BtoBサイトの参考デザイン12選。企業規模や業種別にポイントも解説 | Coneのコンテンツ制作所

BtoBサイトの参考デザイン12選。企業規模や業種別にポイントも解説

代表 / マーケター / デザイナー 佐藤 立樹

BtoBサイトのリニューアルや新規制作を検討する際、「どんなデザインにすればいいのか分からない」「参考になるサイトが見つからない」と悩んでいませんか?

BtoBサイトは、単に見た目がきれいなだけでは成果につながりません。問い合わせ獲得や採用強化など、明確な目的を達成するための設計が求められます。

本記事では、大手企業からベンチャー企業、業種別に厳選した12のBtoBサイトを紹介します。それぞれのサイトがどのような目的で、どのような設計をしているのか、具体的なポイントとともに解説していきます。自社のBtoBサイト制作・改善の参考にしてください。

弊社Coneは、BtoBサイト制作サービス「c-web」を運営しています。サイト制作でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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BtoBサイトにおけるデザインとは何なのか?

BtoBサイトにおける「デザイン」というと、見た目をきれいにしたり、かっこよくしたりすることを思い浮かべるかもしれません。しかし、BtoBサイトにおけるデザインの本質は、それだけではありません。

BtoBサイトには、必ず明確な目的があります。たとえば、「問い合わせを獲得する」「株主や投資家に情報を届ける」といった、事業課題を解決するための具体的な目的です。

BtoBサイトにおけるデザインとは、この目的を達成するために、サイト全体の構成や情報設計を最適化していくことを指します。どこに何の情報を配置するか、どのような導線でユーザーを目的のアクションまで導くか。こうした設計こそが、BtoBサイトにおけるデザインの核心といえるでしょう。

BtoBサイトのタイプ

BtoBサイトは複数タイプが存在しますが、本記事では「採用サイト」については取り扱いません。

なぜなら、採用サイトはBtoB企業でもBtoC企業でも、相手にするのは「転職を検討している個人」であり、構造的に大きな違いがないためです。

一方、BtoBとBtoCでは、事業の構造が大きく異なります。

項目BtoBBtoC
購買プロセス問い合わせ→商談→受注サイトで直接購入
意思決定者複数人(担当者・上司・決裁者)個人
検討期間長い(数週間〜数ヶ月)短い(即日〜数日)
重視する情報機能詳細・ROI・導入実績・企業の信頼性価格・口コミ・感情的な共感

このように、BtoBでは「問い合わせ」を獲得し、その後の商談で受注につなげるという構造になっています。だからこそ、企業全体の信頼性を示す「コーポレートサイト」と、サービスの詳細情報を伝えて問い合わせを獲得する「サービスサイト」が重要になるのです。

そこで本記事では、BtoBビジネス特有の構造を持つ「コーポレートサイト」と「サービスサイト」の2つに絞って、参考デザインを紹介していきます。

コーポレートサイト

コーポレートサイトは、企業全体の情報を伝えるサイトです。会社概要、事業内容、ニュース、IR情報など、企業に関するあらゆる情報を掲載します。

主な目的は、企業の信頼性を高めること、取引先や株主・投資家に情報を届けること、そして複数のサービスを横断的に紹介し問い合わせを獲得することです。

コーポレートサイトの基本的な構成やワイヤーフレームについては、以下の関連記事で紹介していますので、本記事の参考サイトのデザインをご確認後、DLして自社サイト制作時にお役立てください。

サービスサイト

サービスサイトは、特定のサービスや製品に特化したサイトです。1つのサービスの特徴、機能、料金、導入事例などを詳しく紹介します。

主な目的は、そのサービスへの問い合わせや資料請求を獲得することです。ターゲットを絞り込み、サービスの魅力を深く伝えることに特化しています。

サービスサイト(LP)の基本的な構成やワイヤーフレームについては、以下の関連記事で紹介していますので、本記事の参考サイトのデザインをご確認後、DLして自社サイト制作時にお役立てください。

弊社Coneは、BtoBサイト制作サービス「c-web」を運営しています。サイト制作でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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良いBtoBサイトデザインのチェックポイント

参考サイトを見る前に、良いBtoBサイトデザインを評価するためのチェックポイントを押さえておきましょう。この視点を持つことで、参考サイトのどこが優れているのか、自社サイトに何を取り入れるべきかが明確になるはずです。

  • 「誰」が「何」をするためのサイトかが明確か
  • CTAの「位置」「数」「種類」が最適か
  • 「次に気になること」の導線に別ページが置かれているか

「誰」が「何」をするためのサイトかが明確か

BtoBサイトで重要なのは、ターゲットユーザーとその目的が明確に定義されていることです。

たとえば、「中小企業の経営者が、業務効率化ツールの資料請求をする」「大手企業の情報システム部門が、セキュリティ対策について問い合わせる」「株主や投資家が、財務情報や経営方針を確認する」といった具合です。

特にコーポレートサイトでは、サービス導入を検討する見込み顧客だけでなく、株主や投資家に向けたIR情報の提供も重要な目的となります。それぞれのターゲットが求める情報へスムーズにアクセスできる導線設計が求められます。

CTAの「位置」「数」「種類」が最適か

CTA(Call To Action)は、ユーザーに起こしてほしいアクションを促すボタンやリンクです。BtoBサイトでは、このCTAの設計が成果を大きく左右します。

位置:ファーストビュー、各セクションの終わり、ページ下部など、ユーザーが「行動したい」と思ったタイミングで目に入る場所に配置されているか。

数:多すぎるとユーザーが迷い、少なすぎると機会損失につながります。ページの長さやコンテンツ量に応じて、適切な数を配置できているか。

種類:「資料請求」「無料相談」「デモ予約」「ホワイトペーパーダウンロード」など、ユーザーの検討度合いに応じた複数の選択肢が用意されているか。まだ検討初期のユーザーに「今すぐ問い合わせ」だけを提示しても、離脱につながります。

「次に気になること」の導線に別ページが置かれているか

ユーザーは、サイト内で情報を順番に消化していきます。その思考の流れに沿った情報設計ができているかが重要です。

たとえば、サービスの特徴を読んだユーザーは、次に「料金はいくらか」「導入事例はあるか」「他社との違いは何か」といった疑問を持ちます。このタイミングで、該当ページへの導線が自然に配置されていれば、ユーザーはスムーズに情報を得られます。

逆に、ユーザーが自分で探さなければ次の情報にたどり着けないサイトは、離脱率が高くなります。ユーザーの思考をシミュレーションし、適切なタイミングで次のページへ誘導する設計が求められます。

参考になるBtoBコーポレートサイトデザイン

コーポレートサイトは、企業の規模や業種によって目的や見せ方が大きく異なります。本セクションでは、企業規模と業種別に7つのコーポレートサイトを厳選しました。それぞれのサイトがどのような目的で、どのようなデザイン設計をしているのか、具体的なポイントとともに解説していきます。

  • 大手企業|三菱商事株式会社
  • ベンチャー企業|株式会社Cone
  • 経営コンサルティング企業|株式会社才流
  • Web制作会社|株式会社ベイジ
  • 建築・オフィスデザイン企業|株式会社GOOD PLACE
  • メーカー・製造業|株式会社キーエンス
  • 広告代理店|デジタルアスリート株式会社

大手企業|三菱商事株式会社

三菱商事は、誰もが知る日本を代表する総合商社です。すでに高い認知度を持つ大手企業のコーポレートサイトは、「企業を知ってもらう」ことよりも、「訪問者が求める情報に素早くアクセスできること」が重要になります。

【デザインのポイント】

まず、ファーストビューでは大きなビジュアルで企業のブランドイメージを伝えつつ、すぐ下に「ニュース」セクションを配置。タブで「すべて」「ニュースリリース」「お知らせ」「一般公募」と分類することで、訪問者が必要な情報だけを素早く絞り込めるようになっています。

さらに特徴的なのは、「会社情報」「サステナビリティ」「投資家情報」「採用情報」といった主要コンテンツが、それぞれ独立した大きなブロックとして配置されている点です。各ブロックには簡潔な説明文とリンクボタンが設置され、訪問者は自分の目的に合ったセクションへ迷わず進めます。

このように、情報を明確に分類し、視覚的に分かりやすく配置することで、多様なステークホルダーそれぞれが求める情報に最短でたどり着ける設計になっています。大手企業ならではの情報量の多さを、整理された導線設計でカバーした好例と言えます。

ベンチャー企業|株式会社Cone

ベンチャー企業は大手企業とは対照的に、初めて社名を聞く人がほとんどです。そのため、コーポレートサイトの役割は「自社が何をしている会社なのか」を訪問者にしっかり理解してもらうことになります。

【デザインのポイント】

手前味噌ではありますが、弊社Coneのコーポレートサイトは、この「初めて知った人への説明」という観点で、非常に工夫された構成になっています。

特徴的なのは、「7 FAQ」というセクションです。「7 FAQ」では、訪問者が気になるであろう質問に答える形で情報を提示しています。「01 何をしてる会社?」「02 実績はある?」「03 どんなクライアントが多い?」「04 中の人はどんな人たち?」など。

通常のコーポレートサイトであれば、「事業紹介」「実績」「メンバー」「採用情報」といった形で分類されるコンテンツを、「よくある質問」という形式で再構成しているのがポイントです。訪問者が自然と抱く疑問に沿って情報が配置されているため、ストレスなく会社理解が深まる設計になっています。

初めて社名を知った人に対して、会社のことをしっかり理解してもらうための情報設計として、非常に参考になる事例です。

経営コンサルティング企業|株式会社才流

経営コンサルティング会社のコーポレートサイトは、専門性と信頼性を示しながら、問い合わせを獲得することが最大の目的です。株式会社才流のサイトは、この目的に特化した設計が徹底されています。

【デザインのポイント】

経営コンサルティング会社にとって最も重要なのは、「この会社に相談すれば課題が解決できる」という信頼を獲得することです。才流のサイトでは、この信頼構築のための情報が戦略的に配置されています。

専門性の証明として、「490件以上のメソッド」「400件以上のメソッドでビジネス課題を解決」という具体的な数字を提示。さらに「220社以上の成功事例」「300プロジェクト以上の実績」を示すことで、豊富な経験に裏打ちされたコンサルティングであることがわかるようになっています。

信頼性の証明として、トヨタ自動車、日立製作所、三井住友銀行、オムロンといった大手企業の導入事例を掲載。「この企業が選んだなら信頼できる」という社会的証明を活用しています。

さらに特徴的なのは、「メソッド」「ナレッジコンテンツ」「セミナー・イベント」「書籍」といったコンテンツセクションです。これらは専門知識を惜しみなく提供することで、見込み顧客を育成する役割を果たしています。

Web制作会社|株式会社ベイジ

Web制作会社のコーポレートサイトでは、「実績」が非常に重要なコンテンツになります。どんな企業のサイトを制作してきたのか、それが見込み顧客の判断材料になるからです。株式会社ベイジのサイトは、この「実績の見せ方」において非常に優れた設計になっています。

【デザインのポイント】

最も特徴的なのは、ファーストビューの大きなスライダーです。ここには、グロービス、freee、サイボウズ、ミルボンといった有名企業との制作実績が、クライアント企業の担当者とベイジのメンバーが一緒に写った写真で紹介されています。

Web制作は、成果が見えにくいサービスです。「デザインがきれい」「使いやすい」といった定性的な評価だけでは、本当に成果が出ているのか判断が難しい。だからこそベイジは、クライアントとの関係性を写真で示すことで、「良好な関係を築いている=プロジェクトが成功している」ことを裏付けています。

さらに、実績紹介セクションでは、各プロジェクトの具体的な成果を数字で提示しています。「新卒説明会エントリー数:前年比1.5倍」(ROBOT PAYMENT様)「自然検索流入が10倍、総セッションは6.5倍」(ミルボン様)「リニューアル後3か月のCV:前年比1.3倍」(トライバルメディアハウス様)など、定性的になりがちなWeb制作の成果を、可能な限り定量的に示すことで、説得力を高めています。

見た目のデザインは、白とグレーを基調としたシンプルで洗練されたもの。派手な装飾はせず、実績の写真とテキストがしっかり読めるよう配慮されています。Web制作会社として、コンテンツを主役にした読みやすいデザインを自ら体現していると言えます。

建築・オフィスデザイン企業|株式会社GOOD PLACE

建築・オフィスデザイン企業のコーポレートサイトでは、「完成した空間のビジュアル」が何よりも重要です。どれだけ言葉で説明しても、実際の空間を見なければデザインの良し悪しは判断できません。株式会社GOOD PLACEのサイトは、この「ビジュアル優先」の設計が徹底されています。

【デザインのポイント】

ファーストビューには、大きなスライダーで実際に手がけたオフィス空間の写真が表示されます。テキストは最小限に抑え、まずは視覚的に「こんな空間を作れる会社なんだ」という印象を与えることを優先しています。

実績紹介も、画像を中心とした構成になっています。SERVICEページでは、手がけたオフィスの写真が複数掲載され、どのような空間づくりができるのかが具体的にイメージできます。

一方、オフィスデザインは数百万円から数千万円規模の高額な商材です。見込み顧客は「本当にこの会社に任せて大丈夫か」という不安を抱えています。そこでGOOD PLACEは、「METHOD(特長)」というセクションで独自のメソッドを詳しく解説しています。

高額な商材だからこそ、「どのような手順で進めるのか」「どんな考え方で設計するのか」を明確に示すことで、見込み顧客の不安を解消し、信頼を獲得する設計になっています。

ビジュアルで魅力を伝えつつ、メソッドで信頼を構築する。建築・オフィスデザイン企業のコーポレートサイトとして、非常にバランスの取れた事例です。

メーカー・製造業|株式会社キーエンス

メーカー・製造業のコーポレートサイトでは、「どんな製品を扱っているのか」が重要な情報です。訪問者の大半は、特定の製品を探している既存顧客や、課題解決のための製品を探している見込み顧客です。株式会社キーエンスのサイトは、この「製品へのアクセス」を最優先した設計になっています。

【デザインのポイント】

ファーストビューには、すぐに主力製品が表示されます。「光学式3次元測定器」などの製品画像が大きく配置され、「新商品」「アプリケーション・メーカー別」といったカテゴリータブで絞り込みができるようになっています。

メーカーのサイトにおいて、「製品を見つけやすくすること」は最重要課題です。キーエンスのサイトは、トップページから直接製品カテゴリーや個別製品にアクセスできる導線を複数用意することで、この課題を解決しています。

一方で、会社情報を求める訪問者(取引先、株主、求職者など)にも配慮した設計になっています。右上のヘッダーには「会社情報」というリンクが配置され、クリックすると会社情報専用のページに遷移します。

さらに、「商品情報」「採用情報」「IR情報」への大きなボタンも配置され、それぞれの目的を持った訪問者が迷わず目的のページへたどり着ける設計です。

ページ下部には「お問い合わせ」セクションがあり、「お問い合わせ」「見積」「カタログ」「問い合わせ」と、顧客の行動段階に応じた複数のCTAが用意されています。

このように、キーエンスのサイトは製品を探す人にはすぐに製品を、会社情報を求める人には別ページで詳細を提供するという、明確な情報設計の好例です。

広告代理店|デジタルアスリート株式会社

広告代理店は、広告運用、LP制作、動画制作、SEO対策など、多様なサービスを展開しているケースが多くあります。サービスが多いほど、訪問者が「自社の課題に合うサービスはどれか」を見つけにくくなるという課題が生じます。デジタルアスリート株式会社のサイトは、この課題を解決する優れた情報設計になっています。

【デザインのポイント】

まず、トップページでは「4つのサービス形態」として、大きな枠組みでサービスを分類しています。4つの形態を最初に提示することで、訪問者は「自社に必要なのはどのタイプの支援か」を判断しやすくなります。

さらに、専用のサービスページでは、より詳細なサービスが体系的に整理されています。「広告運用代行」「制作(LP・サイト・動画など)」という大カテゴリ配下に、10以上の具体的なサービスが画像付きのカード形式で配置されています。視覚的に整理されたレイアウトにより、多数のサービスがあっても迷わず目的のサービスを見つけられる設計です。

「支援実績」セクションでは「1,800社以上」という数字とともに、業界別の実績リストを掲載。アパレル、医療・美容整形、不動産、食品など、幅広い業界での支援実績があることを示し、「自社の業界でも対応できる」という安心感を与えています。

サービスが多岐にわたる広告代理店だからこそ、情報を整理し、訪問者が迷わずアクセスできる設計が重要です。

弊社Coneは、BtoBサイト制作サービス「c-web」を運営しています。サイト制作でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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参考になるBtoBサービスサイトデザイン

サービスサイトは、コーポレートサイトとは異なり、特定のサービスや製品に特化したサイトです。そのため、ターゲットユーザーがより明確で、「問い合わせ」や「資料請求」といった具体的なコンバージョンを獲得することが最大の目的になります。

ただし、サービスサイトのデザインは、サービスの価格帯や業種、ターゲット層によって大きく変わります。本セクションでは、5つのパターンで、サービスサイトを紹介していきます。

  • 求人広告・人材|ビズリーチ
  • 低単価SaaS|クラウドサイン
  • 高単価SaaS|SalesMarker
  • 制作サービス|c-slide
  • 製造・ロボット|TETOTE

求人広告・人材|ビズリーチ

人材紹介サービスは、どの企業も「優秀な人材を紹介します」「採用成功実績があります」という訴求になりがちで、差別化が非常に難しい業種です。だからこそ、自社サービスの特徴的な部分を明確に打ち出し、視覚的にもわかりやすく表現することが重要になります。ビズリーチのサイトは、この差別化を徹底したデザイン設計になっています。

【デザインのポイント】

ファーストビューで、最も重要な差別化ポイントを大きく訴求しています。「転職意欲が高い人材が登録しているサービスNo.1」という明確なポジショニングを、大きな文字とバッジデザインで目立たせ、調査会社と調査対象を併記することで信頼性を担保しています。

人材紹介サービスでは「登録者数」を訴求するケースが多いですが、ビズリーチは数ではなく「質」に焦点を当てています。これがビズリーチ最大の差別化ポイントです。

さらに特徴的なのは、「従来サービスとの3つの違い」という比較表です。この比較表で「他社とどう違うのか」が一目で理解できます。人材サービスという差別化が難しい業界だからこそ、このような明確な対比が効果的です。

また、全体を通して、登録人材のビジュアルや実際の画面イメージを多用し、「どんな人材がいるのか」「どのように使うのか」を視覚的にイメージしやすくしています。

差別化が難しい業種だからこそ、自社の独自性を明確に言語化し、ビジュアルとともに訴求する。ビズリーチのサイトは、人材サービスサイトの優れた参考事例です。

低単価SaaS|クラウドサイン

低単価SaaSは、導入ハードルが低く、無料プランや無料トライアルから始められるケースが多いサービスです。クラウドサインも、月3件まで無料で利用できる「Free Plan」を提供しており、ユーザーは営業担当と商談することなく、サイトから直接サービスを使い始めることができます。

【デザインのポイント】

無料で始められるからこそ、サイト上での説明が非常に重要になります。高単価SaaSであれば、営業担当が商談の場で詳しくサービスを説明し、質問に答えることができます。しかし、無料で始められるサービスでは、ユーザーが営業と話すことなく利用を開始するため、Web上でサービスの特徴や価値を理解してもらわなければなりません。

クラウドサインのサイトは、この課題を「クラウドサインが選ばれる5つの理由」というセクションで解決しています。各項目には、イラストやアイコンが配置され、視覚的にも理解しやすい構成になっています。

ページ下部には料金プランを比較表で掲載し、Free Plan(無料)からLight、Corporate、Business、Enterpriseまで、段階的にプランが選べることを明示。無料で始められることを強調しながらも、有料プランの価値も示しています。

低単価SaaSだからこそ、営業が説明する機会を持たずにユーザーが利用開始することを前提に、サイト上でサービスの価値、機能、信頼性をしっかり伝える設計が重要です。

高単価SaaS|Sales Marker

高単価SaaSは、低単価SaaSとは対照的に、導入に数十万円から数百万円のコストがかかるため、検討期間が長く、複数の決裁者が関与します。そのため、サービスサイトには「具体的にどう動くのか」「本当に効果が出るのか」を詳しく説明することが求められます。SalesMarkerのサイトは、この要件を満たす設計になっています。

【デザインのポイント】

高単価SaaSで重要なのは、サービスの動きを具体的に見せることです。テキストだけで「興味関心のタイミングを検知できます」と言われても、実際にどう使うのかイメージが湧きません。それがイメージできることで次のステップ=商談につながる可能性が高くなります。

次に重要なのは、導入効果を数字で示すことです。「アポ獲得率300%UP」「受注率2倍」など導入効果が、それぞれ具体的な数字とイラストで直感的に理解できる形式で提示されています。

さらに、詳細な導入事例記事も用意されています。数字で効果を端的に示すセクションで興味を持ったユーザーが、「具体的にどんな企業がどう使って、どんな成果を出したのか」を深く知りたい場合に、詳細な事例記事を読めるようになっています。

また、「SalesMarkerの主な機能」というセクションでは、多数の機能がカード形式で整理されており、それぞれの機能の詳細を確認できるようになっています。高単価SaaSでは、「どんな機能があるのか」を詳しく理解してもらうことが導入決定に必要になります。

低単価SaaSが「まず使ってもらう」ことを重視するのに対し、高単価SaaSは「理解して納得してもらう」ことを重視します。SalesMarkerは、動画、数字、事例、機能説明という多層的な情報提供で、この課題を解決している好例です。

制作サービス|c-slide

制作サービスのサイトでは、「どんなクオリティの成果物を作れるのか」が最も重要な判断材料になります。また、「いくらかかるのか」という料金の透明性も、見込み顧客が問い合わせを決断する上で欠かせません。c-slideのサイトは、この2点を徹底的に押さえた設計になっています。

【デザインのポイント】

まず、ファーストビューには、実際に制作した資料の画像が大きく表示されています。パワーポイント資料作成代行サービスとして、「こんなクオリティの資料が作れます」ということを、言葉ではなくビジュアルで即座に伝えています。

「実績」セクションでは、実際に制作した資料が画像で紹介されています。UUUMの採用ピッチ資料など、複数の制作物がビジュアルで確認でき、「どんなデザインテイストで作れるのか」「どのくらいのクオリティなのか」が一目でわかります。制作サービスでは、この「実物を見せる」ことが非常に重要です。

次に重要なのが、料金の明確さです。c-slideでは、「詳細とご契約方法」セクションで、明確な料金体系を提示しています。「スポット制作」「月額プラン」といった契約形態と、それぞれの料金が明示されていることがわかります。見込み顧客は、「いくらかかるのか」を事前に把握した上で問い合わせできるため、心理的なハードルが下がります。

制作サービスのサイトにおいて、実績を豊富に見せることと料金を明確に示すことは、見込み顧客の不安を解消し、問い合わせにつなげるために重要な項目です。c-slideは、この2点を徹底した制作サービスサイトの好例です。

製造・ロボット|TETOTE

製造業やロボット製品のサイトでは、「実際にどう動くのか」「どんな現場で使えるのか」を具体的にイメージさせることが重要です。テキストでスペックを説明するだけでは、導入後の活用イメージが伝わりにくい可能性があります。ブリヂストンが提供するロボットハンド「TETOTE」のサイトは、この課題を視覚的に解決した設計になっています。

【デザインのポイント】

ファーストビューには、TETOTEが実際に物を掴んでいる動きが大きく表示されます。動画を活用することで、「柔らかいロボットハンドがどのように対象物を掴むのか」という動作を、一目で理解できるようになっています。

次に重要なのが、「Use case(使用場面)」セクションです。ここでは、TETOTEがどのような現場で活用できるのかを、「配送」「物流」「生産」という具体的なシーンとともに紹介しています。

それぞれのユースケースに、実際の使用シーンの動画が添えられており、「自社の現場でも使えそうだ」というイメージが具体的に伝わるようになっています。ロボット製品の導入を検討する企業にとって、「自社の業務に適合するか」が最大の関心事です。

さらに、ページ下部には各製品の詳細なスペック情報も掲載されており、技術担当者が導入検討に必要な情報を得られる構成になっています。

BtoBサイト制作サービス「c-web」

本記事では、BtoBサイトにおけるデザインとは「目的達成のための設計」であることを解説し、企業規模や業種、サービス特性に応じた12のサイト事例を紹介してきました。

しかし、参考サイトを見ただけでは、実際に自社のBtoBサイトを作る際に「どこから手をつければいいのか」「どんな構成にすべきか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

株式会社Coneが提供する「c-web」は、BtoBサイト制作に特化したサービスです。本記事で紹介してきたような、目的達成のための戦略的なサイト設計から制作まで、一貫して支援いたします。

コーポレートサイト、サービスサイトのどちらにも対応しており、ターゲットユーザーの行動導線を設計し、CTAの最適な配置、必要な情報への適切な誘導まで、BtoBサイトならではの構造を理解した上で制作を行います。

このような方におすすめです

  • BtoBサイトのリニューアルを検討している
  • 問い合わせが増えるサイト設計にしたい
  • 自社の強みを効果的に伝えるサイトを作りたい
  • コーポレートサイトとサービスサイトの両方を制作したい

BtoBサイト制作でお悩みの方は、ぜひc-webにご相談ください。貴社の事業課題を解決するためのサイトを、戦略から一緒に設計いたします。

代表 / マーケター / デザイナー

佐藤 立樹

立命館大学在学中に、ベンチャー2社でインターンを経験し、卒業と同時に株式会社Coneを設立。資料作成代行サービス「c-slide」を運営。リリース後1年半で支援企業300社を突破。セールス/マーケ領域の資料が得意。

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