EFOツールおすすめ12選比較。導入時のポイントと対策も解説 | Coneのコンテンツ制作所

EFOツールおすすめ12選比較。導入時のポイントと対策も解説

Coneの中の人

Webサイトのフォームで、せっかく興味を持ってくれたユーザーが離脱してしまう。そんな課題を解決するのがEFO(エントリーフォーム最適化)です。

フォーム入力中の平均離脱率は70%前後とも言われており、多くの企業が大きな機会損失を抱えています。広告費をかけて集客しても、フォームで離脱されては意味がありません。

本記事では、EFOの基本から、BtoC・BtoB商材それぞれの注意点、そしておすすめのEFOツール12選を紹介します。タグ埋め込み型とフォーム作成型の違いや選び方も解説するので、自社に最適なツールを見つけられるはずです。

EFOとは?

EFO(Entry Form Optimization)とは、エントリーフォーム最適化のことを指します。Webサイトの入力フォームを改善し、ユーザーがストレスなく情報を入力・送信できるようにする施策です。

お問い合わせフォーム、会員登録フォーム、資料請求フォームなど、あらゆる入力フォームが対象となります。入力途中の離脱を防ぎ、コンバージョン率(CVR)を向上させることが主な目的です。

EFOの必要性

多くの企業がWebマーケティングに注力する中、広告費をかけて集客しても、フォームで離脱されては意味がありません。実際、フォーム入力中の離脱率は平均70%前後とも言われており、大きな機会損失が発生しています。

お問い合わせや購入をするつもりでも、フォームが入力しづらいなどの原因で、上がっているはずの売上がなくなるのはもったいないですよね。

同じ広告・同じサービスサイトでも、入力フォームの最適化を行うだけでCV数向上→売上増加につながるため、集客がしっかりできているサイトであればあるほど、有効な施策となります。

EFOなしEFOあり
サイト訪問1,0001,000
フォーム到達100100
コンバージョン30(30%)50(50%)

EFOの基本

株式会社WACULの調査では「フォームの入力項目数が増えれば増えるほど、離脱率は上がる」という結果が出ています。

引用:株式会社WACUL「B2Bサイトのフォームにおけるベストプラクティス研究

たしかに、フォームを入力しようとしたときに入力項目が多く、また最後まで入力したのになにかしらのエラーで最初からやり直しとなったら「やっぱり今はいいか」となるのも、ユーザー目線としてはよくわかります。

そのため、EFOの方法はたくさんありますが、基本のキはフォームの入力項目をできるだけ減らす、ということになります。

「よく考えたら不要な項目」を削除します。たとえば、

  • 「ふりがな」を削除する
  • 任意項目を削除する
  • 分割項目を1つの入力エリアに絞る(例:[姓][名]→[氏名])

などで、入力項目を減らすことができるはずです。

BtoC商材のEFO実施・ツール導入時の注意点

BtoC商材の中でも、不動産や金融商品、保険などの高額商品や個人情報を多く扱う商材では、EFOの基本である「入力項目を減らす」という施策が難しい場合があります。

例えば、住宅ローンの申し込みや不動産の資料請求では、年収、勤務先、家族構成、希望条件など、サービス提供に必要な情報が多岐にわたります。これらの項目は業務上必須であり、簡単には削減できません。

そのため、BtoC商材では「入力項目を減らす」のではなく「入力項目が多くても完了してもらえる工夫」が重要になります。

入力項目が多いことをぼかすステップ式フォームの導入

すべての項目を1ページに表示するのではなく、複数ステップに分割します。そうすることで、入力の煩わしさを取り払うことができ、完了率が上がります。

  • 「基本情報」→「詳細情報」→「確認」のように段階的に進める
  • 各ステップの進捗を視覚的に表示(例:ステップ1/3)
  • 「あと少しで完了」という心理的なモチベーションを維持

また、長いフォームの場合、一度に完了できないユーザーもいます。途中保存機能があれば、後から続きを入力できるため離脱を防げます。

そのため、多数の情報を回収しなければならないBtoC企業の場合は、ステップ式フォームが導入できるEFOツールを検討してみてください。

引用:フォームアシスト|三菱UFJニコス株式会社 導入事例

BtoB商材のEFO実施・ツール導入時の注意点

BtoB商材のEFOでは、BtoCと異なる視点が必要です。

一般的なEFOのセオリーは「入力項目を減らしてCVRを上げる」ですが、BtoB商材の場合、これが必ずしも正解とは限りません。

従来、フォームで「予算」「導入時期」「従業員数」などを聞くことで、ある程度のスクリーニングができていたとします。

これらの項目を削除すると、対象外の顧客(予算が合わない、導入時期が未定など)からの問い合わせも増え、営業チームがすべてに対応しなければならなくなります。その結果、生産性が大幅に低下してしまいます。

そのため、「入力項目は減らす」が「情報は取得する仕組み」が必要になります。

入力項目を減らしても情報取得できるformmate

最初のフォームでは必要最小限の情報だけ取得し、その後段階的に詳細情報を収集します。

  • フォーム送信後のサンキューメールに追加アンケートを添付:「より適切な提案をさせていただくため、以下のアンケートにご協力ください」
  • 営業担当からのヒアリング:初回連絡時に不足情報を聞き出す
  • ステップメールでの情報収集:複数回のメールで段階的に情報を集める
  • MA・CRMでの行動履歴分析:Webサイト上の行動から興味関心を推測

上記をすべて「自動で」実現できるのが「formmate」です。

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⇒ BtoBフォームツール「formmate」:サービスサイトへ

EFOツールの基本機能

EFOツールには、ユーザーの入力をサポートし、離脱を防ぐためのさまざまな機能が搭載されています。ここでは代表的な基本機能を紹介します。

必須項目背景色必須項目と任意項目を視覚的に区別する機能
住所自動入力郵便番号を入力すると、都道府県や市区町村が自動で入力される機能
リアルタイムバリデーション入力内容のエラーをリアルタイムで表示する機能
キーボード最適化スマートフォンでの入力時に、入力内容に応じた最適なキーボードを表示する機能
文字種 自動変換ユーザーが入力した文字を自動で適切な文字種に変換する機能
ガイドメッセージ各入力項目にカーソルを合わせたときに、入力例や注意事項を表示する機能
プログレスバー入力の進捗状況を視覚的に表示する機能
離脱時確認ダイアログフォーム入力中にページを離れようとしたとき、確認メッセージを表示する機能
送信ボタン制御必須項目がすべて入力されるまで、送信ボタンを非活性化する機能

必須項目背景色

画像引用:Gyro-n公式サイト|必須項目・エラー時背景色設定

必須項目と任意項目を視覚的に区別する機能です。

必須項目の背景色をピンクや薄い黄色などに変更することで、「どの項目を必ず入力しなければならないか」が一目でわかります。ユーザーが入力漏れに気づきやすくなり、送信エラーを減らせます。

住所自動入力

画像引用:Gyro-n公式サイト|郵便番号から住所自動入力・補完機能

郵便番号を入力すると、都道府県や市区町村が自動で入力される機能です。

手入力の手間が省けるだけでなく、入力ミスも防げます。特にスマートフォンでの入力では、この機能があるかないかで入力体験が大きく変わります。

リアルタイムバリデーション

画像引用:Gyro-n公式サイト|リアルタイムエラーチェック

入力内容のエラーをリアルタイムで表示する機能です。

従来は、すべて入力して送信ボタンを押した後にエラーが表示されていました。しかし、リアルタイムバリデーションなら、入力した瞬間に「メールアドレスの形式が正しくありません」「この項目は必須です」などのエラーが表示されます。

最後にまとめてエラーを直すのではなく、その場で修正できるため、ユーザーのストレスが大幅に軽減されます。

キーボード最適化

画像引用:Gyro-n公式サイト|スマートキーボード変換(スマホ対応)

スマートフォンでの入力時に、入力内容に応じた最適なキーボードを表示する機能です。

  • 電話番号入力時→テンキー表示
  • メールアドレス入力時→「@」「.」が配置されたキーボード表示
  • 数字入力時→数字キーボード表示

キーボードを切り替える手間がなくなり、スマートフォンでの入力が格段にスムーズになります。

文字種 自動変換

画像引用:Gyro-n公式サイト|文字種自動変換

ユーザーが入力した文字を自動で適切な文字種に変換する機能です。

例えば、電話番号欄に全角で「090」と入力しても、自動的に半角の「090」に変換されます。フリガナ欄も、ひらがなで入力してもカタカナに自動変換されるため、ユーザーが文字種を意識する必要がありません。

「半角で入力してください」というエラーで送信を妨げることがなくなります。

ガイドメッセージ

画像引用:Gyro-n公式サイト|ガイドメッセージ

各入力項目にカーソルを合わせたときに、入力例や注意事項を表示する機能です。

「例:sample@example.com」「ハイフンなしで入力してください」など、ユーザーが迷わず入力できるようサポートします。説明文を常時表示するとフォームが煩雑になりますが、ガイドメッセージなら必要なときだけ表示できます。

プログレスバー

画像引用:Gyro-n公式サイト|残数ナビゲーション

入力の進捗状況を視覚的に表示する機能です。

特にステップ式フォームや入力項目が多いフォームで有効です。「ステップ2/3」「入力完了まであと30%」などと表示することで、「あとどれくらいで終わるのか」が明確になり、途中離脱を防げます。

離脱時確認ダイアログ

画像引用:Gyro-n公式サイト|誤操作による離脱ブロック

フォーム入力中にページを離れようとしたとき、「入力内容が失われますが、よろしいですか?」といった確認メッセージを表示する機能です。

誤操作やうっかりタブを閉じてしまうことによる離脱を防げます。せっかく時間をかけて入力した内容が消えてしまうことほど、ユーザーにとってストレスなことはありません。

送信ボタン制御

画像引用:Gyro-n公式サイト|送信ブロック&エラー項目リンク

必須項目がすべて入力されるまで、送信ボタンを非活性化する機能です。

未入力のまま送信ボタンを押してエラーになる、という無駄なアクションを防げます。また、すべて入力が完了すると送信ボタンの色が変わるなど、「送信できる状態になった」ことを視覚的に伝えられます。

EFOツールの種類

EFOツールは大きく分けて「タグ埋め込み型」と「フォーム作成型」の2種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自社の状況に合わせて選ぶことが重要です。

タグ埋め込み型

タグ埋め込み型は、既存のフォームにタグ(JavaScriptコード)を埋め込むことで、EFO機能を追加するタイプです。

特徴

  • すでに運用しているフォームをそのまま使える
  • タグを設置するだけで導入できる
  • フォームのデザインやシステムを変更する必要がない

メリット

  • 導入のハードルが低く、比較的短期間で実装可能
  • 既存のフォームシステムやCMS、MAツールとの連携を維持できる
  • フォームごとに異なるEFO機能を設定できる

デメリット

  • 既存フォームの構造によっては、一部の機能が使えない場合がある
  • フォーム自体の根本的な改善(項目の追加・削除など)は別途必要
  • タグの読み込みによるページ表示速度への影響がある可能性

フォーム作成型

フォーム作成型は、ツール内でフォームそのものを作成するタイプです。EFO機能が最初から組み込まれたフォームを、ゼロから構築します。

特徴

  • フォームの作成とEFO機能がセットになっている
  • ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でフォームを作成できる
  • EFO機能が標準搭載されている

メリット

  • EFOに最適化されたフォームを簡単に作成できる
  • デザインテンプレートが用意されており、専門知識がなくても作れる
  • フォーム作成からデータ管理まで一元化できる
  • タグ埋め込みのような技術的制約がない

デメリット

  • 既存フォームを作り直す必要がある
  • ツールのデザインや機能の制約を受ける
  • 既存システムとの連携に制限がある場合がある

どちらのタイプを選ぶべきか迷ったときは、「既存フォームを活かすか、作り直すか」=「既存の顧客管理システムを入れ替えてもいいかどうか」を基準に考えるとよいでしょう。

EFOツールの比較基準

EFOツールを選ぶ際、機能や価格だけでなく、以下の3つの観点から比較することが重要です。

  • 分析機能
  • サポート体制
  • アカウント連携

分析機能

EFOツールの大きな価値の一つが、フォームの課題を可視化する分析機能です。

項目別の離脱率を見れば、どの入力項目で離脱が多いかがわかります。入力時間の計測では、ユーザーが迷っている箇所を特定できます。エラー発生率が高い項目は、入力形式がわかりにくい証拠です。

また、デバイス別の完了率を比較すれば、スマートフォンでの問題を発見できます。流入元別の分析では、どの経路から来たユーザーの完了率が高いかを把握できます。

これらのデータをもとにPDCAを回すことが、EFOの成功につながります。分析機能が充実していないツールでは、「何が問題なのかわからない」まま施策を打つことになり、効果的な改善ができません。

サポート体制

EFOツールは導入して終わりではなく、分析結果をもとに改善を続けることが重要です。そのため、ベンダーのサポート体制も重要な選定基準となります。

導入支援があれば、初期設定やタグ埋め込みがスムーズに進みます。運用サポートでは、分析データの読み解き方や改善施策の提案を受けられます。問い合わせ対応が充実していれば、困ったときにすぐ相談できます。

特に、EFOに初めて取り組む企業や、社内にデータ分析のリソースが少ない企業にとって、手厚いサポートがあるかどうかは大きな差となります。価格が安くてもサポートが薄いツールだと、結局使いこなせず成果が出ないケースも少なくありません。

アカウント連携

EFOツールが既存のシステムと連携できるかどうかも重要な比較基準です。

BtoC企業、特にEC事業者の場合は、ECカートシステムとの連携が重要です。Shopify、BASE、カラーミーショップなどと連携できれば、会員登録や購入フォームの離脱を防ぎ、売上向上につなげられます。

BtoB企業の場合、MAツール(HubSpot、Marketo、Pardotなど)やCRM(Salesforce、kintoneなど)との連携が欠かせません。フォームから取得したリードを自動で連携できれば、手作業でのデータ移行が不要になり、営業チームが迅速にフォローできます。リードの鮮度が高いうちにアプローチできることは、商談化率の向上に直結します。

連携機能が充実していれば、データの転記ミスも防げ、業務効率が大幅に向上します。自社で使っているツールと連携できるかを、導入前に必ず確認しましょう。

タグ埋め込み型のEFOツール

タブ埋め込み型のEFOツールを紹介します。

フォームアシスト(株式会社ショーケース)

フォームアシストは国内初のEFOサービスとして特許を取得し、ITRの調査では入力フォーム最適化市場でシェアNo.1を獲得しています。タグ埋め込み型のため、既存フォームにタグを設置するだけで最短5営業日で利用開始することができます。

業界最多の40種類のアシスト機能を搭載し、標準機能では対応できない課題はカスタマイズも可能です。大きな特長は手厚いサポート体制で、上級ウェブ解析士資格を保有する専任コンサルタントが、5,000フォーム以上の導入実績から得た知見をもとに分析・改善提案を行います。

導入後は平均6.3%のCV率アップを実現しており、アサヒビール、東急カード、ローソン銀行など大手企業での導入実績も豊富です。

Gyro-n EFO(株式会社ユニヴァ・ジャイロン)

Gyro-n EFOは導入フォーム数6,000以上の実績を持つタグ埋め込み型EFOツールです。 タグを設置するだけで最短3日でアカウントが発行され、初期設定は専門のサポートデスクが無料で代行してくれるため、EFO初心者でも安心して導入できます。

22種類の入力支援機能を搭載し、リアルタイムエラーチェックや郵便番号からの住所自動補完、フリガナ自動入力などの基本機能を網羅しています。大きな特長は詳細なログ解析機能で、離脱率の高い必須項目やエラーの発生している項目の上位5つを表示し、エラーが発生するタイミングや条件によるログデータから詳細なフォーム分析が可能です。

また、企業検索API「ST&E(スタンディ)」との連携により、法人番号を含む企業情報を自動で補完することも可能です。

EFO CUBE(株式会社コミクス)

EFO CUBEは導入フォーム数4,200以上の実績を持つタグ埋め込み型EFOツールで、業界最多となる26種類の入力補助機能を搭載しています。豊富な機能から、過去の実績とヒアリングをもとに最適な機能を提案してくれます。

EFO業界初となる「会社情報自動入力機能」を備えており、会社名を入力するだけで該当企業を自動分析し、住所などの企業情報を自動入力してくれます。BtoB商材で企業情報の入力項目が多い場合に特に有効で、入力の手間を大幅に削減できます。また、Yahoo!、Facebook、docomoかんたん入力との外部ID連携にも対応しており、BtoC商材でも活躍します。

データ解析機能では、離脱を「未入力離脱」「入力途中離脱」「入力完了離脱」の3つに分類し、項目ごとの問題点を明確にします。

  • 料金:月額50,000円(5フォームまで)、6フォーム目以降は1フォームあたり10,000円
  • サイト:https://www.efo-cube.info/

GORILLA EFO(株式会社エフ・コード)

GORILLA EFOは2,000フォーム以上の導入実績があり、継続率98.9%を誇るタグ埋め込み型EFOツールです。最大の特長は、業界トップレベルのコストパフォーマンスです。月額9,800円で5フォームまで導入でき、PCとスマートフォン両方のサイトで利用できます。

入力サポート機能は20種類(スマートフォン対応は14種類)あり、リアルタイムエラーチェックや住所自動入力などの基本機能を網羅しています。新機能としてチャットフォーム作成機能も搭載されており、入力フォームをチャット形式にすることで、項目の多さを感じさせずストレスなく入力できます。

ABテスト機能も無料で提供されており、他社ではオプション扱いとなることが多い機能を追加料金なしで使える点も魅力です。導入はタグ設置のみで完了し、平均10営業日で利用開始できます。

  • 料金:月額9,800円(5フォームまで)、6フォーム目以降は2フォームごとに5,000円
  • サイト:https://gorilla-efo.com/

EFOcats(株式会社エフカフェ)

EFOcatsは既存の入力フォームを「ステップ型」のUIに変えることに特化したタグ埋め込み型EFOツールです。タグを設置するだけでフォームを編集することなく、従来の縦長フォームをステップ型に大変身させることができます

ステップ型フォームとは、1画面1質問形式で進めるUIで、入力項目の多さを感じさせずゲーム感覚でサクサクと入力できます。特にスマートフォンでの効果が高く、2020年のアンケートでは97%のユーザーが従来のフォームよりEFOcatsのほうが使いやすいと回答しています。本記事の「BtoC商材のEFO実施」で解説した通り、入力項目が多くても完了してもらえる工夫として、ステップ式フォームは非常に有効です。

11種類の入力サポート機能を搭載し、リアルタイムアラート、プログレスバー表示、住所自動入力などの基本機能も完備しています。分析機能では、期間別・項目別・デバイス別のレポートで離脱ポイントを特定できます。

BOTCHAN EFO(株式会社wevnal)

BOTCHAN EFOは累計600社以上の導入実績を持つチャット型EFOツールで、平均CVR改善率130%を誇ります。最大の特長は、従来の縦長フォームではなく、チャット形式の一問一答型インターフェースを採用している点です。ステップ式フォームと同様に、入力項目が多くても完了率を高められる仕組みです。

タグを設置するだけで既存フォームをチャット型に変換でき、最短5営業日で導入可能です。大きな特長は手厚いサポート体制で、累計800社以上の導入実績を持つ専任カスタマーサクセスチームが、蓄積されたデジタルマーケティングデータをもとに最適なクリエイティブやシナリオを作成し、運用まで全面サポートします。

API連携は業界トップレベルで、SATORI、kintone、Salesforce、HubSpotなど多数のMAツールやCRMと連携できます。項目ごとの回答率や離脱率を分析できるため、データに基づいた改善が実現できます。

フォーム作成型のEFOツール

フォーム作成型のEFOツールを紹介します。

formmate(株式会社Cone)

formmateは株式会社Coneが提供するBtoB企業向けのフォーム作成ツールで、インバウンドマーケティングでの商談創出を最大化することに特化しています。

お問い合わせフォーム送信直後に、サンクスページで営業担当の空き日程を表示し、自動でオンライン商談を獲得できます。24時間いつでも顧客対応が可能になり、工数削減と商談獲得数の増加を実現します。

本記事の「BtoB商材のEFO実施」で解説した通り、入力項目を減らしても情報取得できる点も大きな魅力です。最初のフォームは項目が少なくても、後の「離脱前アンケート」で詳細情報を回収できるので、CVRを改善しながら、対象顧客の見極めもできます

顧客管理機能も搭載されており、フォームに回答したリードの一覧確認や、商談設定済みかどうか、アンケートに回答しているかどうかまで一目で把握可能です。

formrun(株式会社ベーシック)

formrunは株式会社ベーシックが提供するフォーム作成ツールで、累計50万ユーザーを突破しています。

専門知識がなくても、テンプレートを選んで項目を追加するだけで、デザイン性・機能性・セキュリティに優れたフォームをノーコードで作成できます。100種類以上のフォームテンプレートが用意されており、お問い合わせフォームや申請フォーム、イベント申込やアンケート、注文フォームなど幅広いシーンで活用できます。

最大の特長は、フォーム作成から顧客管理、問い合わせ対応まで一元化できる点です。対応状況をカンバン形式で把握できるボード画面で、チームの進捗管理がスムーズにできます。

EFO機能も充実しており、リアルタイムバリデーション(入力不備があればその場でエラー表示)、郵便番号からの住所自動入力、条件分岐(特定の選択をしたときだけ項目を表示)などの機能が搭載されています。

フォームメーラー(株式会社フューチャースピリッツ)

フォームメーラーは株式会社フューチャースピリッツが提供するフォーム作成ツールで、40万アカウント以上が登録されており、大企業・教育機関・官公庁での利用実績も豊富です。

大きな特長の一つが、フォームを簡単にランディングページやホームページにできる機能です。テンプレートを選択して写真や見出し、説明文を入力して公開するだけで、PC・スマホに対応した状態で公開できます。受付定員や期間の設定、Google Analyticsによるアクセス解析も可能です。

EFO機能も搭載しており、リアルタイムバリデーション(入力漏れや誤りを即座に判定)や郵便番号からの住所自動入力機能が利用できます。ペイパル決済にも対応しているため、注文フォームの作成にも適しています

Qubo(株式会社アーティス)

Quboは株式会社アーティスが提供するフォーム作成ツールで、専門知識やスキルを必要とせず、誰でも簡単にお問い合わせフォームやイベント・キャンペーンの申し込みフォームなどを作成・運用できます。

ドラッグ&ドロップの簡単操作でフォームを作成でき、直感的な操作性を実現した分かりやすい編集画面が特徴です。

サポートサイトも充実しており、操作手順やカスタマイズ方法について詳しく掲載されています。動画マニュアルもあるため、操作に迷うことも少ないでしょう。安心のカスタマーサポート体制も整っています。単月利用も可能なため、短期間のキャンペーンにも対応できます。

formzu(フォームズ株式会社)

formzuはフォームズ株式会社が運営するフォーム作成ツールで、20年以上の運営実績があり、これまでに170万件以上のフォームが作成されています。

メールアドレスを公開せずに、決められた内容のメールを受け取ることができるため、Webでの問い合わせ、アンケート、イベント参加申し込みなど多様な用途で活用できます。

条件分岐機能では、フォームに入力された内容によって質問内容を変更できます。 自動返信メール機能や、フォームから送信されたデータをCSV書き出しする機能も搭載されています。

また、WordPressへのプラグイン「Formzu WP」を使えば、WordPressで作成したページにフォームを簡単に設置できます。

Synergy!(シナジーマーケティング株式会社)

Synergy!はシナジーマーケティング株式会社が提供するクラウド型CRMシステムで、フォーム作成機能はデータベースと連携しており、フォームから取得した情報の管理・活用が手間なく行えます。フォームの作成数が無制限のため、用途に合わせて設問やデザインを変えて必要なときに必要なだけフォームを作成できます。

EFO対応機能として、リアルタイムエラーの表示や半角全角などをサポートする入力支援機能、フォーム離脱を減らすための離脱時に確認メッセージを表示する機能など、さまざまな機能が搭載されています。

大きな特長は充実した分析機能です。アクセス解析では、フォームの画面ごとのアクセス数、エラー数や率、離脱数や率、コンバージョン数や率を確認でき、期間指定やデバイスでのフィルターも可能です。各項目でエラーが発生している数や要因を把握でき、必須の未入力など具体的なエラー内容が確認できるため、設問設計の見直しが可能です。

さいごに

EFOツールを導入することで、フォームの離脱率を大幅に改善し、コンバージョン率の向上が期待できます。ただし、ツールを導入するだけでは十分ではありません。

大切なのは、分析機能を活用してPDCAサイクルを回し、継続的に改善していくことです。どの項目で離脱が多いのか、どのエラーが頻発しているのかを把握し、データに基づいた改善を重ねることで、フォームの完了率は着実に上がっていきます。

また、BtoC商材とBtoB商材では最適なアプローチが異なります。自社のビジネスモデルに合わせて、入力項目を減らすのか、それとも入力しやすさを改善するのか、適切な戦略を選ぶことが重要です。

既存のフォームを活かしたいならタグ埋め込み型、ゼロから作り直すならフォーム作成型。自社の状況に合わせて最適なツールを選びましょう。

迷った方は、さいごにおすすめを。

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