デジタルカタログ作成ツール13選比較。電子カタログの費用相場と選び方を解説

「紙カタログをデジタル化したいが、どのツールを選べばいいかわからない」

デジタルカタログ作成ツールを探すとき、この一言に集約されます。ツールによって「無料で使えるもの」「制作までまとめて任せられるもの」「マーケ機能が豊富なもの」「BtoBの基幹システムと連携できるもの」と性格がまったく違うためです。

結論から言うと、選定は「自社で作るか、作ってもらうか」を先に決めることから始まります。ここが決まれば候補は3分の1に絞れます。

  • 自社でPDFをアップして作りたい → 無料・低価格スタート型
  • デザインから作ってもらいたい → 制作代行・ページ単価型
  • 閲覧データを営業・マーケに使いたい → マーケ・分析重視型
  • 商品DB連携や代理店向け限定公開が必要 → BtoB・基幹連携型

本記事では、実績と機能性で13ツールを厳選し、料金・分析機能・外部連携・セキュリティの4軸で比較しました。8問の診断ツールで自社に合うタイプがわかります。

そもそもデジタルカタログ作成ツールとは?

デジタルカタログ作成ツールは、印刷用に作成したPDFや画像をアップロードするだけで、PC・スマートフォン・タブレットから閲覧できるデジタルカタログ(電子ブック)を作れるクラウドサービスです。HTML5などの技術により、紙のページをめくるようなエフェクトや動画・音声・外部リンクの埋め込みが可能になります。

紙カタログと異なり、物理的な配布が不要でURLを共有するだけで顧客にカタログを届けられるため、印刷コスト・改訂コスト・配送コストを大幅に削減できます。

紙カタログとの違い・導入メリット

紙カタログとデジタルカタログを比べると、コスト・更新性・データ活用の3点で大きな違いがあります。

比較項目紙カタログデジタルカタログ
制作・配送コスト印刷費・送料が継続発生初期作成後は配信無料
更新性改訂のたびに再印刷内容を差し替えるだけで即反映
閲覧データ閲覧状況は把握できないページごとの閲覧数・滞在時間を計測
配布の手間営業担当が持参・郵送が必要URLを送るだけで共有可能
動画・リンク等静的な情報のみ動画・音声・外部リンクを埋め込める

電子カタログ・電子ブック・デジタルブックとの違い

ツールを探していると、同じものを指す言葉が複数出てきて混乱しがちです。結論から言うと、これらはほぼ同義で、明確な使い分けの決まりはありません。

呼称主に指すもの使われやすい場面
デジタルカタログ商品カタログをデジタル化したもの製造業・卸・小売の商品紹介
電子カタログ同上。「電子」は官公庁・製造業で好まれる表記入札資料・技術カタログ
電子ブックカタログに限らず書籍・冊子全般社内報・広報誌・マニュアル
デジタルブック電子ブックとほぼ同義。ツール名に多いサービス名称として

サービス名に「デジタルブック」と付いていても商品カタログに使えますし、「電子カタログ」を掲げるツールで社内報を作ることもできます。呼称で候補を絞らず、対応機能と料金で比較してください。本記事でも「デジタルカタログ」を主語に、電子カタログ・電子ブック・デジタルブックは同じものとして扱います。

デジタルカタログ作成ツールでできる主な機能

まず、ツール選定で判断材料になる主な機能を整理します。

機能名説明
PDFアップロード・自動変換既存の印刷用PDFをドラッグ&ドロップでアップロードするだけでデジタルカタログ化。専門知識不要。
ページめくりエフェクトHTML5による紙のページをめくるような視覚効果。閲覧体験を紙に近づける。
全文検索カタログ内のテキスト情報を自動抽出し、キーワードで瞬時に該当ページを表示。
動画・音声・外部リンク埋め込み各ページに動画や音声、外部URLを挿入可能。商品理解やCV誘導に活用。
効果測定・閲覧ログページ別の閲覧数・滞在時間・クリック数を可視化。ヒートマップ対応のツールも。
商品DB・ECシステム連携商品マスタや在庫・価格情報を自動反映。BtoB・大量SKUに有効。
限定公開・アクセス制限ID/パスワード・IPアドレスでの公開範囲制御。代理店・取引先向けに有効。
ダウンロード・印刷制御PDF化や印刷の可否を設定可能。著作権・情報統制に活用。
MA・フォーム連携問い合わせフォームや資料DLフォームと連携し、リード獲得につなげる。
アプリ・オフライン閲覧専用アプリで通信環境のない場所でも閲覧可能。展示会・出張営業に有効。

このうちすべてのツールに標準搭載されているのは、上から4つまでです。効果測定より下の機能はツールによって有無が分かれるため、ここが実質的な比較軸になります。

デジタルカタログ作成ツールの費用相場

デジタルカタログ作成ツールの費用は、無料・月額制・制作代行込みの3つの形態に分かれます。ボリュームや機能要件によって月額数百円〜10万円超までと幅が広いため、自社の運用規模を踏まえて選びましょう。

プラン費用相場概要
無料プラン0円機能・容量・冊数に制限あり。お試しや小規模利用向け。
月額制(標準プラン)月額1万〜5万円程度中小規模カタログ向け。分析・カスタマイズ機能を備える。
月額制(上位プラン)月額10万円以上API連携・高度な分析・MA連携など本格運用向け。
制作代行込みプラン1冊3千円〜数万円+ページ単価デザインからカタログ作成まで一括依頼。社内リソース不足向け。

無料プラン

無料でデジタルカタログを作れるツールも複数あります。「とりあえずPDFをカタログ形式で公開してみたい」という小規模ニーズに向きます。

ただし無料プランは冊数・ページ数・容量に制限があり、ヒートマップやMA連携といった高度な機能は使えないケースがほとんどです。商用利用やマーケ施策に活用するなら、有料プランへのアップグレード前提で検討しましょう。

月額制プラン

最も一般的なのが月額制プランです。月額1万円〜5万円が中堅企業の標準価格帯で、分析機能・カスタマイズ・サポート体制を備えています。

たとえばmeclibは月額10,000円〜、SimplePageは月額9,800円〜が目安です。月10万円を超える上位プランでは、API連携やPIM(商品情報管理)連携、専任サポートなど本格的なBtoB運用向けの機能が利用できます。

制作代行込みのプラン

カタログのデザイン制作からデジタル化までを一括で依頼できる代行プランもあります。ページ単価は1ページあたり200円〜2,000円が相場で、基本料金3,000円前後+ページ単価という体系が一般的です。たとえば20ページのカタログなら、基本料金3,000円+200円×20ページ=7,000円程度から作成できます。

社内にデザイナーやマーケ担当が不在で、「ツール選定からカタログ制作までまとめて任せたい」という企業に向いています。月額費用がかからないため、年に1〜2回しか改訂しないカタログではこちらのほうが安く収まるケースも多くあります。

デジタルカタログ作成ツールを選ぶ際の4つの比較ポイント

ツールはどれも同じではありません。導入後に「思ったように使えない」となりやすいのは、次の4点の確認漏れです。

  • 機能の充実度
  • 効果測定・分析機能
  • 外部システム連携性
  • 料金体系とサポート体制

機能の充実度

まず最初に確認したいのが、自社の運用で必要な機能が標準搭載されているかです。デジタルカタログ作成ツールは「PDFをアップして公開するだけ」のシンプルなものから、動画・3D・全文検索・カスタムDBまで搭載した高機能なものまで幅があります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 動画・音声・外部リンクの埋め込みに対応しているか
  • 全文検索・目次・付箋などの閲覧支援機能があるか
  • デザインカスタマイズの範囲はどこまで自由か

効果測定・分析機能

紙カタログから乗り換える最大のメリットは、閲覧データを取得して改善サイクルに乗せられることです。どのページが紙カタログから乗り換える最大のメリットは、閲覧データを取得して改善サイクルに乗せられることです。どのページがよく見られているか、どこで離脱しているかを把握できれば、コンテンツ改善や営業トークの改良につなげられます。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • ページ別の閲覧数・滞在時間が取得できるか
  • ヒートマップやクリック分析機能があるか
  • 外部分析ツール(Google Analytics等)と連携できるか

外部システム連携性

デジタルカタログを単独で運用するのではなく、ECサイト・商品DB・MA・営業支援ツールと連携させることで効果が大きく変わります。たとえば商品DBと連動していれば、価格や在庫の改訂時にカタログを手動で差し替える必要がなくなります。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 商品DBやPIMと連携して最新情報を自動反映できるか
  • ECサイト・MA・問い合わせフォームと連携できるか
  • API公開や独自開発でのカスタム連携が可能か

料金体系とサポート体制

料金体系は「初期費用+月額」のシンプルなものから、「ページ数・冊数・容量で従量課金されるもの」までさまざまです。導入時の初期費用だけでなく、運用後にかかる継続コストまで含めて試算する必要があります。

また、デジタルカタログは導入してから「思ったように使いこなせない」というつまずきも多いため、導入時の設定支援・操作レクチャー・運用相談がついているかを必ず確認しましょう。

確認すべきポイントは次の3つです。

  • 初期費用・月額費用・追加料金(容量・冊数追加)の体系
  • 無料トライアルやフリープランの有無
  • 導入支援・電話/チャットサポート・運用代行の範囲

デジタルカタログ作成ツールの選び方

デジタルカタログ作成ツールは、運用規模・予算・活用目的によって適したタイプが大きく異なります。ここでは4つのタイプに分類し、特徴と向いている企業を紹介します。

  1. 無料・低価格スタート型 | 自社で作って小さく試したい場合
  2. 制作代行・ページ単価型 | デザインから作ってもらいたい場合
  3. マーケ・分析重視型 | 効果測定でリード獲得・営業強化したい場合
  4. BtoB・基幹連携型 | 大量商品DBや代理店向け限定公開を運用したい場合

まずは、以下の診断ツールで自社に合うタイプを確認してみてください。

0 / 8 回答済み

Q1 / 制作体制

カタログのデータ(PDFやデザイン)は、自社で用意できますか?

Q2 / 更新頻度

カタログの改訂はどのくらいの頻度で発生しますか?

Q3 / 閲覧データの活用

閲覧データ(誰がどのページを見たか)を使う予定はありますか?

Q4 / 商品点数

カタログに掲載する商品点数はどのくらいですか?

Q5 / 公開範囲

カタログの公開範囲について、どちらに近いですか?

Q6 / 予算感

費用のかけ方はどちらに近いですか?

Q7 / 社内リソース

カタログの運用を担当できる人は社内にいますか?

Q8 / 他システムとの連携

ECサイトや基幹システムとの連携は必要ですか?

あなたにおすすめのタイプが決まりました

このタイプで解決できること

    このタイプのサービスを見る →

    1. 無料・低価格スタート型 | 自社で作って小さく試したい場合導入したい場合

    PDFをアップロードするだけで手軽にデジタルカタログ化できるタイプです。無料または月額1万円以下で利用でき、まずスモールスタートで試したい企業に向いています。

    機能をシンプルに絞っている分、操作が直感的で導入後すぐに運用を開始できます。一方で分析機能や外部連携は限定的なため、本格的なマーケ活用には上位プランへの切り替えやツール変更が必要になる場合があります。

    このタイプに向いている企業は以下になります。

    • まずは小規模なカタログでデジタル化を試したい
    • 予算をかけずに紙の代替手段を試験導入したい
    • PDFの用意と更新を自社で完結できる

    このタイプのデジタルカタログ作成ツールを見る⇩

    2. 制作代行・ページ単価型 | デザインから作ってもらいたい場合

    カタログのデザイン制作からデジタル化までを一括で任せられるタイプです。月額費用ではなく「基本料金+ページ単価」で課金されるため、更新頻度が低いカタログではもっとも安く収まります。

    印刷会社が母体のサービスが多く、紙の印刷とデジタル化をセットで依頼できるのも特徴です。社内にデザイナーやWeb担当者がいない企業でも、PDFすら用意せずに相談できます。ただし月額型と違って改訂のたびに費用が発生するため、頻繁に更新するカタログには向きません。

    このタイプに向いている企業は以下になります。

    • デザインから作ってもらいたい。社内に制作リソースがない
    • 年1〜2回しか改訂しないので月額は払いたくない
    • 紙の印刷とデジタル化をまとめて依頼したい

    このタイプのデジタルカタログ作成ツールを見る⇩

    3. マーケ・分析重視型 | 効果測定でリード獲得・営業強化したい場合

    閲覧ログ・ヒートマップ・MA連携などを通じて、カタログをマーケ・営業の起点として活用できるタイプです。リード獲得や商談強化を目的として、データに基づくPDCAを回したい企業に向いています。

    誰がどのページを長く見たか、どの商品にクリックが集まっているかといったデータを取得し、コンテンツ改善や営業活動の優先順位付けに活かせます。マーケティングオートメーション(MA)と連携して、カタログ閲覧から問い合わせまでの導線をつなぐ運用も可能です。

    このタイプに向いている企業は以下になります。

    • カタログ閲覧データを分析してマーケ・営業改善につなげたい
    • 問い合わせフォームやMAと連動させてリード獲得したい
    • 紙では難しかったコンテンツの効果測定をしたい

    このタイプのデジタルカタログ作成ツールを見る⇩

    4. BtoB・基幹連携型 | 大量商品DBや代理店向け限定公開を運用したい場合

    商品DBや在庫・価格マスタと連携し、大量SKU・複数代理店向けのカタログを統合管理できるタイプです。製造業・卸・商社など、商品点数が多くカタログの更新頻度も高い企業に向いています。

    IDパスワード・IPアドレスでの限定公開、商品DBとの連動、独自開発によるカスタム連携など、企業の基幹システムを含む運用に組み込めるのが特徴です。商談・代理店向けに公開範囲を制御しながら、最新情報を反映した精度の高いカタログを維持できます。

    このタイプに向いている企業は以下になります。

    • 商品点数が数千〜数万点規模で、改訂頻度も高い
    • 代理店・取引先向けに限定公開や閲覧制限をかけたい
    • 商品マスタ・ECシステムと一体運用したい

    このタイプのデジタルカタログ作成ツールを見る⇩

    デジタルカタログ作成ツールおすすめ13選 一覧比較表

    以下は、本記事で紹介するデジタルカタログ作成ツールの一覧比較表です。

    サービス名 詳細 料金 タイプ 備考
    adjustbook
    無料
    無料・低価格スタート型
    無料で1アカウント100冊まで作成可能なJavaScript製ツール
    クイックブック(QuickBook)
    月額5,000円〜
    無料・低価格スタート型
    月額・買い切りを選べる柔軟な料金体系の国産サービス
    かんたんデジブック
    3,300円 / 冊
    制作代行・ページ単価型
    KPRが提供する初心者向けの簡単操作デジブック
    デジタルカタログ.jp
    ページ単価1,500円以下
    制作代行・ページ単価型
    制作代行の導入実績1,500社以上。HTML5で1秒起動
    デジサク
    基本3,000円+200円/ページ
    制作代行・ページ単価型
    納品7,200件超。チラシ2ページ3,740円から作成できる
    デジタルネットプレス
    5,000円/冊(10ページ以下)
    制作代行・ページ単価型
    月額なしのページ課金制。GA4連携を有料オプションで追加可能
    ActiBook
    要問い合わせ
    マーケ・分析重視型
    フリープランあり、Cloud CIRCUSのMAと連動可能
    ebook5
    月額880円〜
    マーケ・分析重視型
    低価格ながら全文検索・ヒートマップを搭載
    FLIPPER U2
    259円〜 / ページ
    マーケ・分析重視型
    直感操作・eラーニング統合、Mac版もリリース
    おりこうブログ デジタルブック
    要問い合わせ
    マーケ・分析重視型
    ホームページ作成サービスと一体運用が可能
    meclib
    月額10,000円〜
    BtoB・基幹連携型
    モリサワ提供、カスタムDB・IP制限・専用アプリ対応
    SimplePage
    月額9,800円〜
    BtoB・基幹連携型
    AI機能・Web×紙融合の次世代型販促プラットフォーム
    WonderLine BookSlider
    要問い合わせ
    BtoB・基幹連携型
    大量SKO対応とEC連携。制作から運用まで一括代行

    【無料・低価格スタート型】のデジタルカタログ作成ツール

    無料・低価格スタート型のデジタルカタログ作成ツールは次の2つです。

    adjustbook

    引用:adjustbook

    adjustbookは、株式会社インフォディアスが提供する無料のJavaScript製デジタルブック・デジタルカタログ作成サービスです。PDFをアップロードするだけで、ページめくりに対応したデジタルカタログを作成でき、1アカウントあたり最大100冊まで管理できます。

    最大の特徴は完全無料で利用できる点と、作成したデジタルブックを購入すれば自社サイトに直接設置できる点の2つです。adjustbook.com上で公開・ホスティングしてもらう運用も、HTML・JavaScriptファイルを購入して自社サーバー上に配置する運用も選べる柔軟性があります。自社サイトに静的ファイルとして埋め込めば、インターネット接続がなくても画像ベースのカタログを表示できます。

    効果測定・分析機能基本機能のみ。詳細分析は限定的
    外部連携自社サイトへの埋め込みに対応
    セキュリティ・権限限定公開・パスワード設定に対応
    料金目安無料(1アカウント100冊まで)

    QuickBook

    引用:QuickBook

    クイックブックは、月額プランと買い切りプランを選べる柔軟な料金体系が特徴の国産デジタルブック作成サービスです。PDFや画像をアップロードするだけで、ページめくりエフェクト付きのデジタルブックを作成できます。

    最大の特徴は、運用スタイルに応じて3つのプランから選べる点です。仕上がりを確認するための「サンプル作成(無料)」、サーバー管理不要の「弊社サーバー公開プラン(月額5,000円〜)」、HTMLソースを納品してもらえる「お客様サーバー公開プラン(買い切り10,000円〜/冊)」の3階層が用意されています。自社サーバーへの設置代行やオーダーメイドのデザインカスタマイズにも対応しています。

    効果測定・分析機能基本機能のみ。本格的な分析は限定的
    外部連携自社サーバー公開・独自ドメイン対応
    セキュリティ・権限自社サーバー運用・社内限定公開に対応
    料金目安月額5,000円〜(無料サンプル作成あり)

    【制作代行・ページ単価型】のデジタルカタログ作成ツール

    制作代行・ページ単価型のデジタルカタログ作成ツールは次の4つです。月額費用がかからず、1冊ごとの都度払いで利用できます。

    かんたんデジブック

    引用:かんたんデジブック

    かんたんデジブックは、印刷会社のKPRが提供する操作性重視のデジタルカタログ作成サービスです。専門知識不要で、PDFを登録するだけで紙をめくる感覚に近いデジタルカタログを公開できます。

    紙カタログの印刷・制作とセットで依頼できるため、印刷会社ならではのデザインクオリティと、デジタル化までを一気通貫で任せられる点が大きな特徴です。コーポレートサイトの一画にデジタルカタログを設置するなど、社内に専任のWeb担当者がいない企業でも導入しやすい体制を整えています。

    効果測定・分析機能基本的なアクセス計測に対応
    外部連携既存サイトへの埋め込みに対応
    セキュリティ・権限限定公開・パスワード設定に対応
    料金目安制作基本料金3,300円 / 冊 + ページ料金220円 / ページ

    デジタルカタログ.jp

    引用:デジタルカタログ.jp

    デジタルカタログ.jpは、株式会社デジタルベリーが提供するHTML5対応の電子カタログ作成サービスです。制作代行の導入実績が1,500社以上あり、カタログのスキャン・データ化から公開までをまとめて依頼できます。

    特徴は「1秒で高速起動」を掲げる表示速度と、必要な機能だけをオプションで追加できる構成です。リンク設定、ツリー式INDEX、オリジナルデザイン、商品・全文検索、外国語版スキャン、音声・動画挿入、カタログスタンドなどを個別に選べるため、シンプルな構成なら費用を抑えたまま公開できます。

    分析・マーケティング機能は同社の別サービス「maBook」に分かれているため、閲覧データの活用まで見据える場合はそちらの検討も必要です。まずは既存カタログを確実にデジタル化したい企業に向いています。

    効果測定・分析機能本体では提供なし(別サービス「maBook」で対応)
    外部連携SNS共有・バナー設置などをオプションで追加
    セキュリティ・権限要問い合わせ
    料金目安ページ単価1,500円以下

    デジサク

    引用:デジサク

    デジサクは、株式会社FCRが提供するデジタルブック作成サービスです。サービス開始から16年、納品件数7,200件超の実績を持ち、基本料金3,000円+1ページ200円という明快な料金体系を公式サイトに明記しています。

    料金がわかりやすいのが最大の利点で、たとえばチラシ(表裏2ページ)なら3,740円(税込)から作成できます。Webサイトへの埋め込みURLを取得できるほか、GoogleやYahoo!の検索エンジンに自動でインデックスされるため、デジタルカタログ自体を検索経由の流入導線として使えます。

    分析機能やセキュリティ機能の記載はないため、閲覧データの活用や限定公開が要件に入る場合は他タイプを検討してください。少ないページ数のチラシ・パンフレットを安く公開したい企業に向いています。

    効果測定・分析機能要問い合わせ
    外部連携Webサイトへの埋め込みURL取得に対応。検索エンジンへ自動インデックス
    セキュリティ・権限要問い合わせ
    料金目安基本料金3,000円 + 200円 / ページ(チラシ2ページで3,740円〜)

    デジタルネットプレス

    引用:デジタルネットプレス

    デジタルネットプレスは、デジタル総合印刷株式会社が提供するページ課金制のデジタルカタログ作成サービスです。月額費用・基本料金がかからず、ページ数に応じた段階単価で利用できます。サービス開始から16年、5,000冊以上の納品実績があります。

    料金は10ページ以下で5,000円(税込5,500円)/1ブック、11〜300ページで500円(税込550円)/1ページ、301〜500ページで350円(税込385円)/1ページ、501ページ以上で250円(税込275円)/1ページ。ページ数が多いほど単価が下がるため、分厚い総合カタログでコストを抑えやすい設計です。

    有料オプションでGoogle Analytics 4を使ったログ解析、全文テキスト検索、多言語UI(日/英/中)、オフライン閲覧、音声・動画リンクを追加できます。制作代行型でありながら分析ニーズにも一部対応できる中間的なポジションです。

    効果測定・分析機能Google Analytics 4を使用したログ解析(有料オプション)
    外部連携ロゴからのURLリンク、ページ内URLリンク追加
    セキュリティ・権限記載なし
    料金目安10ページ以下5,000円/ブック
    11〜300ページ500円/ページ
    501ページ以上250円/ページ

    【マーケ・分析重視型】のデジタルカタログ作成ツール

    マーケ・分析重視型のデジタルカタログ作成ツールは次の4つです。

    ActiBook

    引用:ActiBook

    ActiBookは、国内2万社以上の導入実績とサービス継続率99.3%を誇る電子ブック・デジタルカタログ作成ツールです。製造業・金融・IT・不動産・印刷など60以上の業界で活用されており、業界横断的に高い評価を得ています。

    最大の特徴は、フリープランが期間制限なく無料で使える点と、Cloud CIRCUSのMA・CMS・CRMといったマーケティング製品群と連携できる点の2つです。ページ別の閲覧数・リンククリック数・検索ワードといったログを取得できるほか、ダウンロードフォーム・ログインフォーム・プッシュ通知などリード獲得機能も豊富に揃っています。

    紙カタログをPDF化するだけで、マーケティングオートメーションと連動した本格的なBtoBリード獲得施策に組み込める拡張性の高さが、多くの企業に選ばれる理由です。

    効果測定・分析機能ページ別閲覧ログ・クリック解析・検索ワード取得
    外部連携Cloud CIRCUSのMA・CMS・CRMと連携
    セキュリティ・権限ログインフォーム・限定公開に対応
    料金目安フリープラン(無期限・無料)/有料プランは要問い合わせ

    ebook5

    引用:ebook5

    ebook5は、低価格とヒートマップ・全文検索などの分析機能を両立したクラウド型デジタルカタログサービスです。初期費用・解約料が不要で、年間契約では2カ月分お得な「年割」も用意されています。

    特徴的なのは、PDF内のテキスト情報を自動抽出して全文検索に対応している点と、ページのどこに注目が集まっているかを可視化できるヒートマップ機能です。閲覧数・滞在率・拡大率といったデータをPC・モバイル別に取得でき、低価格ながらマーケ分析に十分な機能を備えています。

    小規模ながらも分析機能を重視したい中小企業や、まずはミニマムプランで試して運用が定着したら上位プランへ、というステップアップ運用に向いたツールです。

    効果測定・分析機能ヒートマップ・全文検索・PC/モバイル別分析
    外部連携サイト埋め込み・Google Analytics連携に対応
    セキュリティ・権限パスワード保護・限定公開に対応
    料金目安月額880円〜(無料トライアルあり)

    FLIPPER U2

    引用:FLIPPER U2

    FLIPPER U2は、ロゴスウェアが提供するHTML5対応のデジタルブック・デジタルカタログ作成ソフトで、直感操作と高い完成度を両立しています。マニュアルを読み込まなくても感覚的に操作でき、制作時間の短縮と作業効率の向上に重点を置いて設計されています。

    eラーニング・テストコンテンツ作成製品とも統合運用が可能で、カタログと研修コンテンツを同じプラットフォームで提供したい企業にとってメリットが大きいツールです。シェアボタンから取得した埋め込みコードを使えば、ブログやWebページに簡単に組み込めます。

    2025年7月にMac版がリリースされ、全機能を30日間無料で試せるトライアルも提供されています。社内に複数OSが混在する企業でも環境を選ばず導入できる柔軟性が魅力です。

    効果測定・分析機能基本的なアクセス計測に対応
    外部連携サイト埋め込み・eラーニング製品と統合
    セキュリティ・権限限定公開・閲覧制限に対応
    料金目安プリペイド制259円〜/ページ 従量課金制600円〜 月額制9,400円〜

    おりこうブログ デジタルブック

    引用:おりこうブログ デジタルブック

    おりこうブログ デジタルブックは、ホームページ作成サービス「おりこうブログ」と一体運用できるデジタルカタログ機能です。ホームページ更新の延長線でデジタルカタログを公開できるため、サイト運用とカタログ運用の担当者を分けずに一元管理できます。

    ホームページ上に商品カタログをきれいに埋め込めるほか、サイトのアクセス解析・問い合わせフォーム・SEO対策と連動した運用が可能な点が強みです。中小企業の販促活動を一気通貫で支援するパッケージとなっており、Web担当者が一人しかいない企業でも無理なく運用を始められます。

    ホームページとデジタルカタログを別々のサービスで運用する管理負荷を感じている企業や、Webマーケティング全般を一つの管理画面で完結させたい企業に向いています。

    効果測定・分析機能ホームページのアクセス解析と統合
    外部連携おりこうブログのCMS・フォームと一体運用
    セキュリティ・権限公開範囲設定・限定公開に対応
    料金目安要問い合わせ

    【BtoB・基幹連携型】のデジタルカタログ作成ツール

    BtoB・基幹連携型のデジタルカタログ作成ツールは次の3つです。

    meclib

    引用:meclib

    meclibは、フォントメーカーとして知られる株式会社モリサワが提供する、デジタルブック・電子カタログ作成クラウドサービスです。PDFを登録するだけで専門知識不要にデジタルブックを作成でき、動画・音声・YouTube・GIFアニメーション・パノラマ画像・Googleマップなど多彩なコンテンツを設定可能です。

    最大の特徴は、カスタムデータベース機能で企業の商品マスタを取り込み、品番・商品名検索や商品リストの呼び出しがカタログ内で完結できる点です。さらに、IPアドレス制限・部署単位の閲覧権限・管理者と公開ユーザーの権限分離など、BtoB運用に必須のセキュリティ機能も標準装備しています。

    専用アプリ「meclib 2」を使えば、通信環境がない場所でもタブレット端末からカタログを閲覧できるため、展示会・出張営業・代理店説明会など現場活用の幅も広いツールです。

    効果測定・分析機能アクセスログ・閲覧データ分析に対応
    外部連携カスタムDB・商品マスタ連携、Googleマップ・YouTube埋め込み
    セキュリティ・権限IP制限・限定公開・部署別権限管理
    料金目安月額10,000円〜

    SimplePage

    引用:SimplePage

    SimplePageは、カタログの俯瞰性とWebの情報量・更新性を融合させた、次世代型の販促プラットフォームです。SKUの制約なしに商品情報や価格をリアルタイムで変更でき、ユーザーの興味に応じてカスタマイズされた商品表示・チャットボットによる購買サポートまでカバーします。

    AI機能を活用することで、ユーザーの行動データから自動的にレコメンドや見せ方を最適化できるのが大きな強みです。紙カタログのような一覧性を保ちながら、ECサイトの強みである情報量・更新頻度・パーソナライズを実現できるため、従来のデジタルカタログとは一線を画す位置づけとなっています。

    紙カタログ・デジタルカタログ・EC・Webサイトをバラバラに運用していて、情報の不一致や更新負荷に困っているBtoB企業の販促DXに向いたツールです。

    効果測定・分析機能AIによる行動分析・パーソナライズレコメンド
    外部連携商品DB・EC・チャットボットと連携
    セキュリティ・権限限定公開・閲覧制限に対応
    料金目安月額9,800円〜

    WonderLine BookSlider

    引用:WonderLine BookSlider

    WonderLine BookSliderは、大量SKU対応とEC連携に強みを持つBtoB向けデジタルカタログサービスです。製造業・卸売業など商品点数が膨大な企業向けに、商品DB連携・カタログの自動更新・EC導線整備までを一括で支援します。

    ツール提供だけでなく、カタログのデザイン制作からデジタル化、運用まで一気通貫で代行できる体制を持っているため、社内に専任のマーケ担当がいない企業でも本格的な販促DXに踏み出せます。営業現場でカタログをそのまま見積もり・受発注へつなげる導線設計にも対応しています。

    「紙カタログの改訂負荷を下げつつ、ECや受発注システムと連携した販売チャネルを構築したい」というBtoB企業の販促・営業のデジタル化を加速させるサービスです。

    効果測定・分析機能アクセスログ・閲覧データの分析に対応
    外部連携商品DB・EC・受発注システムと連携
    セキュリティ・権限限定公開・代理店向けアクセス管理に対応
    料金目安要問い合わせ

    デジタルカタログ作成ツールのよくある質問(FAQ)

    最後に、デジタルカタログ作成ツールについてよくある質問をまとめました。

    Q1. 無料ツールと有料ツールで何が違う?

    無料ツールは「PDFをアップロードしてWeb上で閲覧できるようにする」基本機能を提供し、有料ツールは閲覧ログ・ヒートマップ・MA連携・商品DB連動などのマーケ機能や、IP制限・限定公開などのBtoB運用機能を備えています。

    小規模利用や試験導入であれば無料ツールで十分ですが、マーケや営業の起点としてカタログを活用する場合は有料プランの導入が前提となります。月額880円から始められるツールもあるため、まずは低価格プランで運用イメージを掴み、必要に応じてアップグレードする進め方が現実的です。

    Q2. 電子カタログ・電子ブック・デジタルブックと何が違う?

    ほぼ同義で、明確な使い分けの決まりはありません。「デジタルカタログ」は商品カタログを、「電子ブック」「デジタルブック」は書籍・冊子全般を指すことが多いという傾向はありますが、機能面での違いではありません。サービス名に「デジタルブック」と付いていても商品カタログに使えます。呼称ではなく、対応機能と料金体系で比較してください。

    Q3. PDFがあればすぐにデジタルカタログを作れる?

    ほとんどのツールはPDFをドラッグ&ドロップでアップロードするだけでデジタルカタログを生成できます。

    ただし、PDFの解像度や文字埋め込み設定によっては、全文検索やリンク埋め込みが正しく動作しない場合があります。Web表示を前提に、画像は適切に圧縮し、文字情報は埋め込みフォントで保存しておくとトラブルが起きにくくなります。不安な場合は無料トライアルでテスト用PDFを実際にアップロードして見え方を確認してから本契約することをおすすめします。

    Q4. PDFがない場合はどうすればいい?

    デザインデータや紙のカタログしかない場合は、制作代行・ページ単価型のサービスを選んでください。紙カタログのスキャン・データ化から公開までをまとめて依頼できます。基本料金3,000円前後+1ページ200〜550円が相場で、20ページのカタログなら7,000円〜1万円強で作成できます。

    Q5. スマホやタブレットからもきれいに見られる?

    最近のデジタルカタログ作成ツールはHTML5ベースで開発されているため、PC・スマートフォン・タブレットいずれの端末からも、レスポンシブに最適化された表示が可能です。

    加えて、meclibの「meclib 2」のような専用アプリを提供しているツールでは、通信環境がない場所でもオフラインでカタログを閲覧できるため、展示会・出張営業・代理店説明会など現場での活用にも向いています。

    Q6. 紙カタログをデジタル化することで、どんな効果がある?

    主な効果は、印刷・配送コストの削減、改訂スピードの向上、閲覧データの可視化、営業現場での即時提示の4点です。

    特にBtoBでは、紙カタログを営業担当が常に持ち歩く負担や、改訂のたびに在庫を破棄する無駄が大きな課題でした。デジタル化することで、URL共有での即時提示、改訂時の即時反映、閲覧ログを元にした営業フォローの優先順位付けまで一気に変わります。

    Q7. 月額制と1冊ごとの都度払い、どちらが安い?

    改訂頻度で決まります。年に数回以上更新するなら月額制、年1回程度なら都度払いのほうが安く収まります。たとえば20ページのカタログを都度払いで作ると7,000円程度ですが、月額880円のプランなら年間10,560円。更新が年1回なら都度払い、年3回以上なら月額制が有利です。

    Q8. セキュリティ面で気をつけることは?

    代理店向け・取引先向けに限定公開する場合は、IPアドレス制限・ID/パスワード認証・閲覧期限設定などのセキュリティ機能を必ず確認しましょう。

    また、ダウンロード可否・印刷可否・スクリーンショット制御といった機能の有無も、機密性の高いカタログを扱う場合は重要な判断基準となります。meclibのような企業向けツールであれば、こうしたBtoB運用に必要なセキュリティ機能が標準装備されています。

    まとめ

    本記事では、デジタルカタログ作成ツールの選び方と比較ポイント、おすすめ13ツールを紹介しました。

    まずは「自社で作るか、作ってもらうか」を決めることから始めてください。そのうえで、以下の4タイプから自社に合うものを選びます。

    タイプ向いている企業
    無料・低価格スタート型PDFアップだけで手軽にデジタル化。小規模・試験導入向き
    制作代行・ページ単価型デザインから任せたい。更新頻度が低く月額を払いたくない場合向き
    マーケ・分析重視型閲覧ログ・ヒートマップ・MA連携でリード獲得・営業強化向き
    BtoB・基幹連携型商品DB連携・限定公開・大量SKU対応で本格BtoB運用向き

    タイプを決めたあとは、機能の充実度・効果測定機能・外部システム連携性・料金体系とサポート体制の4点で絞り込みます。

    まだ診断ツールを試していない方は、「デジタルカタログ作成ツールの選び方」セクションの診断から確認してみてください。

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