサポート体制
まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「人事管理システムの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。
人事管理システムと並行して、労務代行・採用代行など外部リソースの活用も選択肢になります。社内リソースが限られる企業は、以下の記事も合わせて参考にしてください。
関連記事:労務代行会社17選比較!選び方と比較ポイントをご紹介。
この記事が人事管理システム選びの一助になれば幸いです。