パワポでの最適なグラフの選び方・作り方(作成/編集方法付き)
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パワポで資料を作成するときに欠かせないグラフ。数値やデータをそのまま表にするのではなく、グラフを用いて図として表現することで非常にわかりやすい資料になりますよね。
しかし、グラフには様々な種類があり、作成するときに迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、伝わりやすい「グラフの選び方と作り方」について解説します。
パワーポイントの操作方法も合わせて解説していますので、グラフを作成・編集する際にご活用ください。
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主に使用するグラフのパターン
パワーポイントで資料を作成するとき、主に使用するグラフのパターンは以下の4種類です。
パワポにはたくさんの種類のグラフがあるため、どのグラフがいいのか迷う方も多いと思いますが、まずは以下の4パターンから最適なものを選んでみてください。
- 縦棒グラフ
- 横棒グラフ
- 円グラフ
- 折れ線グラフ
集めた数値やデータによって「どんなメッセージを伝えたいのか」という目的に応じて、グラフを使い分けるとわかりやすい資料になります。
1.縦棒グラフ
「時系列での項目の増減」を伝えたい場合は、縦棒グラフを用います。
導入企業数・社員数・売上などの「増減を時系列で」示したい場合には縦棒グラフが最適です。
【伝えたいことの例】
・1年で導入企業が100社に「増えた」
・昨年より解約率が2%「下がった」
・昨年は売上が「減った」が、3年で3.5倍に「増えた」…など
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増減で強調したいことを表現しておくとより伝わりやすいデザインになります。
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2.横棒グラフ
「項目の大小」を伝えたい場合は、横棒グラフを用います。
アンケート結果や事業ごとの利益率などの「項目の大小を比較」したい場合には横棒グラフが最適です。
【伝えたいことの例】
・営業課題の中で「担当ごとの成果の違い」が最も「多い」
・7つの事業の中で、事業Aが最も利益率が「低い」
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3.円グラフ
「項目が占める割合」を伝えたい場合は、円グラフを用います。
従業員の男女比や売上の構成比などの「項目が占める割合」を示したい場合には円グラフが最適です。
【伝えたいことの例】
・自社の社員のうち約4割が女性
・国内市場のうち建設業は5.7%を占めている
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円グラフも同様、強調したい部分を大きくデザインすると、資料を見る人が「どこをみればいいのか」がわかりやすい資料になります。
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4.折れ線グラフ
「数値の推移や範囲」を伝えたい場合は、折れ線グラフを用います。
サイト訪問者数推移や平均賃金の推移などが挙げられます。
【伝えたいことの例】
・サイト訪問者数は1月から3月にかけて多くなる
・日本は平均賃金がほぼ横ばい
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※関連記事:資料デザインのすべてのパターンを収録した記事はこちら
パワーポイントでのグラフの挿入方法
どのグラフもオブジェクトの組み合わせでデザインできますが、後々数値を編集する必要があるグラフについては「グラフを挿入」しデータと紐付けておく必要があります。
グラフを挿入するには以下の2パターンがあります。
- パワーポイント上でグラフを挿入
- エクセルで作成したものを挿入
1.パワーポイント上でグラフを挿入
グラフを挿入
挿入したいページを開き、「挿入」タブの「グラフ」を開きます。
最適なグラフ形式を選び、挿入ボタンをクリック。
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あらかじめ適当なデータが入力されたグラフが挿入されます。
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別途、グラフの数値が入力されたシートも同時に開かれます。
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グラフの系列名や数値の変更は、シート上で行います。変更内容がそのままパワーポイント内のグラフに反映されます。
グラフの詳細の編集方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
デザインの調整
レイアウトと色を調整し、デザインを整えていきます。
「グラフのデザイン」タブの「クイックレイアウト」から変更したいレイアウトを選択すると、レイアウトが変更されます。
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次に、グラフの色を調整します。
色を変更するデータ系列(縦棒)を選択してから「書式」タブを開き、図形の塗りつぶしを行います。
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変更後は、同じデータ系列の色だけが変更されます。
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上記はわかりやすく色付けしていますが、基本はメインカラー・サブカラー・アクセントカラーなど配色の基本ルールを守ってグラフを作成しましょう。
配色の基本ルールは下記記事を参考に
プレゼン資料における配色の基本(3つのルールを守るだけ)
2.エクセルで作成したものを挿入
エクセルからコピー
エクセルで作成したグラフを右クリックし、コピーします。
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コピーしたグラフを埋め込む
コピーしたグラフをパワーポイントに貼り付けます。
パワーポイントを開き、「ホーム」から「ペースト」をクリックします。「貼り付けのオプション」から「エクセルのグラフ(ブック全体)」を選択し、グラフを埋め込みます。
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デザインの調整
1のパワーポイント上でグラフを挿入する方法と同様にデザインを調整します。
デザインの調整ができれば、グラフは完成です。
まとめ
今回はグラフの選び方・作り方について解説しました。
グラフはたくさん種類がありますが、まずは4種類から「なにを伝えたいのか」を意識して最適なものを選ぶとわかりやすい資料を作成することができます。
グラフの種類 | 判断基準 | 伝えられることの例 |
---|---|---|
縦棒グラフ | 時系列での項目の増減 | 1年で導入企業が100社に「増えた」 |
横棒グラフ | 項目の大小の比較 | 7つの事業の中で、事業Aが最も利益率が「低い」 |
円グラフ | 項目が占める割合 | 自社の社員のうち約4割が女性 |
折れ線グラフ | 数値の推移や範囲 | サイト訪問者数は1月から3月にかけて多くなる |
資料の目的は「伝えたい」情報を、読み手に「わかりやすく」届けることです。パワーポイントにおけるグラフは表現方法がたくさんりますが、「どれが一番伝わりやすいか?」を考えて最適なグラフを選んで資料作成を行いましょう。
また、以下の記事でグラフだけではなくすべてのデザインパターンを詰め込みました!ブックマークの上、資料作成時にパワーポイントの横にブラウザで開いてご利用ください。
また、上記記事で解説する①デザインパターンに加え、②スライドマスターのテンプレートや、③営業資料などの資料テンプレートを含んだ「デザインパターンデータ(pptx)316 P」を販売しています。
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