WordPressお問い合わせフォームプラグイン3選|導入で失敗しない4つのポイント | Cone-os ナレッジ

WordPressお問い合わせフォームプラグイン3選|導入で失敗しない4つのポイント

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WordPressでお問い合わせフォームを設置する時に思い浮かぶのがプラグインです。プラグインならコストをかけずに導入できそう!と考える方が多いと思います。

確かに無料で使えるものが多いですが、導入するプラグインの選定を間違えると、逆に時間や費用がかかってしまう可能性があります。

この記事では、プラグインの選び方〜おすすめプラグインまでご紹介しますので、最後までご覧いただき、最善の選択肢を見つけていただければ幸いです。

お問い合わせフォームプラグインを選ぶポイント4つ

お問い合わせフォームを設置できるプラグインは数多く存在します。その中からどんなプラグインを選べばいいのか?分からないですよね。

そんな方向けに注意すべきポイントを4つご紹介します。各ポイントを順番にご覧いただければ、今後の選定にきっと役立つはずです。

  • 必要な機能が揃っているか?
  • 機能拡張は可能か?その手段は?
  • 料金・ライセンスは?
  • 日本語対応・サポート体制は?

必要な機能が揃っているか?

お問い合わせフォームを設置する上で最低限必要な機能が以下になります。まずは以下の機能が使えるかどうかをご確認ください。(管理者宛メールの送信など、確実に備わっていると推測できるものは除く)

フィールドの自由度フォーム内に挿入できるフィールドの種類が豊富かどうか
名前やメールアドレスは無料だが、ファイルアップロードは、
有料じゃないと使えないプラグインも存在するので要確認
スパム防止機能スパム防止機能が備わっているか
Google reCAPTCHAなどと連携可能かどうか
※大体のプラグインは備わっています。
自動返信メールフォーム送信後にユーザーに自動返信メールを送信できるかどうか
メール内容のカスタマイズの自由度も確認
複数フォームの管理フォームを用途別に複数管理・同時運用できるかどうか
送信先なども個別に設定できるか確認
デザインの自由度見た目をどこまでカスタマイズできるのか
簡単にデザインを調整できるかどうかも確認
※テーマとの相性も関係するので、ある程度の調整が必要

機能拡張は可能か?その手段は?

上記で紹介した機能以外に、サンクスページを作りたい、マルチステップフォームを導入したいなど、フォームの用途によって必要な機能は変わりますよね。

このような機能がプラグインに備わっていない場合、どうやって実装するのか?が気になりますよね。

基本的には、以下の3つの方法で機能拡張が可能となっています。

有料プランで機能拡張無料版では一部機能を制限、
有料版に移行すれば制限をなくす仕様です。
海外製プラグインで多く、料金体系がサブスクが大半です。
※有料版に必要な機能が揃っているか要確認
別プラグインで拡張有名なプラグイン限定ですが、
全く別の開発者が提供している機能拡張プラグインを利用する方法です。
善意で作られていることが多く、無料で利用可能なものが多いです。
例)Contact Form 7とスプレッドシートを連携できるプラグイン
開発者に依頼WordPressに詳しい開発者に依頼して機能拡張してもらう方法です。
上記2つで対応できない場合の最終選択肢になります。
この時、プラグインによっては対応してもらえない可能性が高いので、
有名かつシンプルな機能のものを選らんでおくと安心です。

料金・ライセンスは?

基本的にプラグインは無料でお使いいただけますが、中には以下の制限を設けているものもあります。

  • フォーム内で使えるフィールドの種類
  • 同時運用できるのフォームの数
  • 有料版を使えるサイトの数(ライセンス) など

コストをかけたくない方は、無料プラン内で何ができるのか?今後どんな機能を拡張する可能性があるのか?など考えた上でプラグインを選ぶようにしましょう。

なお、お金をかけるのであれば、プラグインを無理に使う必要はありません。日本製のCRMツールの利用も視野に入れた方が良いかもしれません。

日本語対応・サポート体制は?

これはどのプラグインを選ぶ時に注意すべきことですが、日本語に対応しているか?は非常に大切なポイントです。

というのも、プラグインはほとんどが海外製で、無料で使えるものはサポートが存在しません。

では困った時はどうするのか?

自分でドキュメントを読んで情報を探すか、フォーラム(掲示板みたいなもの)で質問するくらいしかありません。さらに、これらは英語がベースになります。

社内にエンジニアがいれば問題ありませんが、日本語に対応しているかどうかは注意してください。

WordPressのお問い合わせフォームプラグイン3つ

それでは、WordPressでお問い合わせフォームを設置できるメジャーなプラグインを3つご紹介します。

詳細な比較表付きで紹介してますので、ぜひ参考にしてください。

  • Contact Form 7
  • Contact Form by WPForms
  • Ninja Forms

日本製の有名なお問い合わせフォームプラグイン「MW WP Form」がありますが、2023年9月時点で開発終了しています。公式に新規受託制作等で、MW WP Form を採用することはお控えいただきますようお願いいたします。とアナウンスされているので、検討されている方は、別のプラグインを採用することをオススメします。
詳細はこちら

Contact Form 7

WordPressサイトのお問い合わせフォームプラグインといえば?と聞かれた時に絶対に挙がるのが、「Contact Form 7」です。

1000万以上インストールされた非常に有名なプラグインで、お問い合わせフォームに必要な機能はすべて備わっています。かなり複雑なフォームでなければ十分対応可能です。

また、開発者が日本人のため、管理画面もドキュメントも日本語に完全対応しているところが安心です。

特徴とにかくシンプルなフォーム
自分好みにカスタマイズして使いやすい
※HTMLの知識があった方がいいかも
料金無料
日本語対応◎(開発者が日本人)
基本機能・複数フォーム可
・フィールドは自由自在
・自動返信可
・確認画面は無し
デザイン性テンプレートなどで簡単に装飾できないが、
自由度は非常に高い
スパム防止reCAPTCHA対応
データ保存無し
※拡張プラグイン「Flamingo」で実装可
拡張性拡張プラグインに多数対応

Contact Form by WPForms

次に有名なプラグインが600万以上インストールされている「Contact Form by WPForms」です。

様々なフォームテンプレートが用意されており、フォーム作成も直感的に操作できるので、どちらかというと初心者向けに感じるプラグインです。

ただし、無料プランだと割と機能を制限されているので、ある程度カスタマイズしたい方は、PRO版にアップグレードする必要があります。

特徴フォームテンプレートが豊富
操作も直感的で非常に分かりやすい
料金無料でも利用可
PRO版:年間$199.50(約3万円)
※他にもプランあり
日本語対応
※一部日本語対応していない
基本機能・複数フォーム可
・フィールドは制限あり
・自動返信可
・確認画面は無し
デザイン性あらかじめスタイルされている
スパム防止reCAPTCHA対応
データ保存無し
※有料版は可能
拡張性PRO版にアップグレードで機能追加

Ninja Forms

お問い合わせフォームプラグインの中でも、フォームの編集画面が直感的で操作しやすいと評価されているのが「Ninja Forms」です。

確かにドラッグ&ドロップで様々なフォームパーツを追加できるので、Notionを触っているような感覚でフォームを作成することが可能です。

無料でお使いいただけますが、機能拡張する場合は有料アドオンが必要になります。また、日本語にはあまり対応していないので、初心者向けではありません。

特徴フォーム編集画面が直感的で非常に使いやすい
海外製プラグイン
料金基本機能は無料
※一部機能は有料アドオン(add-on)で拡張
日本語対応
※日本語は半分程度
基本機能・複数フォーム可
・フィールドは自由自在
・自動返信可
・確認画面は無し
デザイン性あらかじめスタイルされている
スパム防止reCAPTCHA対応
データ保存送信履歴が管理画面に残る
拡張性専用アドオン(add-on)で拡張(有料あり)

まずは「Contact Form 7」でお問い合わせフォームを作ってみるべし!

ここまでWordPressで使えるお問い合わせフォーム用プラグインを3つ紹介しました。

「MW WP Form」の開発が終了した今、筆者がオススメするのは「Contact Form 7」一択です。

フォームのデザインを自分で整える必要がありますが、無料で使えて、ここまでカスタマイズもしやすいプラグインはなかなかありません。

とりあえず、最初は「Contact Form 7」を導入してお問い合わせフォームを作ってみる、どうしても要件が足りない場合は、日本製CRMツールを検討するのが個人的に最も安心だと考えています。(海外製プラグインはできるだけ使わない)

以下に「Contact Form 7」の使い方を解説していますので、ぜひ参考に導入してみてください。

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