SEO記事のタイトルの文字数と書き方。3つの最低条件と効果が出た改善例
「順位は上がってきたのに、思ったほど読まれていない」
「タイトルは、記事を書き終えたあとに5分で決めている」
そんな状態になっていないでしょうか。
タイトルは、記事にとって唯一の入り口です。弊社Coneが自社メディアの検索データを調べたところ、同じ検索1位でも、クリック率は7.3%から63.2%まで開いていました。 順位が同じでも、記事への流入が8倍以上変わるということです。
本記事では、その差を埋めるためのタイトルの決め方を解説します。文字数の目安・対策キーワードの置き方・クリックを取る3ステップ・公開済みの記事から直すべきものを見つける方法まで、すべて弊社の実データつきでお伝えします。
本メディアを運営するConeが提供する、記事作成代行サービス「c-blog」のサービスサイトはこちら
▼ c-blogのサービス紹介と支援の流れ、資料ダウンロード!▼
タイトル(titleタグ)とは?
タイトル(titleタグ)とは、HTMLの <title>要素で指定する「そのページの名前」のことです。 検索結果に表示される青いリンク文字が、まさにこのタイトルにあたります。

Googleはこれを公式に「タイトルリンク」と呼んでいます。
タイトルリンクは、Google 検索やその他のサービス(Google ニュースなど)の検索結果で表示されるウェブページのタイトル(見出し)のリンクです。
出典:Google 検索セントラル「タイトルリンクを制御する」
注意したいのは、Googleは <title>要素を「最有力の候補」として見ているだけで、そのまま使うとは限らないという点です。ページに問題があると判断されると、Googleが独自にタイトルを作り直します。
書き換えられる原因は、Googleが公式に公開しています。
| 書き換えられる原因 | 対処法 |
|---|---|
| <title>が空、または一部が空になっている | すべてのページにタイトルを設定する |
| ページの内容とタイトルが合っていない | 本文に書いていないことをタイトルに書かない |
| 同じキーワードを何度も繰り返している | キーワードは冒頭で1回だけ使う |
| どれがメインのタイトルか分からない | h1を1つに絞り、titleと役割を分ける |
| 本文と言語や文字の種類が違う | 本文と同じ言語で書く |
「書き換えないでください」とGoogleに指定する方法はありません。 できるのは、書き換えられる原因をなくすことだけです。逆に言えば、タイトルと記事の中身さえ一致していれば、まず書き換えられません。
タイトルが表示される3つの場所
タイトルは検索結果だけのものではありません。以下の3箇所で読者の目に触れます。
| 表示場所 | 役割 |
|---|---|
| 検索結果の見出しリンク | クリックされるかどうかを決める |
| ブラウザのタブ | 複数タブを開いたときの識別 |
| SNSシェア時のカード | OGP未設定の場合、titleが代用される |
このなかで記事の流入を左右するのは、いうまでもなく1つ目の検索結果です。本記事でも、以降は検索結果に表示されるタイトルを前提に解説していきます。
h1・meta descriptionとの違い
タイトルとよく混同されるのが、h1タグとmeta descriptionです。3つは表示される場所も役割も異なります。
| 要素 | どこに表示されるか | 役割 |
|---|---|---|
| title | 検索結果・ブラウザタブ | 検索結果でクリックさせる |
| h1 | 記事ページ内の一番大きな見出し | 記事を開いた読者に内容を伝える |
| meta description | 検索結果のタイトル下の説明文 | タイトルを補足してクリックを後押しする |
多くのCMSでは、初期設定のままだとtitleとh1に同じ文言が入ります。 WordPressで記事タイトルを入力すると、titleにもh1にも同じテキストが反映されるのが典型です。
ただし、両者は分けて設定できます。titleは「まだ記事を読んでいない人にクリックさせる文」、h1は「すでに開いた人に内容を伝える文」です。読者の状態が違うので、タイトルに入れた煽り要素をh1では外す、といった書き分けも有効です。
自分の記事のtitleを確認する方法
いま設定されているtitleは、次の手順で確認できます。
- Chromeで対象のページを開く
- ページ上で右クリックし、「ページのソースを表示」を選択
Ctrl + F(Macは Command + F)を押し、検索窓に <title と入力- ヒットした <title>~<title> の中身が、現在設定されているタイトル

ただし、ここで確認できるのは「自分が設定した」タイトルであって、「検索結果に表示されている」タイトルではありません。 前述のとおりGoogleが書き換えている場合があるため、実際にGoogleで自社記事を検索して、表示されている文言と見比べてください。
SEOにおけるタイトルの重要性
タイトルは、記事にとって唯一の入り口です。 ここでつまずくと、本文がどれだけ良くても読まれることはありません。
記事が読まれるまでには、2つの関門があります。
- 表示される:Googleが「何の記事か」を理解し、検索結果に載せる
- クリックされる:読者が「自分に必要だ」と判断し、リンクを押す
そしてこの2つの関門は、どちらもタイトルが担当しています。
1つ目については、Google自身が「すべてのページに <title>要素でページのタイトルが指定されているようにする」「具体的でわかりやすいテキストを記述する」ことを推奨しています(Google 検索セントラル)。何の記事かが伝わらないタイトルでは、そもそも検索結果に並びません。
2つ目のクリックは、より深刻です。表示されているのにクリックされない記事は、書いていないのとほぼ同じ扱いになってしまいます。
YouTubeの世界では「サムネイルが命」と言われます。どれだけ中身の濃い動画を作っても、サムネイルが弱ければ再生されないからです。だからこそYouTuberは、動画の編集と同じかそれ以上の時間をサムネイルに使います。
SEO記事におけるタイトルは、これとまったく同じ位置づけです。
ところが実際の制作現場では、1万字の本文に何日もかけたあと、タイトルは公開直前に5分で決める、ということが起こりがちです。弊社Coneでも、記事作成代行の相談をいただく際に「本文は書けているがタイトルは仮のまま」という原稿を拝見することが少なくありません。
順位が1つ下がるだけで、流入は大きく落ちる
まず前提として、検索順位とクリック率(CTR)の関係を実データで確認します。
以下は、弊社Coneが運営するオウンドメディア「Coneのコンテンツ制作所」のGoogle Search Consoleデータです。
| 平均掲載順位 | 平均クリック率 | 対象キーワード数 |
|---|---|---|
| 1位 | 39.3% | 348 |
| 2位 | 25.2% | 319 |
| 3位 | 13.2% | 140 |
| 4位 | 9.3% | 76 |
| 5位 | 6.4% | 44 |
| 6〜10位 | 2.2〜4.9% | 67 |

1位と3位では、クリック率が約3倍違います。 1位と5位なら約6倍です。順位を上げることが最優先である、という一般的な理解は、この数字を見るかぎり正しいといえます。
なお、この傾向は弊社に限ったものではありません。米First Page Sageが公開する2026年版の調査でも、1位39.8%・2位18.7%・3位10.2%と報告されており、弊社の1位のクリック率(39.3%)とほぼ一致しています(出典:First Page Sage「Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position」)。
同じ1位でも、クリック率は8倍以上変わる
ここからが本題です。
先ほどの表は「平均値」です。実際のデータを1キーワードずつ見ていくと、同じ順位でもクリック率がまったく違うことがわかります。
以下は、同じメディア内で平均掲載順位がほぼ1位のキーワードだけを抜き出したものです。
| 検索キーワード | 平均掲載順位 | 表示回数 | クリック率 | クリック数 |
|---|---|---|---|---|
| パワポ 箇条書き | 1.2位 | 5,380 | 7.3% | 394 |
| パワポ 画像 透明度 | 1.6位 | 2,275 | 24.7% | 561 |
| パワポ 丸くトリミング | 1.1位 | 1,042 | 25.2% | 263 |
| パワポ オブジェクト 等間隔 | 1.3位 | 402 | 63.2% | 254 |
同じ「ほぼ1位」でありながら、クリック率は7.3%から63.2%まで、8倍以上の開きがあります。
とくに注目していただきたいのが、上2行の比較です。
- 「パワポ 箇条書き」:表示回数 5,380回 → クリック 394回
- 「パワポ 画像 透明度」:表示回数 2,275回 → クリック 561回

表示回数は半分以下なのに、実際のクリック数は1.4倍。 順位は同じ1位です。この差を生んでいるのは、順位ではなく「検索結果に並んだときの見え方」、つまりタイトルです。
もし「パワポ 箇条書き」のクリック率を、同じメディア内の他キーワード並みの25%まで引き上げられたとしたら、クリック数は394回から約1,345回になります。順位はまったく動かさずに、流入が3.4倍という計算です。
※ 注意:クリック率の差の原因はタイトルだけではない
ここまでのデータについて、フェアに補足しておきます。
同じ順位でクリック率が変わる原因は、タイトルだけではありません。AI Overviewや画像枠が検索結果の上部を占めていたり、検索しただけで答えが分かってしまう内容だったり、会社の知名度が影響したりします。
そのため実務では、クリック率が低い記事を見つけたときに「原因はタイトルなのか」を見分ける作業が必要になります。その手順は、記事後半の「タイトルを改善すべき記事の見つけ方」で解説します。
それでも、タイトルにこだわるべき理由があります。上に挙げた要因のうち、自分の意思で今すぐ変えられるのはタイトル(とdescription)だけだからです。
AI Overviewの出方はコントロールできません。ドメインの知名度は一朝一夕には上がりません。順位を1つ上げるには、リライトも被リンクも必要で、数か月かかることもあります。
一方でタイトルは、管理画面を開いて30文字を書き換えるだけです。効果が出れば、数週間で数字に表れます。投下する労力に対して、リターンが最も大きい施策のひとつだといえます。
だからこそ、タイトルは「最後に5分で決めるもの」ではなく、本文と同じだけ手をかける対象として扱ってください。
【表示させる】検索エンジンのためのタイトルの最低条件
ここからは、タイトルを具体的にどう書くかを解説します。まずは、クリックの前段階である「検索結果に正しく表示させる」ための最低条件から見ていきましょう。
タイトルの書き方を調べると、「数字を入れる」「ベネフィットを入れる」といったテクニックが大量に出てきます。ですが、それらはすべてタイトルが検索結果に正しく表示されていることが前提です。
そこで弊社Coneでは、自社で運営するオウンドメディアの記事から10本を選び、検索結果での見え方を1本ずつ測定しました。ジャンルが偏らないように、SEO・オウンドメディア運用・BtoBサイト・営業資料と幅広く選び、いずれも検索1ページ目に入っている記事です。 1位の記事だけを集めるより、「そこそこ結果が出ている記事」を横に並べたほうが傾向が見えると考えました。
※ 少し小さいと思うのでズーム(できなければ保存してから)してご覧ください!

意外な事実が2つあります。
1つ目。タイトルの文字数と検索順位に、関係はありませんでした。
42字のタイトルが1位を取っている一方で、37字のタイトルは10位です。34字の記事も、1位と6位に分かれています。文字数が少ない順に並べても、順位はきれいに並びません。
つまり、「タイトルを短くすれば順位が上がる」は誤解です。
2つ目。書いた文字の2割以上が、そもそも表示されていません。
10本の平均文字数は37.0字。ところがPCの検索結果に表示されたのは、平均29.0字でした。残りの約8字は、誰の目にも触れていません。
順位が下がるわけではありません。ただ、書かなかったのと同じになっているだけです。
これから解説する以下3つの条件は、すべて「タイトルは前半しか表示されない」という事実への対策です。順位を上げるための条件ではなく、書いたタイトルを検索結果で成立させるための最低ラインとして読んでください。
- 文字数は28〜32字以内に
- 対策キーワードを前半に置く
- 言葉の”かたまり”を意識する
文字数は28〜32字以内に
読ませたい情報は、タイトルの前半28〜32字に収めてください。 そこが表示の限界だからです。
先ほどの測定結果から、表示された文字数だけを抜き出します。
| デバイス | 平均 | 実際の幅 |
|---|---|---|
| PC | 29.0字 | 26〜31字 |
| スマホ | 31.8字 | 31〜32字 |
注目していただきたいのは、PCのほうが短いという点です。
一般的なSEO記事では「PCは28〜32字、スマホは35〜41字」と説明されることが多く、そこから「スマホ流入が多いメディアなら長めのタイトルでもいい」と判断されがちです。ですが弊社が測定した10本では、スマホでも31〜32字で切られていました。 35字以上表示された記事は1本もありません。
一般論を鵜呑みにせず、短いほうのPCに合わせて設計するのが安全です。
Tips:32字以降は「切られて困らない補足」を書く
ここを誤解すると、書けるタイトルが極端に窮屈になります。
測定した10本の平均文字数は37.0字。10本中8本が32字を超えており、そのうち3本が1位を取っています。
実務上の正解は「32字以内に収める」ではありません。
32字で切られる前提で書き、32字を超える部分は「切れても困らない補足」に使う。
たとえば10番の記事「営業資料の作り方と必須4ページ。構成やデザインも解説(テンプレート付)」は35字ですが、切られたのは「(テンプレート付)」だけです。伝えたい主題は無傷で残っています。

Tips:同じ言葉ならできるだけ「半角の英数字」を使う
もう一度、測定結果を見てください。PCで表示された文字数は、いちばん短い記事で26字、いちばん長い記事で31字。同じ1行なのに5字も違います。
なぜ差が出るのでしょうか。
Googleが「文字数」ではなく「横幅」でタイトルを切っているからです。
日本語の全角文字(漢字・ひらがな・カタカナ)は、1字あたり約12ピクセルの幅があります。一方、半角の英数字は約6ピクセル。ちょうど半分です。
| 文字の種類 | 1字あたりの幅 | 全角文字に換算すると |
|---|---|---|
| 全角(漢字・ひらがな・カタカナ) | 約12px | 1字 |
| 半角の英字 | 約6〜7px | 約0.5字 |
| 半角の数字・記号 | 約5〜6px | 約0.5字 |
たとえば「SEO」は3文字ですが、幅としては全角1.5文字分しかありません。半角の英数字を使えば、同じ横幅により多くの文字を入れられるということです。
実際のデータで確かめてみます。10本を「半角の英数字が少ない順」に並べたものが以下です。
| タイトル | 半角の英数字 | PC表示 |
|---|---|---|
| オウンドメディア運用の成功法則。… | 「3」だけ(1字) | 26字 |
| 営業資料の作り方と必須4ページ。… | 「4」だけ(1字) | 26字 |
| オウンドメディア立ち上げ手順完全版。… | 「KW」(2字) | 28字 |
| SEOと文字数の関係とは?… | 「SEO」(3字) | 29字 |
| オウンドメディアのコンバージョンを…4ステップ。 | 「4」「CVR」(4字) | 30字 |
| BtoBサイトの参考デザイン12選。… | 「BtoB」「12」(6字) | 31字 |
| BtoBサイト改善のチェックリスト。… | 「BtoB」「CVR」(7字) | 31字 |
半角の英数字が多いタイトルほど、表示される文字数が増えています。 例外はほとんどありませんでした。
ここから使えるテクニックが1つ見えてきます。同じ意味を伝えられるなら、半角で書けるほうを選ぶことです。
| 全角で書くと | 半角で書くと | 浮く幅 |
|---|---|---|
| 企業間取引(全角5字ぶん) | BtoB(全角2字ぶん) | 3字ぶん |
| 顧客転換率(全角5字ぶん) | CVR(全角1.5字ぶん) | 3.5字ぶん |
| キーワード(全角5字ぶん) | KW(全角1字ぶん) | 4字ぶん |
意味は変わらないのに、そのぶん別の言葉を足せます。BtoB向けの記事なら、業界で通じる略語は積極的に半角で書いてください。

対策キーワードを前半に置く
対策キーワードは、遅くとも19字目までに言い切ってください。理想は1文字目からです。
測定した10本を調べたところ、9本が1文字目から対策キーワードで始まっていました。
| 対策KW | タイトル冒頭 | KWを言い切る位置 |
|---|---|---|
| seo キーワード数 | SEOのキーワードは「数」より… | 9字目 |
| seo 文字数 | SEOと文字数の関係とは?… | 7字目 |
| seo記事 構成 | SEO記事構成の作り方12ステップ… | 7字目 |
| オウンドメディア 運用 | オウンドメディア運用の成功法則。… | 10字目 |
| オウンドメディア 立ち上げ | オウンドメディア立ち上げ手順完全版。… | 12字目 |
| オウンドメディア コンバージョン | オウンドメディアのコンバージョンを改善する… | 16字目 |
| btobサイト デザイン | BtoBサイトの参考デザイン12選。… | 14字目 |
| btobサイト 改善 | BtoBサイト改善のチェックリスト。… | 9字目 |
| ホワイトペーパー 作り方 | 商談につながるホワイトペーパーの作り方6ステ… | 19字目 |
| 営業資料 作り方 | 営業資料の作り方と必須4ページ。… | 8字目 |
キーワードを言い切る位置は、平均で10.5字目。いちばん遅い記事でも19字目でした。
前半に置くべき理由は3つあります。
1つ目は、Googleに「何の記事か」を伝えるためです。 Googleは公式に「具体的でわかりやすいテキストを記述する」「キーワードの乱用は避ける」と案内しています(Google 検索セントラル)。同じキーワードを何度も入れるのではなく、冒頭で1回きちんと言い切るのが正解です。
2つ目は、読者の視線が左から右に流れるためです。 検索結果は上から順に流し読みされます。冒頭の数文字で「自分が探しているものかどうか」を判断されるため、そこにキーワードがなければ視線は次の記事へ移ってしまいます。
3つ目は、タイトルが途中で切られても、キーワードを守れるためです。 ここまで見てきたとおり、PCではタイトルが26字で切られることがあります。もしキーワードを言い切るのが25字目だったら、切られた瞬間、検索結果からキーワードが丸ごと消えます。逆に9字目で言い切っていれば、どこで切られても必ず残ります。キーワードを前半に置くのは、切られるリスクへの保険です。
Tips:枕詞をつけるなら「19字ルール」を守る
やってしまいがちなのが、冒頭に長い枕詞を置くパターンです。
測定した10本のうち、冒頭に枕詞があるのは9番の「商談につながる」だけです。それでもキーワードは19字目で終わっています。

言葉の”かたまり”を意識する
ここまで「PCは26字で切られる」と書いてきましたが、実はGoogleは文字数を数えて切っているわけではありません。
測定した10本の「切られ方」を、1本ずつ見てみてください。
| # | PCで表示された末尾 | 消えた部分 |
|---|---|---|
| 3 | …完全版。テンプレート | ・チェックリスト付 |
| 5 | …KW選定から構築まで | (テンプレート付) |
| 10 | …構成やデザインも解説 | (テンプレート付) |
| 6 | …改善する4ステップ。CVR | 目安と導線設計を徹底解説 |
| 2 | …調査で見えた検索上位 | 記事の特徴も解説 |
| 7 | …企業規模や業種別にポイント | も解説 |
| 8 | …CVRを最短で上げるための | 改善優先順位まで解説 |
| 9 | …6ステップ。制作後 | の活用メソッドも解説。 |
| 4 | …成功法則。成果につなげる3つの | 運用フェーズを解説 |
気づかれたでしょうか。
「オウンドメディ…」「チェックリス…」のように、単語の途中でぶつ切りにされた記事が1本もありません。 9本すべて、単語のかたまりが終わったところで切られています。3番と5番と10番にいたっては、「・」や「(」といった記号の直前できれいに切れています。
つまりGoogleは、こう動いています。
表示できる横幅まで来たら、そこから少し戻って、直前の”単語”が終わる位置で切る。
26字で切られる記事と31字まで表示される記事がある理由も、ここにあります。戻る距離が、直後にあるかたまりの長さで決まるからです。
Tips:区切り記号で「ここで切っていい」とGoogleに教える
もう一度データを見てください。記号の直前できれいに切れている記事が3本あります。
| # | PCで表示された末尾 | 消えた部分 | 切れた位置 |
|---|---|---|---|
| 3 | …12ステップ完全版。テンプレート | ・チェックリスト付 | 「・」の直前 |
| 5 | …手順完全版。KW選定から構築まで | (テンプレート付) | 「(」の直前 |
| 10 | …必須4ページ。構成やデザインも解説 | (テンプレート付) | 「(」の直前 |
一方、切れる位置に記号がなかった記事は、こうなりました。
| # | PCで表示された末尾 | どう読めるか |
|---|---|---|
| 4 | …成果につなげる3つの | 「3つの」で終わる |
| 6 | …改善する4ステップ。CVR | 「CVR」で終わる |
| 2 | …調査で見えた検索上位 | 「検索上位」で終わる |
違いは記号の有無だけです。記号があれば、Googleはそこで切ります。
ここから、こう使えます。
「ここまでは絶対に見せたい」という位置に、記号を置く。
ただし条件が1つあります。その記号が26字以内に入っていること。 27字目より後ろにある記号は、そもそも表示されないので機能しません。
だから実務では、次の2つをセットでやります。
- 見せたい言葉の直後に、記号(「。」「・」「|」など)を置く
- その記号が26字以内に入るよう、それより前の言葉を削る

PC表示は オウンドメディアのコンバージョンを改善する4ステップ。CVR 。「CVR」で終わっていて、何のCVRなのか分かりません。
見せたいのは「CVR目安」です。ところが「CVR目安」が終わるのは32字目。26字より後ろにあるので、このままでは絶対に届きません。
「CVR目安」の後ろの「と」を「・」に変更して、「CVR目安」まで入るように、前半の「コンバージョンを改善」の「を」を削りました。
結果、PCで表示されるのは 『オウンドメディアのコンバージョン改善4ステップ。CVR目安』 まで。
表示される文字数は、BeforeもAfterもほとんど変わりません。 それでも「CVR」で終わるのと「CVR目安」で終わるのとでは、読者に伝わる情報がまるで違います。
言葉を並べ替えたわけではありません。前を削って、切れ目に記号を置いただけです。
「・」「|」「?」「!」「【】」「()」でも同じように働きます。並列を示したいなら「・」、主題と副題を分けたいなら「。」や「|」、という使い分けで問題ありません。
【クリックさせる】読者のためのタイトルの書き方のコツ
ここからは、表示された28〜32字でどうクリックを取るかの話です。
タイトルのコツを調べると、「数字を入れる」「【】で囲む」といったテクニックがすぐ出てきます。ですが、そこから始めてはいけません。競合と同じテクニックを使えば、競合と同じようなタイトルになるからです。
思い出してほしいのは、検索結果は10本のタイトルが縦に並んだ「比較の場」だということです。読者は1本ずつじっくり吟味しません。上から流し読みして、いちばん良さそうな1本だけを選びます。
つまり必要なのは「単体で見て良いタイトル」ではなく、「並んだ10本の中で選ばれるタイトル」です。
そのために、弊社Coneでは次の3ステップでタイトルを決めています。
- 競合記事のタイトルを並べる
- 読者ニーズを想定して方向性を決める
- 主題と副題に分けてタイトルを決める
この順番を守ってください。 3から始めると、ほぼ確実に競合と似たタイトルになります。
1:競合記事のタイトルを並べる
タイトルを1文字も書く前に、対策キーワードで検索して、1ページ目のタイトルを全部コピーしてください。
手順は3つだけです。
- Chromeのシークレットウィンドウを開き、対策キーワードで検索する
- 1ページ目に出てきたタイトルを、上から順にスプレッドシートのA列へコピーする
- B列に「そのタイトルに入っている言葉」を書き出す
シークレットウィンドウを使うのは、自分の検索履歴で結果が変わるのを防ぐためです。
たとえば「営業資料 作り方」で検索すると、1ページ目にはこのようなタイトルが並んでいました。
| タイトル | 掲載メディア |
|---|---|
| 営業資料の作り方|契約率が上がる構成と営業資料作成ポイントを解説 | GrandCentral |
| 営業資料の作り方完全ガイド!構成・デザイン・注意点も解説 | Urumo |
| 営業資料の作り方と必須4ページ。構成やデザインも解説(テンプレート付) | Coneのコンテンツ制作所(弊社) |
| 営業資料の作り方|売れる構成・デザイン・AI活用術 | sora1 |
| 営業資料の作り方は?作成前の準備や効果的な資料の構成、ポイントを解説 | 営業DX Handbook by Sansan |
| 営業資料(テンプレートあり)の作り方と必須項目|基本構成や作り方のコツを解説 | BtoBマーケティングラボ |
こうして並べると、どの言葉が何本に入っているかを数えられます。
| タイトルに入っている言葉 | 6本中 | 読み取れること |
|---|---|---|
| 作り方 | 6本 | 全社が入れている。外したらクリックされない |
| 構成 | 6本 | 全社が入れている。読者がいちばん知りたいこと |
| 解説 | 5本 | ほぼ全社。入れても差別化にはならない |
| デザイン | 3本 | 半数。あると強い |
| テンプレート | 2本 | 少数派。差別化の余地がある |
| 具体的な数字 | 1本(弊社のみ) | 誰も言っていない |
数えるだけで、2つのことがはっきりします。
- ほぼ全社が入れている言葉 = 外せない要素。競合6本が全部入れているということは、それだけ読者に刺さっている証拠です
- 誰も入れていない言葉 = 差別化の余地。ここに自分の記事の売りを置けば、1本だけ違って見えます
逆に、この作業を飛ばして自分の頭だけでタイトルを書くとどうなるか。たまたま競合と同じ言葉を選んでしまいます。 読者からは「6本とも同じことを言っている」ように見えて、選ぶ理由がなくなります。
2:読者ニーズを想定して方向性を決める
競合の共通項を土台にしたうえで、売りは「自分の記事のいちばん価値があるH2」から持ってきてください。
やることは3つです。
- ①競合の共通項から、読者が本当に欲しいものを言葉にする
- ②自分の構成を開いて、いちばん価値があるH2を1つ選ぶ
- ③2つを掛け合わせて、方向性を1行で書く

①競合の共通項から、読者が本当に欲しいものを言葉にする
「営業資料 作り方」では、6本全部に「作り方」と「構成」が入っていました。
ここで一歩踏み込みます。読者が知りたいのは「作り方という手順」でしょうか。それとも「何をどの順番で載せればいいか」でしょうか。
競合が全社「構成」を入れているということは、読者が本当に欲しいのは中身の正解です。「作り方」はその入口にすぎません。
②自分の構成を開いて、いちばん価値があるH2を1つ選ぶ
次に、自分が作った記事の構成を見ます。そのなかで、読者にとっていちばん価値があるH2はどれか。 それが記事の売りになります。
弊社の営業資料の記事では、「比較検討の勝敗を左右する4ページ」というH2が、いちばん価値のある部分でした。競合が「構成を解説」と抽象的にしか言えていないところを、「この4ページを入れてください」と名指しできるからです。
③2つを掛け合わせて、方向性を1行で書く
最後に、①と②をつなげて1行にします。
作り方は当然押さえたうえで、載せるべき4ページを名指しで教える記事
この1行が決まれば、タイトルは半分できたようなものです。
同じやり方を他のキーワードにも当てはめると、こうなります。
| 対策KW | 競合の共通項(①) | 自社のいちばん強いH2(②) | 決まった方向性(③) |
|---|---|---|---|
| 営業資料 作り方 | 作り方・構成 | 比較検討の勝敗を左右する4ページ | 載せるべき4ページを名指しで教える |
| オウンドメディア 立ち上げ | 立ち上げ方・手順 | KW選定から公開までの全手順 | 手順を最初から最後まで抜けなく渡す |
| btobサイト デザイン | デザイン事例・参考 | 企業規模・業種別の使い分け | 自社に近い事例をすぐ探せるようにする |
注意:記事に書いていないことを売りにしない
方向性を決める作業は、盛る作業ではありません。 自分の記事の一番いいところを見つける作業です。
タイトルと中身がずれると、2つのことが起きます。1つはGoogleにタイトルを書き換えられること。Googleは「 <title>要素が不正確である」場合に自動でタイトルを作り直すと明言しています(Google 検索セントラル)。もう1つは、読者が開いた瞬間に戻ってしまうことです。
売りが見つからないときは、タイトルをひねるのではなく、記事の中身を1つ足してください。 そのほうが早いです。
3:主題と副題に分けてタイトルを決める
方向性が決まれば、あとは定石どおりに組むだけです。定石は2つあります。
- 主題と副題に分ける
- 対策キーワードを主題に置く
たとえば対策キーワードが「営業資料 作り方」で、ステップ2で選んだ価値あるH2が『比較検討の勝敗を左右する4ページ』だとします。すると、こうなります。
営業資料の作り方と必須4ページ。構成やデザインも解説(テンプレート付)
太字が主題、その後ろが副題です。前章で測定した10本も、すべてこの2部構成でした(平均で主題19.5字・副題17.5字)。区切りは「。」でも「?」でも「|」でも構いません。

注意点は1つだけ。記事の売りは、副題ではなく主題に入れてください。副題は、消えてもいい情報のための場所です。
ここまでで「自社でやりきるのは大変そう」と感じた方は一度弊社にご相談ください。弊社Coneが運営する、記事作成代行サービス「c-blog」では無料相談を承っています。貴社記事を分析させていただいた上で、「改善点」から「上位記事との違い」「上位獲得するための施策例」までご紹介させていただきます。
→ 記事作成代行サービスc-blog:サービスサイトへ
タイトルを改善すべき記事の見つけ方
すでに記事が50本、100本とあるメディアで、「よし、全部のタイトルを見直そう」と考えると、まず終わりません。
そして残念なことに、タイトルを直しても何も起きない記事のほうが多数派です。労力をかけるべき記事は、実はかなり限られています。
この章では、その少数の記事を見つける方法を2ステップで解説します。
- その記事の問題が「内容」なのか「タイトル」なのかを切り分ける
- Google Search Consoleで、タイトルに問題がある記事を数字で特定する
順位が低い原因は内容か?タイトルか?
タイトルを直して効果が出るのは、「順位は取れているのに、クリックされていない記事」だけです。
順位が低い記事のタイトルをいくら磨いても、順位は上がりません。前章で見たとおり、タイトルの文字数と検索順位に関係はありませんでした。
まずは、手元の記事を次の4つに仕分けてください。
| クリック率が低い | クリック率は妥当 | |
|---|---|---|
| 1〜10位(1ページ目) | タイトルの問題 → タイトルを直す | 問題なし。触らない |
| 11位以下(2ページ目以降) | 内容の問題 → リライトする | 内容の問題 → リライトする |
11位以下の記事は、タイトルではなく中身を直す
検索結果の2ページ目は、ほとんど見られません。 タイトルをどれだけ磨いても、そのタイトルを目にする人自体がいないからです。
11位以下の記事に必要なのは、次のような中身の作業です。
- 競合記事が扱っていて自社が扱えていないトピックを追加する
- 検索意図とズレている見出しを差し替える
- 情報が古くなっている箇所を最新のものに更新する
このあたりの進め方は、以下記事にて解説しています。
「順位が伸びないからタイトルを変えてみる」は、ほぼ空振りに終わります。 ここを混同しないでください。
「クリック率が低いかつ表示回数が多い」記事のタイトルを見直す
一方、1ページ目に入っている記事は、Googleから「この検索に対する答えとして妥当だ」と認められている状態です。中身の勝負には勝っています。
残っているのは、並んだ10本のなかで選ばれるかどうかだけ。ここがタイトルの領域です。
1〜10位でクリック率が低い記事が複数見つかったら、表示回数が多い記事から手をつけてください。
理由は単純で、増えるクリック数が桁違いになるからです。
| 表示回数 | クリック率 | 改善後(CTR2倍) | 増えるクリック数 | |
|---|---|---|---|---|
| 記事A | 1,000回 | 5% → 10% | 50 → 100 | +50 |
| 記事B | 10,000回 | 5% → 10% | 500 → 1,000 | +500 |
やることも、かかる時間もまったく同じです。それで成果が10倍違います。
「1〜10位 × クリック率が低い × 表示回数が多い」。この3つが重なる記事から直してください。
Google Search Consoleでのクリック率の確認方法
Search Consoleを使えば、「順位のわりにクリック率が低い記事」を10分でリストアップできます。
手順:Search Consoleからデータを出す
- Google Search Consoleを開き、対象のサイトを選ぶ
- 左メニューの「検索結果」をクリックする
- グラフ上部にある「平均CTR」「平均掲載順位」をクリックしてONにする(初期状態ではOFFになっています)
- 期間を「過去3か月」に変更する
- グラフの下にあるタブから「ページ」を選ぶ
- 表の右上にある「エクスポート」→「Googleスプレッドシート」を選ぶ
- 開いたスプレッドシートで、掲載順位が10位以内の行だけを残す

つまずきやすいのは3番です。「平均CTR」と「平均掲載順位」は、初期状態では表示されていません。 ここをONにしないと、いちばん大事な2つの数字が表から抜け落ちます。
判定:この表と見比べる
出てきた数字を、下の表と比べてください。順位ごとに「このくらいはクリックされるはず」という水準があります。
| 掲載順位 | クリック率の目安 | この数字を下回ったら改善候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 39% | 20%未満 |
| 2位 | 25% | 13%未満 |
| 3位 | 13% | 7%未満 |
| 4位 | 9% | 5%未満 |
| 5位 | 6% | 3%未満 |
| 6〜10位 | 3% | 1.5%未満 |
目安は業種やキーワードによって変わります。 上の表はあくまで出発点として使い、慣れてきたら自社のSearch Consoleから同じ表を作ってください。
弊社のメディアで、この手順どおりにリストアップした結果が以下です。
| 検索キーワード | 掲載順位 | 表示回数 | 実際のCTR | 目安 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヒアリングシート | 1.6位 | 9,811 | 2.9% | 25% | × |
| 提案書 テンプレート | 1.6位 | 11,893 | 4.5% | 25% | × |
| パワポ 箇条書き | 1.2位 | 5,380 | 7.3% | 39% | × |
| スライドマスター | 4.4位 | 18,540 | 1.5% | 9% | × |
| インタビュー記事 | 2.4位 | 7,702 | 6.9% | 25% | × |
| パワポ デザイン | 4.3位 | 75,590 | 9.5% | 9% | ◯ |
弊社の記事にも、この5件のように1位や2位にいながら目安の2割前後しかクリックされていない記事があります。5件を単純計算すると、半年で約9,000回ぶんのクリックを取り逃している計算になります。
※ 注意:クリック率が低い原因がタイトルではない可能性も
ここで必ずやってほしいことがあります。リストに残った記事を、実際にGoogleで検索して、自分の目で検索結果を見てください。
クリック率が低い原因は、タイトル以外にもあるからです。
| 検索結果を見て確認すること | クリック率が下がる原因になるか | 判断 |
|---|---|---|
| AI Overviewや強調スニペットが画面上部を占めている | なる | タイトルでは解決しない。優先度を下げる |
| 画像枠・動画枠が検索結果に挟まっている | なる | 同上 |
| 検索結果を見ただけで答えが分かってしまう内容(用語の意味など) | なる | そもそもクリックされにくい。優先度を下げる |
| 上記がなく、記事のリンクが10本並んでいるだけ | ならない | タイトルの問題。すぐ直す |
先ほどの表で挙げた5件も、すべてがタイトルのせいだと決めつけることはできません。数字でリストを作り、目で見て絞り込む。 この2段階を必ず踏んでください。
最終的に手をつけるのは、次の3つを満たす記事です。
- 検索順位が1〜10位に入っている
- 目安のクリック率を大きく下回っている
- 検索結果を見ても、AI Overviewや画像枠などの特別な要因がない
検索順位UPにつながったタイトル改善事例
ここからは、弊社Coneが実際にタイトルを変えて数字が動いた記事を紹介します。
先に正直にお伝えしておきます。紹介する事例は、タイトルと同時に本文にも手を入れているものがあります。 数字の変化がすべてタイトルのおかげだとは言えません。それでも、効果が出た記事に共通して入っていた要素が2つありました。
- 数字を入れる
- 差別化要素を入れる
順に、実際のタイトルとデータで解説します。
①数字を入れる
「効果的な」「成果につながる」といった形容詞を、数字に置き換えてください。
形容詞は競合も全員使っています。「効果的な営業資料の作り方」と「成果につながる営業資料の作り方」が並んでいても、読者には違いが分かりません。
一方、数字は読む前に「何がどれだけ手に入るか」を伝えます。
弊社の事例:「会社紹介資料」の記事

この記事では、タイトルに「3つの目的別」という数字を追加しました。
現在のタイトル
会社紹介資料の作り方!3つの目的別の構成の調整方法も(テンプレート付)
「構成の調整方法も解説」だけでは、何が書いてあるのか分かりません。「3つの目的別」と入れることで、目的ごとに構成を出し分けている記事だと、開く前に伝わります。
タイトル変更の前後で、対策キーワード「会社紹介資料」の数字はこう動きました。
| 変更前(2025年7〜11月) | 変更後(2025年12月〜2026年7月) | |
|---|---|---|
| 平均掲載順位 | 2.1位 | 6.6位 |
| クリック率 | 8.9% | 13.0% |
| 月あたりのクリック数 | 26.4 | 39.2 |
数字をよく見てください。平均掲載順位は2.1位から6.6位へ、大きく下がっています。 それなのに、クリック率は1.5倍、クリック数も1.5倍に増えました。
これが、この事例をいちばん最初に紹介した理由です。
普通、クリックが増えたときは「順位が上がったから」と説明できてしまいます。この記事は逆です。順位は下がっているのに、クリックは増えました。 順位のおかげという説明が成り立たない以上、増えた理由は検索結果での見え方、つまりタイトルしかありません。
前章の目安と比べると、差はさらにはっきりします。
| 順位 | 実際のCTR | 順位の目安 | 目安との比 | |
|---|---|---|---|---|
| 変更前 | 2.1位 | 8.9% | 25% | 目安の3分の1 |
| 変更後 | 6.6位 | 13.0% | 3% | 目安の4倍以上 |
同じ記事が、「順位のわりにクリックされない記事」から「順位のわりにクリックされる記事」に変わりました。
なお正直に補足すると、このときの変更では「3つの目的別」と「(テンプレート付)」を同時に足しています。どちらがどれだけ効いたのかは、分けられません。
使える数字は2種類ある
| 種類 | 例 | 読者に伝わること |
|---|---|---|
| 成果の数字 | 商談化率2.5倍 / 受注率◯% | 読んだ結果、どうなれるのか |
| 分量の数字 | 12ステップ / 必須4ページ / 参考デザイン12選 | 何が、どれだけ手に入るのか |
前章で測定した弊社の10記事も、7本に数字が入っていました。
成果の数字が出せるなら、そちらのほうが強く働きます。ただし実績データがない記事のほうが多いので、その場合は分量の数字を使ってください。「解説します」を「4ステップで解説します」に変えるだけでも、伝わる情報量が変わります。
②:差別化要素を入れる
競合のタイトルに1つも入っていない言葉を、自分のタイトルに入れてください。
「【クリックさせる】読者のためのタイトルの書き方のコツ」で並べた競合タイトル一覧が、ここで効いてきます。全員が同じ言葉を使っているなかで、1本だけ違う言葉が入っていれば、そこに目が留まります。
弊社の事例:オンボーディング資料の記事

タイトル
新入社員の即戦力化に役立つオンボーディング資料の作り方と進め方
差別化要素は冒頭の「新入社員の即戦力化に役立つ」です。「オンボーディング資料の作り方」だけでは、誰のための記事なのかが分かりません。読者を名指ししました。
数字の動きが、弊社のなかでもっとも大きかった記事です。
| 時期 | 平均掲載順位 | 表示回数 | クリック率 | クリック数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月 | 11.1位 | 755 | 1.6% | 12 |
| 2026年4月 | 3.1位 | 847 | 32.7% | 277 |
| 2026年5月 | 2.3位 | 2,484 | 55.0% | 1,367 |
| 2026年7月 | 2.7位 | 1,878 | 48.0% | 902 |
2か月でクリック数が12回から1,367回になりました。
ここも正直に書きます。この記事は、タイトルだけでなく本文も全面的に作り直しています。 順位が11.1位から2.3位に上がったのは、中身を改善した効果です。
ただし注目してほしいのは、2位という順位でクリック率が48〜55%あるという点です。前章のデータでは、弊社の2位の平均クリック率は25.2%でした。平均の2倍です。 この上振れ分が、タイトルの効果だと考えています。
順位を上げたのは中身。そのうえで、同じ順位の平均の2倍のクリックを取ったのがタイトル。この2つは別の仕事です。
差別化要素の4つの型
| 型 | 何をするか | 弊社の実例 |
|---|---|---|
| 読者を名指しする | 誰のための記事かを冒頭に書く | 新入社員の即戦力化に役立つ〜 |
| 独自データを示す | 自分だけが持っている情報だと伝える | 〜【9社メディアを調査】 |
| 具体を先出しする | 結論や中身の一部をタイトルに出す | 〜と必須4ページ/「数」より「配置と自然さ」 |
| 到達点を示す | 読んだあとに何ができるかを書く | 商談につながる〜/成果につなげる〜 |
迷ったら、いちばん上の「読者を名指しする」から試してください。競合が「◯◯の作り方」としか書いていない領域では、これだけで1本だけ浮きます。
ここでも原則は同じです。記事に書いていないことを差別化要素にしないでください。
さいごに
タイトルは、記事の入り口です。ここでつまずくと、本文をどれだけ作り込んでも読まれません。
本記事の要点をまとめます。
【検索エンジンに表示させる:3つの最低条件】
| 条件 | やること |
|---|---|
| 文字数 | 読ませたい情報は前半28〜32字に収める。PCでは26字で切られることもある |
| キーワードの位置 | 対策キーワードは19字目までに言い切る。理想は1文字目 |
| 言葉のかたまり | 主題を「。」で言い切り、切られても意味が通る形にする |
【読者にクリックさせる:3ステップ】
- 対策キーワードで検索し、1ページ目のタイトルを全部並べる
- 「競合の共通項」×「自社のいちばん強いH2」で方向性を決める
- 「主題。副題」に分け、対策キーワードと売りは主題に入れる
【公開したあとにやること】
| やること | ポイント |
|---|---|
| 直す記事を選ぶ | 1〜10位でクリック率が低い記事だけ。11位以下は中身を直す |
| 数字で見つける | Search Consoleで順位別の目安と見比べる |
| 直す | 数字と差別化要素を、主題に足す |
最後に、いちばんお伝えしたいことを書きます。
タイトルは、公開直前に5分で決めるものではありません。
弊社のデータでは、書いた37字のうちPCで表示されていたのは29字でした。同じ検索1位でも、クリック率は7.3%と63.2%に分かれていました。順位が2.1位から6.6位に下がったのに、クリック数が1.5倍になった記事もありました。
どれも、本文を1文字も書き換えずに起きたことです。
1万字の本文に何日もかけたのなら、その入り口である30字にも、同じだけの時間をかける価値があります。記事を公開する前に「検索結果でどう見えるか」を必ず確認する。まずはそこから始めてみてください。
なお、本記事で使ったデータはすべて弊社が運営するオウンドメディアのものです。同じことは、みなさんのSearch Consoleを開けば今日から確認できます。
本メディアを運営する株式会社Coneでは、BtoB企業向けのSEO記事作成代行サービス「c-blog」を提供しています。キーワード選定から構成作成、執筆、公開後のリライトまで一気通貫で支援しています。オウンドメディアの成果にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

→ 記事作成代行サービスc-blog:サービスサイトへ
▼ c-blogのサービス紹介と支援の流れ、資料ダウンロード!▼


