07 スライドのサイズ変更方法
プレゼンテーション資料は、その用途によって、サイズを変更する必要がありますよね。パワーポイントでは、スライドサイズを様々な方法で変更できる機能が備わっています。
今回は、
- よく使われるスライドサイズ
- 横長から縦長に変更する方法
- A4やB4用紙のサイズに合わせる方法
- 完全自由にサイズを変更する方法
について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
基本的なスライドサイズについて
基本的によく使われるスライドサイズは下記の2種類です。
16:9サイズ | PC等のディスプレイに映すことが多い |
4:3サイズ | 紙面に印刷、プロジェクターに映す等 |
16:9 サイズについて
通称「ワイド」とも呼ばれ、最も一般的なサイズ比率になります。パワーポイントでもデフォルトの状態では自動的にこの比率になっています。
スライドの使用環境にもよりますが、とりあえずこのスライド比を使用しておけば問題ありません。
主に、スライドをディスプレイに写して使用する際は「16:9」の比率で制作しましょう。
4:3 サイズについて
通称「スタンダード」と呼ばれ、現在ではあまり見かけることの少なくなった、ブラウン管テレビなどの正方形に近い画面比率を指します。
主に、紙に印刷して使用する場合や、スライドをプロジェクターなどに投影させて衣装する際は「4:3」の比率で制作しましょう。
スライドサイズを縦長に変更する
パワーポイントでは、基本的に横長のサイズを使用しますが、縦に長い比率に変更することもできます。下記にその操作方法を解説します。
- 「デザイン」タブを選択
- 「スライドサイズ」を選択
- 一覧から「ページの詳細」を選択
- スライドの項目は左を選択
- 「OK」を選択
これでスライドを縦長にできます。
スライドを既に何十枚も制作したあとにスライドサイズを変更しようとすると、レイアウトが大きく崩れる場合があるので、一番最初に変更しておくことを頭に入れておいてください。
用紙等のサイズに合わせる方法
A4やB5等、用紙の形式にスライドサイズを合わせたい場合がありますよね。
一般的に使われているサイズは、パワーポイントにテンプレートのような形で用意されていますので、こちらを利用しましょう。
- 「デザイン」タブから「スライドのサイズ」を選択し、「ページの詳細」ウィンドウを表示させます。
- 「スライドのサイズ指定」横の緑の矢印を選択
- 変更したいサイズを選択
- 「OK」を選択
この方法であれば、一発で意図したサイズに変更できます。
スライドのサイズを細かく指定する
スライドのサイズを自由に指定したい場合は以下の手順で変更を行なってください。
- 「デザイン」タブから「スライドのサイズ」を選択し、「ページの詳細」ウィンドウを表示させます。
- 「スライドのサイズ指定」下の「幅」と「高さ」の項目に指定したい数値を入力
- 「OK」を選択
独自のサイズに変更したい場合は、こちらの方法をオススメします。
まとめ
今回は、スライドのサイズを変更する方法について解説しました。基本的に、どのサイズにも変更できますが、下記は必ず覚えておきましょう。
- スライドサイズは1番最初に決める
- ディスプレイなら「16:9」、プロジェクターなら「4:3」
- 紙面の場合は、用意されたサイズを利用する
一番のリスクは、スライドのサイズが途中で変わってしまうことですので、資料作成を始める前に、スライドサイズを確認するよう心がけましょう。
- スライドの作成方法 06 ガイド線とルーラの表示
- スライドの作成方法 08 セクションの設定方法