代理店管理システム比較12選。目的別に4種類に分類して紹介
自社の商品・サービスを代理店やパートナー経由で販売している企業にとって、代理店の管理は年々複雑になっています。
しかし実際の運用では、 「代理店ごとの営業状況や売上が見えず、どこを支援すべきか判断できない」 「連絡がメールやFAX、電話に散らばっていて重要な情報を見落とす」 「契約や手数料の管理が属人化し、月末の集計に追われている」 といった悩みを抱える企業は少なくありません。
こうした課題を解決するのが代理店管理システム(PRM)です。本記事では、代理店管理システムを4つのタイプに分類し、自社に合ったタイプの選び方と、おすすめの代理店管理システムを紹介します。まずは診断ツールで自社に合うタイプを確認し、比較表とタイプ別の製品紹介で具体的な検討を進めてください。
代理店管理システム(PRM)とは?
代理店管理システムとは、自社の商材やサービスを販売する代理店(パートナー)の情報・営業活動・報酬などを一元管理するためのシステムです。PRM(Partner Relationship Management/パートナーリレーションシップマネジメント)とも呼ばれ、「パートナー版のCRM」と表現されることもあります。
代理店経由の販売では、代理店の営業活動の進捗や売上が把握しにくく、適切な支援策の検討や連携に苦慮しがちです。契約状況や担当者、手数料の管理が属人化して業務がひっ迫することも珍しくありません。代理店管理システムを導入することで、これらの情報を一つの基盤に集約し、自社主導で販売計画を立てながら代理店と連携できるようになります。
CRM・SFAとの違い
代理店管理システムは、CRMやSFAと混同されやすいツールです。CRM(顧客関係管理)は自社と顧客(エンドユーザー)の関係を管理するもの、SFA(営業支援)は自社の営業担当者の活動を管理するものです。これに対して代理店管理システム(PRM)は、自社とパートナー企業(代理店・リセラー等)の関係管理に特化している点が異なります。
つまり、管理する対象が「顧客」でも「自社の営業」でもなく「代理店」であることが最大の違いです。ただし後述のとおり、CRM/SFAに代理店管理機能を拡張して使う製品も多く、両者の境界は近づいています。
代理店ではなく自社の営業活動そのものを効率化したい場合は、SFAの比較検討が近道です。役割の違いを整理しておくと、ツール選定の解像度が上がります。
関連記事:SFA(営業支援)ツール比較10選。特徴・企業規模別におすすめを紹介
代理店管理システムでできること
代理店管理システムでできることは、大きく「営業活動の管理」「情報連携」「データの一元管理」の3つに分けられます。主な機能は以下のとおりです。
| 代理店の営業活動管理 | 代理店ごとの案件・商談の進捗や契約状況を可視化。 売上数値を分析し、支援すべき代理店を特定。 |
| パートナーポータル | 代理店向けに商材資料・マニュアル・最新情報を共有する専用画面。 資料の差し替えも一元管理。 |
| 情報連携・コミュニケーション | チャット・通知・コメント機能で代理店と迅速にやり取り。 通知の既読状況も確認可能。 |
| 代理店データの一元管理 | 担当者情報・契約内容・活動記録を集約。 過去のやり取りをすぐ振り返り可能。 |
| 育成・活性化 | eラーニングで商材理解度を定量化。 販売権付与やインセンティブで稼働率を向上。 |
| 報酬・手数料管理 | 契約・案件・報酬情報を紐づけ、手数料や収益を自動集計。 月末の集計工数を削減。 |
| 承認機能 | 代理店の販売申請や商談登録に対し、自社側で承認フローを設定。 |
これらすべてを備えた製品もあれば、情報共有や報酬管理に絞った軽量な製品もあります。自社が解決したい課題に合わせて必要な機能を見極めることが重要です。
代理店管理システムの費用相場
代理店管理システムの費用は、提供形態や代理店・ユーザー数によって大きく変わります。おおまかな相場は以下のとおりです。
| 提供形態・範囲 | 相場 | 概要 |
|---|---|---|
| CRM/SFA拡張型 | 1ユーザー月3,000円〜 | 既存のCRM/SFAに代理店管理機能を追加。 ユーザー課金が中心 |
| クラウド型PRM(情報共有中心) | 月3万円〜 | ポータル・チャット・報酬管理など。 人数課金が多い |
| クラウド型PRM(育成・連携強化) | 月数万〜数十万円 | 育成・戦略支援まで対応。 規模に応じた個別見積りが中心 |
| グローバル・大規模対応 | 要問い合わせ(数十万円〜) | 多通貨決済・大量パートナー管理に対応 |
既存のCRM/SFAのオプションとして提供される拡張型は、1ユーザーあたり月数千円から始められる一方、別途本体の利用料が必要になります。代理店管理に特化したPRM専業型は、ポータルや育成機能が充実する分、月数万円以上が中心です。
また、多くの製品はパートナー数やユーザー数に応じた従量課金を採用しています。代理店網が拡大するほど費用も上昇するため、将来の代理店数まで見越して試算することが大切です。
代理店管理システムを選ぶ際に確認すべき5つの比較ポイント
代理店管理システムはどれも同じではありません。自社の課題に合わない製品を選ぶと、機能を持て余したり、逆に必要な機能が足りなかったりします。選定時は以下の5つのポイントを確認しましょう。
- 対応する管理範囲
- 既存CRM・SFAとの連携性
- 代理店の育成・モチベーション機能
- 料金体系とスモールスタートのしやすさ
- サポート・伴走支援体制
1. 対応する管理範囲
まず「何を管理したいのか」を明確にすることが最優先です。代理店との連絡・資料共有を効率化したいのか、代理店の育成・活性化まで踏み込みたいのか、あるいは顧客・案件情報まで統合して分析したいのかによって、選ぶべき製品は大きく変わります。
機能が多いほど良いわけではありません。連絡の効率化が目的なら、育成機能が充実した高機能な製品はオーバースペックになります。逆に代理店の売上を本気で伸ばしたいなら、情報共有だけの製品では物足りません。自社の目的を先に定義してから機能を照らし合わせましょう。
2. 既存CRM・SFAとの連携性
すでにSalesforceやHubSpotなどのCRM/SFAを導入している場合は、それらと連携できるかを必ず確認しましょう。連携できれば顧客情報や案件情報を二重入力せずに済み、代理店経由の案件も含めて一元的に分析できます。
APIの連携可否や、CRM/SFAのオプションとして提供される製品かどうかをチェックすることで、既存の営業基盤を活かした運用が可能になります。MAツールと連携すれば、代理店経由で獲得したリードのナーチャリングまで一気通貫で行えます。
関連記事:MAツールおすすめ20選比較。独自調査でわかった売上が上がる企業の特徴から選び方まで
3. 代理店の育成・モチベーション機能
契約直後は積極的に販売してくれていた代理店が、徐々に活動を停滞させてしまうケースは多く見られます。これを防ぐには、代理店の販売意欲を高める仕組みが欠かせません。
具体的には、商材理解を促進するeラーニング機能、理解度を定量化して育成対象を特定する機能、成果に応じて販売権やインセンティブを付与する機能などがあります。代理店の稼働率や売上まで伸ばしたい企業は、この育成・活性化機能の充実度を重視して選びましょう。
4. 料金体系とスモールスタートのしやすさ
料金体系は製品によって大きく異なります。1ユーザーあたりの月額課金、パートナー数に応じた従量課金、機能一式のパッケージ料金などがあり、初期費用の有無も分かれます。
まずは少数の代理店で小さく始めたい場合は、月数万円から導入でき初期費用を抑えられるクラウド型が向いています。確認すべきポイントは次の3つです。
- 現在の代理店数・ユーザー数で無理のない料金か
- 代理店網が拡大したときに費用がどう変わるか
- 初期費用や最低契約期間の有無
5. サポート・伴走支援体制
代理店管理システムは、導入して終わりではなく運用に定着させて初めて成果が出ます。そのため、導入時のオンボーディングや操作説明、運用後の改善提案といったサポート体制も重要な比較軸です。
製品によっては、集約した代理店データから課題を洗い出し、営業方針の策定まで支援する「代理店戦略コンサルティング」を提供するものもあります。自社に代理店戦略のノウハウが不足している場合は、こうした伴走支援の有無で選ぶと失敗しにくくなります。
代理店管理システムの選び方(タイプ分類・診断ツール)
代理店管理システムは、得意とする領域によって成果が大きく変わります。ここでは代理店管理システムを4つのタイプに分類し、特徴と向いている企業を紹介します。
- パートナー育成・連携強化型(代理店の稼働率・売上まで本気で伸ばしたい場合)
- CRM/SFA統合型(既存の営業基盤・顧客案件と一体で管理したい場合)
- 情報共有・スモールスタート型(まず連絡・資料共有・報酬管理を低コストで効率化したい場合)
- グローバル・大規模パートナー対応型(海外や多数のパートナーを扱いたい場合)
まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。
8つの質問に答えてください。回答が終わると、自社の目的に最適な代理店管理システムのタイプが診断されます。
Q1 / 導入目的
代理店管理システムに最も期待することは、どちらに近いですか?
Q2 / 既存システム
すでに使っている営業システムについて、どちらに近いですか?
Q3 / 育成・活性化機能
代理店の育成について、どちらを求めていますか?
Q4 / 顧客・案件データ
顧客・案件情報の扱いとして、どちらに近いですか?
Q5 / 販売エリア
代理店・パートナーの所在について、どちらに近いですか?
Q6 / パートナー規模・開拓
パートナーの規模と開拓について、どちらに近いですか?
Q7 / 契約・決済
契約や決済の処理について、どちらを求めていますか?
Q8 / 伴走支援・予算
支援体制と予算について、どちらに近いですか?
① パートナー育成・連携強化型(代理店の稼働率・売上まで伸ばしたい場合)
代理店管理に特化したPRM専業のタイプです。情報の一元管理やポータルでの連携に加え、eラーニングによる商材理解度の定量化、販売権やインセンティブの付与、代理店戦略コンサルティングなど、代理店を「育て・動かし・評価する」機能が充実しています。
情報共有だけでは代理店の活動が停滞してしまう、代理店の売上を本気で伸ばしたいという企業に最適なタイプです。
このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。
- 契約後に活動が停滞する代理店を活性化させたい企業
- 商材が複雑で、代理店の商材理解を底上げしたい企業
- 代理店戦略のノウハウを外部の伴走支援で補いたい企業
② CRM/SFA統合型(既存の営業基盤と一体で管理したい場合)
CRM/SFAに代理店管理機能を拡張して使う、または顧客・案件・代理店を一つの基盤で管理できるタイプです。すでにSalesforceやHubSpotなどを使っている企業なら、既存データを活かしながら代理店経由の案件も一元的に分析できます。
顧客情報と代理店情報を分断せず、営業組織全体を同じプラットフォームで運用したい企業に向いています。
このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。
- すでにCRM/SFAを導入済みで一体運用したい企業
- 顧客・案件データと代理店データを突合して分析したい企業
- 自社営業と代理店営業を同じ基盤で管理したい企業
③ 情報共有・スモールスタート型(連絡・共有・報酬管理を低コストで効率化したい場合)
代理店とのコミュニケーションや資料共有、報酬・手数料管理に機能を絞った、導入しやすいタイプです。月数万円から始められ、初期費用を抑えてスモールスタートできる製品が中心です。
まずは散らばった連絡手段を一本化したい、手数料集計の工数を減らしたいといった、明確で身近な課題から着手したい企業に向いています。
このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。
- 連絡がメール・電話・FAXに散らばっている企業
- 手数料・報酬の集計を自動化して工数を減らしたい企業
- まず少数の代理店で小さく始めたい企業
④ グローバル・大規模パートナー対応型(海外や多数のパートナーを扱いたい場合)
海外を含む多数のパートナーを管理できる、大規模・グローバル向けのタイプです。多通貨決済や契約書作成から支払いまでの自動化、新規パートナーの検索・開拓、高度なカスタマイズに対応します。
パートナー数が数百〜数千規模におよぶ、または越境ビジネスでパートナーを開拓したい企業に向いています。
このタイプへの導入に向いている企業は以下になります。
- 海外・多国籍のパートナーと取引する企業
- 数百社規模のパートナーを一元管理したい企業
- 新規パートナーの開拓・契約・決済まで自動化したい企業
代理店管理システム一覧比較表
以下は、本記事で紹介する代理店管理システムの一覧比較表です。
| サービス名 | 詳細 | 料金 | タイプ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
PartnerProp | 要問い合わせ | 育成・連携強化型 | 「育て・動かし・評価する」がコンセプト。eラーニングと販売権付与で稼働率を向上 | |
PartnerSuccess | 要問い合わせ | 育成・連携強化型 | 代理店戦略支援コンサルティングを提供。契約状況や活動記録を一元集約 | |
HiWay | 要問い合わせ | 育成・連携強化型 | 国産で日本の複雑な商流に対応。顧客リスト突合でバッティングを防止 | |
Salesforce Sales Cloud PRM | 1ユーザー3,000円/月〜 | CRM/SFA統合型 | Salesforceのオプション機能。AIが商談化見込みをスコアリング | |
HubSpot CRM | Professional 96,000円/月〜 | CRM/SFA統合型 | マーケ〜営業〜CSを統合。分かりやすいUIで代理店も操作しやすい | |
Zoho CRM | 1ユーザー4,200円/月〜 | CRM/SFA統合型 | 一部機能の権限を代理店へ移譲可能。Web会議機能も搭載 | |
GENIEE SFA/CRM | スタンダード 34,800円/月〜 | CRM/SFA統合型 | 国産で定着率99%。管理項目を柔軟にカスタマイズ | |
Freshsales | 要問い合わせ | CRM/SFA統合型 | 代理店ごとのリードを詳細管理。カスタマイズ可能なダッシュボード | |
commuRing | 36,000円/月~ | 情報共有・スモールスタート型 | 通知の既読状況を確認可能。動画配信・サンクスカード機能 | |
CoPASS | 要問い合わせ | 情報共有・スモールスタート型 | 手数料・収益を自動集計。チャットとダッシュボードで連携 | |
Oracle Partner Relationship Management | 要問い合わせ | グローバル・大規模対応型 | カスタマイズ性の高いポータル。採用支援・トレーニングコンテンツ | |
impact.com | 要問い合わせ | グローバル・大規模対応型 | 70種類以上の通貨で自動決済。国内外のパートナーを検索・開拓 |
【パートナー育成・連携強化型】の代理店管理システム
代理店の育成・活性化まで踏み込みたい企業におすすめのPRM専業システムを紹介します。
PartnerProp(株式会社パートナープロップ)

「育て・動かし・評価する」をコンセプトにした代理店管理システムです。ノーコードでデータベースを構築でき、代理店の営業案件を自社側でも確認しながら、代理店の稼働を活性化できます。
最大の特徴はeラーニング機能です。代理店担当者の商材理解度を定量化したうえで、フォローすべき知識分野を特定して育成できます。さらにシステム上で商材の販売権を付与でき、リード登録のインセンティブが生まれることで代理店のモチベーションを底上げします。
| 得意領域 | 代理店の育成・活性化、稼働率向上 |
| 育成・活性化機能 | eラーニング、理解度の定量化、販売権付与 |
| 既存システム連携 | ノーコードでカスタマイズ・データベース構築が可能 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
PartnerSuccess PRM(パートナーサクセス株式会社)

代理店との連携強化に特化した、次世代型の代理店連携管理クラウドです。各代理店の契約状況や活動記録を一か所に集約し、複数部署間で情報を連携できます。
代理店の営業担当者と連絡できるパートナーポータルを備え、商材資料のアップデートや共有リンクの作成が可能です。さらに関連サービスとして「代理店戦略支援コンサルティング」があり、集約した代理店情報から現状の課題を洗い出し、営業方針の策定案まで提示してくれます。代理店戦略のノウハウを外部の支援で補いたい企業に適しています。
| 得意領域 | 代理店連携の強化、戦略支援 |
| 育成・活性化機能 | 課題抽出のアドバイス機能、戦略コンサルティング |
| 既存システム連携 | 資料のアップロード・共有が可能なクラウド環境 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
HiWay(株式会社ハイウェイ)

日本の複雑な商流に対応した国産の代理店管理システムです。対象商材の顧客リストを共有することで営業すべきターゲットを明確にし、代理店との協業を促進します。
代理店が販売しやすいよう、ポータルで最新のコンテンツやトレーニングを提供できるほか、案件登録フォームや進捗報告フォームを作成して情報共有を標準化できます。自社と代理店の顧客リストを突合し、案件のバッティングを防止できる点も、複数代理店を抱える企業にとって実務的なメリットです。
| 得意領域 | 国内の複雑な商流での連携・協業促進 |
| 育成・活性化機能 | ポータルでのコンテンツ・トレーニング提供 |
| 既存システム連携 | 自社と代理店の顧客リスト統合・突合 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【CRM/SFA統合型】の代理店管理システム
既存の営業基盤や顧客・案件データと一体で管理したい企業におすすめのシステムを紹介します。
Salesforce Sales Cloud PRM(株式会社セールスフォース・ジャパン)

CRM「Salesforce」のオプションとして提供される代理店管理機能です。代理店や仲介業者を一つのプラットフォームで管理でき、既存のSalesforce上の顧客・案件データと統合して運用できます。
独自のAIがリード案件の商談化見込みをスコアリングするため、優先度評価に活用できます。代理店からのプロジェクト承認依頼に対する承認機能も備え、迅速かつ安全に商談を進められます。すでにSalesforceを導入している企業なら、導入への障壁が低い選択肢です。なお別途Salesforce本体の利用料金がかかる点には注意しましょう。
| 得意領域 | Salesforce基盤での顧客・代理店の統合管理 |
| 育成・活性化機能 | 承認機能、AIによる商談化スコアリング |
| 既存システム連携 | Salesforceと完全統合(本体利用料が別途必要) |
| 料金目安 | 1ユーザー3,000円/月〜 |
HubSpot CRM(HubSpot株式会社)

マーケティング・営業・カスタマーサービスを統合できるクラウドCRMです。代理店の営業活動を仕組み化し、顧客獲得から契約後のフォローまでを同じ基盤で管理できます。
分かりやすいUI/UXを採用しているため、代理店の営業担当者でも容易に操作でき、導入後の定着がスムーズです。マーケティングキャンペーンの自動化機能も充実しており、代理店経由の見込み顧客のナーチャリングまで効率化できます。
| 得意領域 | マーケ〜営業〜CSの統合管理 |
| 育成・活性化機能 | キャンペーン自動化、コンテンツ提供 |
| 既存システム連携 | 豊富な外部連携・拡張性 |
| 料金目安 | Professional 96,000円/月〜、Enterprise 432,000円/月 |
HubSpotで代理店管理を行う方法は、こちらの記事で解説されています。
Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)

CRMに代理店管理機能が付属したコストパフォーマンスの高いツールです。見込み顧客情報の編集権限を代理店にも付与でき、代理店側で情報を編集できます。
在庫管理や見積情報の閲覧、請求書の作成などの権限も付与できるため、代理店が迅速に営業活動を進められます。Web会議機能も搭載しており、ドキュメントだけでなく会話で商材情報を共有できる点も特徴です。
| 得意領域 | 権限移譲を伴う代理店との協業 |
| 育成・活性化機能 | Web会議での情報共有、権限付与 |
| 既存システム連携 | Zoho各種サービスと連携 |
| 料金目安 | 1ユーザー4,200円/月〜 |
GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)

定着率99%を誇る国産のSFA/CRMで、代理店管理にも活用できる高機能なツールです。顧客情報の管理項目を自由にカスタマイズできるため、代理店との情報共有の内容を標準化できます。
営業担当者以外にもリアルタイムで商談情報が共有されるため、代理店による商談の進捗を迅速に把握できます。UI/UXが使いやすく設計され、サポート体制も充実しているため、導入後の定着がスムーズです。
| 得意領域 | 国産SFA/CRMでの顧客・代理店データ管理 |
| 育成・活性化機能 | リアルタイムの商談共有、分析 |
| 既存システム連携 | 多様な外部システムと連携可能 |
| 料金目安 | スタンダード 34,800円/月、プロ 54,800円/月 |
【情報共有・スモールスタート型】の代理店管理システム
まずは連絡・共有・報酬管理を低コストで効率化したい企業におすすめのシステムを紹介します。
commuRing(株式会社ユニリタ)

代理店との情報共有に特化した代理店管理システムです。ツール上で送信した通知の閲覧状況を確認でき、業務の進捗もリアルタイムで把握できます。重要な連絡の見落としを防ぎたい企業に向いています。
期限付きで使えるチャット機能に加え、動画配信機能も搭載しており、ファイル共有と組み合わせてトレーニングツールとしても活用できます。感謝を伝える「サンクスカード」機能もあり、代理店との円滑なコミュニケーションを後押しします。
| 得意領域 | 代理店との情報共有・連絡の一本化 |
| 育成・活性化機能 | 動画配信、サンクスカード |
| 既存システム連携 | チャット・ファイル共有・業務管理を内包 |
| 料金目安 | Businessプラン 36,000円/月(40人まで) |
CoPASS(deex株式会社)

代理店の利益拡大を目的とした代理店管理システムです。代理店との契約・案件・報酬(手数料)の情報を一元管理し、手数料や収益を自動集計できるため、月末の管理業務を効率化できます。
コンテンツ共有やチャット機能も搭載しており、代理店との連携がとりやすいのが特徴です。ダッシュボードで集計状況を把握でき、CRMツールとの相互連携にも対応しています。手数料計算の工数に課題を抱える企業に適した選択肢です。
| 得意領域 | 契約・案件・報酬の一元管理と自動集計 |
| 育成・活性化機能 | コンテンツ共有、チャット |
| 既存システム連携 | CRMツールとの相互連携に対応 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
【グローバル・大規模パートナー対応型】の代理店管理システム
海外や多数のパートナーを扱いたい企業におすすめのシステムを紹介します。
Oracle Partner Relationship Management(日本オラクル株式会社)

大企業やグローバル展開に対応した高機能な代理店管理システムです。カスタマイズ性の高いパートナーポータルを提供し、自社のビジネスモデルや商習慣に合わせた形で運用できます。
顧客情報の分析機能により、顧客ごとの営業アプローチを改善できます。さらにパートナーの採用支援機能やトレーニング用コンテンツの提供機能を備え、大規模なパートナー網の育成・連携強化に対応します。
| 得意領域 | 大企業・グローバル規模のパートナー管理 |
| 育成・活性化機能 | 採用支援、トレーニングコンテンツ提供 |
| 既存システム連携 | カスタマイズ性の高いポータル・分析機能 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
impact.com(Impact Tech Japan合同会社)

世界各国のパートナーと連携できるパートナーシップ管理プラットフォームです。契約書の作成から支払いまでをツール内で完結でき、決済は70種類以上の通貨から選択できるため、越境ビジネスにスムーズにつなげられます。
ツール内では国内外のパートナー候補を検索でき、候補の返信に応じてメールワークフローを設定するなど、新規パートナーの開拓まで自動化できます。多数の海外パートナーを扱う企業に最適です。
| 得意領域 | グローバル・越境でのパートナー管理と開拓 |
| 育成・活性化機能 | パートナー検索、メールワークフロー |
| 既存システム連携 | 契約〜多通貨決済までツール内で完結 |
| 料金目安 | 要問い合わせ |
代理店管理システムのよくある質問(FAQ)
代理店管理システムはいつ導入すべきですか?
一般的にはパートナー数が10社を超えたあたりが導入検討の目安とされています。代理店数が増えるほど、表計算ソフトやメールでの管理は限界を迎えます。最近はスタートアップ向けの軽量な製品もあり、少数の代理店から低コストで始めることも可能です。
CRMやSFAがあれば代理店管理システムは不要ですか?
CRM/SFAは顧客や自社営業の管理が主目的のため、代理店の育成・報酬管理・ポータル共有などには機能が不足しがちです。ただしSalesforceやZohoのように、CRM/SFAの拡張機能として代理店管理に対応する製品もあります。すでにCRM/SFAを使っている場合は、その拡張型(本記事のCRM/SFA統合型)から検討するのが効率的です。
導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
製品や要件によりますが、一般的にPRMツールの導入には1〜3ヶ月程度が目安です。既存システムとの連携やデータ移行の範囲が広いほど、期間は長くなる傾向があります。
まとめ
本記事では、代理店管理システムの選び方と比較ポイント、タイプ別のおすすめ12選を紹介しました。代理店管理システムは、代理店の育成まで踏み込むPRM専業型から、既存CRM/SFAと統合するタイプ、低コストで始める情報共有型、グローバル対応型まで幅広く、自社の目的によって最適な製品が変わります。
まずは、自社に合ったタイプを把握することが重要です。まだ診断ツールを試していない方は、ぜひ「代理店管理システムの選び方」セクションの診断ツールから確認してみてください。
なお、代理店経由の案件と自社直販の案件を横断して管理したい場合は、案件管理ツールの併用も検討の価値があります。
関連記事:案件管理ツールおすすめ13選比較。SFA/CRMの違いから失敗しない選び方まで解説
本記事が、最適な代理店管理システムを選ぶ一助になれば幸いです。