【パワポ】グラフの編集方法。グラフ別のデザイン調整まで解説
パワーポイントでグラフを作成した後に、グラフの形状や数値を変更したい時ってありますよね。実は、既存グラフのデータは簡単に編集できます。
今回は
- グラフの基本的なデータの変更
- グラフの種類の変更
- ラベルやタイトルの表示・変更
について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
「グラフを1から作りたい」という方は下記記事をご覧ください。
パワポでの最適なグラフの選び方・作り方(作成/編集方法付き)
また、本記事の最後に棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフごとのパワポの操作方法もご紹介していますので、基本的な編集方法をご存じの方はそちらを参考にしてみてください。
パワポのグラフデータの基本的な編集方法
パワーポイントで作成するグラフの基本的な編集方法を以下の「9つのパート」にわけて解説していきます。
- グラフのデータを編集
- 縦軸と横軸の入れ替え
- 数値を昇降順に変更
- グラフの種類の変更
- グラフに軸ラベルを追加
- タイトルの追加
- 凡例の表示位置の変更
- データラベルの表示
- データラベルの表示の編集
1.グラフのデータを編集
グラフの数値の変更や削除といったデータの編集方法を解説します。
- データを編集するグラフを選択
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「Excelでデータを編集」をクリック
エクセルが起動し、グラフのデータが表示されるので、任意の数値に変更します。
パワーポイントに戻ると、スライド上のグラフにもデータの編集が反映されています。
2.縦軸と横軸の入れ替え
グラフの縦軸と横軸の項目を入れ替える方法を解説します。
- データを編集するグラフを選択
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「行/列の切り替え」をクリック
グラフの縦軸と横軸の項目が入れ替わります。
3.数値を昇降順に変更
数値を昇降順に並び替えてグラフに反映させる方法を解説します。
- データを編集するグラフを選択
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「Excelでデータを編集」をクリック
エクセルが起動し、グラフのデータが表示されます。
- 並べ替えたい系列のセルをクリック
- 「データ」タブをクリック
- 「昇順」または「降順」をクリック
今回は、「国語」の点数を「昇順」に並べ替えます。
パワーポイントに戻ると、グラフにデータの並び替えが反映されています。
4.グラフの種類の変更
データはそのままに、「棒グラフ→折れ線グラフ」のようにグラフの種類を変更する方法を解説します。
- 種類を変更するグラフを選択
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフの種類の変更」をクリック
- 変更先のグラフを選択
今回は、棒グラフを折れ線グラフに変更しています。
5.グラフに軸ラベルを追加
軸ラベルとは、グラフの縦軸や横軸が何を表しているのかを示す見出しのことです。
グラフに軸ラベルを追加する方法を解説します。
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「軸ラベル」をクリック
- 横軸を追加したい場合は「第1横軸」、縦軸を追加したい場合は「第1縦軸」をクリック
グラフに軸ラベルが追加されます。
軸ラベルの文字を変更すると、グラフの縦軸や横軸が何を表しているのか分かり、グラフの内容が理解しやすくなります。
6.タイトルの追加
グラフにタイトルを追加する方法を解説します。
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「グラフタイトル」をクリック
- 任意の表示形式をクリック
グラフにタイトルが追加されます。
7.凡例の表示位置の変更
凡例とは、どの色のグラフが何を表しているのか見分けるために必要なグラフ要素のことです。
凡例の表示位置を変更する方法を解説します。
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「凡例」をクリック
- 任意の表示形式をクリック
凡例の表示位置が変更されます。
8.データラベルの表示
データラベルとは、グラフの値や割合などを示す数値のことです。
データラベルの表示方法を解説します。
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「データラベル」をクリック
- 任意の表示形式をクリック
データラベルが表示されます。
9.データラベルの表示の編集
データラベルには、データの値だけでなく、系列名や分類名などを表示させることができます。
データラベルに系列名や分類名を表示させる方法を解説します。
- 「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「データラベル」をクリック
- 「その他データラベルオプション」をクリック
- 「ラベルの内容」から表示させる要素を選択
選択した要素がデータラベルとして表示されます。
グラフ別のデザイン調整・編集方法
基本的なグラフの編集ができれば、そのグラフをより見やすいデザインに調整しましょう。
棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフごとの編集方法を紹介します。
棒グラフのデザイン調整・編集方法
棒グラフ同士の間隔の調整
棒グラフの棒同士の間隔を調整する方法を解説します。
- 棒グラフから、適当な棒をクリック(クリックする棒はどれでもよい)
- 「書式」タブをクリック
- 「書式ウィンドウ」をクリック
- 「系列のオプション」をクリック
- 「要素の間隔」の数値を変更
棒グラフ同士の間隔が調整されます。
折れ線グラフのデザイン調整・編集方法
折れ線グラフは「線の太さ」と「マーカー表示」でデザインの調整をします。
折れ線グラフの線の太さの調整
折れ線グラフの線の太さを調整する方法を解説します。
- 太さを調整したい折れ線をクリック
- 「書式」タブをクリック
- 「書式ウィンドウ」をクリック
- 「塗りつぶし」のアイコンをクリック
- 「線」をクリック
- 「幅」の数値を変更
選択した折れ線の太さが調整されます。
マーカーの表示
マーカーとは、折れ線グラフ内のデータの値を示すグラフの構成要素のことです。
以下のキャプチャの四角形で囲まれている部分がマーカーです。
折れ線グラフにマーカーを表示させる方法を解説します。
- マーカーを表示させたい折れ線をクリック
- 「書式」タブをクリック
- 「書式ウィンドウ」をクリック
- 「塗りつぶし」のアイコンをクリック
- 「マーカー」をクリック
- 「マーカーのオプション」をクリック
- 「組み込み」を選択
- マーカーの種類とサイズを設定
折れ線グラフにマーカーが表示されます。
円グラフのデザイン調整・編集方法
円グラフは「円グラフの一部の切り離し」と「パーセンテージの表示」をしましょう。
円グラフの一部切り離し
特定の項目だけを円グラフから切り離し、データを目立たせる方法を解説します。
まず、切り離したいデータを2回クリックします。(ダブルクリックではなく、2回クリックする)
二度クリックすると、クリックしたデータのみが選択された状態になります。
選択したデータをドラッグすると、円グラフから切り離すことができます。
パーセンテージの表示
円グラフに各データのパーセンテージを表示する方法を解説します。
- 円グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブをクリック
- 「グラフ要素を追加」をクリック
- 「データラベル」をクリック
- 「その他データラベルオプション」をクリック
- 「ラベルオプション」をクリック
- 「パーセンテージ」を選択
- 「ラベルの位置」からパーセンテージの数値を表示させる位置を選択
円グラフに各データのパーセンテージが表示されます。
まとめ
パワーポイントのグラフの編集方法について解説しました。
まずは、データを編集してグラフを完成させてから、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフごとにデザインの調整をしましょう。
どのグラフも間隔や値を調整するだけで、ぐっと見やすくなりますので、ぜひ参考にしてください。