資料作成代行サービス比較7選!目的別の選び方と料金相場も解説
営業資料やホワイトペーパーなど、様々なシーンで資料作成が必要になることがあります。しかし、デザインや構成に自信がなかったり、時間がない場合は代行サービスを利用するのも一つの方法です。
資料作成代行サービスとは、企業のあらゆるビジネス資料作成をパワーポイントのプロフェッショナルが代行してくれるサービスです。
IllustratorやPhotoshopでのデザイン制作ではなく、パワーポイントを用いて制作するため、納品後も社内で簡単に編集することができるのが特徴です。提案資料からホワイトペーパーの作成まであらゆるビジネス資料の作成に対応しています。
この記事では、資料作成代行会社のおすすめ7つのサービスの紹介をします。また、料金相場と失敗しない選び方を解説していきます。
資料作成代行を検討されている方は、是非参考にしてください。
目次
資料作成代行サービスの目的別の選び方
資料作成代行サービスは「何を重視するのか」によって選ぶサービスが変わってきます。資料作成代行サービスを選ぶ際には「ヒアリングの有無」「デザイン性」「納品スピード」の3つの軸で比較しましょう。迷ったら以下の表から選ぶことをおすすめします。
ヒアリングの有無
今より受注率の高い営業資料にしたい。商談化率の上がるサービス紹介資料にしたい。などの最適な構成がわからず相談したい場合は、ヒアリングがあるサービスを選びましょう。
構成はできていて資料の清書だけを依頼したい場合はヒアリングは必要ありません。しかし、構成や入れるべき情報が定まっていない場合にヒアリングなしのサービスに依頼してしまうと、いざ納品された資料を使ってみても成果が上がらないということが起きてしまいます。
ヒアリング段階でしっかり依頼背景や目的を共有し、成果の上がる資料に仕上げてもらいましょう。またヒアリングがあると、話しているうちに頭の中が整理されるというメリットもあります。
デザイン性
デザインは人の好みによって印象が変わりやすいため、納品後に社内で共有するとあまり反響がない、ということもあり得ます。サービスによっては柔軟なビジュアルデザインには対応していない場合もあるので、オリジナルのデザインを作成してもらえるサービスかどうかを確認しましょう。
また、ほとんどのサービスはサービスLP上で制作実績を見ることが可能なため、選定の際には「制作物のクオリティ」を社内に共有し、制作物に対する共通認識を持っておくと良いでしょう。
追加で実績を送付してくれる場合もあるため、問い合わせをしてみるのもおすすめです。
納品スピード
ビジネスに期限は付きものです。特に大事な商談で使う提案資料などは余裕を持って依頼する必要がありますが、日々の業務に追われ、依頼が遅くなる場合も往々にして発生します。
そんな時に見るべきポイントが「納品スピード」です。相場としては依頼決定から納品まで2,3週間程度ですが、1週間足らずで納品が可能なサービスもあります。サービスLPに掲載されてない場合もあるので、各社に問い合わせして確認することをおすすめします。
ただ、納期が短すぎると特急料金が上乗せされたり、どこも対応してくれない事態も招いてしまうので、最大でも希望納期まで1週間ある状態で依頼するのがいいでしょう。
資料作成代行サービス・会社の比較
主な資料作成代行サービスの特徴の比較表を作成しています。上記で説明したタイプを踏まえて、一覧で確認できるようになっています。
資料作成代行サービスおすすめ(ビジネス型)
サービス・会社名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
c-slide | BtoBのセールス/マーケティングのコンテンツが得意 | 3000円/P〜 |
バーチャルプランナー | 1000部以上の実績。企画構成からの資料作成の依頼が可能 | 10,000円/P〜 |
okunote | 成果にコミットするコンサルタントがストーリーから設計 | 要問い合わせ |
c-slide
最短納品2日、ページ単価3,000円〜の資料作成代行サービスです。BtoBのセールス/マーケティングに特化したサービスも提供しているため、営業資料やホワイトペーパーなどのセールスマーケのコンテンツの依頼がおすすめです。スタートアップ・ベンチャー企業を中心に利用企業を増やし、現在支援企業は300社超。また特急料金やオプション料金がなくシンプルな料金体系で、資料の清書のみの依頼から構成の提案まで幅広く対応しているので、目的に応じて依頼しやすいのも特徴です。
料金
- ページ単価:3,000〜8,000円
- 最低発注単価:10万円
納品スピード
- 最短2日
実績
バーチャルプランナー
バーチャルプランナーは資料作成代行サービスの最大手。支援企業は700社超、累計作成部数は1500に達しています。営業資料やプレゼン資料から事業計画書、マニュアル作成まで幅広く対応しています。中でも決算説明資料などのIR資料に特化したサービスも提供しているため、大手企業で決算資料の準備に時間を要している場合などはおすすめです。
料金
- ページ単価:10,000〜15,000円
- 最低発注単価:20万円
納品スピード
- 要問い合わせ
実績
okunote
年間売上50%UPやウェビナー完全視聴率230%など、資料の清書ではなく成果にコミットするコンサルタントがストーリーから設計してくれるサービスです。コンサルタントが豊富な知識と経験を活かし、ヒアリングを行って課題や目的を明確にし、最適な構成と表現方法でパワーポイント資料を作成します。納品はpptx形式なので、ご自身で編集や調整ができます。また、原稿のみ提供すれば、情報整理やデザイン制作まですべて対応してくれます。
料金
- 要問い合わせ
納品スピード
- ヒアリングから10〜14日程度
実績
資料作成代行サービスおすすめ(デザイン型)
サービス・会社名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
プレゼン製作所 | プレゼン資料のプロがクオリティの高いデザインの資料を納品 | 要問い合わせ |
PRESENTATION DESIGN | グラフィックデザイナーが訴求力の高いパワポ資料を制作 | 要問い合わせ |
プレゼン製作所
プレゼン製作所は、プレゼンテーションの成功に導く社外パートナーとして、資料作成代行サービスを提供しています。デザインとビジネスの両方面に強みを持った日本のプレゼンテーション業界をリードするメンバーが多数所属しており、PowerPointだけでなく、次世代プレゼンテーションツールであるPreziを使用したプレゼン資料作成にも対応しています。さらに、Keynoteや動画などの他のツールにも対応しており、多数の製作実績を誇っています。
料金
- 要問い合わせ
納品スピード
- 要問い合わせ
実績
PRESENTATION DESIGN
プロのグラフィックやWEBデザイナーがパワーポイントのデザインを行い、写真、図版、グラフなどを効果的に組み合わせて訴求力のあるプレゼン資料を制作します。お客様は原稿を用意するだけで、デザインのベースとなるテンプレート案を提案してくれます。パワーポイントのデザインやアニメーション設定などは全てお任せし、業務の効率化につながる効果的な資料作成が可能です。
料金
- 要問い合わせ
納品スピード
- 要問い合わせ
実績
資料作成代行サービスおすすめ(スピード型)
サービス・会社名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Timewitch | 22時までにフォームで入稿すれば、翌日に完成された資料が届くサービス | 要問い合わせ |
クイックボードデザイン | 1ページ1,500円の格安で、オプション料金にて翌日納品も可能な使いやすいサービス | 1,500〜3,800円/P |
Timewitch
「Timewitch」は、日本から時差のある欧米在住の日本人デザイナーによる「寝ている間に資料が完成する」パワーポイント資料作成代行サービスです。入稿フォームに必要事項や依頼内容を22時までに送信し、その後はディレクションなしで、翌朝8時にはクラウドフォルダで完成資料を確認できます。時差を利用して、あなたが寝ている間にスムーズにパワーポイント資料を完成させるスピード特化のサービスです。
料金
- 要問い合わせ
納品スピード
- 翌日
実績
クイックボードデザイン
クイックボードデザインはプレゼン資料・企画書の外注を依頼できます。特に、格安な料金設定で個人の方の依頼も可能であり、スピーディーな納品が特徴です。要望に応じて即日または特急・お急ぎ便での納品が可能です。時間に追われるビジネスパーソンにとっては、スピーディーな納品が大きな魅力となるでしょう。
料金
- ページ単価:1,500〜3,800円
- 1~5ページ程度の小ロットの場合、単価UP
- 特急対応は、40~60% UP
納品スピード
- 最短翌日
実績
資料作成代行サービスを利用する上での注意点
資料作成代行サービスを利用する際には下記のような注意点があります。
- 料金の確認
- 原稿の準備
- ファイル形式の確認
① 料金の確認
資料作成代行サービスを利用する際には、料金の確認を忘れずに行うことが重要です。料金が明確でない場合は、トラブルになる可能性がありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
資料作成代行サービスは、基本料金が「ページ単価」で発生するのが主です。ページ単価はプランによって決まっていることがほとんどで、資料のリデザインのみか、構成の提案から必要かで相場が変動します。
対応範囲 | ページ単価相場 |
---|---|
既存資料のリデザイン | ¥3,000/P~¥10,000/P |
構成の提案から資料デザイン | ¥8,000/P~¥15,000/P |
また、基本料金に加えて納品スピードを早める特急料金や、企画構成やグラフ作成によるオプション料金が発生するサービスもあります。オプション料金の相場感は以下です。
オプションメニュー | 平均相場 |
---|---|
特急料金 | 発注金額の20%~50% |
企画構成 | 約50,000円 |
グラフ作成 | 約5,000円/点 |
アニメーション設定 | 約10,000円/点 |
料金体系はサービス毎に異なるため、気になるサービスがあれば問い合わせの上、見積もりを出してもらうのがおすすめです。
② 原稿の準備
資料作成代行サービスを利用する際には、原稿をしっかり準備することが重要です。デザインを担当してくれる業者に対して、わかりやすく指示を出すことで、イメージに近いパワーポイント資料を作成することができます。
原稿はWordでも大丈夫ですが、資料の内容や伝えたいことを明確にまとめた文章、図表、写真、グラフなどが含まれているものが望ましいためパワーポイントをおすすめします。用意した原稿が不明瞭な場合には、意図と異なるメッセージの資料が納品されてしまうことがあります。
原稿を作成する際には、以下の点に注意しましょう。
- 伝えたい内容を明確にまとめること
- 図表や写真、グラフなどの資料を用意すること(できれば)
- 伝えたいポイントをコメントなどで残しておくこと
- 資料のデザインイメージを打ち合わせや参考画像などで伝えること
これらのポイントに留意することで、スムーズな資料作成代行サービスの利用ができ、より質の高い成果物を期待することができます。
③ ファイル形式の確認
ファイル形式の確認を忘れずに行いましょう。作成したパワーポイント資料が、利用する環境で問題なく表示できるかを確認しておくことが重要です。
- パワーポイント
- Keynote
- Googleスライド
- Prezi
- Illustrator…
自社がGoogleスライドで運用しているのにも関わらず、発注先がパワーポイントにしか対応していなければ納品されたパワーポイントをGoogleスライド化する工数が発生します。業務効率化するためにアウトソースしているので、無駄な手間がかからないようにファイル形式は事前に確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、資料作成代行サービスについて紹介しました。最後に要点を以下にまとめておきます。
資料作成代行サービスの選び方
- ヒアリングの有無…最適な構成から相談したい場合
- デザイン性…デザイン性を重視したい場合
- 納品スピード…急ぎで納品してほしい場合
資料作成代行サービスを利用する際の注意点
- 料金の確認
- 原稿の準備
- ファイル形式の確認
資料作成代行サービス比較表
本記事が資料作成代行サービスを選ぶ際に役に立てば幸いです。